JP3716433B2 - スイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電気かみそり等の電気機器、特に防水型の電気機器に用いられるスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から防水式の電気かみそり等においてハウジング1としては図12に示すように筒状のハウジング1が用いられ、この筒状のハウジング1にシャーシブロック4を挿入して組み立てを行っている。ここで、シャーシブロック4にはシャーシ18に刃を駆動するための動力源であるモータ21やモータ21の電源である電池22等を組み込んで構成してあり、モータ21をオン、オフするためのスイッチ、電池22、モータ21を電気的に接続する電路を鈑金やリード線等で配線している。
【0003】
ところで、電気かみそり等は持ちやすさ、使い易さなどを考えて適度な長さと、限られた幅、制約された厚みでデザインされるものであり、特定のスペースを必要とするスイッチブロックは上述の点で長さ方向、すなわち、シャーシブロック4の挿入方向に摺動するように配置されている。
このような、スイッチは、例えば、図12に示すように筒状のハウジング1の外にスライド自在に配設されたスイッチハンドル2と、スイッチハンドル2に係合されスイッチハンドル2を摺動させると回転運動を行うハウジング1に設けられた回転カム3、シャーシ18にスライド自在に取付けられた回転カム3の偏心ボス3bが係合する長溝5aを設けた接点スライダー5により構成されている。そして、接点スライダー5を摺動させるために、回転カム3の偏心ボス3bと接点スライダー5に設けた長孔5aを係合させるのであるが、長孔5aはシャーシブロック4の挿入方向(図12において矢印イで示す)に対して直交する方向に長い長溝となっており、この長溝への偏心ボスの挿入方向(図12において矢印ロで示す)が上記シャーシブロック4の挿入方向と異なっているため、シャーシブロック4を筒状のハウジング1に挿入した後に偏心ボス3bを長孔5aに挿入係合させる必要がある。このため、従来にあっては、シャーシブロック4を組み立てた後、ハウジング1に挿入し、次に、ハウジング1に回転カム3を組み立てて回転カム3の偏心ボス3bを長孔5aに挿入係合させ、更にハウジング1にスイッチハンドル2を組み付けるという組み立て手順となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来例にあっては、シャーシをハウジング1に組み付けてからでないとハウジング1に回転カム3やスイッチハンドル2を組み付けてスイッチを完成させることができず、このため、シャーシブロック4とハウジング1ブロックとを別々に完成させておくことができず、組み立て、分解が容易にできないという問題がある。また、スイッチの動作確認が、シャーシブロック4にハウジング1を組み付け、更に、ハウジング1に回転カム3やスイッチハンドル2を組み付けてからでないとスイッチの動作確認ができず、不良があると手直しが困難であり、品質の確保や信頼性の面で問題があった。
【0005】
また、従来にあっては、回転カム3の偏心ボス3bを直接接点スライダー5の長孔5aに係合させてスイッチハンドル2の摺動を回転カム3を介して接点スライダー5に伝える構成のため、スイッチハンドル2と接点スライダー5とを近づけて配置するか、あるいはスイッチハンドル2と接点スライダー5とを離して配置する場合には回転カム3の回転軸部3aを大きくする必要がある。
【0006】
このため、前者の場合にはスイッチハンドル2と接点スライダー5との位置が限定されてしまい設計の柔軟性がないという問題がある。
また、後者の場合にはスイッチハンドル2と接点スライダー5とを離して配置するには回転カム3の回転軸部3aの径を図13に示すように大きくする必要があり、これに対応してハウジング1に設けるカム挿入穴部10が大きくなり、このため、径の大きなカム挿入穴部10内に径の大きな防水用のOリング12をはめ込み、このカム挿入穴部10内にはめ込んだ径の大きなOリング12内に回転軸部3aをはめ込んだ場合、径の大きい回転軸部3aの外周と径の大きなOリング12の内周とが密接して防水をはかるため、回転軸部3aの回転に当たってOリング12との摩擦抵抗が大きくなり、このため、スイッチハンドル2のスライド操作性が悪くなり、スイッチハンドル2のスムーズで且つ軽い操作性が得にくいという問題がある。
