JP3704294B2 - ベルト固定機構 - Google Patents

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    • F15B15/08Characterised by the construction of the motor unit
    • F15B15/082Characterised by the construction of the motor unit the motor being of the slotted cylinder type
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルト固定機構に関し、一層詳細には、駆動機器等に形成されたスリットをシールするベルト部材の端部を固定するベルト固定機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ワークの搬送手段としてロッドレスシリンダ等の流体圧駆動機器が利用されている。このロッドレスシリンダには、外部からスリットを通じて塵埃等が進入することを阻止するシールベルト(上ベルト)を固定するためのベルト固定機構が設けられている。
【0003】
前記ベルト固定機構には、例えば、金属製材料より形成される前記シールベルトに固定部材を押圧して、摩擦力の作用下に固定する方法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば、流体圧駆動機器の一つであるロッドレスシリンダに用いられる従来技術に係るベルト固定機構においては、前記シールベルトの両端部をシリンダチューブの両端部に連結される係止部材と前記固定部材との間に挟持する方法によって固定している。
【0005】
前記シールベルトの摩擦力の作用下に固定する方法は、係止部材の内面に固定部材を押圧してシールベルトを固定する構造としているため、係止部材、固定部材およびシールベルト等の各部材の寸法誤差により、固定されているシールベルトの高さ方向の位置精度が低下するという問題がある。
【0006】
また、前記の問題により、係止部材におけるシールベルトの固定面の位置とシリンダチューブ上面のシールベルトの敷設面の位置との間に高低差が生じるため、係止部材の近傍においてシールベルトが屈曲してシールベルトの敷設面より浮き上がり、シールベルトと敷設面との間に生じたクリアランスから塵埃等が進入するというおそれがある。
【0007】
さらに、従来のロッドレスシリンダでは、シールベルトが敷設面より浮き上がった場合においては、係止部材、固定部材およびシールベルト等を分解して調整作業を行った後、再度組み付けを行うという煩雑な作業が発生するため、作業効率が低下するという問題がある。
【0008】
本発明は、前記の問題を考慮してなされたものであり、係止部材に設けられた固定部材およびねじ部材によりベルト部材の高さ方向の位置を簡便に調整することができるため、周辺の各部材の寸法誤差に影響されることがなく、ベルト部材によるシール性をより一層向上させることができるとともに、煩雑な調整作業が不要となるため、組み付け作業性および作業効率を向上させることができるベルト固定機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、駆動機器のボディに軸線方向に沿って延在するスリットが形成され、前記スリットを閉塞する一組のベルト部材を固定するためのベルト固定機構であって、
前記ボディの端部に連結される係止部材と、
前記係止部材に形成された孔部に挿入され、前記一組のベルト部材を固定する固定部材と、
前記係止部材に螺合される複数のねじ部材を介して前記固定部材を揺動変位させ、一方のベルト部材における高さ方向の固定位置を調整する固定位置調整手段と、
を備え、
一方のねじ部材を螺回させることにより前記固定部材を押圧して揺動変位させると共に、他方のねじ部材により前記固定部材の揺動変位を規制することを特徴とする。
【0011】
さらに、前記固定部材には、一側面に略等長に形成される複数の第1円弧部と、他側面に形成され、前記第1円弧部よりも曲率半径が大なる単一の第2円弧部とを設けるとよい。
【0012】
さらに、前記ベルト部材は、金属製材料によって形成するとよい。
【0013】
さらに、前記ねじ部材は、前記第1円弧部の数に対応して設けるとよい。
【0014】
