JP3718124B2 - リフレクター可動型自動車用ヘッドランプ - Google Patents

リフレクター可動型自動車用ヘッドランプ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源を装着したリフレクターがエイミング機構によってランプボディに対し傾動可能に支持されたリフレクター可動型の自動車用ヘッドランプに係わり、特に、エイミング機構構成部材であるエイミングスクリューに螺合するエイミング点構成部材であるナット部材がランプボディに形成したナット摺動ガイドによって支持された構造のリフレクター可動型の自動車用ヘッドランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のリフレクター可動型の自動車用ヘッドランプは、図19に示すように、光源を装着一体化した合成樹脂製リフレクター2が合成樹脂製ランプボディ1の前面側において、1個の傾動支点である玉継ぎ手と、2本のエイミングスクリューにそれぞれ螺合して軸方向に進退可能な移動支点である2個のナット部材とから構成されたエイミング機構によって支持されている。
【0003】
即ち、エイミングスクリュー4は、ランプボディ1に設けられたスクリュー挿通孔1aに回転可能に支承されるとともに、ランプボディ1の前方に延出するエイミングスクリュー4のねじ部4aには、リフレクター2に延出形成されたブラケット2aに取着された合成樹脂製ナット部材5が螺合している。そして、エイミングスクリュー4を回動することで、ナット部材5がエイミングスクリュー4に沿って進退し、玉継手と他のエイミングスクリューに螺合するナット部材とを結ぶ傾動軸周りにリフレクター2が傾動し、これによってランプの光軸を調整できる。
【0004】
エイミングスクリュー4は金属製で、その後端部には冠状歯車7が一体に形成されており、ドライバーDを使ってエイミングスクリュー4を回動操作できる。また、ランプボディ1の後方からスクリュー挿通孔1aに挿通されたエイミングスクリュー4は、金属製のプッシュオンフィクス8によって前後方向に弾性支持されて位置決め固定されている。
【0005】
また、エイミングスクリュー4を回転可能に支承するスクリュー挿通孔1aには、シール材であるOリング9が介装されて、エイミングスクリュー4の回転支承部における防水がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この種の構造のエイミング機構を備えたヘッドランプでは、スクリュー挿通孔1aによって片持ち支持されたエイミングスクリュー4の先端部にリフレクター2の重量Wが作用し、エイミングスクリュー4がスクリュー挿通孔1aに対し揺動してリフレクター2が震動するおそれがある。そこで、金属製のプッシュオンフィクス8によって、エイミングスクリュー4をスクリュー挿通孔1aの周縁部に強く圧接保持するようにして、エイミングスクリュー4の揺動(リフレクター2の震動)を防止している。
【0007】
しかし、プッシュオンフィクス8によるエイミングスクリュー4の挟持力を高めると、エイミングスクリュー4の回動性が損なわれてエイミング操作しにくいという問題があった。
【0008】
そこで、出願人は、特願2000−165437号(平成12年6月2日出願)を提案した。これは、図20に示すように、ナット部材を、エイミングスクリュー4と螺合する雌ねじ部の形成されたナット部材本体5の側方に、リフレクター2側のブラケット2aとの装着部である係合突起6と、エイミングスクリュー4と平行にランプボディ1に設けた摺動ガイド8とのスライド係合部であるスライダー部7とを正面視直交するように一体に形成した構造とし、スライダー部7を摺動ガイド8で支持しかつ担持することで、エイミングスクリュー4に作用するリフレクター2側の重量負荷を軽減し、リフレクター2の揺動(震動)を抑制するというものである。符号9は前面レンズ、符号aはエイミング支点、符号Lxは水平傾動軸、符号Lyは垂直傾動軸を示す。
【0009】
しかし、前記した先行技術(特願2000−165437号)では、リフレクター2側の重量負荷が摺動ガイド8で担持されるため、エイミングスクリュー4にリフレクター2側の重量負荷が曲げモーメントとして作用しないものの、エイミングスクリュー4に螺合しているナット部材本体5の側方にオフセットして設けられた係合突起6に作用するリフレクター側の慣性重量によって、ねじりモーメントがナット部材に生じ、リフレクターの震動を確実に抑制することが困難である。また、図20白抜き矢印に示すように、このねじりモーメントが繰り返しナット部材に作用すると、ナット部材がエイミングスクリューに対し勝手に回動して、適正なエイミングができないおそれもある、という問題も提起された。
【0010】
また、ナット部材は、正面視T字型またはL字型のため、それだけ嵩張り、ランプボディが大型化するという問題も生じた。
【0011】
本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、リフレクターの震動を確実に防止できるとともに、エイミングスクリューのスムーズな回動を確保できるコンパクトなリフレクター可動型自動車用ヘッドランプを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】
前記目的を達成するために、請求項1に係るリフレクター可動型自動車用ヘッドランプにおいては、容器状のランプボディと、灯室を画成するべく前記ランプボディの前面開口部に組み付けられた前面レンズと、前記灯室に収容された、光源を装着したリフレクターと、前記ランプボディとリフレクター間に介装されて、前記リフレクターをランプボディに対し傾動可能に支持するエイミング機構とを備え、
前記エイミング機構は、前記リフレクターの傾動支点を構成するエイミング支点と、前記ランプボディに設けられたスクリュー挿通孔に回転可能に支承されて前方に延出するエイミングスクリューと、前記リフレクターに延出形成されたブラケットに装着されるとともに、前記エイミングスクリューに螺合し、エイミングスクリューの回動に連係して前後進退する合成樹脂製ナット部材とから構成され、
前記ランプボディには、前記ナット部材を担持しかつ前後方向摺動可能に支持するナット摺動ガイドが一体に延出形成され、
エイミング点を構成する前記ナット部材と前記ブラケットとの装着部には、ナット部材の進退に伴って前記装着部に生ずる応力を解放する玉継手構造の応力解放手段が設けられたリフレクター可動型自動車用ヘッドランプであって、
前記ナット摺動ガイドを、前記エイミングスクリュー配設位置の前記エイミング支点と反対側の側方にオフセットした位置に設けるとともに、
前記ナット部材を、前記エイミングスクリューに螺合する雌ねじ部の形成されたナット部材本体自体が前記玉継手の玉部を構成するとともに、前記ナット部材本体の側方に前記ナット摺動ガイドによって支持されるスライダー部を一体に形成した構造とし、
前記ブラケット側には、前記ナット摺動ガイド側に開口し、前記ナット部材本体を支承して前記玉継手の玉受け部を構成する係合穴を設けるように構成した。
(作用) ランプボディに一体形成されたナット摺動ガイドが、エイミングスクリューに螺合するナット部材(に作用するリフレクターの重量)を担持するので、エイミングスクリューにはリフレクターの重量による曲げモーメントが作用しない。このため、エイミングスクリューのスクリュー挿通孔に対する揺動、即ちリフレクターの震動が抑制されるので、プッシュオンフィックス等によるエイミングスクリューの回転支承部における挟持力を従来よりも弱めて、エイミングスクリューのスムーズな回動を確保できる。
【0013】
