JP3715126B2 - 無段変速機用ベルト - Google Patents

無段変速機用ベルト Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無端状の金属リングを複数枚積層した金属リング集合体に多数の金属エレメントを支持してなる無段変速機用ベルトに関し、特に、その金属エレメントの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図14に示すように、ドライブプーリ01およびドリブンプーリ02に金属ベルト03を巻き掛けて成るベルト式無段変速機では、ドライブプーリ01の固定側プーリ半体04とドリブンプーリ02の固定側プーリ半体05とが対角位置に配置されており、かつドライブプーリ01の可動側プーリ半体06とドリブンプーリ02の可動側プーリ半体07とが対角位置に配置されている。従って、ドライブプーリ01およびドリブンプーリ02の可動側プーリ半体06,07が固定側プーリ半体04,05に対して接近・離反すると、ドライブプーリ01のV溝中心線Laとドリブンプーリ02のV溝中心線Lbとが一致しなくなり、僅かなミスアライメントα(通常は1mm以下)が発生することになる。
【0003】
上記ミスアライメントαを吸収して金属ベルト03をドライブプーリ01およびドリブンプーリ02間に巻き掛けるべく、金属ベルト03を構成する金属エレメント08…の前後の接触面の少なくとも一方を円弧状に形成し、相互に接触する金属エレメント08…間の相対的なヨーイングを可能にしたものが、特開平4−362338号公報により公知である。
【0004】
また実開昭63−33046号公報には、金属エレメントの外周〜ピッチラインの外周側を厚肉にして楔形断面を持たせたものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特開平4−362338号公報に記載されたベルト式無段変速機の金属ベルト03は、接触面において相互に接触する金属エレメント08…間に作用する圧縮力によって駆動力を伝達するようになっているが、金属エレメント08…の接触面が円弧状に形成された従来のものでは、金属エレメント08…のヨーイング方向の姿勢が安定しないために、金属ベルト03の蛇行が助長されて効率的な動力伝達が阻害され可能性がある。
【0006】
また上記実開昭63−33046号公報に記載されたものは、金属エレメントの楔形断面の加工が難しくなる点や、金属ベルトの弦部においてピッチラインが離れるために金属エレメントの移動が不安定になる点が問題となる。
【0007】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ベルト式無段変速機用の金属ベルトにおいて、ドライブプーリおよびドライブプーリ間のミスアライメントの吸収と、金属ベルトの蛇行防止とを両立させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、無端状の金属リングを複数枚積層した金属リング集合体に多数の金属エレメントを支持してなり、ドライブプーリおよびドリブンプーリに巻き掛けられて両プーリ間で駆動力の伝達を行う無段変速機用ベルトにおいて、金属エレメントは金属リング集合体が各々嵌合する左右一対のリングスロットの相互間に挟まれた中間接続部を介して、リングスロットの半径方向内側に位置するエレメント本体部と、リングスロットの半径方向外側に位置するエレメント頭部とが互いに一体に接続されて構成され、隣接する金属エレメントが相互に接触可能な接触面がエレメント本体部およびエレメント頭部にそれぞれ形成され、エレメント本体部の接触面の左右方向幅が、エレメント頭部の接触面の左右方向幅よりも小さく且つ前記中間接続部の左右方向幅よりも大きいことを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、ドライブプーリからドリブンプーリに延びる金属ベルトの弦部において、隣接する金属エレメントは少なくとも半径方向外側に位置するエレメント頭部の接触面で相互に接触して駆動力を伝達するが、このとき左右方向幅の大きい前記エレメント頭部の接触面により、隣接する金属エレメントは相互にヨーイングすることなく密着して駆動力を確実に伝達することができる。