JP3722154B1 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱箱体の天面部に設置する冷蔵庫において、その音源から発生する騒音の抑制と、振動の伝播を抑制し、低騒音の冷蔵庫を提供する。
【解決手段】断熱箱体101の天面部に圧縮機120を有する冷蔵庫において,最上部の貯蔵室である冷蔵室110を形成する断熱区画に発泡断熱材132を同時に充填することで、冷蔵室を一体構成させたことにより,最上部の貯蔵室の剛性が高くなり、最上段の貯蔵室の天面部に配置された圧縮機から発生した振動が冷蔵庫本体への振動伝播するのを抑制することができる。また、圧縮機から発生した振動が他の部品(例えば、冷蔵庫内の食品収納棚)へ伝播し、その部品が振動することによるびびりや騒音が発生するのを抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は圧縮機を天面部に積載した冷蔵庫に関するものである。
近年、冷蔵庫は地球環境保護の観点から更なる省エネルギー化が進むとともに、その使い勝手や収納性の向上が求められている。
従来この種の冷蔵庫は、最下部に配設された貯蔵室の収納容積のアップを図る目的のために、断熱箱体の貯蔵室内最上部の後背部が下がるように窪ませた凹部を設け、その凹部に冷凍サイクルの構成機器を収納するという方法がとられていた(例えば、特許文献1参照)。
図13は特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の断面図を示すものである。
図に示すように、断熱箱体1の外壁を形成する外箱2と、断熱箱体1の庫内壁を形成する内箱3と、外箱2と内箱3の間に発泡充填させたウレタン断熱材4からなり、上から順に、冷蔵室5、冷凍室6、野菜室7を有し、冷蔵室5の前面開口には、冷蔵室回転扉8を設けている。また、断熱箱体1の中央から下方部に位置する冷凍室6と野菜室7は収納性と使い勝手を考慮して、簡易に取り出しが行える引出しタイプの冷凍室引出し扉9と野菜室引出し扉12を設けてある。
断熱箱体1に設けた凹部20は、外箱上面21と外箱背面22に渡る天面後背部を冷蔵室5の最上部の後背部が下がるように窪ませた箇所である。凹部20はその左右が断熱箱体1の左右壁にて塞がれ上方および背方に開放しており、この凹部20の開放部は、上板23とこれにほぼ直角な背板24とからなる凹部カバー25にて覆われている。また、凹部カバー25はネジなどにて断熱箱体1に取外し可能に固定されている。
冷凍サイクルの構成機器である圧縮機31と凝縮器32は、機械室ファン33と共に凹部20内に収まるように配設され、凹部カバー25にて覆われている。また、凹部カバー25の上板23と背板24には、放熱のために複数の通風孔34が設けられている。
また、冷凍サイクルの構成機器である蒸発器35は冷凍室6の後背部に冷却ファン36と共に配設されており、最下部の貯蔵室である野菜室7は奥行き深く構成してある。
これにより、断熱箱体1の背面下部に圧縮機31や凝縮器32を収納するものと比較して、野菜室7の内容積を大きく、深く構成できる。また、高圧機器を断熱箱体1の上部に配置しても、最下部の貯蔵室である野菜室7への収納重量の増加により、断熱箱体本体1の重心が下がり安定化が図れる。
特開2001−99552号公報
しかしながら、上記従来の構成では、凹部に冷蔵庫の騒音・振動発生源である圧縮機や圧縮機を冷却する機械室ファンを収納することから、これらの音は、凹部を介し庫内へ透過する。特に使用者が冷蔵庫回転扉を開けた場合に、冷蔵庫正面側へ漏れやすく、その結果、人間の耳の高さに近いため、騒音が非常に気になるといった課題があった。
また、断熱箱体のフレームは、例えば2mm程度の薄肉ABSでできた内箱及び外箱で内部の断熱材を覆う3層構造となるが、断熱箱体上部は凹部により矩形形状ではなく異形となるため、強度が不十分であった。したがって、圧縮機および機械室ファンが動作する時、これらによる振動が断熱箱体に直接的に伝播すると、冷蔵庫本体が共振して大きな振動を発生させる。さらにこれらの振動が他の部品(例えば、冷蔵庫内の食品収納棚)へ伝播し、その部品が振動することによるびびりや騒音が発生するといった課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、圧縮機や機械室ファンという音源を断熱箱体の天面部に設置する冷蔵庫において、その音源から発生する騒音の抑制と、振動の伝播を抑制し、低騒音の冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、上下方向に少なくとも三つ以上の断熱区画された貯蔵室を設けた断熱箱体と、前記貯蔵室の前面開口部に備えられた扉と、前記断熱箱体の天面後方に凹み部を有するとともに前記凹み部に圧縮機を備え、前記凹み部によって最上部の貯蔵室の天面奥部を形成する断熱壁が段差状に形成された段差部を有し、前記断熱箱体は発泡断熱材を充填発泡して形成されるものであり、前記貯蔵室の中で最も前面開口面積が大きい最上部の貯蔵室を囲んで形成する前記段差部も含めた断熱壁が前記最上部の貯蔵室より下方に位置する断熱区画用の仕切体の少なくとも一つと共に、前記断熱箱体と前記発泡断熱材で一体成形されたものである。
