JP3716465B2 - 無線通信システムおよび無線通信端末 - Google Patents

無線通信システムおよび無線通信端末 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも、通信回線網に接続された無線基地局を介して無線により他の端末と通信する無線通信端末に各種サービスを提供する無線通信システムおよび無線通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、利用者に携帯され、一般の家庭内電話機を含む他の端末と音声やデータを相互に通信する無線通信端末(例えば、携帯電話機、PHS端末:Personal Handy Phone System 端末、ページャー、PDA:Personal Digital Assistant等)と、通信回線に接続され、上記無線通信端末と無線で通信し、上記無線通信端末を通信回線に接続する基地局とからなる無線通信システムが知られている。この無線通信システムでは、上記無線通信端末は、携帯した上で使用できるように二次電池等により駆動され、相手先の電話番号や、住所録、スケジュール、文字・音声によるメモ等の各種データを蓄積できるようになっているとともに、電話回線網を介して他の端末と情報(音声、音声データ、テキストデータ、画像データ等)を授受できるようになっている。
【0003】
無線通信端末(子機)は、家庭内に設置された自営基地局(親機)の子機として用いられるとともに、屋外に持ち出せば、所定間隔で設置され、電話回線網に所定間隔で接続された公衆基地局を介して通信回線に接続され、相手端末と通信が可能となる。また、共通の親機のシステム呼出符号を有する無線通信端末同士では、直接通信することも可能となっている。
【0004】
このように、従来の無線通信端末は、家庭内では親機の子機として、屋外では携帯電話として使用可能であり、端末本体の不揮発性メモリには、これら通信に必要な情報として、発呼時および着呼時に用いる電話番号や、簡単な操作で発呼するための電話帳等の短縮ダイヤル、当該端末の所有者個人の名前、住所、生年月日、血液型等の個人情報が記憶されている。これら情報のうち短縮ダイヤルや個人情報は、電話加入取り扱い店で端末を購入した後、所有者自身によってキー入力部から入力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の無線通信端末では、購入時に電話加入取り扱い店で個人情報(名前、住所、生年月日等)を申込書に書き込むにもかかわらず、端末を購入した後に、所有者自身によって入力しなければならないため、操作が繁雑になるという問題があった。
【0006】
そこで本発明は、特別な操作を必要とせずに、個人情報を自動的に無線通信端末に書き込むことができる無線通信システムおよび無線通信端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による無線通信システムは、少なくとも、通信回線網に接続された無線基地局を介して無線により他の端末と通信する無線通信端末および前記無線通信端末に各種サービスを提供するセンタから構成される無線通信システムにおいて、当該無線通信システムで使用可能な無線通信端末が販売された際、当該無線通信端末の電話番号とともに当該無線通信端末購入者の氏名及び住所情報が前記センタが管理するデータベースに登録され、
前記センタは、前記データベースに登録された無線通信端末購入者の氏名及び住所情報を当該購入者の無線通信端末へ送信し、当該無線通信端末は、前記センタから送られてきた氏名及び住所情報を個人情報記憶部に格納することを特徴とする。
【0008】
また、好ましい態様として、前記センタは、例えば請求項2記載のように、無線通信端末から位置登録があると、当該無線通信端末購入者の氏名及び住所情報を当該無線通信端末に送信するようにしてもよい。また、好ましい態様として、前記センタは、例えば請求項3記載のように、無線通信端末から発呼あるいは当該無線通信端末に対する着呼があると、当該無線通信端末購入者の氏名及び住所情報を当該無線通信端末に送信するようにしてもよい。また、好ましい態様として、前記センタは、例えば請求項4記載のように、無線通信端末から回線切断要求があると、当該無線通信端末購入者の氏名及び住所情報を当該無線通信端末に送信するようにしてもよい。
【0009】
