JP3720305B2 - 画像形成機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成機、更に詳しくは中間転写体を備えた画像形成機に関する。
【0002】
【従来の技術】
フルカラー画像形成機は、4色のトナーによって順次トナー像形成体に形成されたトナー像を順次転写するための中間転写体を備えた中間転写ユニットを備えている。中間転写ユニットは、保守点検およびジャム処理を容易にするために機体ハウジングに装着・離脱可能に構成されている。この中間転写ユニットは、所定の装着位置に装着された状態で、中間転写体をトナー像形成体と接触する作用位置に位置付けられる。一方、中間転写ユニットを所定の装着位置から離脱する場合には、中間転写体とトナー像形成体との接触状態を解除する必要があり、中間転写体をトナー像形成体から離隔する退避位置に作動せしめ後に中間転写ユニットを装着位置から離脱する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
而して、中間転写ユニットを所定の装着位置から離脱する際に、中間転写体を退避位置に位置付ける操作を行わずに中間転写ユニットを装着位置から離脱すると、中間転写体とトナー像形成体とが接触状態で中間転写体が移動するため、トナー像形成体が損傷するという問題がある。
【0004】
本発明は、上記の事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、中間転写ユニットを所定の装着位置から離脱する場合には、中間転写体を退避位置に位置付けないと中間転写ユニットを装着位置から離脱するこができないように構成した画像形成機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記主たる技術課題を解決するために、本発明によれば、機体ハウジング内に回転自在に配設されたトナー像形成体と、該トナー像形成体に形成されたトナー像を転写する中間転写体を備えた中間転写ユニットを具備し、該中間転写ユニットが機体ハウジング内に装着・離脱可能に構成された画像形成機において、
該中間転写ユニットは、該中間転写体を回転自在に支持する中間転写体支持機構と、該中間転写ユニットが所定の装着位置に位置付けられた状態で該中間転写体を該トナー像形成体に接触せしめる作用位置と該トナー像形成体から離隔する退避位置に作動せしめる中間転写体接離機構と、該中間転写ユニットが所定の装着位置に位置付けられた状態で該中間転写ユニットの離脱方向への移動を規制する移動規制機構と、を具備しており、
該中間転写体接離機構は、該中間転写体を該作用位置に作動する離脱規制位置と該中間転写体を該退避位置に作動する離脱許容位置とに操作可能な操作レバーを備えており、
該移動規制機構は、該中間転写体接離機構と連動して作動し、該中間転写体接離機構が該中間転写体を該作用位置に位置付けたとき該機体ハウジング側に設けられたストッパーと係合する移動規制位置に位置付けられ、該中間転写体接離機構が該中間転写体を該退避位置に位置付けたとき該ストッパーと係合しない移動許容位置に位置付けられる移動規制部材を備えており、
該中間転写ユニットは、該操作レバーが該離脱許容位置に位置付けられ状態で該操作レバーの作動を規制する操作レバー規制機構と、該操作レバー規制機構が該操作レバーの作動を規制した状態で該操作レバー規制機構の作動をロックするロック機構とを具備しており、該ロック機構は該中間転写ユニットが該機体ハウジングの該装着位置に位置付けられると、該機体ハウジングに設けられた作動部材と当接して該ロックを解除する、
ことを特徴とする画像形成機が提供される。
【0006】
上記中間転写体接離機構は、離脱規制位置と離脱許容位置の間の中間位置で上記操作レバーの作動を選択的に規制するストッパーピンが抜き差し可能に構成されており、操作レバーが中間位置に位置付けられた状態においては上記中間転写体を作用位置より退避位置側に位置付けて上記トナー像形成体から僅かに離すようにすることが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された画像形成機の好適な実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0008】
