JP3707359B2 - ワイヤハーネスの組立方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤハーネスの組立方法に関し、幹線の端末に複数のコネクタを並設するワイヤハーネスの組み立てに際し、その組立工数の削減を図るようにするものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に自動車用ワイヤハーネスは、特開平8−249935号公報に記載されているように、幹線1から分岐した支線2を備えてており、幹線1および支線2の端末にはコネクタC1、C2が取り付けられている(図4(A))。このような分岐した支線2を有するワイヤハーネスは、図4(B)に示すように、組立作業板3上に多数立設された電線保持具4に沿って電線を布線することで組み立てられる。そして、幹線1から分岐する支線2を組み立てるには、その分岐の起点P1と分岐先端P2にそれぞれ分岐用電線保持具5を立設し、この分岐用電線保持具5に沿って支線2およびコネクタC2を保持させるようにしている。
【0003】
ところで、ワイヤハーネス10に取り付けた複数のコネクタC11、C12を同一の機器に接続する場合、ワイヤハーネス10の形態としては、図5(A)に示すようなものとなる。即ち、幹線11の端末に取り付けたコネクタC11の近傍に、支線12に取り付けたコネクタC12を所要間隔で配置固定する必要があるため、コネクタC12はテープT1にて幹線11に固定されると共に、支線12の中間適宜位置もテープT2により幹線11に固定される。そして、このようなワイヤハーネス10を組み立てるには、図5(B)に示すように、組立作業板13上において、幹線11を保持するための電線保持具14とは別個に、幹線11の布線経路中に支線12の分岐起点P11および幹線11の布線経路から所要角度開いた分岐経路の分岐先端P12に、それぞれ電線保持具15a、15bを設置する必要がある。そして、支線12の組み立てに際しては、先ず、図5(B)に2点鎖線で示すように、支線12は、一旦分岐起点P11の電線保持具15aから分岐させて先端のコネクタC12を分岐先端P12の電線保持具15b保持させる。次いで、幹線11のコネクタC11に対する後入れの端子等の処理が完了した時点で、実線で示すように、支線12のコネクタC12を電線保持具15bから外すと共に幹線11上に載置してテープT1で固定するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の仕様によるワイヤハーネス10は、最終的に支線12のコネクタC12を幹線11に固定するものであるため、結果的に一旦分岐先端P12にコネクタC12を保持させておく作業および、これから取り外して幹線11上に配置する作業が余分となり、工数が増加するという問題がある。また、これに伴ない、分岐先端P12の電線保持具15b自体の設置とそのスペースが無駄となるという問題もあった。
【0005】
本発明は上記した問題に鑑みてなされたもので、組み立て時に支線を分岐することなく上記仕様のワイヤハーネスを組み立て可能な方法を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、ワイヤハーネスの幹線の端末に取り付けられた第1のコネクタの近傍に、支線の端末に取り付けられた第2のコネクタを配置してテープ巻き固定することで、第1、第2のコネクタを幹線の軸線上に並設してなるワイヤハーネスを組み立てる方法であって、
ワイヤハーネスの組立作業板上には、幹線の端末に取り付けられた上記第1のコネクタの受位置と、幹線から分岐する電線束の分岐起点の受位置にそれぞれ電線保持具を立設すると共に、上記幹線の布線経路中には、上記第1のコネクタの電線保持具に隣接して、上記幹線と支線の両方を保持可能な共用保持具を立設し、
上記電線保持具および共用保持具に沿って上記第1のコネクタを備えた幹線を布線すると共に、上記第2のコネクタを備えた支線を上記幹線に沿って布線し、上記第2のコネクタを上記共用保持具に保持することで上記第2のコネクタを第1のコネクタの近傍に配置し、次いで上記第2のコネクタを上記幹線にテープ巻き固定するようにしたことを特徴とするワイヤハーネスの組み立て方法を提供している。
【0007】
上記構成とすると、支線は、幹線の布線経路と一致する経路に布線するのみでよく、分岐させる必要がなく、組み立て工程を簡素化することができる。これに伴ない、従来分岐起点と分岐先端に用いていた二つの電線保持具を一つの共用保持具とすることができる。
【0008】