【0007】
本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、本発明の主な目的とするところは、組み立てや分解が容易に行え、しかも品質を確保して信頼性の高いスイッチを提供するにあり、また、別の目的とするところは、組み立て性をいっそう向上させることができるスイッチを提供するにあり、また、別な目的とするところは、スイッチハンドルと接点スライダーとの取付け位置を任意の位置に設定することができるスイッチを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決して本発明の目的を達成するため、本発明のスイッチは、上下に開口する筒状のハウジング1の側面部にスライド式のスイッチハンドル2と、該スイッチハンドル2により回転される回転カム3とを設け、該回転カム3にハウジング1内に向けて突出する回転伝達部7を設け、前記上下に開口する筒状のハウジング1の開口部からハウジング1内に挿入されるシャーシブロック4に接点部を開閉するための接点スライダー5と、回転により接点スライダー5をスライド操作するための回転プレート6とを設け、前記回転カム3に設けたハウジング1内に向けて突出する回転伝達部7を回転プレート6に形成した係合溝8に挿入係合して、回転伝達部7の回転が回転プレート6の回転に変換されるように構成し、該係合溝8に回転伝達部7を係合溝8内に挿入するための挿入用開口部9を形成し、前記筒状のハウジング1の開口部からシャーシブロック4をハウジング1内に挿入して前記係合溝8内に回転伝達部7を挿入できるように、回転プレート6を回転軌跡の範囲内の任意の位置に位置させた状態で、前記挿入用開口部9を係合溝8の筒状のハウジング1へのシャーシブロック4の挿入方向と同方向側に設けて成ることを特徴とするものである。
【0009】
そして、シャーシブロック4にスライド自在に設けた接点スライダー5に回転プレート6を係合手段で係合保持することが好ましい。
また、スイッチハンドル2と接点スライダー5とが横方向にずれて配置され、横にずれて配置したスイッチハンドル2と接点スライダー5とを回転カム3と回転プレート6とを介して連動させる構成とすることも好ましい。
【0010】
【作用】
しかして、上記のような構成の本発明によれば、筒状のハウジング1にスライド式のスイッチハンドル2と、該スイッチハンドル2により回転される回転カム3とを設けてハウジングブロックを完成し、また、ハウジング1に挿入するシャーシブロック4に接点部を開閉するための接点スライダー5と、回転により接点スライダー5をスライド操作するための回転プレート6とを設けてシャーシブロック4を完成し、このようにスイッチハンドル2や回転カム3を組み付けたハウジングブロックの筒状のハウジング1内に接点スライダー5や回転プレート6を組み付けたシャーシブロック4を挿入することで、同時に回転カム3の回転伝達部7を回転プレート6の係合溝8に挿入係合してスイッチの組み立てを完成することになる。
【0011】
そして、シャーシブロック4にスライド自在に設けた接点スライダー5に回転プレート6を係合手段で係合保持することで、回転プレート6の保持ができてハウジング1にシャーシブロック4を挿入して組み立てる際に回転プレート6が外れたりせず、組み立て性を向上させることになる。
また、スイッチハンドル2と接点スライダー5とが横方向にずれて配置され、横にずれて配置したスイッチハンドル2と接点スライダー5とを回転カム3と回転プレート6とを介して連動させることで、スイッチハンドル2と接点スライダー5とを離して配置できて、スイッチハンドル2と接点スライダー5との取付け位置を任意の位置に設定できることになる。
【0012】
【実施例】
本発明を以下添付図面に示す実施例に基づいて詳述する。
添付図面に示す実施例においては、本発明のスイッチを備えた電気機器として電気かみそりの例が示してある。ここで電気かみそりとしては往復式電気かみそりが例示してある。図2にはハウジング1の正面図が示してあり、図4には斜視図が示してある。ハウジング1は筒状をしており、筒状のハウジング1の一側面にカム挿入穴部10が設けてあり、このカム挿入穴部10の底に図6に示すように回転伝達部挿通孔11が穿孔してあり、この回転伝達部挿通孔11はハウジング1の内外に連通しているものである。
【0013】
