JP3722178B2 - 回転電機の回転子の接合方法、及びこの接合方法に用いる溶接装置、及び前記接合方法により接合された回転電機の回転子 - Google Patents
回転電機の回転子の接合方法、及びこの接合方法に用いる溶接装置、及び前記接合方法により接合された回転電機の回転子 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転電機の回転子の接合方法、及び回転電機の回転子の溶接装置、及び回転電機の回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、特開平8−15088号公報にて「電機子コイルの接合方法」を出願した。
この先願に示された電機子は、図12(a)に示す様に、電機子鉄心3に組み付けられた下層コイル4と上層コイル5とを有する。両コイル4、5は、それぞれ電機子鉄心3のスロット3a内に配置される下層コイル辺4a、上層コイル辺5aと、この両コイル辺4a、5aの両端から電機子鉄心3の端面と略平行に内周側へ延びる下層コイル端部4b、上層コイル端部5bと、この両コイル端部4b、5bの内周端から軸方向へ突出する下層コイル突出部4c、上層コイル突出部5cとから構成されている。両コイル突出部4c、5cは、回転軸3の外周で径方向に重ね合わされ、図示しない溶接トーチを両コイル突出部4c、5cの先端部の所定の位置(例えば接合境界部の略中央部)に向け、TIG(タングステン、イナート、ガス)溶接により接合されている。なお、図12(a)は電機子鉄心3に両コイル4、5が組み付けられた電機子の径方向断面図、図12(b)は軸方向から見た電機子の正面図であり、共に下層コイル突出部4cと上層コイル突出部5cとが接合される前の状態を表す図面である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した接合方法により、溶接トーチを両コイル突出部4c、5cの先端部の所定の位置の一点に向けて接合すると、複数ある接合箇所(両コイル突出部4c、5c)の内、ある接合箇所に、図13(b)に示す様な球形状の接合部25ができる。なお、図13(a)は電機子の径方向断面図であり、図13(b)は軸方向から見た電機子の正面図である。
この球形状の接合部25は、図14(b)の拡大図に示す様に、溶融した母材の周方向への張り出し25dが大きくなって、周方向の幅25Wが、接合前の両コイル突出部4c、5cの周方向の幅5Wよりかなり大きくなる。このため、図12(b)に示した様に元々複数の接合箇所(両コイル突出部4c、5c)が周方向に近接して設けられていることもあって、両コイル突出部4c、5cの接合部25が、周方向に隣合う別の両コイル突出部4c、5cの接合部25に当接して短絡する恐れがある。
また、図14(a)の拡大図に示す様に、接合部25の溶融深さLが浅くなって接合部25の溶融断面積が小さくなるため、電気抵抗が高くなってしまう。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、周方向に近接して設けられた各コイル突出部を接合する際、周方向に隣合う各コイル突出部の接合部同士が当接することを防止できる回転電機の回転子の接合方法、及びこの接合方法に用いる溶接装置、及び前記接合方法により接合された回転電機の回転子を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の手段)
アーク溶接機の溶接トーチを、周方向の同一位置で径方向に揺動させながら下層コイル突出部と上層コイル突出部とを接合することを特徴とする。この様に、溶接トーチを揺動させることにより、溶融した母材が溶接トーチから生じるアークに引っ張られて揺動方向(径方向)に伸びた楕円形状となる。従って、溶接トーチを揺動させない場合と比較して、溶融金属の周方向(接合部の幅方向)への拡がりが小さくなるため、周方向に隣合う接合部とのギャップが溶融金属の張り出しによって減少するのを防止できる。その結果、周方向に隣合う接合部間のギャップを確保することができるため、接合部同士の短絡不良を防止できるとともに、接合部の溶融深さが深くなって溶融断面積が大きくなることから、電気抵抗を低減できる。