本発明では、固定部材により固定された一組のベルト部材のうちの一方を、固定位置調整手段によって前記固定部材と一体的に揺動変位させて、前記一方のベルト部材の高さ方向の固定位置を調整させると共に、他方のねじ部材によって前記固定部材の揺動変位を規制して前記一方のベルト部材を固定している
【0015】
本発明によれば、固定位置調整手段によって前記固定部材を揺動変位させ、一方のベルト部材の高さ方向への固定位置を変位させることにより、各部材の寸法誤差がある場合において、前記ベルト部材の高さ方向における位置を簡便に調整することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係るベルト固定機構について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0017】
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係るベルト固定機構12が適用されたロッドレスシリンダを示す。
【0018】
ロッドレスシリンダ10は、シリンダチューブ14と、該シリンダチューブ14に取り付けられ、長手方向に沿って変位自在なスライドテーブル16と、シリンダチューブ14の両端部に取り付けられたエンドプレート(係止部材)18と、エンドプレート18に設けられるベルト固定機構12とを備えている。
【0019】
図2に示されるように、シリンダチューブ14の内部には、長手方向に沿って断面略菱形状のボア部20が形成されている。また、シリンダチューブ14の上面部には、長手方向に沿ってスリット22が形成されており、このスリット22によって、ボア部20が外部と連通している。さらに、シリンダチューブ14の内部における、ボア部20の両側部の下側近傍部分には、ボア部20に沿って、集中配管用の流体バイパス用通路24a、24bが形成されている。
【0020】
また、シリンダチューブ14の上面部における、スリット22の両側には、後述する上ベルト(ベルト部材)38が当接されるベルト当接面26が形成され、該ベルト当接面26には、上ベルト38を密着させるために磁性体が装着されている。
【0021】
図3に示されるように、シリンダチューブ14のボア部20には、該ボア部20に対応した断面形状を有するピストン28が進退自在に挿入されている。
【0022】
ピストン28の長手方向に沿った両端部には、突部30がそれぞれ形成されており、前記突部30には、シール部材32が取り付けられている。
【0023】
ピストン28には、その上部側に突出するようにピストンヨーク34が装着されており、このピストンヨーク34の上部側の両端部には、ベルトセパレータ36が取り付けられている。そして、ピストン28には、これらピストンヨーク34およびベルトセパレータ36を覆うようにスライドテーブル16が連結されている。
【0024】
図2および図3に示されるように、シリンダチューブ14のスリット22には、該スリット22を上下方向から塞ぐようにシール用の上ベルト38および下ベルト40が取り付けられている。上ベルト38は、例えば、金属製材料から形成されており、下ベルト40は、例えば、樹脂製材料から形成されている。また、図4に示されるように、下ベルト40の一端面には、一組のリップ部42a、42bが設けられている。
【0025】
ベルト固定機構12は、図2および図3に示されるように、エンドプレート18に形成される係合孔44に挿入される固定部材46と、エンドプレート18の上面に形成されるねじ孔48a、48bにそれぞれ螺合される一組の調整ねじ部材(固定位置調整手段)50とから構成される。
【0026】
前記固定部材46は、断面略T字状に形成され、一端部には、略長方形状のフランジ部52が形成され、前記フランジ部52と略鉛直に形成される一端面には略均等の長さの円弧状に形成される第1上側円弧部54(第1円弧部)および第2上側円弧部56(第1円弧部)と、図3および図5乃至図7に示されるように、他端面には前記第1および第2上側円弧部54、56よりも曲率半径が大きな円弧状に形成される下側円弧部58(第2円弧部)とを有する。なお、フランジ部52側に形成される上側円弧部を第1上側円弧部54としている。
【0027】
また、図4に示されるように、固定部材46の下側円弧部58には、断面略M字状の係合溝60a、60bが形成され、前記係合溝60a、60bに下ベルト40のリップ部42a、42bが係合され、さらに下側円弧部58の下端部が下ベルト40の中央部および両端部を押圧することにより下ベルト40を固定している。
【0028】
