JP3712216B2 - 湯水混合水栓 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水栓取付足を備える湯水混合水栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の湯水混合水栓の一例を図6に示している。この湯水混合水栓は、側面部に混合湯水の吐出口(シャワー栓などが接続されるものであるが、図示はしていない。)が形成され且つ底面部には湯および水の供給管51,51が接続される水栓胴体52を、洗面ボールなどの周部面板53に開設の貫通孔54に挿通固定される水栓取付足55にビス56止めして、湯水の混合室Aを構成する一方、この湯水の混合室Aに、湯水調整(湯水の混合比ならびに流量調整)のための弁ユニット57を内蔵し、かつ、弁ユニット57の可動弁体にレバーハンドル58を連設して成る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かゝる構成の湯水混合水栓において、湯水混合室Aから供給管51,51側への混合湯水の逆流を防止するために、供給管51,51のそれぞれに逆止弁59,59が設けられるが、互いの干渉を避けて逆止弁59,59を供給管51,51に設ける上で、どうしても供給管51,51を互いに偏心させる必要があった。
【0004】
更に、逆止弁59,59が互いに接近または供給管51,51に接近し合って、しかも、洗面ボールなどの周部面板の下部空間に納められているので、逆止弁59の交換などのメンテナンス作業が困難であった。
【0005】
本発明は、合理的な改良技術によって、供給管を偏心させる必要性がなくなり、しかも、逆止弁に対するメンテナンス作業が楽に行えるようにした湯水混合水栓を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、側面部に混合湯水の吐出口部が形成された水栓胴体の下部側に水栓取付足を接続して湯水の混合室を形成すると共に、ハンドル操作される湯水調整用の弁ユニットを湯水混合室に内蔵して成る湯水混合水栓において、湯用および水用の供給管を弁ユニットの固定弁座流路に連通させる供給流路と、この供給流路の上部側の、逆止弁と湯水連通用アタッチメントの脚部との収容部と、下部側の雌ねじ孔とを、前記水栓取付足に切削加工により形成する一方、湯水混合室から供給管側への混合湯水の逆流を防止する前記逆止弁と湯水連通用アタッチメントとをその順に、前記供給流路の収容部のそれぞれに弁座側から嵌め込み、雌ねじには前記湯用および水用の供給管を接続して成る点に特徴がある。
【0007】
即ち、水栓取付足が比較的大径であることを巧く利用して、ここに供給流路を形成し、かつ、その流路の一部を弁ケースにして、この弁ケースに逆止弁を弁座側から嵌め込むようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1はシャワー栓1を接続した湯水混合水栓2を示し、図2は要部を破断した湯水混合水栓2を示している。
これらの図において、図中の3は湯水の混合室Aを形成する水栓本体で、例えば洗面ボールの周部面板4に開設の貫通孔5に止着される水栓取付足6と、湯水混合用の弁ユニット7を内蔵する水栓胴体8とから成る。
【0009】
湯水混合用の弁ユニット7は、図3に示すように、湯および水の導入孔a,aと混合湯水の導出孔bとが形成されたロアーディスク9と、上記の孔a,a,bに嵌入される筒状パッキン10a,10a、10bと、弁座流路c,cと湯水導出流路dとが形成された固定弁座11と、回転ならびに摺動自在な可動弁体(長孔eが形成された可動ディスク12とサポート部材13とから成る。)14と、ディスクガイド15とを、その順に筒状のユニットケース16に内蔵して成り、前記ディスクガイド15に枢着されたレバー17の上端には、湯水調整用のレバーハンドル(図1を参照)18が連結され、かつ、前記ユニットケース16の上方肩部には、水栓胴体8の切欠き8aに係合される位置合わせ用の突片16aが設けられている。
【0010】
水栓胴体8は、図4と共に図1,2を参照して明らかなように、銅や真鍮などの金属パイプ材を加工成形したものであって、金属パイプ材の上部側を絞り込んで、その内面内面に、弁ユニット固定用の雄ねじリング(図3を参照)19を螺着するための雌ねじ部fを形成すると共に、下部側については、これをバルジ加工して、それの上部側の内面に、水栓取付足6を螺着するための雌ねじ部hを形成し、更に、側面部に混合湯水の吐出口部20を膨出させて、その外面に雄ねじ部iを形成して成り、シャワー栓1が接続されたホース21は、ナット22によって吐出口部20に螺着される。
【0011】
一方、水栓取付足6は、例えば銅や真鍮などの鋳造製であって、水栓胴体8の雌ねじ部hに螺着される雄ねじ部jと、Oリング23を嵌合保持させる環状溝mと、周部面板4に開設の貫通孔5に挿通されて雌ねじ部材24により固定される雄ねじ部nと、湯用および水用の供給管25,25を弁ユニット7の弁座流路c,cに連通させる2本の供給流路26,26とを、切削加工して成るもので、供給流路26,26の上部側(弁座側)には、湯水混合室Aから供給管25,25への混合湯水の逆流を防止する逆止弁27と、湯水連通用アタッチメント28の脚部とを、その順に弁ユニット9側から嵌め込むための収容部26aを形成し、供給流路26,26の下部側には、供給管接続用の雌ねじ孔26bを形成している。
【0012】
上記の逆止弁27は、供給流路26の収容部26aを弁ケースとしたもので、図5に示すように、筒状ケース29の下部側(流路上流側)外面にOリング30の嵌入溝31を形成し、この筒状ケース29の下部側内面にテーパ弁座32を形成する一方、Oリング33を弁体として備える弁体保持具34に、ガイドアーム35と弁軸36とを連設し、かつ、弁軸36の保持体37を複数本のアーム38を介して備えた筒部材39を、前記筒状ケース29の上部側に嵌着保持させると共に、この筒部材39と弁体保持具34との間に、前記弁体であるOリング33をテーパ弁座32側に付勢するスプリング40を設けて成る。
【0013】