また、溶接トーチは、その溶接トーチより放出されるアークが上層コイル突出部の径方向外端と下層コイル突出部の径方向内端との間を往復する様に揺動させる。これにより、下層コイル突出部と上層コイル突出部とを略全体(均一)に溶融させることができるため、良好な接合部を得ることが可能となる。
【0005】
(請求項2の手段)
境界部を中心として、溶接トーチを周方向の同一位置で下層コイル突出部側と上層コイル突出部側とに揺動させながら下層コイル突出部と上層コイル突出部とを接合する。この場合、境界部(被加工物)を揺動させるより溶接トーチを揺動させた方が制御が容易であり、その結果、両コイル突出部の接合箇所に対して正確にアークを当てることができるため、良好な接合部を得ることが可能である。
【0006】
(請求項3の手段)
境界部から溶接トーチの揺動を開始した後、境界部または境界部より上層コイル突出部側で溶接トーチの揺動を終了する。アーク溶接の開始位置については、最初に入力エネルギーを大として溶接可能なため、開始位置にて溶融部を深くすることができる。従って、溶接トーチの揺動開始位置を上層コイル突出部と下層コイル突出部との境界部とすることで、必然的に境界部にて最大の溶融深さを得ることができる。
また、溶接トーチを揺動させた場合、請求項1の手段に記載した様に、溶融した母材が溶接トーチから生じるアークに引っ張られるため、溶接トーチの揺動終了位置に溶融した母材が吸引されて、揺動終了位置の溶融母材の体積が増大する。このため、溶接トーチの揺動終了位置を下層コイル突出部側とすると、上層コイル突出部側より下層コイル突出部側の方が隣合う接合部とのギャップが元々小さいため、下層コイル突出部側の溶融母材の体積が増大することはギャップを確保する上で不利である。そこで、溶接トーチの揺動終了位置を境界部または境界部より上層コイル突出部側とすることで隣合う接合部とのギャップを有効に確保することができる。
【0007】
(請求項4の手段)
溶接トーチを境界部から最初に上層コイル突出部側へ揺動させ、その上層コイル突出部側で溶接トーチの揺動を一旦停止させた後、下層コイル突出側へ揺動を再開する。上層コイル突出部に比較して下層コイル突出部は溶融しやすい(下層コイル突出部の方が上層コイル突出部より体積が小さいことによる)ため、溶接トーチを下層コイル突出部側と上層コイル突出部側とに同一の状態で揺動させると、下層コイル突出部が溶融し過ぎる場合があるが、本発明によれば、上層コイル突出部側を積極的に溶融させるため、溶融のバランスが改善されて良好な接合部を得ることができる。
【0009】
(請求項5の手段)
溶接条件として、溶接トーチの溶接電流を20〜50A、溶接トーチの先端から両コイル突出部の境界部までのアーク長を0.5〜1.5mm、溶接トーチの揺動回数を2〜5回、溶接トーチの揺動速度を5〜15mm/sとする。これにより、最適な接合部を得ることができる。つまり、溶融深さが深く、溶融断面積の大きな接合部を形成できるため、接合部の機械的強度を向上でき、且つ電気抵抗も小さくすることができる。また、周方向への溶融金属の張り出しが少ないため、隣接する接合部とのギャップを確保でき、隣接する接合部間での短絡不良を防止できる。
【0010】
(請求項6の手段)
回転装置、アーク溶接機、及び揺動装置の作動を所定のタイミングで制御することにより、被加工物(下層コイル及び上層コイルが組み付けられた電機子鉄心)の回転位置の制御とアークの開始及び溶接トーチの揺動動作の制御を最適化できる。その結果、最適な接合部形状を得ることができる。
【0011】
(請求項7の手段)
下層コイル突出部と上層コイル突出部との接合部は、径方向外周端が上層コイル端部上にあり、かつ最も径方向の外周側に位置している。また、下層コイル突出部の径方向内周端より接合部の径方向内周端の方が径方向の内周側に位置し、接合部の周方向の幅が上層コイル突出部の周方向の幅以上であり、下層コイル突出部の径方向内周端面上に形成される接合部の径方向内周側境界部の位置が、上層コイル端部の軸方向端面上に形成される径方向内周側境界部(径方向外周端)の位置より電機子鉄心側にある。