これによって、最上部の貯蔵室の剛性が高くなり、最上段の貯蔵室の天面部に配置された圧縮機から発生した振動が冷蔵庫本体への振動伝播するのを抑制することができる。また、圧縮機から発生した振動が他の部品(例えば、冷蔵庫内の食品収納棚)へ伝播し、その部品が振動することによるびびりや騒音が発生するのを抑制することができる。
本発明の冷蔵庫は、圧縮機から発生した振動が冷蔵庫本体への振動伝播するのを抑制することができるので、圧縮機を天面に配置した冷蔵庫において低振動および低騒音化を実現した冷蔵庫を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、上下方向に少なくとも三つ以上の断熱区画された貯蔵室を設けた断熱箱体と、前記貯蔵室の前面開口部に備えられた扉と、前記断熱箱体の天面後方に凹み部を有するとともに前記凹み部に圧縮機を備え、前記凹み部によって最上部の貯蔵室の天面奥部を形成する断熱壁が段差状に形成された段差部を有し、前記断熱箱体は発泡断熱材を充填発泡して形成されるものであり、前記貯蔵室の中で最も前面開口面積が大きい最上部の貯蔵室を囲んで形成する前記段差部も含めた断熱壁が前記最上部の貯蔵室より下方に位置する断熱区画用の仕切体の少なくとも一つと共に、前記断熱箱体と前記発泡断熱材で一体成形されたものである。
これによって、最上段の貯蔵室の剛性が高くなり、最上段の貯蔵室の天面部に配置された圧縮機から発生した振動が冷蔵庫本体への振動伝播するのを抑制することができる。また、圧縮機から発生した振動が他の部品(例えば、冷蔵庫内の食品収納棚)へ伝播し、その部品が振動することによるびびりや騒音が発生するのを抑制することができる。
また、最上部の貯蔵室が単純な矩形形状ではなく、剛性の弱くなりがちな段差部を有した複雑な形状となった場合でも、最上部の貯蔵室の剛性を高めることができ、最上部の貯蔵室の天面奥部に配置された圧縮機から発生した振動が冷蔵庫本体への振動伝播するのを抑制することができる。また、圧縮機から発生した振動が他の部品(例えば、冷蔵庫内の食品収納棚)へ伝播し、その部品が振動することによるびびりや騒音が発生するのを抑制することができる。
また、圧縮機の前方側を断熱壁で形成していることにより、冷蔵庫の前面側への騒音伝達を抑制し、さらに、凹み部も最上段の貯蔵室と一体成形されていることにより、圧縮機から庫内へ伝達する騒音の漏れを減少させることができるので、冷蔵庫の騒音を低減することができる。
請求項2に記載の発明は、凹み部は両側に側壁を有し、前記側壁を形成する外箱と内箱で構成される空間内に補強材を備え、断熱箱体に発泡断熱材を充填発泡する際に、前記断熱箱体の最上部の貯蔵室を形成する断熱区画と前記凹み部の側壁とを同時に充填発泡することで、前記最上部の貯蔵室の断熱壁および前記凹み部の側壁が前記補強材を埋設して一体成形されたものである。
これによって、圧縮機の前方および左右が断熱壁で囲われていることにより、冷蔵庫の前面側への騒音伝達を抑制し、さらに凹み部の側壁も断熱箱体と一体成形されていることにより、圧縮機から庫内へ伝達する騒音の漏れを減少させることができるので、冷蔵庫の騒音を低減することができる。
さらに、剛性の弱くなりがちな凹み部の側壁の強度を高めることができるので、圧縮機の振動により合成の弱い側壁が振動することによって、凹み部内に備えられた部品(例えば、冷媒配管や制御基盤等々)へ伝播し、その部品が振動することによるびびりや騒音が発生するのを抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、補強材は、凹み部の前記側壁内を前方および下方に延びたくの字型であり、前方側の端部は前記凹み部の前壁面より前方まで延出し、かつ下方側の端部は底壁面より下方まで延出するように埋設されたものである。
これによって、補強部材はくの字型に配置されており、それぞれ側壁への投影では凹み部内空間と凹み部の前方の壁面および下方の底壁面へ渡って長い距離に渡って備えられているため、側壁と直行する断熱壁である凹み部の前面側の壁面および下方側の底壁面に支えられて、側壁を連続した断熱箱体の一部として支持することができ、凹み部の開口部強度を高めることができる。
請求項4に記載の発明は、凹み部を覆うカバー部材を備え、前記カバー部材は凹み部の側壁に備えられた補強材に固定されるものである。