また、ナット部材に対するリフレクター側の重量の作用点がナット部材とエイミングスクリューとの螺合部に一致するので、リフレクター側の重量に起因したねじりモーメントがナット部材に作用しない。このため、リフレクターが震動したり、ナット部材がエイミングスクリューに対し勝手に回動するおそれがない。
【0014】
また、ナット部材の進退に伴ってリフレクターがランプボディに対し傾動する際や、光源の発熱に起因してリフレクターが熱膨張する際等に、ナット部材とブラケットとの装着部(エイミングスクリューとリフレクター間)に発生しようとする応力は、ナット部材とブラケットとの装着部に設けられた玉継手構造の応力解放手段によって解放される。
【0015】
また、エイミングスクリューの回動に伴って前後方向に進退するナット部材は、ナット摺動ガイドによって、エイミングスクリューに沿った方向にガイドされるので、ナット部材とエイミングスクリューとの螺合部の摩擦トルクが一定に保持される。
【0016】
また、ナット摺動ガイドをエイミングスクリュー配設位置の側方にオフセットした位置(であるランプボディとリフレクター間の広いスペース位置)に配設することで、傾動するリフレクターとナット摺動ガイドとの干渉を回避できる。
【0017】
また、ナット部材は、ナット部材本体の側方にスライダー部を一体に形成したコンパクトな構造で、それだけランプボディとリフレクター間の狭いスペースにナット部材を配置できる。
【0018】
請求項2においては、請求項1に記載のリフレクター可動型自動車用ヘッドランプにおいて、前記玉継手の玉受け部を構成する前記ブラケットの係合穴の周辺領域を、前記係合穴に支承された前記ナット部材本体の雌ねじ部に螺合して前後に延出するエイミングスクリューと干渉しない縦断面U字型に形成した。
(作用)係合穴に係合するナット部材本体に螺合して前後に延出するエイミングスクリューは、係合穴周辺領域の前後の開口部(スリット)を貫通することで、ブラケットとエイミングスクリューが干渉しない。
【0019】
請求項3においては、請求項1または2に記載のリフレクター可動型自動車用ヘッドランプにおいて、前記ナット部材本体と係合穴とを、係合穴の開口方向前後に相対摺動可能で、前記エイミング支点と前記エイミングスクリューを含む平面に沿って相対揺動可能で、かつ前記係合孔の周方向に相対回動可能な、玉継手構造の応力解放手段で構成するようにした。
(作用) 即ち、例えば、図17に示すように、エイミングスクリュー30の回動に伴って、ナット部材130は、矢印Aに示すように、スクリュー30に沿って前後進退(直線運動)し、一方、リフレクター14(のブラケット150aの係合孔152)は、矢印Bに示すように、エイミング支点P(垂直傾動軸Ly)周りに回転(傾動)する。このため、移動軌跡が異なる両者(直線運動をするナット部材130と回転運動をするブラケット150a)間の係合部(ナット部材本体131と係合孔152)には、移動軌跡の差(ずれ)相当の応力が発生することになる。
【0020】
しかし、ナット部材130のスクリュー30に沿った前後進退動作に伴って、ナット部材本体131とブラケット150a側の係合孔152が係合方向(係合孔152延在方向)に相対摺動して、ナット部材130とブラケット150a間の装着部における、エイミング支点Pを通る水平傾動軸Lxに沿った方向のずれδに対応する引張応力(圧縮応力)を解放する。
【0021】
また、ナット部材本体131と係合孔152が水平方向に相対揺動(図9,10の軸L10周りに相対揺動)して、ナット部材130とブラケット150a間の装着部における、係合孔152の延在方向L2とナット部材本体131の突出方向L3の角度ずれθに対応するトルクを解放する。即ち、リフレクター14がエイミング支点Pを通る垂直傾動軸Ly周りに傾動する際の、装着部に生じる応力を解放する。
【0022】
また、ナット部材本体131と係合孔152が係合孔152の周方向に相対回動して、リフレクター14がエイミング支点Pを通る水平傾動軸Lx周りに傾動する際の、ナット部材130とブラケット150a間の装着部に生じる応力を解放する。
【0023】
また、光源の発熱が原因でリフレクター14が熱膨張するするなどの場合にも、ナット部材130とブラケット150a間の装着部には、リフレクター14の変形に伴う応力が生じようとするが、ナット部材本体131と係合孔152から構成されたユニバーサルジョイント構造によって、解放される。
【0024】
請求項4においては、請求項3に記載のリフレクター可動型自動車用ヘッドランプにおいて、前記ナット部材本体を、円筒型に形成された前記係合穴の内周面に整合する球形状に形成するとともに、前記ナット部材本体外周における前記雌ねじ部を挟んだ対向位置に、前記係合穴の内周面に圧接して、前記ナット部材本体と係合穴間の相対揺動軸を構成する一対の弾性突起を設けるように構成した。
(作用)ナット部材本体側の一対の弾性突起は、係合穴の内周面に圧接保持されて、この一対の弾性突起を結ぶ軸周りにナット部材と係合穴がスムーズに相対摺動できる。
【0025】
請求項5においては、請求項4に記載のリフレクター可動型自動車用ヘッドランプにおいて、前記弾性突起を、前記雌ねじ部を横切る方向に延在する門型の弾性係合枠と、前記弾性係合枠の水平梁部に突設された球状微小突起とを備えた構成とし、前記係合穴の内周面には、係合穴の延在方向に沿って延び、前記弾性係合枠が係合穴半径方向に圧接しかつ係合穴周方向に遊合する一対の係合溝を対向して設けるようにした。
(作用)門型弾性係合枠の水平梁部が係合穴の係合溝の底面に圧接して、ナット部材本体は係合穴に対しがたつかないとともに、ナット部材本体と係合穴とは、係合穴延在方向に相対摺動できる。係合溝に対し溝幅方向に遊合する門型の弾性係合枠は、係合溝と弾性係合枠間の隙間相当だけ、ナット部材本体と係合穴の係合穴周方向への相対回動を可能にする。係合溝底面に圧接する門型弾性係合枠の水平梁部の微小突起位置での圧接力が最も大きいので、一対の微小突起を通る軸周りにナット部材本体と係合穴が相対回動する。
【0026】
特に、係合溝底面を係合穴の内周面に倣った形状とし、門型弾性係合枠の水平梁部の外側表面を横断面円弧形状とすることで、ナット部材本体と係合穴の係合穴周方向への相対回動を円滑にするとともに、係合穴周方向への相対回動範囲を拡大できる。
【0027】
請求項6においては、請求項1〜5のいずれかに記載のリフレクター可動型自動車用ヘッドランプにおいて、前記ナット摺動ガイドに、前記エイミングスクリューに臨む側が開口する幅広の蟻溝を形成するとともに、前記スライダー部を、前記蟻溝に収容される偏平なスライドプレート部と、前記蟻溝内壁面に圧接されて前記スライドプレート部を蟻溝深さ方向に弾支する板ばね状弾性摺接部とを備えた構成とした。
【0028】
(作用)板ばね状弾性延出部が蟻溝(ナット摺動ガイド)の底面に圧接して、スライドプレート部は蟻溝(ナット摺動ガイド)内においてガタなく弾支されるとともに、ナット部材のナット摺動ガイド(エイミングスクリュー)に沿ったスムーズな摺動が確保される。
【0029】
請求項7においては、請求項1〜6のいずれかに記載のリフレクター可動型自動車用ヘッドランプにおいて、前記エイミングスクリューを、前記エイミング支点と上下方向に離間する位置に配設した上下エイミングスクリューと、前記エイミング支点と左右方向に離間する位置に配設した左右エイミングスクリューとから構成した。
【0030】
(作用)上下エイミングスクリューの回動によりナット部材が上下エイミングスクリューに沿って進退し、リフレクターがエイミング支点と左右エイミングスクリューに螺合するナット部材・ブラケット間装着部(左右エイミング点)とを通る水平傾動軸周りに傾動する。
【0031】
左右エイミングスクリューの回動によりナット部材が左右エイミングスクリューに沿って進退し、リフレクターがエイミング支点と上下エイミングスクリューに螺合するナット部材・ブラケット間装着部(上下エイミング点)を通る垂直傾動軸周りに傾動する。
