JP3722014B2 - 体毛処理器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気かみそりや脱毛装置等のような体の手入れをする体毛処理器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の体毛処理器具の従来例として、例えば特表2000−500055号公報に示されているように、処理剤(流体)を吐出させるためのポンプと処理剤を収容する本体部とを有するシェーバーが知られている。この従来例ではダイヤフラムを押すことにより、器具の出口部に処理剤を圧送するものである。処理剤はシェービングへッドと使用者の皮膚との間の摩擦を減少させる作用をする。
【0003】
また他の従来例として、実開昭59−108574号公報には、タンク室とダイヤフラムとを有し、モータの駆動軸によりダイヤフラムを駆動して処理剤(流体)を吐出させることで、シェービング中に連続して処理剤を吐出させる構造のものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前者の器具では、処理剤を吐出させる操作を使用者が行いながら、シェービングするものであるため、処理剤が肌に十分延びなかった時や、剃る部位を変えた時に、再度処理剤を出す操作をすることが必要となり、使い勝手が悪いという欠点がある。
【0005】
また後者の器具では、シェバーヘッドが肌に当っていない時にも吐出し、無駄に処理剤を消費するので、非効率である。
【0006】
本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、処理剤を肌に均一に塗布できると共に、塗布時の肌当たりをなめらかにでき、さらに処理剤を効率的に送出することができる体毛処理器具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載の発明にあっては、毛の切断又は引き抜きを行うための体毛処理部を有する体毛処理装置2と、肌の手入れ処理を行う処理剤を体毛処理部側に供給するための処理剤供給装置4とを備えた体毛処理器具であって、上記処理剤供給装置4は、処理剤を貯蔵する容器5と、処理剤を肌や体毛処理装置2に塗布する吐出部27と、容器5内の処理剤を吐出部27に送出するための流路7とを備えると共に、吐出部27は体毛処理装置2に対してフロート自在であることを特徴としており、このように構成することで、体毛処理装置2の使用時には、処理剤供給装置4の吐出部27と肌との密着性が向上することにより、処理剤を肌に均一に塗布できると共に、塗布時の肌当たりをなめらかにすることができる。
また処理剤を使用しない場合には少なくとも吐出部27が肌に当たらないようにフロート下端の位置で仮保持されるので、処理剤を使用しない場合は、吐出部27が肌に当たらないようになる。
【0008】
また請求項2記載の発明は、請求項1において、吐出部27は容器5に対してフロート自在であることを特徴とするのが好ましく、この場合、吐出部27がフロートしても容器5が動かないため、容器5交換や容器保持、および容器5内の処理剤を絞り出す構造等が容易となる。
【0009】
また請求項3記載の発明は、請求項2において、流路7の一部が伸縮自在であることを特徴とするのが好ましく、この場合、容器5に対して吐出部27がフロートしても、流路7のシール状態を保つことができる。
【0010】
また請求項4記載の発明は、請求項3において、流路7を形成する材料の一部が弾性体であることを特徴とするのが好ましく、この場合、多方向に吐出部27がフロートしても弾性体が柔軟に追従できるようになる。
【0011】
また請求項5記載の発明は、請求項4において、流路7を形成する材料の一部がフロート方向とは略垂直方向に屈曲可能であることを特徴とするのが好ましく、この場合、吐出部27のフロートに対して、弾性体の追従性やシール性が向上する。
【0012】
また請求項6記載の発明は、請求項4において、流路7を形成する材料の一部の径が膨張可能であることを特徴とするのが好ましい。
【0013】
また請求項7記載の発明は、請求項4において、流路7を形成する材料の一部が蛇腹形状であることを特徴とするのが好ましい。
【0014】
また請求項8記載の発明は、請求項4において、流路7を形成する材料の一部における一端側の径が他端側の径よりも大きいことを特徴とするのが好ましい。
【0016】
また請求項9記載の発明は、請求項1において、吐出部27を含む処理剤供給装置4全体が体毛処理装置2に対してフロート自在であることを特徴とするのが好ましく、この場合、吐出部27と容器5間の流路7の変形を防止できる。
【0017】
また請求項10記載の発明は、請求項1において、吐出部27と容器5とが一体で、体毛処理装置2に対してフロート自在であることを特徴とするのが好ましく、この場合、吐出部27と容器5間の流路7の変形を防止できる。
【0018】
また請求項11記載の発明は、請求項1において、吐出部27は肌に当たって押し下げられる肌当て部6を有すると共に、肌当て部6が押し下げられた時のみ流路7を開にする栓体8を有することを特徴とするのが好ましく、この場合、体毛処理装置2の使用時には、処理剤供給装置4の肌当て部6を肌に当てて押し下げるだけで、処理剤の流路7が開かれると共に、処理剤を効率良く使用できるようになる。
【0019】
また請求項12記載の発明は、請求項1において、処理剤を貯蔵する容器5を加圧するための加圧手段9を備えていることを特徴とするのが好ましく、この場合、容器5がどのような状態で使用されても加圧手段9によって処理剤を絞り出すことができる。
