JP3710256B2 - 包丁研磨装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、包丁の刃形状に沿って精度よく研磨加工することができる包丁研磨装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、包丁研磨装置としては、例えば左右一対の研磨砥石間に包丁を挿入して手動で研磨加工するような簡単な構造のものや、モータにより回動する研磨砥石と包丁を固定保持・搬送する機構を有し自動的に研磨加工するような大がかりな構造のもの等種々のものが提案されている。
ところが、前者の場合には研磨力が弱く十分な研磨加工をすることができないうえに包丁の刃形状に沿って精度よく研磨加工することが困難であるという問題点があり、一方、後者の場合には十分な研磨力が得られるものの装置自体が大がかりで操作性に劣るとともに高価になるという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来の問題点を解決して、優れた研磨力を有しており短時間で十分な研磨加工をすることができるとともに刃形状に沿って精度よく研磨加工することができ、また装置自体も小型で操作性に優れかつ安価に生産することができる包丁研磨装置を提供することを目的として完成されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明の包丁研磨装置は、被加工物である包丁を両側から弾発挟持して刃を上面側に垂直に立てた状態で保持するための左右一対の包丁保持部材を備えた載置台と、前記包丁の刃面を両側から弾発挟持しつつ回転して刃面を研磨加工する左右一対の研磨用砥石とを備えた包丁研磨装置であって、前記した包丁保持部材が、載置台上に先端の押付面との間に形成される包丁介入用の間隔がバネによって常時狭められる方向に弾発されるように対向してセットされた筒状ブラケットに包丁の中間両面を支える押圧子が立設されたものであることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1は全体斜視図を示すものであって、図中20は被加工物である包丁、1は該包丁20の載置台であり、この載置台1には包丁20を両側から弾発挟持して刃を上面側に垂直に立てた状態で保持するための左右一対の包丁保持部材2、2が備えられ、また前記包丁20の刃面に対応する部分には刃面を両側から弾発挟持しつつ回転して刃面を研磨加工する左右一対の研磨用砥石3、3が設けられている。
なお、図示のものにおいては、前記包丁保持部材2を左右にそれぞれ2個ずつ配置し、また研磨用砥石3は左右に1個ずつ配置したものとしたが、これらの設置個数については任意に選択できるものである。また、図中4は研磨加工時に研磨処理促進用の水を滴下するためのバルブ4a付きのタンク、5は安全カバーである。
【0006】
そして、前記の研磨砥石3は、包丁20の刃面角度に応じて研磨砥石3の傾斜角度を調整可能とされており、研磨砥石3が包丁20の刃面に密着して高精度な研磨加工を行うよう構成されている。具体的には、図2に示されるように、研磨砥石3はモータ台6aに置かれたモータ7に連結部材8を介して連結され、前記モータ台6aがシャフト9に固定した固定板6bに対しネジ6cの締付けによりガイド6dに案内されてヒンジ部6eを中心に回動して任意の傾斜角度を設定できるよう構成されている。また、前記連結部材8にはバネ8aが内蔵されて研磨砥石3を常に包丁20の刃面側に押圧する状態とされているとともに、アタッチメント8bを介して任意の砥石と交換できるよう構成されている。
なお、該アタッチメント8bとしては、例えば図6に示されるように、外周面に折り返し部付きの案内溝8cを形成しておき、砥石3の軸に突設したピン8dと係合させることによりワンタッチで砥石3の着脱ができる構造を採用することができ、更には前記案内溝8cを連結部材8の外周面に直接設けた構造とすることも可能である。
【0007】
また、前記のシャフト9は、例えばネジ切り棒のように回転により昇降動自在なもので、研磨砥石3を包丁20の刃面高さに応じて任意に調整可能とされており、更に該シャフト9を支持する支持板10が、図1に示されるように、ベース台11上を案内溝12aに従い左右方向へ移動することにより、包丁20の厚みに応じて左右一対の研磨用砥石3、3間の隙間を調整可能とされている。
なお、この研磨砥石3は、図3に示されるように、刃面の長手方向に対し回転中心をずらせて配置され精度の高い研磨処理が行えるよう構成されている。また、研磨砥石3を回動するモータ7には回転速度調整用のコンバータ13が接続され最適な研磨速度が得られるよう構成されている。
【0008】
一方、前記の包丁保持部材2は、図4〜5に示されるように、載置台1にセットした筒状ブラケット14aに取り付けられたものであり、該筒状ブラケット14aをバネ14bを内蔵した筒状ブラケット14cに交換自在に挿着することにより適度な弾発保持力を奏し、かつ包丁20の厚みに応じて最適な弾発力を有する他の押圧部材と容易に交換できるよう構成されている。また、前記載置台1は、ベース台11上を案内溝12bに従い前後方向へ移動可能な受け台15上に支柱16を介して取り付けられており、該支柱16の基部がピン16aで枢着されることによって包丁の長手方向に対し回動自在とされている(図1参照)。