またドライブプーリおよびドリブンプーリのミスアライメントは、エレメント頭部の接触面どうしの左右方向の摺動により吸収することができる。しかも金属エレメントがドライブプーリおよびドリブンプーリに巻き付くプーリ巻付部において、隣接する金属エレメントは半径方向内側に位置するエレメント本体部の接触面で相互に接触するが、このとき左右方向幅の小さい前記エレメント本体部の接触面により、隣接する金属エレメント間の相対的なヨーイングが許容される。これにより、金属エレメントのヨーイング方向の傾きを修正してドライブプーリおよびドリブンプーリに正しい姿勢で巻き付かせ、プーリおよび金属エレメントの異常磨耗の発生を回避することができる。
【0010】
更に、金属エレメント間の押し力が発生する弦部において、広く接触するエレメント頭部の面圧よりも狭く接触するエレメント本体部の面圧の方が高くなるため、エレメント頭部に比べてエレメント本体部が大きく歪み、金属エレメントの断面形状が楔形に変形する。その結果、金属ベルトの弦部において複数の金属エレメントが半径方向外側に湾曲して連なるため、金属エレメントは金属リング集合体にリングスロットの内周面を半径方向内側に押圧されてローリングが防止される。
【0011】
しかも、主要な接触面であるエレメント頭部の接触面が、比較的に複雑な三次元形状を有するエレメント本体部ではなく、比較的に単純な平板形状のエレメント頭部に形成されるので加工上有利である。
【0012】
ここで、左右方向とはプーリの回転面に直交する方向として定義され、半径方向内側および半径方向外側とはプーリの回転軸を基準にして定義される。
【0013】
また請求項2に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、隣接する金属エレメントは、その前面および後面の一方および他方に形成した凸部および凹部の嵌合により相互に位置決めされることを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、ドライブプーリからドリブンプーリに延びる金属ベルトの弦部において、金属エレメントがドリブンプーリに接近したときに、隣接する金属エレメントどうしが凸部および凹部の嵌合により相互に位置決めされるので、ドリブンプーリに巻き付いて左右方向に拘束された金属エレメントに対して後続の金属エレメントを左右方向に摺動させて整列させ、ドライブプーリおよびドリブンプーリのミスアライメントを確実に吸収することができる。
【0015】
また請求項3に記載された発明は、請求項1又は2の上記構成に加えて、エレメント本体部の接触面の半径方向内端が、そのエレメント本体部の前面に形成されて左右方向に延びるロッキングエッジにおいて終わっていることを特徴とする。
【0016】
ここで、金属エレメントの前面および後面とは、金属エレメントの移動方向の前後の面として定義される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0018】
図1〜図10は本発明の第1実施例を示すもので、図1はベルト式無段変速機を搭載した車両の動力伝達系のスケルトン図、図2は金属ベルトの部分斜視図、図3は図2の3方向矢視図、図4は図2の4方向矢視図、図5は図4の5−5線断面図、図6は図4の6−6線断面図、図7は図4の7−7線断面図、図8はミスアライメント吸収の作用説明図、図9は主面を楔形に変形させる作用説明図、図10は弦部における金属エレメントの当接状態を示す図である。
【0019】
図1は自動車に搭載された金属ベルト式無段変速機Tの概略構造を示すもので、エンジンEのクランクシャフト1にダンパー2を介して接続されたインプットシャフト3は発進用クラッチ4を介して金属ベルト式無段変速機Tのドライブシャフト5に接続される。ドライブシャフト5に設けられたドライブプーリ6は、ドライブシャフト5に固着された固定側プーリ半体7と、この固定側プーリ半体7に対して接離可能な可動側プーリ半体8とを備えており、可動側プーリ半体8は油室9に作用する油圧で固定側プーリ半体7に向けて付勢される。