【0020】
また請求項13記載の発明は、請求項1において、容器5の吐出口5aと吐出部27との間に処理剤を一時的に溜める空間104(32)が設けられ、容器5の吐出口5aと空間104(32)との間、及び空間104(32)と吐出部27との間に、処理剤が逆流するのを防止するための弁体105(107)を有することを特徴とするのが好ましく、この場合、体毛処理装置2の使用時には、弁体105(107)による逆流防止効果によって空間104(32)内の処理剤を吐出部27に導くことができ、容器5がどのような状態で使用されても、つまり、上向きや下向き又は横向きに使用されても、処理剤を供給することができる。
【0021】
また請求項14記載の発明は、請求項13において、吐出部27のフロートと連動して弁体105(107)が開閉することを特徴とするのが好ましく、この場合、器具の動作にあわせて処理剤が送出されるようになる。
【0022】
また請求項15記載の発明は、請求項13又は14において、吐出部27の肌との接触面が凹凸を有することを特徴とするのが好ましく、この場合、肌により吐出部27が閉じられて処理剤が吐出されにくくなるのを防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0024】
本実施形態の体毛処理器具1は、電気かみそりや脱毛装置などからなる体毛処理装置2と、肌の手入れ処理を行う処理剤を体毛処理部3側に供給するための処理剤供給装置4とで構成されている。
【0025】
体毛処理装置2としては、従来公知の電気かみそり2A、又は従来公知の脱毛装置2Bが用いられる。図1〜図27では、本発明に係る処理剤供給装置4を電気かみそり2Aに取り付けた場合を示し、図28、図29では脱毛装置2Bに取り付けた場合を示している。
【0026】
電気かみそり2Aは、図1に示すように、毛の切断を行う体毛処理部3である刃ヘッド12を備えている。本例では刃ヘッド12は、外刃14とこの外刃14の下面に押し付けられ、内刃駆動子16によって往復駆動する内刃15とからなる一対のネット刃ブロック17と、スリット外刃18とこのスリット外刃18の下面に押し付けられ、スリット駆動子20によって往復駆動するスリット内刃19とからなるスリット刃ブロック21とで構成されており、スイッチ22を入れると内蔵されているリニアモータ(図示せず)が駆動して内刃15、スリット内刃19をそれぞれ駆動することで、ネット刃ブロック17とスリット刃ブロック21とで毛を切断できるようになっている。なお、図1の例では刃ヘッド12を3ヘッドとしたが、1ヘッド或いは2ヘッドであってもよいものである。
【0027】
一方、脱毛装置2Bは、図28に示すように、スイッチ23により駆動する駆動モータ24と、駆動モータ24により駆動して毛の引き抜きを行う体毛処理部3である脱毛ヘッド13とを備えている。脱毛ヘッド13はその回転軸方向(図28の紙面に対して略垂直方向)に複数の脱毛爪(図示せず)が並設されており、各脱毛爪が回転(或いは回動)しながら回転軸方向に駆動して、隣り合う脱毛爪同士が接触、離反することで、毛を挟持して引き抜くことができるようになっている。
【0028】
上記電気かみそり2A又は脱毛装置2Bに取り付けられる処理剤供給装置4の構造は共通している。以下、処理剤供給装置4を電気かみそり2Aに取り付けた場合を例に挙げて説明する。
【0029】
処理剤供給装置4は、肌の手入れ処理を行う処理剤を供給するためのものであり、図1に示すように、処理剤供給装置4の吐出部27の先端には肌当て部6が配置され、吐出部27の下方に処理剤を貯蔵する容器5が配置され、吐出部27と容器5とが流路7を介して連結されていると共に、これら吐出部27、容器5等がカバー26にて覆われている。
【0030】
処理剤としては、電気かみそり2Aの刃ヘッド12(脱毛装置2Bの場合は脱毛ヘッド13)と使用者の皮膚との間の摩擦を減少させるためのものであり、例えばシェービングローションなどが使用される。もちろん、処理剤の種類は特に限定されない。
【0031】
ここでは、上記肌当て部6は、図7に示すように、回転自在な球体6aで構成されている。また本例では、複数の球体6aが、断面逆U字状をした吐出部27の上面部に設けた複数の穴部28にそれぞれ回転自在に嵌め込まれている。穴部28は、その上部の穴径d1が球体6aの外径Dよりも小さくなっていて、球体6aが穴部28の上方から抜け出るのが防止されている。また穴部28の下部の穴径d2は球体6aの外径Dよりも若干大きくされ、球体6aが肌に当たって押し下げられたときには球体6aと穴部28との間に隙間29(図10)が生じることで、球体6aの回転により処理剤が徐々に供給されることとなり、処理剤を肌に均一に塗布できるようになっている。
【0032】
また上記各球体6aは、吐出部27内に上下動自在に配置された支え板30にて下方から支えられており、球体6aが穴部28の下方に抜け落ちるのが防止されている。支え板30の上面には球体受け31が設けられており、球体6aが滑らかに回転できるようにしてある。支え板30の下方には吐出部27の下面を密封するための密封板94が配置されており、この密封板94と支え板30との間には圧縮コイルバネからなる押上バネ10が介在されている。そして、体毛処理時には図8に示すように、球体6aが肌に当たって押上バネ10のバネ力に抗して押し下げられることで、球体6aと穴部28との間の隙間29から処理剤が供給されるようになり、肌から器具を離した時には、押上バネ10によって支え板30は上方に付勢され、これにより支え板30が上記球体6aを押し上げて、穴部28が閉塞された状態(図9の状態)で保持されるようになる。