この場合、接合部の径方向外側の体積が小さいため、回転時に接合部に加わる遠心力も小さくなり、接合部の耐遠心強度が向上する。また、本発明の形状では、接合部の溶融深さを深くすることが可能で、溶融断面積を増大させることができるため、接合部の強度を向上できるとともに、電気抵抗も低くすることが可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
本実施例の回転子1は、例えばエンジンを始動するスタータのアーマチャであり、図5に示す様に、回転軸2、電機子鉄心3、電機子コイル(後述する)等より構成され、電機子コイルの一部を整流子として使用している。なお、図5は後述の両コイル突出部4c、5cを接合する前の図面である。
電機子鉄心3は、プレスマシンで円板状に打ち抜き加工された薄い鋼板を複数枚積層して、回転軸2の外周に形成されたセレーション2aに嵌合して固定されている。電機子鉄心3の外周部には、電機子コイルを具備するためのスロット3aが所定数(例えば25個)設けられている。
【0013】
電機子コイルは、それぞれスロット3aの数と同数の下層コイル4と上層コイル5から成る。その下層コイル4及び上層コイル5は、電気抵抗の低い純銅あるいは純アルミニウムを材料として、それぞれ以下に述べる所定の形状に成形されている。
【0014】
下層コイル4は、スロット3a内に配される下側絶縁体(図示しない)を介してスロット3a内の内周側に配置される下層コイル辺4aと、この下層コイル辺4aの両端からそれぞれ電機子鉄心3の軸方向端面と略平行に内周側へ伸び、且つ回転軸2と直交する平面上で下層コイル辺4aと回転軸2とを結ぶ直線に対して所定の傾きを有して設けられた下層コイル端部4bと、この下層コイル端部4bの内周端から軸方向へ突出する下層コイル突出部4cから成る。
上層コイル5は、下層コイル辺4aとの間に上側絶縁体(図示しない)を介してスロット3a内の外周側に配置される上層コイル辺5aと、この上層コイル辺5aの両端からそれぞれ電機子鉄心3の軸方向端面と略平行に内周側へ伸び、且つ回転軸2と直交する平面上で上層コイル辺5aと回転軸2とを結ぶ直線に対して所定の傾きを有して設けられた上層コイル端部5bと、この上層コイル端部5bの内周端から軸方向へ突出する上層コイル突出部5cから成る。
【0015】
なお、下層コイル端部4bと電機子鉄心3の軸方向端面との間は、回転軸2に嵌合するリング状の絶縁板6(図5参照)によって絶縁され、下層コイル端部4bと上層コイル端部5bとの間は、下層コイル突出部4cの外周に嵌合するリング状の絶縁板7(図5参照)によって絶縁されている。
この電機子コイルは、下層コイル辺4aと上層コイル辺5aが互いに異なるスロット3aに配置された下層コイル4と上層コイル5を、径方向に重なり合う下層コイル突出部4cと上層コイル突出部5cとで接合して形成される(図6参照)。なお、下層コイル突出部4cと上層コイル突出部5cは、その周方向幅が異なり、下層コイル突出部4cの方が上層コイル突出部5cより若干(数mm)短くなっている(図4(a)参照)。また、径方向に重ね合わされた両コイル突出部4c、5cの軸方向端面は、同一位置(面一)となる様に形成されている(図4(b)参照)。
【0016】
被接合部である下層コイル突出部4cと上層コイル突出部5cとの接合方法は、以下に説明する溶接加工機8を用いて行われる。
溶接加工機8は、図2に示す様に、ワークW(下層コイル4及び上層コイル5が組み付けられた電機子鉄心3)を保持するワーク保持具9、このワーク保持具9を介してワークWを所定の回転速度及び回転角度で回転させることのできる回転装置10、ワークWの両コイル突出部4c、5cを溶接するためのTIG溶接機11、TIG溶接機11の溶接トーチ12に所定の揺動動作を行わせる揺動装置13、及び溶接動作を制御するための制御装置14から構成される。
ワーク保持具9は、電機子コイルの両コイル突出部4c、5cを接地(アース)するためのアース用治具15を具備し、このアース用治具15の先端面が両コイル突出部4c、5cの近傍(具体的には上層コイル5の上層コイル端部5b)に電気的に接触している(図3参照)。
【0017】
回転装置10は、回転力を発生するサーボモータ等のアクチュエータ16、このアクチュエータ16の回転速度を減速する減速機16a、及びアクチュエータ16の作動を制御する制御ユニット17等から構成される。あるいは、一般のモータとエンコーダとの組み合わせにより構成しても良い。
