JP3701922B2

JP3701922B2 - Food packaging for microwave oven

Info

Publication number: JP3701922B2
Application number: JP2002064313A
Authority: JP
Inventors: 部公治阿; 義一長谷川; 邊宏康渡
Original assignee: Tohcello Co Ltd
Current assignee: Tohcello Co Ltd
Priority date: 2002-03-08
Filing date: 2002-03-08
Publication date: 2005-10-05
Anticipated expiration: 2017-05-08
Also published as: JP2002308348A

Description

【０００１】
【発明の技術分野】
本発明は電子レンジ用の食品包装体に関する。さらに詳しくは本発明は電子レンジで加熱した際に包装体内に発生する水蒸気圧が一定の値に達すると、この水蒸気を外部に選択的に放出して包装体全体にわたる破裂を防止することができると共に、包装体の内部圧が上昇するに従い包装体が自立するように膨張して下部が船底型（容器状）を形成する電子レンジ用食品包装体に関する。
【０００２】
【従来技術】
密封した包装体に食品をいれたまま電子レンジを用いて食品を加熱すると、内容物が温まると共に水蒸気が発生し、食品を密封した包装体が膨張し、ついには包装体が破裂して内容物が飛散することがある。
【０００３】
こうした水蒸気による包装体の破裂を防止するために、種々の提案がなされている。例えば包装体に小さな穴を開けて、保存する場合には、この穴をシール部材で塞いでおいて、電子レンジで加熱する場合にはこのシールを剥離して加熱により発生した水蒸気をこの穴から放出させる方法、内部水蒸気圧による引っ張り応力が所定の箇所に集中するように包装体の形状を特殊形状にする方法などがある（例えば、特開昭８-１１９３４３号、特開平７-２５７６６２号、特開平２-８４９０８号、特開昭６３-１３１９２６号、特開昭６３-２１８０７９号および実開平３-６０２３９号などの公報参照）。
【０００４】
しかしながら、これらの方法には、本来密封性を要求される包装体に穴を開ける必要があり、容器の気密性が損なわれる虞があり、また、特殊な形状の包装体を製造するための特殊な装置あるいは内部水蒸気圧を所定の箇所に集中させるために特殊なヒートシール装置が必要になるなどの問題があった。
【０００５】
また、図８に示すように、従来の電子レンジ用包装体において、側端部５４に除圧部５５を設けることが考えられるが、被包装体６０が液体を多量に含む場合、加熱による加圧で除圧部５５が開口して除圧する際に、被包装体６０である液体が包装体外に流出してしまう。
【０００６】
さらに、図９に示すように、背面の中心部にヒートシール部５３が形成された包装体（背貼袋あるいは合掌袋）も知られており、このような背面の中心部に設けられるヒートシール部５３に除圧部５５を設けることも考えられる。このように背面の中心部にヒートシール部５３に形成された除圧部５５を有する包装体は、内部圧が高くなって膨張し、次いで背面部の中心部に形成されたヒートシール部が開口すると、急速に内部圧力が低下するために膨張した包装体が潰れてしまう。従って、このような包装体を用いて液体の多い食品６０を包装しても、やはり開口部からの液体の流出を阻止することはできない。
【０００７】
【発明の目的】
本発明は、電子レンジを用いて食品を加熱した際に発生する水蒸気を、容器内の水蒸気圧によって所定のヒートシール部から抜き出るようにした電子レンジ用の食品包装体を提供することを目的としている。
【０００８】
さらに詳しくは本発明は、電子レンジを用いて加熱した際に容器内部に発生する水蒸気によって容器が破裂しないように、水蒸気が所定のヒートシール部から自動的に抜け出るようにした食品包装体であって、しかも特殊な装置等を使用することなく容易に製造することができる電子レンジ用の食品包装体を提供することを目的としている。
【０００９】
また、本発明は、おでん、ふろふき大根、生いか、生魚などのスープや煮汁などを多く含む味付け調理食品についても、煮汁洩れせずに除圧することができ、電子レンジ加熱終了後の開封に際しても液汁洩れせずに容易に開封でき、包装体の本体をトレーのように使用することができる電子レンジ用食品包装体を提供することを目的としている。
【００１０】
【発明の概要】
本発明の電子レンジ用食品包装体は、一方のエンドシール部（上端ヒートシール部）、他方のエンドシール部（底端ヒートシール部）および背面ヒートシール部を有し、該両エンドシール部は強ヒートシール部であり、該背面ヒートシール部は弱ヒートシール部であり、包装体の背面部の中心部分に仮想される仮想中心線から背面ヒートシール部が形成されている側の縁部までの長さをｎ、仮想中心線から背面ヒートシール部までの長さをｍとしたときに、ｍ／ｎの値が１／２０〜１９／２０の範囲内になるように該仮想中心線と略平行に１本の背面ヒートシール部が設けられており、該背面ヒートシール部の長さ方向の中心近傍に、該背面ヒートシール部の外縁から内部方向に向かってヒートシール幅の１／４〜３／４の幅の非シール部を有し、該背面ヒートシール部が除圧可能にされていると共に、背面ヒートシール部の先端部リリース部を設けてなることを特徴としている。
【００１１】
さらに、本発明の電子レンジ用包装体は、上記のように非シール部を有する背面ヒートシール部を仮想中心線から上記所定の範囲だけずらして形成すると共に、両エンドシール部を強ヒートシール部とし、背面ヒートシール部を弱ヒートシール部とすることが好ましい。
【００１２】
このように本発明の食品包装体は、所謂背貼袋あるいは合掌袋でありながら、背面の中心に仮想される仮想中心線を除く背面部に１条の背面ヒートシール部が設けられていることから、電子レンジで加熱して内部圧力が高くなると背面ヒートシール部が起立して膨張し、この起立した背面ヒートシール部が竜骨のように作用して食品包装体の内部圧が開口した除圧口から抜けても、本発明の食品包装体は、膨張した形態を維持する。即ち、本発明の食品包装体は、電子レンジで加熱することにより膨張して舟形の形態を有するようになり、除圧口が開口して内部圧力が低下しても、この舟形の形態が維持される。従って、本発明の食品包装体を用いることにより、液体量の多い食品であっても、汁洩れが生ずることなく電子レンジ加熱をすることができる。
【００１３】
なお、本発明の電子レンジ用食品包装体を電子レンジで加熱する際には、背面を上にして加熱する。従って、本発明において背面とは便宜的に袋の表面の反対側を意味しているのであり、この背面が表面であってもよいことは勿論である。
【００１４】
【発明の具体的説明】
次に本発明の電子レンジ用食品包装体について具体的に説明する。図１は、本発明の電子レンジ用食品包装体の例を模式的に示す図である。
【００１５】
図１に示すように、本発明の電子レンジ用食品包装体１は、一方のエンドシール部（本発明では便宜上「上端ヒートシール部」と記載することもある）１１、他方のヒートシール部（本発明では便宜上「底端ヒートシール部」と記載することもある）１２および背面ヒートシール部１３aを有している。なお、食品を封入する前において、上記上端ヒートシール部１１または底端ヒートシール部１２のいずれか一方、通常は上端ヒートシール部１１は開口されており、食品が充填される前は、通常は、この上端ヒートシール部はヒートシール予定部であり、ヒートシールされていない。
【００１６】
本発明の電子レンジ用食品包装体には、背面ヒートシール部が形成されており、図１には１本の背面ヒートシール部１３aが形成され包装体が示されている。