また、好ましい態様として、前記無線通信端末は、例えば請求項5記載のように、前記センタに位置登録、発呼、着呼あるいは回線切断を行う際に、当該センタに対して、当該無線通信端末購入者の氏名及び住所情報を送信するよう送信要求を送信し、当該センタは、この送信要求を受信すると当該無線通信端末購入者の氏名及び住所情報を送信するようにしてもよい。また、好ましい態様として、前記個人情報記憶部は、例えば請求項6記載のように、前記無線通信端末に着脱可能な記憶媒体に設けるようにしてもよい。
【0010】
また、請求項7記載の発明による無線通信端末は、通信回線網に接続された無線基地局を介して無線により他の端末と通信するとともに、前記通信回線網に接続されたセンタから各種サービスを受ける無線通信端末において、当該無線通信端末の購入時に前記センタが管理するデータベースに登録された当該無線通信端末購入者の氏名及び住所情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した氏名及び住所情報を個人情報記憶部に格納する手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
また、好ましい態様として、例えば請求項8記載のように、前記センタに対して位置登録要求をする位置登録要求手段を具備し、前記受信手段は、この位置登録要求に応じて送信されてきた氏名及び住所情報を受信するようにしてもよい。また、好ましい態様として、例えば請求項9記載のように、前記センタに対して発呼あるいは当該センタからの着呼を行う回線接続手段を具備し、前記受信手段は、この発呼あるいは着呼に応じて送信されてきた氏名及び住所情報を受信するようにしてもよい。
【0012】
また、好ましい態様として、例えば請求項10記載のように、前記センタに対して回線切断要求を行う回線切断手段を具備し、前記受信手段は、この回線切断要求に応じて送信されてきた氏名及び住所情報を受信するようにしてもよい。また、好ましい態様として、前記無線通信端末は、例えば請求項11記載のように、前記センタに位置登録、発呼、着呼あるいは回線切断を行う際に、当該センタに対して、自端末購入者の氏名及び住所情報を送信するよう送信要求を送信する手段を具備し、前記受信手段は、この送信要求に応じて送信されてきた氏名及び住所情報を受信するようにしてもよい。また、好ましい態様として、前記個人情報記憶部は、例えば請求項12記載のように、前記無線通信端末に着脱可能な記憶媒体に設けるようにしてもよい。
【0013】
本発明では、電源をオンにした場合やサービスエリアを移動した場合などに、位置登録が行われる際、無線通信端末は、当該無線通信端末購入者の個人情報(氏名や住所など)の送信要求をセンタへに送信する。センタは、無線通信端末の位置登録を行った後、上記送信要求に対して個人情報を送信する。無線通信端末は、センタから送られてきた個人情報を個人情報記憶部に自動的に格納する。したがって、特別な操作を必要とせずに、無線通信端末に個人情報を自動的に書き込むことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、PHS端末に適用した一実施例として、図面を参照して説明する。
A.無線通信システムの構成
図1は本発明の一実施例によるPHS等の無線通信システムの構成を示すブロック図である。図において、1は、全国に張り巡らされた通常のアナログ電話回線網、あるいはデジタル回線網(以下、総称して通信回線網という)である。サービス制御局2は、通信回線網1を提供する事業者またはPHS端末6に対して各種サービスを提供するサービス事業者による制御局であり、顧客情報管理データベース3にボイスメールや各種データ等を蓄積し、後述するPHS端末6からの要求に応じて、上記ボイスメールやデータを利用者に与える各種のサービスを提供する。また、顧客情報管理データベース3には、PHS端末を購入した際、取扱店4からファクシミリで送信されてくる申込書の内容(個人情報:利用者の氏名、住所、生年月日、連絡先電話番号、支払い口座、オプションサービス、暗証番号等)に従って、通話や課金、あるいはオプションサービス(通話料金明細、番号案内登録、留守番サービス、三者通話、割込通話、ローミング、料金プラン、秘話等)を制御するためのデータが入力され保持されている。次に、無線基地局5は、通信回線網1に接続され、屋外や公共施設等に設置されており、通信回線網1とPHS端末6とを無線で接続する中継局である。なお、家庭に設置される自営基地局(親機)も上記無線基地局5に含まれるものとする。
【0015】
