JP3723409B2 - 波長選択素子およびそれを用いた表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、波長選択素子およびそれを用いた表示装置に関し、特に、特定の波長域の光を選択的に除去するノッチフィルタおよびそれを用いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
大画面用の表示装置として、投影型画像表示装置(以下、「プロジェクタ」と呼ぶ。)がある。プロジェクタは、光源から出射され、画像表示素子で変調された光を投影レンズを用いて、スクリーンに拡大投影することによって表示を行う。
【0003】
画像表示素子として透過型画像表示素子を用いる透過型プロジェクタ(図11および図12)と、画像表示素子として反射型画像表示素子を用いる反射型プロジェクタ(図13および図14)が知られている。
【0004】
図11に示した従来の透過型プロジェクタの構造を説明する。
【0005】
光源121から直接、またはリフレクタを介して出射された光は、青色光を透過し、緑色光と赤色光とを反射するダイクロイックミラー122と、緑色光を反射し赤色光を透過するダイクロイックミラー123および全反射ミラー127とによって、赤、緑、青の3原色の光に分解される。各々の色光は液晶ライトバルブ(液晶表示素子)126R、126Gおよび126Bを透過した後、全反射ミラー128と、緑色光を反射し青色光を透過するダイクロイックミラー124と、赤色光を反射し、緑色光および青色光を透過するダイクロイックミラー125とによって再び合成される。合成された光は投写レンズ129によりスクリーン(不図示)投影される。
【0006】
図12に示した、従来の他の透過型プロジェクタの構造は、基本的に図11に示したプロジェクタと同じである。光源134から直接、またはリフレクタを介して出射された光は、青色光を透過し、緑色光と赤色光とを反射するダイクロイックミラー132と、緑色光を反射し赤色光を透過するダイクロイックミラー133および全反射ミラー136とによって、赤、緑、青の3原色の光に分解される。それぞれ、液晶ライトバルブ131R、131Gおよび131Bを透過した3原色の光は、クロスダイクロイックプリズム130によって再び合成され、合成光が投影レンズ135によりスクリーンに投影される。
【0007】
次に、反射型表示素子を用いた従来のプロジェクタの構造を説明する。
【0008】
図13に示す反射型プロジェクタが電子ディスプレイフォーラム97(P.3−27〜3−32)に開示されている。このプロジェクタは、光源141から出射された光をダイクロイックミラーで、赤,緑,青(以下、順にR,G,Bと呼ぶ。)の3原色の光に分離し、それぞれの光を対応する偏光ビームスプリッタ(以下、「PBS」と呼ぶ。)142に入射させる。PBS142では、入射光を偏光方向が互いに直交する2つの直線偏光成分に分離し、一方の光が対応する反射型液晶表示素子144に入射する。反射型液晶表示素子144で反射され、偏光方向が変調されたR,G,Bの光は、再度PBS142に入射し、クロスダイクロイックプリズム143で合成された後、投影レンズ145でスクリーンに投影される。
【0009】
図14Aおよび図14Bに示す反射型プロジェクタが、特開平4−338721号公報に開示されている。図14Aおよび図14Bに示したように、光源からの光をPBS155で2つの直線偏光に分離後、一方の光をクロスダイクロイックプリズム(図14A)やフィリップスタイププリズム(図14B)の色分離・合成素子でR,G,Bの光に分離し、反射型液晶表示素子で反射された光を同素子で色合成した後、PBS155に再度入射させ、偏光方向が変調された光のみ投影レンズ158に入射し、スクリーンに投影する。
【0010】
上述した従来のプロジェクタは、いずれも3板式液晶プロジェクタと呼ばれ、光源からのR,G,Bの光を効率良く利用できるため、非常に明るい画像が実現できる。
【0011】
