JP3719511B2 - 移動通信端末およびコンピュータプログラム - Google Patents

移動通信端末およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動通信端末から受信された基地局信号の測定結果に基づいて当該移動通信端末の位置を特定するように構成された位置サーバを備えてなる位置特定システムで用いられる移動通信端末および前記移動通信端末にて実行されるコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
例えば携帯電話機などの移動通信端末の位置を特定する位置特定システムの一つとして、移動通信端末が通信している通信基地局の周辺に位置する周辺基地局からの基地局信号を利用するものがある。この場合、移動通信端末が単独で自身の位置を特定しようとすると、移動通信端末が基地局のアルマナック情報を保持する必要があると共に、移動通信端末が複雑な演算を行う必要があり、その結果、移動通信端末の価格が高くなったり、構成が複雑になったりするという事情がある。
【0003】
このような背景から、位置サーバが基地局のアルマナック情報を保持すると共に、移動通信端末が基地局信号の測定結果を位置サーバに送信し、位置サーバが移動通信端末から受信された基地局信号の測定結果に基づいて演算を行い、移動通信端末の位置を特定するアシスト測位型のシステムが普及している。
【0004】
さて、このような位置サーバが移動通信端末の位置を特定するアシスト測位型のシステムでは、移動通信端末は、通信基地局の周辺に位置する周辺基地局から基地局信号を受信すると、受信された基地局信号の受信強度や位相を測定し、基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信する。位置サーバは、移動通信端末から基地局信号の測定結果が受信されると、受信された基地局信号の測定結果に基づいて演算を行い、移動通信端末の位置を特定し、特定結果を通信基地局を通じて移動通信端末に送信する。このように、移動通信端末と位置サーバとの間では、演算に必要となる基地局信号の測定結果や、移動通信端末の位置を特定した特定結果を通信基地局を通じて送受信する。
【0005】
ところで、移動通信端末は、アイドル状態では、通信基地局からページングチャネルを受信し、通信基地局の周辺に位置する周辺基地局の一覧を表すネイバーリストを取得する。この場合、移動通信端末は、通信基地局を変更する毎に、通信基地局を変更した後の通信基地局からページングチャネルを受信してネイバーリストを取得するので、常に最新のネイバーリストを取得することになる。そして、移動通信端末は、測位するときは、その時点で保持されているネイバーリストに存在している基地局から基地局信号を受信し、基地局信号を測定することになる。
【0006】
さて、移動通信端末は、一般的には、電波の受信状況が良好な基地局を通信基地局として設定する構成であるので、通常は、図17に示すように、移動通信端末から近距離に位置する例えば基地局(A)を通信基地局として設定することになる。ここで、図17中、実線は、移動通信端末と通信基地局との間の通信を示している。
【0007】
その結果、この場合は、基地局(A)の周辺に位置する基地局、つまり、移動通信端末から近距離に位置する例えば基地局(B)、(C)、(D)、(E)および(F)がネイバーリストに存在している基地局となるので、移動通信端末は、ネイバーリストに存在している基地局を検索したときに、検索に成功する可能性が高く、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定するができ、適切な基地局信号の測定結果を位置サーバに送信することができる。ここで、図17中、破線は、移動通信端末とネイバーリストに存在している基地局との間の通信を示している。このようにして、位置サーバは、移動通信端末から受信された適切な基地局信号の測定結果に基づいて演算を行い、移動通信端末の位置を適切に特定することができる。
【0008】
しかしながら、移動通信端末は、図18に示すように、例えば建物などの影となる場所へ移動し、近距離に位置する基地局からの電波が建物などで遮られたような場合には、近距離に位置する基地局を通信基地局として設定するのではなく、遠方に位置する見通しの良い(移動通信端末との間に電波を遮る障害物が存在しない)例えば基地局(K)を通信基地局として設定する場合がある。
【0009】
そうなると、この場合は、基地局(K)の周辺に位置する基地局、つまり、移動通信端末から遠方に位置する例えば基地局(I)、(J)、(L)、(M)および(N)がネイバーリストに存在している基地局となるので、移動通信端末は、ネイバーリストに存在している基地局を検索したときに、検索に成功する可能性が低く、ネイバーリストに存在している基地局からの基地局信号を良好に受信することができず、また、仮に検索に成功して基地局信号を受信することができたとしても、適切な基地局信号の測定結果を取得することができず、適切な基地局信号の測定結果を位置サーバに送信することができない。したがって、位置サーバは、移動通信端末の位置を適切に特定することができない。
【0010】
また、このような不具合は、移動通信端末が遠方に位置する見通しの良い基地局を通信基地局として設定した場合に限らず、図19に示すように、リピータ基地局例えば基地局(I)'を通信基地局として設定した場合や、図20に示すように、対岸に位置する例えば基地局(H)を通信基地局として設定した場合にも発生し得る。
【0011】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、位置サーバが移動通信端末から受信された基地局信号の測定結果に基づいて移動通信端末の位置を特定するシステムで用いられる移動通信端末において、移動通信端末が遠方に位置する見通しの良い基地局などを通信基地局として設定した場合であっても、適切な基地局信号の測定結果を位置サーバに送信することができ、それに伴って、自身の位置を位置サーバに適切に特定させることができる移動通信端末およびコンピュータプログラムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した移動通信端末によれば、制御手段は、アイドル状態にあるときに通信基地局から受信されたネイバーリストに存在していない基地局を検索し、検索に成功すると、ネイバーリストに存在している基地局と検索に成功した基地局とを含むように基地局検索リストを作成する。そして、制御手段は、測位開始の指示を検出したときに、測位開始の指示を検出するよりも以前に作成された基地局検索リストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を通信手段から通信基地局を通じて位置サーバに送信させる。そして、位置サーバは、移動通信端末から受信された基地局信号の測定結果に基づいて移動通信端末の位置を特定する。
【0013】
すなわち、移動通信端末は、アイドル状態にあるときには、自身から近距離に位置する基地局がネイバーリストに存在していない場合であっても、ネイバーリストに存在していない基地局を検索することによって、自身から近距離に位置する基地局を検索することになり、検索に成功すると、検索に成功した基地局、つまり、自身から近距離に位置する基地局を含むように基地局検索リストを作成することになる。そして、移動通信端末は、測位開始の指示を検出すると、測位開始の指示を検出するよりも以前に作成された基地局検索リストに存在している基地局、つまり、自身から近距離に位置する基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信することになる。
【0014】
