JP3709367B2 - プラント運転支援装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、化学製品製造プラント、石油化学製品製造プラント、石油精製プラント、鉄鋼製品プラント、食品製造プラント、紙パルプ製品製造プラント、医薬製品製造プラント、自動車製造プラント、機械製品製造プラント、電機製品製造プラントなどの各種製造プラントまたは発電プラント、廃棄物処理プラント等の運転を支援するプラント運転支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、製造プラントなどの運転を監視・制御するためには分散型制御システム(DCS)などの監視制御装置が用いられ、運転員は該監視制御装置を用いて前記製造プラントの監視および操作を行っている。この監視および操作は、前記製造プラントの運転状態、特に、製品を安定して製造している定常運転と、運転開始、停止などの非定常運転とではその内容が大きく異なる。すなわち、定常運転では、ほぼ同じ運転を長期間行っており、その間、運転員はほぼ同じ監視および操作を繰り返し行っているが、非定常運転は、発生頻度が少なく、さらに運転員の監視および操作の内容も定常運転時と異なり多いので、定常運転のように同じ監視および操作の繰り返しでは対応できない。そこで、運転員は、非定常運転の監視および操作の内容を間違えないように、紙に印字した確認操作書を見ながらその内容をチェックし、プラントの運転の確認操作を行っていた。このように、運転員は、定常運転ではほとんど使わない確認操作書を見ることに加えて、非定常運転の監視および操作の内容も定常運転時と異なり多いことから、大きな負担がかかっていた。
【0003】
そこで、この負担を軽減するものとして、上記プラントの運転の監視と確認操作の一部とを自動運転プログラムを利用して代行し、自動的に目標とする運転状態にプラントを制御するプラント運転支援装置が提案されている。
【0004】
このようなプラント運転支援装置として、例えば、特開2000−56824号公報のようなものが挙げられる。このプラント運転支援装置では、プラント運転手順、確認操作項目、および異常発生時の対応操作が文章で記憶されており、その文章が画面上に表示される。運転員は、該画面上に表示されたプラント運転手順などの文章を読みながら、その文章をマウスなどでクリック操作することでプラントの運転に必要な情報を画面に呼び出し、プラントの運転の確認操作を行うことができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のプラント運転支援装置は、運転員が紙に印字した確認操作書をチェックする必要はなくなったが、画面上に表示されたプラント運転手順などの文章を読みながらプラントの運転の確認操作を行うという負担は依然として残っている。
【0006】
また、上記プラント運転手順などの文章は、プラントの工程の進捗状況を示すものでなく、運転員は、さらにプラント運転支援装置とは別個に得られた情報を加味してプラントの工程の進捗状況などを把握することでプラントの運転の確認操作を行っていた。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、プラントの運転の確認操作および工程の進捗状況などに関する情報を分かりやすく表示させ、運転員と監視制御装置とが対話形式でプラントの運転を進められるようにすることにより、運転員に対する負担の軽減を図ったプラント運転支援装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、プラントの運転状態を画面上に表示することによって、前記プラントの半自動運転を支援するプラント運転支援装置において、 プラントを工程ごとに示した複数の工程表示ブロックと各工程に対応して表示され、自動化部分及び手動確認操作を有する半自動運転より手動確認操作の項目を選んで示す複数の確認操作ブロックとを工程順および確認操作順にそれぞれ配置したブロック図形式で画面内に表示する表示手段と、前記確認操作ブロックの表示形態を前記表示装置上で変更すること で前記手動確認操作の項目の確認を促す表示形態変更手段と、前記表示形態変更手段により確認を促された確認操作ブロックに対して該項目が確認済みであることを入力する第1入力手段と、各工程の運転手順に関するテキスト情報を記憶する記憶手段と、前記運転手順に関するテキスト情報を表示させるために前記工程表示ブロックに関連付けて設けられた第2入力手段と、を備え、前記表示手段は、前記第2入力手段による入力結果に基づいて、前記記憶手段に記憶された運転手順に関するテキスト情報を自動化部分と手動確認操作とを併せた状態で前記工程表示ブロックに対応して表示すると共に、前記第1入力手段による入力結果に基づいて前記表示形態変更手段が前記確認操作ブロックの表示形態をさらに変更して確認操作順に運転が進められる構成とされていることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、前記プラントの工程および確認操作項目がそれぞれブロック図形式で画面上に表示され、両方のブロックの表示形態がそれぞれプラントの運転の進捗状況に応じて変更される。これにより、運転員は前記工程および確認操作項目に関する進捗状態を容易に把握することができる。