これによって、カバー部材の強度を高めることができるので、圧縮機の振動によりカバー部材が振動することによるびびりや騒音が発生するのを抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、冷蔵庫運搬用の取っ手を有し、前記取っ手は、前記凹み部の左右方向に渡って備えられるとともに前記凹み部の両側壁の前記補強材に固定されるものである。
これによって、取っ手は補強部材を介して、凹み部の開口部に凹み部の左右に渡って取り付けることとなり、凹み部の空間部によって強度が弱くなった断熱箱体の凹み部周辺の強度を大きく向上させることができ、凹み部の側壁を連続した剛体として構成できるため、さらに冷蔵室の強度を高めることができる。
請求項6に記載の発明は、最上部の貯蔵室内と圧縮機との間に位置する断熱壁の少なくとも一部に真空断熱材を備えたものである。
これによって、圧縮機と庫内との間に位置する発泡断熱材の騒音透過に対する減衰効果に加えて、さらに芯材材料として異種または構造の異なる真空断熱材を複層構造とすることによって、さらに騒音透過に対する減衰効果を高めるとともに単一材料で遮音する場合と比べてより広い周波数域における騒音を減衰することができるので、庫内へ伝達する騒音の漏れを減少させることができ、冷蔵庫の騒音を低減することができる。
また、高温となる圧縮機と庫内との間に発泡断熱材と、芯材材料として異種または構造の異なるとともに高断熱性を有する真空断熱材とを複層構造することによって、圧縮機からのから最上部の貯蔵室への熱侵入量を大幅に低減することができるので、冷蔵庫の消費電力を図ることができる。
請求項7に記載の発明は、最上部の貯蔵室の扉は回転式扉であり、前記回転式扉の保持部は、一体形成された断熱壁に備えられるものである。
これによって、扉を保持する部分が断熱箱体と一体化するため、扉に収納された食品の重量などの冷蔵庫に負荷された荷重を、断熱箱体全体で支持することができ、回転式扉によって回転扉の保持部付近の断熱箱体の剛性が低下する傾向があった冷蔵庫において、冷蔵庫本体の剛性を向上させることができると共に断熱箱体の変形によって冷蔵室の回転式扉の下がりを防止することができる。
以下、本発明による冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態を図1に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の概略断面図である。
図において、冷蔵庫本体100の断熱箱体101は3つの断熱区画に区分されており、最上部の貯蔵室は冷蔵室110であり、真ん中の貯蔵室は野菜室111、最下部の貯蔵室は冷凍室112である。各断熱区画にはそれぞれ断熱扉が設けられており、上から回転式扉である冷蔵室扉110a、引き出し式の扉である野菜室扉111aおよび冷凍室扉112aである。冷蔵室110に備えられた冷蔵室扉110aの庫内側には複数の扉ポケット110bが収納スペースとして備えられており、庫内には複数の食品収納棚110cが備えられている。
冷凍サイクルを構成する機器である圧縮機120は断熱箱体101の天面部に弾性部材であるグロメット120a備えられており、冷蔵室110の間の断熱壁には発泡断熱材132に加えて、真空断熱材140が備えられている。圧縮機120は低騒音、低振動化を図りやすい内部低圧型でかつ往復動型の圧縮機である。また、冷凍サイクル内の冷媒としては、地球環境保全の観点から地球温暖化係数が小さい可燃性冷媒であるイソブタンが使用されている。
また、断熱箱体101は、冷蔵庫の天面部および側面部および背面部および底面部を囲うように形成された外箱130と内箱131からなる空間に発泡断熱材132を充填して断熱箱体101としている。この断熱箱体101に発泡断熱材132を充填する際、冷蔵室を断熱区画する仕切体133に発泡断熱材132を同時に充填することで、冷蔵室110を囲むように形成する断熱壁の全ての面(扉を除く)を発泡断熱材132で一体成形する構造としている。
この場合、具体的には、冷蔵室110の周りの扉を除いた5面、すなわち、天面、両側面、背面、そして仕切体133で形成される底面の5面が硬質発泡ウレタン等の発泡断熱材132で同時に一体発泡成形されるものである。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
圧縮機120の圧縮動作により吐出された高温高圧の冷媒は、凝縮器(図示せず)にて熱交換して放熱するとともに凝縮液化し、減圧器(図示せず)に至る。その後、減圧器によって減圧されて蒸発器(図示せず)に至り、再び圧縮機へと吸入される。