図1には、本発明に従って構成された画像形成機としてのカラーレーザビームプリンタの概略構成断面図が示されている。
図示のカラーレーザビームプリンタは、合成樹脂によって形成された直方体形状の機体ハウジング2を備えている。機体ハウジング2の略中央部には、機体ハウジング2内にトナー像形成体としての感光体ドラム3が回転自在に配設されている。この感光体ドラム3は、図示しない歯車伝動装置によって矢印で示す方向に帯電域、静電潜像形成域、現像域、画像転写域、クリーニング域を順次通して回転駆動せしめられる。この感光体ドラム3の周囲には、帯電域に本発明に従って構成された帯電用のコロナ放電器4、現像域に現像装置5、画像転写域にトナー像形成体としての中間転写体6、クリーニング域に感光体ドラム用のクリーニング機構7がそれぞれ配設されている。また、中間転写体6の図1において左下部には中間転写体用のクリーニング機構8が配設されている。なお、上記現像装置5は、図示の実施形態においてはイエロートナー用現像ユニット5aと、マゼンタトナー用現像ユニット5bと、シアントナー用現像ユニット5cと、黒トナー用現像ユニット5dを具備している。
【0009】
上記ハウジング2内の上部には、静電潜像形成手段としてのレーザユニット9が配設されている。このレーザユニット9は、例えばコンピュータから出力された画像情報に基いたレーザ光を上記帯電域と現像域との間の静電潜像形成域にて感光体ドラム3の周表面に投射する。また、上記機体ハウジング2内の下部には、上記中間転写体6の下側に2次転写ローラ10が配設されており、この2次転写ローラ10の下流側(図1において左側)には搬送ベルト機構11および定着ユニット12が配設されている。
【0010】
次に、上述したレーザビームプリンタの作用について簡単に説明する。
上記感光体ドラム3が矢印で示す方向に回転せしめられる間に、帯電用のコロナ放電器4が感光体ドラム3の感光層を特定極性に帯電せしめる。次いで帯電用のコロナ放電器4が配設された帯電域と現像装置5が配設された現像域との間の静電潜像形成域においてレーザユニット9からレーザ光が感光体ドラム3上に投射され、感光体ドラム3の周表面に画像情報に対応した静電潜像が形成される。しかる後、現像装置5により感光体ドラム3上の静電潜像にトナーを作用せしめて、静電潜像を顕像化する。このようにして感光体ドラム3に形成されたトナー像は、トナー像形成体としての中間転写体6に転写される。なお、カラー印刷する場合は、各色毎に帯電用のコロナ放電器4による感光体ドラム3の帯電、レーザユニット9による露光、イエロートナー用現像ユニット5aとマゼンタトナー用現像ユニット5bとシアントナー用現像ユニット5cおよび黒トナー用現像ユニット5dによる現像を実行するとともに、中間転写体6にその都度転写する。これにより、中間転写体6には1枚分の画像信号に対応した多色トナー像が転写される。
【0011】
一方、図示しない給紙装置から送給された用紙Pは、図示しないレジストローラ対で一時停止し、上記のようにしてトナー像が転写された中間転写体6とタイミングをとって中間転写体6と2次転写ローラ10とが対向する2次転写域に搬送される。2次転写域に搬送された用紙Pの表面には、転写ローラ10の作用によって中間転写体6の周表面に形成されたトナー像が転写される。トナー像が転写された用紙Pは中間転写体6から剥離され、搬送ベルト機構11によって定着ユニット12に搬送されて、ここでトナー像が用紙の表面に加熱定着された後、ハウジング2外に排出される。
【0012】
なお、上記のように感光体ドラム3から中間転写体6にトナー像を転写した後に感光体ドラム3の表面に付着している残留トナーは、クリーニング機構7によって除去される。一方、中間転写体6から用紙Pにトナー像を転写した後に中間転写体6の表面に付着している残留トナーは、クリーニング機構8によって除去される。
【0013】
