JP3705780B2 - 印刷物処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、週刊誌綴じ、仕分けなどの後処理を行う印刷物処理装置を接続した画像形成装置の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平7−157178号公報に記載の画像出力装置は、シート処理装置で処理すべきシート枚数が一度に処理可能なシート枚数よりも多い場合に、分冊に分けて処理(中綴じ又は中折り)し、その分冊を重ねることにより正しい頁配列で中綴じした冊子を作成できるようにする技術が開示されている。
【0003】
上記技術では、分冊同士がお互いに綴じられてはいないので、複数の分冊を後で背表紙位置で止める必要があるが、分冊の数が多くなると止めるのが困難であった。またどのような順番でお互いの分冊を綴じていけば良いのか判らなくなることもある。さらにもし複数部の中綴じの冊子を排出したときには、数多くの分冊が排出されて、あとで1部づつ仕分ける作業が発生していた。そこでこのような問題を解決するために、本願の発明者は、特願2002−028872において、複数の分冊で分けて排出する場合は、糊しろとなる頁を設け、この頁は白紙頁、又は糊しろを表す記号などとし、あとでユーザーが手作業で張り合わせることのできる画像形成装置を発明した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような画像形成装置で作成した印刷物は、例えば42頁の原稿を読みとった場合に、1つ目の分冊は1〜39頁をコピーした10枚の用紙からなるもので、2つ目の分冊は40〜42頁までの1枚の用紙になってしまい、2つの分冊を比較すると用紙の枚数がかなり違う。このような場合はできるだけ均等な枚数の分冊にしたいものである。本願発明はこのような問題を解決し、分冊を構成する枚数をできるだけ均等になることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために本願第1の発明は、受け渡された印刷物に週刊誌綴じを行う後処理手段と、印刷物束を1部毎に仕分ける仕分け制御手段を有する印刷物処理装置と接続された両面印刷可能な画像形成装置において、原稿を順次読み取り画像データを生成するスキャナ部と、読み取った原稿の画像データを頁単位で格納する画像メモリと、週刊誌綴じの指示がされて、コピー開始の指示がされると、原稿を前記スキャナで順次読み取り前記画像メモリに格納する原稿読み取り制御手段と、原稿の頁数が所定の頁数以下のときは1部を1回で行う第1の週刊誌綴じの指示を前記印刷物処理装置に行い、原稿の頁数が所定の頁数より多いときは1部を複数の分冊に分けて第2の週刊誌綴じの指示を前記印刷物処理装置に行う週刊誌綴じ制御手段と、前記前記第2の週刊誌綴じの指示が行われた場合は、1部の中の最初の分冊の最終の頁と、最終の分冊の最初の頁と、それ以外の分冊の最初の頁と最終の頁には白紙頁を割り込み印刷する白紙頁指定手段と、各分冊の枚数を略均等に振り分ける分冊枚数振り分け手段とを有することを特徴とする画像形成装置を用いる。
【0006】
本願第2の発明は、受け渡された印刷物に週刊誌綴じを行う後処理手段と、印刷物束を1部毎に仕分ける仕分け制御手段を有する印刷物処理装置と接続された両面印刷可能な画像形成装置において、原稿を順次読み取り画像データを生成するスキャナ部と、読み取った原稿の画像データを頁単位で格納する画像メモリと、週刊誌綴じの指示がされて、コピー開始の指示がされると、原稿を前記スキャナで順次読み取り前記画像メモリに格納する原稿読み取り制御手段と、原稿の頁数が所定の頁数以下のときは1部を1回で行う第1の週刊誌綴じの指示を前記印刷物処理装置に行い、原稿の頁数が所定の頁数より多いときは1部を複数の分冊に分けて第2の週刊誌綴じの指示を前記印刷物処理装置に行う週刊誌綴じ制御手段と、前記前記第2の週刊誌綴じの指示が行われた場合は、1部の中の最初の分冊の最終の頁と最終の分冊の最初の頁とそれ以外の分冊の最初の頁と最終の頁は記号頁として割り込み印刷する記号頁指定手段と、各分冊の枚数を略均等に振り分ける分冊枚数振り分け手段とを有することを特徴とする画像形成装置を用いる。