【0032】
主に、左右エイミング点に対応するナット摺動ガイドが、リフレクターの重量を担持するとともに、リフレクターの上下方向の震動を抑制する。また、上下エイミング点に対応するナット摺動ガイドが、リフレクターの左右方向の震動を抑制する。
【0033】
請求項8においては、請求項1〜7のいずれかに記載のリフレクター可動型自動車用ヘッドランプにおいて、前記リフレクターおよびエイミングスクリューを合成樹脂製とし、前記エイミング支点を、リフレクター側またはランプボディ側のいずれか一方に突設された合成樹脂製の玉部と、他方に形成された、前記玉部が係合可能な合成樹脂製玉受け部とからなる玉継手により構成するようにした。
【0034】
(作用)リフレクターおよびエイミングスクリューと、エイミング支点を構成する玉部と玉受け部からなる玉継手とを合成樹脂製とすることで、エイミング機構全体を合成樹脂で構成できる。
【0035】
また、請求項1〜8のいずれかに記載のリフレクター可動型自動車用ヘッドランプにおいて、前記スクリュー挿通孔を、ランプボディに一体に形成されランプボディを貫通して前方に延出する筒状部によって構成するとともに、前記エイミングスクリューのスクリュー挿通孔によって支承される被支承部の前端側には、半径方向内側に弾性変形してスクリュー挿通孔を通過できるとともに、前記スクリュー挿通孔の前端側の周縁部に係合してエイミングスクリューを後方に抜け止めする弾性掛止部が一体に形成され、一方、前記被支承部の後端側には、前記スクリュー挿通孔の後端側の周縁部に圧接して、エイミングスクリューを前後方向に位置決め固定するスカート状の弾性リブが一体に形成された構成としてもよい。
【0036】
そして、このように構成することで、ランプボディの後方からエイミングスクリューをスクリュー挿通孔に押し込むと、エイミングスクリューにおける被支承部の弾性掛止部が、スクリュー挿通孔の後端側の周縁部に押されて半径方向内方に縮径するように弾性変形して筒状部を通過し、弾性掛止部が前端側の周縁部に係合し、かつスカート状弾性リブがスクリュー挿通孔の後端側の周縁部に圧接することで、スクリュー挿通孔に対しエイミングスクリューが軸方向に位置決め固定される。
【0037】
また、エイミングスクリューの被支承部後端側に形成されたスカート状の弾性リブは、スクリュー挿通孔の周縁部に圧接かつ摺接し、エイミングスクリュー被支承部内への水の侵入を多少なりとも阻止するとともに、エイミングスクリューを前後方向に弾性支持する。
【0038】
また弾性リブおよびランプボディはいずれも合成樹脂製で、弾性リブとスクリュー挿通孔周縁部間の摺接部では両者の滑動が確保されて、エイミングスクリューの回動を妨げるものでもない。また、合成樹脂製弾性リブは、ゴム製のOリングに比べ、水によって劣化しにくい。
【0039】
この結果、エイミングスクリューに一体に形成されてスクリュー挿通孔の周縁部に圧接かつ摺接するスカート状の弾性リブによって、エイミングスクリューは回転支承部において前後方向にガタなく弾性支持されるとともに、エイミングスクリューの回転支承部における防水がある程度確保されるので、エイミングスクリューの回転支承部にプッシュオンフィックス等の弾性部材やOリングなどのシール部材を介装する必要がなくなり、それだけエイミング機構を構成する部品点数が減って、エイミング機構の構成が簡潔となるとともに、エイミング機構の組み付け作業も簡単となる。
【0040】
また、合成樹脂製弾性リブは、長期使用しても水による劣化はなく、エイミングスクリューの回転支承部における長期にわたる弾性支持とある程度の防水が保証される。
【0041】
また、エイミングスクリューの被支承部に、スクリュー挿通孔の内周面に摺接する円環状の弾性防水リブを一体に形成するように構成してもよい。
【0042】
そして、このように構成することで、エイミングスクリューの被支承部に形成されてスクリュー挿通孔の内周面に摺接する円環状の弾性防水リブは、スクリュー挿通孔内周面に圧接状態に保持されて、エイミングスクリューの回転支承部における防水を確保する。
【0043】
また、この合成樹脂製防水リブは弾性(可撓性)をもつことから、エイミングスクリューの被支承部を筒状部(スクリュー挿通孔)に挿入する際には、弾性防水リブが弾性変形して、エイミングスクリューのスクリュー挿通孔への組付けを妨げず、また弾性防水リブとスクリュー挿通孔内周面間の摺接部が、エイミングスクリューの回動を妨げるものでもない。
【0044】
また、合成樹脂製の弾性防水リブは、ゴム製のOリングに比べ水によって劣化しにくい。
【0045】
この結果、エイミングスクリューの回転支承部は、ランプボディ外側のスクリュー挿通孔周縁部における弾性リブによる防水手段と、スクリュー挿通孔内部における弾性防水リブによる防水手段の2カ所によって防水がとられているので、それだけエイミングスクリューの回転支承部における防水を確実なものとすることができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
【0047】
図1〜図17は本発明の第1の実施例を示し、図1は本発明の第1の実施例であるリフレクター可動型の自動車用ヘッドランプの正面図、図2は同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)、図3は同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線III−IIIに沿う断面図)、図4はランプボディ,リフレクタおよびエイミング機構の分解斜視図、図5はエイミングスクリューの回転支承部を構成する筒状部を示し、(a)は同筒状部の拡大斜視図、(b)は同筒状部の拡大縦断面図である。図6はエイミングスクリューを示し、(a)はエイミングスクリューの拡大斜視図、(b)はエイミングスクリューの拡大側面図、(c)はエイミングスクリューの横断面図(図6(b)に示す線VI-VIに沿う断面図)である。図7はエイミングスクリューの回転支承部の拡大縦断面図、図1はエイミングスクリューがスクリュー挿通孔に挿入される様子を説明する説明図、図9はナット部材とブラケット間の装着部の分解斜視図、図10はナット部材を示し、(a)はナット部材の正面図、(b)はナット部材の縦断面図、(c)はナット部材の水平断面図、図11はブラケット側のナット係合穴の正面図、図12はナット係合穴の水平断面図(図11に示す線XII−XIIに沿う断面図)、図13は左右エイミング点を構成するナット部材とブラケット間の装着部の断面図、図14は上下エイミング点を構成するナット部材とブラケット間の装着部の断面図、図15はナット部材がナット係合穴に係合している形態の断面図(図13に示す線XV−XVに沿う断面図)、図16はナット部材がナット係合穴に係合している形態の断面図(図13に示す線XVI−XVIに沿う断面図)、図17は左右エイミング点であるナット部材とブラケット間の装着部における応力解放作用を説明する説明図である。
【0048】
これらの図において、符号10は、ポリプロピレン樹脂製の容器状ランプボディで、ランプボディ10の前面開口部には前面レンズ12が組み付けられて灯室Sが画成されている。灯室S内には、光源であるバルブ18を装着一体化したリフレクター14が、エイミング機構Eによって傾動可能に設けられている。符号13は、リフレクター14と前面レンズ12間に配置されて、リフレクター14とランプボディ10間の隙間を隠すとともに、灯室S内全体を鏡面色に見せるエクステンションリフレクターである。
【0049】
