JP3718949B2 - 車両のフロントサイドメンバ結合構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は車両のフロントサイドメンバ結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車体前部の剛性を担うフロントサイドメンバは、車体の左右両側において前後方向に沿った状態で配されている。このフロントサイドメンバの後端部は車室前壁を形成するダッシュパネルに接合されてから下方に曲折し、車室の下面に沿って後方に延びている。
【0003】
また、エンジンルームの左右両側には、サスペンションを支持するストラットハウジングが設けられており、該ストラットハウジングの下端部はフロントサイドメンバに結合されている。このストラットハウジングの上部は車体の左右両側に配されたフードリッジに結合されている。このフードリッジの前端部同士は車幅方向に沿う架設部材により連結されている(類似技術として、特開平5−85410号参照)。
【0004】
このような構造の車体が前面衝突を起こすと、フロントサイドメンバの後端部が下方に曲折していることから、フロントサイドメンバがその屈曲部から曲がって上方に移動すると共に、左右のフードリッジの前端部同士を連結している架設部材が後方へ曲がることから、フードリッジ及びストラットハウジングの上部がエンジンルーム側へ変位する。
【0005】
フロントサイドメンバが上方に移動すると、フロントサイドメンバの後端部とダッシュパネルとの接合部が変形して、ダッシュパネル周辺部の変形が大きくなり、補修が面倒になる。
【0006】
そのため、従来はストラットハウジングのエンジンルーム側に大型の補強フレームを追加し、該補強フレームの下端部をフロントサイドメンバに結合することにより、車体の前面衝突時におけるフロントサイドメンバの上方移動を抑制している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の構造にあっては、フロントサイドメンバの上方移動を抑制するために、ストラットハウジングのエンジンルーム側に大型の補強フレームを追加する構造のため、ストラットハウジング周辺のレイアウト自由度が制約されると共に、エンジンルーム内のスペースが圧迫される。
【0008】
この発明はこのような従来の技術に着目してなされたものであり、補強フレームを追加せずに、前面衝突時におけるフロントサイドメンバの上方移動を抑制することができる車両のフロントサイドメンバ結合構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、車両の左右両側に配されているフードリッジの前端部同士が車幅方向に沿う架設部材により連結され、該フードリッジが各々ストラットハウジングの上端部に結合され、且つ該ストラットハウジングの下端部がフロントサイドメンバに結合されている車両のフロントサイドメンバ結合構造において、前記ストラットハウジングの車幅方向内側の縦壁下端部に下向きフランジを、前記フロントサイドメンバの車幅方向外側の上端角部に上向きフランジをそれぞれ設け、前記両フランジを互いに重ね合わせて重合部を形成するとともに、前記重合部の上方には前記下向きフランジのみからなる上側未重合部を、前記重合部の下方には前記上向きフランジのみからなる下側未重合部をそれぞれ形成する一方、前記上向きフランジの板厚を前記フロントサイドメンバの板厚よりも小さく設定したものである。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、上向きフランジの板厚をフロントサイドメンバの板厚よりも小さく設定したので、車両前突時に上向きフランジが車幅方向内側へ曲がってストラットハウジングがフロントサイドメンバの上面に沿った状態となり、ストラットハウジングの車幅方向内側の縦壁が全体として車幅方向内側へ平行移動した状態となる。従って、フードリッジとストラットハウジングとの間に縦壁が形成された状態となり、該縦壁によりフロントサイドメンバの上方移動に伴う入力をフードリッジ等の骨格部材に十分に伝達・分散できるため、フロントサイドメンバの上方移動が抑制される。これにより、従来の大型の補強フレームが不要となり、ストラットハウジング周辺のレイアウト自由度が向上すると共に、エンジンルーム内のスペースを広く利用することができる。
また、下向きフランジと上向きフランジによる簡単な板組構造で、重合部の上下に上側未重合部と下側未重合部を形成することができる。
