JP3712390B2 - Mount structure and vehicle height adjusting suspension using this structure - Google Patents
Mount structure and vehicle height adjusting suspension using this structure Download PDFInfo
- Publication number
- JP3712390B2 JP3712390B2 JP2002376105A JP2002376105A JP3712390B2 JP 3712390 B2 JP3712390 B2 JP 3712390B2 JP 2002376105 A JP2002376105 A JP 2002376105A JP 2002376105 A JP2002376105 A JP 2002376105A JP 3712390 B2 JP3712390 B2 JP 3712390B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- pillow ball
- rubber spring
- shock absorber
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の車両の車高を調整するために使用されるマウント構造及びこの構造を用いた車高調整懸架装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、特許第3310653号公報によって開示された図5〜図7に示すような車高調整懸架装置が知られている。因みに、図5は、従来の車高調整懸架装置の一例を示す側面視の断面図であり、図6は、図5の車高調整懸架装置に適用されるベローズ式ラバースプリングを示す図であり、(イ)は正面図、(ロ)は平面図、(ハ)は底面図である。また、図7は、ベローズ式ラバースプリングへの空気供給の系統を示す系統図である。
【0003】
そして、本発明は、これらの図に示された車高調整懸架装置の改良に係るものであり、多くの構成要素が図5〜図7に示すものと共通しているため、以下従来の車高調整懸架装置について詳細に説明する。
【0004】
まず、図5に示すように、車高調整懸架装置1は、車両の車体10に取り付けられたアッパーマウントユニット8と、該アッパーマウントユニット8に装着されたショックアブソーバ6と、該ショックアブソーバ6に組み付けられたベローズ式ラバースプリングとから構成されている。
【0005】
前記ベローズ式ラバースプリングは、二段式のラバースプリング2を用いるものであり、該ラバースプリング2の一端部側に円板状の第1エンド体3を備えると共に、ラバースプリング2の他端部側に円板状の第2エンド体4を備えている。
【0006】
上記ラバースプリング2は、断面開口形状が円形の筒体であり、上下に形成された大径部2aと、該両大径部2a,2a間、上側開口端部及び下側開口端部に形成された小径部2bとからなる。ラバースプリング2の上側開口端部及び下側開口端部に、外側方向に曲げ加工された係止部が形成されている。そして、該両係止部にリング状のワイヤ2eが内装されると共に、中央の小径部2bに拡径防止リング2fが内装されている。
【0007】
さらに、上記第1エンド体3は、周縁部が内側方向に曲げ加工された係合部を有し、該係合部がラバースプリング2の下側開口部における係止部に係止し、第1エンド体3がラバースプリング2の下側開口部を閉塞している。そして、上記第2エンド体4は、上記第1エンド体3と同様に曲げ加工された係合部を有し、該係合部がラバースプリング2の上側開口部における係止部に係止し、第2エンド体4がラバースプリング2の上側開口部を閉塞している。
【0008】
第1エンド体3は、中央部に、挿通孔3aが形成され、該挿通孔3aの同心円上に、4個の雌螺子3bがラバースプリング2の伸縮方向に沿って形成されている。そして、雌螺子3bの同心円上に、ラバースプリング2内へのエアーの導入及び排出を行うエアーバルブ取付部5(図6の(ハ))が設けられてなり、該エアーバルブ取付部5に所定のバルブ(図示せず)が装着される。
【0009】
上記第2エンド体4は、中央部に、上記第1エンド体3の挿通孔3aよりも小径の挿通孔4aが形成され、該挿通孔4aを中心として対峙する位置に、一対の雄螺子4b,4bがラバースプリング2の伸縮方向に沿って設けられている。
【0010】
ショックアブソーバ6は、油圧シリンダからなるショックアブソーバ本体6aと、該ショックアブソーバ本体6aに伸縮自在に設けられた伸縮ロッド6bとを有し、ショックアブソーバ本体6aが上記第1エンド体3の挿通孔3aに挿通されると共に、第1エンド体3から挿通された伸縮ロッド6bが上記第2エンド体4の挿通孔4aを貫通するようになっている。伸縮ロッド6bの先端面には、周面に雄螺子の螺設された雄螺子部6cが同心で突設されている。
【0011】
そして、上記ショックアブソーバ6のショックアブソーバ本体6aには、ラバースプリング受け部材7が挿通され、上記第1エンド体3の下面に位置するように配されている。該ラバースプリング受け部材7は、ショックアブソーバ本体6aが挿通される円筒状部7aと、該円筒状部7aの基部に一体に形成された鍔部7bとからなり、ラバースプリング受け部材7の円筒状部7aの先端部がショックアブソーバ本体6aに溶接22によって固着されている。
【0012】
そして、ラバースプリング受け部材7の鍔部7bには、第1エンド体3の雌螺子3bに螺着されるボルトを没入する凹部7cが形成されている。該凹部7cには、エアー漏れ防止用のボルト用Oリング17が嵌め込まれている。しかも、第1エンド体3と対面するラバースプリング受け部材7の鍔部7bの一面に、鍔部用Oリング18が嵌入される環状凹部7dが形成され、各雌螺子3bが鍔部用Oリング18によって包囲されている。
【0013】
尚、ラバースプリング受け部材7の鍔部7bの一面側には、環状面取部7eが設けられると共に、該環状面取部7eには、エアー漏れ防止用の液状シリコン剤19が流し込まれている。これらボルト用Oリング17、鍔部用Oリング18及び液状シリコン剤19によってラバースプリング2の確実なエア漏れ対策が施されている。
【0014】
