JP3708868B2

JP3708868B2 - tire

Info

Publication number: JP3708868B2
Application number: JP2001382061A
Authority: JP
Inventors: 忠雄松本
Original assignee: Sumitomo Rubber Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date: 2001-12-14
Filing date: 2001-12-14
Publication date: 2005-10-19
Anticipated expiration: 2021-12-14
Also published as: JP2003182317A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サイドウォール表面に、細溝を並設してなるセレーション模様の装飾部を設けたタイヤにおいて、その細溝内に深さを違えた表示溝部を設けることにより該表示溝部によって標章を表示させたタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
タイヤのサイドウォール表面には、図７（Ａ）、（Ｂ）に例示するように、文字、数字、図形などからなる標章ａの視認性を高めるために、一般に、細溝ｂを並設することにより該細溝ｂ、ｂ間で立ち上がるリッジ状体ｃから形成されるセレーションからなる帯状の装飾部ｅを、標章ａの背景として形成するとともに、前記標章ａを、リッジ状体ｃよりもタイヤ外方に突出する高いリブ要素ａ１で構成し、このリブ要素ａ１の表面を平滑面、或いは装飾部ｅとは異なるセレーション模様で形成するなどの工夫が施されている。
【０００３】
しかしながら、サイドウォールは、走行に際して最も屈曲変形しやすい部位の一つであり、従って、リブ要素ａ１からなる従来の標章ａを多用した場合には、屈曲疲労によって標章表面にクラック等が生じやすくなるため、見映えや耐久性の低下傾向を招く。また標章ａ内に、高いリブ要素ａ１で囲まれる袋状部ｄが形成されるため、泥はけ性が悪くなり、汚れが落ちにくいという問題もある。
【０００４】
又タイヤには、表示させる標章ａとして、商標やメーカ名に加え、規格に基づき義務づけられたものなど多くのものがあるが、これら全てをリブ要素ａ１で形成した場合には、視認性に大きな強弱を付与することが難しく、全体として雑然とした外観となるなど、最も強調したい標章への視認性が逆に低下する傾向ともなっている。
【０００５】
そこで本発明は、リッジ状部の間の細溝内に、この細溝の深さを違えた表示溝部を、標章又はその輪郭に沿って設けることを基本として、クラック等の発生を防止しかつ泥はけ性を高めうるとともに、他の従来的な標章との間に、視認性に大きな強弱を付与することができるタイヤの提供を目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本願請求項１の発明は、タイヤのサイドウォール表面に、細溝を並設することにより該細溝間で立ち上がるリッジ状体から形成されるセレーションからなりかつ周方向にのびる装飾部を形成するとともに、
前記装飾部は、標章として、強い視認性が要求される第１の標章５Ａと、この第１の標章５Ａよりも弱い視認性が要求される第２の標章５Ｂとを含み、
前記第１の標章は、前記サイドウォール表面から突出するリブ要素を設けることにより、凸標章を表示する凸標章表示部を形成するとともに、
前記第２の標章は、前記細溝内に、この細溝の深さよりも浅い表示溝部を、前記サイドウォール表面に表示する標章又はその輪郭に沿って設けることにより、前記標章を表示する標章表示部を形成し、
この表示溝部は、該表示溝部の溝底部を平面で形成することにより浅くし、しかも各リッジ状体の頂部を連ねた仮想面は、前記サイドウォール表面と実質的に同一な面として構成されたことを特徴とする。
【０００７】
又請求項２の発明では、前記リッジ状体が、溝底部には平面からなる底面部を具えないことを特徴とする請求項１記載のタイヤ。
【０００８】
又請求項３の発明では、前記リッジ状体は、前記標章の輪郭に沿って形成されることにより該標章を強調する途切れ部を設けたことを特徴としている。
【０００９】
【請求項４】
又請求項４の発明では、前記凸標章部が、その表面を平滑面としたことを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図１は、本発明のタイヤのサイドウォールを示す側面図である。
図１において、タイヤ１は、そのサイドウォール表面２Ｓに、セレーション３からなる装飾部４と、この装飾部４を背景として形成される例えば文字、数字、図形などからなる標章５とを設けている。