上述した画像形成機においては、感光体ドラム3、帯電用のコロナ放電器4、現像域に現像装置5および感光体ドラム用のクリーニング機構7がプロセスユニットとして一体的に構成されている。また、中間転写体6および該中間転写体6を感光体ドラム3に対して接触または退避する後述する中間転写体接離機構等が中間転写ユニットとして一体的に構成されている。更に、上記2次転写ローラ10および搬送ベルト機構11も転写搬送ユニットとして一体的に構成されている。これらプロセスユニット、中間転写ユニット、転写搬送ユニットおよび上記定着ユニット12は、それぞれ機体ハウジング2内に設けられた案内部材に沿って前側から装着・離脱可能に構成されている。図2には画像形成機における機体ハウジング2の手前側の側面に配設された前カバー2aが開かれた状態が示されており、機体ハウジング2内には上述したプロセスユニット20、中間転写ユニット30、転写搬送ユニット21および定着ユニット12は手前側から挿入され収納されている。また、図3には転写搬送ユニット21、定着ユニット12および中間転写ユニット30が図2に示す所定の装着位置から手前側に引き出された状態が示されている。
【0014】
以下、中間転写ユニット30について図4乃至図13を参照して説明する。
中間転写ユニット30は、図4に示すようにユニットケース31を具備しており、このユニットケース31内に上記中間転写体6が回転自在に配設されている。ユニットケース31の手前側(図4において左下側)には前側カバー32が装着され、奥側(図4において右上側)には後側カバー33が装着されている。図6には中間転写体6を回転自在に支持する中間転写体支持機構40の平面図が示されている。中間転写体6の回転軸6aは、ユニットケース31の前側板311および後側板312にそれぞれ装着された支持レバー41および41に軸受42および42を介して回転自在に支持されている。なお、回転軸6aには、前側板311および後側板312のそれぞれ内側に中間転写***置規制部材6bおよび6bが取り付けられている。この中間転写***置規制部材6bは、図7に示すように扇状に形成されている。なお、中間転写体6は、図4において右端に被駆動歯車6cが装着されており、この被駆動歯車6cが図示しない歯車伝動装置に伝動連結されるようになっている。
【0015】
ここで、前側板311および後側板312と支持レバー41および41との関係について、図7を参照して説明する。なお、前側板311および後側板312と支持レバー41および41は実質的に同一の構成であるので、前側板311およびこれに装着された支持レバー41について説明する。
支持レバー41は、一端部が支持軸43によって前側板311に揺動可能に支持されており、その中間部において中間転写体6の回転軸6aを軸受42を介して回転自在に支持している。従って、支持レバー41が支持軸43を中心として揺動することにより、支持レバー41の中間部に支持された中間転写体6は感光体ドラム3に接触せしめる図7に示す作用位置と感光体ドラム3から離隔する退避位置に作動せしめられる。なお、図示の実施形態においては、支持レバー41の支持軸43は、感光体ドラム3の回転軸と中間転写体6の回転軸6aと結ぶ線に対して斜め下側に略直角な線上に配設されている。このように構成することにより、この支持レバー41の揺動量に対して感光体ドラム3と中間転写体6との離隔距離を最大範囲にすることができる。
【0016】
上述したように支持軸43を中心とする支持レバー41の揺動による中間転写体6の回転軸6aの移動を許容するために、前側板311には長穴311aが形成されている。なお、支持レバー41には支持軸43を中心として形成されて非案内溝411が設けられており、この非案内溝411が前側板311に取り付けられた案内ピン313に嵌合することにより、支持レバー41の揺動が案内される。また、支持レバー41の中間部にはバネ係止部412が設けられており、このバネ係止部412と前側板311に設けられたバネ係止部311bとの間に引っ張りコイルばね44が張設されている。従って、支持レバー41は、引っ張りコイルばね44のバネ力によって支持軸43を中心として図7において反時計方向に回動すべく付勢されている。なお、支持レバー41の他端部には、後述する中間転写体接離機構50が作用する被作用部413が設けられている。