これらに対して、ここでは詳細を説明しないが、1枚の液晶表示素子で、レンズとダイクロイックミラーとを組み合わせたり、カラーフィルタを用いることによって、カラー表示を実現する単板式プロジェクタも利用されている。
【0012】
液晶表示素子を画像表示素子として用いた、従来のプロジェクタを説明したが、もちろん、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)のように、マトリクス状に配置された微小ミラーの角度を制御する方式など、さまざまなタイプのプロジェクタがある。
【0013】
これらのプロジェクタの光源として、一般に、可視光の全波長域に亘って連続な発光スペクトルを有するメタルハライドランプ、高圧水銀ランプやキセノンランプ等が用いられる。
【0014】
図15は、例えば、メタルハライドランプの発光スペクトルを示す。メタルハライドランプの発光スペクトルには、数本の輝線が含まれている。波長が約400nm〜480nmの間に強度のピークを持つ光は青色光として利用される。また、波長が約490nm〜550nmの間に強度のピークを持つ光は緑色光として利用され、波長が約620nm〜700nmの間に強度のピークを持つ光は赤色光として利用される。
【0015】
一方、波長580nm付近にエネルギーピークを持つ光は、黄色光または燈色光であり、プロジェクタで投影する投影画像の色再現に悪影響を及ぼす。具体的には、この光が赤色光と共に赤用液晶表示素子に入射し、スクリーンに投影されると、本来赤色であるべき投影画像がオレンジ色になってしまう。また、この光が緑色光と共に緑色用液晶表示素子に入射しスクリーンに投影されると、本来緑色であるべき投影画像が黄緑色になってしまう。このため、プロジェクタで投影する投影画像の色再現性(色純度)を重視する場合は、光源から発光される光のうち、波長580nm付近にエネルギーのピークを持つ光を除去しなければならない。
【0016】
ある波長付近の光だけを除去する光学素子(波長選択素子)はノッチフィルタと呼ばれ、例えば、特開平11−249098号公報に、ノッチフィルタを用いたプロジェクタが開示されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のノッチフィルタは、一般的に、薄膜多層蒸着技術により形成された誘電体多層膜であり、例えば、図16に示すような分光透過率特性を有している。
【0018】
この誘電体多層膜を用いて、任意の波長域の光だけをカットしようとした場合、現実的な層数の誘電体多層膜の分光透過率特性は、カット波長域において急峻でなく、なだらかなになってしまう。そのために、カットするべき波長域を完全にカットしょうとすれば、何枚かのフィルタを重ね合せる必要があり、そうすることにより、必要な波長域の光も犠牲になり、投影画像が暗くなってしまう。
【0019】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、従来のノッチフィルタよりも性能の良い波長選択素子を提供すること、および、そのような波長選択素子を用いた、明るく色再現性に優れた表示装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の波長選択素子は、第1波長域の光の偏光状態を変化させる第1偏光規制素子と前記第1波長域と異なる第2波長域の光の偏光状態を変化させる第2偏光規制素子とを少なくとも含む複数の偏光規制素子と、前記複数の偏光規制素子を介して互いに対向するように配置され、それぞれが、特定の偏光方向の光を選択的に透過または反射する一対の偏光選択素子とを備え、そのことによって上記目的が達成される。
【0021】
前記第1波長域と前記第2波長域とは少なくとも一部が互いに重なり、前記第1および第2偏光規制素子は、それぞれ前記第1波長域および前記第2波長域の光に対してλ/2板として機能することが好ましい。
【0022】
前記一対の偏光選択素子のそれぞれが、選択的に透過または反射する光の偏光軸が、互いに略平行になるように配置されている構成としてもよい。
【0023】