この時、圧縮機120にて圧縮動作を行う場合に、大きな振動が発生し、この圧縮機120からの振動が冷蔵庫の振動発生源となるが、圧縮機を天面に配置している冷蔵室110を囲んで形成する断熱壁の全ての面を発泡断熱材132で一体成形する構造としているので、冷蔵室110を区画形成する筐体の剛性が高くなっており、圧縮機120から発生する振動が冷蔵庫本体への振動伝播するのを抑制することができる。また、圧縮機から発生した振動が他の部品(例えば、冷蔵庫内の食品収納棚110c)へ伝播し、その部品が振動することによるびびりや騒音が発生するのを抑制することができる。
また、圧縮機120を天面に配置している冷蔵室110を形成する断熱壁を一体構造としており、さらに、圧縮機と最も近い貯蔵室である冷蔵室との間の断熱壁には発泡断熱材132に加えて真空断熱材140が備えられているので、高温の圧縮機120から冷蔵室110への熱量の侵入を防止することができ、圧縮機から最上部の貯蔵室への熱侵入量を大幅に低減することができるので、冷蔵庫の消費電力を図ることができる。さらに圧縮機と庫内との間に位置する発泡断熱材の騒音透過に対する減衰効果に加えて、さらに芯材材料として異種または構造の異なる真空断熱材を複層構造とすることによって、騒音透過に対する減衰効果を一層高めることができるとともに単一材料で遮音する場合と比べてより広い周波数域における騒音を減衰することができるので、庫内へ伝達する騒音の漏れを減少させることができ、冷蔵庫の騒音を低減することができる。
また、圧縮機は内部低圧型の圧縮機を用いているので、冷媒の圧縮を行う機械部が圧縮機の外郭である密閉容器に対してスプリング等の弾性部材を介して支持されているので、圧縮動作に伴う振動が密閉容器に直接伝播せず、さらに密閉容器は弾性部材であるグロメット120aを介して断熱箱体101に配設されているので、圧縮機120の振動が断熱箱体に伝播するのを防いでいる。
このように、本実施の形態の冷蔵庫は、圧縮機120から発生した振動が冷蔵庫本体へ振動伝播するのを抑制することができるので、圧縮機120を断熱箱体101の天面に配置した冷蔵庫において低振動および低騒音化を実現した冷蔵庫を提供することができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態を図2から図4に基づいて説明する。図2は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫の概略断面図である。図3は本発明の実施の形態2における冷蔵庫の凹み部の断熱発泡前の構成を示す斜視図である。図4は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫の断熱発泡後の構成を示す斜視図である。
図において、冷蔵庫本体200の断熱箱体201は5つの断熱区画に区分されており、最上部より冷蔵室210、切り替え室211、野菜室212、最下部の貯蔵室は冷凍室213である。また、切り替え室211に隣接して製氷室(図示せず)が形成されている。各断熱区画にはそれぞれ断熱扉が設けられており、回転式の扉である冷蔵室扉210a、引き出し式の扉である切り替え室扉211a、野菜室扉212aおよび冷凍室扉213aである。冷蔵室210に備えられた冷蔵室扉210aの庫内側には複数の扉ポケット210bが収納スペースとして備えられており、庫内には複数の食品収納棚210cが備えられている。
冷凍サイクルを構成する機器である圧縮機220は断熱箱体201の天面部の背面側に形成された凹み部250に配設されており、天面部に弾性部材であるグロメット220aを介して備えられており、圧縮機220と冷蔵室210との間の断熱壁には発泡断熱材232に加えて、真空断熱材240が圧縮機の前面側と底面側に相当する位置の凹み部250の前壁面250a及び底面250bに備えられている。圧縮機120は低騒音、低振動化を図りやすい内部低圧型でかつ往復動型の圧縮機である。また、冷凍サイクル内の冷媒としては、地球環境保全の観点から地球温暖化係数が小さい可燃性冷媒であるイソブタンが使用されている。
また、断熱箱体201の凹み部は左右に側壁260を備えており、凹み部250は、例えば、天面部および側面部および底面部の外枠を形成する外板230aと、背面部の外枠を形成する外板230bと、凹み部250の形状に応じて形成された高い剛性を有する外板230cとにより構成される外箱230により断熱箱体201の外枠を形成している。
また、この凹み部の外枠を形成する外板230c上には圧縮機220が配置されるため、断熱箱体の他の外枠部分よりも剛性が高くなるように設計してある。また、凹み部250は、圧縮機等が収納された後、カバー233により覆われる。カバー233には、凹み部内の空気の流動を促進する通風穴234が設けられている。さらに、凹み部250の側壁260の内部には、側壁の強度を上げるとともに、発泡断熱材の充填の際の変形を防止する目的で補強部材235が埋設されている。この補強部材235は、側壁260の上部背面側角部260a付近から前方および下方に延びたくの字型の鉄材からなり、前方側の端部235aは凹み部250の前壁面250aより前方まで延び、下方側の端部235bは凹み部250の底面250bよりも下方まで延びるように補強部材235が埋設されている。