【0033】
また、図10に示すように、上記支え板30の上下両側には、処理剤が流入できる空間32,33がそれぞれ設けられており、上側の空間32が吐出部27の穴部28に連通していると共に、支え板30の複数箇所には上下の空間32,33を互いに連通させる吐出孔34が設けられている。さらに、密封板94の下面中央から下方に向かって筒状部35が突設されており、この筒状部35の内側に上記下側の空間33に連通する略垂直流路36が形成されている。筒状部35の下端にはゴム管25(図3)の一端がシール状態で連結されており、ゴム管25の他端は容器5の吐出口5a(図3)にシール状態で連結されている。そして、これらゴム管25、略垂直流路36、支え板30の吐出孔34、上下の空間32,33によって、容器5内に貯蔵した処理剤を穴部28に向かってする送出するための流路7が構成されている。
【0034】
上記流路7には、上記球体6aからなる肌当て部6が押し下げられたときのみ流路7を開にする栓体8が設けられている。本例では栓体8は、筒状部35の下端に対して接離可能に配置されていると共に、この栓体8と支え板30とは筒状部35の略垂直流路36の内側から中央の押上バネ10の内側を通る連結棒37を介して互いに連結されている。通常は、図9に示すように、栓体8は筒状部35の下端に押し付けられていて略垂直流路36を閉塞しているが、肌当て部6が肌に当たって押し下げられると、図10に示すように、支え板30が下降し、支え板30に連結棒37を介して連結されている栓体8も一緒に下降して略垂直流路36が開かれ、流路7が開放されるようになっている。また、肌当て部6を肌から離すと、押上バネ10のバネ力で支え板30が上昇し、支え板30に連結されている栓体8も一緒に上昇して、栓体8が筒状部35の下端に押し付けられた状態となる。ここでは、栓体8を閉じる方向は肌当て部6を押し上げる方向と同一方向(処理剤の送出方向)とされ、上記支え板30と密封板94との間に介在した押上バネ10によって栓体8と肌当て部6とが同一方向に押圧されることで、肌当て部6と連動して栓体8が流路7を閉じる構造となっている。
【0035】
上記処理剤を貯蔵する容器5は、加圧手段9にて加圧された状態でカバー26内部に収納されている。本例の加圧手段9は、図1に示すように、カバー26内に収納される板バネ38と押さえ板39とで構成されている。押さえ板39はその下端部に設けたピン91がカバー26に設けたピン受け穴90に枢支されており、押さえ板39はピン91を中心にカバー26に接離する方向に回動自在となっている。この押さえ板39の裏側には弓状に撓ませた状態で取り付けられており、板バネ38の頂部が電気かみそり本体11の外側面に弾接している。チューブ状の容器5をカバー26の内面と押さえ板39との間に配置することで、板バネ38のバネ力によって容器5が加圧され、処理剤が絞り出されるようになっている。このような加圧手段9を設けることによって、処理剤供給装置4がどのような状態、つまり上向きや下向き又は横向きに使用されても、処理剤の吐出量が変化せず、処理剤を肌に均一に塗布できるものとなる。なお加圧手段9は省略可能であり、使用者が手で容器5を絞るようにしてもよいものである。
【0036】
さらに、上記吐出部27は、電気かみそり2Aの刃ヘッド12に対してフロート自在とされている。ここでは、図3に示すように、処理剤供給装置4のカバー26の内面に、固定枠40が取り付けられている。吐出部27の両側面から突設したホルダーピン41が、固定枠40の両端部に形成した上下方向に長く延びた長孔42内にスライド自在に嵌合しており、これにより吐出部27は長孔42に沿って上下動自在となっている。
【0037】
ここで、固定枠40はその両側の下端のみがカバー26の内面に突設させた支持突起81,81にて支持されており、カバー26の内面に取り付けた複数本(図3の例では左右2本)の板バネ80が固定枠40の背面を刃ヘッド12側(図1の矢印Eで示す方向)に向かって押圧している。これにより、固定枠40は図1に示すように、刃ヘッド12に近接する方向に傾いた状態で保持され、この固定枠40に固定される吐出部27及び肌当て部6も同方向に傾くことで、肌当て部6からの処理剤を刃ヘッド12の近くに排出できるようになっている。
【0038】
さらに、吐出部27の下面の密封板94と固定枠40の上面との間には、図7に示すように、フロートバネ43が介在されており、吐出部27は上方に向かってバネ付勢されている。図7に示す例では、固定枠40の長孔42の上半部が上方になる程刃ヘッド12側に近接する方向に大きく傾斜した傾斜孔42aとなっており、長孔42の下半部42bはやや上向きとなっている。この長孔42に嵌り込むホルダーピン41の断面形状は、長孔42の長手方向に沿った略長方形状とされ、ホルダーピン41が上昇して傾斜孔42aに移動すると、傾斜孔42aの傾斜方向と同方向にホルダーピン41が傾斜して、吐出部27が刃ヘッド12側に向けて傾いた姿勢(図7の状態)となり、これにより、肌当て部6が刃ヘッド12に近い位置で肌に当たることとなり、肌当て部6と刃ヘッド12との間隔が狭くなって肌当たりを良くすることができるものである。また肌当て部6が肌に当たって押し下げられると、ホルダーピン41は長孔42の下半部42b内に移動して吐出部27はやや上向き姿勢(図8の状態)となる。つまり、吐出部27が大きく傾いたままで下降すると刃ヘッド12の外側面と接触するおそれがあるため、肌当て部6の下降時には吐出部27を略上向き姿勢に戻すことで接触することなく、スムーズに下降させることができるようになる。