上記の水栓本体3に対する湯用および水用供給管25,25の接続構造は、次の通りである。即ち、供給管25,25を例えば銅パイプ製にして、これの接続端部に外周フランジ41を形成する一方、水栓取付足6の供給流路26,26の下部側に形成した雌ねじ孔26b,26bを、この外周フランジ41を下方から挿通させ得る大きさとし、かつ、供給管25,25のそれぞれに、外面形状を六角形などの異径にした筒状の雄ねじ部材42と、Oリング状の弾性パッキン43とを套嵌させて、この雄ねじ部材42を水栓取付足6の雌ねじ孔26bに螺着させるようにしている。
【0014】
上記構成の湯水混合水栓2によれば、供給管25,25からの混合湯水が、水栓取付足6の供給流路26,26と、アタッチメント28,28の湯および水導入孔r,rと、筒状パッキン10a,10aと、弁座流路c,cとを通して、可動ディスク12の長孔e内で混合され、その混合湯水が、固定弁座11の湯水導出流路dと、筒状パッキン10bと、アタッチメント28,28間に形成された湯水導出孔tとを通して、ユニットケース16まわりの湯水混合室Aに導出され、かつ、この混合湯水が、水栓本体3の吐出口部20に接続されたホース21を介してシャワー栓1から導出される。
【0015】
湯水混合比の調整は、レバーハンドル18による可動弁体14の回転操作によって、可動ディスク12の長孔dに連通させる弁座流路c,cの開度比を調整することで行われ、閉栓を含む混合湯水の流量調整は、レバーハンドル18による可動弁体14の摺動操作によって、長孔dに連通させる弁座流路c,cの開度を調整することで行われる。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、湯水混合水栓の内、比較的大径である水栓取付足を利用して、この水栓取付足に、弁座側に逆止弁と湯水連通用アタッチメントの脚部との収容部を、また、流路上流側に雌ねじを備えた供給流路を形成し、かつ、その流路壁を弁ケースにして、これに弁座側から逆止弁と、湯水連通用アタッチメントとをその順に嵌め込んで、湯水混合水栓を逆止弁内蔵タイプに構成したことで、逆止弁を水栓外に装備させるに比較して、湯用および水用の供給管を偏心させる必要性がなくなる上に、逆止弁の組み付けはもとより、メンテナンス作業も広い空間で楽に行える。
しかも、水栓取付足には様々な切削加工が施されるので、その切削加工に際して同時に供給流路を形成すれば、殆どコストアップを伴うことなく、逆止弁を湯水混合水栓に内蔵させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャワー栓を接続した湯水混合水栓の縦断側面図である。
【図2】要部を破断した湯水混合水栓の正面図である。
【図3】弁ユニットの分解斜視図である。
【図4】水栓胴体と水栓取付足ならびに供給管の接続構造を示す分解断面図である。
【図5】逆止弁の詳細断面図である。
【図6】逆止弁を供給管に設けた従来例の一部を破断した湯水混合水栓の正面図である。
【符号の説明】
6…水栓取付足、7…弁ユニット、8…水栓胴体、20…吐出口部、25…供給管、26…供給流路、27…逆止弁、A…湯水混合室、c…固定弁座流路。
Claims (1)
- 側面部に混合湯水の吐出口部が形成された水栓胴体の下部側に水栓取付足を接続して湯水の混合室を形成すると共に、ハンドル操作される湯水調整用の弁ユニットを湯水混合室に内蔵して成る湯水混合水栓において、湯用および水用の供給管を弁ユニットの固定弁座流路に連通させる供給流路と、この供給流路の上部側の、逆止弁と湯水連通用アタッチメントの脚部との収容部と、下部側の雌ねじ孔とを、前記水栓取付足に切削加工により形成する一方、湯水混合室から供給管側への混合湯水の逆流を防止する前記逆止弁と湯水連通用アタッチメントとをその順に、前記供給流路の収容部のそれぞれに弁座側から嵌め込み、雌ねじには前記湯用および水用の供給管を接続して成ることを特徴とする湯水混合水栓。
Priority Applications (1)
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JP11568996A JP3712216B2 (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 湯水混合水栓 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11568996A JP3712216B2 (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 湯水混合水栓 |
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JPH09280403A JPH09280403A (ja) | 1997-10-31 |
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Family
ID=14668823
Family Applications (1)
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JP11568996A Expired - Lifetime JP3712216B2 (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 湯水混合水栓 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3712216B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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-
1996
- 1996-04-11 JP JP11568996A patent/JP3712216B2/ja not_active Expired - Lifetime
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