【0020】
ドライブシャフト5と平行に配置されたドリブンシャフト10に設けられたドリブンプーリ11は、ドリブンシャフト10に固着された固定側プーリ半体12と、この固定側プーリ半体12に対して接離可能な可動側プーリ半体13とを備えており、可動側プーリ半体13は油室14に作用する油圧で固定側プーリ半体12に向けて付勢される。ドライブプーリ6およびドリブンプーリ11間に、左右の一対の金属リング集合体31,31に多数の金属エレメント32…を支持してなる金属ベルト15が巻き掛けられる(図2参照)。それぞれの金属リング集合体31は、12枚の金属リング33…を積層してなる。
【0021】
ドリブンシャフト10には前進用ドライブギヤ16および後進用ドライブギヤ17が相対回転自在に支持されており、これら前進用ドライブギヤ16および後進用ドライブギヤ17はセレクタ18により選択的にドリブンシャフト10に結合可能である。ドリブンシャフト10と平行に配置されたアウトプットシャフト19には、前記前進用ドライブギヤ16に噛合する前進用ドリブンギヤ20と、前記後進用ドライブギヤ17に後進用アイドルギヤ21を介して噛合する後進用ドリブンギヤ22とが固着される。
【0022】
アウトプットシャフト19の回転はファイナルドライブギヤ23およびファイナルドリブンギヤ24を介してディファレンシャル25に入力され、そこから左右のアクスル26,26を介して駆動輪W,Wに伝達される。
【0023】
而して、エンジンEの駆動力はクランクシャフト1、ダンパー2、インプットシャフト3、発進用クラッチ4、ドライブシャフト5、ドライブプーリ6、金属ベルト15およびドリブンプーリ11を介してドリブンシャフト10に伝達される。前進走行レンジが選択されているとき、ドリブンシャフト10の駆動力は前進用ドライブギヤ16および前進用ドリブンギヤ20を介してアウトプットシャフト19に伝達され、車両を前進走行させる。また後進走行レンジが選択されているとき、ドリブンシャフト10の駆動力は後進用ドライブギヤ17、後進用アイドルギヤ21および後進用ドリブンギヤ22を介してアウトプットシャフト19に伝達され、車両を後進走行させる。
【0024】
このとき、金属ベルト式無段変速機Tのドライブプーリ6の油室9およびドリブンプーリ11の油室14に作用する油圧を、電子制御ユニットU1 からの指令で作動する油圧制御ユニットU2 で制御することにより、その変速比が無段階に調整される。即ち、ドライブプーリ6の油室9に作用する油圧に対してドリブンプーリ11の油室14に作用する油圧を相対的に増加させれば、ドリブンプーリ11の溝幅が減少して有効半径が増加し、これに伴ってドライブプーリ6の溝幅が増加して有効半径が減少するため、金属ベルト式無段変速機Tの変速比はLOWに向かって無段階に変化する。逆にドリブンプーリ11の油室14に作用する油圧に対してドライブプーリ6の油室9に作用する油圧を相対的に増加させれば、ドライブプーリ6の溝幅が減少して有効半径が増加し、これに伴ってドリブンプーリ11の溝幅が増加して有効半径が減少するため、金属ベルト式無段変速機Tの変速比はODに向かって無段階に変化する。
【0025】
次に、金属エレメント32の構造を説明する。尚、本明細書において、左右方向とはドライブプーリ6あるいはドリブンプーリ11の回転面に直交する方向として定義され、半径方向内側および半径方向外側とはドライブプーリ6あるいはドリブンプーリ11の回転軸を基準にして定義され、前後方向とは金属エレメント32の進行方向を基準として定義される(図2参照)。
【0026】
図2および図3に示すように、金属板から打ち抜き成形した金属エレメント32は、概略台形のエレメント本体部34と、金属リング集合体31,31が嵌合する左右一対のリングスロット35,35の相互間に挟まれた中間接続部を介して前記エレメント本体部34に接続された概略三角形のエレメント頭部36とを備える。エレメント本体部34の左右両側縁には、ドライブプーリ6およびドリブンプーリ11のV面に接触可能な一対のプーリ接触面37,37が形成される。また金属エレメント32の前後面にはリングスロット35,35を挟んで半径方向内側および外側にそれぞれ内側接触面38,38および外側接触面39,39が形成される。金属エレメント32の前面の内側接触面38および外側接触面39は図2および図4に斜線で示されており、金属エレメント32の後面の内側接触面38および外側接触面39の形状は、前面のそれと同一である。而して、前側に位置する金属エレメント32の後面の内側接触面38および外側接触面39が、後側に位置する金属エレメント32の前面の内側接触面38および外側接触面39にそれぞれ接触可能である。