【0039】
次に、上記処理剤供給装置4を電気かみそり本体11に対して上下動自在に且つ着脱自在に取り付ける場合の例を図1〜図6に基づいて説明する。電気かみそり本体11の一側面には、図1、図4に示すように、上下方向に延びる左右一対のレール44,45が突設されている。一方、処理剤供給装置4のカバー26は、図5に示すように、略半筒状に形成され、カバー26の一側端26aの中央側には一方のレール44にスライド嵌合する凸部46が突設されている。なおカバー26の一側端26aのうち凸部46以外の部分26cは一方のレール44には嵌合していない。カバー26の他側端26bにはその全長にわたって他方のレール45にスライド嵌合する凸リブ47が設けられている。図4に示すように、カバー26の凸リブ47及び凸部46を左右のレール44,45にスライド嵌合させることで、カバー26を含む処理剤供給装置4全体を電気かみそり本体11に対して上下動自在に取り付けることができる。
【0040】
また、上記一方のレール44の一部には、図4に示すように、上下方向に間隔をあけて一対のクリック係止部48,49が突設されており、カバー26の一側端26aの凸部46の中央には上記一対のクリック係止部48,49の一方に係止可能な係止爪50が突設されている。体毛処理を行う時は、カバー26を上方にスライドさせると係止爪50が上側のクリック係止部48に係止してカバー26の動きが止められ、図1に示すように、処理剤供給装置4の吐出部27を電気かみそり2Aの刃ヘッド12と同じ高さ位置で固定できるようになっている。また体毛処理を行わない時は、カバー26を下方にスライドさせると係止爪50が上方のクリック係止部48から抜けて下側のクリック係止部49に係止することで、図2に示すように、吐出部27を電気かみそり2Aの刃ヘッド12よりも下方に移動させた状態で固定できるようになっている。
【0041】
さらに処理剤供給装置4の容器5を交換するためにカバー26は取り外し可能とされる。本例では図4、図5に示すように、カバー26の一側端26a側に、凸部46の上下両側に沿わせて切り込み溝51がそれぞれ設けられており、凸部46の近傍に突設した操作突起52を指で図6(a)の矢印Bで示す内側方向に押すことで、上下の切り込み溝51,51で囲まれたカバー部分26d(図4)が内側方向に撓んで凸部46が一方のレール44から外れるようになっている。このときカバー26の一側端26aの凸部46を除く部分26cはレール44に対して嵌合しない構造となっているため、凸部46を外すだけで図6(b)のようにカバー26の一側端26aが一方のレール44から外れるようになり、その後、カバー26の他側端26bの凸リブ47を他方のレール45から抜くだけで、カバー26が取り外し可能となる。なおカバー26の取り付けは、上記とは逆の操作で行うことができる。
【0042】
しかして、体毛処理を行うにあたっては、図1の状態で電気かみそり2Aの刃ヘッド12を動作させて刃ヘッド12を肌に当てる。このとき処理剤供給装置4の肌当て部6が肌に当たって押し下げられ、栓体8が流路7を開放して容器5内の処理剤が流路7を伝って吐出部27に供給され、処理剤が刃ヘッド12側に送出されるようになる。このとき、吐出部27に連動して栓体8が流路7を開くので、処理剤をタイミング良く肌に供給できるようになる。また肌当て部6は回転自在な球体6aで構成されているため、球体6aの回転により処理剤が徐々に供給されて、均一に処理剤が肌に塗布されるようになる。しかも、吐出部27は、図1に示すように、刃ヘッド12に近接する方向に傾いているので、刃ヘッド12の近くで処理剤を肌に供給できるようになり、そのうえ吐出部27はフロートバネ43によって電気かみそり2Aの刃ヘッド12に対してフロート自在となっているので、つまり、吐出部27は電気かみそり2A等の体毛処理装置2に対してフロート自在となっているので、体毛処理装置2の使用時には、処理剤供給装置4の吐出部27と肌との密着性が向上することとなり、これにより肌当て部6が肌の凹面に対し追従しやすくなり、処理剤を肌に均一に塗布できると共に、塗布時の肌当たりをなめらかにすることができる結果、肌との滑りが良くなり、剃り残しを無くすことができるものである。また、吐出部27がフロートにより上下動や傾斜するのに追従して、ゴム管25は筒状部35と吐出口5aの間で弾性変形しながら流路7のシール状態を保持する。このように、ゴム管25に伸縮自在な弾性材料を用いることにより、フロートの方向が変化しても柔軟に追従し、流路7のシール状態が確保できると共に、吐出部27の動作が容器5に伝わるのを抑えることができるため、容器5の保持や加圧等の構造が容易になる。また、ゴム管25自体がバネ性を有しているため、フロートバネ43を廃止しても、吐出部27をフロート自在にすることが可能である。
【0043】
また、肌から器具を離した時には、吐出部27が押上バネ10によって押し上げられて栓体8が流路7を閉じ、処理剤の供給が止まる。つまり、押上バネ10により吐出部27が押し上げられると、この吐出部27と連動して栓体8が流路7を閉じることによって、器具が肌に当っていない時には処理剤の吐出が止まり、無駄に処理剤を消費することがないので、処理剤を効率的に使用できるシステムとすることができる。
【0044】
また、不使用時には、図6(a)(b)に示すように、処理剤供給装置4のカバー26が電気かみそり本体11に対して着脱可能となっているため、処理剤供給装置4全体を電気かみそり本体11から簡単に取り外すことができ、容器5の取り替えが容易となり、掃除もし易くなる。
