JP3712139B2 - 画像作成装置および方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像作成装置および方法に関し、例えば、電子的な映像生成、コンピュータグラフィクス、またはCADなどにおいて、形状を表現するための所定の構造のモデリングデータを作成し、表示する場合に用いて好適な画像作成装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータグラフィクス、特にレンダリングの分野においては、適正な分解能のデータを使うことが重要とされている。これは、レンダリングにおいて、分解能の高すぎる形状を表すデータをサンプリングして用いた場合、強いエリアシングが現れるためである。その一方で、レンダリングにおいて低すぎる分解能のデータを使用した場合、レンダリング結果としての画像の分解能もまた低下する。
【0003】
このため、レンダリング時に常に適切な分解能のデータを選ぶか、または適切な分解能のデータに補間して使えるよう、モデルデータを多重分解能表現によって作成することが行われている。このような多重分解能表現のモデルデータを作成するための方法として、従来、例えばリンク構造が分解能によって変化する多角形モデルが使われている。
【0004】
このようなモデルにおいては、多角形を構成する辺の挿入や削除、およびそれに伴う頂点の移動などによって、モデル分解能を変化させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多角形を構成する辺の挿入や削除によって分解能を変化させるモデルは、3次元の形状に対応したリスト構造に加え、分解能の変化を追跡するリスト構造をとるため、データ構造が複雑であること、また、必要な分解能のモデルをすべて探索するためには多大な探索コストを要することなどの課題があった。
【0006】
これらの課題を解決するため、簡易なアルゴリズムで、簡単なデータ構造による多重分解能モデルを作成することが可能な方法が望まれていた。さらに、辺の挿入や削除によって分解能を変化させるモデルは、分解能を変化させたときにモデルの形状変化に不連続性が生じるため、モデルの場所によって連続的に分解能が異なるようにするなどの処理が困難である課題があった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、分解能の変化に応じてデータの挿入や削除の必要のない、簡単なデータ構造の多重分解能モデルデータを簡易なアルゴリズムで作成することができるようにし、さらに、常に適切な分解能のモデルを補間によって求めることにより、多重分解能モデルデータからモデルエリアシングの少ない品質の良いレンダリング結果を得ることができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の画像作成装置は、各パッチに対して複数の異なる分解能の距離画像を対応させる、距離画像に基づいた多重分解能モデルを作成する作成手段と、作成手段により作成された多重分解能モデルの、処理対象のパッチに対応する複数の異なる分解能の距離画像の中から、処理対象のパッチのテクスチャ座標上の画素がスクリーン座標上に投影される大きさに基づいて求められた分解能に対応する複数の異なる分解能の距離画像を選択する選択手段と、選択手段により選択された複数の異なる分解能の距離画像を補間し、所定の分解能の距離画像を生成する補間手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
請求項8に記載の画像作成方法は、各パッチに対して複数の異なる分解能の距離画像を対応させる、距離画像に基づいた多重分解能モデルを作成し、作成された多重分解能モデルの、処理対象のパッチに対応する複数の異なる分解能の距離画像の中から、処理対象のパッチのテクスチャ座標上の画素がスクリーン座標上に投影される大きさに基づいて求められた分解能に対応する複数の異なる分解能の距離画像を選択し、選択された複数の異なる分解能の距離画像を補間し、所定の分解能の距離画像を生成することを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載の画像作成装置においては、作成手段により、各パッチに対して複数の異なる分解能の距離画像を対応させる、距離画像に基づいた多重分解能モデルが作成され、選択手段により、作成手段により作成された多重分解能モデルの、処理対象のパッチに対応する複数の異なる分解能の距離画像の中から、処理対象のパッチのテクスチャ座標上の画素がスクリーン座標上に投影される大きさに基づいて求められた分解能に対応する複数の異なる分解能の距離画像が選択され、補間手段により、選択手段により選択された複数の異なる分解能の距離画像が補間され、所定の分解能の距離画像が生成される。従って、分解能の異なる距離画像を同一のデータ構造にするとともに、モデルエリアシングを抑制することができる。
【0011】
