JP3719784B2

JP3719784B2 - Anti-vibration method

Info

Publication number: JP3719784B2
Application number: JP20611596A
Authority: JP
Inventors: 弘三宮田; 里志西脇; 忠保滝口; 昌明山田; 健定本; 済美松野; 正信岩崎; 哲清水
Original assignee: Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Current assignee: Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority date: 1996-08-05
Filing date: 1996-08-05
Publication date: 2005-11-24
Anticipated expiration: 2016-08-05
Also published as: JPH1046606A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機器と固定構造体（例えば、床スラブ等）との間に設けられる防振構造とその工法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、ポンプや圧縮機等の機器を地盤上に設置する場合には、地盤上にコンクリート基礎を設置し、そのコンクリート基礎の上に機器を設置している。
【０００３】
ここで機器の振動対策が予め必要であることが分かっている場合には、コンクリート基礎と機器との間に防振装置を備えることが一般的である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、当初は機器の振動対策を軽視し、軽微な防振装置を装着してコンクリート基礎上に機器を設置したが、実際に機器を作動させたところ機器から発生する振動が大きいため更に防振対策が必要となる場合がある。また、機器の取り替え（増強）をしたり、機器設置後しばらくして周囲の部屋の使用条件が変更され、振動を嫌うような状況になることもある。
【０００５】
このような場合の対応策が以下のようにいろいろと提案されているが、いずれの方法にも問題があり、満足できるものではなかった。
【０００６】
例えば、コンクリート基礎の周壁部と地盤との間にウレタンパッド等の防振材を挿入する方法があるが、満足できる防振効果を得ることができなかった。一方、地盤とコンクリート基礎の底部との間にウレタンパッド等の防振材を挿入する方法もあるが、機器とコンクリート基礎の搬出入工事に手間がかかりコストも高いという欠点がある。
【０００７】
また、機器をコンクリート基礎から取り外して搬出した後、コンクリート基礎の上部をはつり、はつられたコンクリート基礎の上部にバネ等を備えた防振装置を設置した後、防振装置の上部に機器を設置する方法もある。しかし、この方法は防振効果には優れているが、機器の搬出入に手間がかかり、コンクリート基礎のはつり作業に手間と時間がかかり、施工コストも高いという欠点がある。
【０００８】
さらに、コンクリート基礎の上部と機器の底部との間にゴムパッド等の弾性体を挿入する方法や、振動する機器とコンクリート基礎の一体物にバランサーを取り付けて振動の振幅を小さくする方法や、コンクリート基礎の重量を大きくして振動エネルギを吸収する方法や、機器とコンクリート基礎の一体物を部屋内の上部から弾性体を介して吊す方法もあるが、防振効果，施工性若しくはコストのいずれかの面において欠点を有する。
【０００９】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、十分な防振効果を有し、施工が容易でコストの安い防振構造と、既存の機器を解体等せずに防振設備を取り付けることができる防振工法とを提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
（１）本発明は、地盤上のコンクリート基礎に設置された機器に、防振機構を装備させる防振工法において、前記コンクリート基礎を前記機器が設置された状態のまま持ち上げて前記地盤から離間させた後、コンクリート基礎と機器のいずれか一方と、コンクリート基礎及び機器の周囲にこれらから離間して設置された固定構造体との間に防振装置を設置することを特徴とする防振工法である。
【００１１】
この防振工法によれば、機器をコンクリート基礎から取り外さずに、機器とコンクリート基礎とを一体にしたまま持ち上げ、これら一体物と固定構造物との間に防振装置を設置するようにしているので、手間も少なく、短時間で施工することができ、施工コストも安価にできる。
【００１２】