この背面ヒートシール部１３aは、本発明の食品包装体の背面に仮想される中心線１０の上にはなく、仮想中心線１０よりも縁１４a側にずれた位置に形成されている。このように背面ヒートシール部１３aを仮想中心線１０よりも縁１４a側にずらして形成することにより、図３に示すように、本発明の食品包装体が膨張した際に起立した背面ヒートシール部１３aと縁１４aとによって略三角形１５が形成され、除圧した後も、起立した背面ヒートシール部１３aが船底の竜骨のように作用して、この略三角形１５の部分の形態が維持されることから、膨張した本発明の食品包装体の形態が、除圧した後も維持される。従って、背面ヒートシール部１３aに形成されている非シール部１６a（加熱されて除圧口となる）が加熱による内部圧の上昇によって開口しても、食品包装体の形態が膨張した状態で維持されることから、開口した除圧口から汁洩れなどが生じにくい。
【００１７】
本発明の食品包装体１において、背面ヒートシール部１３aは、仮想中心線１０上にはなく、この仮想中心線よりも縁１４a側に偏って１本設けられている。この仮想中心線１０から縁１４aまでの長さをｎとし、仮想中心線１０から背面ヒートシール部１３aまでの長さをｍとすると、通常はｍ／ｎの値が１／２０〜１９／２０の範囲内になるように背面ヒートシール部１３aを設け、好ましくは５／２０〜１７／２０の範囲内になるように設け、さらに８／２０〜１４／２０になるように背面ヒートシール部１３aを１本設けることが特に好ましい。このような位置に背面ヒートシール部１３aを1本を設けることにより、本発明の食品包装体は、除圧口が開口しても、引き続き膨張した形態を維持しやすくなる。
【００１８】
この背面ヒートシール部１３aは、加熱によって内部圧力が高くなったときに、この内部圧力によって開口して包装体内の圧力を減ずることができるように形成されている。具体的には、この背面ヒートシール部１３aあるいは背面ヒートシール部１３aには、それぞれのヒートシール部の長さ方向の中心部近傍に、非シール部１６aが形成されており、包装体内の圧力が一定以上になったときに、この非シール部１６aが開口して内部圧力を減ずることができる。
この非シール部の形状は、例えば図３、図４および図５の（ａ）〜（ｅ）に示すように、種々の形状にすることができる。図３および図４には、山型の非シール部１６a,１６bが形成された長方形の包装体の背面ヒートシール部が示されている。そして、この背面ヒートシール部１３ aの幅Ｄ₁は、通常は０.５〜２.０cm、好ましくは０.８〜１.０cmであり、本発明における非シール部１６ aの幅Ｄ2またはＤ3は、この背面ヒートシール部の外縁から内部方向に向かってこのヒートシール幅Ｄ₁の１／４〜３／４の幅、好ましくは１／３〜２／３の幅になるように形成されている。図３において、非シール部１６ａ−１の幅Ｄ₂は、背面ヒートシール部１３ aの幅Ｄ₁の３／４である態様が示されており、非シール部１６ｂ−１ , １６ c −１の幅Ｄ₃は、背面ヒートシール部１３aの幅Ｄ1の１／２である態様が示されている。このように背面ヒートシール部１３ aの幅に対する非シール部１６ aの幅を上記の範囲内にすることにより、保存中における内容物である食品が漏出することがなく、かつ電子レンジによる加熱によって背面ヒートシール部１６ aが容器内に発生する水蒸気による内圧によって剥離して非シール部１６ aとの間に除圧口を確実に形成することができる。
【００１９】
また、この非シール部１６ aは、背面ヒートシール部１３ aの外縁部分の非シール長さＬ1が食品包装体１の内部２の非シール部の長さよりも長く（広く）、かつ非シール部１６ aの容器内方向の先端が所定の角度をもってＶ字型あるいは楔型に形成されていることが好ましい。
【００２０】
即ち、例えば先端の角度がθ₁である非シール部１６a-1についてみると、この楔型の非シール部１６a-1は、外縁部の長さがＬ₂であり、このＬ2を底辺とし、頂点の角度がθ₁である二等辺三角形の形状を有している。また、例えば先端の角度がθ₂およびθ₂である非シール部１６b-1および１６c-1についてみると、それぞれ楔型をして全体で山型の非シール部１６b-1および１６c-1は、外縁部の長さがそれぞれＬ₃およびＬ₄であり、これらＬ₃およびＬ₄を底辺とし、頂点の角度がθ₂でθ₃である三角形の形状を有している。そして、この付番１６a-1、１６b-1および１６c-1が複合した非シール部１６a,１６bは、外縁部の長さがＬ1であり、この非シール部１６a,１６bの長さＬ1は、ヒートシール部１９の食品包装体１の内部２の方向に向かうに従ってその長さが短くなっている。さらに、この非シール部１６a,１６bの先端部分１６a-1、１６b-1、１６c-1は、それぞれθ₁、θ₂、θ₃の角度で形成されている。ここでθ₁、θ₂、θ₃で表される非シール部１６a,１６bの先端の角度は、通常は１０度〜１６０度、好ましくは４５度〜１４０度、特に好ましくは６０度〜１２０度である。このように非シール部１６a,１６bの先端を上記のような角度で形成することにより、容器内の水蒸気圧によって背面ヒートシール部１３a,１３bが食品包装体１の内部２から剥離した際にこの非シール部１６a,１６bとの間に形成される除圧口の大きさが必要最低限度の大きさになり、内容物が漏出せず、かつ食品包装体１の内部２で発生した水蒸気を効率よく放出させることができる。
【００２１】
この非シール部１６aは、図１に示すように、背面ヒートシール部１３aの長さ方向の中央部近傍に設けることが好ましい。食品包装体１の内部２で発生した水蒸気による圧力は、この部分に集中しやすいからである。
【００２２】
また、この非シール部１６ a長さと背面ヒートシール部１３ aの長さとの割合は任意設定することができるが、背面ヒートシール部１３ aの長さに対して非シール部１６ aの長さＬ₁が５％以上であることが好ましい。非シール部をリリース部として本発明の包装体を開封する場合は、指先で剥離できる長さが好ましく、具体的には０.５cm以上、より好ましくは１cm以上である。また、非シール部１６ aを背面ヒートシール部１６ a全体にわたって形成することもできる。
【００２３】
本発明の電子レンジ用食品包装体１は、図１に示されるように、底端ヒートシール部１２および背面ヒートシール部１３aが予めヒートシールされ、食品３を充填した後に、必要により脱気されて、食品充填口である上端ヒートシール部１１がヒートシールされて密封された袋状である。本発明の電子レンジ用食品包装体１のヒートシール部１１,１２,１３aはイージーピール性であることが望ましく、かつ非シール部１６aが形成される背面ヒートシール部１３aは、他のヒートシール部１１,１２よりもシール強度が低くされていることが望ましい。本発明において、イージーピールとは、シール強度が８００ｇ/15mm以下であるヒートシールである。
【００２４】
このようなイージーピール性のヒートシール部を形成することができるフィルムは、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンからなる単層フィルムで有ってもよいが、ガスバリア性のよいエチレン-酢酸ビニル共重合体鹸化物(EVOH)等を用いた多層フィルムが好適である。このような多層フィルムの例としてはＰＰ／ＥＶＯＨ／ＰＰ、ＰＰ／ＫＮｙ／ＥＶＡ、ＰＰ／ＥＶＯＨ／Ｎｙ／ＰＥ、ＰＰ／Ｎｙ／ＥＶＯＨ／Ｎｙ／ＥＶＯＨ／ＩＯＮ、Ｎｙ／ＥＶＯＨ／ＬＬＤＰＥ、Ｎｙ／ＥＶＯＨ／ＥＶＡ、ＥＶＯＨ／Ｎｙ／ＰＥ等を挙げることができる。ここで「ＰＥ」はポリエチレン、「ＰＰ」はポリプロピレン、「Ｎｙ」はナイロン、「ＫＮｙ」は塩化ビニリデンコートナイロン、「ＩＯＮ」はアイオノマーである。上記例示した多層フィルムの構成で右側に記載された層がシーラント層である。
【００２５】
特に本発明では耐熱性およびバリアー性を有する表基剤層と耐熱性および剥離性を有するポリオレフィン系のシーラントフィルムをポリイソシアネート系化合物からなる接着剤を使用して複合した積層フィルムが好ましい。このような積層フィルムはポリオレフィン系のシーラントフィルムがイージーピール性を有しているのでヒートシール面にイージーピール性を持たせることができる。
【００２６】
上記のようなフィルムを使用してイージーピール性を有すると共に、ヒートシール強度の高い部分と低い部分とを形成することが必要となる。一般的には、イージーピール性を有するヒートシールフィルムを製造する際に形成されるフィルムの流れ方向に平行な辺同士をヒートシールした場合と、フィルムの流れ方向に直角は辺同士をヒートシールした場合のヒートシール強度を比較すると、平行な辺同士をヒートシールしたときのシール強度の方が高くなる。
【００２７】
【表１】