そして、上記ショックアブソーバ6の伸縮ロッド6bには、皿状のアダプター9が挿通され、上記第2エンド体4の上面に位置するように配されている。該アダプター9は、円板状の底壁部9aと、該底壁部9aの周縁部に一体に形成された環状の側壁部9bとからなり、底壁部9aの中央部に、ショックアブソーバ6の伸縮ロッド6bを挿通するための貫通孔9cが形成され、該貫通孔9cの下側周縁部に、伸縮ロッド6b用のOリング9dを嵌入するための環状凹部9eが形成されている。該環状凹部9eに嵌入されたOリング9dによって、ラバースプリング2の確実なエア漏れ対策が施されている。
【0015】
さらに、底壁部9aに、第2エンド体4の雄螺子4bを挿通するための貫通孔9fが穿設され、上記雄螺子4bにナット20が螺着されて、第2エンド体4にアダプター9が装着されている。また、側壁部9bの周縁部に当接環状凹部9gが形成されている。
【0016】
上記アッパーマウントユニット8は、伸縮ロッド6bの先端部の雄螺子部6cに螺着される金属製のナット体8aと、該ナット体8aに外嵌された金属製のピローボール8bと、内面下部がピローボール8bの外面に摺接する環状の弾性部材8cと、該弾性部材8c支持する環状の取付板8dと、雄螺子部6cに外嵌された状態のナット体8aと伸縮ロッド6bとの間に介設される平板状の受け板8eとを備えて構成されている。
【0017】
前記ナット体8aは、縦断面視でT字状を呈し、T字の縦棒に対応する部分に雌螺子の螺設されたナット本体8hが形成されているとともに、T字の横棒に対応する部分に扁平な頭部8iがナット本体8hと同心で形成されている。
【0018】
前記ピローボール8bは、球体の上下部に互いに平行な面が形成されるように切り欠かれた状態で形成されている。かかるピローボール8bの前記互いに平行な面間には、孔心がピローボール8bの中心を通り、且つ前記面と直交するボール孔8jが貫設されている。このボール孔8jは、内径寸法がナット本体8hの外径寸法より僅かに大きく径設定され、これによって摺接状態でナット本体8hに外嵌し得るようになっているとともに、外径寸法がナット体8aの頭部8iの外径寸法と同一に設定されている。
【0019】
前記弾性部材8cは、ピローボール8bの装着されたナット体8aと取付板8dとの間に介設されるものであり、この介設によって伸縮ロッド6bが取付板8dに連結されるようになっている。かかる弾性部材8cは、上下の部分で取付板8dを挟み込むことによって取付板8dに装着されるように立体形状が設定されているとともに、平面視における中心位置にナット体8a及びピローボール8bを嵌挿するための上下方向に延びた嵌挿孔8kを有している。
【0020】
嵌挿孔8kは、底部を除く上方部分の孔径寸法がナット体8aの頭部8iの外径寸法と略同一に径設定されているとともに、底部の内面がピローボール8bの周面に摺接し得るように球面で形成され、これによってピローボール8bの装着されたナット体8aは、上から嵌挿孔8kに嵌挿された状態で、嵌挿孔8kの底面部がピローボール8bに当接して抜け止めされるようになっている。
【0021】
前記取付板8dは、平面視における中心位置にナット体8a及びピローボール8b通すための挿通孔8mが穿設されている。そして、前記弾性部材8cは、その嵌挿孔8kが挿通孔8mと一致した状態で取付板8dに装着されるように寸法設定されている。したがって、弾性部材8cが取付板8dに装着された状態で、ピローボール8bの外嵌されたナット体8aは、ピローボール8b側を下にして嵌挿孔8kに嵌め込み可能になる。
【0022】
また、上記取付板8dには複数本のスタッドボルト8fが植設され、該各スタッドボルト8fが車体10の挿通孔(図示せず)に挿通され、図略のナットで締結されることによりアッパーマウントユニット8が車体10に取付けられるようになっている。
【0023】
そして、上記第2エンド体4から突出した伸縮ロッド6bの雄螺子部6cが、ワッシャ8gを介してアッパーマウントユニット8のナット体8aに螺着され、締結されることによってショックアブソーバ6がアッパーマウントユニット8に装着されるようになっている。
【0024】
かかる従来の車高調整懸架装置1によれば、例えば、図4に示すように、エアータンク30と、該エアータンク30に接続されたコンプレッサー31を車体10に搭載し、運転席に設けられたスイッチ(図示せず)を操作することによって、エアータンク30から前輪側の両車高調整懸架装置1に空気を導入する。
【0025】
この空気の導入においては、ドライバーによって判断されるものであり、凸凹のある悪路の場合、アスファルトで舗装された平坦な道路の場合に応じて、導入する空気の量を調整することによって、車高を調整し、快適なドライブを満喫できる。
【0026】
このように、前記実施形態の場合、ラバースプリング2に導入される空気によって容易に車体10を所望する高さに調整することができる。
【0027】
【特許文献1】
特許第3310653号公報
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、Oリング9dと伸縮ロッド6bとの相対回転に伴うOリング9dの磨耗を解消するためになされたものであり、かかるマウント構造及びこの構造を用いた車高調整懸架装置を提供することを目的としている。
【0029】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、空気の供給量に応じて伸縮可能に構成されたベローズ式ラバースプリング2に装着するショックアブソーバ6のマウント構造であって、周面が球面に形成されたピローボール81と、該ピローボール81を抱持し、車両の車体10側に固定されるピローボールケース87とが備えられ、ピローボール81には、ベアリングケース82を装着するための装着孔81aが穿設され、該ベアリングケース82は、装着孔81aに下側から嵌装される下部ケース83と、ピローボール81の装着孔81aに上側から嵌装される上部ケース84とからなり、下部ケース83には、その下端周面に下部フランジ83bが突設されると共に、上部ケース84には、その上端周縁に上部フランジ84bが突設され、下部フランジ83bと上部フランジ84bとでピローボール81を挟み込んだ状態で下部ケース83と上部ケース84とが締結されて、ベアリングケース82がピローボール81に装着され、下部ケース83の内周面の下部には、ベアリング85が設けられ、前記ショックアブソーバ6の伸縮ロッド6bがベアリング85に連結されてなることを特徴とするマウント構造である。
【0030】