本発明による他の波長選択素子は、第1波長域の光の偏光状態を変化させる第1偏光規制素子と前記第1波長域と異なる第2波長域の光の偏光状態を変化させる第2偏光規制素子とを少なくとも含む複数の偏光規制素子と、前記複数の偏光規制素子を介して互いに対向するように配置された、反射素子および特定の偏光方向の光を選択的に透過または反射する偏光選択素子とを備え、そのことによって上記目的が達成される。
【0024】
前記第1波長域と前記第2波長域とは少なくとも一部が互いに重なり、前記第1および第2偏光規制素子は、それぞれ前記第1波長域および前記第2波長域の光に対してλ/4板として機能することが好ましい。
【0025】
本発明の表示装置は、上記のいずれかの波長選択素子を備え、そのことによって上記目的が達成される。
【0026】
本発明の他の表示装置は、光源と、前記光源から出射された光の特定の偏光方向の光を選択的に透過または反射する偏光選択素子と、前記偏光選択素子によって選択された偏光を変調する表示素子と、前記表示素子によって変調された偏光を投影する投影光学素子とを有し、前記偏光選択素子の光出射側に、複数の偏光規制素子と、さらなる偏光選択素子とをこの順に備え、前記複数の偏光規制素子は、第1波長域の光の偏光状態を変化させる第1偏光規制素子と、前記第1波長域と異なる第2波長域の光の偏光状態を変化させる第2偏光規制素子とを少なくとも含み、そのことによって上記目的が達成される。
【0027】
前記第1波長域と前記第2波長域とは一部が互いに重なり、前記第1および第2偏光規制素子は、それぞれ前記第1波長域および前記第2波長域の光に対してλ/2板として機能することが好ましい。
【0028】
以下、本発明の作用について説明する。
【0029】
本発明の波長選択素子が有する第1偏光規制素子は、第1波長域の光の偏光状態を変化させ、第2偏光規制素子は第2波長域の光の偏光状態を変化させる。第1波長域と第2波長域とは互いに異なるので、第1および第2偏光規制素子を透過した光の偏光状態は、その波長域によって異なる。例えば、第1波長域および第2波長域のいずれにも含まれない波長域の光と、第1波長域や第2波長域の光とは偏光状態が異なる。さらに、第1波長域と第2波長域とが重なる波長域の光の偏光状態は、前述のいずれの波長域の光の偏光状態とも異なる。第1および第2偏光規制素子は、一対の偏光選択素子(例えば、偏光板)の間に設けられているので、第1および第2偏光規制素子によって、異なる偏光状態とされた種々の波長域の光の内、特定の偏光状態にある波長域の光だけが、波長選択素子を通過することができる。すなわち、波長域による偏光状態の違いが透過率の違いに変換され、波長選択素子として機能する。
【0030】
勿論、偏光規制素子の枚数には、制限はなく、必要に応じて、第3波長域の光の偏光状態を変化させる第3偏光規制素子等を設けてもよい。3枚以上の偏光規制素子を設けた場合、それぞれの偏光規制素子の作用する波長域が、それぞれの共通波長域と、それ以外の波長域とで、偏光状態が異なるので、第2偏光規制素子によってその偏光状態の違いを透過率の違いに変換され、波長選択素子として機能する。
【0031】
偏光規制素子の分光特性(偏光状態を異ならせる波長域の境界域の分光特性)は、誘電体多層膜から形成された従来のノッチフィルタの分光透過率特性よりも急峻であるので、本発明の波長選択素子の分光透過率特性は、従来のノッチフィルタよりも優れる。本発明の波長選択素子の偏光規制素子としては、例えば、SID’99,Vo1.30,p1072に発表されている位相差板積層技術を用いた素子(「多層位相差層素子」と呼ぶ。)やコレステリック液晶を用いた素子を用いることができる。
【0032】
第1波長域と第2波長域とが互いに少なくとも一部が重なるように設定し、第1および第2偏光規制素子として、第1波長域および第2波長域の光に対してそれぞれがλ/2板として機能する構成を採用すると、2枚の偏光規制素子が作用する波長域が重なる波長域の光は、2枚のλ/2板を透過することになり、2枚の偏光規制素子がそれぞれ単独で作用する波長域(2つの波長域が重ならない波長域)の光は、1枚のλ/2板を透過することになり、2枚の偏光規制素子のいずれもが作用しない波長域の光は、λ/2板を透過しないのと同等になる。従って、2枚の偏光規制素子がそれぞれ単独で作用する波長域(すなわち、第1波長域と第2波長域とを含む波長域のうち、互いに重なる波長域を除いた波長域)の光の偏光方向だけが、他の波長域の光の偏光方向に対して90°回転することになり、より性能の良いノッチフィルタが得られる。