係合孔44は、図5乃至図7に示されるように、エンドプレート18の一端面に略長方形状に形成される第1開口部62と、該第1開口部62に対して若干小さく形成され、且つエンドプレート18の一端面に対して所定距離窪んだ位置に形成される第2開口部64とを有する。すなわち、第1開口部62と第2開口部64との間には段差が形成されている。また、固定部材46のフランジ部52が第2開口部64を塞ぐように前記段差に係合されるとともに、固定部材46の上側円弧部54、56および下側円弧部58が第2開口部64に挿入されている。
【0029】
ねじ孔48a、48bは、エンドプレート18の上面の略中央に所定間隔離間して2箇所形成されており、また、ねじ孔48a、48bはエンドプレート18の上面より係合孔44の内部まで貫通されている。
【0030】
さらに、前記ねじ孔48a、48bに工具により調整自在に螺合される調整ねじ部材50は、一方の第1調整ねじ部材66が固定部材46の第1上側円弧部54に当接し、他方の第2調整ねじ部材68が固定部材46の第2上側円弧部56に当接するように設けられ、第2調整ねじ部材68と第2上側円弧部56との間に上ベルト38の端部が挟持され固定されている。
【0031】
すなわち、第1調整ねじ部材66を工具の締結作用下に下方側に螺回させ、第2調整ねじ部材68を上方側に螺回させると、第1調整ねじ部材66に当接されている第1上側円弧部54が一体的に下方に変位し、下側円弧部58と下ベルト40との接触面を支点とした揺動作用下に第2上側円弧部56が上方に変位し、第2調整ねじ部材68と第2上側円弧部56との間に挟持された上ベルト38が第2上側円弧部56と一体的に上方に変位する(図5参照)。
【0032】
また、反対に第2調整ねじ部材68を工具の締結作用下に下方側に螺回させ、第1調整ねじ部材66を上方側に螺回させると、第2調整ねじ部材68に当接されている第2上側円弧部56が一体的に下方に変位され、下側円弧部58と下ベルト40との接触面を支点とした揺動作用下に第1上側円弧部54が上方に変位し、第2調整ねじ部材68と第2上側円弧部56との間に挟持された上ベルト38が第2上側円弧部56と一体的に下方に変位する(図6参照)。
【0033】
上記のように、上ベルト38の両端部がエンドプレート18と第2調整ねじ部材68との間に固定され、下ベルト40の両端部が、第2開口部64の下面と下側円弧部58との間に固定されている。
【0034】
図3に示されるように、ベルトセパレータ36は、上下に引き離された上ベルト38および下ベルト40の間に挟まれている。この場合、上ベルト38は、ベルトセパレータ36とスライドテーブル16との間に形成された空間に通され、下ベルト40は、ベルトセパレータ36とピストン28との間に形成された空間に通されている。
【0035】
また、スライドテーブル16の両端部側には、押え部材70が設けられており、前記押え部材70によって、上ベルト38がシリンダチューブ14側に押えつけられている。
【0036】
さらに、スライドテーブル16の両端部には、上ベルト38と接するようにスクレーパ72が設けられており、該スクレーパ72によってスライドテーブル16と上ベルト38との間に塵埃等が進入することが阻止される。
【0037】
図1乃至図3に示されるように、エンドプレート18は、ボア部20の開口部を塞ぐように、シリンダチューブ14の両端部に取り付けられている。この場合、図1および図2に示されるように、エンドプレート18には、ねじ装着孔74が形成されており、該ねじ装着孔74を介してねじ部材76をシリンダチューブ14のねじ孔78に装着することによって、シリンダチューブ14に一体的に組み付けられる。
【0038】
図3に示されるように、エンドプレート18とボア部20の間は、ゴム材料等で形成されたガスケット80によって気密に塞がれている。また、ボア部20におけるエンドプレート18とピストン28の間には、それぞれシリンダ室81a、81bが形成される。
【0039】
ガスケット80の略中央には、エンドプレート18の他端面に連結される中空形状の円筒部材82が挿通されており、スライドテーブル16が端部に到達した際、ピストン28の突部30がガスケット80のダンパ部83に当接して停止する。
【0040】
図1および図2に示されるように、エンドプレート18の側面部には、ポート84a、84bがそれぞれ形成されている。該ポート84a、84bは、エンドプレート18内の図示しない通路を介して、シリンダチューブ14内のシリンダ室81a、81bとそれぞれ連通状態にある。
【0041】
そして、前記ポート84a、84bには、例えば、図示しない切換弁を介して、圧力流体供給源が接続されており、該圧力流体供給源からの圧力流体が、ポート84a、84bに選択的に供給される。