エイミング機構Eは、ランプボディ10とリフレクター14間に介装されたエイミング支点Pを構成する玉継手20と、ランプボディ10に設けられたスクリュー挿通孔10a,10bにそれぞれ回転可能に支承された一対のエイミングスクリュー30,40と、リフレクター14の背面側に突出するブラケット150a,150bにそれぞれ取着されるとともに、エイミングスクリュー30,40のねじ部32,42にそれぞれ螺合してエイミング点P1,P2を構成する一対のナット部材130,140と、を備えて構成されている。
【0050】
符号22は、リフレクター14の背面に突設されたブラケット150cに装着された合成樹脂製の玉部材で、ランプボディ10の内側に一体に形成された玉受け部24に、この玉部材22の玉部23が支承されて、玉継手20が構成されている。玉受部24は円筒形状で、円筒部の先端側には周方向等間隔に縦スリットが設けられて、玉部23の玉受部24への装脱着ができる。
【0051】
符号230(240)は、ランプボディ10に一体形成された蟻溝構造のナット摺動ガイドで、エイミングスクリュー30(40)に螺合するナット部材130(140)は、この摺動ガイド230(240)に担持かつガイドされて、前後方向に進退動作できる。
【0052】
そして、エイミングスクリュー30を回動すると、ナット部材130(とブラケット150a間の装着部である左右エイミング点P1)がエイミングスクリューのねじ部32に沿って進退し、エイミング支点P(玉継手20)とナット部材140(とブラケット150b間の装着部である上下エイミング点P2)を結ぶ垂直傾動軸Ly周りにリフレクター14が傾動する。また、エイミングスクリュー40を回動すると、ナット部材140(とブラケット150b間の装着部である上下エイミング点P2)がエイミングスクリューのねじ部42に沿って進退し、エイミング支点P(玉継手20)とナット部材130(とブラケット150a間の装着部である左右エイミング点P1)を結ぶ傾動軸Lx周りにリフレクター14が傾動する。即ち、エイミングスクリュー30は、ランプの光軸を傾動軸Ly周りに傾動調整する左右エイミングスクリューを構成し、エイミングスクリュー40は、ランプの光軸を水平傾動軸Lx周りに傾動調整する上下エイミングスクリューを構成している。
【0053】
次に、エイミング機構Eを構成する各部材について、詳細に説明する。
【0054】
スクリュー挿通孔10a,10bは、図5(a)(b)に示すように、ランプボディ10に一体に形成されて前後方向に延出する円筒形状の筒状部50によって構成されている。
【0055】
筒状部50の前後長さは、エイミングスクリュー30(40)を回転可能に支承しかつがたつかないように保持できるに十分の長さに形成されている。また、後方延出部50Bの延出量は、図7に示すように、ランプボディ10に沿って配設したエイミングスクリュー回動操作用のドライバDの先端部を担持できる大きさに形成されている。また、後方延出部50Bの上側面には、ドライバDの先端部が当接したときに、ドライバDの歯が冠状歯車の歯に噛み合った状態となる位置決め用の平坦面51が形成されており、ドライバDを回動する際に、ドライバDの先端部が筒状部50外周面に沿って滑動しないようになっている。
【0056】
筒状部50は、ランプボディ10と一体に成形されるが、その形状が簡潔であるため、成形用の金型の構造も金型の成形面もシンプルで、成形も簡単である。
【0057】
一方、エイミングスクリュー30(40)は、図6,7に示すように、雄ねじ部32(42)の形成された前端側のスクリュー本体31(41)は勿論のこと、後端の冠状歯車部35(45)を含む全体が、例えばポリアセタール樹脂等の合成樹脂で構成されている。
【0058】
符号34(44)は、エイミングスクリュー30(40)のうち、筒状部50によって支承される部位、即ち被支承部で、この被支承部34(44)の後端側には、筒状部50の後方延出部の端面50bに当接する冠状歯車部35(45)が一体に形成されており、被支承部34(44)の前端側には、筒状部50の前方延出部50Aの内フランジ状の前端部の端面(筒状部の前端面)50aに係合する弾性掛止片38(48)が設けられている。
【0059】
弾性掛止片38(48)は、図6,7に示すように、被支承部34(44)前端側の左右の側面36a(46a)が対向するように面取りされた横断面矩形状の基部36(46)の両側に、L字型に形成され、その後方に延出する水平延出部が半径方向に弾性変形可能に構成されている。弾性掛止片38(48)の水平延出部は、先端側ほど厚く形成されて、板ばねとしての剛性強度が高められるとともに、筒状部50の端面50aとの係合が外れにくいようになっている。
【0060】
そして、このエイミングスクリュー30(40)における被支承部後端側の冠状歯車35(45)の付根側には、筒状部50の後端面50bに摺接するスカート状の弾性リブ35b(45b)が設けられている。そして、この弾性リブ35b(45b)が筒状部50の後端面50bに当接し、かつ被支承部34(44)の前端側の弾性掛止片38(48)が筒状部50の前端面50aに係合することで、エイミングスクリュー30(40)はスクリュー挿通孔10a(10b)に対し軸方向に位置決め固定される。この弾性リブ35b(45b)は、筒状部50の後端面50bに圧接状態に保持されて、エイミングスクリュー30(40)を軸方向に弾性支持して、エイミングスクリュー30(40)が回転支承部においてがたつかないように保持する。また、この弾性リブ35b(45b)は、エイミングスクリュー30(40)の回転支承部における防水を多少確保する作用もある。
【0061】
冠状歯車部35(45)の歯35a(45a)は、前方(ランプボディ10に臨む側)に設けられており、図7に示すように、ランプボディ10に沿って配設したエイミングスクリュー回動操作用のドライバDの先端部を筒状部50の平坦面51に当接させると、ドライバDの歯が冠状歯車部35(45)の歯35a(45a)にちょうど噛み合って、ドライバD側の回転力が冠状歯車部35(45)側に伝達されるようになっている。
【0062】
また、エイミングスクリュー30(40)の後端部(冠状歯車部35(45)の後方)には、外形が断面正六角形で、端面に角溝37a(47a)の設けられた回動操作部37(47)が一体に形成されており、ドライバDに代えて、スパナなどの工具を使ってエイミングスクリュー30(40)を回動操作することもできる。
【0063】
また、この合成樹脂製の弾性リブ35b(45b)は適度の弾性(可撓性)をもつとともに、合成樹脂製の筒状部50の後端面50bが平滑面であることから、弾性リブ35b(45b)と筒状後端面50b間の摺接部が、エイミングスクリュー30(40)の回動を妨げるものではない。
【0064】
また、エイミングスクリューの被支承部34(44)には、筒状部50(スクリュー挿通孔10a,(10b))の内周面に摺接する円環状の弾性防水リブ34a(44a)が一体に形成されている。防水リブ34a(44a)の外径は、スクリュー挿通孔10a(10b)の内径よりわずかに大きく形成されて、防水リブ34a(44a)の先端部が常にスクリュー挿通孔10a(10b)の内周面に圧接されるようになっている。
【0065】
被支承部34(44)の外周面における弾性防水リブ34a(44a)の両側には、防水リブ34a(44a)に沿って延びる環状溝34b(44b)が形成されて、エイミングスクリューの被支承部34(44)とスクリュー挿通孔10a(10b)間における隙を拡げることなく、弾性防水リブ34a(44a)の半径方向の突出量を大きくすることで、弾性防水リブ34a(44a)の弾性(可撓性)が高められ、これによって弾性防水リブ34a(44a)とスクリュー挿通孔10a(10b)内周面との間に適度の圧接力が作用するようになっている。
【0066】