より具体的には、上記方法で組み立て可能なワイヤハーネスとしては、支線に取り付けた第2のコネクタには、後入れ用の端子が挿通される設定でないことが好ましい。第2のコネクタの保持位置に幹線が通過するため後入れ端子の挿入操作がし難くなるためである。また、幹線の電線本数は、幹線によって第2のコネクタが埋もれてしまわない程度に少ない設定となっていることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明により組み立てるべきワイヤハーネスW/Hを示し、一例としてホーンに接続されるホーン回路を構成するものを示している。このワイヤハーネスW/Hは、幹線21の端末に取り付けられた第1のコネクタC21(ホーンのマイナス側)と、該第1のコネクタC21の近傍で所要間隔位置に配置され、支線22の端末に取り付けられた第2のコネクタC22(ホーンのプラス側)と、幹線21の経路中には、他の機器に接続するために分岐した第3のコネクタC23とを備えている。そして、第2のコネクタC22および支線22は、幹線21に対し、2箇所をテープT21、T22により巻き付け固定している。図2は、上記形態のワイヤハーネスW/Hを組み立てるための設計図を示し、第1のコネクタC21と第2のコネクタC22との間の寸法L1は20mm、第2のコネクタC22のテープT21による固定位置と、分岐線の第3のコネクタC23と分岐起点P21との間の寸法L2は300mmとされている。なお、支線22の途中は、バラケを防止するために、テープT22で固定されるが、その位置は正確に定める必要はない。
【0010】
図3(A)〜(C)は、上記仕様のワイヤハーネスW/Hを組み立てる工程を示している。組立作業板23上には、幹線21の第1のコネクタC21の受位置と、幹線21から分岐する第3のコネクタC23の電線束24の分岐起点P21の受位置にそれぞれ電線保持具25a、25bを立設すると共に、第3のコネクタC23用の分岐端の電線保持具25cを立設している。また、幹線21の布線経路中において、第1のコネクタC21を保持する電線保持具25aの隣接位置には、幹線21と支線22の両方を共用して保持可能な大きさの共用保持具26を立設している。この共用保持具26と電線保持具25aとの間隔は、第1のコネクタC21と第2のコネクタC22との所要間隔に合致させるようにしている。
【0011】
上記組立作業板23上でワイヤハーネスW/Hを組み立てるには、先ず、電線保持具25a、25bおよび共用保持具26に沿って幹線21を布線し、先端の第1のコネクタC21を電線保持具25aに保持させる。そして、他の仮結束の電線束24を分岐起点P21から分岐させて第3のコネクタC23を電線保持具25cに保持させる。次いで、図3(B)に示すように、第2のコネクタC22を備えた支線22を幹線21と同じ経路に沿って布線すると共に、第2のコネクタC22を共用保持具26に保持させて第1のコネクタC21の近傍に位置決めする。
【0012】
そして、第1のコネクタC21に対し、他の仮結束の後入れ端子の挿入処理をした後、共用保持具26の位置で、幹線21と支線22とをまとめてテープT21を巻き付けることにより、第2のコネクタC22を幹線21の軸線上の所要位置に並設固定する。また、電線保持具25a、25bの略中間位置において、支線22のバラケ防止のため、テープT22を巻き付けて支線22を幹線21に固定する。
【0013】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明のワイヤハーネスの組み立て方法によれば、幹線の端末とその近傍位置に複数のコネクタを配置するワイヤハーネスの組み立てに際し、従来の方法に比し、組み立てに必要な電線保持具の削減と、組立作業板上の占有スペースの削減を図ることができる。これに伴ない、従来のような支線の幹線への合体処理の操作がなくなるので組み立て工数の削減をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のワイヤハーネスの組み立て方法により組み立てられるワイヤハーネスを示す斜視図である。
【図2】 ワイヤハーネスの設計図である。
【図3】 (A)(B)(C)はワイヤハーネスの組み立て工程を示す斜視図である。
【図4】 (A)(B)は従来例を示す斜視図である。
【図5】 (A)(B)は本発明と同様のワイヤハーネスを組み立てる従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
W/H ワイヤハーネス
T21、T22 テープ
C21 第1のコネクタ
C22 第2のコネクタ
P21 分岐起点
21 幹線
22 支線
23 組立作業板
24 電線束
25a、25b、25c 電線保持具
26 共用保持具

Claims (1)

  1. ワイヤハーネスの幹線の端末に取り付けられた第1のコネクタの近傍に、支線の端末に取り付けられた第2のコネクタを配置してテープ巻き固定することで、第1、第2のコネクタを幹線の軸線上に並設してなるワイヤハーネスを組み立てる方法であって、
    ワイヤハーネスの組立作業板上には、幹線の端末に取り付けられた上記第1のコネクタの受位置と、幹線から分岐する電線束の分岐起点の受位置にそれぞれ電線保持具を立設すると共に、上記幹線の布線経路中には、上記第1のコネクタの電線保持具に隣接して、上記幹線と支線の両方を保持可能な共用保持具を立設し、
    上記電線保持具および共用保持具に沿って上記第1のコネクタを備えた幹線を布線すると共に、上記第2のコネクタを備えた支線を上記幹線に沿って布線し、上記第2のコネクタを上記共用保持具に保持することで上記第2のコネクタを第1のコネクタの近傍に配置し、次いで上記第2のコネクタを上記幹線にテープ巻き固定するようにしたことを特徴とするワイヤハーネスの組立方法。
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