【0017】
図示の実施形態における中間転写ユニット30は、機体ハウジング2の所定の装着位置に位置付けられた状態で中間転写体6を図7に示す感光体ドラム3に接触せしめる作用位置と感光体ドラム3から離隔する退避位置に作動せしめる中間転写体接離機構50を具備している。中間転写体接離機構50は、上記支持レバー41の他端部に設けられた被作用部413に当接するカム面511を有する作動カム51を具備している。この作動カム51は適宜の合成樹脂によって形成されており、被駆動歯車52が一体的の構成されている。この作動カム51は、図6に示すように前側板311と後側板312に回動可能に支持された作動軸53に装着されている。作動カム51と一体に構成された被駆動歯車52は、前側板311に取り付けられた支持軸314に回動可能に装着された駆動歯車54と噛合している。この駆動歯車54のボス541には、径方向に突出する係合突起415aが設けられている。図示の実施形態における中間転写体接離機構50は、図5に示すように上記前側カバー32に装着され上記駆動歯車54を作動する操作レバー55を具備している。操作レバー55は、上端部に上記駆動歯車54のボス541と嵌合する連結部551を備えている。この操作レバー55は、前側カバー32の凹部321の前側に配設され、連結部551が凹部321の壁に設けられた穴(図示せず)を挿通して上記駆動歯車54のボス541と嵌合せしめられ、後述するように中間転写体6を作用位置に作動する離脱規制位置と中間転写体6を退避位置に作動する離脱許容位置とに操作可能に構成されている。なお、上記作動軸53には、図6に示すように前側板311より内側の位置に移動規制部材60が装着されている。この移動規制部材60は、上記作動カム51が装着された作動軸53に取り付けられているので、作動カム51の作動と連動して作動せしめられる。
【0018】
図8および図9には、中間転写体接離機構50の理解を容易にするため、前側カバー32を除去し、操作レバー55を駆動歯車54のボス541に連結した状態が示されている。図8は中間転写ユニット30が機体ハウジング2の所定の装着位置に位置付けられ中間転写体6が感光体ドラム3と接触する作用位置に位置付けられた状態を示すものである。このとき、中間転写体6の回転軸6aに取り付けられた中間転写***置規制部材6bの外周面が上記プロセスユニット20に配設されたストッパーローラ20aに当接する。図8に示す中間転写ユニット30が機体ハウジング2の所定の装着位置に位置付けられ中間転写体6が感光体ドラム3と接触する作用位置に位置付けられた状態においては、操作レバー55は図示の離脱規制位置(図5において2点鎖線で示すように前側カバー32に設けられたストッパー323に当接した位置)に位置付けられており、このとき、作動軸53に取り付けられている移動規制部材60は、機体ハウジング2側に設けられたストッパー2eと係合する移動規制位置に位置付けられる。この結果、移動規制部材60は、中間転写ユニット30を手前側に抜き出そうとすると、機体ハウジング2側に設けられたストッパー2eと係合してその移動を規制する。従って、作動軸53に取り付けられている移動規制部材60は、中間転写体接離機構50と連動して作動し、中間転写ユニット30が所定の装着位置に位置付けられた状態で離脱方向への移動を規制する移動規制機構として機能する。
【0019】