請求項8に記載の画像作成方法においては、各パッチに対して複数の異なる分解能の距離画像を対応させる、距離画像に基づいた多重分解能モデルが作成され、作成された多重分解能モデルの、処理対象のパッチに対応する複数の異なる分解能の距離画像の中から、処理対象のパッチのテクスチャ座標上の画素がスクリーン座標上に投影される大きさに基づいて求められた分解能に対応する複数の異なる分解能の距離画像が選択され、選択された複数の異なる分解能の距離画像が補間され、所定の分解能の距離画像が生成される。従って、分解能の異なる距離画像を同一のデータ構造にするとともに、モデルエリアシングを抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像作成装置における、距離画像の組合せから成るモデルの多重分解能モデルへの変換方法を示している。モデル変換の対象となる入力モデル31は、概略パッチ群305と、概略パッチ群305とオリジナルモデルの距離的な差分を表す距離画像を含むテクスチャ画像37から成る。本実施例では、まず、距離画像に基づいて、入力モデル31のテクスチャ画像37に対して、フィルタリング処理が適用されることにより、ミップマップテクスチャ画像37mに変換される。
【0013】
すなわち、フィルタリング処理により、テクスチャ画像37より、分解能がその2分の1のテクスチャ画像37が生成され、さらに、分解能がその2分の1のテクスチャ画像37が生成される。その結果、この場合、3つの分解能のテクスチャ画像37と、概略パッチ群305からなるミップマップモデル31mが生成される。
【0014】
図2は、本実施例において、多重分解能の距離画像の組合せから成るモデルをレンダリングする方法を示している。まず、図2に示したように、概略パッチ群305に対して、視点630、光源632、および投影面619が決定される。レンダリングにおいては、概略パッチ群305を構成する概略パッチ35を視点630から遠い順にスキャンし、パッチ35上の点のテクスチャ座標を求める。
【0015】
後述するレンダリング部5のテクスチャ画素計算部57では、テクスチャ座標に対応して、異なる分解能のテクスチャ画像が読み出され、隣接4画素間補間が行われた後、テクスチャ画素値が求められる。次に、後述する画像描画部59において、光源632と視点630の座標から画素値66が求められる。次に、距離画像の視差分だけずらした投影面619上の対応するスクリーン座標の点に、画素値66で表される画素が描画され、画像データ8が得られる。
【0016】
図3は、図2に示した処理が実行されるときのデータの流れを示している。モデルデータ3および座標変換データ6は、レンダリング部5に入力され、レンダリング処理が施された後、画像データ8として出力される。レンダリング部5は、後述する中央処理装置(CPU)12において実行される所定のアプリケーションプログラムによって構成される。
【0017】
図4は、本発明の画像作成装置の一実施例の構成を示すブロック図である。この画像作成装置において、ディスク装置11は、モデルデータ3、座標変換データ6、およびアプリケーションプログラム等を記憶する。CPU12は、ディスク装置11から主記憶装置13にロードされたアプリケーションプログラムに従って動作し、ディスク装置11より供給されたデータに基づいて、レンダリング処理等を行うようになされている。
【0018】
ディスク装置14は、CPU12より供給されたレンダリング処理された結果を記録する。表示装置15は、CPU12より供給されたレンダリング処理された結果に対応する画像を表示するようになされている。
【0019】
モデルデータ3および座標変換データ6はCPU12に入力される。CPU12に供給されたモデルデータ3は、座標変換データ6を用いてレンダリング部5によりレンダリング処理が行われる。レンダリング部5において作成された画像データ8は、ディスク装置14に保存されるか、または表示装置15に供給されて表示される。レンダリング部5における処理の中間結果や入出力データは、必要に応じて主記憶装置13に一時的に保存され、CPU12により適宜読み出される。
【0020】
次に、モデルデータ3について説明する。上記実施例に入力されるデータは、例えば図5に示したような構成のモデルデータ3を、一枚の画像データをレンダリングするために必要なモデル全体について組み合わせたものである。モデルデータ3は、概略パッチデータ34の並び304、および物体の形状と表面の状態を表すテクスチャ画像データ36の並び306から構成されている。各概略パッチデータ34は、テクスチャ画像データ36をそれぞれ参照している。
【0021】
概略パッチデータ34の並び304は、図1および図2に示した、モデルの概略の形状を表す複数の概略パッチ群305を表すデータであり、テクスチャ画像データ36の並び306は、概略形状にマッピングするための、物体の形状と表面の状態を表すテクスチャ画像の集まりに対応するデータである。これらのデータはディスク装置11に記憶される。
【0022】
テクスチャ画像データ36は、後述するように、テクスチャ画像データ36を構成するテクスチャ画素データ38を2次元状に並べたものであり、テクスチャ画素データ38は、オリジナルモデルの凹凸や表面の状態を表すデータから成る。複数のパッチは、それにマッピングされるテクスチャ画像の中の距離画像によって、凹凸が付けられた部分が接触させられるか、または重ねられることにより、所定のモデルの形状を表すモデルデータ3を構成する。
【0023】
次に、概略パッチデータ34について説明する。図6は、上記実施例に入力される概略パッチデータ34の構成例を示している。概略パッチデータ34は、モデル全体を取り囲む概略のポリゴンのひとつを表している。