機器に取り付けられ宙に浮いているコンクリート基礎は、機器から発生する振動を小さくする。また、コンクリート基礎及び機器と固定構造体との間の防振装置が振動を吸収するので、機器及びコンクリート基礎と固定構造体との間で振動が伝達されることはない。
【００１３】
この防振工法の発明における振動の発生源は機器であってもよいし、固定構造体に接触する他の振動の発生源であってもよい。振動の発生源が機器の場合には、機器の振動を固定構造体に伝達されるのを防止することができ、振動の発生源が固定構造体に接触する他の振動の発生源の場合には、他の振動の発生源から発生する振動を機器に伝達されるのを防止することができる。
【００１４】
この防振工法の発明における機器は、圧縮機、ポンプ、発電機、モータ等の回転機器や工作機械等の振動の発生源となるものであってもよいし、振動を嫌う精密機械であってもよい。
【００１５】
さらに、防振装置の材質、構造には特に限定はない。従って、例えば、バネ、ゴム、エアクッション等いずれも採用可能である。
【００１６】
（２）この防振工法の発明においては、コンクリート基礎を地盤から離間させる際に、コンクリート基礎の周囲における前記固定構造体よりも上方に位置する部位に予めブラケットを取り付け、このブラケットと固定構造体との間にジャッキを配してコンクリート基礎及び機器をジャッキアップし地盤から離間させるようにしてもよい。
【００１７】
ジャッキは手配し易い簡易な持ち上げ手段であり、しかも一般的に小型でありながら大きな力を発生させることができるので、本発明の実施に極めて好適である。
【００１８】
（３）本発明は、固定構造体とこの上に設置される機器との間に設けられる防振構造において、前記固定構造体には開口が設けられていて、前記機器はその下部を前記開口に挿入させ底部を宙に浮かせた状態にし、上部を固定構造体よりも上方に突出させて配置されており、固定構造体の前記開口の周囲に設置された防振装置を介して前記機器が固定構造体に吊持されていることを特徴とする防振構造である。
【００１９】
尚、この防振構造の発明における機器の概念は、圧縮機やポンプ等の機械単品を含むのは勿論であるが、前記防振工法の発明におけるコンクリート基礎付きの機器（コンクリート基礎と機器とが一体化されたもの）のようなものも含むものである。
【００２０】
この防振構造の発明は機器を新たに固定構造体に設置する際にも採用できるし、前記防振工法の発明を実施する際に採用することもできる。
この防振構造では、機器と固定構造体との間の防振装置が振動を吸収するので、機器と固定構造体との間で振動が伝達されることはない。
【００２１】
この防振構造の発明における振動の発生源は機器であってもよいし、固定構造体に接触する他の振動の発生源であってもよい。振動の発生源が機器の場合には、機器の振動を固定構造体に伝達されるのを防止することができ、振動の発生源が固定構造体に接触する他の振動の発生源の場合には、他の振動の発生源から発生する振動を機器に伝達されるのを防止することができる。
【００２２】
この防振構造の発明における機器は、圧縮機、ポンプ、発電機、モータ等の回転機器や工作機械等の振動の発生源となるものであってもよいし、振動を嫌う精密機械であってもよい。
【００２３】
防振構造の発明における防振装置の材質、構造には特に限定はない。従って、例えば、バネ、ゴム、エアクッション等いずれも採用可能である。
【００２４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図１から図６の図面に基づいて説明する。
初めに、本発明の防振構造を備えていない機器の設置状態について図３に基づいて説明する。
【００２５】
地盤７の上にはコンクリート基礎５が設置され、このコンクリート基礎５の上に圧縮機３が据え付けられ固定されている。圧縮機３には図示しないエアー主管やドレン管等が接続されている。
【００２６】
地盤７の上方には床スラブ（固定構造体）９が地盤７に連設されて設置されており、床スラブ９は固定系になっている。床スラブ９には開口１１が設けられていて、コンクリート基礎５はこの開口１１を遊挿して上部を床スラブ９よりも上方に突出させている。換言すると、床スラブ９はコンクリート基礎５の周囲を隙間を有して取り巻いている。
【００２７】
また、床スラブ９とコンクリート基礎５の間の隙間には図示しないウレタンパッドが介装されている。
【００２８】
当初、この圧縮機３の振動が問題になることはないと予想していたため、上述のような据え付け構造を採用したところ、実際に圧縮機３を運転してみると圧縮機３から発生する振動が予想以上に大きく、その振動が、コンクリート基礎５→地盤７→床スラブ９に伝達されて、床スラブ９の上に設置されたキュービクル（図示せず）等に悪影響を及ぼすこととなり、防振対策を施す必要が生じた場合に、本願の防振工法を実施して本願発明の防振構造を施す。
【００２９】