【0010】
ここで、工程とは、プラントの「前処理」、「反応」、「精製」…などの大きな分類による工程だけでなく、この工程をさらに細分化した「原材料を仕込む」、「撹拌する」…などの操作手順を示す作業工程などを意味する。また、これらの工程は、必ずしも直列に処理される必要はなく、並列処理工程も含まれるまた半自動運転とは、プラントの自動運転に運転員が介在し、運転員が重要な操作の前に確認操作などの手動確認操作を行い、プラントの運転を進める場合をいう
【0011】
また前記確認操作項目の確認を促す情報を画面に表示させることで、運転員に対して確実に確認操作を行わせることができる。即ち、上述の手動確認操作の項目の確認を促す情報を画面に表示させたあとに、第1入力手段を用いて項目が確認済みであるか否かを入力させることにより、運転員は前記項目に対する確認操作を促され、確認操作忘れを防止することができる。ここで、第1入力手段としては、前記表示手段と操作卓とを別体とし、運転員がマウスなどのクリック操作または操作卓から直接入力することにより必要な情報を画面上に呼び出すことが一般的ではあるが、運転員の操作を簡単にするためにこれらを一体としたタッチパネル方式の表示装置を用いて、表示画面の必要箇所を直接指などで触れることにより必要な情報を画面上に呼び出すことも可能である。
【0012】
た、前記表示手段は、前記第2入力手段による入力結果に基づいて、前記記憶手段に記憶された対応する運転手順に関する情報を前記工程表示ブロックに関連付けて表示させる。これにより、運転員は、紙に印字した確認操作書などを見る必要がなく、画面上で前記運転手順を確認することができる。また、上記第2入力手段は、マウスなどのクリック操作による入力方式またはタッチパネル方式を用いることが好ましい。
【0013】
また、本発明は、前記運転手順に関するテキスト情報を表示する運転手順ウィンドウが、前記工程表示ブロックおよび前記確認操作ブロックを表示する進捗状況画面に重ねて表示するように構成される。このようにすると、運転手順に関するテキスト情報を同画面内に表示させながら進捗状況画面を確認することができる。
【0014】
また、本発明は、前記表示手段が、前記運転手順に関するテキスト情報を半自動運転の自動化部分と手動確認操作とを区別し表示形態を変えて表示するように構成され、たとえば色の変更または下線などを用いてそれぞれ区別するとよい。
【0015】
また、本発明は、前記表示手段が、それぞれ前記工程表示ブロックを少なくとも示す複数の第1階層画面と、該複数の第1階層画面に表示される複数の前記工程表示ブロックをまとめた上位ブロックで示す第2階層画面とから構成される複数の階層画面を選択的に表 示するように構成される。例えば、第2階層画面をプラントの全体工程とすれば、運転員は、前記プラントの全体工程が表示される画面および該全体工程を構成する個々の工程の進捗状況が表示される画面を切替えて表示させることにより容易に全体および個々の工程を把握することができる。さらに、前記工程表示ブロックの表示形態変更手段を併せて用いれば、プラントの全体工程の進捗状況を容易に把握することができる。
【0016】
また、本発明は、前記表示装置の画面には工程のプラント状態を示す数値情報を表示するように構成され、該数値情報としては監視に必要なプロセスの情報、たとえばバルブ開度、流量設定値などを表示すると好ましい。
【0017】
また、本発明は、前記工程表示ブロックが並列処理工程を有するプラントの工程を表してもよい。
【0018】
また、本発明は監視制御装置の監視・制御に関する機能の一部を実行するプラント運転補助用計算機をさらに備え、前記監視制御装置が前記表示手段および表示変更手段を備える。これにより、前記監視制御装置の記憶容量の制限を受けることなく大きなサイズの自動運転プログラムを実行することができる。さらに、従来より、プラント運転補助用計算機と監視制御装置とのそれぞれに表示されていたプラントの監視および操作に必要な情報が、前記監視制御装置にまとめて表示されることにより、運転員の負担を軽減することもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0020】