TIG溶接機11は、広く知られた一般的な構成であり、上記の溶接トーチ12の他に、溶接電源(ACorDC)18、アークのオン/オフとアークの出力制御を行う溶接コントローラ19、溶接に必要な高周波を発生させる高周波発生装置20、溶接状態を安定させるためのシールドガス(イナートガス)を供給するシールドガス発生装置21、溶接トーチ12の内部に冷却水を循環させる冷却水供給装置22等から構成される。なお、溶接トーチ12は、トーチ本体12Aに対して揺動可能な電極棒12Bを具備し、この電極棒12Bの先端よりアークを発生させる(図4(b)参照)。
【0018】
揺動装置13は、溶接トーチ12のトーチ本体12Aを保持し、所定の角度、速度、位置、及び回数等で電極棒12Bのみを揺動させる揺動ロボット23と、この揺動ロボット23の作動を制御する制御ユニット24とから構成される。なお、揺動ロボット23は、溶接時のノイズ対策が施されている。
制御装置14は、回転装置10の制御ユニット17、TIG溶接機11の溶接コントローラ19、及び揺動装置13の制御ユニット24へ制御信号を出力して、回転装置10の作動(ワークWの回転位置)とTIG溶接機11及び揺動装置13の作動タイミングとを制御する。
【0019】
なお、このTIG溶接は、図7に示す溶接加工条件に基づいて実施することが望ましい。この図7に示す溶接加工条件の因子について簡単に説明する。
溶接電流:溶接トーチに通電する電流値(図8参照)
クレーターフィラ電流:溶融部の表面状態を改善するために、溶接終了時に流す追加電流(図8参照)
クレーターフィラ時間:クレーターフィラ電流を流す時間(図8参照)
アーク長さ:電極棒とワークWとの距離
ウィービング回数:電極棒を揺動する回数
ウィービング振り速度:電極棒の揺動速度
電極径:図9参照
電極材質:電極棒の材質〔なお、WL及びWYは、それぞれタングステンに酸化物(La2O3 、Y2O3)を含有させたもので、JIS規格品である〕
電極先端径:図9参照
電極先端角度:図9参照
ガス流量:溶接時のシールドガス流量(図8参照)
ガスプリフロー:溶接前に流すシールドガス時間(図8参照)
ガスアフターフロー:溶接後に流すシールドガス時間(図8参照)
【0020】
次に、溶接加工機8による両コイル突出部4c、5cの溶接方法について説明する。
まず、ワーク保持具9によりワークWを所定の位置に保持する。この時、アース用治具15の先端面を電機子コイルの両コイル突出部4c、5c近傍に電気的に接触させた状態で保持する(図3参照)。
ワーク保持具9に保持されたワークWは、回転装置10により所定の回転方向に駆動され、所定位置にて位置決めされる(両コイル突出部4c、5cの割り出し)。
つぎに、揺動ロボット23により溶接トーチ12をワークWの両コイル突出部4c、5cの近傍へ移動させ、所定の溶接開始位置で静止させる。なお、溶接開始位置は、電極棒12Bの中心を両コイル突出部4c、5cの周方向中央部に一致させることが望ましい。本実施例では、両コイル突出部4c、5cの周方向中央部で、且つ両コイル突出部4c、5cとの接合境界部(図4(a)のS点)に電極棒12Bの中心を一致させている。なお、図4(a)は、回転軸2と両コイル突出部4c、5cとの位置関係を示すもので、軸方向から見た正面図である。但し、破線で記載された両コイル突出部4c、5cは、実線で記載された両コイル突出部4c、5cの周方向に隣合うものである。
【0021】
ここで、アークをスタートさせると同時に、溶接トーチ12の電極棒12Bを一定の速度で揺動させる。電極棒12Bの揺動は、ワークWを固定した状態(静止状態)として、両コイル突出部4c、5cの径方向、つまり図4(b)に示す様に、接合境界部を中心として上層コイル突出部5c側と下層コイル突出部4c側とに一定の部位を繰り返し往復移動させる。なお、図4(b)は、両コイル突出部4c、5cと電極棒12Bとの位置関係を示す側面図であり、両コイル突出部4c、5cは、図4(a)に実線で記載した両コイル突出部4c、5cに対応している。
電極棒12Bの揺動回数については、両コイル突出部4c、5cの形状によって最適回数が異なるが、2〜5回が望ましい。また、溶接加工条件については、揺動の間、溶接電流、ガス流量等は特に変動させず一定の条件とする(図7参照)。