したがって、移動通信端末は、自身から遠方に位置する見通しの良い基地局、リピータ基地局或いは対岸に位置する基地局などを通信基地局として設定した場合、つまり、自身から近距離に位置する基地局がネイバーリストに存在していない場合であっても、上記したようにして基地局検索リストを作成することによって、自身から近距離に位置する基地局からの基地局信号を測定するようになるので、適切な基地局信号の測定結果を位置サーバに送信することができ、自身の位置を位置サーバに適切に特定させることができる。
【0015】
請求項2に記載した移動通信端末によれば、制御手段は、検索に成功した基地局のうちの基地局信号の受信強度が規定値以上の基地局や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離が規定値未満の基地局を含むと共に、基地局信号の受信強度が規定値未満の基地局や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離が規定値以上の基地局を含まないように基地局検索リストを作成する。
【0016】
したがって、移動通信端末は、基地局信号の受信強度が大きい基地局や移動通信端末との間の距離が小さい基地局という条件の良い基地局を選択することによって、条件の良い基地局からの基地局信号の測定結果を位置サーバに送信することができ、自身の位置を位置サーバにより適切に特定させることができる。
【0017】
請求項3に記載した移動通信端末によれば、制御手段は、アイドル状態にあるときに少なくとも基地局検索リストに存在していない基地局を検索し、検索に成功すると、検索に成功した基地局を含むように基地局検索リストを更新する。そして、制御手段は、更新された基地局検索リストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を通信手段から通信基地局を通じて位置サーバに送信させる。そして、位置サーバは、移動通信端末から受信された基地局信号の測定結果に基づいて移動通信端末の位置を特定する。
【0018】
すなわち、移動通信端末は、アイドル状態にあるときには、自身から近距離に位置する基地局が基地局検索リストに存在していない場合であっても、少なくとも基地局検索リストに存在していない基地局を検索することによって、自身から近距離に位置する基地局の検索を検索することになり、検索に成功すると、検索に成功した基地局、つまり、自身から近距離に位置する基地局を含むように基地局検索リストを更新することになる。そして、移動通信端末は、更新された基地局検索リストに存在している基地局、つまり、自身から近距離に位置する基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信することになる。
【0019】
したがって、移動通信端末は、自身から近距離に位置する基地局が基地局検索リストに存在していない場合であっても、上記したようにして基地局検索リストを更新することによって、この場合も、自身から近距離に位置する基地局からの基地局信号を測定するようになるので、適切な基地局信号の測定結果を位置サーバに送信することができ、自身の位置を位置サーバに適切に特定させることができる。また、このように基地局検索リストを繰返して更新することによって、より条件の良い基地局からの基地局信号の測定結果を位置サーバに送信することができ、自身の位置を位置サーバにより適切に特定させることができる。
【0020】
請求項4に記載した移動通信端末によれば、制御手段は、検索に成功した基地局のうちの基地局信号の受信強度が規定値以上の基地局や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離が規定値未満の基地局を含むと共に、基地局信号の受信強度が規定値未満の基地局や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離が規定値以上の基地局を含まないように基地局検索リストを更新する。
【0021】
したがって、移動通信端末は、上記した請求項2に記載したものと同様にして、基地局信号の受信強度が大きい基地局や移動通信端末との間の距離が小さい基地局という条件の良い基地局を選択することによって、条件の良い基地局からの基地局の測定結果を位置サーバに送信することができ、自身の位置を位置サーバにより適切に特定させることができる。
【0022】
請求項5に記載した移動通信端末によれば、制御手段は、ネイバーリストに存在している基地局や検索に成功した基地局に対して予め規定された規定時間を設定し、該当する基地局を規定時間が経過するまでは検索対象とする。したがって、移動通信端末は、予め規定された規定時間を設定することによって、設定された時間に基づいてネイバーリストに存在している基地局や検索に成功した基地局を検索対象とするか否かを決定することができる。
【0023】
請求項6に記載した移動通信端末によれば、制御手段は、検索に成功した基地局に対して基地局信号の受信強度や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離に応じた規定時間を設定し、該当する基地局を規定時間が経過するまでは検索対象とする。したがって、移動通信端末は、基地局信号の受信強度や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離に応じて設定された時間に基づいてネイバーリストに存在している基地局や検索に成功した基地局を検索対象とするか否かを決定することができる。
【0024】
請求項7に記載した移動通信端末によれば、制御手段は、基地局検索リストに存在している基地局の局数が規定局数に達すると、基地局信号の受信強度が小さい順や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離が大きい順に、該当する基地局を基地局検索リストから削除する。したがって、移動通信端末は、基地局検索リストに存在している基地局の局数に制限を与えることよって、不必要に多大な局数の基地局が基地局検索リストに存在してしまうことを未然に回避することができる。
【0025】
請求項8に記載した移動通信端末によれば、制御手段は、通信基地局を変更したときに通信基地局を変更する前の通信基地局から通信手段により受信されたネイバーリストに存在している基地局を含むように基地局検索リストを作成する。そして、制御手段は、作成された基地局検索リストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を通信手段から通信基地局を通じて位置サーバに送信させる。そして、位置サーバは、移動通信端末から受信された基地局信号の測定結果に基づいて移動通信端末の位置を特定する。
【0026】
すなわち、移動通信端末は、通信基地局を変更したときには、通信基地局を変更する前の通信基地局から受信されたネイバーリストに自身から近距離に位置する基地局が存在していれば、自身から近距離に位置する基地局を含むように基地局検索リストを作成することになる。そして、移動通信端末は、作成された基地局検索リストに存在している基地局、つまり、自身から近距離に位置する基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信することになる。
【0027】
したがって、移動通信端末は、通信基地局を変更したときに、自身から遠方に位置する見通しの良い基地局、リピータ基地局或いは対岸に位置する基地局などを通信基地局として設定した場合、つまり、自身から近距離に位置する基地局がネイバーリストに存在していない場合であっても、通信基地局を変更する前の通信基地局から受信されたネイバーリストに自身から近距離に位置する基地局が存在していれば、上記したようにして基地局検索リストを作成することによって、この場合も、自身から近距離に位置する基地局からの基地局信号を測定するようになるので、適切な基地局信号の測定結果を位置サーバに送信することができ、自身の位置を位置サーバに適切に特定させることができる。
【0028】