【００１１】
前記装飾部４は、タイヤ軸心廻りを周方向にのびる帯状体であり、本例では、タイヤ一周に亘って連続してのびる環状のものを例示しているが、タイヤ一周のうちの一部分、或いは複数部分に配される円弧状であってもよい。
【００１２】
又前記装飾部４をなすセレーション３は、その断面を図２に拡大して示するように、前記サイドウォール表面２Ｓに、細溝６を並設することによりこの細溝６、６間で立ち上がるリッジ状体７によって形成される。このリッジ状体７として、従来的な種々の断面形状のものが使用しうるが、本例の如く、頂角αが例えば略９０°程度の三角形状断面、或いはその頂部を面取りした台形状断面のものが好ましく用いうる。なおリッジ状体７は、前述の如く、サイドウォール表面２Ｓに凹設される細溝６の間の陸部として形成されることから、各リッジ状体７の頂部を連ねた仮想面は、前記サイドウォール表面２Ｓと実質的に同一な面として構成される。
【００１３】
又前記リッジ状体７は、図３に示す如く、タイヤの半径方向線Ｒに対して一定の角度θを有して配列し、これによって隣接するリッジ状体７とは略平行な縦縞模様の前記セレーション３を形成する。
【００１４】
このとき、前記リッジ状体７は、一定のピッチ間隔Ｐで配列することが好ましく、装飾部４の半径方向内縁位置４ａにおける前記ピッチ間隔Ｐは、標章５の視認性の観点から、０．６〜１．５mmの範囲が好ましい。又リッジ状体７の前記角度θとしては、０±４５°（−４５°〜＋４５°）の範囲が好ましく、この範囲を超えると、前記リッジ状体７が傾斜し過ぎ、金型への切削加工を難しいものとする他、装飾部４の半径方向内外縁の間で、ピッチ間隔Ｐの差が大きくなるなど標章５の視認性に不利となる。本例では、前記角度θを略２０°としたものを例示している。
【００１５】
次に本実施形態では、図２、４に示す如く、前記細溝６内に、この細溝６の深さｈａと違えた表示溝部９を、前記標章５又はその輪郭に沿って設けることにより、該表示溝部９によって標章５を表示する標章表示部１０を形成している。
【００１６】
ここで、前記標章５として、図１の如く、強い視認性が要求される例えば「ＤＰＮＬＧＲ」、「ＵＯＡＳＰＣ」などの文字列からなる第１の標章５Ａと、この第１の標章５Ａよりも弱い視認性が要求される例えば「ＳＴＵＤＬＥＳＳ」、「２６５／７０Ｒ１６」などの文字列からなる第２の標章５Ｂとを含む。そして、このうちの第２の標章５Ｂを、前記表示溝部９からなる標章表示部１０によって表示している。
【００１７】
この表示溝部９としては、その深さｈｂを細溝６の深さｈａよりも浅くした、浅底部分として形成することが、前記ピッチ間隔Ｐを一定とする上で有利であり、又タイヤの耐久性の観点からも好ましい。なお表示溝部９の前記深さｈｂは、前記細溝の深さｈａの３０〜７０％の範囲が、視認性を確保する上で好ましい。
【００１８】
さらに、図４に示すように、表示溝部９の溝底部を平面で形成し、リッジ状体７の溝底部には平面からなる底面部を有しない形状とすることが、視認性を向上させるために有効である。
【００１９】
またこのように前記表示溝部９が、第２の標章５Ｂに沿って設けられることにより、標章表示部１０は、標章全体が細溝６の溝底から***した外観で表示している。なお前記表示溝部９を、第２の標章５Ｂの輪郭に沿う輪郭線状に形成することもでき、かかる場合には、標章表示部１０は、標章５Ｂを袋文字状に表示しうる。
【００２０】
しかし、何れの場合にも、標章表示部１０は、その外表面が、装飾部４と同一模様かつ同高さ位置のセレーションで覆われる。従って、視認性が弱い反面、見る角度によって、標章５Ｂが出現したり喪失したり、隠し文字状に見映えが変化するなど意外性に富み、見る者に強い印象を付与しうる。
【００２１】
又表示溝部９がリッジ状体７の頂部よりも低いため、屈曲疲労によって標章５Ｂにクラックが発生することがなく、見映えや耐久性の低下を防止しうる。又標章５Ｂ内に従来的な袋状部ｄ（図７（Ａ）に示す）がないため、泥はけ性が良く汚れが落ち易いなど、タイヤの手入れを容易とする。
【００２２】
なお図５に示す如く、前記標章表示部１０には、その視認性を高めるために、前記リッジ状体７に、前記標章５Ｂの輪郭に沿って形成されることにより該標章５Ｂを強調する途切れ部１１を設けることもできる。
【００２３】
又要求により、前記細溝６内に、さらに、細溝６及び表示溝部９とは深さを違えたサブ表示溝部（図示しない）を、前記標章５Ｂとは異なるサブ標章又はその輪郭線に沿って形成することにより、サブ標章を表示するサブ標章表示部を形成することもできる。このとき、前記サブ表示溝部を前記表示溝部９内に形成することもでき、かかる場合には、標章５Ｂ内に他のサブ標章が表示されることとなる。
【００２４】