なお、図示の実施形態においては、操作レバー55を図5において実線で示す中間位置で離脱規制位置側への揺動を選択的に規制するように構成されている。即ち、前側カバー32には、操作レバー55を図5において実線で示す中間位置で当接するストッパーピン62を抜き差し可能な穴(図示せず)が設けられている。従って、ストッパーピン62を図5に示すように図示しない穴に差し込むと、操作レバー55は図5において実線で示す中間位置で揺動が規制される。このとき、中間転写体6は作用位置より装着位置側に位置付けられ、感光体ドラム3と僅かに離れる。なお、この状態では、移動規制部材60は上記ストッパー2eと係合する位置にある。このように、ストッパーピン62を抜き差し可能な穴に差し込んで操作レバー55は図5において実線で示す中間位置に位置付けるのは、画像形成機の工場出荷時に実施する。この結果、画像形成機を工場出荷されてから実際に使用するまでの間、長期間に渡って中間転写体6と感光体ドラム3とが接触することによる不具合を解消することができる。なお、ストッパーピン62は画像形成機が着荷して開梱時に抜き取る。
【0020】
図8に示すように中間転写ユニット30が機体ハウジング2の所定の装着位置に位置付けられ中間転写体6が感光体ドラム3と接触する作用位置に位置付けられた状態から、中間転写ユニット30を機体ハウジング2の所定の装着位置から抜き出すに際しては、先ず操作レバー55を図8において矢印で示すように支持軸314を中心として時計方向に回動する。従って、操作レバー55の連結部551と連結されている駆動歯車54が図9において矢印で示すように支持軸314を中心として時計方向に回動し、この駆動歯車54と噛み合っている被駆動歯車52が図9において矢印で示すように作動軸53を中心として反時計方向に回動せしめられる。この結果、被駆動歯車52と一体に構成されている作動カム51も図9において矢印で示すように作動軸53を中心として反時計方向に回動するので、この作動カム51のカム面511と当接する被作用部413を備えた支持レバー41は図9において矢印で示すように支持軸43を中心として時計方向に回動する。支持レバー41が図9に示す位置に揺動すると、支持レバー41に支持された中間転写体6は図9に示すように感光体ドラム3から離隔する退避位置に位置付けられる。このとき、中間転写体6の回転軸6aに取り付けられた中間転写***置規制部材6bも上記プロセスユニット20に配設されたストッパーローラ20aから離隔する。
【0021】
なお、図示の実施形態においては、上記支持レバー41か揺動することによって中間転写体6が感光体ドラム3から離隔する方向は図9において斜め右下方向であるため、転写ローラ10等との干渉を避けることができるとともに、機体ハウジング2内に納めることができる。即ち、中間転写体6を下方に離隔する構成であると転写ローラ10等の転写装置と干渉を避けるための手段を講ずる必要があり、中間転写体6を横方向に離隔する構成であると機体ハウジング2幅寸法が増大するという問題が生ずる。しかるに、図示の実施形態においては、中間転写体6は感光体ドラム3から斜め右下方向に離隔するので、上記不具合が解消される。
【0022】
上述したように、中間転写体6を感光体ドラム3から離隔する退避位置に位置付けるために、先ず操作レバー55を図9に示す離脱許容位置に作動すると、上記作動軸53に取り付けられている移動規制部材60は、作動軸53を中心として反時計方向に回動し、機体ハウジング2側に設けられたストッパー2eと係合しない移動許容位置に位置付けられる。このように、中間転写体6を退避位置に位置付けることにより中間転写ユニット30を機体ハウジング2から抜き出すことが可能となり、中間転写体6が作用位置の状態で中間転写ユニット30を機体ハウジング2から抜き出すことにより発生する感光体ドラム3の損傷を未然に防止することができる。
【0023】
図示の実施形態における中間転写ユニット30は、図9に示す中間転写体6を退避位置に位置付けた操作レバー55が離脱許容位置に位置付けられ状態で、操作レバー55の作動を規制する操作レバー規制機構70を具備している。この操作レバー規制機構70は、前側カバー32に配設されている(図5参照)。以下、操作レバー規制機構70について図10および図11を参照して説明する。