即ち、環状溝34b(44b)を設けないと、弾性防水リブの突出量(半径方向高さ)がそれだけ小さく、弾性(可撓性)が不十分なため、弾性防水リブとスクリュー挿通孔内周面との間に過大な圧接力が作用し、エイミングスクリューの回動トルクが大きくなって、エイミングスクリューをスムーズに回動させたり、エイミングスクリューをスムーズにスクリュー挿通孔に挿着できないおそれがある。また、弾性防水リブ34a(44a)の弾性(可撓性)を高めるには、被支承部34(44)とスクリュー挿通孔10a,(10b)間の隙を拡げて防水リブの突出量を大きくすればよいが、この隙が大きくなるに従って防水性が低下し、かつ回転支承部におけるがたも大きくなるため、好ましいことではない。
【0067】
そこで、本実施例では、防水リブ34a(44a)の付け根に沿って環状溝34b(44b)を形成し、被支承部34(44)とスクリュー挿通孔10a(10b)内周面間における隙を拡げることなく、即ち防水性を低下させることなく、弾性防水リブ34a(44a)の突出量を大きくして、弾性防水リブ34a(44a)とスクリュー挿通孔10a(10b)内周面間に生じる圧接力や摺動摩擦抵抗を軽減するようになっている。したがって、エイミングスクリュー30(40)のスムーズな回動と、エイミングスクリュー30(40)のスクリュー挿通孔10a(10b)へのスムーズな挿着が可能となっている。
【0068】
また、防水リブ34a(44a)は、軸方向に2カ所並設されており、防水リブ34a(44a)とスクリュー挿通孔10a(10b)内周面間の円環状の摺接部が2段となって、それだけエイミングスクリュー30(40)の回転支承部における防水性が高められている。
【0069】
なお、エイミングスクリュー30(40)の被支承部34(44)より前方の部分は、図6(c)の白抜き矢印に示すように、半径方向に分割された一対の分割金型60A,60Bを用いて、またエイミングスクリュー30(40)の冠状歯車部35(45)は、図6(b)の白抜き矢印に示すように、軸方向に分割された一対の分割金型61A,61Bを用いて、それぞれ射出成形することができる。図6(b)、(c)における符号60C,61Cは、分割金型のパーティングラインを示す。
次に、エイミングスクリュー30,40をランプボディ10の筒状部50(スクリュー挿通孔10a,10b)に組み付ける方法について説明する。
【0070】
まず、エイミングスクリュー30(40)をランプボディ10の後方側からスクリュー挿通孔10a(10b)に押し込む。スクリュー挿通孔10a(10b)の孔径より小さい外径の雄ねじ部32(42)は、スムーズにスクリュー挿通孔10a(10b)に挿通される。エイミングスクリュー30(40)の被支承部34(44)は、前端側の一対の弾性掛止片38(48)間距離がスクリュー挿通孔10a(10b)より大きいため、弾性掛止片38(48)が筒状部50後端面50bに当たって挿入が一旦妨げられることになるが、エイミングスクリュー30(40)を弾性掛止片38(48)に作用する反力に抗してスクリュー挿通孔10a(10b)に押し込めば、図8に示すように、弾性掛止片38(48)が後端側筒状部50Bの後端面50bおよびスクリュー挿通孔10a(10b)の内周面に押されて半径方向内側に縮径するように弾性変形して、筒状部50内をスライドする。そして、スカート状弾性リブ35b(45b)が筒状部後端面50bから受ける弾発力以上の力で、被支承部34(44)をスクリュー挿通孔10a(10b)に押し込んで、弾性掛止片38(48)の先端部38a(48a)がスクリュー挿通孔10a(10b)を通過した形態となると、弾性掛止片38(48)が半径方向外側に復元して筒状部前端面50aに係合して、エイミングスクリュー30(40)が後方に抜け止めされるとともに、被支承部34(44)後端側のスカート状弾性リブ35b(45b)が筒状部後端面50bに圧接状態となって、スクリュー挿通孔10a(10b)に対しエイミングスクリュー30(40)が軸方向に位置決め固定される。
【0071】
また、弾性掛止片38(48)は比較的薄厚の舌片状に形成されて、板ばねとしての断面係数が小さいので、それだけ半径方向内側に弾性変形し易い。また、弾性掛止片38(48)は縦断面L字型で、その水平延出部の先端側ほど厚肉に形成されて、弾性掛止片38(48)の外周面38b(48b)は、図6(c)に示すように、スクリュー挿通孔10a(10b)の内周面に倣った横断面円弧形状に形成されるとともに、その基端部程、先すぼまり型に形成されている。したがって、被支承部34(44)をスクリュー挿通孔10a(10b)に挿入する際に、弾性掛止片38(48)の外周面38b(48b)がスクリュー挿通孔10a(10b)の周縁部に当たって、弾性掛止片38(48)がスムーズに半径方向内側に弾性変形し、スクリュー挿通孔10a(10b)内にスムーズに挿入されてスライドして前進する。
【0072】
また、弾性掛止片38(48)の先端部が厚肉である分、弾性掛止片38(48)の筒状部前端面50aとの係合面積が大きく、それだけ弾性掛止片38(48)が筒状部前端面50aから外れにくいといえる。
【0073】
次に、エイミングスクリュー30(40)に螺合するナット部材130(140)と、ナット部材130(140)が装着されるブラケット150a(150b)側の係合孔152と、ナット部材130(140)を回り止めするとともに、ナット部材130(140)を担持し、かつ摺動可能に支持するナット摺動ガイド230(240)のそれぞれの構造について、説明する。
【0074】
ナット摺動ガイド230(240)は、図1〜4,13,14に示されるように、左右(上下)エイミングスクリュー30(40)の側方(下方)のランプボディ壁面近傍位置において前後に延びて、エイミングスクリュー30(40)に臨む側面が開口する幅広の蟻溝232(242)を備えた矩形枠状に形成されている。符号231(241)は、蟻溝232(242)の開口部を示す。また、ナット摺動ガイド230(240)は、ランプボディ10の壁面に一体に形成されて、ナット摺動ガイドとしての強度が確保されている。そして、ナット摺動ガイド230は、ランプボディ10を正面視した右上隅に、ナット摺動ガイド240は、ランプボディ10を正面視した左下隅にそれぞれ設けられている。
【0075】
一方、ナット部材130(140)は、図1〜4,9,10,13〜16に示されるように、エイミングスクリュー30(40)に螺合する雌ねじ部132(142)が形成されたほぼ球状のナット部材本体131(141)の側方に、軸部136(146)を介してスライダー部137(147)が一体に形成されており、矩形プレート状のスライダー部137(147)のほぼ中央部から球状のナット部材本体131(141)が突出する形態に構成されている。
【0076】
左右エイミング点P1(上下エイミング点P2)を構成するナット部材本体131(141)は、後に詳しく説明するブラケット150a(150b)に形成されたナット係合穴152に支承されて、ユニバーサルジョイント構造のブラケット150a(150b)・ナット部材130(140)間装着部を構成している。
【0077】
スライダー部137(147)は、矩形状のスライドプレート137a(148)と、その底面側に形成された左右一対の板ばね状弾性延出片138(148)とから構成されている。弾性延出片138(148)は、スライドプレート137a(147a)の幅方向外側から内側に向かって断面円弧状に湾曲して延出するとともに、スライドプレート137a(147a)の幅方向中央部には、前後に延びる縦リブ137b(147b)が形成されており、スライダー部137(147)がナット摺動ガイド230(240)に組み付けられると、弾性変形した左右一対の弾性延出片138(148)の先端部が図10(a)仮想線に示されるように、縦リブ137b(147b)に当接するようになっている。即ち、スライダー部137(147)がナット摺動ガイド230(240)の蟻溝232(242)に係合した形態では、内壁面234(244)に圧接する弾性延出片138(148)の先端部が縦リブ137b(147b)の両側に当接し、弾性延出片138(148)がアーチを形成して、スライダー部137(147)がナット摺動ガイド230(240)において上下左右方向にがた無く支持されるとともに、ナット摺動ガイド230(240)の延在方向である前後方向にスライド可能に保持される。