請求項13に記載した移動通信端末によれば、制御手段は、通信基地局を変更したときに通信基地局を変更する前の基地局検索リストに存在している基地局を含むように基地局検索リストを更新する。そして、制御手段は、更新された基地局検索リストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を通信手段から通信基地局を通じて位置サーバに送信させる。そして、位置サーバは、移動通信端末から受信された基地局信号の測定結果に基づいて移動通信端末の位置を特定する。
【0029】
すなわち、移動通信端末は、通信基地局を変更したときには、通信基地局を変更する前の基地局検索リストに自身から近距離に位置する基地局が存在していれば、自身から近距離に位置する基地局を含むように基地局検索リストを更新することになる。そして、移動通信端末は、更新された基地局検索リストに存在している基地局、つまり、自身から近距離に位置する基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信することになる。
【0030】
したがって、移動通信端末は、通信基地局を変更したときに、自身から遠方に位置する見通しの良い基地局、リピータ基地局或いは対岸に位置する基地局などを通信基地局として設定した場合、つまり、自身から近距離に位置する基地局がネイバーリストに存在していない場合であっても、通信基地局を変更する前の基地局検索リストに自身から近距離に位置する基地局が存在していれば、上記したようにして基地局検索リストを更新することによって、この場合も、自身から近距離に位置する基地局からの基地局信号を測定するようになるので、適切な基地局信号の測定結果を位置サーバに送信することができ、自身の位置を位置サーバに適切に特定させることができる。
【0031】
請求項17に記載したコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを、移動通信端末から受信された基地局信号の測定結果に基づいて当該移動通信端末の位置を特定するように構成された位置サーバを備えてなる位置特定システムで用いられる移動通信端末にインストールして実行させると、アイドル状態にあるときに通信基地局から受信された当該通信基地局の周辺に位置する周辺基地局の一覧を表すネイバーリストに存在していない基地局を検索させる手順と、ネイバーリストに存在している基地局と検索に成功した基地局とを含むように基地局検索リストを作成させる手順と、作成された基地局検索リストに存在している基地局を検索させる手順と、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定させる手順と、基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信させる手順とを実行するようになるので、上記した請求項1に記載したものと同様の作用効果を得ることができる。
【0032】
請求項18に記載したコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを、移動通信端末から受信された基地局信号の測定結果に基づいて当該移動通信端末の位置を特定するように構成された位置サーバを備えてなる位置特定システムで用いられる移動通信端末にインストールして実行させると、アイドル状態にあるときに少なくとも基地局検索リストに存在していない基地局を検索させる手順と、検索に成功した基地局を含むように基地局検索リストを更新させる手順と、更新された基地局検索リストに存在している基地局を検索させる手順と、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定させる手順と、基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信させる手順とを実行するようになるので、上記した請求項3に記載したものと同様の作用効果を得ることができる。
【0033】
請求項19に記載したコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを、移動通信端末から受信された基地局信号の測定結果に基づいて当該移動通信端末の位置を特定するように構成された位置サーバを備えてなる位置特定システムで用いられる移動通信端末にインストールして実行させると、通信基地局を変更したときに通信基地局を変更する前の通信基地局から受信されたネイバーリストに存在している基地局を含むように基地局検索リストを作成させる手順と、作成された基地局検索リストに存在している基地局を検索させる手順と、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定させる手順と、基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信させる手順とを実行するようになるので、上記した請求項9に記載したものと同様の作用効果を得ることができる。
【0034】
請求項20に記載したコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを、移動通信端末から受信された基地局信号の測定結果に基づいて当該移動通信端末の位置を特定するように構成された位置サーバを備えてなる位置特定システムで用いられる移動通信端末にインストールして実行させると、通信基地局を変更したときに通信基地局を変更する前に作成された基地局検索リストに存在している基地局を含むように基地局検索リストを更新させる手順と、更新された基地局検索リストに存在している基地局を検索させる手順と、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定させる手順と、基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信させる手順とを実行するようになるので、上記した請求項14に記載したものと同様の作用効果を得ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の移動通信端末を、位置サーバがGPS(Global Positioning System )衛星からのGPS衛星信号や通信基地局の周辺に位置する周辺基地局からの基地局信号に基づいて携帯電話機の位置を特定可能な位置特定システムで用いられる携帯電話機に適用した一実施例について、図1ないし図16を参照して説明する。
【0037】
まず、図2は、位置特定システムの全体の構成を概略的に示している。携帯電話機1は、複数の基地局2から通信基地局を例えば基地局信号の受信強度に基づいて決定し、決定された通信基地局によりCDMA(Code Division Multiple Access )ネットワーク3を通じて位置サーバ4との間で各種の信号を送受信する。携帯電話機1および位置サーバ4は、GPS衛星5からのGPS衛星信号を受信する。また、位置サーバ4は、GPS衛星5に関するアルマナック情報および基地局2に関するアルマナック情報(設置位置、アンテナの方向(指向性)、サービスエリアなど)を保持している。
【0038】
図3は、携帯電話機1の機能ブロックを概略的に示している。携帯電話機1は、CPU(Central Processing Unit )6(本発明でいう制御手段)に、GPS衛星5を検索するGPS無線部7と、基地局2を検索すると共に位置サーバ4との間でCDMAネットワーク3を通じて情報を送受信するCDMA無線部8(本発明でいう通信手段)と、マイクロホン9から入力した送話音声やスピーカ10から出力する受話音声を処理する音声処理部11と、「通話開始」キー、「通話終了」キー、「0」〜「9」の「数字」キーなどの多数のキーを配列したキーパッドから構成される操作部12と、日付・時刻や電話番号などを表示する液晶ディスプレイから構成される表示部13と、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)から構成される記憶部14とが接続された構成となっている。この場合、操作部12は、表示部13に表示されるタッチパネル型のものであっても良く、また、GPS無線部7のアンテナとCDMA無線部8のアンテナとを兼用する構成であっても良い。