【００２８】
註）上記表１において
「ＴＤ」はフィルムの流れと平行な方向をヒートシール
した際のシール強度であり、
「ＭＤ」はフィルムの流れに直角な方向をヒートシール
した際のシール強度であり、
ヒートシール温度は１５０℃
ヒートシール圧力は２kg/cm²
ヒートシール時間は１秒ヒートシール回数は一回である。
【００２９】
ただし、この場合、ヒートシール条件（温度、圧力、時間、回数）は同一の条件とする。
また、接着剤やインク等を介在させてシール強度の強弱を形成することも可能であるが、この場合は、接着剤等の種類を変える等の方法も採られるが、フィルムのシール層に対する塗布するあるいは印刷する等の工程が増えることになる。
【００３０】
本発明においては、ヒートシール条件（温度、圧力、時間、回数）を変えることにより、本来強ヒートシール強度となる背面ヒートシール部（フィルム流れに平行）を弱ヒートシール強度とし、本来弱ヒートシール強度となる上端、底端ヒートシール部を強ヒートシール強度とし、その強度の差異を利用している。
【００３１】
【表２】

【００３２】
註）上記表２において
「ＴＤ」はフィルムの流れと平行な方向をヒートシール
した際のヒートシール強度であり、
ヒートシール条件は、
ヒートシール温度＝１５０℃
ヒートシール圧力＝２kg/cm²
ヒートシール時間＝１秒ヒートシール回数＝１回であり、
「ＭＤ」はフィルムの流れに直角な方向をヒートシール
した際のヒートシール強度であり、
ヒートシール条件は、
ヒートシール温度＝１８０℃
ヒートシール圧力＝３kg/cm²
ヒートシール時間＝２秒ヒートシール回数＝１回である。
【００３３】
また、長方形の袋を製造した場合、長方形の短い辺よりも長い辺の方が膨張に対する耐性が小さく、フィルムのヒートシール部を引き剥がそうとする応力も大きくなるので、シール長さの長い（広い）背面ヒートシール部が先に剥離する。
【００３４】
従って、電子レンジを用いた加熱によって発生する水蒸気圧は、弱ヒートシール部を形成し、なおかつ袋の長辺と同じ長さのシール長さを有する背面ヒートシール部の中央に最も多大な作用を及ぼすことになる。
図１で示すと、この食品包装袋１において、この袋を形成するフィルムを製造した際
のフィルムの流れ方向は矢印５で示す方向であり、従って背面ヒートシール部１３ａは、このフィルムの流れ方向と平行であり、上端ヒートシール部１１および底端ヒートシール部１２はフィルムの流れ方向と直角である。
【００３５】
背面ヒートシール部１３ａは、温度１５０℃、圧力２Kg/cm²、時間１秒、回数１回の条件でヒートシールしているが、上端、底端ヒートシール部１１，１２は、温度１８０℃、圧力３Kg/cm²、時間２秒、回数１回の条件でヒートシールしているので、ヒートシール部１１，１２の方がシール強度が高くなる。
【００３６】
従って、表１で示したように、一般的には、同一条件下でヒートシールされた場合、ＴＤ／ＴＤのシール強度がより高く、ＭＤ／ＭＤのシール強度がより低い値を示すが、表２に示したように、本発明においては、このヒートシール条件を変えることにより、一般的なヒートシール強度の差異を独自にコントロール、逆転させることにより作為的なシール強度の差１２０ｇ／15mmを利用して選択的な水蒸気抜きを行っているのである。
さらに、図１に示すような食品包装袋において、ヒートシール幅を同一にしたときの弱ヒートシール部１３ aの中心部および強ヒートシール部１１,１２のシール強度（１８０゜剥離強度）の例を表３に示す。
【００３７】
【表３】