【0078】
また、スライダー部137(147)背面側における弾性延出片138(148)の側縁は、符号138a(148a)に示すように、斜めにカットされた形状で、スライダー部137(147)のナット摺動ガイド230(240)内への挿入が容易となっている。
【0079】
リフレクター14の重量は、エイミング支点Pである玉継手20において担持されることは勿論であるが、ナット摺動ガイド230がナット部材130のスライダー部137を担持することで、リフレクター14の重量を支えるとともに、ナット部材130を上下方向に位置決めし、エイミングスクリュー30の上下方向の揺動(リフレクター14の上下方向の震動)を抑制する。
【0080】
また、ナット摺動ガイド240は、ナット部材140のスライダー部147を左右方向に位置決め保持し、エイミングスクリュー40の左右方向の揺動(リフレクター12の左右方向の震動)を抑制する。なお、エイミング支点Pを構成する玉継手20と、ナット部材130の摺動ガイド230とがリフレクター14の重量を支持するため、リフレクター14の重量がナット部材130を介してエイミングスクリュー30に作用することはない。
【0081】
勿論、摺動ガイド240に組み付けられたスライダー部147から上方に突出するナット部材本体141と、ブラケット150b下方に開口するナット係合穴152とは、上下方向摺動可能に係合していることから、リフレクタ14の重量がエイミングスクリュー40に作用することもない。
【0082】
このように、リフレクター14は、上下左右方向にがたつくことなく支持されて、エイミングスクリュー30(40)の回動に連係してスムーズに傾動する。
【0083】
また、例えば、特願2000−165437号に示すように、ナット部材本体の側方に玉部である係合突起が設けられ、ブラケットに設けられた玉受け部である係合穴に玉部である係合突起が係合するブラケット・ナット部材間の装着構造では、リフレクター側の重量負荷がねじりモーメントとしてナット部材に作用して、リフレクターの震動につながるおそれがあるが、本実施例では、ナット部材本体131(141)自体がユニバーサルジョイントの玉部を構成して、玉受け部である係合穴152に支承された構造であるため、このような不都合がない。即ち、リフレクター14側の慣性重量負荷は、ナット部材本体131(141)の雌ねじ部132(142)に螺合するエイミングスクリュー30(40)の軸心位置に作用するため、リフレクター14側の重量負荷がねじりモーメントとしてナット部材に作用するようなことがなく、それだけリフレクター14が上下左右方向に震動することもない。
【0084】
また、ナット部材本体131(141)の背面側には、エイミングスクリュー30(40)を雌ねじ部に螺合させ易いように、雌ねじ部132(142)に収れんするテーパ状の開口部132a(142a)が形成されている。
【0085】
また、ナット部材本体131(141)の面取りされた上下の側面には、雌ねじ部132(142)を直交してまたぐ弾性突起である門型の弾性係合枠133(143)がそれぞれ形成され、上下の弾性係合枠133(143)の水平梁部133a(143a)には、先端面が球面である微小突起133b(143b)が雌ねじ部132(142)の中心軸を挟んで設けられている。
【0086】
一方、ブラケット150a(150b)の先端部に設けられているナット係合穴152は、ほぼ球状のナット部材本体131(141)に整合する断面円形の筒型に形成されている。そして、ブラケット150aでは、図13に示すようにリフレクター14の左右方向外側に向けて開口する穴152に、側方からナット部材本体131が係合し、ブラケット150bでは、図14に示すようにリフレクター14の下方に向けて開口する穴152に、下方からナット部材本体141が係合できるようになっている。
【0087】
即ち、係合穴152の内周面の対向する位置には、図11,12に示すように、門型の弾性係合枠133(143)の水平梁部133a(143a)に対応する係合溝154が穴152の延在方向に延びている。また、ブラケット150a(150b)における係合穴152の周壁の前後の対向する位置には、エイミングスクリュー30(40)挿通用のスリット153、153が設けられて、係合穴152の周辺領域が縦断面U字型(図13,14参照)に形成されている。
【0088】
また、弾性係合枠133(143)と係合溝154は、係合穴152の半径方向に圧接するとともに、係合穴152の周方向(溝154の溝幅方向)に遊合して、ナット部材本体131(141)と係合穴152とが、係合穴152の延在方向に相対摺動可能で、係合穴152の周方向に相対回動可能に構成されている。
【0089】
この点について、詳述する。弾性係合枠133(143)の幅が係合溝154の溝幅より狭く形成されている。このため、弾性係合枠133(143)は、その水平梁部133a(143a)を係合溝154の底面154aに圧接させたまま、係合溝154に沿って摺動できる。また、弾性係合枠133(143)と係合溝154間に隙間155が形成されて、この隙間155相当だけ、ナット部材本体131(141)と係合穴152が係合穴152周方向に相対回動できる。
【0090】
また、弾性係合枠133(143)は、その水平梁部133a(143a)を係合溝154の底面154aに圧接した形態に保持されるので、ナット部材本体131(141)が係合穴152に対しがたつくこともない。
【0091】
また、係合溝154の底面154aは、係合穴152の内周面に整合する円弧形状に形成されるとともに、微小突起133b(143b)の先端面は球状に形成され、一方、図15に示すように、弾性係合枠133の水平梁部133a(143a)の外側表面も円弧状に形成されている。これによって、圧接状態の水平梁部133a(143a)と係合溝底面154a間の滑動性が高められるとともに、弾性係合枠133の係合溝154に対する相対回動量(ナット部材130(140)とブラケット150a(150b)間の係合穴152周方向の相対回動量)が大きくとれるように構成されている。
【0092】
このように、係合穴152とナット部材本体131(141)とは、係合穴152の延在方向に相対摺動可能で、水平傾動軸Lx周りに相対回動可能で、上下の微小突起133b,133b(143b,143b)を通る軸L10(図9,10参照)周りに相対揺動可能なユニバーサルジョイント構造になっている。
【0093】
即ち、例えば、図17に示すように、エイミングスクリュー30の回動に伴って、ナット部材130は、矢印Aに示すように、スクリュー30に沿って前後進退(直線運動)し、一方、リフレクター14(のブラケット150aの係合孔152)は、矢印Bに示すように、エイミング支点P(垂直傾動軸Ly)周りに回転(傾動)する。このため、移動軌跡が異なる両者(直線運動をするナット部材130と回転運動をするブラケット150a)間の係合部(ナット部材本体131と係合孔152)には、移動軌跡の差(ずれ)相当の応力が発生することになる。
【0094】