図1は、本実施の形態に係るプラント運転支援装置と該プラント運転支援装置が制御対象とするプラントとの全体構成例を示すブロック図である。図1において、プラント8は、任意のプラントであり、ここでは、単純な製造プラントとして例示してある。プラント8は、上流から下流に向けてタンク81、ポンプ83、手動弁89、流量計85および調節弁86などから構成されている。タンク81には該タンク81内の液面レベルを測定する液面計82が付設されている。また、プラント8は、プラント運転支援装置1を構成する後述の監視制御装置20と接続されており、プラント8の運転に関する信号を後述の監視制御装置20との間で送信または受信する。例えば、プラント8からは、ポンプの運転状態信号84、液面計82の液面指示値、流量計85の流量指示値などのプラント8の状態を示すプラント状態信号を送信する。また、後述の監視制御装置20からは、ポンプ83の起動信号88および調節弁86の開度出力信号87などのプラント8への操作指令を示すプラント操作指令信号を送信する。
【0021】
上述した簡単な構成のプラント8に基づき本発明に係るプラント運転支援装置1の構成および機能について以下説明する。
【0022】
図1に示されるように、プラント運転支援装置1は、前記プラント8の監視・制御を行う監視制御装置20と、該監視制御装置20の監視・制御の一部機能を実行するプラント運転補助用計算機10とから構成され、これらは通信可能に相互接続されている。
【0023】
監視制御装置20は、制御演算部20a、記憶部23、第1入出力装置27および第2入出力装置28などから構成されている。
【0024】
制御演算部20aは、記憶部23、第1入出力装置27、および第2入出力装置28と接続され、プラント8の監視および制御を行う。
【0025】
第1入出力装置27は、監視制御装置20を専用ケーブル91に接続し、プラント8と監視制御装置20との間の信号の入出力を行う。
【0026】
第2入出力装置28は、監視制御装置20をネットワーク92に接続し、プラント運転補助用計算機10と監視制御装置20との間の信号の入出力を行う。
【0027】
記憶部23は、プラント状態記憶部24、プラント操作指令記憶部25、および表示状態記憶部26などから構成される。プラント状態記憶部24は、第1入出力装置27を介して受信されたプラント8のプラント状態信号に関するプラント状態データ24a、24b…を記憶する。また、プラント操作指令記憶部25は、上記プラント操作指令信号に関するプラント操作指令データ25a、25b…を記憶している。また、表示状態記憶部26は、複数個の論理スイッチに関するON/OFFデータ26a、26b…を記憶している。
【0028】
また、監視制御装置20の外部には、表示装置21および操作卓22が設けられ、制御演算部20aと接続されている。該表示装置21は、タッチパネル方式の表示装置であり、後述のプラント8の運転の進捗状況画面211などを表示する。なお、表示装置21および操作卓22は、ここでは、監視制御装置20の外部に接続されているが、監視制御装置20の内部に組み込んでも構わない。
【0029】
この構成により、制御演算部20aは、プラント8から第1入出力装置27を介して入力された上記プラント状態信号を受信したあとプラント状態記憶部24にプラント状態データ24a、24b…として記憶する。さらに、制御演算部20aは、プラント状態記憶部24に記憶されているプラント状態データ24a、24b…に基づいて、操作指令値を演算し、演算結果に基づいてプラント操作指令記憶部25に記憶されているプラント操作指令データ25a、25b…を書き換え、該プラント操作指令データ25a、25b…をプラント8に第1入出力装置27を介して上記プラント操作指令信号として送りプラント8を運転制御している。
【0030】
一方、前記プラント運転補助用計算機10は、演算部10a、記憶部13および入出力装置14などを備えている。また、プラント運転補助用計算機10の外部には、表示装置11および操作卓12が設けられ、演算部10aと接続されている。なお、表示装置11および操作卓12は、ここでは、プラント運転補助用計算機10の外部に接続されているが、プラント運転補助用計算機10の内部に組み込んでも構わない。
【0031】
演算部10aは、記憶部13と入出力装置14とに接続され、上記監視制御装置20の監視・制御の機能の一部を代行している。
【0032】
入出力装置14は、プラント運転補助用計算機10をネットワーク92と接続し、プラント運転補助用計算機10と監視制御装置20との間の信号の入出力を行う。