【0024】
概略パッチデータ34を構成するMC頂点座標340は、モデルを記述するモデリング座標系(MC:Model Coordinate)におけるパッチの形状や大きさを表すデータである。ここでは、上記実施例におけるパッチは、オリジナルモデルを包囲する直方体の各面に対応しており、MC頂点座標340は、その形状および大きさを表すものとされている。TC頂点座標342は、テクスチャ画像データの格子に対応したテクスチャ座標系(TC:Texture Coordinate)において、パッチ35の各頂点に対応付けるテクスチャデータの位置や倍率を決定する。
【0025】
また、モデリング座標系からテクスチャ座標系への変換を行うための変換行列344は、モデリング座標系におけるパッチ35の頂点のモデリング座標と、このパッチ35上にマッピングするテクスチャの分解能に基づく画素数から求められるテクスチャ座標系におけるパッチ35の頂点に対応するテクスチャ座標との間の変換行列である。この行列は、パッチ35の4頂点のモデリング座標系およびテクスチャ座標系のそれぞれの座標から求められる。また、テクスチャ画像データへの参照346は、概略パッチ35にマッピングするテクスチャ画像データ36を参照するためのポインタなどからなる。
【0026】
次に、テクスチャ画像データ36について説明する。図7は、上記実施例に入力されるテクスチャ画像データ36の例を示しており、図8は、テクスチャ画像データ36を構成するテクスチャ画素データ38の例を示している。テクスチャ画像データ36は、テクスチャ座標をテクスチャ画素アドレスに変換するためのテクスチャ画素アドレス変換係数362と、テクスチャ画素データ38の2次元配列との組である。テクスチャ画素データ38は、2次元配列テクスチャ画素アドレスsおよびテクスチャ画素アドレスtを要素番号としてアクセスすることができる。
【0027】
テクスチャ画素データ38は、テクスチャ画像を構成する画素データであり、以下の内容を含んでいる。すなわち、テクスチャ画素距離データ381は、パッチ35から垂直に(パッチ35の法線方向に)サンプリングした、パッチ35からオリジナルモデルまでの距離を表している。テクスチャ画素色データ383は、パッチ35上のテクスチャ画素(テクスチャ座標上の画素)に投影したオリジナルモデル上の色を表している。また、テクスチャ画素法線データ385は、パッチ35上のテクスチャ画素に投影したオリジナルモデル上の法線ベクトルを表している。テクスチャ画素アルファデータ387は、オリジナルモデルからパッチ35上のテクスチャ画素に投影されたオリジナルモデルの有無を表している。
【0028】
次に、座標変換データ6について説明する。図9は、レンダリング部5に入力される座標変換データ6の例を示している。座標変換データ6は、例えばモデリング座標系(MC)から視点座標系(VC)への変換行列、およびその逆行列などの変換行列データ61、並びにライティングに関連するライティングデータ63からなる。
【0029】
変換行列データ61は、例えばモデリング座標系から視点座標系への変換行列611、視点座標系からモデリング座標系への変換行列613、およびモデリング座標系からスクリーン同次座標系(HSC)への変換行列615から成る。さらに、ライティングデータ63は、図2に示した視点630の位置を表す視点座標データ631、および光源632の位置を表す光源座標データ633から成る。
【0030】
上記実施例によりレンダリング処理された結果としての画像データ8は、画像を構成するR(赤),G(緑),B(青)の各画素値の2次元配列よりなる。
【0031】
図10は、図1に示したミップマップモデル31mをデータとして表現したミップマップモデルデータ3mの例を示している。ミップマップモデルデータ3mは、レンダリング部5における処理の中間生成物として現れる多重分解能データであり、概略パッチデータ34の並び304と、物体の形状と表面の状態を表すミップマップテクスチャ画像データ36mの並び306mから成る。
【0032】
各概略パッチデータ34は、ミップマップテクスチャ画像データ36m(対応手段)をそれぞれ参照している。
【0033】
概略パッチデータ34の並び304は、図5に示した場合と同様に、モデルの概略形状を表すパッチ35のひとつを表す。ミップマップモデルデータ3mに含まれる概略パッチデータ34は、それを構成するテクスチャ画像データへの参照346がミップマップテクスチャ画像データ36mを参照していることを除き、図6を参照して上述した概略パッチデータ34の場合と同一の構成である。ミップマップテクスチャ画像データ36mの並び306mは、図1における物体の形状と表面の状態を表すミップマップテクスチャ画像37mの並び307mをディスク装置11などの記憶装置上で表すデータである。
【0034】
図11は、ミップマップテクスチャ画像データ36mを示している。ミップマップテクスチャ画像データ36mは、分解能が異なる複数のテクスチャ画像データ36を並べ、多重分解能モデルを実現したものである。本実施例においては、複数のテクスチャ画像データ36の分解能は、例えば2の累乗倍に変化させている。各テクスチャ画像データ36の構成は、図7に示したものと同様である。
【0035】