しかし、ナット部材130のスクリュー30に沿った前後進退動作に伴って、ナット部材本体131とブラケット150a側の係合孔152が係合方向(係合孔152延在方向)に相対摺動して、ナット部材130とブラケット150a間の装着部における、エイミング支点Pを通る水平傾動軸Lxに沿った方向のずれδに対応する引張応力(圧縮応力)を解放する。
【0095】
また、ナット部材本体131と係合孔152が水平方向に相対揺動(図9,10の軸L10周りに相対揺動)して、ナット部材130とブラケット150a間の装着部における、係合孔152の延在方向L2とナット部材本体131の突出方向L3の角度ずれθに対応するトルクを解放する。即ち、リフレクター14がエイミング支点Pを通る垂直傾動軸Ly周りに傾動する際の、装着部に生じる応力を解放する。
【0096】
また、ナット部材本体131と係合孔152が係合孔152の周方向に相対回動して、リフレクター14がエイミング支点Pを通る水平傾動軸Lx周りに傾動する際の、ナット部材130とブラケット150a間の装着部に生じる応力を解放する。
【0097】
また、光源の発熱が原因でリフレクター14が熱膨張するするなどの場合にも、ナット部材130とブラケット150a間の装着部には、リフレクター14の変形に伴う応力が生じようとするが、ナット部材本体131と係合孔152から構成されたユニバーサルジョイント構造によって、解放される。
【0098】
また、ナット部材140とブラケット150b間の装着部においても、同様にして、ナット部材本体141と係合孔152から構成されるユニバーサルジョイント構造によって、装着部に発生しようとする応力が解放される。
【0099】
次に、エイミング機構を介してリフレクター14をランプボディ10に組み付ける手順を説明する。先ず、エイミングスクリュー30,40を組み付けたランプボディ10を上向きにしておく。次ぎに、ブラケット150cに玉部材22を取り付け、ブラケット150a,150bの係合孔152にそれぞれナット部材130,140のナット部材本体131,141を係合する。そして、ブラケット150a,150b,150cを下向きにして、ランプボディ10の上方からリフレクター14を下降させ、ナット部材130,140の雌ねじ部132(142)をエイミングスクリュー30,40の先端に位置合わせする。そして、エイミングスクリュー30,40を回動することで、ナット部材130,140の雌ねじ部132(142)をエイミングスクリュー30,40にそれぞれ螺合させるとともに、スライダー部137(147)をナット摺動ガイド230,240内に挿入し、さらに玉部材22の玉部23をランプボディ10に一体に形成されている玉受け部24に圧入することで、リフレクター14をエイミング機構Eを介してランプボディ10に一体化することができる。
【0100】
図18は、本発明の第2の実施例のヘッドランプの正面図である。
【0101】
前記した第1の実施例では、エイミング支点Pがリフレクター14の左隅上方に配置されたエイミング機構を備えたヘッドランプについて説明したが、この第2の実施例では、エイミング支点Pがリフレクター14の左隅下方に配置されたエイミング機構を備えた構造で、左右エイミング点P1は右下隅に、上下エイミング点P2は左上隅に、それぞれ設けられている。
【0102】
その他は、前記第1の実施例と同一であるため、同一の符号を付すことで、その重複した説明は、省略する。
【0103】
なお、前記した2つの実施例では、ランプボディ10はポリプロピレン樹脂で構成され、エイミングスクリュー30,40は、適度な弾力があり、耐摩耗性に優れ、しかもポリプロピレン樹脂との摺動性のよいポリアセタール樹脂で構成されているが、ポリアセタール樹脂に代えて、ナイロン樹脂で構成してもよい。
【0104】
また、前記した実施例では、エイミングスクリュー30,40全体が合成樹脂製として説明されているが、少なくとも被支承部34(44)を合成樹脂製で、その他の部分を金属製としてもよい。さらに、エイミングスクリュー30,40を従来公知の金属製とし、プッシュオンフィックスによるエイミングスクリュー30,40の挟持力を弱めて、エイミングスクリュー30,40の回動操作性を高めた構造であってもよい。
【0105】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1に係るリフレクター可動型自動車用ヘッドランプによれば、リフレクター側の重量負荷が曲げモーメントとしてエイミングスクリューに作用することも、リフレクター側の重量負荷がねじりモーメントとしてナット部材に作用することもないので、リフレクターの震動が確実に抑制されて、適正なエイミングが保証される。また、エイミングスクリューの回転支承部における挟持力を適切にすることで、エイミングスクリューのスムーズで軽快な回動操作が可能となる。
【0106】
また、ナット部材がコンパクトであるため、それだけンプボディをリフレクターに接近させることで、ヘッドランプ全体を小型化できる。
【0107】
請求項2によれば、エイミングスクリューがナット部材を支承するブラケットと干渉しないので、エイミング点配置位置の自由度、ひいてはエイミング機構のレイアウトの自由度が向上する。
【0108】
請求項3によれば、エイミングスクリューの回動の際や、光源の発熱に起因してリフレクターが熱膨張する際に、ナット部材とブラケット間の装着部(エイミングスクリューとリフレクター間)に応力が全く生じないので、適正なエイミングが可能となる。
【0109】
請求項4によれば、ナット部材とブラケットがスムーズに相対揺動して、ナット部材とブラケット間の装着部(エイミングスクリューとリフレクター間)に応力が全く生じないので、適正なエイミングが可能となる。
【0110】
請求項5によれば、ナット部材とブラケットとは、スムーズな相対揺動に加えて、係合穴延在方向へのスムーズな相対摺動および係合穴周方向へのスムーズな相対回動が確保されて、ナット部材とブラケット間の装着部(エイミングスクリューとリフレクター間)に応力が全く生じないので、適正なエイミングが可能となる。
【0111】
請求項6によれば、リフレクターががたなく支持されるとともに、ナット部材がナット摺動ガイド(エイミングスクリュー)に沿ってスムーズに摺動するので、適正なエイミングが確保される。
【0112】
請求項7によれば、左右エイミング点に対応するナット摺動ガイドがリフレクターの重量を担持するとともに、リフレクターの上下方向の震動を抑制し、上下エイミング点に対応するナット摺動ガイドがリフレクターの左右方向の震動を抑制するので、リフレクターの震動が効果的に抑制されて、適正な配光が得られるとともに、エイミングスクリューの軽快な回動によりスムーズなエイミングが可能となる。
【0113】
請求項8によれば、リフレクターおよびエイミング機構全体を合成樹脂で構成することで、ヘッドランプの軽量化を達成でき、ひいては光源を除くヘッドランプ全体を合成樹脂で構成することで、さらなるヘッドランプの軽量化を達成できる。
【0114】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である自動車用ヘッドランプの正面図である。
【図2】同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)である。
【図3】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線III−IIIに沿う断面図)である。
【図4】ランプボディ,リフレクタおよびエイミング機構の分解斜視図である。
【図5】(a)エイミングスクリューの回転支承部を構成する筒状部の拡大斜視図、
(b)は同筒状部の拡大縦断面図である。
【図6】(a)エイミングスクリューの拡大斜視図、
(b)エイミングスクリューの拡大側面図、