なお、図3に示されるように、前記載置台1にはストッパー17が取り付けられており、前方向への回転が制限されて研磨加工中における包丁20の前方側への倒れ込みを防止するよう構成されている。また、図示のものでは、包丁保持部材2とともに筒状ブラケット14aの端面部の双方で包丁20を保持しており、包丁20の保持をより確実なものとしている。
【0009】
以上のように構成されたものでは、被加工物である包丁20の形状に対応して包丁保持部材2、2および研磨用砥石3、3を最適位置にセットし、次いで、モータ7を作動して包丁20を刃が上面側に垂直に立った状態で刃先より挿入し、包丁20を前後動させるのみできわめて簡単かつ短時間に研磨処理ができるものであり、この時、包丁20は包丁保持部材2、2により両側から弾発挟持されて安定した状態にあり、また刃面も研磨用砥石3、3により両側から弾発挟持されて密着した状態にあるので高精度な研磨加工が施されることとなる。そして、包丁保持部材2、2や研磨用砥石3、3を包丁20の形状に合わせて最適なものに交換することにより、いかなる形状の包丁に対しても高精度な研磨加工が可能となる。更には、載置台1がベース台11上を前後動する受け台15に包丁20の長手方向に対し回動自在に枢着されているので、図示のような刃先部分が曲線となっている場合であっても、包丁20を後方側へ引き抜きつつ載置台1を下側へ回転させることにより曲線状の刃先に沿って完全な研磨加工が可能となる。
【0010】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明は優れた研磨力を有しており短時間で十分な研磨加工をすることができるとともに刃形状に沿って精度よく研磨加工することができ、また装置自体も小型で操作性に優れかつ安価に生産することができるものである。
よって本発明は従来の問題点を一掃した包丁研磨装置として、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す全体斜視図である。
【図2】研磨砥石の駆動機構を示す要部の一部切欠断面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す要部の側面図である。
【図4】包丁保持部材を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態を示す要部の正面図である。
【図6】砥石の着脱機構の1例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 載置台
2 包丁保持部材
3 研磨用砥石
7 モータ
11 ベース台
13 コンバータ
15 受け台
20 包丁

Claims (8)

  1. 被加工物である包丁(20)を両側から弾発挟持して刃を上面側に垂直に立てた状態で保持するための左右一対の包丁保持部材(2)、(2)を備えた載置台(1)と、前記包丁(20)の刃面を両側から弾発挟持しつつ回転して刃面を研磨加工する左右一対の研磨用砥石(3)、(3)とを備えた包丁研磨装置であって、前記した包丁保持部材 (2) (2) が、載置台 (1) 上に先端の押付面 (14d) (14d) との間に形成される包丁介入用の間隔がバネ (14b) (14b) によって常時狭められる方向に弾発されるように対向してセットされた筒状ブラケット (14a) (14a) に包丁 (20) の中間両面を支える押圧子 (2a) (2a) が立設されたものであることを特徴とする包丁研磨装置。
  2. 研磨砥石(3)が、包丁(20)の刃面角度に応じて研磨砥石(3)の傾斜角度を調整可能とされている請求項1に記載の包丁研磨装置。
  3. 研磨砥石(3)が、包丁(20)の刃面高さ及び厚みに応じて高さ及び左右一対の研磨用砥石(3)、(3)間の隙間を調整可能とされている請求項1または2に記載の包丁研磨装置。
  4. 研磨砥石(3)が、包丁(20)の刃面に応じて他の研磨砥石と交換できるよう構成されている請求項1または2または3に記載の包丁研磨装置。
  5. 研磨砥石(3)が、刃面の長手方向に対し回転中心をずらせて配置されている請求項1または2または3または4に記載の包丁研磨装置。
  6. 研磨砥石(3)を回動するモータ(7)には回転速度調整用のコンバータ(13)が接続されている請求項1または2または3または4または5に記載の包丁研磨装置。
  7. 筒状ブラケット (14a) は、バネ (14b) を内蔵した筒状ブラケット (14c) に交換自在に挿着することにより適度な弾発保持力を奏し、かつ包丁 (20) の厚みに応じて最適な弾発力を有する他の押圧部材と容易に交換できるよう構成されている請求項1または2または3または4または5または6に記載の包丁研磨装置。
  8. 包丁保持部材(2)を備えた載置台(1)は、ベース台(11)上を前後動する受け台(15)に包丁の長手方向に対し回動自在に枢着されている請求項1または2または3または4または5または6または7に記載の包丁研磨装置。
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