【0042】
また、図2に示されるように、エンドプレート18の一端面には、外側ポート86が形成されており、前記外部ポート86は、エンドプレート18の図示しない通路および流体バイパス用通路24a、24bを介して、シリンダチューブ14内の室に連通されている。なお、外側ポート86には、封止ねじ88が螺合されて塞がれている。
【0043】
本発明の実施の形態に係るベルト固定機構12が適用されたロッドレスシリンダ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。先ず、ベルト固定機構12の組み付けおよび調整方法について説明する。
【0044】
図2に示されるように、係合孔44の第2開口部64の内部に上ベルト38の端部、固定部材46、下ベルト40の端部をそれぞれ挿入して、固定部材46の下部に形成される係合溝60a、60bに下ベルト40のリップ部42a、42bを係合させるとともに、エンドプレート18の上面に形成されたねじ孔48a、48bに第1調整ねじ部材66および第2調整ねじ部材68を螺合する。
【0045】
次に、第2調整ねじ部材68の先端部と第2上側円弧部56との間に上ベルト38の端部を挟持して固定する。そして、第1調整ねじ部材66の先端部を第1上側円弧部54に当接させると、固定部材46と上ベルト38および下ベルト40とが固定された状態となる。
【0046】
さらに、固定部材46による上ベルト38の固定面とシリンダチューブ14の上面のベルト当接面26における上ベルト38との間に高低差が生じている際において、上ベルト38の固定面がベルト当接面26に対して上方に位置している場合、第2調整ねじ部材68を締め込んで下方側に螺回させるとともに、第1調整ねじ部材66を弛緩させて上方側に螺回させることにより、上ベルト38が下方に変位するため、ベルト当接面26と上ベルト38の固定面における高さ位置を同一とすることができる。
【0047】
また、上ベルト38の固定面がベルト当接面26に対して下方に位置している場合、第1調整ねじ部材66を締め込んで下方側に螺回させるとともに、第2調整ねじ部材68を弛緩させて上方側に螺回させることにより、上ベルト38が上方に変位するため、ベルト当接面26と上ベルト38の固定面における高さ位置を同一とすることができる。
【0048】
以上により本実施の形態では、固定部材46とエンドプレート18のねじ孔48a、48bに螺合される一組の調整ねじ部材50との間に上ベルト38を挟持させ、第1調整ねじ部材66および第2調整ねじ部材68のいずれか一方、あるいは、その両方を締め付けまたは弛緩することにより、上ベルト38が固定される高さ位置を簡便に調整することができる。
【0049】
このようにして組み付けおよび調整されたベルト固定機構12を有するロッドレスシリンダ10は、図3に示されるように、一方のポート84aに圧力流体(例えば、圧縮空気)が供給されると、この圧力流体は、図示しない通路を介してシリンダチューブ14内のシリンダ室81aに導入される。そして、この圧力流体によって、ピストン28が、図3に示す矢印A方向に押圧されると、このピストン28とともに、スライドテーブル16が矢印A方向に移動する。
【0050】
このとき、押え部材70によって閉じられているスライドテーブル16の右側の上ベルト38と下ベルト40は、スライドテーブル16の移動とともに、ベルトセパレータ36によって開かれる。
【0051】
そして、スライドテーブル16がさらに移動してピストン28の突部30がガスケット80のダンパ部83に当接すると、スライドテーブル16は、この位置に停止する。
【0052】
次に、図示しない切換弁を切り換えてポート84bに圧力流体を供給すると、この圧力流体は、図示しない通路を介して、シリンダチューブ14内のシリンダ室81bに導入される。そして、この圧力流体によって、ピストン28が、図3に示す矢印B方向に押圧されると、このピストン28とともに、スライドテーブル16が矢印B方向に移動する。
【0053】
このとき、スライドテーブル16が矢印A方向に移動する場合とは逆に、押え部材70によって閉じられていた上ベルト38と下ベルト40は、ベルトセパレータ36によって開かれ、また、ベルトセパレータ36によって開かれていた上ベルト38と下ベルト40は、押え部材70によって閉じられる。
【0054】
そして、スライドテーブル16がシリンダチューブ14の左側端部に到達すると、スライドテーブル16は、ピストン28の突部30がガスケット80のダンパ部83に当接することにより停止する。