【0033】
記憶部13は、プラント8の自動運転プログラム13pなどを記憶している。
この自動運転プログラム13pは、プラント8の運転制御などに関するプログラムである。
【0034】
この構成により、演算部10aは、監視制御装置20から第2入出力装置28を介して入力されたプラント状態記憶部24のプラント状態データおよび表示状態記憶部26のON/OFFデータに基づいて、自動運転プログラム13pを実行し、監視制御装置20の表示状態記憶部26に記憶されている論理スイッチに関するON/OFFデータ26a、26b…の書き換えなどを行う。厳密には、演算部10aが、直接表示状態記憶部26に記憶されている論理スイッチに関するON/OFFデータを書き換えるのではなく、プラント運転補助用計算機10から送信される出力信号に基づき、監視制御装置20が、表示状態記憶部26に記憶されている論理スイッチに関するON/OFFデータ26a、26b…を書き換える。この書き換えられた論理スイッチに関するON/OFFデータ26a、26b…に基づき、監視制御装置20が、後述の進捗状況画面211の工程表示ブロックの表示形態を変更するなど、画面の制御を行う。さらに、プラント運転補助用計算機10は、論理スイッチに関するON/OFFデータ26a、26b…に基づき、監視制御装置20のプラント操作指令記憶部25に記憶されているプラント操作指令データ25a、25b…を書き換え、このプラント操作指令データ25a、25b…に基づき、監視制御装置20が出力信号をプラント8に送り、プラント8の運転制御を行う。
【0035】
このように、プラント8およびプラント運転補助用計算機10からの情報は、全て監視制御装置20に集められ、監視制御装置20の表示装置21に表示される。これにより、運転員は、プラント運転補助用計算機10の表示装置11および操作卓12を用いての監視または操作をする必要はなくなる。
【0036】
なお、上述の自動運転プログラム13pのサイズを小さくできる場合においては、プラント運転補助用計算機10の機能を監視制御装置20に組み込み一体とすることができる。
【0037】
次に、本実施の形態に係る監視制御装置20の表示装置21に表示される各画面が有する機能について説明する。
【0038】
図2は、プラント8の運転の進捗状況を表す進捗状況画面211の一例である。なお、説明の便宜上、この例では、プラント8の工程を工程A、工程B、工程Cおよび工程Dの4つに区分している。
【0039】
進捗状況画面211は、スタートのブロック31s、工程Aの工程表示ブロック310、工程Bの工程表示ブロック320、工程Cの工程表示ブロック330、工程Dの工程表示ブロック340および終了のブロック31eが工程順に直列および並列に並べられ、各ブロックは直線で接続したブロック図形式で構成されている。
【0040】
また、工程Aの工程表示ブロック310の左側には丸印で表した運転手順確認ボタンHaが設けられ、さらに工程Aの工程表示ブロック310の右側には確認操作ブロック311〜314が確認操作順に並べられている。同様に、工程Bの工程表示ブロック320の左右には、それぞれ運転手順確認ボタンHbと確認操作ブロック321〜323とが、工程Cの工程表示ブロック330の左右には、それぞれ運転手順確認ボタンHcと確認操作ブロック331〜333とが、および工程Dの工程表示ブロック340の左右には、それぞれ運転手順確認ボタンHdと確認操作ブロック341〜342とが設けられている。
【0041】
さらに、ここでは、工程Aの確認操作ブロック314の右側には、工程Aに関係のあるプラント8のプラント状態を示す流量および液面が表示されている。同様に、工程Bの確認操作ブロック323の右側には、工程Bに関係のあるプラント8のプラント状態を示す温度が表示されている。これにより、プラント8の運転の進捗状況と合わせてプラント8の運転状態を把握することできる。
【0042】
また、上述の工程表示ブロック310〜340および確認操作ブロック311〜314、321〜323、331〜333、341〜342は、プラントの運転の進捗に合わせて表示色が変更される。具体的には、プラント8の運転が開始されると、スタートのブロック31sが実行中を示す色に変更されるとともに進捗状況画面211の工程Aの工程表示ブロック310も実行中を示す色に変更され、工程Aが運転中であることが示される。同時に、「現場確認済み」の確認操作ブロック311が、確認操作の要求を示す別の色に変更される。このような表示色の変更により、運転員にプラント8の事前準備確認または安全確認などの現場確認をするように促す。