【0007】
本願第3の発明は、前記最初の分冊の最終の頁の記号と次の分冊の最初の頁には同じ記号を、最終の分冊の最初の頁とその前の分冊の最終頁には同じ記号を、それ以外の分冊は最終の頁と次の分冊の最初の頁には同じ記号を各々印刷する記号付与手段を有することを特徴とする第2の発明に記載の画像形成装置を用いる。
【0008】
本願第4の発明は、複数部の印刷を行いしかも前記第2の週刊誌綴じの指示が行われた場合は、同じ部の分冊は同じ位置に仕分けるように指示する仕分け指示手段とを有することを特徴とする第1〜3の発明に記載の画像形成装置を用いる。
【0009】
本願第5の発明は、前記分冊枚数振り分け手段は、全原稿頁数をカウントする第1のステップと、(全原稿頁数−2)/(分冊制限頁数−2)より大きい最小の整数を分冊数とする第2のステップと、全原稿頁数+2+2×(分冊数−2)=4×全印刷枚数又は,4×全印刷枚数−1,又は4×全印刷枚数−2,又は4×全印刷枚数−3として,全印刷枚数を求める第3のステップと、全枚数/分冊数より大きい最小の整数を1つ目の分冊の枚数とし、(全枚数−1つ目の分冊枚数)/(分冊数−1)を2つ目の分冊の枚数とし、・・・(全枚数−1つ目の分冊枚数−2つ目の分冊枚数・・・)と、各分冊の枚数を求める第4のステップとからなること特徴とする第1〜4の発明に記載の画像形成装置を用いる。
【0010】
本願第6の発明は、前記分冊枚数振り分け手段は、全原稿頁数と分冊数、各分冊の枚数を対応付けたテーブルデータに基づき振り分けていくことを特徴とする第1〜4の発明に記載の画像形成装置を用いる。
【0011】
【作用】
本願第1の発明は、1部当たりの枚数が多いのに週刊誌綴じを指示したときに、複数の分冊に分けて印刷されるが、これをさらに綴じるのはユーザーの手作業で行う。このとき本願の白紙頁指示手段により白紙印刷された頁同士を糊などで張り合わせれば、少々分冊の数が多くても綴じることができる。さらに各分冊の枚数がほぼ均等になるように振り分けられる。
【0012】
本願第2の発明は、複数の分冊を綴じるときに、貼り合わせる頁がどれなのか分かりやすいように、これを示す記号を印字しておく。さらに各分冊の枚数がほぼ均等になるように振り分けられる。
【0013】
本願第3の発明は、第2の発明で複数の分冊を綴じるときに、何処の頁と何処の頁を貼り合わせれば良いのか判らなくならないように、貼り合わせる頁同士を同じ記号を印字しておく。さらに各分冊の枚数がほぼ均等になるように振り分けられる。
【0014】
本願第4の発明は、複数部の印刷を行いしかも前記第2の週刊誌綴じの指示が行われた場合は、同じ部の分冊は同じ位置に仕分けるように指示する仕分け指示手段とを有することを特徴とする第1〜3の発明に記載の画像形成装置を用いる。
【0015】
本願第5の発明は、原稿頁数をカウントしてから、分冊の振り分けを演算で求めていくので、予め原稿頁数を用いた演算を行うプログラムで振り分けを演算するので、どのような原稿頁数であっても対応できる。
【0016】
本願第6の発明は、原稿頁数をカウントしてから、このカウントと対応する分冊の数、各分冊の枚数を関連付けたテーブルデータを用いて振り分けるので演算が早くできる。
【0017】
【実施例】