この発明によれば、伸縮ロッド6bとピローボール81との間にベアリング85が介設されているため、Oリング9dと伸縮ロッド6bとの間の相対回転は生じなくなる。
【0031】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ベローズ式ラバースプリングは、伸縮可能な略筒状のラバースプリング2と、該ラバースプリング2の両端部の開口部を閉塞する第1エンド体3及び第2エンド体4とを有し、前記第1エンド体3は、ショックアブソーバ6のショックアブソーバ本体6aを挿通する挿通孔3aを有すると共に、前記第2エンド体4は、前記ショックアブソーバ6の伸縮ロッド6bを挿通する挿通孔4aを有してなることを特徴とするマウント構造である。
【0032】
この発明によれば、ベローズ式ラバースプリングを例えば被装着体としての車体に適用した場合、ラバースプリング2に導入される空気圧によって当該ラバースプリング2が伸縮することになり、この伸縮によって被車体の高さが自在に且つ容易に変えられるようになる。
【0033】
また、現在使用している車両に装着されているものがコイルスプリングとショックアブソーバとの組合せであった場合に、コイルスプリングとベローズ式のラバースプリング2とを入れ替えるだけで車両自体の基本構造に一切手を加えることなく、また、現在の車両に装着されている車高調整懸架装置のアッパーマウントユニットやショックアブソーバ等の部材を有効利用して車高調整用の懸架を極めて簡単に且つ確実に、しかも、迅速に変更することが出来るという利点がある。
【0034】
請求項3記載の発明は、伸縮可能な略筒状のラバースプリング2に対し、該ラバースプリング2の両端部の開口部を閉塞し且つそれぞれ挿通孔3a,4aを有する第1エンド体3及び第2エンド体4を備えたベローズ式ラバースプリングと、該ベローズ式ラバースプリングの第1エンド体3の挿通孔3aに挿通されるショックアブソーバ本体6a及び第2エンド体4の挿通孔4aに挿通される伸縮ロッド6bを備えたショックアブソーバ6と、該ショックアブソーバ6のショックアブソーバ本体6aに固着され、且つ前記ベローズ式ラバースプリングの第1エンド体3に気密に装着されるラバースプリング受け部材7と、前記ベローズ式ラバースプリングの第2エンド体4に気密に装着されるアダプター9と、車体10に取り付け可能で且つショックアブソーバ6の伸縮ロッド6bの先端部を保持するアッパーマウントユニット80とを備え、前記アッパーマウントユニット80は、周面が球面に形成されたピローボール81と、該ピローボール81を包持し、車両の車体10側に固定されるピローボールケース87とが備えられ、ピローボール81には、ベアリングケース82を装着するための装着孔81aが穿設され、該ベアリングケース82は、装着孔81aに下側から嵌装される下部ケース83と、ピローボール81の装着孔81aに上側から嵌装される上部ケース84とからなり、下部ケース83には、その下端周面に下部フランジ83bが突設されると共に、上部ケース84には、その上端周縁に上部フランジ84bが突設され、下部フランジ83bと上部フランジ84bとでピローボール81を挟み込んだ状態で下部ケース83と上部ケース84とが締結されて、ベアリングケース82がピローボール81に装着され、下部ケース83の内周面の下部には、ベアリング85が設けられ、前記ショックアブソーバ6の伸縮ロッド6bがベアリング85に連結されてなることを特徴とするマウント構造を用いた車高調整懸架装置である。
【0035】
この発明によれば、車高調整懸架装置1′を車両に適用することにより、請求項2に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を基に本発明に係るマウント構造及びこの構造を用いた車高調整懸架装置について説明する。なお、本発明に係るマウント構造は、図5〜図7を基に説明した従来の車高調整懸架装置1におけるアッパーマウントユニット8の改良に関するものであり、この部分以外の構造については従来のものと同様であるため、ここではその詳細な説明を省略する。但し、図1〜図4において、図5〜図7に示したものと同様の部品については同一の符号を採用する。
【0037】
図1は、本発明に係るアッパーマウントユニット80の一実施形態が採用された車高調整懸架装置1′を示す断面図であり、従来のアッパーマウントユニット8が採用された車高調整懸架装置1を示す図5に対応した図面である。具体的には、本実施形態に係る車高調整懸架装置1′は、図1に示すように、ラバースプリング2、第1エンド体3、第2エンド体4、ショックアブソーバ6およびアダプター9が従来の車高調整懸架装置1と同様の構成とされているのに対し、従来のアッパーマウントユニット8に対応する部分が本実施形態のアッパーマウントユニット80に置き替えられている。
【0038】
図2は、本発明に係るアッパーマウントユニット80の一実施形態を示す分解斜視図であり、図3は、その組立て斜視図である。また図4は、図3のA−A線断面図である。これらの図に示すように、アッパーマウントユニット80は、ピローボール81と、該ピローボール81に同心でベアリングケース82と、該ベアリングケース82に装着されるベアリング85と、前記ピローボール81に外嵌される環状のピローボールブッシュ86と、該ピローボールブッシュ86を介してピローボール81を保持するピローボールケース87とを備えた基本構成を有している。
【0039】
前記ピローボール81は、金属製の球体に所定の加工を施すことによって形成され、孔心が当該球体の中心を通るように穿設された上下方向に延びる装着孔81aを備えている。この装着孔81aは、ベアリングケース82を装着するためのものである。
【0040】
前記ベアリングケース82は、下部ケース83と、この下部ケース83に重ね合わされる上部ケース84とからなっている。下部ケース83は、前記装着孔81aに摺接状態で嵌入し得る円筒状の下部ケース本体83aと、この下部ケース本体83aの下端周面から外方に向けて突設された下部フランジ83bとを備えている。
【0041】
下部ケース本体83aの内周面の下部位置には、ベアリング85を嵌装し得るように内径寸法が拡径されて形成された環状段差部83cが形成されているとともに、当該環状段差部83cの下方位置には抜け止め用のCリング82aを装着するための環状溝83dが凹設されている。したがって、ベアリング85を環状段差部83cに嵌装した後にCリング82aを環状溝83dに嵌め込むことによってベアリング85の環状段差部83cからの脱落が防止されることになる。