図12は、レンダリング部5の動作の概略を示している。図12に示したように、概略パッチ群305を構成するパッチ35aのうちの所定のものが、視点630から遠い順にスキャンされ、パッチ35上の点のテクスチャ座標が求められる。次に、求められたテクスチャ座標の隣接4画素が読み出され、隣接4画素間の補間が隣接4画素間補間部573aおよび573bで行われる。さらに、複数の分解能のテクスチャ画素の補間がレベル間補間部575(補間手段)において行われる。
【0036】
さらにまた、求められたテクスチャ画素に対して、ライティング計算などによって描画する画素値66が計算される。最後に、画素値66に対応する画素が、画像データ8として描画されることにより、レンダリングが行われる。この画素が描画されるスクリーン座標68は、画素のテクスチャ座標64にテクスチャ画素に対応する凹凸が加えられて概略パッチ35に対して垂直(法線方向)に移動させられた座標をスクリーン(投影面)619に投影する変換を行うことによって求められる。以上の動作を行うレンダリング部5の構成およびデータの流れを図13に示す。
【0037】
図13は、CPU12が所定のアプリケーションプログラムを実行することにより構成されるレンダリング部5の構成およびデータの流れを示している。レンダリング部5を構成するテクスチャ画素フィルタ部50は、モデルデータ3をミップマップモデルデータ3mに変換する。モデルデータソーティング部51は、ミップマップモデルデータ3mを構成する概略パッチデータ34の並び304全体に対してソーティングを行い、視点からパッチ35の重心までの視線方向に計った距離に基づいて、視点から遠い順に、概略パッチデータ34pをひとつずつ取り出すようになされている。
【0038】
座標変換部53は、モデルデータソーティング部51より供給された概略パッチデータ34pに含まれる変換行列と、座標変換データ6に含まれる変換行列を乗じることにより、視点や視線に依存した変換行列群65を作成し、視点座標や光源座標のテクスチャ座標系への座標変換を行うようになされている。
【0039】
テクスチャ座標計算部55は、概略パッチデータ34pの各頂点座標をテクスチャ座標系に変換し、テクスチャ座標系における概略パッチ35上のテクスチャ座標を2次元的にスキャンすることにより、パッチ35上でのテクスチャ座標データ64を一定の間隔で求め、出力する。テクスチャ画素計算部57は、概略パッチデータ34pとテクスチャ座標データ64から、後述するテクスチャ画素データ38の読み出しと補間を行い、補間済みテクスチャ画素データ39pを作成し、出力するようになされている。
【0040】
画像描画部59は、補間済みテクスチャ画素データ39p、およびテクスチャ座標データ64、および変換行列群65から、画素値データ66とスクリーン座標データ68を計算し、出力するようになされている。
【0041】
次に、その動作について説明する。レンダリング部5を構成するテクスチャ画素フィルタ部50においては、入力されたモデルデータ3がミップマップモデルデータ3mに変換される。テクスチャ画像のフィルタリングは、テクスチャ画像データ36の並び306に含まれるテクスチャ画像データ36のそれぞれに対してフィルタ演算を適用し、ミップマップテクスチャ画像データ36mの並び306mに変換することによって行われる。
【0042】
図14は、テクスチャ画素フィルタ部50によるフィルタリングの動作を示している。図14に示したように、隣接画素平均部401において隣接4画素の平均が計算されることにより、入力したテクスチャ画像データ36から画素数が1/4のテクスチャ画像データ36が順次作成される。法線データのフィルタリングにおいては、平均を取った後、正規化を行うか、または単位球面上の大円補間による平均の演算が行われる。
【0043】
同様に、平均の演算が繰り返し行われ、ミップマップに必要な分解能のテクスチャ画像データ36がすべて作成されると、処理を終了し、フィルタリングによって作成された複数のテクスチャ画像データ36をまとめてミップマップテクスチャ画像データ36mとされる。また、図14において、テクスチャ画素アルファデータが0.75となっているのは、モデルと背景がそれぞれ75対25の割合で描画されることを表している。
【0044】
フィルタリングの方法として、ここでは例えば連結画素の平均をとる方法を挙げたが、画像処理の分野で使用される任意のローパスフィルタを用いることができる。
【0045】
テクスチャ画像フィルタ部50におけるテクスチャ画像フィルタ処理の結果として得られたミップマップモデルデータ3mは、ミップマップテクスチャ画像データ36mの並び306mおよびモデルデータ3からそのままコピーしてきた概略パッチデータ34の並び304から成る。
【0046】
モデルデータソーティング部51においては、まず、ミップマップモデルデータ3mの中の概略パッチデータ34の並び304全体に対してソーティングが行われ、視点630からパッチ35の重心までの視線方向に計った距離に基づいて、視点630から遠い順に、概略パッチデータ34pがひとつずつ取り出される。
【0047】
次に、座標変換部53において、モデルデータソーティング部51より供給された概略パッチデータ34pに含まれる変換行列と、座標変換データ6に含まれる変換行列が乗じられることにより、視点や視線に依存した変換行列群65が作成され、視点座標や光源座標のテクスチャ座標系への座標変換が行われる。
【0048】