以下に、本発明の防振工法及び防振構造の一実施の形態について説明する。この実施の形態における防振工法では第１工程から第５工程に分けられる。
【００３０】
［第１工程］
前述したように圧縮機３には図示しないエアー主管やドレン管等の配管が接続されているが、必ずしも取り外す必要がないので、そのままの状態で図３に示すようにコンクリート基礎５にブラケット１５を取り付ける。
【００３１】
詳述すると、ブラケット１５は平鋼を９０度に折り曲げて断面逆Ｌ字形に形成されたものであり、このブラケット１５には長手方向所定間隔おきに三角形状の補強板２１が溶接されている。
【００３２】
このブラケット１５を、図３に示すように、コンクリート基礎５の上部外周の全周にボルト２３を介して固定する。この際、コンクリート基礎５の外側に突出する平板部１５ａが水平になるように取り付ける。
【００３３】
［第２工程］
次に、図４に示すように、架台１９を床スラブ９上に固定する。
詳述すると、図２に示すように、架台１９は断面Ｉ形をなし、この架台１９の上側の水平部１９bには第１貫通孔２５が複数設けられ、架台１９の下側の水平部１９aには第２貫通孔２７が複数設けられている。
【００３４】
この架台１９をブラケット１５の下方に配して床スラブ９上に設置し、前記第２貫通孔２７に基礎ボルト２８を通しナット３０を螺合して締結し、架台１９を床スラブ９に固定する。
【００３５】
尚、架台１９は部屋の隅まで届くような可能な限り長いものを使用することが安定性の面でよく、平面視井桁状に形成するのがより好ましい。
【００３６】
［第３工程］
次に、図５に示すように、圧縮機３をコンクリート基礎５に据え付けたまま、この一体物を地盤７から宙に浮かせる。
【００３７】
詳述すると、複数のジャッキ４１をブラケット１５と床スラブ９との間に配置し、各ジャッキ４１の作用部４１aをブラケット１５の平板部１５aの下部にそれぞれ当接させる。そして、各ジャッキ４１を作動させてブラケット１５をジャッキアップし、圧縮機３とコンクリート基礎５の一体物を振動の振幅以上の距離（例えば0.5mm〜数mm）浮上させ、地盤７から離間させる。
【００３８】
［第４工程］
次に、図６に示すように、防振装置１３を架台１９に固定する。
詳述すると、図２に示すように、防振装置１３は、上部カバー２９と下部カバー３１とベース３３とを備え、上部カバー２９とベース３３との間にバネを挟装して構成されている。ベース３３には防振装置１３を架台１９に固定するための複数の貫通孔３５が設けられている。
【００３９】
この防振装置１３としては、商品名「ＯＳ防振材」（特許機器株式会社製）のＣＶＺタイプを例示することができる。
かかる構成の防振装置１３をブラケット１５と架台１９との間に挿入して架台１９の上の所定の位置に載置し、防振装置１３の貫通孔３５と架台１９の第１貫通孔２５にボルト３７を下から上に挿通しナット３９を螺合して締結し、防振装置１３を架台１９に固定する。
【００４０】
［第５工程］
次に、図１及び図２に示すように、圧縮機３とコンクリート基礎５の一体物を降下させて架台１９で支える。
【００４１】
詳述すると、ジャッキ４１を作動させてジャッキ４１の作用部４１aを静かに降下させ、防振装置１３の上部カバー２９にブラケット１５の上側の平板部１５aを当接させて前記一体物を架台１９で支える。そして、ジャッキ４１の作用部４１aをブラケット１５から取り外してジャッキ４１を排除する。次に、防振装置１３とブラケット１５とをボルト４３で連結固定し、施工完了である。
【００４２】
このような手順で防振構造を施すと、施工にかかる手間も少なく、短時間で施工することができ、施工コストも安価にできる。
また、このようにして圧縮機３を設置した結果、圧縮機３に取り付けられ宙に浮いているコンクリート基礎５は、圧縮機３から発生する振動を小さくする。また、防振装置１３が圧縮機３及びコンクリート基礎５の振動を吸収するので、この振動が床スラブ９に伝達されることはない。
【００４３】
尚、この防振構造においては、ブラケット１５は、地盤７から浮上させた圧縮機３とコンクリート基礎５からなる一体物を吊持し、且つ圧縮機３から発生した振動を防振装置１３に伝達する役割を果たす。また、架台１９は防振装置１３を介して圧縮機３とコンクリート基礎５の一体物を支えている。
【００４４】
また、この実施の形態では、床スラブ９と防振装置１３との間に架台１９を設けたが、この架台１９は本発明の必須構成ではない。例えば、固定構造体を床スラブ９で構成する代わりに、上面が平坦で且つ水平レベルが出せる鉄板等で構成した場合には、架台１９を用いずに前記鉄板からなる固定構造体の上に直接に防振装置１３を設置することも可能である。
【００４５】
尚、この実施の形態においては、圧縮機３とコンクリート基礎５の一体物が本願の防振構造の発明における機器に相当し、圧縮機３は本願の防振工法の発明における機器に相当する。