【0039】
次に、上記した構成の作用について説明する。尚、ここでは、位置サーバ4が基地局からの基地局信号のみに基づいて、つまり、GPS衛星5からのGPS衛星信号を利用することなく、携帯電話機1の位置を特定する場合を説明する。また、以下の説明では、
(1)携帯電話機1がアイドル状態にあるとき
(2)携帯電話機1が通信基地局を変更したとき
に分けて順次説明する。
【0040】
(1)携帯電話機1がアイドル状態にあるとき
まず、携帯電話機1がアイドル状態にあるときについて、図1、図4ないし図11を参照して説明する。尚、ここでは、図4および図5に示すように、携帯電話機1がアイドル状態にあるときに基地局(A)を通信基地局として設定している場合を前提として説明する。
【0041】
携帯電話機1において、CPU6は、アイドル状態にあるときに、通信基地局である基地局(A)からページングチャネルがCDMA無線部8により受信されると、受信されたページングチャネルを解析し、ネイバーリストを取得する(図1中、ステップS1)。
【0042】
次いで、CPU6は、取得されたネイバーリストに存在していない基地局を検索する(図1中、ステップS2)。具体的に説明すると、CPU6は、取得されたネイバーリストに例えば基地局(B)、(C)、(D)、(E)および(F)が存在している場合には、それ以外の例えば基地局(G)、(H)、(I)、(K)および(P)を検索する。この場合、CPU6は、例えば基地局に個別に付与されている基地局IDに基づいて例えば基地局IDが昇順となるように基地局を選択して検索しても良いし、また、ネイバーリストに存在している基地局の基地局IDに近い基地局IDが付与されている基地局を選択して検索しても良い。
【0043】
そして、CPU6は、検索に成功すると、先に取得されたネイバーリストに存在している基地局と検索に成功した基地局とを含むように基地局検索リストを作成する(図1中、ステップS3)。具体的に説明すると、CPU6は、図4に示すように、検索した基地局(G)、(H)、(I)、(K)および(P)のうちの例えば基地局(G)、(H)および(P)の検索に成功すると、図6に示すように、先に取得されたネイバーリストに存在している基地局(B)、(C)、(D)、(E)および(F)と検索に成功した基地局(G)、(H)および(P)とを含むように基地局検索リストを作成する。
【0044】
また、このとき、CPU6は、基地局信号の受信強度および位相に基づいて、該当する基地局を検索対象とする時間に相当するライフタイムを設定する。具体的に説明すると、CPU6は、基地局信号の受信強度が大きい場合や位相が小さい場合には、該当する基地局が携帯電話機1から近距離に位置していると想定することによって、ライフタイムを大きく設定し、一方、基地局信号の受信強度が小さい場合や位相が大きい場合には、該当する基地局が携帯電話機1から遠方に位置していると想定することによって、ライフタイムを小さく設定する。つまり、CPU6は、条件の良い基地局についてはライフタイムを大きく設定し、一方、条件の悪い基地局についてはライフタイムを小さく設定する。
【0045】
次いで、CPU6は、このようにして作成された基地局検索リストに存在している基地局や基地局検索リストに存在していない基地局を検索する(図1中、ステップS4)。具体的に説明すると、CPU6は、上記したようにして作成された基地局検索リストに基地局(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)、(H)および(P)が存在しているので、それら基地局(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)、(H)および(P)を検索すると共に、それ以外の例えば基地局(I)、(J)および(O)をも検索する。この場合も、CPU6は、例えば基地局毎に付与されている基地局IDに基づいて例えば基地局IDが昇順となるように基地局を選択して検索しても良いし、また、基地局検索リストに存在している基地局の基地局IDに近い基地局IDが付与されている基地局を選択して検索しても良い。
【0046】
そして、CPU6は、検索に成功すると、検索に成功した基地局を含むように基地局検索リストを更新する(図1中、ステップS5)。具体的に説明すると、CPU6は、図5に示すように、検索した基地局(I)、(J)および(O)のうちの例えば基地局(I)および(O)の検索に成功すると、図7に示すように、検索に成功した基地局(I)および(O)を含むように基地局検索リストを更新する。
【0047】
これ以降、CPU6は、これと同様の処理を繰返して行い、基地局検索リストを繰返して更新する。尚、CPU6は、ネイバーリストに存在している基地局(B)、(C)、(D)、(E)および(F)に対しては、ライフタイムを「∞」に設定する。
【0048】
そして、CPU6は、例えばユーザが測位開始を指示する操作を行った旨を検出すると(図1中、ステップS6)、CDMA無線部8から測位要求および基地局情報を通信基地局である基地局(A)を通じて位置サーバ4に送信させる。位置サーバ4は、携帯電話機1から測位要求および基地局情報が受信されると、受信された基地局情報に基づいて通信基地局を特定し(図1中、ステップT1)、基準基地局を特定し(図1中、ステップT2)、測位応答を携帯電話機1に送信する。
【0049】
携帯電話機1において、CPU6は、位置サーバ4から測位応答がCDMA無線部8により受信されると、その時点で基地局検索リストに存在している基地局を検索し(図1中、ステップS7)、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し(図1中、ステップS8)、基地局信号の測定結果を取得する(図1中、ステップS9)。そして、CPU6は、このようにして取得された基地局信号の測定結果をCDMA無線部8から通信基地局である基地局(A)を通じて位置サーバ4に送信させる。
【0050】
位置サーバ4は、携帯電話機1から基地局信号の測定結果が受信されると、受信された測定結果に基づいて演算を行い、携帯電話機1の位置を特定する(図1中、ステップT3)。そして、位置サーバ4は、携帯電話機1の位置が特定された特定結果を携帯電話機1に送信する。
【0051】
以上に説明したように、携帯電話機1は、アイドル状態にあるときには、自身から近距離に位置する基地局がネイバーリストに存在していない場合であっても、ネイバーリストに存在していない例えば基地局(G)、(H)、(I)、(K)および(P)を検索することによって、自身から近距離に位置する基地局を検索することになり、検索に成功すると、検索に成功した基地局、つまり、自身から近距離に位置する例えば基地局(G)、(H)および(P)を含むように基地局検索リストを作成することになる。そして、携帯電話機1は、作成された基地局検索リストに存在している基地局、つまり、自身から近距離に位置する基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を通信基地局である基地局(A)を通じて位置サーバ4に送信することになる。
【0052】
また、携帯電話機1は、アイドル状態にあるときには、自身から近距離に位置する基地局が基地局検索リストに存在していない場合であっても、基地局検索リストに存在していない例えば基地局(I)、(J)および(O)を検索することによって、自身から近距離に位置する基地局を検索することになり、検索に成功すると、検索に成功した基地局、つまり、自身から近距離に位置する基地局を含むように基地局検索リストを更新することになる。そして、携帯電話機1は、更新された基地局検索リストに存在している基地局、つまり、自身から近距離に位置する基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を通信基地局である基地局(A)を通じて位置サーバ4に送信することになる。
【0053】