また、凹み部250のカバー233や冷蔵庫運搬用の取っ手236は、側壁260に埋設された補強部材235にビスなどにより固定されている。
この冷蔵庫運搬用の取っ手236は両端部が凹み部250の両側壁に固定されるとともに前記機械室の左右方向に渡って備えられたハンドル用バーであり、凹み部250の背面側の左右方向における強度を補強する補強機能を備えている。
このように断熱箱体201は凹み部250を設けているため、冷蔵室210の庫内空間には段差部251が形成されている。
また、断熱箱体201は、冷蔵庫の天面部および側面部および背面部および底面部を囲うように形成された外箱230と内箱231からなる空間に発泡断熱材232を充填して断熱箱体201としている。この断熱箱体201に発泡断熱材232を充填する際、冷蔵室を断熱区画する仕切体237および冷蔵室210に次いで前面開口面積の大きい冷凍室213を断熱区画する仕切体238と断熱箱体201とに発泡断熱材232を同時に充填することで、冷蔵室210および冷凍室を形成する断熱壁を一体構造としている。冷蔵室は段差部251を有しているため、複雑な形状となっているが、この段差部251も含めて冷蔵室を形成する断熱壁はすべて一体形成されている。
このように発泡断熱材232を充填する際に凹み部250においては、天面部および側面部および底面部の外枠を形成する外板230aと、背面部の外枠を形成する外板230bと、凹み部250の形状に応じて形成された高い剛性を有する外板230cとにより構成される外箱230を組み立てた上で、凹み部250の底面および内箱231との間の内箱側に真空断熱材240を埋設し、凹み部の側壁260の外箱側に補強部材235とを備えた上で、発泡断熱材232を充填することで、凹み部250周辺は高い強度で形成される。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
圧縮機220の圧縮動作により吐出された高温高圧の冷媒は、凝縮器(図示せず)にて熱交換して放熱するとともに凝縮液化し、減圧器(図示せず)に至る。その後、減圧器によって減圧されて蒸発器(図示せず)に至り、再び圧縮機へと吸入される。
この時、圧縮機220にて圧縮動作を行う場合に、大きな振動が発生し、この圧縮機220からの振動が冷蔵庫の振動発生源となるが、圧縮機を天面に配置している冷蔵室210を形成する断熱壁を一体構造としているので、複雑な形状をした冷蔵室210であっても、冷蔵室210を形成する断熱壁の剛性が高くなっており、圧縮機220から発生する振動が冷蔵庫本体への振動伝播するのを抑制することができる。また、圧縮機から発生した振動が他の部品(例えば、冷蔵庫内の食品収納棚210c)へ伝播し、その部品が振動することによるびびりや騒音が発生するのを抑制することができる。
また、開口面積が大きいために剛性が弱くなりがちな冷凍室213を形成する断熱壁も断熱箱体201と一体形成されているため、開口面積の広い冷凍室213の剛性を向上させることができ、結果的に冷蔵庫の断熱箱体全体の剛性を向上させることができるので、圧縮機を天面部に配置する為に振動が大きくなりがちな冷蔵庫においても、圧縮機から発生した振動が冷蔵庫本体への振動伝播するのを抑制することができる。
また本実施の形態では、冷蔵室210の中で、圧縮機の振動が直接的に伝達する凹み部250周辺の剛性を高めるためにさまざまな工夫を凝らしている。
まず、冷蔵室210を形成する断熱壁を一体構造とする際に、凹み部250を形成する断熱壁には、凹み部250の形状に応じて形成された外板230cを別部品として高い剛性を有するように設計し、これらを備えた上で発泡断熱材253を充填することで一体成形しており、さらに、圧縮機220と冷蔵室210との間の断熱壁である凹み部250には発泡断熱材232に加えて真空断熱材240が備えられている。
この真空断熱材240は発泡断熱材232と比べて剛性が高いため、凹み部250の補強部材としての効果を奏する。また真空断熱材240は発泡断熱材232よりも断熱効果が2〜3倍程度に高い為、高温の圧縮機220から冷蔵室210への熱量の侵入を防止することができ、圧縮機から最上部の貯蔵室への熱侵入量を大幅に低減することができるので、冷蔵庫の消費電力の抑制を図ることができる。
さらに圧縮機220と冷蔵室210の庫内との間に位置する発泡断熱材の騒音透過に対する減衰効果に加えて、さらに芯材材料として異種または構造の異なる真空断熱材を複層構造とすることによって、騒音透過に対する減衰効果を一層高めることができるとともに単一材料で遮音する場合と比べてより広い周波数域における騒音を減衰することができるので、庫内へ伝達する騒音の漏れを減少させることができ、冷蔵庫の騒音を低減することができる。