【0027】
更にエレメント本体部34の前面の下部には、左右方向に延びるロッキングエッジ40を介して傾斜面41が形成される。またエレメント頭部36の前後面には、円錐台状の凸部42および凹部43がそれぞれ形成される。後側の金属エレメント32の前面に設けた凸部42が前側の金属エレメント32の後面に設けた凹部43に嵌合することにより、金属エレメント32が相互に位置決めされる。相互に嵌合する凸部42および凹部43間には若干の遊びが設けられる。
【0028】
図4〜図7を併せて参照すると明らかなように、エレメント本体部34の前後面の左右両端部にはテーパー部341 …が形成されており、従って金属エレメント32の内側接触面38,38の左右方向幅W1 は、前記テーパー部341 …により規制される。また内側接触面38,38の半径方向内端はロッキングエッジ40において終わっており、半径方向外端はリングスロット35,35の手前位置で終わっている。尚、エレメント本体部34の後面はロッキングエッジ40および傾斜面41を備えていないため、テーパー部341 ,341 を除く領域が同一平面になるが(図3参照)、内側接触面38,38および外側接触面39,39は隣接する金属エレメント32が相互に接触する面として定義されるため、後面の内側接触面38は前面の内側接触面38と同じ形状になる。
【0029】
エレメント頭部36の前後面の左右両端部にはテーパー部361 …が形成されており、従って金属エレメント32の前後面の外側接触面39,39の左右方向幅W2 は、前記テーパー部361 …により規制される。また外側接触面39,39の半径方向内端と内側接触面38,38の半径方向外端とはリングスロット35,35の間で相互に接続している。
【0030】
図4から明らかなように、エレメント本体部34の内側接触面38,38の左右方向幅W1 は、エレメント頭部36の外側接触面39,39の左右方向幅W2 よりも小さく、且つエレメント本体部34及びエレメント頭部36間の前記中間接続部の左右方向幅W 3 よりも大きく設定されている。左右方向幅W2 が大きい主要な接触面である外側接触面39,39を比較的に単純な平板状のエレメント頭部36に形成したので、それを複雑な三次元形状のエレメント本体部34に形成する場合に比べて加工が容易になる。
【0031】
而して、図3に示すように、ドライブプーリ6からドリブンプーリ11に向けて延びる往き側の弦部(駆動力を伝達する弦部)にある隣接する金属エレメント32は、その前後面の内側接触面38,38どうしを相互に接触させるとともに、その前後面の外側接触面39,39どうしを相互に接触させ、更に前面の凸部42を後面の凹部43に嵌合させた状態で駆動力を伝達する。
【0032】
このとき、図8に示すように、ドライブプーリ6およびドリブンプーリ11間にミスアライメントαが存在しても、ドリブンプーリ11からドライブプーリ6の近傍までの領域に存在する複数の金属エレメント32…は、ヨーイングすることなく相互に平行かつ前後方向に整列した状態で動力伝達を行うことができる。即ち、隣接する金属エレメント32の外側当接面39,39の左右方向幅W2 は充分に大きく設定されているので、それら外側当接面39,39どうしの密着により金属エレメント32のヨーイングが確実に防止される。また、既にドリブンプーリ11に係合した金属エレメント32は左右方向の移動を拘束された状態にあるため、ドリブンプーリ11の近傍に達した金属エレメント32は前記左右方向の移動を拘束された金属エレメント32の真後ろに整列するように、内側当接面38,38および外側当接面39,39において摺動しながら左右方向に移動する。この左右方向の推力は、ドリブンプーリ11に拘束された金属エレメント32から後続の金属エレメント32に、相互に嵌合する凸部42および凹部43を介して順次伝達される。