【００３８】
上表から明らかなように、本発明の電子レンジ用包装体では、背面にある弱ヒートシール部１３ aのシール強度が、底端部および上端部の強ヒートシール部１１,１２の中央部よりも低い。本発明の電子レンジ用食品包装体には、上記のような弱ヒートシール部に、ヒートシールしていない部分、即ち非シール部１５が形成されている。
内部２に食品２０が充填された本発明の電子レンジ用包装体１を加熱することにより内部２に生ずる水蒸気圧力は、食品包装体の内部２から各ヒートシール部１１,１２,１３ aに均一にかかるが、ヒートシール部１１および１２は強ヒートシール部であり、強ヒートシール部１１および１２が剥離することはなく、図5(a)に示すように、包装体１の内部２から水蒸気圧が背面ヒートシール部１３ aにかかり、この弱ヒートシール部１３ aを内部２から剥離する。図４において２１は水蒸気圧によって弓形に剥離した弱ヒートシール部である。即ち、密封包装された食品が電子レンジのマイクロ波エネルギーを吸収して発熱させるとともに、食品の温度が上昇して、食品中に含有される水分子の運動が激しくなると同時に、味付け等を目的とした調理液の水分の一部が気化して水蒸気になり、容器内の内圧が高くなる。そして、さらに内部２の水蒸気圧が高くなると、背面ヒートシール部の剥離２１がさらに深くなり、ついには背面ヒートシール部１３ aの外縁から内部２方向に向かって形成された非シール部頂点１６a-1にまで達し、図４(b)に示すように除圧口２３aが形成され、この除圧口２３aから内部２の水蒸気が排出される。こうして除圧口２３aから水蒸気が放出されてもまだ内部水蒸気圧が高いと、さらに背面ヒートシール部の剥離が進み、非シール部１６a-1よりも浅い非シール部頂点１６b-1あるいは１６c-1にまで剥離が到達し新たな除圧口２３bが形成される。
【００３９】
同時に、図２に示すように、包装体が膨張すると包装体を形成するフィルムはシール面に対して幅方向に剥離すると共に、この背面ヒートシール部１３aが持ち上げられ、さらに背面ヒートシール部１３aが起立する。こうして起立した背面ヒートシール部１３aは、この包装体において、竜骨（キール）のように作用して図２に１５で示した三角形を形成し、非シール部１６aから蒸気が放出された後も、この起立した背面ヒートシール部１３aによって、三角形１５の形状が維持されるので、内部圧力が低下しても本発明の包装体１は成形容器の如くに自立するので潰れることがない。
【００４０】
このようにして本発明の食品包装体を背面を上にして電子レンジで加熱することにより、背面ヒートシール部１３aが起立し、次いでこの背面ヒートシール部１３aに設けられた非シール部１６aに除圧口が形成され内部に発生した水蒸気が放出される。このように除圧口から水蒸気が放出されることによって内部圧力は低下するけれども、一旦起立した背面ヒートシール部１３aは、そのまま起立し続ける。そして、除圧口は、背面ヒートシール部１３aに形成されるために、この除圧口から汁洩れが生ずることはない。また、背面部分のフィルムを撤去しても、本発明の食品包装体は、加熱後も膨張した形態、即ち舟形を形成し続けるので、この背面部分が撤去された食品包装体があたかも成形容器のように機能する。従って、液体の多い食品であっても汁洩れがなく、直接電子レンジで加熱することができると共に、加熱後、背面部分のフィルムを撤去して、この包装体をそのまま容器として使用することも可能である。
【００４１】
本発明の電子レンジ用食品包装体は、例えば図６に示すようにして製造することができる。例えば、図１に示す電子レンジ用食品包装体１は、１枚のフィルム３０を、熱接着面が内側に位置し、背面ヒートシール部１３aを形成するように端部を折り曲げてセーラ板３２の周囲に配置し、ヒートシールバー３３で加熱圧着することにより背面ヒートシール部１３aを形成し、次いで、底端ヒートシール部を加熱圧着することにより製造することができる。
また、図７に示すように、フィルムフォーマー３５を用いて、フィルム３０を、図６
（ａ）に示すような断面形状に折りたたみ、背面用ヒートシールバー３３を用いて、背面ヒートシール部をヒートシールする。図７（ａ）においては、この背面をヒートシールするために背面用ヒートシールバー３３を用いており図７（ｂ）では、ローラー式ヒートシールバー３３ｃを用いている。このヒートシールバー３３およびローラー式ヒートシールバー３３ｃには、非ヒール部を形成するために例えば山型の溝を形成することにより非加熱部が形成されている。また、図７（ａ）に示す背面用ヒートシールバー３３を用いる場合、背面用ヒートシールバー３３の長さよりもフィルム３０の送り長さを長くすれば、背面にヒートシールされない部分を形成することができ、この部分をリリース部とすることができ、図８（ｂ）に示すローラー式ヒートシールバー３３ｃを用いてリリース部を形成する場合よりも操作が煩雑にならず有利である。なお、上記背面用ヒートシールバーで背面合掌部をヒートシールする際には、折り曲げられたフィルムの内側にセーラ板を内在させる。
【００４２】
上記のように背面ヒートシール部１３ａを形成した後、エンドシールバー３６で、フィルムの流れ方向に対して直角にヒートシールして底端ヒートシール部１２を形成し、次いで切断刃３４でフィルムの流れ方向に直角にフィルムをカットすることにより、本発明の包装体１を得ることができる。
【００４３】
そして、ここで使用されるヒートシールバーに、非シール部１６ aの形状に対応した形状の非加熱部分（あるいは非圧着部分）を形成することにより、背面ヒートシール部１３ aに非シール部１６ aを形成することができる。この非シール部１６ aは、加熱後、リリース部としても機能させることができる。
なお、上記図６（ａ）は、背面ヒートシール部が一カ所に形成された態様の包装体を製造する例を示したものである。
【００４４】
このように背面ヒートシール部１３aおよび底端ヒートシール部１２を形成し、食品を充填し、必要により脱気した後、上端ヒートシール部１１をヒートシールすることにより形成する。
【００４５】
本発明の電子レンジ用食品包装体は、上記のような構成を有しているが、さらに、背面ヒートシール部１３aのいずれかの位置、好ましくは上端ヒートシール部１１よりもさらに先端部にリリース部１７を設けることが好ましい。このリリース部１７は、通常は、背面ヒートシール部１３aの上端ヒートシール部よりも先端部分をヒートシールしないことにより形成することができる。このようにリリース部１７を設けることにより、電子レンジによる加熱後に、背面を形成するフィルム１８を容易に剥離することができる。
【００４６】
上記の説明は、１枚のフィルムを用いて正方形あるいは長方形の袋状の包装体に関するものであるが、さらに２枚のフィルムを用いて四辺形以外の多角形にすることもできる。この場合には、縁部１４aおよび／または１４bをヒートシールする。さらに、本発明では、背面ヒートシール部１３aが設けられていない面、即ち表面を形成するフィルムの面積を背面を形成するフィルムの面積よりも広くすることもできる。
【００４７】
本発明の電子レンジ用食品包装体は、ピラフ、白飯、ハンバーグ、弁当、さつま芋およびじゃが芋などの根菜類、笹かまおよび揚げかま等の水産物および練り食品、卵およびソーセージ等の畜肉加工品、その他調理済み食品全般等、電子レンジで加熱する食品の包装に用いられる他、従来は電子レンジによる直接加熱が難しかったおでん、ふろふき大根、生いか・生魚などのスープや煮汁などを多く含む味付け調理食品についても、煮汁洩れせずに電子レンジを用いて直接加熱することができる。さらに本発明の包装体は、食品以外であっても、電子レンジを用いて加熱するおしぼり、医薬用温湿布等の包装体としても利用することができる。
【００４８】
【発明の効果】
本発明の電子レンジ用食品包装体によれば、食品等を充填密封して包装体ごと電子レンジで加熱することにより発生する水蒸気によって包装体の背面に設けられた背面ヒートシール部が起立して包装体を舟形にすると共に、この起立した背面ヒートシール部に設けられた非シール部から選択的に水蒸気を排出することができるので、煮汁などの液体成分の多い食品であっても電子レンジを用いて直接加熱することができる。
【００４９】
また、除圧口が形成するまでの間に袋内圧が適度に高められることにより、加圧調理した場合と同様の効果（食品の芯部まで加熱することができる）が得られる。しかも、電子レンジでマイクロ波加熱する前は完全に密封状態にあるので、食品を衛生的に維持保存できる。
【００５０】
さらに、加熱して非シール部から水蒸気が排出された部分は、シールが剥離されているので、この部分からフィルムを剥がすことができ、この剥離した部分は従来の包装体に形成されたリリース部と同等の作用を有する。
【００５１】
【実施例】
次に本発明の電子レンジ用食品包装体について実施例を示して具体的に説明するが本発明はこれらによって限定されるものではない。
【００５２】
【実施例１】
図１に示す食品包装袋に味付け生いか（未調理）（個体重量１７０ｇ、液体重量１００ｇ）を充填密封した。この食品包装袋は１枚の複合プラスチックフィルムから形成されており、包装袋には、底端ヒートシール部１２および非シール部１６aを有する背面ヒートシール部１３aが形成されている。この包装袋に上記食品を充填した後、この上端部（食品充填口）１１をヒートシールした
１３ａのヒートシール条件は、次の通りである。
温度＝１５０℃
圧力＝２kg/cm²
時間＝１秒
回数＝１回
ヒートシール幅Ｄ₁＝１０mm
背面ヒートシール部１３aの付設位置
ｍ／ｎ＝１４／２０
山型の高い非シール部の幅Ｄ₂＝５mm
山型の低い非シール部の幅Ｄ₃＝３mm
山型の高い非シール部の頂部の角度θ₁＝１３０度
山型の低い非シール部の頂部の角度θ₂,θ₃＝１１５度
上端・底端部１１、１２のヒートシール条件は、次の通りである。
温度＝１８０℃
圧力＝２kg/cm2
時間＝２秒
回数＝１回なお、
背面ヒートシール部１３aのシール強度は７３０g/15mmであり、強ヒートシール部である底端ヒートシール部１２および上端ヒートシール部１１のヒートシール強度は８５０g/15mmであり、両者のシール強度の差は１２０g/15mmであった。
【００５３】
この味付け生いか（未調理）（初期温度２℃、充填量２７０ｇ）が充填された食品包装袋を電子レンジ（TOSHIBA(株)製、ER-240）に入れ、マイクロ波加熱を開始すると、内容物中の水分が気化し、加熱開始後、４０〜６０秒で蒸気が発生し食品包装袋が膨れ始め、背面ヒートシール部１３aが起立し始めた。９０〜１２０秒経過後には、内容物の温度が７０〜８０℃に達すると共に、食品包装袋が膨張して、発生した水蒸気圧により背面ヒートシール部１３aに形成された非シール部１６a部分を引き裂こうとする力が袋内に生じ、これにより背面ヒートシール部１３aの中央部近傍からシールが剥がれはじめた。
【００５４】
加熱後１５０〜２１０秒後には、背面ヒートシール部の中央部近傍で始まったヒートシールの剥がれが、背面ヒートシール部１３aの中央部に形成された山型の非シール部１６aの頂点に達して除圧口が形成され、ここから食品包装袋１の内部２の蒸気が排出され、内部２が降圧された。この除圧口は山型の非シール部の３つの頂点に形成され、圧力が徐々に低下するので、爆発的な除圧はなく、静かに除圧された。
【００５５】
こうして水蒸気が排出された後も、背面ヒートシール部１３aは起立した状態を保ち、包装体全体が舟形に変形し、煮汁の洩れだしはなかった。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の電子レンジ用食品包装体の一例を示す説明図である。
【図２】図２は、参考図であり、背面ヒートシール部を 2 本形成した場合を例にして、電子レンジ用食品包装体を加熱した際に生ずる変化を模式的に示した図である。
【図３】図３は、非シール部の一例を示す説明図である。
【図４】図４は、水蒸気圧の変化に伴う非シール部の状態の変化を示す説明図である。
【図５】図５は、本発明の包装体に形成される非シール部の形状の例を示す図である。
【図６】図６は、本発明の包装体の製造例を示す図である。
【図７】図７は、本発明の包装体の連続的な製造例を示す図である。
【図８】図８は、従来の包装体に非シール部を設けた図である。
【図９】図９は、従来の包装体に非シール部を設けた図である。
【符号の説明】
１・・・電子レンジ用食品包装体
２・・・包装体の内部
１０・・・仮想中心線
１１・・・一方のエンドシール部（上端ヒートシール部）
１２・・・他方のエンドシール部（底端ヒートシール部）
１３ a・・・背面ヒートシール部
１６ a・・・非シール部
１７・・・リリース部
２０・・・食品
２１・・・剥離部
３０・・・フィルム（１）
３１・・・切り落とし部
３２・・・セーラ板
３３・・・ヒートシールバー
３４・・・フィルム（２）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
  The present invention relates to a food package for a microwave oven. More specifically, in the present invention, when the water vapor pressure generated in the package body when heated in the microwave oven reaches a certain value, the water vapor is selectively discharged to the outside to prevent the entire package body from bursting. In addition, the present invention relates to a food packaging for a microwave oven that expands so that the packaging body is self-supporting as the internal pressure of the packaging body rises and the lower part forms a ship bottom (container shape).
[0002]
[Prior art]
  When food is heated using a microwave oven with the food in the sealed package, the contents are heated and water vapor is generated, and the package sealed with the food expands. May scatter.
[0003]
  Various proposals have been made to prevent such rupture of the package due to water vapor. For example, when a small hole is made in a package and stored, the hole is closed with a seal member, and when heated in a microwave oven, the seal is peeled off and water vapor generated by heating is removed from the hole. There are a method of releasing, a method of making the shape of the package into a special shape so that the tensile stress due to the internal water vapor pressure is concentrated at a predetermined location, etc. JP-A-2-84908, JP-A-63-131926, JP-A-63-218079 and JP-A-3-60239).
[0004]
  However, in these methods, it is necessary to make a hole in a package that originally needs to be sealed, which may impair the airtightness of the container. And a special heat sealing device is required to concentrate the internal water vapor pressure at a predetermined location.
[0005]
  Also,FIG.As shown in FIG. 4, in the conventional microwave packaging body, it is conceivable to provide the pressure-removal portion 55 at the side end portion 54. However, when the packaged body 60 contains a large amount of liquid, the pressure is removed by heating. When the part 55 is opened and the pressure is released, the liquid as the packaged body 60 flows out of the packaged body.
[0006]
  further,FIG.As shown in FIG. 4, there is also known a package (back-attached bag or jointed bag) in which a heat seal portion 53 is formed at the center of the back surface. It is also possible to provide the pressure part 55. Thus, the package having the pressure-removal part 55 formed in the heat seal part 53 at the center part of the back surface expands with the internal pressure increased, and then the heat seal part formed in the center part of the back surface part opens. Then, since the internal pressure rapidly decreases, the expanded package is crushed. Therefore, even if the food 60 with a lot of liquid is packaged using such a package, the liquid cannot be prevented from flowing out from the opening.