次に、PHS端末6は、利用者に携帯され、屋内もしくは屋外において、近傍に設置された無線基地局5に対して、無線によって回線接続要求を出し、他のPHS端末6や家庭内の通常の電話機(図示略)と通話したり、無線基地局5を介してサービス制御局2によるサービスを受けたりする。また、該PHS端末は、利用者個人にとって用いられる通信情報が記憶された、着脱可能なIDチップ28を備えており、上記本体に記憶された通信情報に代えて、該IDチップ28の通信情報に従っても、通信が可能となっている。なお、該IDチップ28の詳細については後述する。
【0016】
B.PHS端末の構成
次に、図2は本実施例によるPHS端末6の構成を示すブロック図である。図において、10は、送受信部であり、受信部11および送信部12からなる周波数変換部と、送受信機能を有するモデム(デジタル変復調部)13とから構成されている。周波数変換部の受信部11は、送信/受信を振り分けるアンテナスイッチ14を介して入力される、アンテナANTで受信した信号を、PLLシンセサイザ15から出力される所定周波数の局部発振信号と混合することにより、1.9GHz帯から1MHz帯付近のIF(中間周波)信号に周波数変換する。また、周波数変換部の送信部12は、後述するモデム13から供給されるπ/4シフトQPSKの変調波をPLLシンセサイザ15から出力される所定周波数の局部発振信号と混合することにより、1.9GHz帯に周波数変換し、アンテナスイッチ14を介してアンテナANTから輻射する。次に、上述したモデム13の受信部は、周波数変換部の受信部11からのIF信号を復調し、IQデータに分離してデータ列とし、TDMA処理部16へ送出する。また、モデム13の送信部では、TDMA処理部16から供給されるデータからIQデータを作成して、π/4シフトQPSKの変調をして周波数変換部の送信部12へ送出する。
【0017】
TDMA処理部16は、無線周波数を時間分割し、特定の時間帯でバースト状に送受信信号を伝送するTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)処理を行なう。すなわち、TDMA処理部16は、受信側では、モデム13から供給されるデータから所定タイミングで1スロット分のデータを取り出し、このデータの中からユニークワード(同期信号)を抽出してフレーム同期信号を生成し、かつ、制御データ部および音声データ部のスクランブル等を解除して、このスロットのフォーマットから構成データを取り出し、制御データを制御部に送り、音声データをスピーチコーディック部17に転送する。送信側では、スピーチコーディク部17から転送されてくる音声データに制御データを付加して送信データを作成し、スクランブル等を付与した後にユニークワード等を付加して、1スロット分の送信データを作成し、所定タイミングで、すなわちフレームの自己割り当てスロットに挿入してモデム13に送出する。また、TDMA処理部16は、自営基地局(親機)または無線通信端末、PHS端末(子機)が同一の周波数で時間的に信号が重ならないように送信し、相互に通信を行なうように処理するものである。各局はフレーム内の割り当てられたタイムスロットに信号を送出し、この信号が他の信号に衝突しないようにその時間位置制御(バースト同期制御)を行なう。
【0018】
次に、上述したスピーチコーディック部17は、デジタルデータの圧縮/伸張処理を行うものであり、受信側および送信側とで構成されている。受信側は、TDMA処理部16から供給されるADPCM音声信号(4ビット×8KHz=32Kbps)をPCM音声信号(8ビット×8KHz=64Kbps)に復号化することにより伸張して音声変換回路18に出力する。送信側は、音声変換回路18から供給されるPCM音声信号をADPCM音声信号に符号化することにより圧縮してTDMA処理部16へ送出する。
【0019】
次に、音声変換回路18は、アナログ/デジタル変換処理を行うものであり、受信部は、スピーチコーディック部17から供給されるPCM音声信号をD/A変換によりアナログ音声信号へ変換し、スピーカ20から発音させ、送信部は、マイク21から入力されたアナログ音声信号をA/D変換によりPCM信号に変換し、スピーチコーディック部17に送出する。スピーカ20およびマイク21は、握り部分を介して結合して一体化した送受器(ハンドセット)として構成される。
【0020】