カム挿入穴部10には防水用のOリング12をはめ込み、更にOリング12内に回転カム3の回転軸部3aが回転自在にはめ込んであり、回転カム3の回転軸部3aの下面に突設した突起状をした回転伝達部7がハウジング1内に突出している。回転伝達部7は断面非円形をしており、添付図面に示す実施例では図1、図2に示すように断面長方形状をしている。実施例においては図1、図2、図6、図7等に示すように回転伝達部7は回転カム3の回転中心上に設けてある。この実施例では図7に示すように上記断面長方形状をした回転伝達部7の長辺が回転カム3の回転軸部3aの直径と等しくしてあるが、必ずしも回転伝達部7の長辺と回転カム3の回転軸部3aの直径と等しくするものに限定されるものではない。
【0014】
ハウジング1の上記カム挿入穴部10を設けた側面には更に、係合突起13が突設してあり、該ハウジング1の側面にハンドルブロック14を当て、ハンドルブロック14の係合突部15を係合することでハンドルブロック14をハウジング1の側面部に取付けてあり、このようにハンドルブロック14をハウジング1に取付けることで、上記カム挿入穴部10に回転軸部3aをはめ込んで回転カム3がハンドルブロック14により押さえられてカム挿入穴部10から離脱しないようになっている。
【0015】
ここで、ハンドルブロック14にはスイッチハンドル2が筒状のハウジング1の長手方向に対してスライド自在に取付けてあり、このスイッチハンドル2に設けた溝部16に回転カム3に設けたボス部17が係合されるものである。したがって、スイッチハンドル2をハウジング1の長手方向に対してスライドさせると、回転カム3が回転運動を行い、回転カム3が回転運動を行うことで、回転カム3に設けた回転伝達部7が回転運動を行う。この時、回転伝達部7の回転角度はスイッチハンドル2のストローク及び回転カム2の中心から回転伝達部7までの距離により任意に設定することができる。
【0016】
また、ハウジング1の一側面には図7、図11に示すように透明の材料により形成したランプカバー50、透明の材料により形成した上下方向(つまりハウジング1の長手方向)に細長い表示パネル51が設けてある。ここで、ランプカバー50は上下方向に細長い透明板部の背面部に上下方向に複数個の突部を突出したものである。
【0017】
次に、ハウジング1に挿入するシャーシブロック4につき説明する。図3にはシャーシブロック4の正面図が示してある。シャーシブロック4はシャーシ18に内刃19を駆動するための駆動子20、駆動子20を駆動する動力源であるモータ21、モータ21の電源である電池22、充電状態を表示したり、充電制御を行う回路ブロック23、これらの電気部品を接続するための鈑金類、接点部を開閉するための接点スライダー5等を組み込んで構成してある。シャーシ18に取付けられたプリント板よりなる回路ブロック23には図4、図7に示すように充電残量の表示を行うためのLEDのような発光素子52が上下方向(つまりシャーシ18の長手方向)に複数個設けてある。また、シャーシ18の下端部には底カバー49がねじにより取付けられる。
【0018】
接点スライダー5はシャーシ18にシャーシ18の長手方向に対してスライド自在に取付けてあり、この接点スライダー5にはスイッチばね24を取着してあり、接点スライダー5をスライドすることで、スイッチばね24を介して鈑金よりなる固定接点25a、25bを電気的に導通させたり、あるいは電気的導通を断ったりする(つまりスイッチの接点部をオン、オフして開閉する)ものである。
【0019】
接点スライダー5をシャーシ18にスライド自在に取付けるには、図6に示すようにシャーシ18に設けた係合フック27に接点スライダー5に設けた被係合用フック28をスライド自在に係合することにより取付けてある。
また、接点スライダー5には回転プレート6が係合保持してあり、この回転プレート6は図10に示すように、接点スライダー5に設けたボス部29を回転プレート6に設けた長孔30に回転自在に挿入し、更に、長孔30の上半部は下半分よりも幅広となっていてボス部29に設けた膨大部31が長孔30の幅広部分32にはめ込まれることで、図10の矢印F方向に外力が作用しても回転プレート6が接点スライダー5から抜けないように保持されている。なお、ここで、回転プレート6にボス部29を設け、接点スライダー5に長孔30を設けて接点スライダー5に回転プレート6を係合保持してもよいものである。シャーシ18には図3、図6に示すように軸受け用凹部33が設けてあり、この軸受け用凹部33に回転プレート6の回転軸部34がはめ込まれ、回転プレート6が回転軸部34を中心に回転することで、該回転プレート6の回転に伴い接点スライダー5がスライドして接点部をオン、オフして開閉し、モータ21を回転させたり、モータ21の回転を停止するようになっている。