さらに、凹み部250の側壁には補強材235が備えられているので、剛性の弱くなりがちな凹み部の側壁の強度を高めることができるので、圧縮機の振動により合成の弱い側壁が振動することによって、凹み部内に備えられた部品(例えば、冷媒配管や制御基盤等々)へ伝播し、その部品が振動することによるびびりや騒音が発生するのを抑制することができる。
また、補強部材235は、凹み部250の奥行きおよび深さ方向にくの字型に配置されており、それぞれ側壁への投影では凹み部250内空間と凹み部250の前壁面250aおよび底面250bへ渡って長い距離に渡って備えられているため、側壁260と直行する断熱壁である凹み部250の前壁面250aおよび底面250bに支えられて、側壁260を連続した断熱箱体の一部として支持することができ、凹み部250の開口部強度を高めることができる。
また、取っ手236を補強部材235を介して、凹み部250の開口部に凹み部250の左右を横断するように取り付けることにより、凹み部250の空間部によって強度が弱くなった断熱箱体の凹み部周辺の強度を大きく向上させることができ、凹み部250の側壁を連続した剛体として構成できるため、さらに冷蔵室210の強度を高めることができる。
また、凹み部を覆うカバー233は凹み部250の側壁260の補強材235に固定されているので、カバー部材の強度を高めることができ、圧縮機の振動によりカバー部材が振動することによるびびりや騒音が発生するのを抑制することができる。
また、カバー233には、凹み部250内の空気の流動を促進する通風穴234が設けられているため、効果的に凹み部内の空気を循環させることができる。これにより、圧縮機の温度上昇を抑制することができ、冷蔵庫の消費電力の抑制を図ることができる。
このように、本実施の形態の冷蔵庫は、圧縮機220から発生した振動が冷蔵庫本体へ振動伝播するのを抑制することができるので、圧縮機220を断熱箱体201の天面に配置した冷蔵庫において低振動および低騒音化を実現した冷蔵庫を提供することができる。
また、断熱箱体201の天面奥部の凹み部250に圧縮機220を配設しており、圧縮機は前面側も側壁側も断熱壁で囲われていることで、圧縮機から発生する騒音が冷蔵庫の前面側に漏洩するのを防止することができる。
また、圧縮機は内部低圧型の圧縮機を用いているので、冷媒の圧縮を行う機械部が圧縮機の外郭である密閉容器に対してスプリング等の弾性部材を介して支持されているので、圧縮動作に伴う振動が密閉容器に直接伝播せず、さらに密閉容器は弾性部材であるグロメット220aを介して断熱箱体201に配設されているので、圧縮機220の振動が断熱箱体に伝播するのを防いでいる。
このように、本実施の形態の冷蔵庫は、圧縮機220から発生した振動が冷蔵庫本体へ振動伝播するのを抑制することができるので、圧縮機220を断熱箱体201の天面に配置した冷蔵庫において低振動および低騒音化を実現した冷蔵庫を提供することができる。
なお、本発明においては、真空断熱材240が圧縮機の前面側と底面側に相当する位置の凹み部250の前壁面250a及び底面250bに備えられているが、冷蔵庫の設計やコストの関係上、少なくともどちらか一方のみ備える場合もある。
なお、本発明においては、側壁260の補強部材235は、くの字状の形状としたが、側面への投影面において、凹み部250の空間から前壁面250aおよび底面250bへ渡って備えられているような形状であれば他の形状であっても、側壁260と直行する断熱壁である凹み部250の前壁面250aおよび底面250bに支えられて、側壁260を連続した断熱箱体の一部として支持することができ、凹み部250の開口部強度を高めることができる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態を図5〜図12に基づいて説明する。図5は、本発明の実施の形態3における冷蔵庫の正面図、図6は、本発明の実施の形態3における冷蔵庫の扉を開けた状態のキャビネットの正面図、図7は、図5のB−B線断面図を示すものである。
図に示すように冷蔵庫316のキャビネット317は、仕切体318、319、320、321により区画され、上から冷蔵室322、切替室323、製氷室324、野菜室325、冷凍室326となっている。冷蔵室扉322aは回転式扉、切替室扉323a、製氷室扉324a、野菜室扉325a、冷凍室扉326aは引出し式扉である。前記回転式の冷蔵室扉322aはキャビネット317の上面と仕切体318で保持している。キャビネット317は外箱327と内箱328からなる空間に発泡断熱材329を充填して断熱箱体としている。キャビネット317に発泡断熱材329を充填する際、冷蔵室を区画する仕切体318と、仕切体318の真下に位置する仕切体319にも同時に発泡断熱材329を充填することで、仕切体318,319とキャビネット317を、発泡断熱材329を介した一体構造としている。