【００４６】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の防振構造によれば、固定構造体に開口を設け、機器の下部を前記開口に挿入させ機器の底部を宙に浮かせた状態にし機器の上部を固定構造体よりも上方に突出させて配置し、固定構造体の前記開口の周囲に防振装置を設置し、この防振装置で前記機器を支持するようにしたので、機器から固定構造体への振動の伝達を、あるいは、固定構造体から機器への振動の伝達を確実に遮断することができる。しかも、構造が簡単で、コストも安価な防振構造を提供することができる。
【００４７】
また、本発明の防振工法によれば、コンクリート基礎を機器が設置された状態のまま持ち上げて地盤から離間させた後、コンクリート基礎と機器のいずれか一方と、コンクリート基礎及び機器の周囲にこれらから離間して設置された固定構造体との間に防振装置を設置するようにしたので、既存の機器を解体等せずに、容易に且つ短時間、低コストで防振機構を装備させることができるという優れた効果が奏される。
【００４８】
この防振工法においてコンクリート基礎を地盤から離間させる際に、コンクリート基礎の周囲における固定構造体よりも上方に位置する部位に予めブラケットを取り付け、このブラケットと固定構造体との間にジャッキを配してコンクリート基礎及び機器をジャッキアップして地盤から離間させるようにした場合には、ジャッキが小型で且つ入手し易く、扱い易いので、施工が更に容易にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態における防振構造の正面図であり、本発明の一実施の形態における防振工法の第５工程を説明する正面図である。
【図２】本発明の一実施の形態における防振構造の要部拡大正面図である。
【図３】本発明の一実施の形態における防振工法の第１工程を説明する正面図である。
【図４】本発明の一実施の形態における防振工法の第２工程を説明する正面図である。
【図５】本発明の一実施の形態における防振工法の第３工程を説明する正面図である。
【図６】本発明の一実施の形態における防振工法の第４工程を説明する正面図である。
【符号の説明】
３圧縮機（機器）
５コンクリート基礎（機器）
７地盤
９床スラブ（固定構造体）
１１開口
１３防振装置
１５ブラケット
４１ジャッキ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an anti-vibration structure provided between a device and a fixed structure (for example, a floor slab) and a construction method thereof.
[0002]
[Prior art]
Generally, when equipment such as a pump and a compressor is installed on the ground, a concrete foundation is installed on the ground, and the equipment is installed on the concrete foundation.
[0003]
Here, when it is known that vibration countermeasures for the equipment are necessary in advance, it is common to provide a vibration isolator between the concrete foundation and the equipment.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Initially, however, the vibration countermeasures of the equipment were neglected, and the equipment was installed on a concrete foundation with a small vibration isolator installed. Countermeasures may be required. In addition, devices may be replaced (enhanced), or the usage conditions of the surrounding rooms may be changed for a while after the devices are installed, and vibrations may be disliked.