電極棒12Bを所定回数揺動させた後、電極棒12Bが所定の揺動終了位置に達した時に揺動装置13を停止させる。電極棒12Bの揺動終了位置は、接合境界部より外径側、つまり接合境界部より上層コイル突出部5c側(図4(b)の▲2▼〜▲1▼)であることが望ましい。
【0022】
電極棒12Bの揺動終了後、アークを停止させる。
これにより、両コイル突出部4c、5cの母材がアークの熱エネルギーで溶融し接合されることで、図1に示す様な接合部25が形成される。この接合部25は、図1(a)に示す様に、上層コイル端部5bの軸方向端面5d上で最も径方向の外周位置25aが大きく(即ち、接合部25の径方向外周端25aが上層コイル端部5bの軸方向端面5d上に形成される)、且つ下層コイル突出部4cの径方向内周端面4dより接合部25の径方向内周端25bの方が距離Aだけ径方向の内周側に位置している。
接合部25の周方向の幅25Wは、図1(b)に示す様に、溶融した母材が周方向に拡がって上層コイル突出部5cの周方向の幅5W以上となっている。また、電極棒12Bの揺動終了位置を接合境界部より上層コイル突出部5c側とした場合、接合部25の周方向幅25Wが接合境界部より上層コイル突出部5c側で最大となる傾向にある。但し、溶融した母材の周方向への拡がりは、電極棒12Bを揺動させることによって従来(先願)の接合部(図14(b)参照)より小さくなっている。
【0023】
更に、図1(a)に破線Bで示す様に、下層コイル突出部4cの径方向内周端面4d上に形成される接合部25の径方向内周側境界部25cの方が、上層コイル端部5bの軸方向端面5d上に形成される径方向内周側境界部(径方向外周端)25aより電機子鉄心3側(図1(a)の左側)に位置している。なお、図1(a)に示す破線は、接合部25の境界部を示す。つまり、破線Bより右側部分が両コイル突出部4c、5cの溶融部、即ち接合部25となる。従って、破線Bより左側には、両コイル突出部4c、5cの一部がそれぞれ残っている。
上述の作動、即ちワークWの位置決め、溶接トーチ12の移動、アーク開始、電極棒12Bの揺動、アーク停止を1サイクルとし、順次所定のスロット数だけ前記サイクルを繰り返して加工を完了する。
【0024】
(本実施例の効果)
本実施例では、図1に示す様な接合部25を形成することができるため、先願に示された接合部25の形状(図14参照)と比較して接合部25の径方向外側の体積が小さくなっている。これにより、回転時に接合部25に加わる遠心力が小さくなるため、接合部25の耐遠心強度が向上する。その結果、より小型軽量の回転子を提供することが可能となる。
また、本実施例の接合部25の形状は、図1(a)に示す様に、接合部25の溶融深さLを深くすることが可能で、溶融断面積を増大させることができるため、接合部25の機械的強度を向上できるとともに、電気抵抗も小さくすることができる。
【0025】
ここで、従来の接合方法で接合された接合部25(図14参照)と本発明の接合方法で接合された接合部25(図1参照)とを「溶接強度」で比較したデータを図10及び図11に示す。
なお、従来の接合方法及び本発明の接合方法とも、それぞれ5個ずつのサンプルを用意し、各スロット3aに対応する全ての接合部25で溶接強度を測定している。測定された各接合部25の溶接強度を図10に数値で示し、図11にグラフで示す(なお、図11に示すグラフ上の○印は、各サンプル毎の平均値を示す)。従来の接合方法及び本発明の接合方法で接合された各サンプルは、接合部25の深さL(溶融深さ)と、接合部25の径大方向への角度θが下記の表1に示される範囲内にある。
【0026】
【表1】
前述の図10及び図11に示すデータでは、本発明の接合方法の方が従来の接合方法より全てのサンプルで溶接強度が向上していることが判る。また、本発明の接合方法の方が各サンプル毎での溶接強度のバラツキも小さく(図11参照)、従来の接合方法より接合部25の信頼性が高いと言える。
【0027】