【0042】
また、下部ケース本体83aの上端面には、上下方向に延びる螺子孔83eが周方向に等ピッチで複数設けられている。
【0043】
前記上部ケース84は、外径寸法が下部ケース本体83aのそれと同一に設定された上部ケース本体84aと、この上部ケース本体84aの上端周縁から外方に向けて径方向に先下がりで突設された上部フランジ84bとを備えている。上部ケース本体84aには、前記下部ケース本体83aの螺子孔83eに対応するように貫設された複数の貫通孔84cが設けられている。
【0044】
そして、上部ケース本体84aがピローボール81の装着孔81aに下側から嵌装された状態で、上部ケース本体84aを当該下部ケース83に重ね合わせるように上側から装着孔81aに嵌装し、ビスBを貫通孔84cに差し通したのち当該ビスBを螺子孔83eに螺着して締結することによりベアリングケース82がピローボール81に装着されるようになっている。
【0045】
前記ベアリング85は、下部ケース83の環状段差部83cに摺接状態で嵌入し得るように外径寸法が設定されているとともに、伸縮ロッド6bの雄螺子部6cに摺接状態で外嵌し得るように内径寸法が設定されている。そして、雄螺子部6cをベアリング85に貫通させた状態で、ベアリング85より上方に突出した雄螺子部6cにナットNを螺着して締結することにより、図4に示すように、伸縮ロッド6bとベアリング85とが互いに連結された状態になる。
【0046】
上記ピローボールブッシュ86は、ピローボール81とピローボールケース87との間に介設される環状のものであり、ピローボール81を摺接状態で嵌装させるための嵌装空間86aを有している。かかるピローボールブッシュ86は、上下寸法がベアリングケース82の下部フランジ83bおよび上部フランジ84b間の内寸法より僅かに短く寸法設定されているとともに、外径寸法がピローボール81の最大外径寸法より若干大きめに寸法設定されている。
【0047】
また、嵌装空間86aの内径寸法は、ピローボール81の外周面に摺接させるべく、孔心方向の上下から上下方向の中央部に向けてそれぞれ漸増され、これによってピローボールブッシュ86の内周面にピローボール81の外周面に沿った環状球面凹部86bが形成されている。かかる環状球面凹部86bの形成によって、ピローボールブッシュ86を弾性変形させつつ嵌装空間86a内に圧入されたピローボール81は、環状球面凹部86bの凹面がピローボール81の外周面に摺接していることでピローボールケース87に対して自在にピローボール81の中心回りに回動し得るようになる。
【0048】
前記ピローボールケース87は、環状に形成されて内部にピローボールブッシュ86を装着するための装着空間87dを有している。かかるピローボールケース87は、筒状のピローボールケース本体87aと、このピローボールケース本体87aの下端縁部から外方に向かって突設されたフランジ87bと、ピローボールケース本体87aの上端縁部から孔心方向に向けて突設された環状突条87cとを備えて構成されている。ピローボールケース本体87aの下部内周面には環状溝87eが凹設され、この環状溝87eに抜け止め用のCリング87fが装着されるようになっている。
【0049】
前記ピローボールケース本体87aは、内径寸法がピローボールケース87の外径寸法と略等しく径設定されているとともに、環状突条87cと環状溝87eに装着されたCリング87fとの間の内寸法は、ピローボールブッシュ86の上下寸法と略等しく寸法設定されている。したがって、ピローボールケース本体87aにピローボールブッシュ86を内装した状態で、環状溝87eにCリング87fを装着することにより、ピローボールブッシュ86はピローボールケース87に抜け止め状態で装着されることになる。
【0050】
つぎにアッパーマウントユニット80の組み付けについて説明する。アッパーマウントユニット80を組み付けるに際しては、まず、ベアリング85(図2)を下部ケース83の環状段差部83cに嵌め込み、しかる後に環状溝83dにCリング82aを嵌め込む。こうすることによってベアリング85が抜け止め状態で下部ケース83に装着される。
【0051】
ついで、ベアリング85の装着された下部ケース83に上からピローボール81を外嵌した後、ピローボール81の装着孔81aに上部ケース84を上から内嵌し、引き続きビスBを上部ケース84の貫通孔84cを介して下部ケース83の螺子孔83eに螺着し締結する。こうすることによってピローボール81がベアリングケース82に抜け止め状態で装着される。
【0052】
つぎに、ピローボールブッシュ86がピローボール81に圧入され、引き続きピローボールケース87が当該ピローボールブッシュ86に外嵌された後、ピローボールケース本体87aの環状溝87eにCリング87fが嵌め込まれる。これによってピローボール81、ベアリングケース82及びベアリング85を備えたピローボールブッシュ86が抜け止め状態でピローボールケース87に装着され、図3に示すようなアッパーマウントユニット80が完成する。
【0053】
このようにして組み付けられたアッパーマウントユニット80は、図3に示すように、ピローボールケース本体87aが取付板8dに穿設された挿通孔8mに下から嵌入され、フランジ87bに溶接止め等が施されることにより取付板8dに固定される。このようにして取付板8dに固定されたアッパーマウントユニット80は、アダプター9(図1)が装着された状態で取付板8dのスタッドボルト8fを介して車体10に取り付けられることになる。
【0054】
なお、この取り付け操作において、受け板8eとベアリングケース82との間に伸縮ロッド6bに貫通した状態のワッシャ8gが介設される。かかるワッシャ8gの介設によってピローボールケース87のフランジ87bと受け板8eとの間にクリアランスが形成されるため、ピローボールケース87は、このクリアランスの範囲内においてピローボール81の中心回りにあらゆる方向で傾斜するように回動し得るようになる。
【0055】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0056】
(1)上記の実施形態においては、アッパーマウントユニット80を車両の車体10の車高調整懸架装置1′に適用しているが、本発明のアッパーマウントユニット80は、車高調整懸架装置1′に適用されることに限定されるものではない。