【0017】
請求項2記載の発明は、前記フロントサイドメンバが、押出材による閉断面構造のフロントサイドメンバ本体と、該フロントサイドメンバ本体の少なくとも前記ストラットハウジングに対応する部分に結合されるレインフォースとから成り、該レインフォースの車幅方向外側部分を上方に延長して前記上向きフランジを形成したものである。
【0018】
請求項2記載の発明によれば、上向きフランジをレインフォースに形成するため、フロントサイドメンバ本体は単純閉断面形状の押出材で済み、フロントサイドメンバ本体の製造が容易である。
【0021】
請求項3記載の発明は、前記上側未重合部の間隔が下向きフランジの板厚の1〜2倍で、前記下側未重合部の間隔が上向きフランジの板厚の1〜2倍である。
【0022】
請求項3記載の発明によれば、上下の未重合部の間隔が下向きフランジ及び上向きフランジの板厚の1〜2倍のため、未重合部が小さな湾曲度で折れ曲がり、曲がる位置が一定となる。
【0023】
請求項4記載の発明は、前記重合部の上下サイズが、前記フロントサイドメンバの幅サイズの略半分である。
【0024】
請求項4記載の発明によれば、重合部の上下サイズがフロントサイドメンバの幅サイズの略半分であるため、上側の折曲部がちょうどフロントサイドメンバの幅中心に位置し、ストラットハウジングの縦壁によりフロントサイドメンバの上方移動を効果的に抑制することができる。
【0025】
請求項5記載の発明は、前記フロントサイドメンバが、断面コ字形部の上下端に各々フランジを有した形状の板材によるフロントサイドメンバ本体と、該フロントサイドメンバ本体のフランジに重合されて閉断面を形成するクロージングプレートとから成るものであって、前記クロージングプレートを平板形状にし、且つフロントサイドメンバ本体の上側のフランジを下向きにして該クロージングプレートに接合することにより、クロージングプレートの上端部にて前記上向きフランジを形成したものである。
【0026】
請求項5記載の発明によれば、フロントサイドメンバを、板材によるフロントサイドメンバ本体とクロージングプレートの2部品により形成する場合も、そのクロージングプレートの上端部によって上向きフランジを形成することができる。
【0027】
請求項6記載の発明は、前記フロントサイドメンバが、断面コ字形部の上下端に各々フランジを有した形状の板材によるフロントサイドメンバ本体と、該フロントサイドメンバ本体のフランジに重合されて閉断面を形成するクロージングプレートとから成るものであって、前記クロージングプレートの上端部を車幅方向内側へ曲折してフロントサイドメンバ本体の上面部に接合し、且つフロントサイドメンバ本体の上側のフランジにより前記上向きフランジを形成したものである。
【0028】
請求項6記載の発明によれば、フロントサイドメンバを、板材によるフロントサイドメンバ本体とクロージングプレートの2部品により形成する場合も、そのフロントサイドメンバの上側のフランジで上向きフランジを形成することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。尚、図中、エンジンルームEの中央部側が車幅方向内側で、その反対側が車幅方向外側である。
【0030】
図1及び図2はこの発明の第1実施形態を示す図である。1はフードリッジで、押出材による閉断面構造をしており、車体の左右両側にそれぞれ前後方向に沿った状態で設けられている。このフードリッジ1の前端部同士は、車幅方向に沿う「架設部材」としてのラジコアアッパ2により連結されている。
【0031】
フードリッジ1の車幅方向内側には、ホイルハウス部3aを有するホイルハウスパネル3の上端部が結合されている。ホイルハウス部3aには中央に開口4が形成されており、該開口4にストラットハウジング5が取付けられている。このストラットハウジング5の両側には湾曲フランジ6が設けられ、該湾曲フランジ6が開口4の縁部に接合されている。この湾曲フランジ6の下端部と、ストラットハウジング5の縦壁7の下端部は、垂直な下向きフランジ8として形成されている。
【0032】
9はフロントサイドメンバで、押出材による閉断面構造のフロントサイドメンバ本体10と、該フロントサイドメンバ本体10のストラットハウジング5に対応する部分に下側から取付けられたレインフォース11とから成っている。フロントサイドメンバ本体10の角部には水平フランジ12が一体形成されており、該水平フランジ12は前側部分のみを残して切除され、残されたその水平フランジ12をホイルハウスパネル3に接合させている。このフロントサイドメンバ本体10の後端部13は押出成形後にプレス加工により下方へ曲げられる。