次に、キー入力部22は、相手先の電話番号を入力するダイヤルキーや、オンフック/オフフックを行うスイッチ、音声出力を変えるボリュームスイッチ等から構成される。これらキーやスイッチの状態は制御部23に供給される。次に、制御部23は、所定のプログラムに従って装置全体を制御する。ROM24には上記制御部23で実行されるプログラムや、種々のパラメータ等が格納されている。また、RAM25には、上記制御部23の制御に伴って生成されるデータが格納されたり、ワーキングエリアとして用いられる。なお、RAM25の記憶は、図示しない二次電池等からの電源により保持されている。
【0021】
次に、表示部26は、動作モードや、電話番号、通話時間等の各種データ、サービス提供会社からのサービス選択メニュー等を表示する液晶表示器や、スイッチ等のオン/オフ等を示すLEDから構成されており、上記制御部の制御の下、各種データを表示するとともに、タッチパネルとなっており、表示したアイコン等が利用者もしくは図示しないタッチペンによって指示(押下)されると、そのアイコンに割り当てられた機能が実行されるようになっている。
【0022】
EEPROM27には、当該PHS端末が正規の利用者によって使用されているかを判別するための暗証番号や、後述するIDチップ28と同様に、無線基地局5を介して通話する場合に必要とされる公衆ID情報や自営ID情報および子機間直接通話する場合に必要とされる子機間通話ID情報等が記憶されている。また、IDチップ28は、前述したように、当該PHS端末6に着脱可能であり、PHS端末6に装着された状態で、電源がオンとされたときやサービスエリアを移動したときなどに位置登録する際、もしくは所定の時期にサービス制御局2(事業者)から送信されてくる、顧客情報管理データベース3に入力された個人情報が記憶されるようになっている。
【0023】
上記IDチップ28は、前述したように、利用者が屋外に外出する際に携帯され、他のPHS端末に装着することにより、その端末をあたかも利用者所有の端末のように使用するために用いられる。利用者は、IDチップ28を装着したPHS端末において、該PHS端末の本体に登録された通信情報を用いて通話するか、IDチップ28に登録された通信情報を用いて通話するかを選択できるようになっている。インターフェース29は、上記IDチップ28とデータ授受するもので、IDチップ28が装着されたことを検出する着脱検出部を備えており、検出結果を制御部23へ供給する。リンガ部30は、着信等を知らせるリンガを鳴らす。
【0024】
C.IDチップの構成
次に、図3は、上述したIDチップ28の構成を示すブロック図である。図において、IDチップ28は、CPU40、ROM41、RAM42、EEPROM43、およびコネクタ44から構成されている。CPU40は、PHS端末6との間で各種データを授受するための通信制御を行う。ROM41には、上記CPU40によって実行されるプログラムが格納されている。また、RAM42は、CPU40によるプログラム実行時におけるワークエリアとして用いられる。EEPROM43は、図4に示すデータが格納される。図において、電話番号は、例えば、発呼時および着呼時に用いる電話番号等を記憶する領域である。次に、短縮ダイヤルは、電話帳等のデータベースに関連させて、相手の短縮ダイヤルを記憶する領域である。また、個人情報は、所有者個人の名前、住所、生年月日、血液型等の個人の情報を記憶する領域である。その他は、通話時間、料金等を記憶する上記3つの領域に含まれない情報を記憶する領域である。
【0025】
コネクタ44には、リセット信号、SIO(Serial IO)信号、クロック信号、VCC、およびグランド(接地)の信号それぞれの端子が引き出されている。リセット信号は、IDチップ28内のCPU40をリセットする信号である。SIO信号は、双方向のデータ信号であり、PHS端末6の制御部23との間でデータを授受する。クロック信号は、IDチップ28内のCPU40へ供給される信号である。VCCは、電源供給のための信号線である。PHS端末6とIDチップ28との間での通信は、SIO端子による半二重非同期型シリアル転送によって行われる。PHS端末6は、IDチップ28にID情報要求コマンドを発行することにより、IDチップ28のEEPROM43に記憶されている各種情報(電話番号、短縮ダイヤル、電話帳データ、個人情報等)の読み出し/書き込みを行う。
【0026】
D.実施例の動作
次に、上述した実施例によるPHS端末6の動作について説明する。なお、以下では、通常の通話に関する動作は通常のPHS端末と同様であるので説明を省略し、PHS端末への個人情報の転送・記憶について説明する。
【0027】
D−1.登録手順