テクスチャ座標計算部55においては、概略パッチデータ34pの各頂点座標がテクスチャ座標系に変換され、テクスチャ座標系における概略パッチ上のテクスチャ座標を2次元的にスキャンすることにより、パッチ35上でのテクスチャ座標データ64が一定の間隔で求められ、出力される。このときのスキャンの間隔は、s方向およびt方向について、それぞれ1テクスチャ画素のスクリーン画素上における大きさの例えば0.5画素分とされる。また、スキャンの方向は、パッチ35上の頂点が、視点から遠い方から順にスキャンされる方向とされる。
【0049】
テクスチャ画素計算部57においては、概略パッチデータ34pとテクスチャ座標データ64から、テクスチャ画素データ38の読み出しと補間が行われ、補間済みテクスチャ画素データ39pが作成される。図15は、テクスチャ画素計算部57の構成と、テクスチャ画素計算部57における画素の読み出しと補間の動作を示している。
【0050】
図15に示したテクスチャ画素計算部57に、概略パッチ35のテクスチャ座標64が入力されると、レベル決定部570(選択手段)において、概略パッチ35上のテクスチャ画素(テクスチャ座標上の画素)が画面に投影される大きさに基づいて求められたミップマップレベルに従って、テクスチャ画像の分解能と内分比(例えば線形補間のための係数)が決定される。
【0051】
分解能と内分比の決定は、コンピュータグラフィクスの分野で一般に用いられるミップマップのレベル決定およびレベル間補間比の決定方法を使うことができる。決定された分解能は2種類のテクスチャ画像を選ぶために用いられ、内分比はレベル間補間部575に入力される。
【0052】
次に、概略パッチ35をスキャンすることにより求められたテクスチャ座標64のテクスチャ画素に対応するテクスチャ画素アドレスが、テクスチャ画素アドレス変換部571aおよび571bによって、テクスチャ画素アドレス変換係数362a,362b、およびテクスチャ座標64から求められる。
【0053】
次に、テクスチャ画像データ36aおよび36bから、テクスチャ画素のアドレスの整数部で指示されるテクスチャ画素データ8とその4連結のテクスチャ画素データ38が読み出され、隣接4画素間補間部573aおよび573bにそれぞれ入力される。テクスチャ画素補間部573aおよび573bにおいては、入力された上記テクスチャ画素データ38に基づいて、テクスチャ画素アドレスの端数に基づいた距離画素値のバイリニア補間、色画素値のバイリニア補間、並びに法線値のバイリニア補間および長さ1への正規化が行われる。
【0054】
最後に、レベル間補間部575において、隣接4画素間補間部573aおよび573bの結果に対してレベル間補間が行われる。すなわち、レベル決定部570で求められた内分比に基づいて内分(線形補間)される。その結果として、補間済み距離データ391p、補間済み色データ393p、および補間・正規化済み法線データ395pなどからなる補間済みテクスチャ画素データ39pを得る。
【0055】
補間済みテクスチャ画素データ39pは、画像描画部59に入力される。図16は、画像描画部59の構成および動作を示している。画像描画部59においては、補間済みテクスチャ画素データ39p、テクスチャ座標64、および変換行列群65から、画素値66とスクリーン座標68が計算される。次に、画像データ8上のスクリーン座標68に対応する画素に画素値66が書き込まれることにより1画素の描画が行われる。以上の操作を全入力に対して行うことにより画像データ8の全体が生成される。
【0056】
画素値66は、ライティング計算部591において、テクスチャ座標に変換された光源座標および視点座標に基づいて、補間済みテクスチャ画素データ39pに含まれる色データや法線データに対して、テクスチャ座標系におけるライティング計算が行われることにより求められる。ライティング計算においては、コンピュータグラフィクスで通常用いられる拡散反射、鏡面反射、またはこれらの組合せなどの任意のライティング計算アルゴリズムを使用することができる。
【0057】
スクリーン座標68は、補間済み距離データ391pによって表される差分をテクスチャ座標64に加え、凹凸を考慮してずらしたテクスチャ座標64sを求め、これをスクリーン同次座標を経てスクリーン座標に変換し、さらに適切な丸めを行うことによって求めることができる。
【0058】
図17および図18は、ミップマップモデルデータ3mを、通常のコンピュータグラフィクスで用いられるポリゴンモデルから、多重分解能サンプリングによって作成する例をそれぞれ示している。図17におけるポリゴン23aは、レンダリングしようとするモデルを構成するポリゴンのひとつである。これを概略パッチ35aに対して平行投影し、一定の分解能で概略パッチ35aからポリゴン23aまでの距離などをサンプリングすることにより、補間済み距離画像データ391a,391bなどを作成することができる。
【0059】
このとき、パッチ表面の色、およびパッチ表面の法線なども同時にサンプリングすることにより、補間済み色データ393a,393b、補間済み法線データ395a,395b、および補間済みアルファデータ397a,397bなどを作成し、テクスチャ画像データ36全体をサンプリングすることができる。
【0060】