[0007]
OBJECT OF THE INVENTION
  An object of the present invention is to provide a food package for a microwave oven in which water vapor generated when the food is heated using a microwave oven is extracted from a predetermined heat seal portion by the water vapor pressure in the container. It is said.
[0008]
  More specifically, the present invention relates to a food packaging body in which water vapor automatically escapes from a predetermined heat seal portion so that the water vapor generated inside the container does not rupture when heated using a microwave oven. And it aims at providing the food packaging body for microwave ovens which can be manufactured easily, without using a special apparatus etc.
[0009]
  In addition, the present invention is also able to remove pressure without causing leakage of boiled soup and boiled soup such as oden, fluffy radish, raw squid, raw fish, etc. Another object of the present invention is to provide a food package for a microwave oven that can be easily opened without leakage of the juice and that can be used like a tray.
[0010]
SUMMARY OF THE INVENTION
  The food packaging for microwave oven of the present invention has one end seal part (upper end heat seal part) and the other end seal part.(Bottom end heat seal portion) and back heat seal portion, both end seal portions are strong heat seal portions, the back heat seal portion is a weak heat seal portion, and at the center of the back portion of the package M / n, where n is the length from the virtual center line to the edge on the side where the rear heat seal portion is formed, and m is the length from the virtual center line to the rear heat seal portion. One back heat seal portion is provided substantially in parallel with the virtual center line so that the value is within a range of 1/20 to 19/20, and in the vicinity of the center in the length direction of the back heat seal portion. The back heat seal part has a non-seal part with a width of 1/4 to 3/4 of the heat seal width from the outer edge toward the inside, and the back heat seal part can be depressurized.Along with this, the rear heat seal part has a tip release part.It is characterized by that.
[0011]
  Furthermore, the microwave oven packaging body of the present invention is formed by shifting the back heat seal part having the non-seal part as described above from the virtual center line by the predetermined range, and the both end seal parts are strong heat seal parts. It is preferable that the back heat seal part is a weak heat seal part.
[0012]
  Thus, although the food packaging body of this invention is what is called a back sticking bag or a palm bag, the back surface heat seal part is provided in the back surface part except the virtual center line virtual at the center of the back surface. Then, when the internal pressure rises when heated in a microwave oven, the back heat seal part rises and expands, and this back heat seal part acts like a keel to release the internal pressure of the food packaging body Even if it comes out of the mouth, the food packaging body of the present invention maintains the expanded form. That is, the food packaging body of the present invention expands to form a boat shape when heated in a microwave oven, and this boat shape is maintained even when the pressure reducing opening is opened and the internal pressure is reduced. Is done. Therefore, by using the food package of the present invention, even a food with a large amount of liquid can be heated in a microwave oven without causing leakage.
[0013]
  In addition, when heating the food packaging body for microwave ovens of this invention with a microwave oven, it heats with the back side up. Therefore, in the present invention, the back surface means the opposite side of the surface of the bag for convenience, and the back surface may of course be the surface.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Next, the food packaging body for microwave ovens of the present invention will be specifically described. Drawing 1 is a figure showing typically an example of a food packaging object for microwave ovens of the present invention.
[0015]
  As shown in FIG. 1, the food packaging 1 for a microwave oven according to the present invention includes one end seal portion (may be referred to as “upper end heat seal portion” for convenience in the present invention) 11, the other heat seal portion ( In the present invention, it is sometimes referred to as “bottom end heat seal portion” for convenience) and a rear heat seal portion 13a. In addition, before enclosing food, either the upper end heat seal part 11 or the bottom end heat seal part 12, usually the upper end heat seal part 11 is open, and before filling with food, The upper end heat seal portion is a heat seal planned portion and is not heat sealed.
[0016]
  The food packaging body for a microwave oven of the present invention has a back heat seal portion formed, and FIG. 1 shows a back heat seal portion 13a and a package body.Yes.
thisThe back heat seal part 13a is not on the center line 10 imagined on the back of the food packaging body of the present invention, but is formed at a position shifted from the virtual center line 10 toward the edge 14a. Thus, by forming the back surface heat seal portion 13a so as to be shifted to the edge 14a side from the virtual center line 10, as shown in FIG. 3, the back surface heat seal portion that stands when the food packaging body of the present invention expands. 13a and the edge 14a form a substantially triangular shape 15. Even after the pressure is released, the standing rear heat seal portion 13a acts like a keel on the bottom of the ship, so that the shape of the substantially triangular portion 15 is maintained. Therefore, the expanded form of the food packaging body of the present invention is maintained even after the pressure is released. Therefore, even if the non-sealed portion 16a (which is heated and becomes a pressure-removing port) formed on the back heat seal portion 13a is opened due to an increase in internal pressure due to heating, the form of the food package is maintained in an expanded state. Therefore, it is difficult for the juice to leak from the open pressure release port.
[0017]
  In the food packaging body 1 of the present invention, the back heat seal portion 13a is not on the virtual center line 10, but is provided in a single direction on the edge 14a side from the virtual center line. When the length from the virtual center line 10 to the edge 14a is n and the length from the virtual center line 10 to the rear heat seal portion 13a is m, the value of m / n is usually 1/20 to 19/20. The back heat seal part 13a is provided so as to be within the range of the above, preferably provided so as to be within the range of 5/20 to 17/20, and further to the back heat seal part 13a so as to be within the range of 8/20 to 14/20. It is particularly preferable to provide one. By providing one back heat seal portion 13a at such a position, the food packaging body of the present invention can easily maintain the expanded form even when the pressure release opening is opened.
[0018]
  The back heat seal portion 13a is formed so that when the internal pressure is increased by heating, the back heat seal portion 13a can be opened by the internal pressure to reduce the pressure in the package. Specifically, the back heat seal portion 13a or the back heat seal portion 13a is formed with a non-seal portion 16a in the vicinity of the center portion in the length direction of each heat seal portion, so that the pressure in the package is reduced. When the pressure exceeds a certain level, the non-seal portion 16a is opened to reduce the internal pressure.
  The shape of this non-seal part is, for example,3, 4 and 5As shown in (a) to (e) of FIG.3 and 4Shows a back heat seal part of a rectangular package in which mountain-shaped