【0057】
(2)上記の実施形態においては、ピローボール81とピローボールケース87とのピローボールブッシュ86が介設されているが、本発明は、ピローボール81とピローボールケース87との間にこれを介設することに限定されるものではなく、ピローボール81がピローボールケース87によって直接支持されるような構成であってもよい。
【0058】
(3)上記の実施形態においては、ベアリング85がベアリングケース82を介してピローボール81に装着されるようになされているが、本発明は、ベアリング85を、ベアリングケース82を介してピローボール81に装着することに限定されるものではなく、ピローボール81に直接支持させるような構造を採用してもよい。
【0059】
(4)上記の実施形態においては、ベアリングケース82と受け板8eとの間にワッシャ8gが介設されているが、ワッシャ8gに代えて受け板8eのこの部分に所定厚みの膨出部を膨設し、この膨設部でベアリングケース82を受けるようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】
本発明のマウント構造によれば、伸縮ロッド6bとピローボール81との間にベアリング85が介設されているため、Oリング9dと伸縮ロッド6bとの間の相対回転が生じないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアッパーマウントユニット80の一実施形態が採用された車高調整懸架装置1′を示す断面図である。
【図2】本発明に係るアッパーマウントユニット80の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】図2に示すアッパーマウントユニット80の組立て斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】従来の車高調整懸架装置の一例を示す側面視の断面図である。
【図6】図5の車高調整懸架装置に適用されるベローズ式ラバースプリングを示す図である。
【図7】ベローズ式ラバースプリングへの空気供給の系統を示す系統図である。
【符号の説明】
1,1′ 車高調整懸架装置 2 ラバースプリング
2a 大径部 2b 小径部
2e ワイヤ 2f 拡径防止リング
3 エンド体 3a 挿通孔
3b 雌螺子 4 エンド体
4a 挿通孔 4b 雄螺子
5 エアーバルブ取付部 6 ショックアブソーバ
6a ショックアブソーバ本体
6b 伸縮ロッド 6c 雄螺子部
7 ラバースプリング受け部材
7a 円筒状部 7b 鍔部
7c 凹部 7d 環状凹部
7e 環状面取部 8 アッパーマウントユニット
8a ナット体 8b ピローボール
8c 弾性部材 8d 取付板
8e 受け板 8f スタッドボルト
8g ワッシャ 8h ナット本体
8i 頭部 8j ボール孔
8k 嵌挿孔 8m 挿通孔
9 アダプター 9a 底壁部
9b 側壁部 9c 貫通孔
9d Oリング 9e 環状凹部
9f 貫通孔 9g 環状凹部
10 車体 17 リング
18 リング 19 液状シリコン剤
20 ナット 22 溶接
30 エアータンク 31 コンプレッサー
80 アッパーマウントユニット
81 ピローボール 81a 装着孔
82 ベアリングケース 82a Cリング
83 下部ケース 83a 下部ケース本体
83b 下部フランジ 83c 環状段差部
83d 環状溝 83e 螺子孔
84c 貫通孔 84 上部ケース
84a 上部ケース本体 84b 上部フランジ
85 ベアリング 86 ピローボールブッシュ
86a 嵌装空間 86b 環状球面凹部
87 ピローボールケース 87a ピローボールケース本体
87b フランジ 87c 環状突条
87d 装着空間 87e 環状溝
87f Cリング B ビス
N ナット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mount structure used for adjusting the vehicle height of various vehicles, and a vehicle height adjusting suspension device using this structure.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a vehicle height adjusting suspension device as shown in FIGS. 5 to 7 disclosed by Japanese Patent No. 3310653 is known. FIG. 5 is a side sectional view showing an example of a conventional vehicle height adjustment suspension device, and FIG. 6 is a view showing a bellows type rubber spring applied to the vehicle height adjustment suspension device of FIG. (A) is a front view, (b) is a plan view, and (c) is a bottom view. FIG. 7 is a system diagram showing a system for supplying air to the bellows type rubber spring.
[0003]
The present invention relates to the improvement of the vehicle height adjusting suspension shown in these drawings, and since many components are common to those shown in FIGS. The high adjustment suspension device will be described in detail.
[0004]
First, as shown in FIG. 5, the vehicle height adjusting
[0005]
The bellows type rubber spring uses a two-stage