【0033】
レインフォース11はプレス成形したもので、基本的に断面U字形状をしており、下部にはサスペンション取付部14も形成されている。また、このレインフォース11の後端部も、フロントサイドメンバ本体10の後端部13と同様に下方へ曲げられている。このレインフォース11の車幅方向外側部分は上向きフランジ15として上方へ延長されている。この上向きフランジ15は、ストラットハウジング5の下端部に形成された下向きフランジ8にスポット溶接されている。
【0034】
次に、ストラットハウジング5とフロントサイドメンバ9との結合方法について説明する。湾曲フランジ6の下向きフランジ8と、フロントサイドメンバ9の上向きフランジ15とは、全面的に接合するのではなく、上下に「薄板部(変位機構)」としての未重合部16、17を残した状態で重合されている。
【0035】
未重合部16、17の間隔は、下向きフランジ8及び上向きフランジ15の板厚の約1.5倍(1〜2倍であれば可)である。また、重合部18の上下サイズは、フロントサイドメンバ本体10の幅サイズWの半分である。尚、重合部18がスポット溶接のため、重合部18の範囲内においてスポット溶接点の上側に「未重合部」が形成されるものの、重合部18内に形成される「未重合部」ではスポット溶接点の位置の誤差により、その「未重合部」を折り曲げる際に、スポット溶接点に剥離方向での力が作用する場合もあり得るので、この実施形態では、重合部18の上側にわざわざ未重合部16を設けた。
【0036】
次に、車両が前面衝突を起こした場合の作用について説明する。左右のフードリッジ1の前端部同士を連結しているラジコアアッパ2が後方へ折れ曲がることにより、フードリッジ1及びストラットハウジング5の上部がエンジンルームE側へ倒れようとし、そのために下側の未重合部17に曲がりが発生する。この折れ曲がりは、未重合部17の間隔が板厚の1.5倍程度と小さいため、フロントサイドメンバ本体10の角部において略直角に発生する。
【0037】
下側の未重合部17が折れ曲がると、そこを中心に重合部18が倒れてフロントサイドメンバ本体10の上面に沿った状態となる。重合部18がフロントサイドメンバ本体10の上面に沿った状態になると、上側の未重合部16も折れ曲がり、ストラットハウジング5が全体的に車幅方向内側へ平行移動した状態となる。重合部18の上下サイズがフロントサイドメンバ9の幅サイズWのちょうど半分のため、縦壁7はフロントサイドメンバ9の幅中心に位置する。
【0038】
従って、フロントサイドメンバ9が上方へ移動しようとしても、フードリッジ1とストラットハウジング5との間に縦壁7が、フロントサイドメンバ9の幅中心に形成された状態となるため、該縦壁7が「つっかえ」となって、フロントサイドメンバ9の上方移動に伴う入力をフードリッジ1等の骨格部材に十分に伝達・分散できるようになり、フロントサイドメンバ9の上方移動d(図2参照)が確実に抑制されることとなる。
【0039】
この実施形態によれば、ストラットハウジング5の下向きフランジ8と、フロントサイドメンバ9の上向きフランジ15による簡単な板組構造で「薄板部」である未重合部16、17を形成することができる。
【0040】
また、上向きフランジ15をレインフォース11に形成するため、フロントサイドメンバ本体10は単純閉断面形状の押出材で済み、該フロントサイドメンバ本体10の製造が容易である。
【0041】
図3はこの発明の第2実施形態を示す図である。この第2実施形態のフロントサイドメンバ19は、フロントサイドメンバ本体10とレインフォース11とを、フロントサイドメンバ本体10の角部でアーク溶接により接合したものである。従って、フロントサイドメンバ本体10の角部にはアーク溶接による隅肉20が形成されるが、下側の未重合部21は、この隅肉20を含まないで形成される。つまり、隅肉20が形成されている部分は曲がりにくいため、未重合部21の間隔は、隅肉20と下向きフランジ8の下端との間に確保されている。このため、隅肉20に邪魔されずに、未重合部21が確実に折れ曲がる。
【0042】