上述したようなサンプリングを、例えばZバッファ法による隠面消去によってポリゴンモデルを構成する全てのポリゴンに対して行うことにより、概略パッチ35にもっとも近いポリゴンの表面をサンプリングすることができる。次に、図17に示した場合と同様のサンプリングを、サンプリング分解能を変えて繰り返し行う。例えば、図18に示したように、図17よりも低い分解能(この場合1/2の分解能)でのサンプリングを行う。
【0061】
このように、異なる分解能のサンプリングの繰り返しによって作成された多重分解能の距離画像データなどを、同一のパッチ35aに対応させることにより、ミップマップモデルデータ3mを作成することができる。
【0062】
多重分解能距離画像モデル(例えば複数の分解能のテクスチャ画像によって構成されたミップマップモデル)の用途によっては、レンダリングの方向の概略が決まっている場合がある。例えば、ゲームなどで用いるモデルにおいて、建物を下から見上げる方向から見るものと決まっているような場合である。このような場合に本発明の画像作成装置および方法を適用する場合においては、所定のパッチ35bを複数の部分に分け、各部分ごとに必要な分解能の距離画像だけを対応付ければ良い。
【0063】
図19は、パッチ35bの部分ごとに分解能の範囲が異なる距離画像を対応付けた場合の例を示している。例えば図19において、概略パッチ35bは、パッチ35bの上方が視点に近く、下方が視点から遠い場所で常にレンダリングされるものと仮定する。この場合、もっとも細かい距離画像37p1を概略パッチ35bの上半分を覆う大きさで作成し、中くらいの細かさの距離画像37p2を概略パッチ35bの中央を覆う大きさで作成し、さらに、粗い距離画像37p3を概略パッチ35bの下端を覆う大きさで作成している。
【0064】
このように、パッチ35bの各部分に対応付けるデータを異ならせるような構成とすることにより、パッチ35bをレンダリングする場合において、パッチ35bの各部分毎に必要な分解能の距離画像だけでパッチ35bを覆うようにすることができる。これにより、データ量の削減が可能となる。
【0065】
なお、図19においては、距離画像の例についてのみ示したが、法線データ、色データ、およびアルファデータなどを加えたより一般的なテクスチャ画像データについても同様な構成とすることが可能である。
【0066】
以上のディスプレースメントマッピングによるパッチのレンダリングアルゴリズムは、スクリーン座標をスキャンし、これを順次テクスチャ座標に変換していくことによっても求めることができる。この方法は図13に示したテクスチャ座標計算部55を、以下の動作を行うように変更することで実現することができる。
【0067】
すなわち、テクスチャ座標計算部55は、概略パッチデータ34の各頂点座標をスクリーン座標系に変換し、概略パッチ35に対応するスクリーン座標を2次元的にスキャンし、スキャンしたスクリーン座標をパッチ35に逆投影し、逆投影したパッチ35上のスキャン位置に対応するテクスチャ座標を求める。スキャンの間隔は、例えばスクリーン座標上における画素の大きさの0.5画素分とすることができる。
【0068】
以上のように、モデルの詳細な形状を表す分解能の異なる複数の距離画像を並べて、多重解像度を実現することにより、2次元配列データのシーケンシャルな入力によってレンダリングを行うことができる。また、分解能の異なるデータが相似なデータ構造をとることにより、データのアドレス計算を容易にし、アドレス出力を行うハードウエアのコストダウン、およびレンダリングにおけるデータフローの単純化などを実現することができる。
【0069】
また、距離画像のフィルタリングにより、多重分解能のモデルを作成することによって、ポリゴンモデルを表すリスト構造のデータを用いて多重分解能モデルを作成する場合のように、リストの切断や接続を行う必要をなくすことができる。このため、モデルデータ間の参照が極めて少なく、効率良く多重分解能モデルを作成することが可能となる。
【0070】
また、サンプリングによる多重分解能のモデルの作成においては、Zバッファ法による従来のレンダリングシステムを、レンダリング分解能を変えて繰り返し利用することにより多重分解能モデルを作成することができる。これにより、Zバッファ法によるレンダリングに適した装置を備えたグラフィクスシステムに容易に適用でき、安価にモデル作成が可能になり、多重分解能モデルによる画像を容易に作成することができる。
【0071】
また、ポリゴンによって表される多重分解能のモデルにおいては、分解能の異なるモデル間を補間してレンダリングすることは困難であった。しかしながら、上記方法による多重分解能のモデルにおいては、異なる分解能の距離画像を多重分解能のモデルとして用いることにより、分解能の異なるモデル間をレンダリングするときに、単純な線形補間などの簡易な演算により補間することができる。
【0072】
また、単一のパッチが画面に現れる場所によって、その適切な分解能がそれぞれ異なる場合に、補間の割合を場所毎に変化させることにより、各場所毎により適切な分解能のモデルによるレンダリングを行うことが可能となり、モデルエリアシングの少ない品質の良いレンダリング結果を得ることができる。
【0073】
また、パッチ上の場所によって、対応付けられる距離画像の分解能の範囲が異なるようにすることにより、パッチをレンダリングする場合の視点の範囲が限られる場合にデータ量を削減することができる。
【0074】