本実施例では、電極棒12Bを両コイル突出部4c、5cの接合境界部を中心として下層コイル突出部4c側と上層コイル突出部5c側とに揺動させるため、両コイル突出部4c、5cの溶融母材が電極棒12Bから生じるアークに引っ張られて電極棒12Bの揺動方向(径方向)に伸びた楕円形状となる(図1(b)参照)。これにより、電極棒12Bを揺動させない場合と比較して、溶融した母材の周方向(接合部25の幅方向)への拡がりが小さくなるため、周方向に隣合う接合部25とのギャップが溶融母材の張り出し25d(図1(b)参照)によって減少するのを防止できる。特に、電極棒12Bの揺動終了位置を接合境界部または接合境界部より上層コイル突出部5c側(図4(b)の▲2▼〜▲1▼)とすることで、溶融した母材が上層コイル突出部5c側へ吸引されるため、周方向に隣合う接合部25とのギャップを確実に確保することができる。
【0028】
言い換えれば、電極棒12Bの揺動終了位置を下層コイル突出部4c側とすると、上層コイル突出部5c側より下層コイル突出部4c側の方が隣合う接合部25とのギャップが元々小さいため、下層コイル突出部4c側の溶融母材の体積が増大することはギャップを確保する上で不利である。
また、アーク溶接の開始位置については、最初に入力エネルギーを大として溶接可能なため、開始位置にて溶融部を深くすることができる。従って、電極棒12Bの揺動開始位置を上層コイル突出部5cと下層コイル突出部4cとの接合境界部とすることで、必然的に接合境界部にて最大の溶融深さを得ることができる。
なお、本実施例では、溶接時に溶接トーチ12の電極棒12Bのみを揺動させているが、トーチ本体12Aと電極棒12Bを一体に、つまり溶接トーチ12全体を揺動させても良い。
【0029】
(第2実施例)
第1実施例では、ワークWを固定して溶接トーチ12の電極棒12Bを揺動させているが、本実施例では、溶接トーチ12全体を固定して(つまり電極棒12Bを揺動させない)、ワークWを揺動させながら両コイル突出部4c、5cを溶接するものである。
あるいは、溶接トーチ12の電極棒12B(または溶接トーチ12全体)とワークWの両方を揺動させながら両コイル突出部4c、5cを溶接しても良い。これらの場合でも、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接合部の形状を示す側断面図(a)と軸方向正面図(b)である。
【図2】溶接加工機の全体構成図である。
【図3】溶接動作を示す要部断面図である。
【図4】回転軸と両コイル突出部との位置関係を示す軸方向正面図(a)、両コイル突出部と電極棒との位置関係を示す側面図(b)である。
【図5】回転子の半断面図(接合前の状態)である。
【図6】上層コイルと下層コイルの斜視図である。
【図7】溶接加工条件を示す図である。
【図8】溶接時の溶接電流とガス流量を示すグラフである。
【図9】溶接トーチの電極棒の側面図である。
【図10】接合部の溶接強度を比較したデータである。
【図11】接合部の溶接強度を比較したグラフである。
【図12】接合前の回転子の側断面図(a)と軸方向正面図(b)である。
【図13】接合後の回転子の側断面図(a)と軸方向正面図(b)である。
【図14】先願の接合部の形状を示す側断面図(a)と軸方向正面図(b)である。
【符号の説明】
1 回転子
2 回転軸
3 電機子鉄心
3a スロット
4 下層コイル
4c 下層コイル突出部
5 上層コイル
5c 上層コイル突出部
8 溶接加工機(溶接装置)
10 回転装置
11 TIG溶接機(アーク溶接機)
12 溶接トーチ
13 揺動装置
14 制御装置
25 接合部
W ワーク(被加工物)
Claims (7)
- 外周部にスロットを有する電機子鉄心と、
この電機子鉄心を回転自在に支持する回転軸と、
前記電機子鉄心のスロットに組み付けられる所定数の下層コイルと、
この下層コイルの後から前記電機子鉄心のスロットに組み付けられる所定数の上層コイルとを備え、
前記電機子鉄心のスロットに前記下層コイルと前記上層コイルとをそれぞれ組み付けて、前記下層コイルの一端部に設けられた下層コイル突出部と別のスロットに組み付けられた前記上層コイルの一端部に設けられた上層コイル突出部とを前記回転軸の外周で径方向に重ね合わせ、その重ね合わされた両コイル突出部と他の両コイル突出部とが周方向に近接して配置された被加工物に対し、前記両コイル突出部をアーク溶接により接合する接合方法であって、