図4はこの発明の第3実施形態を示す図である。この第3実施形態のフロントサイドメンバ22では、下側の未重合部23をビード形状にしたものである。このようにすることにより、通常走行時にストラットハウジング5からフロントサイドメンバ22に加わる上下方向での微妙な入力を、このビード形状をした未重合部23で吸収することができるため、フロントサイドメンバ22の塗装24の割れを防止し、フロントサイドメンバ22と他の部材との接合部における水密性を確保することができる。
【0043】
図5はこの発明の第4実施形態を示す図である。この第4実施形態では、フロントサイドメンバ25の全体を押出材で形成したものである。すなわち、このフロントサイドメンバ25は閉断面部26と上向きフランジ27とを一体的に備えた構造になっている。上向きフランジ27の板厚は、曲がり易い未重合部28を形成するために、閉断面部26の板厚の半分になっている。この上向きフランジ27は押出成形により一体的に形成されるものであり、その板厚を独立してコントロールすることができるため、最適な板厚を任意に選択することができる。
【0044】
図6はこの発明の第5実施形態を示す図である。この第5実施形態では、フロントサイドメンバ29を、押出材でなく、2つの板材により形成したものである。すなわち、断面コ字形部の上下端にフランジ30、31を有した形状のフロントサイドメンバ本体32と、該フロントサイドメンバ本体32のフランジ30、31に重合されて閉断面を形成するクロージングプレート33とから成っている。また、内部にはコ字形の補強パネル34も接合されている。クロージングプレート33は平板形状で、且つフロントサイドメンバ本体32の上側のフランジ30を下向きにして該クロージングプレート33に接合することにより、クロージングプレート33の上端部にて、ストラットハウジング5の下向きフランジ8に接合される上向きフランジ35が形成されている。その他の構成及び作用効果は先の実施形態と同様である。尚、上側のフランジ30とクロージングプレート33との接合は、外側からの一方向溶接である。
【0045】
図7はこの発明の第6実施形態を示す図である。この第6実施形態は、2つの板材を利用した別の板組構造のフロントサイドメンバ35を示すもので、第5実施形態と違うところは、クロージングプレート36の上端部36aを車幅方向内側へ曲折してフロントサイドメンバ本体37の上面部に接合し、且つフロントサイドメンバ本体37の上下のフランジ38、39のうち、上側のフランジ38を「上向きフランジ」として利用したものである。尚、クロージングプレート36の上端部36aとフロントサイドメンバ本体37の上面部との接合は外側からの一方向溶接である。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、上向きフランジの板厚をフロントサイドメンバの板厚よりも小さく設定したので、車両前突時に上向きフランジが車幅方向内側へ曲がってストラットハウジングがフロントサイドメンバの上面に沿った状態となり、ストラットハウジングの車幅方向内側の縦壁が全体として車幅方向内側へ平行移動した状態となる。従って、フードリッジとストラットハウジングとの間に縦壁が形成された状態となり、該縦壁によりフロントサイドメンバの上方移動に伴う入力をフードリッジ等の骨格部材に十分に伝達・分散できるため、フロントサイドメンバの上方移動が抑制される。これにより、従来の大型の補強フレームが不要となり、ストラットハウジング周辺のレイアウト自由度が向上すると共に、エンジンルーム内のスペースを広く利用することができる。
また、下向きフランジと上向きフランジによる簡単な板組構造で、重合部の上下に上側未重合部と下側未重合部を形成することができる。
【0050】
請求項2記載の発明によれば、上向きフランジをレインフォースに形成するため、フロントサイドメンバ本体は単純閉断面形状の押出材で済み、フロントサイドメンバ本体の製造が容易である。
【0052】
請求項3記載の発明によれば、上下の未重合部の間隔が下向きフランジ及び上向きフランジの板厚の1〜2倍のため、未重合部が小さな湾曲度で折れ曲がり、折れ曲がる位置が一定となる。
【0053】
請求項4記載の発明によれば、重合部の上下サイズがフロントサイドメンバの幅サイズの略半分であるため、上側の折曲部がちょうどフロントサイドメンバの幅中心に位置し、ストラットハウジングの縦壁によりフロントサイドメンバの上方移動を効果的に抑制することができる。
【0054】
請求項5記載の発明によれば、フロントサイドメンバを、板材によるフロントサイドメンバ本体とクロージングプレートの2部品により形成する場合も、そのクロージングプレートの上端部によって上向きフランジを形成することができる。