図5は、利用者が取扱店でPHS端末を購入する際の登録手順を示すフローチャートである。図において、まず、利用者は、ステップS10に示すように、電話加入取り扱い店でPHS端末6を選択して購入する。このとき、ステップS12で、電話加入取り扱い店に用意されている申込書に登録に必要な事項を記載する。図6は、上記申込書の一例を示す模式図であり、図示するように、申込書には、申込年月日、申し込み者である利用者の住所、氏名、生年月日、連絡先電話番号、利用料金を引き落とす口座名義、口座番号、および所望するオプションサービスを記載するようになっている。オプションサービスは、事業者により提供される利用者が選択可能なサービスである。
【0028】
また、電話加入取り扱い店では、担当者がお客様コード、購入したPHS端末に割り当てられる携帯電話番号を記入する。上記申込書は、ステップS14において、電話加入取り扱い店の担当者によってファクシミリで該当事業者に送信される。利用者は、ステップS16に示すように、電話番号が内部のEEPROM27に書き込まれたPHS端末6を受け取る。
【0029】
また、上記申込書を受信した事業者は、ステップS20において、該申込書に記載された内容を顧客情報管理データベース3に入力する。事業者では、サービス制御局2によって、上記顧客情報管理データベース3のデータに基づいて各種サービスが提供される。
【0030】
D−2.個人情報の登録処理
(1)第1動作例
まず、PHS端末6に個人情報を登録する登録処理の一例について説明する。ここで、図7は、本実施例によるPHS端末での個人情報の登録処理の第1動作例を説明するためのフローチャートである。上述したように、電話加入取り扱い店4において登録されると、PHS端末6では、ステップS30において、電源がオンされたか否かを判断し、電源がオンにされると、ステップS32で、通信回線網1上のサービス制御局2に対して、位置登録のために、無線基地局5を介して位置登録要求を行う。次に、ステップS34で、IDチップ28に既に個人情報(名前、住所、生年月日等)が登録されているか否かを判断する。そして、既に個人情報がIDチップ28に登録されていれば、ステップS34における判断結果は「YES」となり、当該処理を終了する。
【0031】
なお、上記ステップS30では、説明を簡単にするために、電源の状態のみで当該処理を実行するようにしているが、これに限らず、PHS端末6が現在どのサービスエリアに存在するかを通信回線網1に登録するための位置登録を行う場合、すなわち、サービスエリアを移動するなどした場合にも当該処理を実行してもよいことは言うまでもない。
【0032】
これに対して、サービス制御局2では、ステップS50において、位置登録のための着呼があったか否かを判断し、PHS端末6から位置登録のための着呼があった場合には、ステップS52で、PHS端末6の位置を登録する。このように、PHS端末6のIDチップ28に個人情報が登録されているか否かにかかわらず、PHS端末の位置登録が行われる。
【0033】
一方、PHS端末6では、まだ、個人情報がIDチップ28に登録されていなければ、ステップS36に進み、通信回線網1上のサービス制御局2に対して、個人情報を要求し、ステップS38において、個人情報を受信したか否かを判断する。
【0034】
これに対して、サービス制御局2では、ステップS54において、PHS端末6から個人情報の要求があったか否かを判断し、個人情報の要求がなければ、当該処理を終了する。一方、個人情報の要求があれば、ステップS56において、顧客情報管理データベース3を検索し、当該PHS端末6の所有者の個人情報(名前、住所、生年月日等)を読み出し、ステップS58で、該個人情報を無線基地局5を介して上記PHS端末6に対して送信する。
【0035】
PHS端末6では、上記個人情報を受信すると、ステップS40に進み、IDチップ28の個人情報を記憶する領域に上記個人情報を格納する。このように、本第1動作例では、PHS端末6において、電源をオンにした場合やサービスエリアを移動した場合などの位置登録を行う際に、IDチップ28に個人情報が登録されているか否かをチェックし、IDチップ28に個人情報が登録されていなければ、サービス制御局2へ送信要求を出し、サービス制御局2から送信されてくる利用者の個人情報をIDチップ28に自動的に格納するようにしたので、利用者は、個人情報をいちいち入力する必要がなく、また、入力を忘れることもない。
【0036】