本発明を採用する印刷物処理装置に接続された画像形成装置を図1の概略図に基づいて説明する。画像形成装置1は、ここではデジタル複写機で、少なくともサイズの異なる複数種類の用紙カセットを有し、両面コピー、メモリコピーの機能も必要である。この画像形成装置1の上にはDF(ドキュメントフィーダー)2が設けられ、この原稿載置位置に原稿をセットすると、自動的に順次1枚づつ原稿を給紙し、原稿読み取り位置に搬送するものである。印刷物処理装置4は、前記画像形成装置1から受け渡された印刷物に後処理を行う装置である。この印刷物処理装置4は、排紙口(41〜43)は、そのままコピーを1枚づつ排紙する第1の排紙口41、ステイプルやパンチ処理したコピー物束を排出する第2の排紙口42、週刊誌綴じされたコピー物を排紙する第3の排紙口43、第1の排紙口41から排紙されるコピー物を仕分ける第1の仕分け手段44、第2の排紙口41から排紙されるコピー物を仕分ける第2の仕分け手段45、第3の排紙口41から排紙されるコピー物を仕分ける第3の仕分け手段46、第1の排紙口41から排紙されるコピー物を積載する第1の排紙トレイ47、第2の排紙口42から排紙されるコピー物を積載する第2の排紙トレイ48、第3の排紙口43から排紙される週刊誌綴じされたコピー物を積載する第3の排紙トレイ49から構成されている。
【0018】
図2は本発明を採用する印刷物処理装置に接続された画像形成装置1のブロック図である。詳しくは、前記CPU11は当該画像形成装置1の各構成を制御しており、各種プログラムを記憶した前記ROM12、ユーザーチョイスデータ、設定データ、トータルカウントデータ、各種フォントデータなどを記憶した前記RAM13に接続されている。本願発明の各請求項に記載されている仕分け制御手段、原稿読み取り制御手段、週刊誌綴じ制御手段、白紙頁指定手段、分冊枚数振り分け手段、記号頁指定手段、記号付与手段、仕分け指示手段等は上記ROM12に格納されたプログラムであり、また本願第6の発明に用いる原稿頁数のカウントと対応する分冊の数、各分冊の枚数を関連付けたテーブルデータもこのROM12に格納されている。
【0019】
前記プリンタ部14は給紙搬送手段、作像手段、定着装置などから構成されており、給紙カセットから給紙された用紙は前記作像手段によりトナー像を転写され、これが定着手段の熱ローラと圧ローラのニップにより挟持、加熱されることによりトナー像を定着されてコピー物となる。このコピー物は順次印刷物処理装置4に受け渡される。また両面コピーの場合は定着されたコピー物は中間スタックにスタックされてその後もう一面にトナー像を転写、定着されて順次印刷物処理装置4に受け渡される。前記操作表示部16は、操作キー、LDC表示部などから構成されている。本願発明の週刊誌綴じの指示も、ユーザーがここから行う。DF用I/F17は、この画像形成装置1の上に置かれたDF3とケーブル24を介して接続し、このDF3を制御するためのインターフェースである。スキャナ装置18は、DF3で1枚づつフィードされる原稿にハロゲンランプで光を当てその反射光をCCDセンサで読み取り、このアナログ信号をA/D変換でデジタル信号に変換し画像処理部19で画像処理をして後段のビットマップメモリ20に展開していく。CODEC21は、画像データを符号化して画像メモリ22に効率よく格納するため、さらに画像メモリの画像データを復号化するためのものである。この画像メモリ22は画像データ格納用のハードディスクを用いて画像メモリとしているものも多い。バス23は、上述した各構成のデータや信号のやり取りを行うバスである。それぞれ画像データ用のバスや制御信号用のバスがあるが、ここでは略して1つで表している。
【0020】