【0045】
本発明の他の実施形態を図11〜図18に示す。
【0046】
図11においては、ゴム管25はフロート方向と略垂直方向に屈曲しており、その一端が筒状部35に嵌め込んだ筒体200にシール状態で連結され、他端が容器5の吐出口5aに嵌め込んだ筒体201にシール状態で連結されて形成されている。ゴム管25の中には別の小径のゴム管25aが設けられ、その一端が筒体200の凹部36aにシール状態で嵌入され、他端が筒体201の凹部5bにシール状態で嵌入されている。このゴム管25とゴム管25aとの間が流路7となっている。そして、吐出部27が押し下げられた時には、図12に示すように、ゴム管25,25aはさらに大きく屈曲しながら流路7のシール状態を確保できるようになる。このように、吐出部27のフロートに対して、ゴム管25,25aの追従性やシール性が向上すると共に、多方向に吐出部27がフロートしてもゴム管25,25aが柔軟に追従して、流路7のシール状態を保つことができる。
【0047】
図13においては、ゴム管25は蛇腹形状で形成されており、吐出部27が押し下げられた時には、図14に示すように、蛇腹形状が縮んで流路7のシール状態を確保できるようになる。また、図15においては、ゴム管25の上端と下端の径が異なる弾性体で形成されており、吐出部27が押し下げられた時には、図16に示すように、ゴム管25は径が変化している部位で反転した形状に変形し、流路7のシール状態を確保する。これら図13〜図16においては、流路7の一部を構成するゴム管25が伸縮自在であるため、容器5に対して吐出部27がフロートしても、流路7のシール状態を保つことができる。また、吐出部27がフロートしても容器5が動かないため、容器5の交換や容器5の保持、および容器5内の処理剤を絞り出す構造等を容易にすることができる。
【0048】
なお、容器5の吐出口5aと筒状部35との連結は、前記実施形態のようなゴム管25ではなく、図17、図18に示すような非弾性体からなる筒状体97と筒体95とをスライド自在に連結したものであってもよい。筒状体97の一端は容器5の吐出口5aとシール状態で連結しており、他端にはOリング96が取り付けられている。筒状部35には筒体95がシール状態で連結しており、筒体95の他端はOリング96とシール状態で密着している。そして吐出部27が押し下げられた時には、図18に示すように、筒体95がOリング96との密着部のシール状態を保ったままスライド下降する。すなわち、流路7は、筒体95、Oリング96、及び筒状体97によって伸縮自在な構造となっている。また、吐出部27が刃ヘッドに近接する方向に傾いた場合でも、筒体95とOリング96の密着部を軸にして筒体95が首降り自在に傾斜して、シール状態を保つことも可能である。また、筒体95、Oリング96、及び筒状体97からなる伸縮自在な構造を複数個連結させるようにしてもよく、この場合、吐出部27が傾斜した場合においてシール性を一層向上させることができる。
【0049】
本発明の更に他の実施形態を図19〜図23に示す。
【0050】
図19〜図21に示す例では、処理剤供給装置4全体がフロート自在な場合を示している。カバー26の下端にはレール44にスライド嵌合する支持板98がスライド自在に取り付けられており、支持板98と電気かみそり本体11の受け台99の間には圧縮コイルバネからなるフロートバネ43が介在されている。支持板98の上端は電気かみそり本体11に設置されたリブ120によって、処理剤供給装置4の吐出部27が電気かみそり2Aの刃ヘッド12と同じ高さの位置で、フロートバネ43のバネ力に抗して保持されている。カバー26の下端は支持板98と係合しており、体毛処理時には、吐出部27が肌に当たって処理剤供給装置4全体がフロートバネ43のバネ力に抗して押し下げられてフロートする。このように処理剤供給装置4全体がフロート自在な場合においては、吐出部27がフロートしても、吐出部27と容器5の位置関係が変化しないため、流路7のシール性が安定する。しかも処理剤供給装置4全体がフロート自在となっているので、吐出部27と容器5間の流路7の変形を防止でき、流路7のシール性が一層向上する。
【0051】
また、図20、21においては、カバー26に突設された係止爪50が、処理剤供給装置4使用時には係合しないが、吐出部27をフロート下端まで押し下げるとクリック係止部49(図20)に係止して、カバー26の動きは止められる構造となっている。このように、処理剤供給装置4を使用せずに電気かみそりを使用する場合には、吐出部27のフロートを下端でクリック係止させることができる。しかして、処理剤を使用しない場合は、吐出部27が肌に当たらないように、吐出部27をフロート下端の位置で仮保持できるため、使い勝手がよくなる。また本実施形態においては、カバー26と電気かみそり本体11に係止爪50及びクリック係止部49を設置したが、図7、図8の実施形態のように吐出部27が容器5に対してフロート自在な場合においては、係止爪50及びクリック係止部49と同様なクリック係止構造を吐出部27と固定枠40とに設置してもよく、この場合も上記と同様の効果が得られる。
【0052】