【0033】
一対の偏光選択素子の透過または反射される光の偏光軸を略平行に配置することによって、前記偏光規制素子が作用しない波長域の光はほぼ透過するので、より明るく、性能の良いノッチフィルタが得られる。
【0034】
上述の波長選択素子は、透過型ノッチフィルタであるのに対し、第1および第2偏光規制素子を、偏光選択素子と反射素子(例えば反射鏡)との間に配置することによって、反射型のノッチフィルタを得ることができる。
【0035】
反射型ノッチフィルタにおいて、第1波長域と第2波長域とが互いに一部が重なるように設定し、第1および第2偏光規制素子として、第1波長域および第2波長域の光に対してそれぞれがλ/4板として機能する構成を採用すると、入射光は反射素子で反射されるので、2枚の偏光規制素子が作用する波長域が重なる波長域の光は、4枚のλ/4板(2枚のλ/2板)を透過することになり、2枚の偏光規制素子がそれぞれ単独で作用する波長域(2つの波長域が重ならない波長域)の光は、2枚のλ/4板(1枚のλ/2板)を透過することになり、2枚の偏光規制素子のいずれもが作用しない波長域の光は、λ/4板を透過しないのと同等になる。従って、2枚の偏光規制素子がそれぞれ単独で作用する波長域(すなわち、第1波長域と第2波長域とを含む波長域のうち、互いに重なる波長域を除いた波長域)の光の偏光方向だけが、他の波長域の光の偏光方向に対して90°回転されて戻ってくるので、偏光選択素子を透過することができず、より性能の良い反射型ノッチフィルタが得られる。
【0036】
上述の波長選択素子を用いることによって、光源の光のうち色純度を低下させる波長域の光を従来の誘電体多層膜を用いたノッチフィルタよりも効率良く除去できるので、従来よりも色再現性の良い画像表示装置が得られる。なお、本発明による波長選択素子(ノッチフィルタ)は、プロジェクタに好適に用いられるが、直視型の画像表示装置にも用いることができるのは言うまでもない。
【0037】
例えば、液晶プロジェクタのような偏光を利用して表示を行う投影型表示装置は、本質的に偏光選択素子を備えるので、本発明による波長選択素子が備える偏光選択素子の一方を共用(省略)することができる。このような構成を採用すると、偏光選択素子の枚数を減らすことができるので、色純度の向上に加えて、光の利用効率が上昇し、明るい投影表示が可能となる。
【0038】
【発明の実施形態】
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0039】
(実施形態1)
図1に本発明の実施形態1の波長選択素子(ノッチフィルタ)1の模式図を示す。ノッチフィルタ1は、第1偏光規制素子12および第2偏光規制素子13と、これらを挟持するように設けられた一対の偏光板11および14を備えている。偏光板11および14は、透過する光の偏光軸が共に紙面に対して垂直となるように配置されている(平行ニコル)。偏光選択素子としては、偏光板(偏光フィルムを含む)以外に、偏光ビームスプリッタ(PBS)やDBEF(住友3M社製、偏光選択反射素子)等の反射型偏光素子などを用いることができる。
【0040】
偏光規制素子12および13としては、上述の多層位相差層素子が用いられる。多層位相差層素子は、カラーリンク社より、商品名「カラーセレクト」で市販されており、実施形態1のノッチフィルタ1は、カラーセレクト12および13を有している。
【0041】