さらに、上述したデータ構造において、距離画像に、さらに色データ、法線データ、およびアルファデータなどを付加し、テクスチャ画像データ36を作成することにより、すべてのテクスチャ画像データ36が同じ2次元配列のデータ構造により表現されるようにすることができる。これにより、データ構造が異なる場合に比べてデータのアドレス計算の回数を減らし、簡易なデータフローによるレンダリングを実現することができる。
【0075】
なお、上記実施例においては、モデルを近似する概略パッチ群を立方体で構成するようにしたが、他の任意の多面体により構成することが可能である。
【0076】
【発明の効果】
請求項1に記載の画像作成装置、および請求項8に記載の画像作成方法によれば、分解能の異なる距離画像を同一のデータ構造にした効率のよい多重分解能モデルを作成することができ、モデルエリアシングの少ない品質のレンダリングを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の分解能のテクスチャ画像からなるミップマップモデルを示す図である。
【図2】多重分解能の距離画像の組み合わせからなるモデルのレンダリングを説明するための図である。
【図3】本発明の画像作成装置におけるデータの流れを示す図である。
【図4】本発明の画像作成装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】モデルデータの構成例を示す図である。
【図6】概略パッチデータの構成を示す図である。
【図7】テクスチャ画像データの構成例を示す図である。
【図8】テクスチャ画素データの構成例を示す図である。
【図9】座標変換データの構成例を示す図である。
【図10】ミップマップモデルデータの構成例を示す図である。
【図11】ミップマップテクスチャ画像データの構成例を示す図である。
【図12】レンダリング部の動作の概略を説明するための図である。
【図13】レンダリング部の詳細な構成および動作を示す図である。
【図14】図13のテクスチャ画素フィルタ部50の動作を示す図である。
【図15】図13のテクスチャ画素計算部57の動作を説明するための図である。
【図16】図13の画像描画部59の動作を説明するための図である。
【図17】ミップマップモデルデータを多重分解能サンプリングで作成する方法を説明するための図である。
【図18】ミップマップモデルデータを多重分解能サンプリングで作成する他の方法を説明するための図である。
【図19】概略パッチに複数の分解能の距離画像を対応付ける方法を説明するための図である。
【符号の説明】
3 モデルデータ
3m ミップマップモデルデータ
5 レンダリング部
6 座標変換データ
8 画像データ
11,14 ディスク装置
12 CPU
13 主記憶装置
15 表示装置
23a ポリゴン
25a,25b,25c 法線ベクトル
31m ミップマップモデル
34,34p 概略パッチデータ
35,35a,35b 概略パッチ
36,36a,36b テクスチャ画像データ
36m ミップマップテクスチャ画像データ(対応手段)
37 テクスチャ画像
37m ミップマップテクスチャ画像
37p1,37p2,37p3 距離画像
38 テクスチャ画素データ
39a,39b,39p 補間済みテクスチャ画素データ
50 テクスチャ画素フィルタ部
51 モデルデータソーティング部
53 座標変換部
55 テクスチャ座標計算部
57 テクスチャ画素計算部
59 画像描画部
61 変換行列データ
63 ライティングデータ
64 テクスチャ座標データ
64s ずらしたテクスチャ座標
65 変換行列群
66 画素値データ
68,68s スクリーン座標
69m モデリング座標系
69t テクスチャ座標系
304 概略パッチデータの並び
305 概略パッチ群
306 テクスチャ画像データの並び
306m ミップマップテクスチャ画像データの並び
340 MC頂点座標
342 TC頂点座標
344 MCからTCへの変換行列
346 テクスチャ画像データへの参照
362 テクスチャ画素アドレス変換係数
381 テクスチャ画素距離データ
383 テクスチャ画素色データ
385 テクスチャ画素法線データ
387 テクスチャ画素アルファデータ
391a,391b,391c,391d,391p 補間済み距離データ
393a,393b,393c,393d,393p 補間済み色データ
395a,395b,395c,395d,395p 補間・正規化済み法線データ
397a,397b,397c,397d,397p 補間済みアルファデータ
401 隣接画素平均部
570 レベル決定部(選択手段)
571 テクスチャ画素アドレス変換部
573 隣接4画素間補間部
575 レベル間補間部(補間手段)
591 ライティング計算部
611 MCからVCへの変換行列
613 VCからMCへの変換行列
615 MCからHSCへの変換行列
619 投影面
630 視点
631 視点座標データ
632 光源
633 光源座標データ

Claims (14)

  1. パッチからモデルの表面までの距離を所定の分解能でサンプリングして得られた距離データからなる距離画像を、前記パッチに対応させ、前記距離データに基づいて、前記モデルに対応するスクリーン座標上の画素を移動させることによりレンダリングを行う画像作成装置において、