non-seal parts

16a and 16b are formed. And this back heat seal part13 aWidth D₁Is usually 0.5 to 2.0 cm, preferably 0.8 to 1.0 cm.16 aThe width D2 or D3 of the heat seal width D is from the outer edge of the rear heat seal portion toward the inside.₁The width is 1/4 to 3/4, preferably 1/3 to 2/3.FIG., The width D of the non-seal part 16a-1₂The back heat seal part13 aWidth D₁3/4 of the embodiment is shown, and the non-sealed part16b-1 , 16 c -1Width D_ThreeShows a mode in which it is ½ of the width D1 of the back heat seal portion 13a. In this way the back heat seal part13 aNon-sealed part against the width of16 aBy making the width of the above range within the above range, the food that is the content during storage does not leak out, and the back heat seal part is heated by a microwave oven16 aIs peeled off by the internal pressure of water vapor generated in the container16 aThe pressure release port can be reliably formed between the two.
[0019]
This non-sealed part16 aThe back heat seal part13 aThe non-sealing length L1 of the outer edge portion of the food package 1 is longer (wider) than the length of the non-sealing portion of the inside 2 of the food packaging body 1, and the non-sealing portion16 aIt is preferable that the tip in the container inner direction is formed in a V shape or a wedge shape with a predetermined angle.
[0020]
That is, for example, the angle of the tip is θ₁As for the non-seal portion 16a-1 that is, the wedge-type non-seal portion 16a-1 has an outer edge length L.₂Where L2 is the base and the vertex angle is θ₁And isosceles triangle shape. For example, if the tip angle is θ₂And θ₂As for the non-sealed portions 16b-1 and 16c-1, the outer shape of each of the non-sealed portions 16b-1 and 16c-1 having a wedge shape as a whole is L._ThreeAnd L_FourAnd these L_ThreeAnd L_FourIs the base, and the vertex angle is θ₂At θ_ThreeAnd has a triangular shape. The

non-sealed portions

16a, 16b in which the numbering numbers 16a-1, 16b-1 and 16c-1 are combined have an outer edge portion length L1, and the length L1 of the

non-sealed portions

16a, 16b is: The length is shortened toward the inside 2 of the food packaging body 1 of the heat seal portion 19. Further, the tip portions 16a-1, 16b-1, and 16c-1 of the

non-sealed portions

16a and 16b are respectively₁, Θ₂, Θ_ThreeIs formed at an angle of Where θ₁, Θ₂, Θ_ThreeThe angles of the tips of the

non-seal parts

16a and 16b represented by are usually 10 degrees to 160 degrees, preferably 45 degrees to 140 degrees, and particularly preferably 60 degrees to 120 degrees. Thus, by forming the front-end | tip of the non-seal |

sticker part

16a, 16b at the above angles, when the back surface

heat seal part

13a, 13b peels from the inside 2 of the food packaging body 1 by the water vapor pressure in a container, this The size of the pressure release port formed between the

non-sealed portions

16a and 16b is the minimum necessary size, the contents are not leaked, and the water vapor generated in the interior 2 of the food package 1 is efficiently used. Can be released well.
[0021]
  As shown in FIG. 1, the non-seal portion 16a is preferably provided in the vicinity of the central portion in the length direction of the back heat seal portion 13a. This is because the pressure due to water vapor generated in the interior 2 of the food packaging body 1 tends to concentrate on this portion.
[0022]
  This non-sealed part16 aLength and rear heat seal13 aThe ratio with the length can be arbitrarily set, but the back heat seal part13 aNon-sealed part against the length of16 aLength L₁Is preferably 5% or more. When the package of the present invention is opened using the non-sealed part as a release part, the length that can be peeled off with a fingertip is preferable, specifically 0.5 cm or more, more preferably 1 cm or more. Also, non-seal part16 aThe back heat seal part16 aIt can also be formed throughout.
[0023]
  As shown in FIG. 1, the food package 1 for a microwave oven according to the present invention is deaerated as necessary after the bottom end heat seal part 12 and the back heat seal part 13 a are pre-heat sealed and filled with the food 3. In addition, the upper end heat seal part 11 that is a food filling port is heat-sealed and sealed in a bag shape. It is desirable that the

heat seal portions

11, 12, 13a of the food packaging body 1 for microwave oven of the present invention have an easy peel property, and the back heat seal portion 13a on which the non-seal portion 16a is formed is another heat seal portion. It is desirable that the sealing strength is lower than 11 and 12. In the present invention, easy peel is a heat seal having a seal strength of 800 g / 15 mm or less.
[0024]
  The film capable of forming such an easy-peeling heat seal part may be a single layer film made of polyolefin such as polyethylene or polypropylene, but saponification of ethylene-vinyl acetate copolymer having good gas barrier properties. A multilayer film using a product (EVOH) or the like is preferable. Examples of such multilayer films are PP / EVOH / PP, PP / KNy / EVA, PP / EVOH / Ny / PE, PP / Ny / EVOH / Ny / EVOH / ION, Ny / EVOH / LLDPE, Ny / EVOH / EVA, EVOH / Ny / PE, and the like. Here, “PE” is polyethylene, “PP” is polypropylene, “Ny” is nylon, “KNy” is vinylidene chloride-coated nylon, and “ION” is ionomer. The layer described on the right side in the structure of the multilayer film exemplified above is a sealant layer.
[0025]
  In particular, in the present invention, a laminated film in which a surface base layer having heat resistance and barrier properties and a polyolefin-based sealant film having heat resistance and peelability are combined using an adhesive composed of a polyisocyanate compound is preferable. In such a laminated film, since the polyolefin-based sealant film has an easy peel property, the heat seal surface can have an easy peel property.
[0026]
  It is necessary to form a part having high heat seal strength and a part having low heat seal strength while using the above film. Generally, when heat-sealing sides parallel to the flow direction of the film formed when manufacturing a heat-sealing film having an easy peel property, the sides perpendicular to the film flow direction are heat-sealed. When the heat seal strengths of the cases are compared, the seal strength when the parallel sides are heat sealed becomes higher.
[0027]
[Table 1]

[0028]
  Ii) In Table 1 above
      “TD” heat seals in the direction parallel to the film flow
      Is the sealing strength when
      "MD" heat-seal in the direction perpendicular to the film flow
      Is the sealing strength when
      Heat seal temperature is 150 ° C
      Heat seal pressure is 2kg / cm²
      The heat sealing time is 1 second and the heat sealing frequency is 1 time.
[0029]
  However, in this case, the heat seal conditions (temperature, pressure, time, number of times) are the same.
  It is also possible to form the strength of the sealing strength by interposing an adhesive or ink, etc. In this case, a method such as changing the type of the adhesive or the like can be adopted, but application to the sealing layer of the film This increases the number of processes such as printing or printing.
[0030]
  In the present invention, by changing the heat seal conditions (temperature, pressure, time, number of times), the back heat seal portion (parallel to the film flow) that is originally strong heat seal strength is made weak heat seal strength, and inherently weak heat seal. The upper end and bottom end heat seal portions that are strong are made strong heat seal strength, and the difference in strength is used.
[0031]
[Table 2]