【0020】
回転プレート6には回転カム3の回転伝達部7が挿入係合されるための係合溝8が形成してある。図3の実施例においては、係合溝8はU状をしていて係合溝8は回転プレート6の回転中心に位置している。この係合溝8は回転プレート6の回転軌跡の範囲内の任意の位置において係合溝8への回転伝達部7の挿入用開口部9の開口方向がシャーシブロック4のハウジング1への挿入方向と同方向としてある。ここで、実施例においては、図1に示すように、回転プレート6の回転軌跡中接点部がオフの位置に対応した回転プレート6の位置でちょうどU字状の係合溝8の挿入用開口部9の開口方向がシャーシブロック4のハウジング1への挿入方向と同方向となるようにしてある。つまり、モータ21の回転が停止し、駆動子20が非回転の状態の時に係合溝8の挿入用開口部9方向がシャーシブロック4のハウジング1への挿入方向と同方向となることで、シャーシブロック4をハウジング1に挿入したり、抜き取ったりする際に、駆動子20が回転することなく、駆動子20の回転に邪魔されることなく簡単にシャーシブロック4の挿入作業や抜き取り作業ができることになる。
【0021】
しかして、シャーシブロック4をハウジング1に挿入するには、上記のように係合溝8の挿入用開口部9の開口方向をシャーシブロック4のハウジング1への挿入方向と同方向となるように位置させ、また、ハウジング1内に突出した断面長方形状の回転伝達部7を長辺がハウジング1の長手方向(つまりシャーシブロック4の挿入方向)と同方向となるように位置させる。つまり、添付図面に示す実施例においては、接点部がオフの位置に対応した位置に回転プレート6を位置させ、また、スイッチハンドル2をオフ位置に位置させることで、回転伝達部7と係合溝8とをそれぞれ挿入用開口部9から挿入できる位置関係にすることができる。この状態で、シャーシブロック4をハウジング1の下端開口部から挿入し、U字状をした係合溝8の挿入用開口部9から断面長方形状の回転伝達部7を挿入して係合するものである。図1にはシャーブロック4をハウジング1に挿入している途中の状態が示してある。このようにして、シャーシブロック4がハウジング1に挿入されて組み込まれた後、ハウジング1の上面部の駆動子20が突出している上面開口部に防塵ゴム40を取付け、更にハウジング1の上面部にゴム押さえ板41を取付け、ゴム押さえ板41の孔に挿入した取付けねじ42をハウジング1の上面部の孔を貫通させて該取付けねじ42の先端部をシャーシ18に螺合することで、シャーシブロック4をハウジング1にゴム押さえ板41と共に取付けるものであり、この時、ゴム押さえ板41により防振ゴム40の周囲部がハウジング1の上面部に押圧挟持されて防水性が確保されるようになっている。
【0022】
そして、駆動子20には内刃19が着脱自在に取付けられ、また、ハウジング1の上端部には外刃フレーム43に外刃カセット44を取付けて構成した外刃ブロック45の外刃フレーム43が着脱自在に取付けてある。
シャーシブロック4をハウジング1から取り外すには上記と逆の手順で取り外すものである。
【0023】
しかして、上記のようにシャーシブロック4をハウジング1に挿入することで同時に係合溝8に回転伝達部7が挿入係合されるので、組み立てられた電気機器はハウジング1の外面側に配設されたスイッチハンドル2をハウジング1の長手方向に対してスライド操作すると、スイッチハンドル2のスライドに伴って回転カム3が回転運動を行い、回転カム3が回転運動を行うことで、回転カム3に設けた回転伝達部7が回転運動を行い、回転伝達部7が係合溝8に係合してあることで、回転プレート6が軸受け用凹部33を中心に回転し、回転プレート6の回転に伴い接点スライダー5がスライドして接点部をオン、オフして開閉するものであり、実施例では電気器具が往復式電気かみそりの例が示してあるので、モータ21がオン、オフして駆動子20に取付けた内刃ブロック42が往復駆動するものである。ここで、図8の(a)にはスイッチハンドル2をオン側にスライドした際における回転カム3に設けた回転伝達部7の向きを示し、図8の(b)はスイッチハンドル2をオン側にスライドして接点部をオンにした場合の接点スライダー5の位置及び回転プレート6の向きを示し、また、図9の(a)にはスイッチハンドル2をオフ側にスライドした際における回転カム3に設けた回転伝達部7の向きを示し、図9の(b)はスイッチハンドル2をオフ側にスライドして接点部をオンにした場合の接点スライダー5の位置及び回転プレート6の向きを示している。