図22、図23は吐出部27と容器5が体毛処理装置2に対して一体でフロート自在な場合の実施形態である。カバー26の内部には、加圧手段9の加圧力に抗して容器5を保持する容器保持部121が電気かみそり本体11に対してスライド自在に設置されており、容器保持部121は上端にて吐出部27と係合している。容器保持部121と電気かみそり本体11の受け台99の間には圧縮コイルバネからなるフロートバネ43が介在し、体毛処理時には、吐出部27が肌に当たって、吐出部27、容器5、加圧手段9、及び容器保持部121が一体でフロートバネ43のバネ力に抗して押し下げられてフロートする。このようにカバー26の内部にスライド自在な容器保持部121を設けることにより、処理剤供給装置4の内部のみで吐出部27と容器5が体毛処理装置2に対して一体でフロート自在とすることができるため、吐出部27と容器5間の流路7の変形を防ぎ、流路7のシール性が安定すると共に、上記図19〜図21のように処理剤供給装置4全体がフロートすることによる体毛処理器具の持ち難さを改善できるようになる。
【0053】
本発明の更に他の実施形態を図24〜図27に示す。図24においては、吐出部27が容器5に対してフロート自在な構造において、吐出部27には肌あたり塗布体101が挿入されており、蓋体102が肌あたり塗布体101との間に、処理剤を一時的に溜めるための空間104を設けるように取り付けられている。肌あたり塗布体101の肌との接触面は凹凸を有している。本例では、吐出孔34の出口近傍に突起部111が複数形成されており、この突起部111により、肌により吐出孔34が閉じられて、処理剤が吐出されにくくなることを防止できるようになっている。また上記蓋体102には中空の筒状部35が一体に設けられており、この筒状部35はゴム管25によって吐出口5aと連結されている。流路7は蓋体102の開口部103に連通しており、開口部103の空間104側の面に弁体105を設けている。空間形成体106は肌あたり塗布体101の空間104側に固定されている。また肌あたり塗布体101の開口部200を介して下側の空間104と上側の処理剤を一時的に溜めるための空間32とが連通していると共に、開口部200の空間32側に別の弁体107が設けられている。肌あたり塗布体101と蓋体102との間には圧縮コイルバネからなる押上バネ10が介在されている。
【0054】
しかして、体毛処理時には図25に示すように、肌あたり塗布体101が肌に当たって押上バネ10のバネ力に抗して押し下げられることによって、空間104が圧縮され、内圧が上がるので弁体107が開き、空間104に蓄えられた処理剤が空間32を通って吐出孔34より吐出され、肌に塗布される。肌から器具を離した際、押上バネ10によって肌あたり塗布体101が上方に付勢され、これにより空間104の空間容積が増え、気圧が低くなるので弁体107は閉じ、かわりに弁体105が開き、吐出口5aからゴム管25を通り筒状部35より空間104に処理剤が注入されることになる。また、肌あたり塗布体101が肌に当たって押上バネ10のバネ力に抗して押し下げられると、空間104が圧縮されて弁体107が開き、空間104に蓄えられた処理剤が空間32を通って吐出孔34より吐出され、肌に塗布される。また体毛処理使用中に再び、肌から肌あたり塗布体101が離れると、空間104に処理剤が注入されることを繰り返す。ここでOリング108は空間104の気密性を向上させ、またOリング109は肌あたり塗布体101と空間形成体106との密着性を向上させるものである。また突起部111は肌に肌あたり塗布体101をあてた時、吐出孔34が肌により閉じられ処理剤が吐出されにくくなるのを防ぐためのものである。この結果、容器5に貯蔵した処理剤を吐出する場合、容器5に加圧手段9(図1)を設ける必要なく肌に塗布することができる。
【0055】
さらに図26は別の例を示している。本例では吐出部27が容器5に対してフロート自在な構造において、前記蓋体102に肌あたり塗布体となる弾性カバー110を被せて肌あたり塗布体101が構成され、弾性カバー110の外周は密閉されている。蓋体102の開口部103には空間104側に弁体105を設けている。弾性カバー110には空間104の外側、すなわち肌に当たる側に吐出孔34を開閉する別の弁体107が設けられている。図27に示すように、体毛処理時、肌に弾性カバー110を当てることにより空間104が圧縮され、内圧が上がるので弁体107が開き、空間104に蓄えられた処理剤が吐出され、肌に塗布される。突起部111は、弁体107が処理剤を吐出する際、肌が弁体107を押えて弁体107が開くのを阻害しないようにするため、また肌と弁体107が直接当たらないようにするために弁体107の近傍に設けられている。肌から器具を離した際、弾性カバー110は元の状態に自己復帰しようとする。これにより空間104の空間容積が増え、気圧が低くなるので弁体107は閉じ、かわりに弁体105が開き、吐出口5aからゴム管25を通り筒状部35より空間104に処理剤が注入されることになる。肌が弾性カバー110を押し下げると処理剤が再び吐出され、同様に繰り返される。
【0056】
なお、前記各実施形態では本発明に係る処理剤供給装置4を電気かみそり2Aに取り付けた場合を説明したが、脱毛装置2Bに取り付けた場合においても、図28、図29に示すように、処理剤供給装置4の吐出部27を脱毛ヘッド13に対してフロート自在且つ上下動自在に取り付けることができる構造となり、上記電気かみそり2Aの場合と同様な作用効果が得られるものである。
【0057】
また前記実施形態では体毛処理装置2として電気かみそり2Aと脱毛装置2Bとを例示したが、本発明に係る処理剤供給装置4は、電気かみそり2Aや脱毛装置2B以外に、毛の切断又は引き抜きを行うための体毛処理機能を備えた器具類にも広く適用可能になる。
【0058】
【発明の効果】