【0055】
以上により本実施の形態では、エンドプレート18、係合孔44、固定部材46、上ベルト38等の各部材の寸法誤差により上ベルト38の高さ方向の位置に高低差が生じている際、第1調整ねじ部材66および第2調整ねじ部材68のいずれか一方、あるいはその両方を螺回することにより固定部材46を揺動作用下に変位させ、上ベルト38の高さ方向の位置を調整することができる。
【0056】
その結果、各部材の寸法誤差に応じて上ベルト38の高さ方向の位置を調整することができるため、上ベルト38がシリンダチューブ14のベルト当接面26より離間することがなく、上ベルト38によりスリット22をより確実にシールできるとともに、調整ねじ部材50を介して簡便に調整することができるため、組み付け作業性の向上を図ることができる。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0058】
すなわち、本発明では、固定部材によりベルト部材を固定し、固定位置調整手段によって前記固定部材を前記ベルト部材と一体的に揺動させることにより、ベルト部材の位置が変位するため、部材の寸法誤差によりベルト部材の位置に高低差が生じた場合においても、ベルト部材の高さ方向の位置を簡便に調整することができる。また、係止部材、固定部材およびベルト部材を分解して調整するという煩雑な作業が不要となるため、組み付け作業性および作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るベルト固定機構を有するロッドレスシリンダの斜視図である。
【図2】前記ロッドレスシリンダの一部省略分解斜視図である。
【図3】前記ロッドレスシリンダの横断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った縦断面図である。
【図5】前記ロッドレスシリンダの固定部材近傍の上ベルトを上方へ調整した状態における拡大縦断面図である。
【図6】前記ロッドレスシリンダの固定部材近傍の上ベルトを下方へ調整した状態における拡大縦断面図である。
【図7】前記ロッドレスシリンダの固定部材近傍の上ベルトを中間高さに調整した状態における拡大縦断面図である。
【符号の説明】
10…ロッドレスシリンダ 12…ベルト固定機構
14…シリンダチューブ 16…スライドテーブル
18…エンドプレート 22…スリット
28…ピストン 30…突部
32…シール部材 34…ピストンヨーク
36…ベルトセパレータ 38…上ベルト
40…下ベルト 44…係合孔
46…固定部材 48a、48b…ねじ孔
50…調整ねじ部材 52…フランジ部
54…第1上側円弧部 56…第2上側円弧部
58…下側円弧部 60a、60b…係合溝
66…第1調整ねじ部材 68…第2調整ねじ部材
81a、81b…シリンダ室 83…ダンパ部
84a、84b…ポート 86…外側ポート

Claims (4)

  1. 駆動機器のボディに軸線方向に沿って延在するスリットが形成され、前記スリットを閉塞する一組のベルト部材を固定するためのベルト固定機構であって、
    前記ボディの端部に連結される係止部材と、
    前記係止部材に形成された孔部に挿入され、前記一組のベルト部材を固定する固定部材と、
    前記係止部材に螺合される複数のねじ部材を介して前記固定部材を揺動変位させ、一方のベルト部材における高さ方向の固定位置を調整する固定位置調整手段と、
    を備え
    一方のねじ部材を螺回させることにより前記固定部材を押圧して揺動変位させると共に、他方のねじ部材により前記固定部材の揺動変位を規制することを特徴とするベルト固定機構。
  2. 請求項1記載のベルト固定機構において、
    前記固定部材には、一側面に略等長に形成される複数の第1円弧部と、他側面に形成され前記第1円弧部よりも曲率半径が大なる単一の第2円弧部とが設けられることを特徴とするベルト固定機構。
  3. 請求項1又は2記載のベルト固定機構において、
    前記ベルト部材は、金属製材料によって形成されることを特徴とするベルト固定機構。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のベルト固定機構において、
    前記ねじ部材は、前記第1円弧部の数に対応して設けられることを特徴とするベルト固定機構。
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