次に、前記第１の標章５Ａは、従来と同様、図６に示す如く、サイドウォール表面２Ｓから突出するリブ要素１２により表示される。即ち、前記リブ要素１２を標章５Ａに沿って形成することにより、該標章５Ａを凸標章１３として表示する凸標章表示部１４を形成している。このとき、前記リブ要素１２を平滑面で形成することにより、前記標章５Ａ（凸標章１３）を、非セレーションとすることが好ましい。これにより、標章５Ａ、５Ｂ間の視認性に大きな強弱が付与され、強い視認性が要求される第１の標章５Ａを、いっそう強調することが可能となる。
なお図６に一点鎖線で示す如く、要求により、前記標章５Ａ（凸標章１３）の表面に、前記セレーション３とは異なる模様のセレーション１５を形成しても良い。
【００２５】
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【００２６】
【発明の効果】
叙上の如く本発明は、装飾部をなすリッジ状部の間の細溝内に、この細溝の深さを違えた表示溝部を、標章又はその輪郭に沿って設け、これによって標章表示部を形成している。従って、クラック等の発生を防止しうるとともに、泥はけ性を高めることができる。
【００２７】
しかも、他の従来的な標章との間に、視認性に大きな強弱を付与することができ、整然としたデザイン設計を高い自由度を有して行いうるとともに、最も強調したい標章への視認性が高めることができる。又標章表示部は、隠し文字状に見る角度によって見映えが変化するため、意外性に富み、見る者に強い印象を付えことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例のタイヤのサイドウォールを示す側面図である。
【図２】セレーションを細溝及びリッジ状体とともに示す断面図である。
【図３】リッジ状体の配列状体を説明する側面図である。
【図４】表示溝部による標章表示部の形成状態を概念的に示す斜視図である。
【図５】標章表示部の他の例を、概念的に示す斜視図である。
【図６】リブ要素１２による凸標章表示部の形成状態を概念的に示す断面図である。
【図７】（Ａ）、（Ｂ）は、従来タイヤの標章を説明する側面図、及び斜視図である。
【符号の説明】
１タイヤ
２Ｓサイドウォール表面
３セレーション
４装飾部
５Ｂ標章
６細溝
７リッジ状体
９表示溝部
１０標章表示部
１１途切れ部
１２リブ要素
１３凸標章
１４凸標章表示部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a tire provided with a serrated pattern decoration portion formed by arranging narrow grooves in parallel on the sidewall surface, and by providing a display groove portion having a different depth in the narrow groove, the mark is formed by the display groove portion. It relates to a tire that is displayed.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
As shown in FIGS. 7A and 7B, in order to improve the visibility of the mark a made up of letters, numbers, figures, etc., generally, a narrow groove b is provided in parallel on the tire sidewall surface. As a result, a band-shaped decorative portion e made of serrations formed from a ridge-shaped body c rising between the narrow grooves b, b is formed as a background of the mark a, and the mark a is converted into the ridge-shaped body c. In other words, the rib element a1 protrudes outward from the tire, and the rib element a1 has a smooth surface or a serration pattern different from the decorative part e.