【0024】
また、シャーシブロック4をハウジング1に挿入して組み込んだ場合、回路ブロック23に設けた充電残量の表示を行うための複数のLEDよりなる発光素子52にハウジング1に設けたランプカバー50が対向し、発光素子52による充電残量を示す光がランプカバー50を介して表示パネル51を通ってハウジング1外に発光するようになっている。
【0025】
ここで、表示パネル51は図11に示すように表面は曲面状になっており、表示パネル51がハウジング1の上部側にいくに従って曲率Rが徐々に変化し、上部に行くほど曲率Rは小さくなるように設定してある。この場合、複数のLEDよりなる発光素子52の種類は同一とし、また輝度も同程度とした時、上記のように表示パネル51がハウジング1の上部側にいく曲率Rは小さくなるように設定してあるので、上部の発光素子52(つまり充電容量の大きい方の発光素子52)を下部の発光素子52(つまり充電容量の小さい方の発光素子52)より発光の大きさ及び明るさを目立たせることができ、離れた所からでも充電完了が近付いていることが判るようになっている。また、図7に示すように拡大レンズを兼ねた表示パネル51と光源である発光素子52との距離a、bを徐々に変化させて上部側程該距離が長くなるようにすることで、更に、上部側程(つまり充電容量の大きい程)発光を強調させることができる。ランプカバー50はハウジング1の内部を防水するためやハウジング1の外部と内部の電気まわりとを絶縁するための距離を確保するための部品であるが、このランプカバー50に図11に示すように発光素子52側に凸となったレンズ部50aを設けることで拡大率を向上することができるものである。
【0026】
なお、上記した添付図面においては、回転伝達部7を回転カム3の回転中心上に設けた例を示したが、回転伝達部7を回転カム3の回転中心から偏心させてもよい。このように回転伝達部7を回転カム3の回転中心から偏心させた場合には回転伝達部7の断面は長方形でなくても円形であってもよい。この場合、回転プレート6のU字状をした係合溝8は回転プレート6の回転中心から偏心させるようにする。
【0027】
なお、添付図面において、60はハウジング1の両側から被嵌される側パネルであり、61はハウジング1に取付けられるトリマーブロックを示している。
上記実施例においてはスイッチを備えた電気機器として電気かみそりの例が示してあるが、もちろん電気かみそりのみに限定されず、スイッチを備えた電気機器としては他の種々の電気機器が対応できるものである。
【0028】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明にあっては、上述のように、上下に開口する筒状のハウジングの側面部にスライド式のスイッチハンドルと、該スイッチハンドルにより回転される回転カムとを設け、該回転カムにハウジング内に向けて突出する回転伝達部を設け、前記上下に開口する筒状のハウジングの開口部からハウジング内に挿入されるシャーシブロックに接点部を開閉するための接点スライダーと、回転により接点スライダーをスライド操作するための回転プレートとを設け、前記回転カムに設けたハウジング内に向けて突出する回転伝達部を回転プレートに形成した係合溝に挿入係合して、回転伝達部の回転が回転プレートの回転に変換されるように構成し、該係合溝に回転伝達部を係合溝内に挿入するための挿入用開口部を形成し、前記筒状のハウジングの開口部からシャーシブロックをハウジング内に挿入して前記係合溝内に回転伝達部を挿入できるように、回転プレートを回転軌跡の範囲内の任意の位置に位置させた状態で、前記挿入用開口部を係合溝の筒状のハウジングへのシャーシブロックの挿入方向と同方向側に設けてあるので、別々に組み立てたシャーシブロックとハウジングとを用意し、シャーシブロックをハウジングに挿入するのみで、ハウジングに設けたスイッチハンドルの動作を接点スライダーの動作に伝達できる伝達機構を構成することができるものであり、組み立てや分解が簡略化して容易に行え、また、回転プレート、接点スライダー、接点部を組み立てたシャーシブロック、スイッチハンドル、回転カムを組み立てたハウジングを別々に組み立て、それぞれのブロックとしてスライド接点の動作確認や、スイッチハンドルの回転カムとの動作確認等の品質をブロックごとに確認できるので、品質を確保して信頼性の高いスイッチを提供することができるものである。