カラーセレクト12および13は、特定の波長域の光に対して選択的にλ/2板として機能する。カラーセレクト12および13をそれぞれ平行ニコルに配置された一対の偏光板の間に配置したときの分光透過率特性を図2に示す。図2中の曲線21はカラーセレクト12の分光透過率を示し、曲線22はカラーセレクト13の分光透過率を示している。また、カラーセレクト12および13をそれぞれ直交ニコルに配置された一対の偏光板の間に配置したときの分光透過率特性を図3に示す。図3中の曲線31はカラーセレクト12の分光透過率を示し、曲線32はカラーセレクト13の分光透過率を示している。図2および図3から分かるように、カラーセレクト12は、波長域23の光の偏光方向を90°回転し、カラーセレクト13は、波長域24の光の偏光方向を90°回転する。なお、波長域は、相対透過率が50%となる波長を基準とすることにする。
【0042】
従って、上述の分光特性を有するカラーセレクト12および13が平行ニコルの配置された偏光板11および14の間に設けられたノッチフィルタ1は、以下のように機能する。
【0043】
偏光板11を透過した直線偏光は、カラーセレクト12を透過することにより、波長域23の光の偏光方向だけが90°回転する。さらに、カラーセレクト13を透過することにより、波長域24の光の偏光方向だけがさらに90°偏光方向が回転する。波長域24の一部は、波長域23と完全に重なっているので、波長域23の光は、カラーセレクト13によってさらに90°偏光方向が回転され、偏光板11を透過した直線偏光と同じ偏光方向となる。従って、カラーセレクト12および13を透過することにより、波長域25の光の偏光方向だけが、他の波長域の光の偏光方向に対して90°回転した状態となる。この光が偏光板11と偏光板14と平行ニコル状態に配置された偏光板14に入射すると、偏光方向が90°回転された波長域25の光だけが偏光板14によって吸収される。従って、図4に示したような分光透過率特性を有する波長選択素子(ノッチフィルタ)1が得られる。
【0044】
図4に示した本実施形態のノッチフィルタ1の分光透過率特性と、図16に示した従来の誘電体多層膜から形成された従来のノッチフィルタの分光透過率特性とを比較すれば明らかなように、本実施形態のノッチフィルタ1の分光透過率特性は非常に急峻である。これは、図2および図3に示したように、偏光規制素子12および13が急峻な分光特性を有しているからである。このように、急峻な分光特性を有する偏光規制素子を用い、それらの分光特性(波長域)をうまく組み合わせることにより、急峻な分光透過率特性を有するノッチフィルタ1を得ることができる。勿論、カラーセレクト12および13の配置を逆にしてもかまわない。
【0045】
なお、本発明による実施形態の波長選択素子は、種々のノッチフィルタを構成することができる。例えば、2つの偏光選択素子の透過軸(「偏光軸」とも言う。)を直交ニコルに配置すると、上記ノッチフィルタ1によってカットされていた波長域の光だけを選択的に透過するノッチフィルタを構成することができる。また、一対の偏光選択素子の透過軸の相対配置を変化させることにより、分光透過率のダイナミックレンジおよび透過率の値を変化させることができる。
【0046】
また、偏光規制素子の位相差(リタデーションと等価;上記の例のλ/2に対応)を変化させることにより、カットする光の光量(透過率)を調整することができる。さらに、偏光規制素子が作用する光の波長域を変化させることにより、カットする光の波長域を変更することができる。例えば、上述のカラーセレクトのような、多層位相差層素子を用いると、位相差を自由に設計できる。
【0047】
次に、本実施形態のプロジェクタの構造を説明する。
【0048】
図5に示した本実施形態のプロジェクタは、従来のダイクロイックプリズム方式のプロジェクタプロジェクタに、さらに上述したノッチフィルタ1を備える。
【0049】
白色光源64から出射された白色光は、ダイクロイックミラー62によって、例えば、青とイエロー(赤+緑)の2色に分離される。B光は、全反射ミラー66を経て、青の色信号成分を表示する液晶表示素子61Bに入射する。一方、イエロー光は、ダイクロイックミラー63によって、さらにR光とG光に分離され、赤および緑の各色信号に基づく画像を表示する液晶表示素子61Rおよび61Gにそれぞれ入射する。
【0050】