ところで、CPU6は、基地局検索リストを作成する場合に、ネイバーリストに存在している基地局と検索に成功した全ての基地局とを含むように基地局検索リストを作成することに限らず、ネイバーリストに存在している基地局と検索に成功した基地局のうちの所定条件を満たす基地局とを含むように基地局検索リストを作成することも可能である。
【0054】
具体的に説明すると、CPU6は、図8に示すように、検索に成功した基地局が基地局(G)、(H)および(P)である場合に、例えばライフタイムを選択基準とすると、ライフタイムが最も大きい基地局(H)とライフタイムが次点に大きい基地局(G)とを含むようにし、且つ、ライフタイムが最も小さい基地局(P)を含まないように基地局検索リストを作成することも可能である。
【0055】
また、CPU6は、図9に示すように、検索に成功した基地局が基地局(G)、(H)および(P)である場合に、例えば基地局信号の受信強度を選択基準とすると、基地局信号の受信強度が最も大きい基地局(G)と基地局信号の受信強度が次点に大きい基地局(P)とを含むようにし、且つ、基地局信号の受信強度が最も小さい基地局(H)を含まないように基地局検索リストを作成することも可能である。この場合、上記したようにライフタイムや基地局信号の受信強度を選択基準とすることに限らず、例えば基地局信号の位相を選択基準としても良い。
【0056】
これと同様にして、CPU6は、基地局検索リストを更新する場合にも、検索に成功した全ての基地局を含むように基地局検索リストを更新することに限らず、検索に成功した基地局のうちの所定条件を満たす基地局を含むように基地局検索リストを更新することも可能である。
【0057】
具体的に説明すると、CPU6は、図10に示すように、検索に成功した基地局が基地局(I)、(O)および(N)である場合に、例えばライフタイムを選択基準とすると、ライフタイムが最も大きい基地局(I)とライフタイムが次点に大きい基地局(O)とを含むようにし、且つ、ライフタイムが最も小さい基地局(N)を含まないように基地局検索リストを更新することも可能である。この場合も、ライフタイムを選択基準とすることに限らず、例えば基地局信号の受信強度や位相を選択基準としても良い。
【0058】
また、CPU6は、基地局検索リストを更新する場合に、検索に成功した基地局を含むと同時に、基地局検索リストに存在している基地局を削除するように基地局検索リストを更新することも可能である。
【0059】
具体的に説明すると、CPU6は、図11に示すように、検索に成功した基地局が基地局(I)、(O)および(N)である場合に、それら基地局(I)、(O)および(N)を含むと同時に、基地局検索リストに存在している基地局のうちのライフタイムが最も小さい基地局(H)を削除するように基地局検索リストを更新することも可能である。この場合も、例えば基地局信号の受信強度を選択基準としても良いし、基地局信号の位相を選択基準としても良い。
【0060】
また、CPU6は、基地局検索リストに存在し得る(登録可能な)基地局の局数に制限を与えることも可能である。具体的に説明すると、CPU6は、予め規定局数を設定しておき、基地局検索リストを作成または更新する場合に、基地局検索リストに存在する基地局の局数が規定局数を達したときに、上記したように、検索に成功した基地局のうちの条件の悪い基地局を基地局検索リストに含まないようにしたり、基地局検索リストに存在している基地局のうちの条件の悪い基地局を基地局検索リストから削除したりすることも可能である。
【0061】
(2)携帯電話機1が通信基地局を変更したとき
次に、携帯電話機1が通信基地局を変更したときについて、図12ないし図16を参照して説明する。尚、ここでは、図12に示すように、携帯電話機1が通信基地局を基地局(A)から基地局(H)に変更した場合を前提として説明する。
【0062】
携帯電話機1において、CPU6は、基地局(A)を通信基地局として設定しているときであって、アイドル状態にあるときに、通信基地局である基地局(A)からページングチャネルがCDMA無線部8により受信されると、上記したステップS1〜S3の処理を行い、基地局検索リストを作成する。
【0063】
さて、ここで、CPU6は、通信基地局を基地局(A)から基地局(H)に変更し(図13中、ステップS11)、通信基地局を変更した後の通信基地局である基地局(H)からページングチャネルがCDMA無線部8により受信されると、受信されたページングチャネルを解析し、ネイバーリストを取得する(図13中、ステップS12)。そして、CPU6は、通信基地局を変更する前の通信基地局である基地局(A)から受信されたネイバーリストに存在している基地局と通信基地局を変更した後の通信基地局である基地局(H)から受信されたネイバーリスト存在している基地局とを含むように基地局検索リストを作成する(図13中、ステップS13)。
【0064】
具体的に説明すると、CPU6は、図14に示すように、通信基地局を変更する前の通信基地局である基地局(A)から受信されたネイバーリストに例えば基地局(B)、(C)、(D)、(E)および(F)が存在し、通信基地局を変更した後の通信基地局である基地局(H)から受信されたネイバーリストに例えば基地局(B)、(G)、(I)および(J)が存在している場合には、それら基地局(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)、(I)および(J)を含むように基地局検索リストを作成する。
【0065】
これ以降、CPU6は、上記した「(1)携帯電話機1がアイドル状態にあるとき」で説明した処理と同様の処理を行い、基地局検索リストを繰返して更新する。また、CPU6は、ユーザが測位開始を指示する操作を行った旨を検出したときも(図13中、ステップS6)、上記した「(1)携帯電話機1がアイドル状態にあるとき」で説明した処理と同様の処理を行う。
【0066】
以上に説明したように、携帯電話機1は、通信基地局を基地局(A)から基地局(H)に変更したときには、通信基地局を変更する前の通信基地局である基地局(A)から受信されたネイバーリストに自身から近距離に位置する基地局が存在していれば、自身から近距離に位置する基地局を含むように基地局検索リストを作成することになる。そして、携帯電話機1は、作成された基地局検索リストに存在している基地局、つまり、自身から近距離に位置する基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を通信基地局である基地局(H)を通じて位置サーバ4に送信することになる。
【0067】
ところで、この場合、CPU6は、通信基地局を変更する前の通信基地局である基地局(A)から受信されたネイバーリストに存在している基地局と通信基地局を変更した後の通信基地局である基地局(H)から受信されたネイバーリスト存在している基地局とを含むように基地局検索リストを作成することに限らず、以下のようにして、基地局検索リストを作成することも可能である。
【0068】
すなわち、CPU6は、通信基地局を変更する前の通信基地局である基地局(A)から受信されたネイバーリストに存在している基地局のうちの検索に成功した基地局に、通信基地局を変更した後の通信基地局である基地局(H)から受信されたネイバーリスト存在している基地局を追加するように基地局検索リストを作成することも可能である。また、CPU6は、検索に成功した基地局のうちの基地局信号の受信強度が規定値以上の基地局や基地局信号の位相に基づいて判断される携帯電話機1との間の距離が規定値未満の基地局に、通信基地局を変更した後の通信基地局である基地局(H)から受信されたネイバーリストに存在している基地局を追加するように基地局検索リストを作成することも可能である。さらに、CPU6は、通信基地局を変更する前の通信基地局である基地局(A)から受信されたネイバーリストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局を含むように基地局検索リストを作成することも可能である。
【0069】