この表示色の変更に従い、運転員が、工程Aに係る現場確認を済ませたあと、確認操作ブロック311を指などで触れると、図3に示すような操作確認ダイアログ60が進捗状況画面211の一部に重ねて表示される。ここでは、操作確認ダイアログ60は、ONボタン61aとOFFボタン61bとから構成されている。そして、運転員は、ONボタン61aを指などで触れると、確認操作ブロック311が、確認済みであることを示すさらに別の色に変更され、工程Aに係る現場確認が完了したことになる。なお、操作確認ダイアログ60は、ここに示したダイアログボックス形式に限定するものではない。そして、「現場確認済み」の確認操作ブロック311が確認済みであることを示すさらに別の色に変更されたあと、「ポンプ起動前確認」の確認操作ブロック312が同様の確認操作の要求をする。同様に、工程Aの工程表示ブロック310に連なる各確認操作ブロック312〜314の順番で処理が進められ工程Aが終了する。そして、工程Aの工程表示ブロック310が確認済みであることを示す別の色に変更される。
【0043】
以上のように、工程Bの工程表示ブロック320に連なる各確認操作ブロック321〜323、工程Cの工程表示ブロック330に連なる各確認操作ブロック331〜333または工程Dの工程表示ブロック340に連なる各確認操作ブロック341〜342の順番で処理が進められ、最後に終了のブロック31eに達したところでプラント8の一連の工程が終了する。このようにプラント8の工程の進捗状況に関する情報および確認操作を促す情報が画面上に表示されることにより、運転員は、対話形式で確認操作を行うことができるようになっている。
【0044】
また、工程Cおよび工程Dのように並列処理工程の工程表示ブロック330、340を画面上に表示させることもできる。これにより、プラント8の複雑な運転手順を前後関係または並列処理関係も含めて分かりやすく表示させることができる。
【0045】
なお、本実施の形態では、ブロックの表示形態変更手段として表示色の変更で表示する例を示したが、点滅、または点滅と色変更とを組合わせるなどの方法も使用することが可能である。
【0046】
また、運転員が、進捗状況画面211に示す工程Aに対応する運転手順確認ボタンHaを指などで触れることにより、図4に示すような工程Aに関する運転手順ウィンドウ70が、進捗状況画面211に重ねて表示される。ここでは、工程Aに関する運転手順ウィンドウ70を一例としてとりあげたが、その他の工程B〜Dに関する運転手順ウィンドウ70も同様に表示させることができる。この運転手順ウィンドウ70は、運転員に対してプラント8の確認操作を促し、確実にプラント8の確認操作を行わせることができる。
【0047】
図示するように、「(1)チェックシートNO.1に従い、現場確認実施」、「(2)ポンプ起動準備整えば起動前確認をONする」および「(3)ポンプ正常起動ならば吐出弁を開け確認ON」などの運転手順が、操作順に配置してある。さらに、プラント8の運転操作において、半自動運転の自動化部分または手動確認操作の区別を明確に示すために、「(4)CVが30%まで徐々に開く」のように半自動運転の自動化部分に関する文章に下線を付けてある。なお、本実施の形態では、半自動運転の自動化部分に関する文章に下線を付けてあるが、表示色の変更などの方法によって半自動運転自動化部分と手動確認操作とを識別表示することもできる。
【0048】
図5は、図2に示したプラント8の運転の進捗状況画面211の上位階層画面212を表示する例である。この例では、上位階層画面212は、プラント8およびプラント8以外の同等または類似の他のプラントの運転の進捗状況を示しており、ここでは、プラント8およびその他のプラントを説明の都合上、それぞれ「系列1」、「系列2」、「系列3」と称する。なお、系列数に関しては、3系列に限るものではない。プラントの全体構成により系列数は決められる。
【0049】
上位階層画面212において、系列1の系列表示ブロック30、系列2の系列表示ブロック40および系列3の系列表示ブロック50が縦に配置され、各系列の右側には、関連する工程表示ブロック310〜340,410〜430,510〜530が工程順に並べて配置されている。
【0050】
各系列の系列表示ブロック30、40、50および工程表示ブロック310〜340、410〜430、510〜530は、プラント8の運転の進捗状況に合わせて表示色が変更される。例えば、系列1の系列表示ブロック30および工程Aの工程表示ブロック310の表示色が実行中を示す色に変更されている場合、運転員は、表示色が実行中を示す色に変更された工程表示ブロック310を指などで触れることにより、図2に示す進捗状況画面211が表示される。なお、工程表示ブロック310の表示色が実行中を示す色に変更されていなくても、運転員は必要に応じて、工程表示ブロック310を指などで触れることにより、図2に示す進捗状況画面211を表示させることもできる