【0055】
請求項6記載の発明によれば、フロントサイドメンバを、板材によるフロントサイドメンバ本体とクロージングプレートの2部品により形成する場合も、そのフロントサイドメンバの上側のフランジで上向きフランジを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係るフロントサイドメンバ結合構造を示す斜視図。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図で、フロントサイドメンバの上方移動が抑制された状態を対比して示した図。
【図3】この発明の第2実施形態を示すフロントサイドメンバの断面図。
【図4】この発明の第3実施形態を示すフロントサイドメンバの断面図。
【図5】この発明の第4実施形態を示すフロントサイドメンバの断面図。
【図6】この発明の第5実施形態を示すフロントサイドメンバの断面図。
【図7】この発明の第6実施形態を示すフロントサイドメンバの断面図。
【符号の説明】
1 フードリッジ
2 ラジコアアッパ(架設部材)
5 ストラットハウジング
8 下向きフランジ
9、19、22 フロントサイドメンバ
11 レインフォース
15、27、33a、38 上向きフランジ
16 上側の未重合部(変位機構)
17、21、23、28 下側の未重合部(変位機構)
18 重合部(変位機構)
25、29、35 フロントサイドメンバ
32、37 フロントサイドメンバ本体
33、36 クロージングプレート
W 幅サイズ
Claims (6)
- 車両の左右両側に配されているフードリッジの前端部同士が車幅方向に沿う架設部材により連結され、該フードリッジが各々ストラットハウジングの上端部に結合され、且つ該ストラットハウジングの下端部がフロントサイドメンバに結合されている車両のフロントサイドメンバ結合構造において、
前記ストラットハウジングの車幅方向内側の縦壁下端部に下向きフランジを、前記フロントサイドメンバの車幅方向外側の上端角部に上向きフランジをそれぞれ設け、前記両フランジを互いに重ね合わせて重合部を形成するとともに、前記重合部の上方には前記下向きフランジのみからなる上側未重合部を、前記重合部の下方には前記上向きフランジのみからなる下側未重合部をそれぞれ形成する一方、
前記上向きフランジの板厚を前記フロントサイドメンバの板厚よりも小さく設定したことを特徴とする車両のフロントサイドメンバ結合構造。 - 前記フロントサイドメンバが、押出材による閉断面構造のフロントサイドメンバ本体と、該フロントサイドメンバ本体の少なくとも前記ストラットハウジングに対応する部分に結合されるレインフォースとから成り、該レインフォースの車幅方向外側部分を上方に延長して前記上向きフランジを形成した請求項1記載の車両のフロントサイドメンバ結合構造。
- 前記上側未重合部の間隔が下向きフランジの板厚の1〜2倍で、前記下側未重合部の間隔が上向きフランジの板厚の1〜2倍である請求項1又は2記載の車両のフロントサイドメンバ結合構造。
- 前記重合部の上下サイズが、前記フロントサイドメンバの幅サイズの略半分である請求項1,2又は3記載の車両のフロントサイドメンバ結合構造。
- 前記フロントサイドメンバが、断面コ字形部の上下端に各々フランジを有した形状の板材によるフロントサイドメンバ本体と、該フロントサイドメンバ本体のフランジに重合されて閉断面を形成するクロージングプレートとから成るものであって、
前記クロージングプレートを平板形状にし、且つフロントサイドメンバ本体の上側のフランジを下向きにして該クロージングプレートに接合することにより、クロージングプレートの上端部にて前記上向きフランジを形成した請求項1記載の車両のフロントサイドメンバ結合構造。 - 前記フロントサイドメンバが、断面コ字形部の上下端に各々フランジを有した形状の板材によるフロントサイドメンバ本体と、該フロントサイドメンバ本体のフランジに重合されて閉断面を形成するクロージングプレートとから成るものであって、
前記クロージングプレートの上端部を車幅方向内側へ曲折してフロントサイドメンバ本体の上面部に接合し、且つフロントサイドメンバ本体の上側のフランジにより前記上向きフランジを形成した請求項1記載の車両のフロントサイドメンバ結合構造。
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