図示の実施形態における操作レバー規制機構70は、中間部が前側カバー32に水平方向に設けられた支持ピン322に回動可能に支持されたレバー規制部材71と、該レバー規制部材71を支持ピン322回りに図において時計方向に回動すべく付勢する圧縮コイルバネ72を具備している。レバー規制部材71は、支持ピン322の図において左側に設けられ図11に示す作動規制状態で操作レバー55と係合する係止面711と、該係止面711の上端から支持ピン322の方向に下方に向けて傾斜する作動案内面712と、上記係止面711の下端から図において左方に突出する手動作動部713と、支持ピン322より図において右側に突出して設けら後述するロック機構と係合する係合部714を備えている。このように構成されたレバー規制部材71は、圧縮コイルバネ72によって支持ピン322回りに図において時計方向に回動すべく付勢されており、図において実線で示す位置で手動作動部713の一部が前側カバー32に設けられたストパー部312に当接し、その回動が規制されている。
【0024】
次に、上記操作レバー規制機構70の作動について説明する。
図10において実線は、中間転写ユニット30が機体ハウジング2の所定の装着位置に位置付けられ中間転写体6が上記図8に示す作用位置に位置付けられている状態を示すものである。中間転写体6が作用位置に位置付けられた状態から、中間転写ユニット30を機体ハウジング2の所定の装着位置から抜き出すに際しては、操作レバー55を図10において実線で示す離脱規制位置から支持軸314を中心として時計方向に回動する。操作レバー55が支持軸314を中心として図10において時計方向に回動すると、2点差線で示すようにその下端がレバー規制部材71の作動案内面712に当接しつつ回動するため、レバー規制部材71は圧縮コイルバネ72のバネ力に抗して支持軸314を中心として反時計方向に回動する。そして、操作レバー55を更に支持軸314を中心として図10において時計方向に回動すると、その下端が作動案内面712から外れるので、レバー規制部材71は圧縮コイルバネ72のバネ力によって支持軸314を中心として図10において時計方向に回動し、図11に示すように操作レバー55の下端部が係止面711より図において左側の離脱許容位置に位置付けられる。この結果、中間転写ユニット30が上述したように図9に示す退避位置に位置付けられるとともに、上述したように上記作動軸53に取り付けられている移動規制部材60が機体ハウジング2側に設けられたストッパー2eと係合しない移動許容位置に位置付けられる。なお、操作レバー55は図11に示す離脱許容位置に位置付けられると、レバー規制部材71の係止面711によって支持軸314を中心とした反時計方向、中間転写体6を作用位置に位置付ける離脱規制位置の方向への回動が規制されるため、中間転写体6を退避位置に位置付けた状態を保持される。このように、中間転写体6を退避位置に保持した状態で中間転写ユニット30を機体ハウジング2から抜き出すことにより、感光体ドラム3を損傷することなく離脱することができる。
【0025】
図示の実施形態における中間転写ユニット30は、操作レバー55を図11に示す離脱許容位置でその作動を規制するレバー規制部材71を、規制状態でその作動をロックするロック機構80を具備している。以下、ロック機構80について図10乃至図13を参照して説明する。
図示に実施形態におけるロック機構80は、中間部に支持軸811を備えたロックレバー81を具備している。このロックレバー81は、一端部に上記作動規制部材71の係合部714と係合するロック部812が設けられているとともに、他端部に作動突起813が設けられている。このように構成されたロックレバー81は、支持軸811が上記作動規制部材71の支持ピン322と直行する方向に配設され、前側カバー32に回動可能に支持されている。図示に実施形態におけるロック機構80は、ロックレバー81の作動突起813と前側カバー32との間に配設されロックレバー81を支持軸811を中心として図12および13において反時計方向に回動すべく付勢する圧縮コイルバネ82を備えている。この圧縮コイルバネ82のバネ力によって回動されるロックレバー81は、ロック部812が図13に示すロック位置においてはレバー規制部材71の係合部714に設けられたストッパー面715に当接する。一方、ロックレバー81の作動突起813は、中間転写ユニット30が機体ハウジング2の所定の装着位置に位置付けられると、機体ハウジング2側に設けられた作動部材2fに当接し、図12に示すように圧縮コイルバネ82のバネ力に抗して時計方向に回動する。この結果、ロックレバー81のロック部812とレバー規制部材71の係合部714との係合が解除される。