[0006]
The
[0007]
Further, the
[0008]
The
[0009]
The
[0010]
The
[0011]
A rubber
[0012]
The
[0013]
An
[0014]
The
[0015]
Further, a
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
The pillow ball 8b is formed in a state of being cut out so that surfaces parallel to each other are formed on the upper and lower parts of the sphere. A
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The mounting
[0022]
A plurality of
[0023]
Then, the
[0024]
According to the conventional vehicle height
[0025]
This air introduction is determined by the driver, and in the case of rough roads with unevenness, the amount of air to be introduced is adjusted according to the case of a flat road paved with asphalt. Adjust the height and enjoy a comfortable drive.
[0026]
Thus, in the case of the said embodiment, the
[0027]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3310653
[0028]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention was made to eliminate wear of the O-
[0029]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
[0030]
According to this invention, since the
[0031]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the bellows type rubber spring includes a substantially
[0032]
According to the present invention, when a bellows type rubber spring is applied to, for example, a vehicle body as a mounted body, the
[0033]
In addition, when a combination of a coil spring and a shock absorber is installed on the vehicle currently in use, the basic structure of the vehicle itself is completely changed by simply replacing the coil spring and the bellows type
[0034]
According to the third aspect of the present invention, for the substantially
[0035]
According to this invention, by applying the vehicle height adjusting
[0036]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a mount structure according to the present invention and a vehicle height adjusting suspension apparatus using this structure will be described with reference to the drawings. The mount structure according to the present invention relates to the improvement of the
[0037]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a vehicle height adjusting
[0038]
FIG. 2 is an exploded perspective view showing an embodiment of the
[0039]
The
[0040]
The bearing
[0041]
An annular stepped
[0042]
A plurality of
[0043]
The
[0044]
Then, with the
[0045]
The outer diameter of the
[0046]
The pillow ball bushing 86 is an annular member interposed between the
[0047]
Further, the inner diameter dimension of the
[0048]
The
[0049]
The pillow ball case
[0050]
Next, assembly of the
[0051]
Next, after the
[0052]
Next, after the
[0053]
In the
[0054]
In this attachment operation, a washer 8g penetrating the
[0055]
The present invention is not limited to the above embodiment, and includes the following contents.