各液晶表示素子61R、61Gおよび61Bに入射した光は、各画素に対応した信号に応じて変調を受け、クロスダイクロイックプリズム60に入射する。クロスダイクロイックプリズム60は、それぞれの液晶表示素子61R,61Gおよび61Bから出射された色光を合成し、合成された色光は、投影レンズ65によってスクリーン(不図示)上に投影される。
【0051】
本プロジェクタでは、図5に示したように、ダイクロイックミラー62の反射光の光路上に配置されたノッチフィルタ1によって、赤と緑との境界波長域の光が効率良く除去されるので、明るく、色再現性に優れた投影画像を表示することができる。
【0052】
もちろん、カットしたい波長域の光が含まれる光路上であれば何処に配置してもかまわない。また、本実施形態のノッチフィルタ1を透過した光は直線偏光なので、ノッチフィルタ1を配置する光路上の光の偏光状態に応じて、ノッチフィルタ1の光学軸(遅相軸)の配置角度を調整することにより、ノッチフィルタ1の透過光全体の光量の調節も可能である。
【0053】
本実施形態では、図1に示したように、2枚の偏光規制素子と2枚の偏光選択素子とを一体化したノッチフィルタ1を用いたが、ノッチフィルタ1を構成するそれぞれの構成要素を分離して、所定の順序で光学系上に配置してもかまわない。
【0054】
上記では、透過型の液晶表示素子を用いたが、この方式では反射型表示素子を使用した光学系でも用いることができるのは言うまでもない。反射型表示素子には、液晶を使った液晶表示素子や、液晶を使わない例えばデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)のような表示素子がある。液晶表示素子としは、液晶の複屈折性を利用したモードや、ポリマー分散方式のような複屈折を用いないモードなど、種々のモードのものを用いることができる。
【0055】
また、本実施形態では、ある波長域以上に作用する偏光規制素子を用いたために、カットする光の波長域は1つであったが、ある波長域(可視光の波長域内の一部の波長域)だけに作用する偏光規制素子を用いることにより、カットする光の波長域の数は任意に設計できるのも言うまでもない。
【0056】
(実施形態2)
図6に本発明の実施形態2の波長選択素子(反射型ノッチフィルタ)70の模式図を示す。ノッチフィルタ70は、第1偏光規制素子72および第2偏光規制素子73と、これらを挟持するように設けられた偏光板71と反射鏡74とを備えている。偏光板71が透過する光の偏光軸は紙面に対して垂直となるように配置されている。偏光選択素子としては、偏光板(偏光フィルムを含む)以外に、偏光ビームスプリッタ(PBS)等を用いることができる。偏光板71を透過した入射光75は、反射鏡74で反射されて、再び偏光板71に入射するので、この偏光板71は、偏光規制素子72および73を間に挟んで平行ニコルに配置された一対の偏光板と等価に機能する。
【0057】
偏光規制素子72および73としては、実施形態1のノッチフィルタ1と同様に、カラーリンク社製のカラーセレクトを用いる。但し、それぞれのカラーセレクト72および73は、それぞれの波長域の光に対してλ/4板として機能するものを用いる。すなわち、反射型ノッチフィルタ70は、入射光75が全反射ミラー74で反射して往復することにより、実施形態1のノッチフィルタ1と同じように機能する。すなわち、ノッチフィルタ1の分光透過率特性に対応する分光反射率特性を有する反射型ノッチフィルタ70が得られる。
【0058】
図7に本実施形態のプロジェクタを模式的に示す。このプロジェクタは、白色光源84、ダイクロイックミラー82および83、全反射ミラー86、3枚の液晶表示素子81R、81Gおよび81B、クロスダイクロイックプリズム80、投影レンズ85および反射型ノッチフィルタ70とを備える。図7に示した実施形態2のプロジェクタは、図5に示した実施形態1のプロジェクタと基本的に同じ構成であるが、実施形態1におけるノッチフィルタ1を使用せず、図5のプロジェクタにおけるR光に対して配置された全反射ミラー66に代えて、本実施形態の反射型ノッチフィルタ70を用いている。もちろん、この例に限られず、他の構成の光学系に配置してもかまわない。