【0026】
次に、上記ロック機構80の作用について説明する。
中間転写ユニット30が機体ハウジング2の所定の装着位置に位置付けられた状態においては、図12で示すようにロックレバー81のロック部812とレバー規制部材71の係合部714との係合が解除されるので、図10で示すようにレバー規制部材71の手動作動部713を下方に押すことにより、レバー規制部材71は2点鎖線で示すように圧縮コイルバネ72のバネ力に抗して支持軸314を中心として反時計方向に回動せしめられる。この結果、操作レバー55の下端部とレバー規制部材71の係止面711との係合状態が解除され、操作レバー55は図10において実線で示す離脱規制位置に作動するすることができ、中間転写体6を作用位置に位置付けることができる。
【0027】
中間転写ユニット30を機体ハウジング2の所定の装着位置に位置付けられた状態から抜き出すに際しては、上述したように操作レバー55を図10において実線で実線でしめす位置から支持軸314を中心として時計方向に回動する。このとき、ロックレバー81のロック部812とレバー規制部材71の係合部714との係合が解除されているので、操作レバー55を上述したように図11に示す離脱許容位置に位置付けることができる。この結果、上述したように中間転写ユニット30が退避位置に位置付けられるとともに、上述したように上記作動軸53に取り付けられている移動規制部材60が機体ハウジング2側に設けられたストッパー2eと係合しない移動許容位置に位置付けられる。そして、中間転写体6を退避位置に保持した状態で中間転写ユニット30を機体ハウジング2から抜き出すと、ロックレバー81は圧縮コイルバネ82のバネ力によって支持軸811を中心として図12および13において反時計方向に回動され、図13に示すようにレバー規制部材71の係合部714の上側に位置するロック位置に位置付けられる。この結果、中間転写ユニット30を機体ハウジング2の所定の装着位置から抜き出された状態においては、レバー規制部材71の作動が規制され、操作レバー55が図11に示す離脱許容位置に位置付けられた状態でその作動が規制されるので、中間転写体6は退避位置に保持される。従って、次に中間転写ユニット30を機体ハウジング2の所定の装着位置に装着する際に、感光体ドラム3を損傷することない。
【0028】
【発明の効果】
本発明による画像形成器は、中間転写ユニットが所定の装着位置に位置付けられた状態で中間転写ユニットの離脱方向への移動を規制する移動規制機構を具備しており、該移動規制機構は、中間転写体接離機構と連動して作動し、中間転写体接離機構が中間転写体を作用位置に位置付けたとき機体ハウジング側に設けられたストッパーと係合する移動規制位置に位置付けられ、中間転写体接離機構が中間転写体を退避位置に位置付けたときストッパーと係合しない移動許容位置に位置付けられる移動規制部材を備えているので、中間転写体を退避位置に位置付けることにより中間転写ユニットを機体ハウジングから抜き出すことが可能となる。従って、中間転写体が作用位置の状態で中間転写ユニットを機体ハウジングから抜き出すことにより発生する感光体ドラム3の損傷を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された画像形成機としてのレーザビームプリンタの概略構成断面図。
【図2】図1に示す画像形成機の前カバーを開けた状態を示す斜視図。
【図3】図1に示す画像形成機の中間転写ユニット、転写搬送ユニットおよび定着ユニットを引出した状態を示す斜視図。
【図4】図1に示す画像形成機に装備される中間転写ユニットの斜視図。
【図5】図4に示す中間転写ユニットの側面図。
【図6】図4に示す中間転写ユニットを構成する中間転写体支持機構を示す平面図。
【図7】図4に示す中間転写ユニットを構成する中間転写体接離機構における操作レバーを除去した状態を示す側面図。