【0033】
またドライブプーリ6およびドリブンプーリ11に巻き付いた金属エレメント32は、ロッキングエッジ40回りに相対的にピッチングして該プーリ6,11の半径方向に放射状に整列する。この状態で外側接触面39,39は相互に離間し、また内側接触面38,38はその半径方向内側の縁部、即ちロッキングエッジ40において相互に接触する。このとき、内側接触面38,38の左右方向幅W1 (つまりロッキングエッジ40の長さ)は小さく設定されているので、金属エレメント32は比較的に容易にヨーイングすることができる。従って、金属エレメント32がヨーイング方向に傾いた状態でドライブプーリ6あるいはドリブンプーリ11に噛み込んだ場合でも、金属エレメント32はプーリ接触面37,37が該プーリ6,11のV面から受ける反力でヨーイングして正しい姿勢に修正される。これにより、ドライブプーリ6、ドリブンプーリ11および金属エレメント32の接触部に異常摩耗が発生するのを回避して耐久性を高めることができる。
【0034】
図9および図10から明らかなように、面積の大きい外側接触面39,39に作用する面圧に比べて、面積の小さい内側接触面38,38に作用する面圧が大きくなるため、面圧による圧縮変形で金属エレメント32の半径方向外側の厚さt1 よりも半径方向内側の厚さt2 が小さくなり、金属エレメント32の断面は図9に誇張して示したようにテーパー形状になる。従って、弦部において金属エレメント32…が相互に密着して連なるとき、図10に示すように、前記テーパー形状によって各金属エレメント32…は半径方向外側に弧状に湾曲する。その結果、左右の金属リング集合体31,31から金属エレメント32…の左右のリングスロット35,35の内周面に半径方向内向きの荷重F,Fが作用し、この荷重F,Fによって金属エレメント32…のローリングを防止することができる。
【0035】
更に、エレメント本体部34の内側接触面38,38の左右方向幅W1 は、相互に当接する金属エレメント32…間の押し力により発生するロッキングエッジ40部のヘルツ応力に影響を与える。量産品の金属ベルト15では、最大馬力伝達時(最高速度運転状態)のベルト応力を材料の限界応力以下とする要請から、内側接触面38,38の左右方向幅W1 を表1に示す値よりも大きくすることが望ましい。
【0036】
【表1】
Figure 0003715126
【0037】
表1は、ロッキングエッジ40の幅を24mmとした金属エレメント32…を有する金属ベルト15を、該ロッキングエッジ40の半径Rを種々に変化させながら、最大馬力伝達状態(入力トルク14.3kgf−m、入力回転数6000rpm、速度比0.61、推力安全率1.3、エレメント間押し力427.0kgf)で運転したとき、最大ヘルツ応力を120kgf/mm2 以下に抑えることが可能なエレメント本体部34の内側接触面38,38の左右方向幅W1 の最小値を示すものである。この表1から明らかなように、ロッキングエッジ40の半径Rが小さくなるに伴って最大ヘルツ応力が増加することから、エレメント本体部34の内側接触面38,38の左右方向幅W1 の最小値は増加している。例えば、ロッキングエッジ40の半径Rを10.0mmとしたものでは、内側接触面38,38の左右方向幅W1 は11.0mm以上とすることが望ましい。
【0038】
次に、図11および図12に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
【0039】
図5および図6に示す第1実施例では、金属エレメント32の前後両面にテーパー部341 …,361 …を形成しているが、第2実施例では金属エレメント32の一方の面(前面)だけにテーパー部341 …,361 …を形成している。両実施例とも金属エレメント32の前面側の形状は同一であるため、それらの内側当接面38,38および外側当接面39,39の形状も実質的に同一になる。この第2実施例によれば、金属エレメント32の形状を一層簡素化しながら第1実施例と同様の作用効果を得ることが可能となる。