また、CPU6は、通信基地局を基地局(A)から基地局(H)に変更した後に、通信基地局を変更する前の基地局検索リストに存在している基地局と通信基地局を変更した後の通信基地局である基地局(H)から受信されたネイバーリスト存在している基地局とを含むように基地局検索リストを更新する(図15中、ステップS21)。
【0070】
具体的に説明すると、CPU6は、図16に示すように、通信基地局を変更する前の基地局検索リストに例えば基地局(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)および(P)が存在し、通信基地局を変更した後の通信基地局である基地局(H)から受信されたネイバーリストに例えば基地局(B)、(G)、(I)および(J)が存在している場合には、それら基地局(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)、(P)、(I)および(J)を含むように基地局検索リストを更新する。
【0071】
これ以降、CPU6は、この場合も、上記した「(1)携帯電話機1がアイドル状態にあるとき」で説明した処理と同様の処理を行い、基地局検索リストを繰返して更新する。また、CPU6は、ユーザが測位開始を指示する操作を行った旨を検出したときも(図15中、ステップS6)、上記した「(1)携帯電話機1がアイドル状態にあるとき」で説明した処理と同様の処理を行う。
【0072】
以上に説明したように、携帯電話機1は、通信基地局を基地局(A)から基地局(H)に変更したときには、通信基地局を変更する前の基地局検索リストに自身から近距離に位置する基地局が存在していれば、自身から近距離に位置する基地局を含むように基地局検索リストを更新することになる。そして、携帯電話機1は、更新された基地局検索リストに存在している基地局、つまり、自身から近距離に位置する基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を通信基地局である基地局(H)を通じて位置サーバ4に送信することになる。
【0073】
ところで、この場合、CPU6は、通信基地局を変更する前の基地局検索リストに存在している基地局と通信基地局を変更した後の通信基地局である基地局(H)から受信されたネイバーリスト存在している基地局とを含むように基地局検索リストを更新することに限らず、以下のようにして、基地局検索リストを更新することも可能である。
【0074】
すなわち、CPU6は、通信基地局を変更する前の基地局検索リストに存在している基地局のうちの検索に成功した基地局に、通信基地局を変更した後の通信基地局である基地局(H)から受信されたネイバーリスト存在している基地局を追加するように基地局検索リストを更新することも可能である。また、CPU6は、検索に成功した基地局のうちの基地局信号の受信強度が規定値以上の基地局や基地局信号の位相に基づいて判断される携帯電話機1との間の距離が規定値未満の基地局に、通信基地局を変更した後の通信基地局である基地局(H)から受信されたネイバーリストに存在している基地局を追加するように基地局検索リストを更新することも可能である。
【0075】
以上に説明したように本実施例によれば、携帯電話機1において、アイドル状態にあるときに通信基地局から受信されたネイバーリストに存在していない基地局を検索し、検索に成功すると、ネイバーリストに存在している基地局と検索に成功した基地局とを含むように基地局検索リストを作成し、作成された基地局検索リストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を位置サーバ4に送信するように構成した。
【0076】
したがって、携帯電話機1は、自身から遠方に位置する見通しの良い基地局、リピータ基地局或いは対岸に位置する基地局などを通信基地局として設定した場合、つまり、自身から近距離に位置する基地局がネイバーリストに存在していない場合であっても、自身から近距離に位置する基地局を含むように基地局検索リストを作成することによって、自身から近距離に位置する基地局からの基地局信号を測定するようになるので、適切な基地局信号の測定結果を位置サーバ4に送信することができ、自身の位置を位置サーバ4に適切に特定させることができる。
【0077】
また、携帯電話機1において、アイドル状態にあるときに基地局検索リストに存在していない基地局を検索し、検索に成功すると、検索に成功した基地局を含むように基地局検索リストを更新し、更新された基地局検索リストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を位置サーバ4に送信するように構成した。
【0078】
したがって、携帯電話機1は、自身から近距離に位置する基地局が基地局検索リストに存在していない場合であっても、自身から近距離に位置する基地局を含むように基地局検索リストを更新することによって、この場合も、自身から近距離に位置する基地局からの基地局信号を測定するようになるので、適切な基地局信号の測定結果を位置サーバ4に送信することができ、自身の位置を位置サーバ4に適切に特定させることができる。また、このように基地局検索リストを繰返して更新することによって、より条件の良い基地局からの基地局信号の測定結果を位置サーバ4に送信することができ、自身の位置を位置サーバ4により適切に特定させることができる。
【0079】
また、携帯電話機1において、通信基地局を変更したときに通信基地局を変更する前の通信基地局から受信されたネイバーリストに存在している基地局を含むように基地局検索リストを作成し、作成された基地局検索リストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を位置サーバ4に送信するように構成した。
【0080】
したがって、携帯電話機1は、通信基地局を変更したときに、自身から遠方に位置する見通しの良い基地局、リピータ基地局或いは対岸に位置する基地局などを通信基地局として設定した場合、つまり、自身から近距離に位置する基地局がネイバーリストに存在していない場合であっても、通信基地局を変更する前の通信基地局から受信されたネイバーリストに自身から近距離に位置する基地局が存在していれば、自身から近距離に位置する基地局を含むように基地局検索リストを作成することによって、この場合も、自身から近距離に位置する基地局からの基地局信号を測定するようになるので、適切な基地局信号の測定結果を位置サーバ4に送信することができ、自身の位置を位置サーバ4に適切に特定させることができる。
【0081】
さらに、携帯電話機1において、通信基地局を変更したときに通信基地局を変更する前の基地局検索リストに存在している基地局を含むように基地局検索リストを更新し、更新された基地局検索リストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号を測定し、基地局信号の測定結果を位置サーバ4に送信するように構成した。
【0082】
したがって、携帯電話機1は、通信基地局を変更したときに、自身から遠方に位置する見通しの良い基地局、リピータ基地局或いは対岸に位置する基地局などを通信基地局として設定した場合、つまり、自身から近距離に位置する基地局がネイバーリストに存在していない場合であっても、通信基地局を変更する前の基地局検索リストに自身から近距離に位置する基地局が存在していれば、自身から近距離に位置する基地局を含むように基地局検索リストを更新することによって、この場合も、自身から近距離に位置する基地局からの基地局信号を測定するようになるので、適切な基地局信号の測定結果を位置サーバ4に送信することができ、自身の位置を位置サーバ4に適切に特定させることができる。
【0083】
本発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、例えば以下に示すように変形または拡張することができる。
移動通信端末は、携帯電話機に限らず、通信機能を有する携帯情報端末などの他のものであっても良い。
基地局が位置サーバの機能を有する構成であっても良い。
【0084】