[0056]
(1) In the above-described embodiment, the
[0057]
(2) In the above-described embodiment, the
[0058]
(3) In the above embodiment, the
[0059]
(4) In the above-described embodiment, the washer 8g is interposed between the bearing
[0060]
【The invention's effect】
According to the mount structure of the present invention, since the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a vehicle height
FIG. 2 is an exploded perspective view showing an embodiment of an
3 is an assembled perspective view of the
4 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 5 is a side sectional view showing an example of a conventional vehicle height adjustment suspension device.
6 is a view showing a bellows type rubber spring applied to the vehicle height adjusting suspension device of FIG. 5; FIG.
FIG. 7 is a system diagram showing a system for supplying air to a bellows type rubber spring.
[Explanation of symbols]
1,1 'Vehicle height
2a
3
5 Air
6a Shock absorber body
7 Rubber spring receiving member
7a
8a Nut body 8b Pillow ball
9
9d O-ring 9e annular recess
9f Through hole 9g Annular recess
10
18
20 Nut 22 Weld
30
80 Upper mount unit
81
82
83
83d
84c Through
84a
85
86a
87
87f C-ring B screw
N nut
Claims (3)
周面が球面に形成されたピローボール(81)と、該ピローボール(81)を包持し、車両の車体(10)側に固定されるピローボールケース(87)とが備えられ、
ピローボール(81)には、ベアリングケース(82)を装着するための装着孔(81a)が穿設され、
該ベアリングケース(82)は、装着孔(81a)に下側から嵌装される下部ケース(83)と、ピローボール(81)の装着孔(81a)に上側から嵌装される上部ケース(84)とからなり、
下部ケース(83)には、その下端周面に下部フランジ(83b)が突設されると共に、上部ケース(84)には、その上端周縁に上部フランジ(84b)が突設され、
下部フランジ(83b)と上部フランジ(84b)とでピローボール(81)を挟み込んだ状態で下部ケース(83)と上部ケース(84)とが締結されて、ベアリングケース(82)がピローボール(81)に装着され、
下部ケース(83)の内周面の下部には、ベアリング(85)が設けられ、前記ショックアブソーバ(6)の伸縮ロッド(6b)がベアリング(85)に連結されてなることを特徴とするマウント構造。A shock absorber (6) mounting structure that is mounted on a bellows type rubber spring (2) that can be expanded and contracted according to the amount of air supplied,
A pillow ball (81) whose peripheral surface is formed into a spherical surface, and a pillow ball case (87) that holds the pillow ball (81) and is fixed to the vehicle body (10) side of the vehicle ,
The pillow ball (81) is provided with a mounting hole (81a) for mounting the bearing case (82),
The bearing case (82) includes a lower case (83) fitted into the mounting hole (81a) from below, and an upper case (84) fitted into the mounting hole (81a) of the pillow ball (81) from above. )
The lower case (83) has a lower flange (83b) projecting from its lower peripheral surface, and the upper case (84) has an upper flange (84b) projecting from its upper edge.
The lower case (83) and the upper case (84) are fastened together with the pillow ball (81) sandwiched between the lower flange (83b) and the upper flange (84b), and the bearing case (82) is attached to the pillow ball (81 )
A mount having a bearing (85) provided at a lower portion of an inner peripheral surface of the lower case (83), and an expansion rod (6b) of the shock absorber (6) being connected to the bearing (85). Construction.