[0032]
Ii) In Table 2 above
    “TD” heat seals in the direction parallel to the film flow
    It is the heat seal strength when
    The heat seal condition is
    Heat sealing temperature = 150 ° C
    Heat seal pressure = 2kg / cm²
    Heat sealing time = 1 second Heat sealing frequency = 1 time
    "MD" heat-seal in the direction perpendicular to the film flow
    It is the heat seal strength when
    The heat seal condition is
    Heat sealing temperature = 180 ° C
    Heat seal pressure = 3kg / cm²
    Heat sealing time = 2 seconds Number of times of heat sealing = 1.
[0033]
  Also, when a rectangular bag is manufactured, the longer side than the shorter side of the rectangle is less resistant to expansion, and the stress to peel off the heat seal part of the film also increases, so the seal lengthofThe long (wide) back heat seal part peels off first.
[0034]
  Therefore, the water vapor pressure generated by heating using a microwave oven has the greatest effect on the center of the back heat seal part which forms a weak heat seal part and has the same seal length as the long side of the bag. Will be affected.
   As shown in FIG. 1, in the food packaging bag 1, when the film forming the bag is manufactured
The flow direction of the film is the direction indicated by the arrow 5, and therefore the back heat seal portion13aIs parallel to the flow direction of the film, and the upper end heat seal portion 11 and the bottom end heat seal portion 12 are perpendicular to the flow direction of the film.
[0035]
  Rear heat seal13aIs temperature 150 ° C, pressure 2Kg / cm²Heat sealing is performed under the conditions of 1 second for time, 1 time, but the top and bottom end heat sealing parts 11 and 12 have a temperature of 180 ° C. and a pressure of 3 kg / cm.²Since the heat sealing is performed under the condition of time 2 seconds and number of times, the heat sealing portions 11 and 12 have higher sealing strength.
[0036]
  Therefore, as shown in Table 1, generally, when heat-sealed under the same conditions, the TD / TD seal strength is higher and the MD / MD seal strength is lower, As shown in Fig. 2, in the present invention, by changing this heat seal condition, the difference in general heat seal strength is independently controlled and reversed, and an artificial seal strength difference of 120g / 15mm is used. Thus, selective steam removal is performed.
further,FIG.In a food packaging bag as shown in Fig. 4, a weak heat-sealed part with the same heat-sealing width13 aTable 3 shows an example of the seal strength (180 ° peel strength) of the central portion and the strong heat seal portions 11 and 12.
[0037]
[Table 3]

[0038]
As is clear from the above table, in the microwave oven packaging body of the present invention, the weak heat seal portion on the back surface13 aIs lower than the center part of the strong heat seal parts 11 and 12 at the bottom end part and the upper end part. In the food package for a microwave oven according to the present invention, a non-heat-sealed portion, that is, a non-sealed portion 15 is formed on the weak heat-sealed portion as described above.
The water vapor pressure generated in the interior 2 by heating the microwave packaging 1 of the present invention in which the food 2 is filled in the interior 2 is transferred from the interior 2 of the food packaging to the

heat seal portions

11, 12,13 aHowever, the heat seal portions 11 and 12 are strong heat seal portions, and the strong heat seal portions 11 and 12 are not peeled off. As shown in FIG. The water vapor pressure from the back heat seal part13 aThis weak heat seal part13 aIs peeled off from the inside 2.

FIG.