まず本願発明の第1の週刊誌綴じ、第2の週刊誌綴じを図3を用いて説明する。ここで所定の原稿枚数は40枚と設定している。まず図3の(A)は、第1の週刊誌綴じの説明図で、40頁の原稿を1枚の用紙に付き4頁づつ割り付けた場合である。全ての図で耳折れして番号を付けているが、このような番号を印字するのでもなく、また耳折れした用紙を排紙していくものではなく、原稿の画像の頁と対応するものである。まず1枚目の用紙の表面には左から2、39頁の原稿画像が、裏面には1、40頁の原稿画像が割り付けられ、2枚目の用紙の表面には左から4、37頁の原稿画像が、裏面には3、38頁の原稿画像が割り付けられ、・・・10枚目の用紙の表面には、20、21頁の原稿画像が、裏面には19、22頁の原稿画像が割り付けられる。このように、両面に原稿画像を印刷された10枚の用紙は、印刷物処理装置4で中央をステイプルで綴じらた後この中央部を折られて排出トレイ49に排出され、図中右側に示すような冊子が完成する。
【0021】
図3の(B)は第2の週刊誌綴じの説明図である。まず1つ目の分冊の作成は、1枚目の用紙の裏面は1つ目の分冊のオモテ表紙とウラ表紙になるので、1枚目の用紙の表面には左から2、39頁の原稿画像が、裏面の左には1頁の原稿画像が割り付けられ、右は白紙頁(白1)となる。2枚目の用紙の表面には左から4、37頁の原稿画像が、裏面には3、38頁の原稿画像が割り付けられ、・・・10枚目の用紙の表面には、20、21頁の原稿画像が、裏面には19、22頁の原稿画像が割り付けられる。このように、両面に原稿画像を印刷された10枚の用紙は、印刷物処理装置4で中央をステイプルで綴じらた後この中央部を折られて排出トレイ49に排出され、図中右側に示すような1つ目の分冊が完成する。次に2つ目の分冊(請求項のそれ以外の分冊)の作成は、11枚目(2つ目の分冊の1枚目)の用紙の裏面は2つ目の分冊のオモテ表紙とウラ表紙になるので、この11枚目の用紙の表面には左から40、77頁の原稿画像が割り付けられ、裏面は白紙頁(左から白2、白3)となる。12枚目の用紙の表面には左から42、75頁の原稿画像が、裏面には41、76頁の原稿画像が割り付けられ、・・・20枚目の用紙の表面には、58、59頁の原稿画像が、裏面には57、60頁の原稿画像が割り付けられる。このように、両面に原稿画像を印刷された10枚の用紙は、印刷物処理装置4で中央をステイプルで綴じらた後この中央部を折られて排出トレイ49に排出され、図中右側に示すような2つ目の分冊が完成する。3つ目の分冊の作成は、21枚目(3つ目の分冊の1枚目)の用紙の裏面は3つ目の分冊のオモテ表紙とウラ表紙になるので、この21枚目の用紙の表面には左から78、115頁の原稿画像が割り付けられ、裏面の左には白紙頁(白4)と右には116頁の原稿画像が割り付けられ、22枚目の用紙の表面には左から80、113頁の原稿画像が、裏面には79、114頁の原稿画像が割り付けられ、・・・30枚目の用紙の表面には、96、97頁の原稿画像が、裏面には95、98頁の原稿画像が割り付けられる。このように、両面に原稿画像を印刷された10枚の用紙は、印刷物処理装置4で中央をステイプルで綴じらた後この中央部を折られて排出トレイ49に排出され、図中右側に示すような3つ目の分冊が完成し、この3つ分冊の白紙頁同士、つまり白1と白2、白3と白4を糊付けするなどして張り合わせると、1つの冊子が完成する。
【0022】
本願第2の発明では、上述した実施例で白紙頁となる頁に、何らかの記号を印字するというものである。例えば張り合わせる為の頁であることを知らせる記号でも良いし、記号に替えて糊代の枠などでも良い。本願第3の発明は、この記号の張り合わせる頁同士を同じ記号にしておけば良い。たとえば上述した白1の頁と白2の頁には糊しろA、白3と白4の頁には糊しろBという記号を印字すれば、たとえ分冊がバラバラになった場合でも張り合わせる頁を間違えることはない。
【0023】