[0003]
However, the sidewall is one of the parts that are most likely to be bent and deformed during traveling. Therefore, when the conventional mark a made up of the rib element a1 is frequently used, cracks and the like are generated on the surface of the mark due to bending fatigue. Since it becomes easy, the appearance and durability tend to decrease. Moreover, since the bag-shaped part d enclosed by the high rib element a1 is formed in the mark a, there is also a problem that the mud repellency is deteriorated and the dirt is difficult to be removed.
[0004]
In addition, there are many tires, such as those required based on the standard in addition to trademarks and manufacturer names, as a mark a to be displayed. When all of these are formed with the rib element a1, visibility is improved. Visibility to the mark that is most emphasized tends to decrease, for example, it is difficult to give large strength and weakness and the overall appearance is cluttered.
[0005]
Therefore, the present invention prevents the occurrence of cracks or the like on the basis of the provision of display grooves having different depths in the narrow grooves between the ridge-shaped portions along the mark or its outline. In addition, the object is to provide a tire that can enhance the mud-repelling property and can give a large or weak visibility to other conventional marks.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention of claim 1 of the present application comprises a serration formed from a ridge-like body that rises between the narrow grooves by arranging the narrow grooves in parallel on the sidewall surface of the tire, and in the circumferential direction. While forming a decorative part that stretches,
The decorative portion includes, as a mark, a first mark 5A that requires strong visibility and a second mark 5B that requires weaker visibility than the first mark 5A.
The first mark is provided with a rib element protruding from the sidewall surface, thereby forming a convex mark display portion for displaying a convex mark,
The second mark is displayed in the narrow groove by providing a display groove portion shallower than the depth of the narrow groove along the mark displayed on the sidewall surface or the outline thereof. the mark display unit for forming,
The display groove portion is made shallow by forming the groove bottom portion of the display groove portion in a plane, and the virtual surface connecting the top portions of the ridge-like bodies is configured as a surface substantially the same as the sidewall surface . It is characterized by that.
[0007]
According to a second aspect of the present invention, in the tire according to the first aspect, the ridge-shaped body does not have a flat bottom surface at the bottom of the groove .
[0008]
According to a third aspect of the present invention, the ridge-like body is formed along the outline of the mark, thereby providing a discontinuity for emphasizing the mark.
[0009]
[Claim 4]
According to a fourth aspect of the present invention, the convex mark portion has a smooth surface .
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a side view showing a sidewall of a tire according to the present invention.
In FIG. 1, a tire 1 is provided with a decorative portion 4 made of a serration 3 and a mark 5 made of, for example, letters, numbers, figures, etc. formed on the side wall surface 2S with the decorative portion 4 as a background. Yes.
[0011]
The decorative portion 4 is a belt-like body extending around the tire axis in the circumferential direction, and in this example, an annular shape extending continuously over the circumference of the tire is exemplified, but a part of the circumference of the tire, Or the circular arc shape distribute | arranged to several parts may be sufficient.
[0012]
The serration 3 forming the decorative portion 4 rises between the narrow grooves 6 and 6 by arranging the narrow grooves 6 on the side wall surface 2S in parallel as shown in FIG. It is formed by the ridge 7. As the ridge-like body 7, those having various conventional cross-sectional shapes can be used. As in this example, a triangular cross-section with an apex angle α of about 90 °, for example, or a trapezoidal cross-section with a chamfered top. Can be preferably used. Since the ridge-like body 7 is formed as a land portion between the narrow grooves 6 provided in the sidewall surface 2S as described above, the virtual surface connecting the tops of the ridge-like bodies 7 is The surface is substantially the same as the sidewall surface 2S.
[0013]
Further, as shown in FIG. 3, the ridge-like body 7 is arranged with a constant angle θ with respect to the radial line R of the tire, whereby a vertical stripe pattern substantially parallel to the adjacent ridge-like body 7 is formed. The serration 3 is formed.