また、キャビネット317は、天面部の後方側に窪ませた凹み部330を設け、その中に圧縮機331を弾性部材332を介して配置している。
また、仕切体319にて区画される仕切体319以下の空間の奥面には冷却器333が配設されている。冷却器333を配設後に、仕切体320を取付け、仕切体319以下の空間を、野菜室325、冷凍室326に分割する。
また、製氷室324内には製氷装置334が存在する。製氷装置334へ給水するための給水タンク335は冷蔵室322内に存在し、仕切体318を貫通する給水経路336を経由して製氷室324内の製氷装置334に給水される。
図8は、凹み部330を示す斜視図である。凹み部330は、例えば、外板327aと外板327bにより構成される外箱327の天面後方部を切り欠き、外板327cにより前述の切り欠き部を覆うような構成になっている。
図9は仕切体318の分解斜視図である。図10は、仕切体318の下面図である。図に示すように、仕切体318は、上蓋337と下蓋338で囲まれた空間に、発泡断熱材329を充填して構成する。但し、製氷室324の天井部分には断熱部材339が挿入されている。上蓋337、下蓋338、断熱部材339には、製氷室324への給水経路のための穴340があいている。仕切体318の上下面は、断熱部材339が存在する部分以外は極端な凹凸のない平面となっている。また、仕切体318は、穴群338a、穴群338b、穴338cを介して、断熱部材339により、キャビネット317と一体化している。
図11は、仕切体319の分解斜視図である。図12は、仕切体319の上面図である。図に示すように、仕切体319は、上蓋341と下蓋342で囲まれた空間に、発泡断熱材329を充填して構成する。但し、上蓋341と下蓋342には、冷却器333からの冷気の通り道となる風路のための穴343があいており、穴343は、別体の断熱部材344で構成されている。仕切体319の上下面は、断熱部材344が存在する部分以外は極端な凹凸のない平面となっている。また、仕切体319は、仕切体318と同様に、穴群342a、穴群342b、穴群342cを介して、断熱部材339により、キャビネット317と一体化している。
以上のように構成された冷蔵庫は、発泡断熱材329を介してキャビネット317と一体化している仕切体318,319によって、従来の冷蔵庫よりも細かく区画されていると共に冷蔵室扉322aを支える仕切体318がキャビネット317と一体化しているため、扉に収納された食品の重量などの冷蔵庫に負荷された荷重を、バランスよく分散・支持することができ、冷蔵室の剛性を向上させることができるので冷蔵室の回転式扉の下がりを防止し、結果的に冷蔵庫本体の剛性を向上させることができる。
また、仕切体318には給水経路のための穴が存在するため、仕切体318を介して冷蔵室から製氷室へ水が流れて行くことができる。同様に、仕切体319にも風路のための穴343があいているため、仕切体319を介して冷却器333と冷蔵室322、切替室323、製氷室324の間を冷気が循環したりすることができる。さらに、仕切体318に設けられた給水経路は、給水経路336と断熱部材339で構成されるため、L字型に屈曲した給水経路を容易に実現することができる。
キャビネット317および、仕切体318、319に発泡断熱材329を充填する際、発泡断熱材329の膨張圧でキャビネット317ならびに仕切体318、319の側面が変形するのを治具で押さえつけることで防止する。この時、仕切体318、319の断熱部材339、344が挿入されていない部分は極端な凹凸のない平面となっているため、側面を容易に治具で押さえつけることができる。このため、冷蔵庫を大量に生産する際に、その生産稼動率を高めることができる。一方、仕切体318の製氷機の取り付く部分や、仕切体319の風路のための穴343付近は、製氷装置334の取り付けのためのツメや凹みなど複雑な凹凸形状が集中しているため、発泡断熱材329を充填する際の変形防止用治具の形状や設置方法が複雑になったり、変形を防止したい部分の形状が複雑であるが故に,変形防止治具で効果的に発泡断熱材329の膨張圧での変形を抑制できず部品の取り付けが困難になったりする。そこで、上記の複雑な凹凸形状が集中している部分に断熱部材339、344を挿入し部分的に断熱性を確保しながら発泡断熱材329が充填されない様にすることで、変形防止様の治具を部分的に不要にすることができ、冷蔵庫の生産性向上に寄与することができる。