該ベローズ式ラバースプリングの第1エンド体(3)の挿通孔(3a)に挿通されるショックアブソーバ本体(6a)及び第2エンド体(4)の挿通孔(4a)に挿通される伸縮ロッド(6b)を備えたショックアブソーバ(6)と、
該ショックアブソーバ(6)のショックアブソーバ本体(6a)に固着され、且つ前記ベローズ式ラバースプリングの第1エンド体(3)に気密に装着されるラバースプリング受け部材(7)と、
前記ベローズ式ラバースプリングの第2エンド体(4)に気密に装着されるアダプター(9)と、
車体(10)に取り付け可能で且つショックアブソーバ(6)の伸縮ロッド(6b)の先端部を保持するアッパーマウントユニット(80)とを備え、
前記アッパーマウントユニット(80)は、周面が球面に形成されたピローボール(81)と、該ピローボール(81)を包持し、車両の車体(10)側に固定されるピローボールケース(87)とが備えられ、
ピローボール(81)には、ベアリングケース(82)を装着するための装着孔(81a)が穿設され、
該ベアリングケース(82)は、装着孔(81a)に下側から嵌装される下部ケース(83)と、ピローボール(81)の装着孔(81a)に上側から嵌装される上部ケース(84)とからなり、
下部ケース(83)には、その下端周面に下部フランジ(83b)が突設されると共に、上部ケース(84)には、その上端周縁に上部フランジ(84b)が突設され、
下部フランジ(83b)と上部フランジ(84b)とでピローボール(81)を挟み込んだ状態で下部ケース(83)と上部ケース(84)とが締結されて、ベアリングケース(82)がピローボール(81)に装着され、
下部ケース(83)の内周面の下部には、ベアリング(85)が設けられ、前記ショックアブソーバ(6)の伸縮ロッド(6b)がベアリング(85)に連結されてなることを特徴とするマウント構造を用いた車高調整懸架装置。For the substantially cylindrical rubber spring (2) that can be expanded and contracted, the first end body (3) and the first end body (3) and the first end body (3), which respectively close the openings at both ends of the rubber spring (2) and have insertion holes (3a, 4a) A bellows-type rubber spring with a two-end body (4);
The shock absorber body (6a) inserted through the insertion hole (3a) of the first end body (3) of the bellows type rubber spring and the telescopic rod (through the insertion hole (4a) of the second end body (4)) A shock absorber (6) with 6b);
A rubber spring receiving member (7) fixed to the shock absorber body (6a) of the shock absorber (6) and hermetically mounted on the first end body (3) of the bellows type rubber spring;
An adapter (9) airtightly attached to the second end body (4) of the bellows type rubber spring;
An upper mount unit (80) that can be attached to the vehicle body (10) and holds the tip of the telescopic rod (6b) of the shock absorber (6);
The upper mount unit (80) includes a pillow ball circumferential surface formed in a spherical (81), and embracing the pillow ball (81), a pillow ball case fixed to the vehicle body (10) of the vehicle ( 87), and
The pillow ball (81) is provided with a mounting hole (81a) for mounting the bearing case (82),
The bearing case (82) includes a lower case (83) fitted into the mounting hole (81a) from below, and an upper case (84) fitted into the mounting hole (81a) of the pillow ball (81) from above. )
The lower case (83) has a lower flange (83b) projecting from its lower peripheral surface, and the upper case (84) has an upper flange (84b) projecting from its upper edge.
The lower case (83) and the upper case (84) are fastened together with the pillow ball (81) sandwiched between the lower flange (83b) and the upper flange (84b), and the bearing case (82) is attached to the pillow ball (81 )
A mount having a bearing (85) provided at a lower portion of an inner peripheral surface of the lower case (83), and an expansion rod (6b) of the shock absorber (6) being connected to the bearing (85). A vehicle height adjustment suspension system using a structure.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002376105A JP3712390B2 (en) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | Mount structure and vehicle height adjusting suspension using this structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002376105A JP3712390B2 (en) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | Mount structure and vehicle height adjusting suspension using this structure |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004203265A JP2004203265A (en) | 2004-07-22 |
JP3712390B2 true JP3712390B2 (en) | 2005-11-02 |
Family
ID=32813651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002376105A Expired - Fee Related JP3712390B2 (en) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | Mount structure and vehicle height adjusting suspension using this structure |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3712390B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101512363B1 (en) * | 2014-06-19 | 2015-04-16 | 대원강업주식회사 | Air spring suspension having air bearing |
KR102185337B1 (en) * | 2020-02-05 | 2020-12-01 | 주식회사 제이엠특장자동차 | Car suspension |
-
2002
- 2002-12-26 JP JP2002376105A patent/JP3712390B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004203265A (en) | 2004-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3310653B2 (en) | Height adjustment suspension | |
US6382645B1 (en) | Offset upper strut mount | |
JP3755665B2 (en) | Vehicle height adjustment device | |
US5954318A (en) | Suspension assembly having detent nut adjustment | |
US4836574A (en) | Asssembly for adjusting wheel alignment, and method | |
CA2260418A1 (en) | Plug in direct acting stabilizer bar link | |
JP3712390B2 (en) | Mount structure and vehicle height adjusting suspension using this structure | |
JP2006071098A (en) | Strut assembly having inverted air spring configuration | |
JP5801025B2 (en) | Upper mount and shock absorber using the same | |
US6796569B2 (en) | Suspension kit | |
US6341678B1 (en) | Strut | |
US20020171223A1 (en) | Automotive suspension performance spring and system | |
JP6841537B2 (en) | Knuckle bracket for suspension device | |
US6715777B2 (en) | Wheel suspension for land vehicles | |
JP7145779B2 (en) | vehicle height adjuster | |
CN213322543U (en) | Lower swing arm assembly | |
US20040169324A1 (en) | Strut spring seat | |
JP2698333B2 (en) | Device for connecting shock absorber to vehicle | |
JPH0825933A (en) | Shock absorber connecting device to vehicle | |
KR0133819B1 (en) | A ball-joint being adjustable clearance for a vehicle | |
CN107757706A (en) | Slewing journal structure, steering and automobile | |
JPS6246934Y2 (en) | ||
KR0128684Y1 (en) | Camber adjusting eccentric ball joint | |
JP2000074126A (en) | Bumper rubber | |
JPH07266821A (en) | Joint structure between shock absorber and mount bracket |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040623 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050506 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050705 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050805 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050816 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100826 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110826 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110826 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120826 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130826 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |