JP3718281B2 - レーダアンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば船舶等に搭載され、円形レドーム内に回転可能に収容して設置される小型のレーダアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、レーダは、電波を目標に照射して、その目標からの反射波を受け、その往復時間、アンテナの指向の関係から目標の位置を判断している。
【0003】
図7は、サーキュレータを使用レーダアンテナの送受機部の構成を示す図である。送信機内のマグネトロンからの送信信号はサーキュレータの送信ポートAからアンテナポートBへ伝送され、回転結合器を経由してアンテナから照射される。アンテナから照射された送信信号が目標により反射されて得られる受信信号は、回転結合器を経由してサーキュレータのアンテナポートBから受信ポートCへ導入される。受信ポートCと受信機のフロントエンドとの間には、リミッタが通常接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、マグネトロン、フロントエンド、及びリミッタは、導波管部端面に個別に固定されている部品であり、その保守組立時において、おのおのを別々に取り外さなければならない。レーダ・スキャナ等の航海機器において、保守作業は船上のマスト等の不安定な場所で行われる。そのため、部品単品で故障箇所を発見することは困難であった。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、マグネトロン、フロントエンド、リミッタ、及びプリント基板からなる送受機部を一体として取り外すことができる構造を有するレーダアンテナを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明のレーダアンテナでは、▲1▼乃至▲3▼の構成とした。▲1▼マグネトロン、リミッタフロントエンド、プリント基板の配置をU字形とした。▲2▼電波の通る導波管の配置されたベースと、プリント基板、マグネトロン、及びリミッタフロントエンドの配置されたシャーシとの2つのユニットに分割する。▲3▼マグネトロンと導波管、リミッタフロントエンドと導波管の接合する導波管側の端面にチョークを設ける。
【0007】
具体的には、請求項1では、電波の照射をするアンテナ1と、該アンテナを支持するベースと、前記アンテナ1とベース5との間に実装され電波の送信および受信をする送受機部20と、前記アンテナ、ベースおよび送受機部20を収容するレーダレドームとを備えたレーダアンテナにおいて、前記送受機部20は、電波を送信するマグネトロン21と、電波を受信するリミッタフロントエンド22と、前記マグネトロン21およびリミッタフロントエンド22に対するインタフェース回路を実装したプリント基板23とを、U字形に、かつ同一のシャーシ24上に配置する、前記シャーシ24がベース5上部に取り付けられる、導波管部(31)の下部に下導波管(32)を取り付けて、ベース(5)下部にベース(5)と下導波管(32)とで導波管を形成する、構成とした。
【0008】
また請求項2では、請求項1に加え、前記ベース下部に形成された導波管と前記マグネトロンならびにリミッタフロントエンドとの接合をするため、前記ベースに導波管部を備え、該導波管部の端面にチョークを備えた。
【0009】
▲1▼の構成により、下部導波管部より垂直に立ち上がり、アンテナに電波を供給する主軸を問題とすることなく、送受機部を取りはずせるようになる。また、▲2▼の構成により、ベースと、シャーシとがおのおの分離可能となる。さらに、▲3▼の構成により、マグネトロンと、リミッタフロントエンドとを直接導波管に固定しなくてもよい構造となった。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、プリント基板、マグネトロン、及びリミッタフロントエンドの配置されたシャーシを取り外す例を示した概念図である。図2は、それぞれの部品を抜き出した概念図である。図3はレーダアンテナの平面図、図4は図3のカバーがある状態でのA−A線断面図、図5は図3のカバーがある状態でのB−B線断面図である。図6はマグネトロンまたはリミッタフロントエンドと導波管部との接合部分の図である。
【0011】
先ず、本発明の一実施形態について図1、図2、および図6を参照して説明する。送受機部20は、シャーシ24上に配置された、マグネトロン21、リミッタフロントエンド22、およびシールドケース内に収容されたプリント基板23(図示せず)から構成される。これらの各部品は、U字形に配置されている。
【0012】
ベース5は、回転軸6、導波管部31を有する。回転軸6には、一次放射器3を備えたアンテナ1が設けられる。ベース5には、アンテナ1を回転するためのモータ12が取り付けてある。また導波管部31の下部に、電波をガイドするための下導波管32が取り付けてある。
【0013】
ベース5は、ボトムレドーム4bに取り付け固定される。送受機部20は、ネジ穴5bおよびネジ穴24aを利用して、ベース5に取り付けられる。つまり、マグネトロン21、リミッタフロントエンド22、およびプリント基板23は、導波管部端面に、同一シャーシ24上に固定されている部品となるため、その保守組立時において、同時に取り外すことができる(図1の点線矢印)。そのため、レーダ・スキャナ等の航海機器において、保守作業は船上のマスト等の不安定な場所で、送受機部20を容易に交換できる。
【0014】
また、図6に示すように、マグネトロン21、およびリミッタフロントエンド22の下面は、導波管部31のチョーク31aによりチョーク接合している。
【0015】