[0005]
Various countermeasures for such a case have been proposed as follows, but each method has a problem and is not satisfactory.
[0006]
For example, there is a method of inserting a vibration isolating material such as a urethane pad between the peripheral wall portion of the concrete foundation and the ground, but a satisfactory vibration isolating effect could not be obtained. On the other hand, there is a method of inserting a vibration-proof material such as a urethane pad between the ground and the bottom of the concrete foundation, but there is a drawback that it takes time and labor to carry in and out the equipment and the concrete foundation, and the cost is high.
[0007]
In addition, after removing the equipment from the concrete foundation and carrying it out, the upper part of the concrete foundation is hung, a vibration isolator with a spring is installed on the top of the hung concrete foundation, and then the equipment is installed above the vibration isolator. There is also a way to do it. However, although this method is excellent in the vibration-proofing effect, it takes time to carry in and out of the equipment, and it takes time and labor to hang the concrete foundation, and the construction cost is high.
[0008]
In addition, a method of inserting an elastic body such as a rubber pad between the top of the concrete foundation and the bottom of the equipment, a method of reducing the amplitude of vibration by attaching a balancer to an integrated piece of equipment that vibrates and the concrete foundation, There is a method of absorbing vibration energy by increasing the weight of the unit, and a method of suspending an integrated unit of equipment and concrete foundation from the upper part of the room via an elastic body, but any of vibration isolation effect, workability or cost Have drawbacks.
[0009]
The present invention has been made in view of such problems of the prior art, has a sufficient vibration-proofing effect, is easy to construct and inexpensive, and does not dismantle existing equipment. An object of the present invention is to provide an anti-vibration method capable of attaching an anti-vibration facility to the apparatus.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following means in order to solve the above problems.
(1) The present invention relates to a vibration-proof construction method in which equipment installed on a concrete foundation on the ground is equipped with a vibration-proof mechanism, the concrete foundation is lifted with the equipment installed and separated from the ground. After that, an anti-vibration method characterized in that an anti-vibration device is installed between one of the concrete foundation and equipment and a fixed structure that is installed around the concrete foundation and equipment apart from these. is there.
[0011]
According to this anti-vibration method, without removing the equipment from the concrete foundation, the equipment and the concrete foundation are lifted together, and the anti-vibration device is installed between these integral and fixed structure. Therefore, it can be performed in a short time with less labor, and the construction cost can be reduced.
[0012]
A concrete foundation attached to the equipment and floating in the air reduces vibrations generated by the equipment. Moreover, since the vibration isolator between the concrete foundation and equipment and the fixed structure absorbs vibration, vibration is not transmitted between the equipment and concrete foundation and the fixed structure.
[0013]
The vibration generation source in the invention of the vibration isolating method may be a device, or may be another vibration generation source that contacts the fixed structure. When the vibration source is a device, it is possible to prevent the vibration of the device from being transmitted to the fixed structure, and when the vibration source is another vibration source that contacts the fixed structure. Can prevent vibrations generated from other vibration sources from being transmitted to the device.
[0014]
The device in the invention of the vibration isolating method may be a source of vibration of a rotary device such as a compressor, a pump, a generator, a motor, or a machine tool, or a precision machine that dislikes vibration. Also good.
[0015]
Furthermore, the material and structure of the vibration isolator are not particularly limited. Therefore, for example, any of springs, rubber, air cushions, etc. can be employed.
[0016]
(2) In the invention of the vibration-proofing method, when the concrete foundation is separated from the ground, a bracket is attached in advance to a portion located above the fixed structure around the concrete foundation, and the bracket and the fixed structure. A jack may be placed between the concrete foundation and the equipment, and the concrete foundation and equipment may be jacked up and separated from the ground.
[0017]
The jack is a simple lifting means that can be easily arranged, and can generate a large force in spite of being generally small in size. Therefore, the jack is extremely suitable for implementing the present invention.