[0014]
At this time, the ridge-like bodies 7 are preferably arranged at a constant pitch interval P. The pitch interval P at the radially inner edge position 4 a of the decorative portion 4 is set to 0. 0 from the viewpoint of the visibility of the mark 5. A range of 6 to 1.5 mm is preferred. The angle θ of the ridge-like body 7 is preferably in the range of 0 ± 45 ° (−45 ° to + 45 °). If this range is exceeded, the ridge-like body 7 is excessively inclined and cutting into the mold is performed. In addition to making the processing difficult, it is disadvantageous for the visibility of the mark 5 such that the difference in the pitch interval P is large between the inner and outer edges in the radial direction of the decorative portion 4. In this example, the angle θ is set to approximately 20 °.
[0015]
Next, in the present embodiment, as shown in FIGS. 2 and 4, a display groove portion 9 different from the depth ha of the narrow groove 6 is provided in the narrow groove 6 along the mark 5 or its outline. Thus, a mark display portion 10 for displaying the mark 5 is formed by the display groove portion 9.
[0016]
Here , as the mark 5, as shown in FIG. 1, a first mark 5A composed of a character string such as “DPNLGR”, “UOASPC”, etc., which requires strong visibility, and the first mark 5A. And a second mark 5B made of a character string such as “STUDLESS” or “265 / 70R16”, which requires weaker visibility . Then, it is displayed by the mark display portion 10 to the second mark 5B of this, made from the display groove 9.
[0017]
It is advantageous to form the display groove portion 9 as a shallow bottom portion having a depth hb shallower than the depth ha of the narrow groove 6 in order to make the pitch interval P constant. It is also preferable from the viewpoint of durability. The depth hb of the display groove 9 is preferably in the range of 30 to 70% of the depth ha of the narrow groove in order to ensure visibility.
[0018]
Further, as shown in FIG. 4, it is possible to improve the visibility by forming the bottom of the display groove 9 in a plane and forming the bottom of the ridge-like body 7 without a flat bottom. It is effective for.
[0019]
In addition, as described above, the display groove portion 9 is provided along the second mark 5 </ b> B, so that the mark display portion 10 is displayed with an appearance in which the entire mark is raised from the groove bottom of the narrow groove 6. . The display groove 9 can also be formed in a contour line along the contour of the second mark 5B. In such a case, the mark display part 10 can display the mark 5B in a bag character shape. .
[0020]
However, in any case, the outer surface of the mark display unit 10 is covered with a serration having the same pattern and the same height as the decoration unit 4. Therefore, although the visibility is weak, the mark 5B appears or disappears depending on the viewing angle, and the appearance changes to a hidden character shape, which is surprising and can give a strong impression to the viewer.
[0021]
Further, since the display groove portion 9 is lower than the top portion of the ridge-shaped body 7, the mark 5B does not crack due to bending fatigue, and appearance and durability can be prevented from being deteriorated. In addition, since there is no conventional bag-shaped portion d (shown in FIG. 7A) in the mark 5B, the tire can be easily maintained, such as being easy to remove mud and dirt.
[0022]
As shown in FIG. 5, the mark display unit 10 is formed on the ridge 7 along the contour of the mark 5B so as to enhance the visibility. It is also possible to provide an interrupted portion 11 to be emphasized.
[0023]
If necessary, a sub display groove portion (not shown) having a depth different from that of the narrow groove 6 and the display groove portion 9 may be provided in the narrow groove 6 or a sub mark different from the mark 5B or its outline. The sub-mark display part for displaying the sub-mark can also be formed by forming along the line. At this time, the sub display groove portion can be formed in the display groove portion 9, and in such a case, another sub mark is displayed in the mark 5B.
[0024]
Next, the first mark 5A is displayed by rib elements 12 protruding from the sidewall surface 2S as shown in FIG. That is, by forming the rib element 12 along the mark 5A, the convex mark display portion 14 for displaying the mark 5A as the convex mark 13 is formed. At this time, it is preferable that the mark 5A (convex mark 13) is made non-serrated by forming the rib element 12 with a smooth surface. As a result, the visibility between the marks 5A and 5B is greatly increased, and the first mark 5A that requires strong visibility can be further emphasized.
In addition, as shown by a one-dot chain line in FIG. 6, a serration 15 having a pattern different from that of the serration 3 may be formed on the surface of the mark 5A (convex mark 13) as required.