【0040】
更に12実施例によれば、ロッキングエッジ40の幅およびロッキングエッジ40の半径Rを第1実施例と同じにしても、そのヘルツ応力を第1実施例よりも低くできるので耐久性の点で有利である。
【0041】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0042】
内側当接面38,38および外側当接面39,39の形状のうち重要な要素は左右方向幅W1 ,W2 であり、それ以外の要素は適宜変更することができる。例えば、内側当接面38,38および外側当接面39,39の半径方向の高さは任意に設定可能であり、凸部42および凹部43の位置関係を入れ換えることも可能である。また実施例では内側当接面38,38および外側当接面39,39が相互に連続して形成されているが、左右のリングスロット35,35に挟まれた部分で内側当接面38,38および外側当接面39,39を相互に分離しても良い。要するに、金属エレメント32が弦部にあるときに相互に接触する外側接触面39,39の左右方向幅W2 を大きく設定して金属エレメント32のヨーイングを規制するとともに、金属エレメント32がプーリ巻付部にあるときに相互に接触する内側接触面38,38の左右方向幅W1 を小さく設定して金属エレメント32のヨーイングを許容することが重要である。但し、運転中におけるロッキングエッジ40のヘルツ応力を考慮すると、内側接触面38,38の左右方向幅W1 を大きく設定する方が有利である(表1参照)。
【0043】
以上を総合すると、エレメント本体部34の内側接触面38,38の左右方向幅W1 および外側接触面39,39の左右方向幅W2 の比W1 /W2 は、0.3<W1 /W2 <0.7の範囲に設定することが望ましい。
【0044】
【表2】
Figure 0003715126
【0045】
表2および図13は、エレメント本体部34の外側接触面39,39の左右方向幅W2 を20mmとし、ロッキングエッジ40の半径Rを10mmとした金属エレメント32…を有する金属ベルト15を、入力トルクを種々に変化させながら最大馬力伝達状態(入力回転数6000rpm、速度比0.61、推力安全率1.3)で運転したときに、最大ヘルツ応力を120kgf/mm2 以下に抑えることが可能な比W1 /W2 の値を示すものである。
【0046】
入力トルクの増加に伴ってエレメント間押し力が増加し、それに伴って必要なエレメント本体部34の内側接触面38,38の左右方向幅W1 が増加するため、比W1 /W2 も増加する。従って、実用的な入力トルクである8kgf−m〜18kgf−mの範囲で金属エレメントの耐久性を確保するには、安全率を見込んで比W1 /W2 の値を0.3<W1 /W2 <0.7の範囲に設定することが望ましい。
【0047】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、ドライブプーリからドリブンプーリに延びる金属ベルトの弦部において、隣接する金属エレメントは少なくとも半径方向外側に位置するエレメント頭部の接触面で相互に接触して駆動力を伝達するが、このとき左右方向幅の大きい前記エレメント頭部の接触面により、隣接する金属エレメントは相互にヨーイングすることなく密着して駆動力を確実に伝達することができる。またドライブプーリおよびドリブンプーリのミスアライメントは、エレメント頭部の接触面どうしの左右方向の摺動により吸収することができる。しかも金属エレメントがドライブプーリおよびドリブンプーリに巻き付くプーリ巻付部において、隣接する金属エレメントは半径方向内側に位置するエレメント本体部の接触面で相互に接触するが、このとき左右方向幅の小さい前記エレメント本体部の接触面により、隣接する金属エレメント間の相対的なヨーイングが許容される。これにより、金属エレメントのヨーイング方向の傾きを修正してドライブプーリおよびドリブンプーリに正しい姿勢で巻き付かせ、プーリおよび金属エレメントの異常磨耗の発生を回避することができる。
【0048】