【0051】
【発明の効果】
本発明に係る前記プラント運転支援装置によれば、プラントの半自動運転の手動確認操作および工程の進捗状況などに関する情報が分かりやすく表示され、運転員と監視制御装置とが対話形式でプラントの運転を進められるようにしてあるので、運転員に対する負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプラント運転支援装置と該装置が制御対象とするプラントとの全体構成例を示す図である。
【図2】 プラント運転の進捗状況画面である。
【図3】 操作確認ダイアログを呼出した状態のプラント運転の進捗状況画面である。
【図4】 運転手順ウィンドウを呼出した状態のプラント運転の進捗状況画面である。
【図5】 図2の上位階層画面であるプラント全体の運転進捗状況画面である。
【符号の説明】
1 プラント運転支援装置
8 プラント
10 プラント運転補助用計算機
20 監視制御装置
211 進捗状況画面
60 操作確認ダイアログ
70 運転手順ウィンドウ
310〜340 工程表示ブロック
410〜430 工程表示ブロック
510〜530 工程表示ブロック
311〜314 確認操作ブロック
321〜323 確認操作ブロック
331〜333 確認操作ブロック
341〜342 確認操作ブロック
30〜50 系列表示ブロック

Claims (6)

  1. プラントの運転状態を画面上に表示することによって、前記プラントの半自動運転を支援するプラント運転支援装置において、
    プラントを工程ごとに示した複数の工程表示ブロックと各工程に対応して表示され、自動化部分及び手動確認操作を有する半自動運転より手動確認操作の項目を選んで示す複数の確認操作ブロックとを工程順および確認操作順にそれぞれ配置したブロック図形式で画面内に表示する表示手段と
    記確認操作ブロックの表示形態を前記表示装置上で変更することで前記手動確認操作の項目の確認を促す表示形態変更手段と
    前記表示形態変更手段により確認を促された確認操作ブロックに対して該項目が確認済みであることを入力する第1入力手段と、
    各工程の運転手順に関するテキスト情報を記憶する記憶手段と、
    前記運転手順に関するテキスト情報を表示させるために前記工程表示ブロックに関連付けて設けられた第2入力手段と、を備え、
    前記表示手段は、前記第2入力手段による入力結果に基づいて、前記記憶手段に記憶された運転手順に関するテキスト情報を自動化部分と手動確認操作とを併せた状態で前記工程表示ブロックに対応して表示すると共に、前記第1入力手段による入力結果に基づいて前記表示形態変更手段が前記確認操作ブロックの表示形態をさらに変更して確認操作順に運転が進められる構成とされていることを特徴とするプラント運転支援装置。
  2. 請求項1記載のプラント運転支援装置において、前記運転手順に関するテキスト情報を表示する運転手順ウィンドウが、前記工程表示ブロックおよび前記確認操作ブロックを表示する進捗状況画面に重ねて表示するように構成されていることを特徴とするプラント運転支援装置。
  3. 請求項1または2記載のプラント運転支援装置において、前記表示手段は、前記運転手順に関するテキスト情報を半自動運転の自動化部分と手動確認操作とを区別し表示形態を変えて表示するように構成されていることを特徴とするプラント運転支援装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のプラント運転支援装置において、前記表示手段は、それぞれ前記工程表示ブロックを少なくとも示す複数の第1階層画面と、該複数の第1階層画面に表示される複数の前記工程表示ブロックをまとめた上位ブロックで示す第2階層画面とから構成される複数の階層画面を選択的に表示するように構成されていることを特徴とするプラント運転支援装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のプラント運転支援装置において、前記表示装置の画面には工程のプラント状態を示す数値情報を表示するように構成されていることを特徴とするプラント運転支援装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のプラント運転支援装置において、前記工程表示ブロックが並列処理工程を有するプラントの工程を表すことを特徴とするプラント運転支援装置。
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