【0059】
本実施形態のプロジェクタも反射型ノッチフィルタ70によって、赤と緑との境界波長域の光が効率良く除去されるので、実施形態1のプロジェクタと同様に、明るく、色再現性に優れた投影画像を表示することができる。
【0060】
ノッチフィルタ70の分光特性を種々変化させ得ることや、透過型液晶表示素子に限られず種々の表示素子を用いれることは、実施形態1と同様である。
【0061】
(実施形態3)
図8に本発明の実施形態3のプロジェクタの構造を示す。このプロジェクタの基本構成は実施形態1のプロジェクタと同じであり、ダイクロイックプリズム方式のプロジェクタである。
【0062】
白色光源94から出射された白色光は、ダイクロイックミラー92によって、例えば、青とイエロー(赤+緑)の2色の光に分離される。B光は、全反射ミラー96を経て、青の色信号成分を表示する液晶表示素子91Bに入射する。一方、イエロー光は、ダイクロイックミラー93によって、さらにR光とG光に分離され、それぞれ、赤および緑の各色信号に基づく画像を表示する液晶表示素子91Rおよび91Gに入射する。各液晶表示素子91R、91Gおよび91Bに入射した光は、各画素に対応した信号に応じて変調をうけ、クロスダイクロイックプリズム90に入射する。クロスダイクロイックプリズム90で合成された色光は、投影レンズ95で、スクリーン(不図示)上に投影される。
【0063】
上記の実施形態1および2では、ノッチフィルタ1または70を、独立した波長選択素子として自由な場所に配置して用いたが、本実施形態では、光の偏光方向が、ある方向に揃っている光路上でノッチフィルタを用いる方法について示している。
【0064】
透過型の液晶表示素子91は、図9に示すように、液晶セル100の入出射側に偏光板101および102を備えている。従って、液晶表示素子91を出射した光の偏光方向は、これらの偏光板101または102によって全て揃えられている。すなわち、特定の偏光方向の光だけが通過する光路上であれば、実施形態1のノッチフィルタ1の入射側の偏光選択素子(図1の偏光板11または14)が不要である。
【0065】
本実施形態では、偏光規制素子97および98として、実施形態1と同様のカラーセレクト12および13を用い、これらをクロスダイクロイックプリズム90の出射測に貼り付け、さらにその出射側に偏光選択素子として偏光板99を配置する。この構成により、実施形態1と同様に色純度が向上するとともに、実施形態1のプロジェクタよりもさらに明るい投影画像を表示することができる。
【0066】
もちろん、偏光規制素子97および98、偏光板99をクロスダイクロイックプリズム90に貼り付ける必要は無く、これらを独立に適当な光路上に配置してもかまわない。また、図10に示すように、液晶表示素子91に一体化してもかまわない。
【0067】
ノッチフィルタ70の分光特性を種々変化させ得ることや、透過型液晶表示素子に限られず種々の表示素子を用いれることは、実施形態1および2と同様である。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、偏光選択素子と、作用する波長域が互いに異なる複数の偏光規制素子とを組合わせることにって、従来の誘電体多層膜を用いて形成されたノッチフィルタより性能の良い波長選択素子が得られる。さらに、本発明の波長選択素子を用いることによって、例えば、従来より色純度が高く、且つ明るい表示が可能な投影型表示装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態の波長選択素子(ノッチフィルタ)の模式図である。
【図2】本発明による実施形態で用いられる偏光規制素子の分光特性を示すグラフである。
【図3】本発明による実施形態で用いられる他の偏光規制素子の分光特性を示すグラフである。
【図4】本発明による実施形態の波長選択素子(ノッチフィルタ)の分光特性を示すグラフである。
【図5】本発明による実施形態のプロジェクタを示す模式図である。