[0025]
As mentioned above, although especially preferable embodiment of this invention was explained in full detail, this invention is not limited to embodiment of illustration, It can deform | transform and implement in a various aspect.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, display grooves having different depths of the narrow grooves are provided in the narrow grooves between the ridge-shaped portions forming the decorative portion along the mark or the outline thereof, thereby the mark. A display portion is formed. Therefore, generation | occurrence | production of a crack etc. can be prevented and mud repellency can be improved.
[0027]
In addition, the visibility can be greatly increased between other conventional marks, and an orderly design can be performed with a high degree of freedom, and the visibility to the mark that you want to emphasize most is visible. Sexuality can be increased. Moreover, since the appearance of the mark display portion changes depending on the angle viewed in the form of a hidden character, it is rich in surprise and can give a strong impression to the viewer.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a sidewall of a tire according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing serrations along with narrow grooves and ridges.
FIG. 3 is a side view for explaining an array of ridge-like bodies.
FIG. 4 is a perspective view conceptually showing a formation state of a mark display portion by a display groove portion.
FIG. 5 is a perspective view conceptually showing another example of a mark display section.
FIG. 6 is a cross-sectional view conceptually showing a formation state of a convex mark display portion by rib elements 12;
7A and 7B are a side view and a perspective view for explaining a mark of a conventional tire.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Tire 2S Side wall surface 3 Serration 4 Decoration part 5B Mark 6 Fine groove 7 Ridge-like body 9 Display groove part 10 Mark display part 11 Discontinuity part 12 Rib element 13 Convex mark 14 Convex mark display part

Claims

タイヤのサイドウォール表面に、細溝を並設することにより該細溝間で立ち上がるリッジ状体から形成されるセレーションからなりかつ周方向にのびる装飾部を形成するとともに、
前記装飾部は、標章として、強い視認性が要求される第１の標章５Ａと、この第１の標章５Ａよりも弱い視認性が要求される第２の標章５Ｂとを含み、
前記第１の標章は、前記サイドウォール表面から突出するリブ要素を設けることにより、凸標章を表示する凸標章表示部を形成するとともに、
前記第２の標章は、前記細溝内に、この細溝の深さよりも浅い表示溝部を、前記サイドウォール表面に表示する標章又はその輪郭に沿って設けることにより、前記標章を表示する標章表示部を形成し、
この表示溝部は、該表示溝部の溝底部を平面で形成することにより浅くし、しかも各リッジ状体の頂部を連ねた仮想面は、前記サイドウォール表面と実質的に同一な面として構成されたことを特徴とするタイヤ。The side wall surface of the tire is formed of a serration formed from a ridge-like body that rises between the narrow grooves by arranging the narrow grooves, and a decorative portion extending in the circumferential direction is formed.
The decorative portion includes, as a mark, a first mark 5A that requires strong visibility and a second mark 5B that requires weaker visibility than the first mark 5A.
The first mark is provided with a rib element protruding from the sidewall surface, thereby forming a convex mark display portion for displaying a convex mark,
The second mark is displayed in the narrow groove by providing a display groove portion shallower than the depth of the narrow groove along the mark displayed on the sidewall surface or the outline thereof. the mark display unit for forming,
The display groove portion is made shallow by forming the groove bottom portion of the display groove portion in a plane, and the virtual surface connecting the top portions of the ridge-like bodies is configured as a surface substantially the same as the sidewall surface . A tire characterized by that.

前記リッジ状体は、溝底部には平面からなる底面部を具えないことを特徴とする請求項１記載のタイヤ。 The tire according to claim 1, wherein the ridge-shaped body does not include a flat bottom surface at the bottom of the groove .

前記リッジ状体は、前記標章の輪郭に沿って形成されることにより該標章を強調する途切れ部を設けたことを特徴とする請求項１又は２記載のタイヤ。The tire according to claim 1 or 2, wherein the ridge-like body is provided along a contour of the mark to provide a discontinuity portion that emphasizes the mark .

前記凸標章部は、その表面を平滑面としたことを特徴とする請求項１又は２記載のタイヤ。The tire according to claim 1 or 2, wherein the convex mark portion has a smooth surface .