[0018]
(3) The present invention provides an anti-vibration structure provided between a fixed structure and a device installed on the fixed structure, wherein the fixed structure is provided with an opening, and the device has a lower portion formed in the opening. The bottom part is suspended in the air and the upper part protrudes upward from the fixed structure, and the device is connected via a vibration isolator installed around the opening of the fixed structure. The vibration-proof structure is characterized by being suspended by a fixed structure.
[0019]
The concept of the equipment in the invention of the vibration isolation structure includes, of course, a single machine such as a compressor and a pump, but the equipment with the concrete foundation in the invention of the vibration isolation method (the concrete foundation and the equipment are And the like).
[0020]
The invention of the anti-vibration structure can be adopted when a device is newly installed on the fixed structure, and can also be adopted when the invention of the anti-vibration method is implemented.
In this vibration isolating structure, since the vibration isolating apparatus between the device and the fixed structure absorbs vibration, vibration is not transmitted between the device and the fixed structure.
[0021]
The vibration source in the invention of the vibration-proof structure may be a device, or may be another vibration source that contacts the fixed structure. When the vibration source is a device, it is possible to prevent the vibration of the device from being transmitted to the fixed structure, and when the vibration source is another vibration source that contacts the fixed structure. Can prevent vibrations generated from other vibration sources from being transmitted to the device.
[0022]
The device in the invention of the vibration-proof structure may be a source of vibration of a rotary device such as a compressor, a pump, a generator, a motor, or a machine tool, or a precision machine that dislikes vibration. Also good.
[0023]
There is no particular limitation on the material and structure of the vibration isolator in the invention of the vibration isolator structure. Therefore, for example, any of springs, rubber, air cushions, etc. can be employed.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 6.
Initially, the installation state of the apparatus which is not equipped with the vibration isolating structure of this invention is demonstrated based on FIG.
[0025]
A concrete foundation 5 is installed on the ground 7, and the compressor 3 is installed and fixed on the concrete foundation 5. An air main pipe, a drain pipe and the like (not shown) are connected to the compressor 3.
[0026]
Above the ground 7, a floor slab (fixed structure) 9 is installed continuously to the ground 7, and the floor slab 9 is a fixed system. An opening 11 is provided in the floor slab 9, and the concrete foundation 5 is loosely inserted into the opening 11 so that the upper part projects upward from the floor slab 9. In other words, the floor slab 9 surrounds the concrete foundation 5 with a gap.
[0027]
Further, a urethane pad (not shown) is interposed in the gap between the floor slab 9 and the concrete foundation 5.
[0028]
Initially, it was expected that the vibration of the compressor 3 would not be a problem. Therefore, when the installation structure as described above was adopted, the vibration generated from the compressor 3 when the compressor 3 was actually operated. Is larger than expected, and the vibration is transmitted to the concrete foundation 5 → the ground 7 → the floor slab 9 to adversely affect a cubicle (not shown) installed on the floor slab 9, thereby preventing vibration. When a countermeasure needs to be taken, the vibration isolating method of the present application is performed to provide the vibration isolating structure of the present invention.
[0029]
Hereinafter, an embodiment of the vibration isolation method and the vibration isolation structure of the present invention will be described. The vibration isolating method in this embodiment is divided into a first process to a fifth process.
[0030]
[First step]
As described above, pipes such as an air main pipe and a drain pipe (not shown) are connected to the compressor 3, but it is not always necessary to remove them, so that the bracket 15 is attached to the concrete foundation 5 as shown in FIG. Install.
[0031]
More specifically, the bracket 15 is formed by bending flat steel at 90 degrees to have an inverted L-shaped cross section, and triangular reinforcing plates 21 are welded to the bracket 15 at predetermined intervals in the longitudinal direction.
[0032]
As shown in FIG. 3 , the bracket 15 is fixed to the entire circumference of the upper outer periphery of the concrete foundation 5 via bolts 23. At this time, the flat plate portion 15a protruding outside the concrete foundation 5 is attached so as to be horizontal.