アーク溶接機の溶接トーチを周方向の同一位置で径方向に揺動させながら前記下層コイル突出部と前記上層コイル突出部とを接合するものであり、前記溶接トーチは、その溶接トーチより放出されるアークが前記上層コイル突出部の径方向外端と前記下層コイル突出部の径方向内端との間を往復する様に揺動させることを特徴とする回転電機の回転子の接合方法。 - 前記両コイル突出部が接合される境界部を中心として、前記溶接トーチを周方向の同一位置で前記下層コイル突出部側と前記上層コイル突出部側とに揺動させながら前記下層コイル突出部と前記上層コイル突出部とを接合することを特徴とする請求項1記載の回転電機の回転子の接合方法。
- 前記両コイル突出部が接合される境界部から前記溶接トーチの揺動を開始した後、前記境界部または前記境界部より前記上層コイル突出部側で前記溶接トーチの揺動を終了することを特徴とする請求項1または2記載の回転電機の回転子の接合方法。
- 前記溶接トーチを前記両コイル突出部が接合される境界部から最初に前記上層コイル突出部側へ揺動させ、その上層コイル突出部側で前記溶接トーチの揺動を一旦停止させた後、前記下層コイル突出部側へ揺動を再開することを特徴とする請求項1〜3記載の何れかの回転電機の回転子の接合方法。
- 前記溶接トーチの溶接電流を20〜50A、前記溶接トーチの先端から前記両コイル突出部が接合される境界部までのアーク長を0.5〜1.5mm、前記溶接トーチの揺動回数を2〜5回、前記溶接トーチの揺動速度を5〜15mm/sとしたことを特徴とする請求項1〜4記載の何れかの回転電機の回転子の接合方法。
- 外周部にスロットを有する電機子鉄心と、
この電機子鉄心を回転自在に支持する回転軸と、
前記電機子鉄心のスロットに組み付けられる所定数の下層コイルと、
この下層コイルの後から前記電機子鉄心のスロットに組み付けられる所定数の上層コイルとを備え、
前記電機子鉄心のスロットに前記下層コイルと前記上層コイルとをそれぞれ組み付けて、前記下層コイルの一端部に設けられた下層コイル突出部と別のスロットに組み付けられた前記上層コイルの一端部に設けられた上層コイル突出部とを前記回転軸の外周で径方向に重ね合わせ、その重ね合わされた両コイル突出部と他の両コイル突出部とが周方向に近接して配置された被加工物に対し、前記両コイル突出部をアーク溶接により接合する溶接装置であって、
前記被加工物を所定の回転角度及び所定の回転速度で回転させる回転装置と、
前記下層コイル突出部と前記上層コイル突出部とを接合するアーク溶接機と、
このアーク溶接機の溶接トーチを、前記両コイル突出部が接合される境界部を中心として、周方向の同一位置で前記下層コイル突出部側と前記上層コイル突出部側とに揺動させる揺動装置と、
前記回転装置、前記アーク溶接機、及び前記揺動装置の作動を所定のタイミングで制御する制御装置と
を備えたことを特徴とする回転電機の回転子の溶接装置。 - 外周部にスロットを有する電機子鉄心と、
この電機子鉄心を回転自在に支持する回転軸と、
前記電機子鉄心のスロットに組み付けられる所定数の下層コイルと、
この下層コイルの後から前記電機子鉄心のスロットに組み付けられる所定数の上層コイルとを備え、
前記電機子鉄心のスロットに前記下層コイルと前記上層コイルとをそれぞれ組み付けて、前記下層コイルの一端部に設けられた下層コイル突出部と別のスロットに組み付けられた前記上層コイルの一端部に設けられた上層コイル突出部とを前記回転軸の外周で径方向に重ね合わせて接合し、その接合部が他の接合部と周方向に近接して配置された回転子であって、
前記接合部の径方向外周端が前記上層コイル端部上にあり、かつ最も径方向の外周側に位置し、
前記下層コイル突出部の径方向内周端より前記接合部の径方向内周端の方が径方向の内周側に位置し、
前記接合部の周方向の幅が前記上層コイル突出部の周方向の幅以上であり、
前記下層コイル突出部の径方向内周端面上に形成される前記接合部の径方向内周側境界部の位置が、前記上層コイル端部の軸方向端面上に形成される径方向内周側境界部(径方向外周端)の位置より前記電機子鉄心側にあることを特徴とする回転電機の回転子。
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