次に、図3、図4、および図5に参照してレーダアンテナの構造、動作について説明する。この実施の形態によるレーダアンテナは、例えば船舶用レーダとして使用されるものであり、アンテナ1を構成する反射板2及び一次放射器3が回転可能にレドーム4内に収容されている。
【0016】
レドーム4は、内部が中空な略円筒形状とされ、上下に2分割されたカバー4aとボトムベース4bとを有している。カバー4aとボトムベース4bとは、ネジやボルト等の固定手段を介して着脱可能に固定されている。また、図示はしないが、レドーム4は、ボトムベース4bの縁部全周に沿って防水パッキンが設けられ、カバー4aとの接合部部分が防水される構造となっている。
【0017】
ボトムベース4bには、アンテナ1を回転可能に支持する、例えば合金からなるベース5が取り付けられている。ベース5の中央部分には、ボトムベース4bの水平面4baと直交する方向に延出して円筒状の支持筒5aが一体形成されている。
【0018】
ベース5の支持筒5a内には、一端がボトムベース4bの水平面4baに回転可能に軸支された状態で回転軸6が挿入されている。回転軸6は円筒形状をなし、内部に導波路をなす長方形状の貫通穴6aが形成されている。回転軸6の外周中央部分は大径部6bをなし、この大径部6bの上下には、大径部6bよりやや小径の同一径による小径部6cが形成されている。回転軸6の外周には、ベアリング7が上下それぞれの小径部6cと大径部6bとの間の段部8に当接した状態で嵌合固定されている。
【0019】
反射板2は、不図示の電波源より一次放射器3を介して照射される電波を平面波に変換して目標に向けて輻射している。反射板2は、放物線を回転してできる回転パラボラの頂点Pを含む放物面9の一部を輻射面2aとしている。
【0020】
反射板2は、頂点Pが位置する回転中心線L1−L1が後述する一次放射器3の開口部3aにおける電波の位相中心と一致している。そして、反射板2は、輻射面2aの焦点と一次放射器3の位相中心とが一致するように、取付部15を介して一次放射器3にネジ等の固定手段16により固定されている。
【0021】
一次放射器3は、ネジ等の固定手段17により回転軸6に固定されている。一次放射器3の下部外周面には、平板状のフランジ10が一体形成されている。フランジ10の外周面には全周にわたって歯11aが形成され、伝達ギヤ11を構成している。伝達ギヤ11は、ベース5に固定されたモータ12のモータギヤ13に噛合している。そして、モータ12の動力がモータギヤ13を介して伝達ギヤ11に伝達されると、一次放射器3が反射板2と一緒に回転軸6を中心に回転する。
【0022】
上記構成によるレーダアンテナでは、このアンテナ1の回転動作に伴い、一次放射器3より反射板2に電波が照射されると、この電波は反射板2で反射して目標に向けて輻射される。そして、この目標に対する電波の照射により、その目標からの反射波と、その往復時間、アンテナの指向特性の関係から目標の位置を判断する所定の探知処理が実行される。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、レーダアンテナは、マグネトロン21、リミッタフロントエンド22、およびプリント基板23は、導波管部端面に、同一シャーシ24上に固定されている部品となる。また、ベース5下部に導波管を形成したため、送受機部20をベース5から取り外しても導波管および導波管部31はベース5に固定されている。そのため、保守組立時において、マグネトロン21、リミッタフロントエンド22、およびプリント基板23を同時に取り外すことができる。さらに、レーダ・スキャナ等の航海機器において、保守作業は船上のマスト等の不安定な場所で、送受機部20を容易に交換できる。さらに導波管がベース5下部にベース5と一体に形成されているため部品点数を少なくし、組立を簡略にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を説明するための概念図である。
【図2】図1の各部品を抜き出した概念図である。
【図3】レーダアンテナの平面図である。
【図4】図3のカバーがある状態でのA−A線断面図である。
【図5】図3のカバーがある状態でのB−B線断面図である。
【図6】マグネトロンまたはリミッタフロントエンドと導波管部との接合部分の断面図である。
【図7】サーキュレータを使用したレーダアンテナの送受機の構成図である。
【符号の説明】
1…アンテナ、4…レーダレドーム、5…ベース、20…送受機部、21…マグネトロン、22…リミッタフロントエンド、23…プリント基板、24…シャーシ、31…導波管部、31a…チョーク。

Claims (2)

  1. 電波の照射をするアンテナ(1)と、該アンテナを支持するベース(5)と、前記アンテナ(1)とベース(5)との間に実装され電波の送信および受信をする送受機部(20)と、前記アンテナ(1)、ベース(5)および送受機部(20)を収容するレーダレドーム(4)とを備えたレーダアンテナにおいて、
    前記送受機部(20)は、電波を送信するマグネトロン(21)と、電波を受信するリミッタフロントエンド(22)と、前記マグネトロン(21)およびリミッタフロントエンド(22)に対するインタフェース回路を実装したプリント基板(23)とを、U字形に、かつ同一のシャーシ(24)上に配置すること
    前記シャーシ(24)がベース(5)上部に取り付けられることと、
    導波管部(31)の下部に下導波管(32)を取り付けて、ベース(5)下部にベース(5)と下導波管(32)とで導波管を形成することと、
    を特徴とするレーダアンテナ。
  2. 前記ベース(5)下部に形成された導波管と前記マグネトロン(21)ならびにリミッタフロントエンド(22)との接合をするため、前記導波管部(31)の端面にチョークを備えたことを特徴とする請求項1記載のレーダアンテナ。
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