[0033]
[Second step]
Next, as shown in FIG. 4, the gantry 19 is fixed on the floor slab 9.
More specifically, as shown in FIG. 2, the gantry 19 has an I-shaped cross section, and a plurality of first through holes 25 are provided in the horizontal portion 19 b on the upper side of the gantry 19, and the horizontal portion 19 a on the lower side of the gantry 19. A plurality of second through-holes 27 are provided.
[0034]
The pedestal 19 is disposed below the bracket 15 and installed on the floor slab 9. A base bolt 28 is inserted into the second through hole 27 and a nut 30 is screwed to fasten the base 19 to the floor slab 9. To do.
[0035]
It should be noted that it is preferable to use the gantry 19 as long as possible so as to reach the corner of the room, and it is more preferable to form the gantry 19 in a plane view girder shape.
[0036]
[Third step]
Next, as shown in FIG. 5, with the compressor 3 being installed on the concrete foundation 5, the integrated object is suspended from the ground 7.
[0037]
More specifically, a plurality of jacks 41 are disposed between the bracket 15 and the floor slab 9, and the action portions 41 a of the jacks 41 are respectively brought into contact with the lower portions of the flat plate portions 15 a of the brackets 15. Then, each jack 41 is actuated to jack up the bracket 15, and the integrated body of the compressor 3 and the concrete foundation 5 is levitated by a distance (for example, 0.5 mm to several mm) greater than the amplitude of vibration and separated from the ground 7.
[0038]
[Fourth step]
Next, as shown in FIG. 6, the vibration isolator 13 is fixed to the gantry 19.
More specifically, as shown in FIG. 2, the vibration isolator 13 includes an upper cover 29, a lower cover 31, and a base 33, and a spring is interposed between the upper cover 29 and the base 33. Yes. The base 33 is provided with a plurality of through holes 35 for fixing the vibration isolator 13 to the mount 19.
[0039]
As this vibration isolator 13, the CVZ type of a brand name "OS vibration isolator" (made by a patent equipment company) can be illustrated.
The vibration isolator 13 having such a configuration is inserted between the bracket 15 and the gantry 19 and placed at a predetermined position on the gantry 19, and the through hole 35 of the vibration isolator 13 and the first through hole 25 of the gantry 19. Then, the bolt 37 is inserted from the bottom up and the nut 39 is screwed and fastened to fix the vibration isolator 13 to the mount 19.
[0040]
[Fifth step]
Next, as shown in FIGS. 1 and 2, the integrated body of the compressor 3 and the concrete foundation 5 is lowered and supported by the gantry 19.
[0041]
More specifically, the jack 41 is actuated to gently lower the action portion 41a of the jack 41, the upper plate 29 of the bracket 15 is brought into contact with the upper cover 29 of the vibration isolator 13, and the unitary object is attached to the mount 19 Support with. And the action part 41a of the jack 41 is removed from the bracket 15, and the jack 41 is excluded. Next, the vibration isolator 13 and the bracket 15 are connected and fixed with bolts 43, and the construction is completed.
[0042]
When the vibration-proof structure is applied according to such a procedure, it is possible to perform the construction in a short time with less labor for construction, and the construction cost can be reduced.
Moreover, as a result of installing the compressor 3 in this way, the concrete foundation 5 attached to the compressor 3 and floating in the air reduces vibrations generated from the compressor 3. Moreover, since the vibration isolator 13 absorbs the vibration of the compressor 3 and the concrete foundation 5, this vibration is not transmitted to the floor slab 9.
[0043]
In this vibration isolating structure, the bracket 15 suspends an integrated body composed of the compressor 3 and the concrete foundation 5 levitated from the ground 7 and transmits the vibration generated from the compressor 3 to the vibration isolator 13. To play a role. Further, the gantry 19 supports an integrated body of the compressor 3 and the concrete foundation 5 via the vibration isolator 13.