上述のように請求項1記載の発明にあっては、毛の切断又は引き抜きを行うための体毛処理部を有する体毛処理装置と、肌の手入れ処理を行う処理剤を体毛処理部側に供給するための処理剤供給装置とを備えた体毛処理器具であって、上記処理剤供給装置は、処理剤を貯蔵する容器と、処理剤を肌や体毛処理装置に塗布する吐出部と、容器内の処理剤を吐出部に送出するための流路とを備えると共に、吐出部は体毛処理装置に対してフロート自在であるので、体毛処理装置の使用時には、処理剤供給装置の吐出部と肌との密着性が向上することにより、処理剤を肌に均一に塗布できると共に、塗布時の肌当たりをなめらかにすることができる。また、処理剤を使用しない場合には少なくとも吐出部が肌に当たらないようにフロート下端の位置で仮保持されるので、処理剤を使用しない場合は、吐出部が肌に当たらないため、使い勝手がよくなる。
【0059】
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、吐出部は容器に対してフロート自在であるので、吐出部がフロートしても容器が動かないため、容器交換や容器保持、および容器内の処理剤を絞り出す構造等を容易にすることができる。
【0060】
また請求項3記載の発明は、請求項2記載の効果に加えて、流路の一部が伸縮自在であるので、容器に対して吐出部がフロートしても、流路は伸縮自在であるので流路のシール状態を保つことができる。
【0061】
また請求項4記載の発明は、請求項3記載の効果に加えて、流路を形成する材料の一部が弾性体であるので、多方向に吐出部がフロートしても弾性体が柔軟に追従して、流路のシール状態を保つことができる。
【0062】
また請求項5記載の発明は、請求項4記載の効果に加えて、流路を形成する材料の一部がフロート方向とは略垂直方向に屈曲可能であるので、吐出部のフロートに対して、弾性体の追従性やシール性が向上する。また弾性体の変形に対する伸縮反力を小さくすることにより、肌への押付力が小さくても、吐出部が確実にフロートして肌に密着するため、処理剤を肌により均一に塗布できると共に、塗布時の肌当たりも向上する。
【0063】
また請求項6記載の発明は、請求項4記載の効果に加えて、流路を形成する材料の一部の径が膨張可能であるので、請求項5と同様な作用効果が得られる。
【0064】
また請求項7記載の発明は、請求項4記載の効果に加えて、流路を形成する材料の一部が蛇腹形状であるので、請求項5と同様な作用効果が得られる。
【0065】
また請求項8記載の発明は、請求項4記載の効果に加えて、流路を形成する材料の一部における一端側の径が他端側の径よりも大きいので、請求項5と同様な作用効果が得られる。
【0067】
また請求項9記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、吐出部を含む処理剤供給装置全体が体毛処理装置に対してフロート自在であるので、処理剤供給装置全体がフロート自在とすることにより、吐出部と容器間の流路の変形を防ぎ、流路のシール性が向上する。
【0068】
また請求項10記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、吐出部と容器とが一体で、体毛処理装置に対してフロート自在であるので、吐出部と容器とが一体でフロートすることによって、吐出部と容器間の流路の変形を防ぎ、流路のシール性が向上する。
【0069】
また請求項11記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、吐出部は肌に当たって押し下げられる肌当て部を有すると共に、肌当て部が押し下げられた時のみ流路を開にする栓体を有するので、体毛処理装置の使用時には、処理剤供給装置の肌当て部を肌に当てて押し下げるだけで、処理剤の流路が開かれるようになる。従って、器具の動作にあわせて処理剤が送出されて、均一に処理剤が肌に塗布されることに加えて、肌から器具を離したときには、流路が閉じて処理剤の供給が停止されるので、処理剤を効率的に使用することができる。
【0070】
また請求項12記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、処理剤を貯蔵する容器を加圧するための加圧手段を備えているので、容器がどのような状態で使用されても、つまり、上向きや下向き又は横向きに使用されても、加圧手段によって処理剤を絞り出すことで、処理剤を肌に均一に塗布することができる。
【0071】
また請求項13記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、容器の吐出口と吐出部との間に処理剤を一時的に溜める空間が設けられ、容器の吐出口と空間との間、及び空間と吐出部との間に、処理剤が逆流するのを防止するための弁体を有するので、体毛処理装置の使用時には、弁体による逆流防止効果によって空間内の処理剤を吐出部に導くことができ、容器がどのような状態で使用されても、つまり、上向きや下向き又は横向きに使用されても、容器を加圧する手段を必要とせずに、処理剤を供給することができる。
【0072】
また請求項14記載の発明は、請求項13記載の効果に加えて、吐出部のフロートと連動して弁体が開閉するので、器具の動作にあわせて処理剤が送出されて、均一に処理剤を肌に塗布することができる。
【0073】
また請求項15記載の発明は、請求項13又は14記載の効果に加えて、吐出部の肌との接触面が凹凸を有するので、吐出部の肌への接触面が凹凸を有することにより、肌により吐出部が閉じられて、処理剤が吐出されにくくなることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す側面断面図である。