    各パッチに対して複数の異なる分解能の前記距離画像を対応させる、前記距離画像に基づいた多重分解能モデルを作成する作成手段と、
    前記作成手段により作成された前記多重分解能モデルの、処理対象のパッチに対応する複数の異なる分解能の前記距離画像の中から、前記処理対象のパッチのテクスチャ座標上の画素が前記スクリーン座標上に投影される大きさに基づいて求められた分解能に対応する複数の異なる分解能の前記距離画像を選択する選択手段と
    前記選択手段により選択された複数の異なる分解能の前記距離画像を補間し、所定の分解能の距離画像を生成する補間手段と
    を備えることを特徴とする画像作成装置。
  2. 前記作成手段は、複数の分解能の前記距離画像、所定の分解能の前記距離画像をフィルタリング処理することにより作成し、前記パッチに対応させることにより、前記多重分解能モデルを作成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像作成装置。
  3. 前記作成手段は、複数の異なる分解能の前記距離画像、前記モデルに対応するモデルデータに対して、前記モデルを近似するパッチからの距離を異なる分解能でサンプリングすることにより作成し、前記パッチに対応させることにより、前記多重分解能モデルを作成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像作成装置。
  4. 前記作成手段は、前記モデルの全ての表面を異なる分解能でサンプリングした距離画像を用いて前記多重分解能モデルを作成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像作成装置。
  5. 前記パッチ上の位置によって、画素分解能の範囲が異なる前記距離画像により前記モデルの表面が覆われる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像作成装置。
  6. 前記距離画像は、前記距離データと、前記モデル表面の状態を所定の分解能、または多重分解能で表す情報から構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像作成装置。
  7. 前記情報は、少なくとも前記モデルの表面の色を表すデータと、前記モデルの表面の法線を表すデータと、前記モデルの有無を表すデータを含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像作成装置。
  8. パッチからモデルの表面までの距離を所定の分解能でサンプリングして得られた距離データからなる距離画像を、前記パッチに対応させ、前記距離データに基づいて、前記モデルに対応するスクリーン座標上の画素を移動させることによりレンダリングを行う画像作成方法において、
    各パッチに対して複数の異なる分解能の前記距離画像を対応させる、前記距離画像に基づいた多重分解能モデルを作成し、
    作成された前記多重分解能モデルの、処理対象のパッチに対応する複数の異なる分解能の前記距離画像の中から、前記処理対象のパッチのテクスチャ座標上の画素が前記スクリーン座標上に投影される大きさに基づいて求められた分解能に対応する複数の異なる分解能の前記距離画像を選択し
    選択された複数の異なる分解能の前記距離画像を補間し、所定の分解能の距離画像を生成する
    ことを特徴とする画像作成方法。
  9. 複数の分解能の前記距離画像、所定の分解能の前記距離画像をフィルタリング処理することにより作成し、前記パッチに対応させることにより、前記多重分 解能モデルを作成する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像作成方法。
  10. 複数の異なる分解能の前記距離画像、前記モデルに対応するモデルデータに対して、前記モデルを近似するパッチからの距離を異なる分解能でサンプリングすることにより作成し、前記パッチに対応させることにより、前記多重分解能モデルを作成する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像作成方法。
  11. 前記モデルの全ての表面を異なる分解能でサンプリングした距離画像を用いて前記多重分解能モデルを作成する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像作成方法。
  12. 前記パッチ上の位置によって、画素分解能の範囲が異なる前記距離画像により前記モデルの表面が覆われる
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像作成方法。
  13. 前記距離画像は、前記距離データと、前記モデル表面の状態を所定の分解能、または多重分解能で表す情報から構成される
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像作成方法。
  14. 前記情報は、少なくとも前記モデルの表面の色を表すデータと、前記モデルの表面の法線を表すデータと、前記モデルの有無を表すデータを含む
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像作成方法。
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