なお、上記実施例では、PHS端末6から個人データの要求を行ったが、これに限らず、位置登録要求が発生した場合、サービス制御局2(センタがPHS端末6に対して未だ送ってない個人情報を自動的に送信するようにしてもよい。
また、PHS端末6からの位置登録要求に限らず、発呼あるいは着呼等の回線接続要求、または回線切断要求が発生した場合、サービス制御局2(センタがPHS端末6に対して未だ送ってない個人情報を自動的に送信するようにしてもよい。さらに、この時に個人情報の要求を行ってもよい。これにより、PHS端末6に新しい個人情報を自動的に登録することが可能となる。
【0037】
(2)第2動作例
次に、PHS端末6に個人情報を登録する登録処理の他の例について説明する。ここで、図8は、本実施例によるPHS端末での個人情報の登録処理の第2動作例を説明するためのフローチャートである。図において、サービス制御局2では、申込書に従って顧客情報管理データベース3にデータが入力された後、適当な時期において、ステップS80で、個人情報をまだIDチップ28に登録していないPHS端末6、すなわち、個人情報をまだ送っていないPHS端末6へ発呼し、ステップS82で、該当PHS端末6から応答があったか否かを判断する。
【0038】
これに対して、PHS端末6では、ステップS70で、サービス制御局2からの呼び出しがあったか否かを判断し、呼び出しがなければ当該処理を終了する。一方、サービス制御局2からの呼び出しがあると、ステップS72に進み、自動的に、無線基地局5を介してサービス制御局2へ応答する。次に、ステップS74で、個人情報を受信したか否かを判断する。
【0039】
サービス制御局2では、PHS端末6から応答があると、ステップS84に進み、PHS端末6の位置登録を行った後、ステップS86で、顧客情報管理データベース3から該当PHS端末6の利用者の個人情報を読み出し、ステップS88で、該当PHS端末6に送信する。
【0040】
PHS端末6では、上記個人情報を受信すると、ステップS76に進み、IDチップ28の個人情報を記憶する領域に上記個人情報を格納する。このように、本第2動作例では、サービス制御局2からの強制的な発呼によって、利用者の個人情報がIDチップ28に自動的に格納されるので、利用者は、個人情報をいちいち入力する必要がなく、また、入力を忘れることもない。
【0041】
このように、本実施例では、個人情報をPHS端末6のIDチップ28に自動的に登録するようにしたので、特別な操作を必要とせずに、自動的に個人情報を書き込むことができ、また、入力を忘れることもない。したがって、個人情報に基づいて提供される各種サービスを円滑に受けることができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、無線通信端末において、電源をオンにした場合やサービスエリアを移動した場合などの位置登録を行う際に、個人情報記憶部に氏名や住所などの個人情報が登録されているか否かをチェックし、個人情報が登録されていなければ、センタに送信要求を送信し、センタから送信されてくる利用者の個人情報(利用者が無線通信端末購入時に登録した自己の氏名や住所など)を個人情報記憶部に自動的に格納するようにしたことにより、以下の効果が得られる。
(1)無線通信端末に個人情報として氏名や住所などを記憶させるための特別な操作を必要としない。
(2)自動的に氏名や住所などの個人情報が書き込まれるので、入力を忘れることがない。
(3)したがって、個人情報に基づいて提供される各種サービスを円滑に受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるPHS等の無線通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施例によるPHS端末の構成を示すブロック図である。
【図3】 本実施例によるPHS端末に装着されるIDチップの構成を示すブロック図である。
【図4】 本実施例によるPHS端末に装着されるIDチップのEEPROMのデータ構成を示す概念図である。
【図5】 利用者が取扱店でPHS端末を購入する際の登録手順を示すフローチャートである。
【図6】 申込書の一例を示す模式図である。
【図7】 本実施例によるPHS端末での個人情報の登録処理の第1動作例を説明するためのフローチャートである。
【図8】 本実施例によるPHS端末での個人情報の登録処理の第2動作例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信回線網