(c)エイミングスクリューの横断面図(図6(b)に示す線VI-VIに沿う断面図)である。
【図7】エイミングスクリューの回転支承部の拡大縦断面図である。
【図8】エイミングスクリューがスクリュー挿通孔に挿入される様子を説明する説明図である。
【図9】ナット部材とブラケットの装着部間の分解斜視図である。
【図10】(a)はナット部材の正面図、
(b)はナット部材の縦断面図、
(c)はナット部材の水平断面図である。
【図11】ブラケット側のナット係合穴の正面図である。
【図12】ナット係合穴の水平断面図(図11に示す線XII−XIIに沿う断面図)である。
【図13】左右エイミング点を構成するナット部材とブラケット間の装着部の断面図である。
【図14】上下エイミング点を構成するナット部材とブラケット間の装着部の断面図である。
【図15】ナット部材がナット係合穴に係合している形態の断面図(図13に示す線XV−XVに沿う断面図)である。
【図16】ナット部材がナット係合穴に係合している形態の断面図(図13に示す線XVI−XVIに沿う断面図)である。
【図17】左右エイミング点であるナット部材とブラケット間の装着部における応力解放作用を説明する説明図である。
【図18】本発明の第2の実施例である自動車用ヘッドランプの正面図である。
【図19】従来のエイミングスクリューの回転支承部周辺の断面図である。
【図20】先願の自動車用ヘッドランプの正面図である。
【符号の説明】
10 ランプボディ
10a、10b スクリュー挿通孔
12 前面レンズ
14 リフレクター
18 光源であるバルブ
20 エイミング支点を構成する玉継手
23 エイミング支点を構成する玉部
24 エイミング支点を構成する玉受け部
30 左右エイミングスクリュー
32、42 雄ねじ部
34、44 エイミングスクリューのスクリュー挿通孔による被支承部
34a、44a 円環状の弾性防水リブ
35b、45b スカート状の弾性リブ
38(48)板ばね状弾性掛止片
40 上下エイミングスクリュー
50 エイミングスクリュー回転支承部を構成する筒状部
50A 筒状部の前方延出部
50B 筒状部の後方延出部
50a 筒状部前端面
50b 筒状部後端面
130、140 ナット部材
131、141 ナット部材本体
132、142 雌ねじ部
133、143 弾性突起である門型弾性係合枠
133a,143a 水平梁部
133b,143b 微小突起
137,147 スライダー部
137a,147a スライドプレート
138,148 板ばね状弾性延出片
150a、150b ブラケット
152 係合孔
154 係合溝
230、240 ナット摺動ガイド
232,242 蟻溝
E エイミング機構
P エイミング支点
P1 左右エイミング点
P2 上下エイミング点
S 灯室
X 水平傾動軸
Y 垂直傾動軸

Claims (8)

  1. 容器状のランプボディと、灯室を画成するべく前記ランプボディの前面開口部に組み付けられた前面レンズと、前記灯室に収容された、光源を装着したリフレクターと、前記ランプボディとリフレクター間に介装されて、前記リフレクターをランプボディに対し傾動可能に支持するエイミング機構とを備え、
    前記エイミング機構は、前記リフレクターの傾動支点を構成するエイミング支点と、前記ランプボディに設けられたスクリュー挿通孔に回転可能に支承されて前方に延出するエイミングスクリューと、前記リフレクターに延出形成されたブラケットに装着されるとともに、前記エイミングスクリューに螺合し、エイミングスクリューの回動に連係して前後進退するエイミング点構成部材である合成樹脂製ナット部材とから構成され、
    前記ランプボディには、前記ナット部材を担持しかつ前後方向摺動可能に支持するナット摺動ガイドが一体に延出形成され、
    エイミング点を構成する前記ナット部材と前記ブラケットとの装着部には、ナット部材の進退に伴って前記装着部に生ずる応力を解放する玉継手構造の応力解放手段が設けられたリフレクター可動型自動車用ヘッドランプであって、
    前記ナット摺動ガイドは、前記エイミングスクリュー配設位置の前記エイミング支点と反対側の側方にオフセットした位置に設けられるとともに、
    前記ナット部材は、前記エイミングスクリューに螺合するナット部材本体自体が前記玉継手の玉部を構成するとともに、前記ナット部材本体の側方に、前記ナット摺動ガイドによって支持されるスライダー部が一体に形成された構造で、
    前記ブラケット側には、前記ナット摺動ガイド側に開口し、前記ナット部材本体を支承して前記前記玉継手の玉受け部を構成する係合穴が設けられたことを特徴とするリフレクター可動型自動車用ヘッドランプ。
  2. 前記玉継手の玉受け部を構成する前記ブラケットの係合穴の周辺領域は、前記係合穴に支承された前記ナット部材本体の雌ねじ部に螺合して前後に延出するエイミングスクリューと干渉しない縦断面U字型に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のリフレクター可動型自動車用ヘッドランプ。
  3. 前記ナット部材本体と前記係合穴とは、係合穴の開口方向前後に相対摺動可能で、前記エイミング支点と前記エイミングスクリューを含む平面に沿って相対揺動可能で、かつ前記係合孔の周方向に相対回動可能に構成されて、前記玉継手構造の応力解放手段が構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のリフレクター可動型自動車用ヘッドランプ。
  4. 前記ナット部材本体は、円筒型に形成された前記係合穴の内周面に整合する球形状に形成されるとともに、前記ナット部材本体外周における前記雌ねじ部を挟んだ対向位置には、前記係合穴の内周面に圧接して、前記ナット部材本体と係合穴間の相対揺動軸を構成する一対の弾性突起が設けられたことを特徴とする請求項3に記載のリフレクター可動型自動車用ヘッドランプ。
  5. 前記弾性突起は、前記雌ねじ部を横切る方向に延在する門型の弾性係合枠と、前記弾性係合枠の水平梁部に突設された球状微小突起とを備え、前記係合穴の内周面には、係合穴の延在方向に沿って延び、前記弾性係合枠が係合穴半径方向に圧接しかつ係合穴周方向に遊合する一対の係合溝が対向して設けられたことを特徴とする請求項4に記載のリフレクター可動型自動車用ヘッドランプ。
  6. 前記ナット摺動ガイドには、前記エイミングスクリューに臨む側が開口する幅広の蟻溝が形成されるとともに、前記スライダー部は、前記蟻溝に収容される偏平なスライドプレート部と、前記蟻溝底面に圧接されて前記スライドプレート部を蟻溝深さ方向に弾支する板ばね状弾性摺接部とを備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のリフレクター可動型自動車用ヘッドランプ。
  7. 前記エイミングスクリューは、前記エイミング支点と上下方向に離間する位置に配設された上下エイミングスクリューと、前記エイミング支点と左右方向に離間する位置に配設された左右エイミングスクリューとから構成されたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のリフレクター可動型自動車用ヘッドランプ。
  8. 前記リフレクタおよびエイミングスクリューは合成樹脂製で、前記エイミング支点は、リフレクター側またはランプボディ側のいずれか一方に突設された合成樹脂製の玉部と、他方に形成された、前記玉部が係合可能な合成樹脂製玉受け部とからなる玉継手により構成されたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のリフレクター可動型自動車用ヘッドランプ。
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