GPS衛星信号および基地局信号の双方を利用して携帯電話機の位置を特定する場合に適用しても良い。
該当する基地局を検索対象とする時間に相当するライフタイムを、通信基地局のネットワーク情報に基づいて決定する構成であっても良い。
【0085】
CPUが実行するコンピュータプログラムは、最初(例えば製品化の段階)から記憶されているものに限らず、例えば特定のサーバからネットワークを通じてダウンロードされたり或いはCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)やカードなどの記録媒体から転送されてインストールされるものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の処理の流れを概略的に示す図
【図2】システムの全体構成を概略的に示す図
【図3】携帯電話機の構成を示す機能ブロック図
【図4】基地局(A)を通信基地局として設定した場合の態様を概略的に示す図
【図5】図4相当図
【図6】基地局検索リストなどを示す図
【図7】図6相当図
【図8】図6相当図
【図9】図6相当図
【図10】図6相当図
【図11】図6相当図
【図12】通信基地局を基地局(A)から基地局(H)に変更した場合の態様を概略的に示す図
【図13】図1相当図
【図14】図6相当図
【図15】図1相当図
【図16】図6相当図
【図17】近距離に位置する基地局(A)を通信基地局として設定した場合の態様を概略的に示す図
【図18】遠方に位置する見通しの良い基地局(K)を通信基地局として設定した場合の態様を概略的に示す図
【図19】リピータ基地局(I)´を通信基地局として設定した場合の態様を概略的に示す図
【図20】対岸に位置する基地局(H)を通信基地局として設定した場合の態様を概略的に示す図
【符号の説明】
1は携帯電話機(移動通信端末)、2は基地局、4は位置サーバ、6はCPU(制御手段)、8はCDMA無線部(通信手段)である。

Claims (22)

  1. 移動通信端末から受信された基地局信号の測定結果に基づいて当該移動通信端末の位置を特定するように構成された位置サーバを備えてなる位置特定システムで用いられる移動通信端末であって、
    通信基地局から当該通信基地局の周辺に位置する周辺基地局の一覧を表すネイバーリストを受信すると共に、基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信する通信手段と、
    アイドル状態にあるときに通信基地局から前記通信手段により受信されたネイバーリストに存在していない基地局を検索し、ネイバーリストに存在している基地局と検索に成功した基地局とを含むように基地局検索リストを作成すると共に、測位開始の指示を検出したときに、測位開始の指示を検出するよりも以前に作成された基地局検索リストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号の測定結果を前記通信手段から通信基地局を通じて位置サーバに送信させる制御手段とを備えてなることを特徴とする移動通信端末。
  2. 請求項1に記載した移動通信端末において、
    前記制御手段は、検索に成功した基地局のうちの基地局信号の受信強度が規定値以上の基地局や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離が規定値未満の基地局を含むと共に、基地局信号の受信強度が規定値未満の基地局や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離が規定値以上の基地局を含まないように基地局検索リストを作成することを特徴とする移動通信端末。
  3. 請求項1または2に記載した移動通信端末において、
    前記制御手段は、アイドル状態にあるときに少なくとも基地局検索リストに存在していない基地局を検索し、検索に成功した基地局を含むように基地局検索リストを更新すると共に、更新された基地局検索リストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号の測定結果を前記通信手段から通信基地局を通じて位置サーバに送信させることを特徴とする移動通信端末。
  4. 請求項3に記載した移動通信端末において、
    前記制御手段は、検索に成功した基地局のうちの基地局信号の受信強度が規定値以上の基地局や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離が規定値未満の基地局を含むと共に、基地局信号の受信強度が規定値未満の基地局や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離が規定値以上の基地局を含まないように基地局検索リストを更新することを特徴とする移動通信端末。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載した移動通信端末において、
    前記制御手段は、ネイバーリストに存在している基地局や検索に成功した基地局に対して予め規定された規定時間を設定し、該当する基地局を規定時間が経過するまでは検索対象とすることを特徴とする移動通信端末。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載した移動通信端末において、
    前記制御手段は、検索に成功した基地局に対して基地局信号の受信強度や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離に応じた規定時間を設定し、該当する基地局を規定時間が経過するまでは検索対象とすることを特徴とする移動通信端末。
  7. 請求項1ないしのいずれかに記載した移動通信端末において、
    前記制御手段は、基地局検索リストに存在している基地局の局数が規定局数に達したときに、基地局信号の受信強度が小さい順や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離が大きい順に、該当する基地局を基地局検索リストから削除することを特徴とする移動通信端末。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載した移動通信端末において、
    前記制御手段は、通信基地局を変更したときに通信基地局を変更する前の通信基地局から前記通信手段により受信されたネイバーリストに存在している基地局を含むように基地局検索リストを作成すると共に、作成された基地局検索リストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号の測定結果を前記通信手段から通信基地局 を通じて位置サーバに送信させることを特徴とする移動通信端末。
  9. 請求項8に記載した移動通信端末において、
    前記制御手段は、通信基地局を変更する前の通信基地局から前記通信手段により受信されたネイバーリストに存在している基地局および通信基地局を変更した後の通信基地局から前記通信手段により受信されたネイバーリストに存在している基地局のうちの少なくともいずれかの基地局を含むように基地局検索リストを作成することを特徴とする移動通信端末。
  10. 請求項に記載した移動通信端末において、
    前記制御手段は、通信基地局を変更する前の通信基地局から前記通信手段により受信されたネイバーリストに存在している基地局のうちの検索に成功した基地局に、通信基地局を変更した後の通信基地局から前記通信手段により受信されたネイバーリストに存在している基地局を追加するように基地局検索リストを作成することを特徴とする移動通信端末。
  11. 請求項10に記載した移動通信端末において、
    前記制御手段は、検索に成功した基地局のうちの基地局信号の受信強度が規定値以上の基地局や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離が規定値未満の基地局に、通信基地局を変更した後の通信基地局から前記通信手段により受信されたネイバーリストに存在している基地局を追加するように基地局検索リストを作成することを特徴とする移動通信端末。