【図6】本発明による実施形態の反射型波長選択素子(ノッチフィルタ)の分光特性を示すグラフである。
【図7】本発明の実施形態の他のプロジェクタを示す模式図である。
【図8】本発明の実施形態の他のプロジェクタを示す模式図である。
【図9】本発明の実施形態で用いられる透過型液晶表示素子をす模式図である。
【図10】本発明による実施形態の波長選択素子を備えた、透過型液晶表示素子を示す模式図である。
【図11】透過型液晶表示素子を用いた従来のプロジェクタの模式図である。
【図12】透過型液晶表示素子を用いた従来の他のプロジェクタの模式図である。
【図13】反射型液晶表示素子を用いた従来のプロジェクタの模式図である。
【図14A】反射型液晶表示素子を用いた従来の他のプロジェクタの模式図である。
【図14B】反射型液晶表示素子を用いた従来の他のプロジェクタの模式図である。
【図15】本発明による実施形態で用いられるメタルハライドランプの分光発光特性を示すグラフである。
【図16】従来の波長選択素子(ノッチフィルタ)の模式図である。
【符号の説明】
1 ノッチフィルタ
11、14 偏光選択素子(偏光板または偏光フィルム)
12、13 偏光規制素子(カラーセレクト)
60 クロスダイクロイックプリズム
61 透過型液晶表示素子
62、63 色分離用ダイクロイックミラー
64 白色光源
65 投影レンズ
71 偏光板
72、73 偏光規制素子
74 全反射ミラー

Claims (8)

  1. 第1波長域の光の偏光状態を変化させる第1偏光規制素子と、前記第1波長域と異なる第2波長域の光の偏光状態を変化させる第2偏光規制素子とを少なくとも含む複数の偏光規制素子と、
    前記複数の偏光規制素子を介して互いに対向するように配置され、それぞれが、特定の偏光方向の光を選択的に透過または反射する一対の偏光選択素子と、
    を備え
    前記第1波長域と前記第2波長域とは少なくとも一部が互いに重なる波長選択素子。
  2. 記第1および第2偏光規制素子は、それぞれ前記第1波長域および前記第2波長域の光に対してλ/2板として機能する、請求項1に記載の波長選択素子。
  3. 前記一対の偏光選択素子のそれぞれが、選択的に透過または反射する光の偏光軸が、互いに略平行になるように配置されている、請求項1または2に記載の波長選択素子。
  4. 第1波長域の光の偏光状態を変化させる第1偏光規制素子と、 前記第1波長域と異なる第2波長域の光の偏光状態を変化させる第2偏光規制素子とを少なくとも含む複数の偏光規制素子と、
    前記複数の偏光規制素子を介して互いに対向するように配置された、反射素子および特定の偏光方向の光を選択的に透過または反射する偏光選択素子と、
    を備え
    前記第1波長域と前記第2波長域とは少なくとも一部が互いに重なる波長選択素子。
  5. 記第1および第2偏光規制素子は、それぞれ前記第1波長域および前記第2波長域の光に対してλ/4板として機能する、請求項4に記載の波長選択素子。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の波長選択素子を備える表示装置。
  7. 光源と、前記光源から出射された光の特定の偏光方向の光を選択的に透過または反射する偏光選択素子と、前記偏光選択素子によって選択された偏光を変調する表示素子と、前記表示素子によって変調された偏光を投影する投影光学素子とを有し、
    前記偏光選択素子の光出射側に、複数の偏光選択素子と、さらなる偏光選択素子とをこの順に備え、前記偏光選択素子は、第1波長域の光の偏光状態を変化させる第1偏光規制素子と、前記第1波長域と異なる第2波長域の光の偏光状態を変化させる第2偏光規制素子とを少なくとも含み、
    前記第1波長域と前記第2波長域とは少なくとも一部が互いに重なる表示装置。
  8. 記第1および第2偏光規制素子は、それぞれ前記第1波長域および前記第2波長域の光に対してλ/2板として機能する、請求項7に記載の表示装置。
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