【図2】同上の処理剤供給装置を電気かみそりの刃ヘッドよりも下方に押し下げた状態を説明する側面断面図である。
【図3】同上の処理剤供給装置の分解斜視図である。
【図4】同上の電気かみそりに処理剤供給装置を取り付けた状態を説明する背面図である。
【図5】同上の処理剤供給装置のカバーの斜視図である。
【図6】(a)(b)は図4のA−A線断面図であり、カバーの着脱方法を説明する図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示し、(a)は肌当て部が肌に当たっていない状態を説明する正面断面図、(b)は側面図である。
【図8】(a)は図7の肌当て部が肌に当たって押し下げられた状態を説明する正面断面図、(b)は側面図である。
【図9】本発明の更に他の実施形態を示し、(a)は栓体が流路を閉じた状態を説明する正面断面図、(b)は側面断面図である。
【図10】(a)は図9の栓体が流路を開いた状態を説明する正面断面図、(b)は側面断面図である。
【図11】本発明の更に他の実施形態を示す正面断面図である。
【図12】図11の肌当て部が肌に当たって押し下げられた状態を説明する正面断面図である。
【図13】本発明の更に他の実施形態を示す正面断面図である。
【図14】図13の肌当て部が肌に当たって押し下げられた状態を説明する正面断面図である。
【図15】本発明の更に他の実施形態を示す断面図である。
【図16】図15の肌当て部が肌に当たって押し下げられた状態を説明する断面図である。
【図17】本発明の更に他の実施形態を示す正面断面図である。
【図18】図17の肌当て部が肌に当たって押し下げられた状態を説明する正面断面図である。
【図19】本発明の更に他の実施形態を示す側面断面図である。
【図20】図19の背面図である。
【図21】図19の処理剤供給装置全体が押し下げられた状態を説明する側面断面図である。
【図22】本発明の更に他の実施形態を示す側面断面図である。
【図23】図21の吐出部と容器とが一体に押し下げられた状態を説明する側面断面図である。
【図24】本発明の更に他の実施形態を示す断面図である。
【図25】図24の処理剤が吐出する場合を説明する断面図である。
【図26】本発明の更に他の実施形態を示す断面図である。
【図27】図26の処理剤が吐出する場合を説明する断面図である。
【図28】同上の処理剤供給装置を脱毛装置に取り付けた場合を説明する一部破断した側面図である。
【図29】同上の処理剤供給装置を脱毛ヘッドよりも下方に押し下げた状態を説明する一部破断した側面図である。
【符号の説明】
1 体毛処理器具
2 体毛処理装置
3 体毛処理部
4 処理剤供給装置
5 容器
5a 吐出口
6 肌当て部
7 流路
8 栓体
9 加圧手段
27 吐出部
32,104 空間
105,107 弁体

Claims (15)

  1. 毛の切断又は引き抜きを行うための体毛処理部を有する体毛処理装置と、肌の手入れ処理を行う処理剤を体毛処理部側に供給するための処理剤供給装置とを備えた体毛処理器具であって、上記処理剤供給装置は、処理剤を貯蔵する容器と、処理剤を肌や体毛処理装置に塗布する吐出部と、容器内の処理剤を吐出部に送出するための流路とを備えると共に、吐出部は体毛処理装置に対してフロート自在であり、処理剤を使用しない場合には少なくとも吐出部が肌に当たらないようにフロート下端の位置で仮保持されることを特徴とする体毛処理器具。
  2. 吐出部は容器に対してフロート自在であることを特徴とする請求項1記載の体毛処理器具。
  3. 流路の一部が伸縮自在であることを特徴とする請求項2記載の体毛処理器具。
  4. 流路を形成する材料の一部が弾性体であることを特徴とする請求項3記載の体毛処理器具。
  5. 流路を形成する材料の一部がフロート方向とは略垂直方向に屈曲可能であることを特徴とする請求項4記載の体毛処理器具。
  6. 流路を形成する材料の一部の径が膨張可能であることを特徴とする請求項4記載の体毛処理器具。
  7. 流路を形成する材料の一部が蛇腹形状であることを特徴とする請求項4記載の体毛処理器具。
  8. 流路を形成する材料の一部における一端側の径が他端側の径よりも大きいことを特徴とする請求項4記載の体毛処理器具。
  9. 吐出部を含む処理剤供給装置全体が体毛処理装置に対してフロート自在であることを特徴とする請求項1記載の体毛処理器具。
  10. 吐出部と容器とが一体で、体毛処理装置に対してフロート自在であることを特徴とする請求項1記載の体毛処理器具。
  11. 吐出部は肌に当たって押し下げられる肌当て部を有すると共に、肌当て部が押し下げられた時のみ流路を開にする栓体を有することを特徴とする請求項1記載の体毛処理器具。
  12. 処理剤を貯蔵する容器を加圧するための加圧手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の体毛処理器具。
  13. 容器の吐出口と吐出部との間に処理剤を一時的に溜める空間が設けられ、容器の吐出口と空間との間、及び空間と吐出部との間に、処理剤が逆流するのを防止するための弁体を有することを特徴とする請求項1記載の体毛処理器具。
  14. 吐出部のフロートと連動して弁体が開閉することを特徴とする請求項13記載の体毛処理器具。
  15. 吐出部の肌との接触面が凹凸を有することを特徴とする請求項13又は14記載の体毛処理器具。
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