Reference numeral 21 denotes a weak heat seal portion which is peeled off in a bow shape by the water vapor pressure. In other words, food that is sealed and packaged absorbs microwave energy from the microwave oven to generate heat, the temperature of the food rises, and the movement of water molecules contained in the food becomes intense. A part of the water in the cooked liquid is vaporized into water vapor, and the internal pressure in the container is increased. When the water vapor pressure in the interior 2 is further increased, the peeling 21 of the back heat seal portion becomes deeper, and finally the back heat seal portion.13 aReaching the non-seal portion apex 16a-1 formed from the outer edge to the inner two directions,FIG.As shown in (b), a pressure release port 23a is formed, and the water vapor in the interior 2 is discharged from the pressure release port 23a. Even if the water vapor is discharged from the pressure release port 23a in this way, if the internal water vapor pressure is still high, peeling of the rear heat seal portion further proceeds, and the non-sealed portion apex 16b-1 or 16c-1 shallower than the non-sealed portion 16a-1. Separation has reached and a new pressure release port 23b is formed.
[0039]
  At the same time, as shown in FIG. 2, when the packaging body expands, the film forming the packaging body peels in the width direction with respect to the sealing surface, the rear heat sealing portion 13a is lifted, and the rear heat sealing portion 13a Stand up. The rear heat seal portion 13a thus stood up acts like a keel in this package.FIG.15 is formed and the shape of the triangle 15 is maintained by the standing back heat seal portion 13a even after the steam is released from the non-sealed portion 16a. Since the package 1 of the present invention is self-supporting like a molded container, it is not crushed.
[0040]
  In this way, by heating the food package of the present invention with the microwave oven with the back side up, the back surface heat seal portion 13a rises, and then the non-sealed portion 16a provided on the back surface heat seal portion 13a is removed. A pressure port is formed and water vapor generated inside is released. Thus, although the internal pressure is reduced due to the release of water vapor from the pressure release port, the rear heat seal portion 13a once upright continues to stand up as it is. And since the pressure-reduction port is formed in the back surface heat seal part 13a, the juice leakage does not occur from this pressure-reduction port. Even if the film on the back surface is removed, the food package of the present invention continues to form an expanded form after heating, i.e., a boat shape. To function. Therefore, even foods with a lot of liquid do not leak, and can be directly heated in a microwave oven. After heating, the film on the back surface can be removed and the package can be used as it is as a container. It is.
[0041]
  The food package for a microwave oven of the present invention is, for example,FIG.It can manufacture as shown in. For example,FIG.The food package 1 for a microwave oven shown in FIG. 1 has a single film 30 disposed around the sailor plate 32 with its heat bonding surface positioned on the inside and its end bent so as to form the back heat seal portion 13a. The back heat seal part 13a can be formed by thermocompression bonding with the heat seal bar 33, and then the bottom end heat seal part can be thermocompression bonded.
  Also,FIG.As shown in FIG. 4, using the film former 35, the film 30 is FIG.
(A)The back surface heat seal part is heat sealed using the back surface heat seal bar 33.FIG. 7 (a)In order to heat-seal this back surface, the back heat seal bar 33 is used.FIG. 7 (b)Then, the roller-type heat seal bar 33c is used. This heat seal bar 33 andRoller heat seal barIn 33c, a non-heating portion is formed by forming, for example, a mountain-shaped groove to form a non-heel portion. AlsoFIG. 7 (a)When the back heat seal bar 33 shown in FIG. 5 is used, if the feeding length of the film 30 is made longer than the length of the back heat seal bar 33, a portion that is not heat sealed on the back surface can be formed, and this portion is released. Part,FIG. 8 (b)As compared with the case where the release portion is formed using the roller heat seal bar 33c shown in FIG. In addition, when heat-sealing a back surface palm part with the said heat seal bar for back surfaces, a sailor board is made to exist inside the folded film.
[0042]
  After the back heat seal portion 13a is formed as described above, the end seal bar 36 is used to heat seal at right angles to the film flow direction to form the bottom end heat seal portion 12, and then the cutting blade 34 The package 1 of the present invention can be obtained by cutting the film at right angles to the flow direction.
[0043]
  And in the heat seal bar used here,16 aBy forming a non-heated part (or non-crimped part) with a shape corresponding to the shape of the back heat seal part13 aNon-sealed part16 aCan be formed. This non-seal part16 aCan also function as a release part after heating.
  The above FIG. 6 (a)These show the example which manufactures the package of the aspect in which the back surface heat seal part was formed in one place.
[0044]
  The back heat seal part 13a and the bottom end heat seal part 12 are thus formed, filled with food, degassed as necessary, and then the top heat seal part 11 is heat sealed.
[0045]
  The food package for a microwave oven according to the present invention has the above-described configuration, and is further released at any position of the back surface heat seal portion 13a, preferably further at the tip portion than the upper end heat seal portion 11. It is preferable to provide the part 17. This release part 17 can be normally formed by not heat-sealing the tip part rather than the upper end heat seal part of the back surface heat seal part 13a. By providing the release portion 17 in this way, the film 18 forming the back surface can be easily peeled after heating by the microwave oven.
[0046]
  The above description relates to a square or rectangular bag-shaped package using a single film.But two morePolygons other than the quadrilateral can be formed by using a single film. In this case, the edges 14a and / or 14b are heat sealed. Further, in the present invention, the surface where the back heat seal portion 13a is not provided, that is, the area of the film forming the surface can be made wider than the area of the film forming the back surface.
[0047]
  Food packaging for microwave oven of the present invention includes pilaf, white rice, hamburger, lunch box, root vegetables such as sweet potato and potato, marine products such as rice cracker and fried kama and kneaded foods, processed meat products such as eggs and sausages, and other cooking In addition to being used for packaging foods that are heated in a microwave oven, such as finished foods in general, seasoned cooked foods that contain a large amount of soup and boiled soup such as oden, fluffy radish, raw squid and raw fish, which were difficult to heat directly with a microwave oven in the past Can be directly heated using a microwave oven without leaking the broth. Furthermore, the package of the present invention can be used as a package for towels to be heated using a microwave oven, a medical hot compress, etc., even if it is not food.
[0048]
【The invention's effect】
  According to the food packaging body for a microwave oven of the present invention, the back heat seal portion provided on the back surface of the packaging body is raised by water vapor generated by filling and sealing food or the like and heating the whole packaging body in the microwave oven. Since the package can be made into a boat shape and water vapor can be selectively discharged from the non-sealed part provided in this standing back heat seal part, even a food with a lot of liquid components such as boiled juice can be used with a microwave oven. Can be used and heated directly.
[0049]
  Moreover, the effect similar to the case where it cooks by pressure (it can heat to the core part of a foodstuff) is acquired by raising the pressure in a bag moderately until a pressure-reduction opening forms. And since it is in a completely sealed state before microwave heating in a microwave oven, food can be maintained hygienically.
[0050]
  Furthermore, since the seal is peeled off at the part where water vapor is discharged from the non-seal part by heating, the film can be peeled off from this part, and this peeled part is the release part formed on the conventional package Has the same effect.
[0051]
【Example】
  Next, although the Example demonstrates the food package for microwave ovens of this invention concretely, this invention is not limited by these.
[0052]
[Example 1]
   The food packaging bag shown in FIG. 1 was filled with seasoned squid (uncooked) (solid weight 170 g, liquid weight 100 g) and sealed. The food packaging bag is formed of a single composite plastic film, and a back heat seal portion 13a having a bottom end heat seal portion 12 and a non-seal portion 16a is formed on the packaging bag. After filling the packaging bag with the food, the upper end (food filling port) 11 was heat-sealed.
  The heat sealing conditions of 13a are as follows.
Temperature = 150 ° C
Pressure = 2kg / cm²
    Time = 1 second
Number of times = 1
Heat seal width D₁= 10mm
Attachment position of rear heat seal part 13a
m / n = 14/20
Width D of the high non-sealed part of the mountain shape₂= 5mm
Width D of the low non-sealed part of the chevron_Three= 3mm
Angle θ at the top of the non-sealed part of the mountain₁= 130 degrees
Angle θ of the top of the low non-sealed part of the chevron₂, θ_Three= 115 degrees
The heat seal conditions of the upper end / bottom end portions 11 and 12 are as follows.
Temperature = 180 ° C
Pressure = 2kg / cm2
    Time = 2 seconds
Number of times = 1
The back heat seal portion 13a has a seal strength of 730 g / 15 mm, and the heat seal strength of the bottom heat seal portion 12 and the top heat seal portion 11 which are strong heat seal portions is 850 g / 15 mm. Was 120 g / 15 mm.
[0053]
  Put the food packaging bag filled with this seasoned squid (uncooked) (initial temperature 2 ℃, filling amount 270g) into the microwave oven (TOSHIBA Co., Ltd., ER-240) and start microwave heating. The moisture in the product was vaporized, and after 40 to 60 seconds from the start of heating, steam was generated, the food packaging bag started to swell, and the back heat seal portion 13a started to stand. After 90 to 120 seconds, the temperature of the contents reaches 70 to 80 ° C., and the food packaging bag expands, and the unsealed portion 16a formed on the back heat seal portion 13a is pulled by the generated water vapor pressure. A tearing force was generated in the bag, and the seal began to peel from the vicinity of the center portion of the back heat seal portion 13a.
[0054]
  After 150 to 210 seconds after heating, peeling of the heat seal that started in the vicinity of the center portion of the back surface heat seal portion reaches the apex of the mountain-shaped non-seal portion 16a formed in the center portion of the back surface heat seal portion 13a. A pressure relief opening was formed, from which the steam in the interior 2 of the food packaging bag 1 was discharged, and the interior 2 was depressurized. This pressure release port was formed at the three apexes of the mountain-shaped non-seal part, and since the pressure gradually decreased, there was no explosive pressure release and the pressure was gently released.
[0055]
  Even after the water vapor was discharged in this way, the back heat seal portion 13a was kept upright, the entire package was deformed into a boat shape, and no broth leaked.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing an example of a food packaging for a microwave oven according to the present invention.
[FIG.]FIG.IsIt is a reference diagram, the back heat seal part 2 Taking this case as an example,It is the figure which showed typically the change which arises when the food packaging body for microwave ovens is heated.
[FIG.]FIG.These are explanatory drawings which show an example of a non-seal part.
[FIG.]FIG.These are explanatory drawings which show the change of the state of the non-seal part accompanying the change of water vapor pressure.
[FIG.]FIG.These are figures which show the example of the shape of the non-seal part formed in the package of this invention.
[FIG.]FIG.These are figures which show the manufacture example of the package of this invention.
[FIG.]FIG.These are figures which show the example of continuous manufacture of the package body of this invention.
[FIG.FIG. 8 is a view in which a non-seal portion is provided in a conventional package.
[FIG.]Figure9 is a view in which a non-seal portion is provided in a conventional package.
[Explanation of symbols]
1 ... Food packaging for microwave oven
2 ... Inside the package
10 ... Virtual center line
11: One end seal part (upper end heat seal part)
12 ... The other end seal part (bottom end heat seal part)
13 a... Back heat seal
16 a... Non-seal part
17 ... Release part
20 ... food
21 ... peeling part
30 ... Film (1)
31 ... Cut off part
32 ... Sailor board
33 ... Heat seal bar
34 ... Film (2)

Claims

一方のエンドシール部、他方のエンドシール部および背面ヒートシール部を有し、該両エンドシール部は強ヒートシール部であり、該背面ヒートシール部は弱ヒートシール部であり、包装体の背面部の中心部分に仮想される仮想中心線から背面ヒートシール部が形成されている側の縁部までの長さをｎ、仮想中心線から背面ヒートシール部までの長さをｍとしたときに、ｍ／ｎの値が１／２０〜１９／２０の範囲内になるように該仮想中心線と略平行に１本の背面ヒートシール部が設けられており、該背面ヒートシール部の長さ方向の中心近傍に、該背面ヒートシール部の外縁から内部方向に向かってヒートシール幅の１／４〜３／４の幅の非シール部を有し、該背面ヒートシール部が除圧可能にされていると共に、背面ヒートシール部の先端部リリース部を設けてなることを特徴とする電子レンジ用食品包装体。One end seal portion, the other end seal portion and a back heat seal portion, both the end seal portions are strong heat seal portions, the back heat seal portion is a weak heat seal portion, and the back surface of the package When the length from the virtual center line imaginary at the center of the part to the edge on the side where the rear heat seal part is formed is n, and the length from the virtual center line to the rear heat seal part is m , One rear heat seal portion is provided substantially parallel to the virtual center line so that the value of m / n falls within the range of 1/20 to 19/20, and the length of the rear heat seal portion Near the center of the direction, it has a non-seal part with a width of 1/4 to 3/4 of the heat seal width from the outer edge of the back heat seal part toward the inside, so that the back heat seal part can be depressurized. together it has been, the previous back heat-sealed portion Microwave food package, characterized by comprising providing a part release portion.