  12. 請求項10に記載した移動通信端末において、
    前記制御手段は、通信基地局を変更する前の通信基地局から前記通信手段により受信されたネイバーリストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局を含むように基地局検索リストを作成することを特徴とする移動通信端末。
  13. 請求項1ないし7のいずれかに記載した移動通信端末において、
    前記制御手段は、通信基地局を変更したときに通信基地局を変更する前に作成された基地局検索リストに存在している基地局を含むように基地局検索リストを更新すると共に、更新された基地局検索リストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号の測定結果を前記通信手段から通信基地局を通じて位置サーバに送信させることを特徴とする移動通信端末。
  14. 請求項13に記載した移動通信端末において、
    前記制御手段は、通信基地局を変更する前に作成された基地局検索リストに存在している基地局および通信基地局を変更した後の通信基地局から前記通信手段により受信されたネイバーリストに存在している基地局のうちの少なくともいずれかの基地局を含むように基地局検索リストを更新することを特徴とする移動通信端末。
  15. 請求項13に記載した移動通信端末において、
    前記制御手段は、通信基地局を変更する前に作成された基地局検索リストに存在している基地局のうちの検索に成功した基地局に、通信基地局を変更した後の通信基地局から前記通信手段により受信されたネイバーリストに存在している基地局を追加するように基地局検索リストを更新することを特徴とする移動通信端末。
  16. 請求項15に記載した移動通信端末において、
    前記制御手段は、検索に成功した基地局のうちの基地局信号の受信強度が規定値以上の基地局や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離が規定値未満の基地局に、通信基地局を変更した後の通信基地局から前記通信手段により受信されたネイバーリストに存在している基地局を追加するように基地局検索リストを更新することを特徴とする移動通信端末。
  17. 移動通信端末から受信された基地局信号の測定結果に基づいて当該移動通信端末の位置を特定するように構成された位置サーバを備えてなる位置特定システムで用いられる移動通信端末に、
    アイドル状態にあるときに通信基地局から受信された当該通信基地局の周辺に位置する周辺基地局の一覧を表すネイバーリストに存在していない基地局を検索させる手順と、
    ネイバーリストに存在している基地局と検索に成功した基地局とを含むように基地局検索リストを作成させる手順と、
    測位開始の指示を検出したときに測位開始の指示を検出するよりも以前に作成された作成された基地局検索リストに存在している基地局を検索させる手順と、
    検索に成功した基地局からの基地局信号を測定させる手順と、
    基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信させる手順とを実行させるためのコンピュータプログラム。
  18. 請求項17に記載したコンピュータプログラムにおいて、
    アイドル状態にあるときに少なくとも基地局検索リストに存在していない基地局を検索させる手順と、
    検索に成功した基地局を含むように基地局検索リストを更新させる手順と、
    更新された基地局検索リストに存在している基地局を検索させる手順と、
    検索に成功した基地局からの基地局信号を測定させる手順と、
    基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信させる手順とを実行させるためのコンピュータプログラム。
  19. 請求項17または18に記載したコンピュータプログラムにおいて、
    通信基地局を変更したときに通信基地局を変更する前の通信基地局から受信されたネイバーリストに存在している基地局を含むように基地局検索リストを作成させる手順と、
    作成された基地局検索リストに存在している基地局を検索させる手順と、
    検索に成功した基地局からの基地局信号を測定させる手順と、
    基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信させる手順とを実行させるためのコンピュータプログラム。
  20. 請求項17または18に記載したコンピュータプログラムにおいて、
    通信基地局を変更したときに通信基地局を変更する前に作成された基地局検索リストに存在している基地局を含むように基地局検索リストを更新させる手順と、
    更新された基地局検索リストに存在している基地局を検索させる手順と、
    検索に成功した基地局からの基地局信号を測定させる手順と、
    基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信させる手順とを実行させるためのコンピュータプログラム。
  21. 移動通信端末から受信された基地局信号の測定結果に基づいて当該移動通信端末の位置を特定するように構成された位置サーバを備えてなる位置特定システムで用いられる移動通信端末であって、
    通信基地局から当該通信基地局の周辺に位置する周辺基地局の一覧を表すネイバーリストを受信すると共に、基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信する通信手段と、
    アイドル状態にあるときに通信基地局から前記通信手段により受信されたネイバーリストに存在していない基地局を検索し、ネイバーリストに存在している基地局と検索に成功した基地局とを含むように基地局検索リストを作成すると共に、作成された基地局検索リストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号の測定結果を前記通信手段から通信基地局を通じて位置サーバに送信させる制御手段とを備え、
    前記制御手段は、基地局検索リストに存在している基地局の局数が規定局数に達したときに、基地局信号の受信強度が小さい順や基地局信号の位相に基づいて判断される移動通信端末との間の距離が大きい順に、該当する基地局を基地局検索リストから削除することを特徴とする移動通信端末。
  22. 移動通信端末から受信された基地局信号の測定結果に基づいて当該移動通信端末の位置を特定するように構成された位置サーバを備えてなる位置特定システムで用いられる移動通信端末であって、
    通信基地局から当該通信基地局の周辺に位置する周辺基地局の一覧を表すネイバーリス トを受信すると共に、基地局信号の測定結果を通信基地局を通じて位置サーバに送信する通信手段と、
    アイドル状態にあるときに通信基地局から前記通信手段により受信されたネイバーリストに存在していない基地局を検索し、ネイバーリストに存在している基地局と検索に成功した基地局とを含むように基地局検索リストを作成すると共に、作成された基地局検索リストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号の測定結果を前記通信手段から通信基地局を通じて位置サーバに送信させる制御手段とを備え、
    前記制御手段は、通信基地局を変更したときに通信基地局を変更する前に作成された基地局検索リストに存在している基地局を含むように基地局検索リストを更新すると共に、更新された基地局検索リストに存在している基地局を検索し、検索に成功した基地局からの基地局信号の測定結果を前記通信手段から通信基地局を通じて位置サーバに送信させることを特徴とする移動通信端末。
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