【0029】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、シャーシブロックにスライド自在に設けた接点スライダーに回転プレートを係合手段で係合保持してあるので、回転プレートの保持ができてハウジングにシャーシブロックを挿入して組み立てる際に回転プレートが外れたりせず、組み立て性を向上させることができるものである。
【0030】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、スイッチハンドルと接点スライダーとが横方向にずれて配置され、横にずれて配置したスイッチハンドルと接点スライダーとを回転カムと回転プレートとを介して連動させてあるので、スイッチハンドルと接点スライダーとを離して配置できて、この結果、スイッチハンドルと接点スライダーとの取付け位置を任意の位置に設定できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハウジングにシャーシブロックを挿入している途中の状態の一部破断した正面図である。
【図2】同上のハウジングの一部破断した拡大正面図である。
【図3】同上のシャーシブロックの拡大正面図である。
【図4】同上の電気機器が電気かみそりの場合における全体を示す分解斜視図である。
【図5】同上の全体正面図である。
【図6】同上の横断面図である。
【図7】同上の縦断面図である。
【図8】(a)は同上のスイッチの接点部がオンの状態における回転カムに設けた回転伝達部の位置を示す正面図であり、(b)はスイッチ部がオンの状態における回転プレートと接点スライダーとの位置関係を示す正面図である。
【図9】(a)は同上のスイッチの接点部がオフの状態における回転カムに設けた回転伝達部の位置を示す正面図であり、(b)はスイッチ部がオフの状態における回転プレートと接点スライダーとの位置関係を示す正面図である。
【図10】同上の回転プレートを接点スライダーに係合により取付けている部分の断面図である。
【図11】同上の表示パネル及びランプカバーの取付け部分における断面図である。
【図12】従来例を示す分解斜視図である。
【図13】従来例の回転カムを下方から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
2 スイッチハンドル
3 回転カム
4 シャーシブロック
5 接点スライダー
6 回転プレート
7 回転伝達部
8 係合溝
9 挿入用開口部

Claims (3)

  1. 上下に開口する筒状のハウジングの側面部にスライド式のスイッチハンドルと、該スイッチハンドルにより回転される回転カムとを設け、該回転カムにハウジング内に向けて突出する回転伝達部を設け、前記上下に開口する筒状のハウジングの開口部からハウジング内に挿入されるシャーシブロックに接点部を開閉するための接点スライダーと、回転により接点スライダーをスライド操作するための回転プレートとを設け、前記回転カムに設けたハウジング内に向けて突出する回転伝達部を回転プレートに形成した係合溝に挿入係合して、回転伝達部の回転が回転プレートの回転に変換されるように構成し、該係合溝に回転伝達部を係合溝内に挿入するための挿入用開口部を形成し、前記筒状のハウジングの開口部からシャーシブロックをハウジング内に挿入して前記係合溝内に回転伝達部を挿入できるように、回転プレートを回転軌跡の範囲内の任意の位置に位置させた状態で、前記挿入用開口部を係合溝の筒状のハウジングへのシャーシブロックの挿入方向と同方向側に設けて成ることを特徴とするスイッチ。
  2. シャーシブロックにスライド自在に設けた接点スライダーに回転プレートを係合手段で係合保持して成ることを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
  3. スイッチハンドルと接点スライダーとが横方向にずれて配置され、横にずれて配置したスイッチハンドルと接点スライダーとを回転カムと回転プレートとを介して連動させて成ることを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
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