[0044]
In this embodiment, the gantry 19 is provided between the floor slab 9 and the vibration isolator 13, but the gantry 19 is not an essential component of the present invention. For example, instead of configuring the fixed structure with the floor slab 9, when it is configured with an iron plate or the like having a flat upper surface and a horizontal level, the fixed structure can be directly formed on the fixed structure made of the iron plate without using the mount 19. It is also possible to install an anti-vibration device 13.
[0045]
In this embodiment, the integrated body of the compressor 3 and the concrete foundation 5 corresponds to the device in the invention of the vibration isolating structure of the present application, and the compressor 3 corresponds to the device in the invention of the vibration isolating method of the present application.
[0046]
【The invention's effect】
As described above, according to the vibration isolating structure of the present invention, an opening is provided in the fixed structure, the lower part of the device is inserted into the opening, and the bottom of the device is left floating in the air. Since the vibration isolator is installed around the opening of the fixed structure and the device is supported by the anti-vibration device, the vibration from the device to the fixed structure Transmission or transmission of vibration from the fixed structure to the device can be reliably interrupted. In addition, it is possible to provide a vibration isolation structure that is simple in structure and low in cost.
[0047]
Further, according to the vibration isolating method of the present invention, the concrete foundation is lifted with the equipment installed and separated from the ground, and then, either the concrete foundation or the equipment and the periphery of the concrete foundation and the equipment. Since the anti-vibration device is installed between the stationary structure and the fixed structure, the anti-vibration mechanism can be installed easily and in a short time at low cost without disassembling existing equipment. The excellent effect that it can be performed is produced.
[0048]
When the concrete foundation is separated from the ground in this anti-vibration method, a bracket is attached in advance to the part located above the fixed structure around the concrete foundation, and a jack is placed between the bracket and the fixed structure. When the concrete foundation and the equipment are jacked up and separated from the ground, the jack is small in size, easily available, and easy to handle, so that the construction can be further facilitated.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a vibration isolating structure according to an embodiment of the present invention, and is a front view illustrating a fifth step of a vibration isolating method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged front view of a main part of a vibration isolating structure according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a front view for explaining a first step of a vibration isolating method according to one embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a front view for explaining a second step of the vibration isolation method according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a front view for explaining a third step of the vibration isolation method according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a front view for explaining a fourth step of the vibration isolation method according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
3 Compressor (equipment)
5 Concrete foundation (equipment)
7 Ground 9 Floor slab (fixed structure)
11 Opening 13 Vibration isolator 15 Bracket 41 Jack

Claims

地盤上のコンクリート基礎に設置された機器に、防振装置を装備させる防振工法において、
前記コンクリート基礎の周囲における固定構造体よりも上方に位置する部位に予めブラケットを取り付け、
前記ブラケットと前記固定構造体との間にジャッキを配置してジャッキアップして前記コンクリート基礎を前記機器が設置された状態のまま持ち上げて前記地盤から離間させ、
前記ブラケットと前記固定構造体との間に防振装置を配置し、
前記ジャッキを降下して前記ブラケットと前記防振装置とを固定する
ことを特徴とする防振工法。In the anti-vibration method to equip the equipment installed on the concrete foundation on the ground with the anti-vibration device ,
Attach a bracket in advance to a site located above the fixed structure around the concrete foundation,
Placing a jack between the bracket and the fixed structure and jacking up, the concrete foundation is lifted with the equipment installed and separated from the ground,
An anti-vibration device is disposed between the bracket and the fixed structure,
A vibration isolating method, wherein the jack is lowered to fix the bracket and the vibration isolator .

前記ブラケットの下方の前記固定構造体上に架台を配置し、Placing a pedestal on the fixed structure below the bracket;
前記ジャッキにより前記コンクリート基礎を前記機器が設置された状態のまま持ち上げて前記地盤から離間させた後、前記架台と前記ブラケットとの間に防振装置を挿入して該架台上に載置することを特徴とする請求項１に記載の防振工法。The concrete foundation is lifted with the jack while the equipment is installed and separated from the ground, and then a vibration isolator is inserted between the mount and the bracket and placed on the mount. The anti-vibration method according to claim 1.