2 サービス制御局(センタ)
3 顧客情報管理データベース(データベース)
4 取扱店
5 無線基地局
6 PHS端末(無線通信端末)
23 制御部(個人情報要求手段)
27 EEPROM
28 IDチップ(記憶手段、記憶媒体)

Claims (12)

  1. 少なくとも、通信回線網に接続された無線基地局を介して無線により他の端末と通信する無線通信端末および前記無線通信端末に各種サービスを提供するセンタから構成される無線通信システムにおいて、
    当該無線通信システムで使用可能な無線通信端末が販売された際、当該無線通信端末の電話番号とともに当該無線通信端末購入者の氏名及び住所情報が前記センタが管理するデータベースに登録され、
    前記センタは、前記データベースに登録された無線通信端末購入者の氏名及び住所情報を当該購入者の無線通信端末へ送信し、
    当該無線通信端末は、前記センタから送られてきた氏名及び住所情報を個人情報記憶部に格納することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記センタは、無線通信端末から位置登録があると、当該無線通信端末購入者の氏名及び住所情報を当該無線通信端末に送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記センタは、無線通信端末から発呼あるいは当該無線通信端末に対する着呼があると、当該無線通信端末購入者の氏名及び住所情報を当該無線通信端末に送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記センタは、無線通信端末から回線切断要求があると、当該無線通信端末購入者の氏名及び住所情報を当該無線通信端末に送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  5. 線通信端末は、前記センタに位置登録、発呼、着呼あるいは回線切断を行う際に、当該センタに対して、当該無線通信端末購入者の氏名及び住所情報を送信するよう送信要求を送信し、当該センタは、この送信要求を受信すると当該無線通信端末購入者の氏名及び住所情報を送信することを特徴とする請求項記載の無線通信システム。
  6. 前記個人情報記憶部は、前記無線通信端末に着脱可能な記憶媒体に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の無線通信システム。
  7. 通信回線網に接続された無線基地局を介して無線により他の端末と通信するとともに、前記通信回線網に接続されたセンタから各種サービスを受ける無線通信端末において、
    当該無線通信端末の購入時に前記センタが管理するデータベースに登録された当該無線通信端末購入者の氏名及び住所情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した氏名及び住所情報を個人情報記憶部に格納する手段と
    を具備することを特徴とする無線通信端末。
  8. 前記センタに対して位置登録要求をする位置登録要求手段を具備し、
    前記受信手段は、この位置登録要求に応じて送信されてきた氏名及び住所情報を受信することを特徴とする請求項7記載の無線通信端末。
  9. 前記センタに対して発呼あるいは当該センタからの着呼を行う回線接続手段を具備し、
    前記受信手段は、この発呼あるいは着呼に応じて送信されてきた氏名及び住所情報を受信することを特徴とする請求項7記載の無線通信端末。
  10. 前記センタに対して回線切断要求を行う回線切断手段を具備し、
    前記受信手段は、この回線切断要求に応じて送信されてきた氏名及び住所情報を受信することを特徴とする請求項7記載の無線通信端末。
  11. 前記センタに位置登録、発呼、着呼あるいは回線切断を行う際に、当該センタに対して、当該端末を使用する利用者の個人情報を送信するよう送信要求を送信する手段を具備し、
    前記受信手段は、この送信要求に応じて送信されてきた氏名及び住所情報を受信することを特徴とする請求項記載の無線通信端末。
  12. 前記個人情報記憶部は、前記無線通信端末に着脱可能な記憶媒体 設けられていることを特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の無線通信端末。
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