本願第1の発明を採用する画像形成装置で週刊誌綴じを選択してコピーを行うときの処理フローを図4に基づいて説明する。まず原稿を読み取り画像メモリに格納するとともに、原稿の頁数をカウントする(S101)。次に原稿画像の頁数と所定の頁数を比較する(S102)。ここで所定の頁数は、印刷物処理装置の週刊誌綴じでの中折りの能力と、片面か両面かなどで決定される。例えば一度の10枚の中折りまでできるのであれば、週刊誌綴じなので1枚に付き4頁の原稿を割り付けることができる。この場合は所定の頁数は40頁となる。S102で原稿画像の頁数が40枚以下であれば週刊誌綴じ制御手段が第1の週刊誌綴じで行うように指示し(S103)、この指示に従い週刊誌綴じ冊子を作成して処理は終了する。S102で原稿画像の頁数が40枚より多ければ週刊誌綴じ制御手段が第2の週刊誌綴じで行うように指示し(S105)、続いて分冊枚数振り分け手段はS101の原稿頁数に基づき分冊数、各分冊枚数、頁数を演算して決定する(S106)。この分冊枚数振り分け手段は、第5、第6の発明とで方法が異なるので後で詳しく説明する。S106で分冊数、各分冊枚数が決定すると、これに基づき各々の分冊を作成し(S107)、全ての分冊を作成すれば処理は終了する。
【0024】
上記S106で用いる本願第5の発明の分冊枚数振り分け手段について説明する。このときすでに全原稿頁数はカウントされている(請求項5の第1のステップ)ので、週刊誌綴じでは、1枚の用紙には4頁の原稿をコピーできるが、本願の第2の週刊誌綴じでは、最初と最後の分冊は、白紙頁が1頁、それ以外の分冊では白紙頁が2頁入る。この関係と、原稿の頁数、1つの分冊の制限枚数から分冊数を決定する。この演算式は、(全原稿頁数−2)/(分冊制限頁数−2)より大きい最小の整数を分冊数とする(請求項5の第2のステップ)。単なる分冊であれば全原稿頁数/分冊制限頁数より大きい最小の整数を分冊数とできるが、白紙頁が通常2頁、最初と最後は1頁はいるのでこのような演算式になる。次に全原稿頁数と分冊数に基づき、全用紙枚数を求める演算を行う。これは全原稿頁数+2+2×(分冊数−2)=4×全印刷枚数又は,4×全印刷枚数−1,又は4×全印刷枚数−2,又は4×全印刷枚数−3のいずれかになるので、全印刷枚数が求められる(請求項5の第3のステップ)。あとはこの全印刷枚数を各分冊にほぼ均等に割り振るために、1つ目の分冊に用いる枚数を全枚数/分冊数より大きい最小の整数を1つ目の枚数として、2つ目の分冊の枚数を(全枚数−1つ目の分冊枚数)/(分冊数−1)として、3つ目の分冊の枚数を(全枚数−1つ目の分冊枚数−2つ目の分冊枚数・・・)として、各分冊に用いる枚数を決定する(請求項5の第4のステップ)。このような各演算により、全原稿頁数と、分冊制限枚数に基づき、分冊数、各分冊枚数が算出される。
【0025】
具体的に数値を代入して上記演算を行う。例えば第1のステップで全原稿頁数が130頁のときには、第2のステップで、分冊制限頁数は40(10枚の用紙)として、(130−2)/(40−2)=3.37なので、分冊数は4となる。次に第3のステップで、130+2+2×(4−2)=136=4×34なので、34枚にコピーされる。続いて第4のステップでは、1つ目の分冊の枚数は、34/4=8.5より9枚、2つ目の分冊の枚数は、(34−9)/(4−1)=8.33より9枚、というように順次繰り返した結果。1〜4の分冊の枚数は各々9、9、8、8枚となる。このようにほぼ均等に分冊に振り分けられる。頁の振り分けは、1つ目の分冊には1〜35頁、2つ目の分冊には36〜69頁、3つ目の分冊には70〜99頁、4つ目の分冊には100〜130頁となる。また別の例では、例えば第1のステップで全原稿頁数が250頁のときには、第2のステップで、分冊制限頁数は40(10枚の用紙)として、(250−2)/(40−2)=6.53なので、分冊数は7となる。