また、仕切体319以下に区画された空間の奥面に冷却器333を配設することで、少しでも広い空間で冷却器333の冷蔵庫への取り付け作業をすることができるようにし、その作業性を向上させることができ、冷蔵庫の生産性向上に寄与することができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、扉側面への食品収納量が多く保持部にかかる負荷多い回転式扉を,キャビネットと一体構成した仕切体によって保持し,かつ複数枚のキャビネットと一体構成した仕切体により,キャビネットを従来よりも細かく区画することで、キャビネット本体の剛性を向上させることが可能となるので、同様に,凹み部などの強度低下の要因となるような形状を有する箱体の剛性を向上させること等にも適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の概略断面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の概略断面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の凹み部の断熱発泡前の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の断熱発泡後の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態3における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態3における冷蔵庫の扉を開けた状態のキャビネットの正面図 図5のB−B線断面図 本発明の実施の形態3における凹み部の斜視図 本発明の実施の形態3における仕切体の分解斜視図 仕切体の下面図 仕切体の分解斜視図 仕切体の上面図 従来の冷蔵庫の断面図
符号の説明
100,200,316 冷蔵庫本体
101,201 断熱箱体
110,210,322 冷蔵室
120,220,331 圧縮機
130,230,327 外箱
131,231,328 内箱
132,232,329 発泡断熱材
133,237,238 仕切体
140,240 真空断熱材
233 カバー(カバー部材)
250,330 凹み部
260 凹み部の側壁
110a,210a,322a 冷蔵室扉
333 冷却器
339 断熱部材
340 穴
343 穴
344 断熱部材
318,319,320,321 仕切体

Claims (7)

  1. 上下方向に少なくとも三つ以上の断熱区画された貯蔵室を設けた断熱箱体と、前記貯蔵室の前面開口部に備えられた扉と、前記断熱箱体の天面後方に凹み部を有するとともに前記凹み部に圧縮機を備え、前記凹み部によって最上部の貯蔵室の天面奥部を形成する断熱壁が段差状に形成された段差部を有し、前記断熱箱体は発泡断熱材を充填発泡して形成されるものであり、前記貯蔵室の中で最も前面開口面積が大きい最上部の貯蔵室を囲んで形成する前記段差部も含めた断熱壁が前記最上部の貯蔵室より下方に位置する断熱区画用の仕切体の少なくとも一つと共に、前記断熱箱体と前記発泡断熱材で一体成形された冷蔵庫。
  2. 凹み部は両側に側壁を有し、前記側壁を形成する外箱と内箱で構成される空間内に補強材を備え、断熱箱体に発泡断熱材を充填発泡する際に、前記断熱箱体の最上部の貯蔵室を形成する断熱区画と前記凹み部の側壁とを同時に充填発泡することで、前記最上部の貯蔵室の断熱壁および前記凹み部の側壁が前記補強材を埋設して一体成形される請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 補強材は、凹み部の前記側壁内を前方および下方に延びたくの字型であり、前方側の端部は前記凹み部の前壁面より前方まで延出し、かつ下方側の端部は底壁面より下方まで延出するように埋設された請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 凹み部を覆うカバー部材を備え、前記カバー部材は凹み部の側壁に備えられた補強材に固定されるものである請求項2または3に記載の冷蔵庫。
  5. 冷蔵庫運搬用の取っ手を有し、前記取っ手は、前記凹み部の左右方向に渡って備えられるとともに前記凹み部の両側壁の前記補強材に固定されるものである請求項2または3に記載の冷蔵庫。
  6. 最上部の貯蔵室内と圧縮機との間に位置する断熱壁の少なくとも一部に真空断熱材を備えた請求項1から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 最上部の貯蔵室の扉は回転式扉であり、前記回転式扉の保持部は、一体形成された断熱壁に備えられるものである請求項1から6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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