【図8】図4に示す中間転写ユニットを構成する中間転写体接離機構における中間転写体を作用位置に位置付けた状態を示す側面図。
【図9】図4に示す中間転写ユニットを構成する中間転写体接離機構における中間転写体を退避位置に位置付けた状態を示す側面図。
【図10】図4に示す中間転写ユニットに装備される操作レバー規制機構における離脱規制位置の状態を示す側面図。
【図11】図4に示す中間転写ユニットに装備される操作レバー規制機構における離脱許容位置の状態を示す側面図。
【図12】図4に示す中間転写ユニットに装備されるロック機構におけるロック状態を示す側面図。
【図13】図4に示す中間転写ユニットに装備されるロック機構におけるロック解除状態を示す側面図。
【符号の説明】
2:画像形成機のハウジング
3:感光体ドラム
4:帯電用コロナ放電器
5:現像装置
5a:イエロートナー用現像ユニット
5b:マゼンタナー用現像ユニット
5c:シアントナー用現像ユニット
5d:黒トナー用現像ユニット
6:中間転写体
7:感光体ドラム用のクリーニング機構
8:中間転写体用のクリーニング機構
9:レーザユニット
10:2次転写ローラ
11:搬送ベルト機構
12:定着ユニット
20:プロセスユニット
21:転写搬送ユニット
30:中間転写ユニット
31:ユニットケース
32:前側カバー
33:後側カバー
40:中間転写体支持機構
41:支持レバー
43:軸受
43:支持軸
50:中間転写体接離機構
51:作動カム
52:被駆動歯車
53:作動軸
54:駆動歯車
55:操作レバー
60:移動規制部材
70:操作レバー規制機構
71:レバー規制部材
72:圧縮コイルバネ
80:ロック機構
81:ロックレバー
82:圧縮コイルバネ

Claims (2)

  1. 機体ハウジング内に回転自在に配設されたトナー像形成体と、該トナー像形成体に形成されたトナー像を転写する中間転写体を備えた中間転写ユニットを具備し、該中間転写ユニットが機体ハウジング内に装着・離脱可能に構成された画像形成機において、
    該中間転写ユニットは、該中間転写体を回転自在に支持する中間転写体支持機構と、該中間転写ユニットが所定の装着位置に位置付けられた状態で該中間転写体を該トナー像形成体に接触せしめる作用位置と該トナー像形成体から離隔する退避位置に作動せしめる中間転写体接離機構と、該中間転写ユニットが所定の装着位置に位置付けられた状態で該中間転写ユニットの離脱方向への移動を規制する移動規制機構と、を具備しており、
    該中間転写体接離機構は、該中間転写体を該作用位置に作動する離脱規制位置と該中間転写体を該退避位置に作動する離脱許容位置とに操作可能な操作レバーを備えており、
    該移動規制機構は、該中間転写体接離機構と連動して作動し、該中間転写体接離機構が該中間転写体を該作用位置に位置付けたとき該機体ハウジング側に設けられたストッパーと係合する移動規制位置に位置付けられ、該中間転写体接離機構が該中間転写体を該退避位置に位置付けたとき該ストッパーと係合しない移動許容位置に位置付けられる移動規制部材を備えており、
    該中間転写ユニットは、該操作レバーが該離脱許容位置に位置付けられ状態で該操作レバーの作動を規制する操作レバー規制機構と、該操作レバー規制機構が該操作レバーの作動を規制した状態で該操作レバー規制機構の作動をロックするロック機構とを具備しており、該ロック機構は該中間転写ユニットが該機体ハウジングの該装着位置に位置付けられると、該機体ハウジングに設けられた作動部材と当接して該ロックを解除する、
    ことを特徴とする画像形成機。
  2. 該中間転写体接離機構は、該離脱規制位置と該離脱許容位置の間の中間位置で該操作レバーの作動を選択的に規制するストッパーピンが抜き差し可能に構成されており、該操作レバーが該中間位置に位置付けられた状態においては該中間転写体を該作用位置より該退避位置側に位置付けて該トナー像形成体から僅かに離す、請求項1記載の画像形成機。
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