次に第3のステップで、250+2+2×(7−2)=262=4×66−2なので、66枚にコピーされる。続いて第4のステップでは、1つ目の分冊の枚数は、66/7=9.43より10枚、2つ目の分冊の枚数は、(66−10)/(7−1)=9.33より10枚、というように順次繰り返した結果。1〜7の分冊の枚数は各々10、10、10、9、9、9、9枚となる。このようにほぼ均等に分冊に振り分けられる。頁の振り分けは、1つ目の分冊には1〜39頁、2つ目の分冊には40〜77頁、3つ目の分冊には78〜115頁、4つ目の分冊には116〜149頁、5つ目の分冊には150〜183頁、6つ目の分冊には184〜217頁、7つ目の分冊には218〜250頁となる。
【0026】
本願第6の発明の分冊枚数振り分け手段について説明する。後処理装置の性能による分冊制限枚数は普通既知の値であるので、分冊枚数の振り分けは全原稿頁数から一義的に導くことのできるものなので、次の表1に示すような、全原稿頁数と、分冊数、各分冊枚数を関連付けて格納するテーブルデータを用意しておけば、全原稿枚数から分冊数、各分冊枚数は容易に求まる。
【0027】
【表1】
【0028】
本願第4の発明は、上述した分冊に別れる冊子を複数部必要なときは、印刷物処理装置4の排紙トレイ49に排出する際は、同じ部同士は同じ位置に排紙し、次の部の分冊は、違う位置にシフトさせて排紙すると、あとで仕分けるのに便利である。
【0029】
【発明の効果】
本願第1の発明を用いれば、1部当たりの枚数が多いのに週刊誌綴じを指示したときに、複数の分冊に分けて印刷されるが、これをさらに綴じるのはユーザーの手作業で行う。このとき本願の白紙頁指示手段により白紙印刷された頁同士を糊などで張り合わせれば、少々分冊の数が多くても綴じることができる。さらに各分冊の枚数がほぼ均等になるように振り分けられる。
【0030】
本願第2の発明を用いれば、複数の分冊を綴じるときに、貼り合わせる頁がどれなのか分かりやすいように、これを示す記号を印字しておく。さらに各分冊の枚数がほぼ均等になるように振り分けられる。
【0031】
本願第3の発明を用いれば、第2の発明で複数の分冊を綴じるときに、何処の頁と何処の頁を貼り合わせれば良いのか判らなくならないように、貼り合わせる頁同士を同じ記号を印字しておく。さらに各分冊の枚数がほぼ均等になるように振り分けられる。
【0032】
本願第4の発明を用いれば、複数部の印刷を行いしかも前記第2の週刊誌綴じの指示が行われた場合は、同じ部の分冊は同じ位置に仕分けるように指示する仕分け指示手段とを有することを特徴とする第1〜3の発明に記載の画像形成装置を用いる。
【0033】
本願第5の発明を用いれば、原稿頁数をカウントしてから、分冊の振り分けを演算で求めていくので、予め原稿頁数を用いた演算を行うプログラムで振り分けを演算するので、どのような原稿頁数であっても対応できる。
【0034】
本願第6の発明を用いれば、原稿頁数をカウントしてから、このカウントと対応する分冊の数、各分冊の枚数を関連付けたテーブルデータを用いて振り分けるので演算が早くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を採用する画像形成装置及び印刷物処理装置の概略図である。
【図2】本願発明を採用する画像形成装置及び印刷物処理装置のブロック図である。
【図3】本願発明の第1、2の週刊誌綴じの説明図である。
【図4】本願発明を採用する週刊誌綴じ制御手段のフローチャートである。
【符号の説明】
1;画像形成装置
3;DF(ドキュメントフィーダー)
4;印刷物処理装置
Claims (6)