更に、金属エレメント間の押し力が発生する弦部において、広く接触するエレメント頭部の面圧よりも狭く接触するエレメント本体部の面圧の方が高くなるため、エレメント頭部に比べてエレメント本体部が大きく歪み、金属エレメントの断面形状が楔形に変形する。その結果、金属ベルトの弦部において複数の金属エレメントが半径方向外側に湾曲して連なるため、金属エレメントは金属リング集合体にリングスロットの内周面を半径方向内側に押圧されてローリングが防止される。
【0049】
しかも、主要な接触面であるエレメント頭部の接触面が、比較的に複雑な三次元形状を有するエレメント本体部ではなく、比較的に単純な平板形状のエレメント頭部に形成されるので加工上有利である。
【0050】
また請求項2に記載された発明によれば、ドライブプーリからドリブンプーリに延びる金属ベルトの弦部において、金属エレメントがドリブンプーリに接近したときに、隣接する金属エレメントどうしが凸部および凹部の嵌合により相互に位置決めされるので、ドリブンプーリに巻き付いて左右方向に拘束された金属エレメントに対して後続の金属エレメントを左右方向に摺動させて整列させ、ドライブプーリおよびドリブンプーリのミスアライメントを確実に吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ベルト式無段変速機を搭載した車両の動力伝達系のスケルトン図
【図2】 金属ベルトの部分斜視図
【図3】 図2の3方向矢視図
【図4】 図2の4方向矢視図
【図5】 図4の5−5線断面図
【図6】 図4の6−6線断面図
【図7】 図4の7−7線断面図
【図8】 ミスアライメント吸収の作用説明図
【図9】 主面を楔形の変形させる作用説明図
【図10】 弦部における金属エレメントの当接状態を示す図
【図11】 本発明の第2実施例に係る前記図5に対応する金属エレメントの断面図
【図12】 同じく前記図6に対応する金属エレメントの断面図
【図13】 最大入力トルクを変化させたときのW1 /W2 の限界値を示すグラフ
【図14】 従来の無段変速機を示す図
【符号の説明】
6 ドライブプーリ
11 ドリブンプーリ
31 金属リング集合体
32 金属エレメント
33 金属リング
34 エレメント本体部
35 リングスロット
36 エレメント頭部
38 内側接触面(接触面)
39 外側接触面(接触面)
40 ロッキングエッジ
42 凸部
43 凹部
1 左右方向幅
2 左右方向幅

Claims (3)

  1. 無端状の金属リング(33)を複数枚積層した金属リング集合体(31)に多数の金属エレメント(32)を支持してなり、ドライブプーリ(6)およびドリブンプーリ(11)に巻き掛けられて両プーリ(6,11)間で駆動力の伝達を行う無段変速機用ベルトにおいて、
    金属エレメント(32)は金属リング集合体(31)が各々嵌合する左右一対のリングスロット(35)の相互間に挟まれた中間接続部を介して、リングスロット(35)の半径方向内側に位置するエレメント本体部(34)と、リングスロット(35)の半径方向外側に位置するエレメント頭部(36)とが互いに一体に接続されて構成され
    隣接する金属エレメント(32)が相互に接触可能な接触面(38,39)がエレメント本体部(34)およびエレメント頭部(36)にそれぞれ形成され、
    エレメント本体部(34)の接触面(38)の左右方向幅(W1 )はエレメント頭部(36)の接触面(39)の左右方向幅(W2 )よりも小さく且つ前記中間接続部の左右方向幅(W 3 )よりも大きいことを特徴とする、無段変速機用ベルト。
  2. 隣接する金属エレメント(32)は、その前面および後面の一方および他方に形成した凸部(42)および凹部(43)の嵌合により相互に位置決めされることを特徴とする、請求項1に記載の無段変速機用ベルト。
  3. エレメント本体部(34)の接触面(38)の半径方向内端が、そのエレメント本体部(34)の前面に形成されて左右方向に延びるロッキングエッジ(40)において終わっていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の無段変速機用ベルト。
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