- 受け渡された印刷物に週刊誌綴じを行う後処理手段と、印刷物束を1部毎に仕分ける仕分け制御手段を有する印刷物処理装置と接続された両面印刷可能な画像形成装置において、
原稿を順次読み取り画像データを生成するスキャナ部と、読み取った原稿の画像データを頁単位で格納する画像メモリと、週刊誌綴じの指示がされて、コピー開始の指示がされると、原稿を前記スキャナで順次読み取り前記画像メモリに格納する原稿読み取り制御手段と、原稿の頁数が所定の頁数以下のときは1部を1回で行う第1の週刊誌綴じの指示を前記印刷物処理装置に行い、原稿の頁数が所定の頁数より多いときは1部を複数の分冊に分けて第2の週刊誌綴じの指示を前記印刷物処理装置に行う週刊誌綴じ制御手段と、前記前記第2の週刊誌綴じの指示が行われた場合は、1部の中の最初の分冊の最終の頁と、最終の分冊の最初の頁と、それ以外の分冊の最初の頁と最終の頁には白紙頁を割り込み印刷する白紙頁指定手段と、各分冊の枚数を略均等に振り分ける分冊枚数振り分け手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 受け渡された印刷物に週刊誌綴じを行う後処理手段と、印刷物束を1部毎に仕分ける仕分け制御手段を有する印刷物処理装置と接続された両面印刷可能な画像形成装置において、
原稿を順次読み取り画像データを生成するスキャナ部と、読み取った原稿の画像データを頁単位で格納する画像メモリと、週刊誌綴じの指示がされて、コピー開始の指示がされると、原稿を前記スキャナで順次読み取り前記画像メモリに格納する原稿読み取り制御手段と、原稿の頁数が所定の頁数以下のときは1部を1回で行う第1の週刊誌綴じの指示を前記印刷物処理装置に行い、原稿の頁数が所定の頁数より多いときは1部を複数の分冊に分けて第2の週刊誌綴じの指示を前記印刷物処理装置に行う週刊誌綴じ制御手段と、前記前記第2の週刊誌綴じの指示が行われた場合は、1部の中の最初の分冊の最終の頁と最終の分冊の最初の頁とそれ以外の分冊の最初の頁と最終の頁は記号頁として割り込み印刷する記号頁指定手段と、各分冊の枚数を略均等に振り分ける分冊枚数振り分け手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記最初の分冊の最終の頁の記号と次の分冊の最初の頁には同じ記号を、最終の分冊の最初の頁とその前の分冊の最終頁には同じ記号を、それ以外の分冊は最終の頁と次の分冊の最初の頁には同じ記号を各々印刷する記号付与手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 複数部の印刷を行いしかも前記第2の週刊誌綴じの指示が行われた場合は、同じ部の分冊は同じ位置に仕分けるように指示する仕分け指示手段とを有することを特徴とする請求項1〜3に記載の画像形成装置。
- 前記分冊枚数振り分け手段は、全原稿頁数をカウントする第1のステップと、(全原稿頁数−2)/(分冊制限頁数−2)より大きい最小の整数を分冊数とする第2のステップと、全原稿頁数+2+2×(分冊数−2)=4×全印刷枚数又は,4×全印刷枚数−1,又は4×全印刷枚数−2,又は4×全印刷枚数−3として,全印刷枚数を求める第3のステップと、全枚数/分冊数より大きい最小の整数を1つ目の分冊の枚数とし、(全枚数−1つ目の分冊枚数)/(分冊数−1)を2つ目の分冊の枚数とし、・・・(全枚数−1つ目の分冊枚数−2つ目の分冊枚数・・・)と、各分冊の枚数を求める第4のステップとからなること特徴とする請求項1〜4に記載の画像形成装置。
- 前記分冊枚数振り分け手段は、全原稿頁数と分冊数、各分冊の枚数を対応付けたテーブルデータに基づき振り分けていくことを特徴とする請求項1〜4に記載の画像形成装置。
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