JP3701739B2 - シフトレバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両における変速機のシフト操作に用いられる、キーインターロック機構、及びシフトロック機構を設けたシフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、車両の自動変速機は多段変速仕様化しており、シフトレンジが多数設定される傾向にある。このため、この多数設定された複数のシフトレンジを選択できるシフトレバー装置が要求されている。
【0003】
このような車両の自動変速機をシフト操作するためのシフトレバー装置には、シフトレバーを車両前後方向のみならず車両左右方向にもシフト操作してシフト位置を選択する構成の所謂ゲート(ジグザグ操作)式のシフトレバー装置が提案されている。
【0004】
すなわち、ジグザグ操作式のシフトレバー装置は、シフトレバーの操作方向が車両前後方向及び左右方向(所謂、ジグザグ)に設定されていて、例えば、シフトレバーがPシフトレンジに選択された場合にシフトレバーを車両左右方向へ移動し、次いで車両後方向へ移動させるという二操作で、Rシフトレンジへ移るシフト操作が可能とされている。
【0005】
さらに、シフトレバー装置には、電気式シフトロックシステムを装備するものも用いられている。このシフトロックシステムは、電気式シフトロック機構と、電気式キーインタロック機構とを備えている。この電気式シフトロック機構は、車両のフロアに設置したシフト装置本体内部におけるシフトレバーの近傍にソレノイド等の電気式アクチュエータを設け、シフトレバーをPシフトレンジから他のRシフトレンジ等へ操作する際にブレーキ操作をしない限りアクチュエータがシフトレバーに係合して他のシフトレンジへのシフト操作を阻止するように構成されている。
【0006】
また、電気式キーインタロック機構は、ステアリングコラムのステアリングロックボディに装着されたキーインタロックソレノイドの作動により、キーシリンダと連動しているカムの動きを規制することによってシフトレバーがパーキングレンジ位置以外ではロックピンをロック側に動かし、シフトレバーがパーキングレンジ位置にある時のみキーインタロックソレノイドによりロックピンを解除側に動かしてイグニッションキーを抜くことができるように構成されている。
【0007】
しかしながら、このような電気式キーインターロック機構付きシフトロック機構を備えたシフトレバー装置では、キーインタロックソレノイド、シフトレバーのパーキング位置検出用のスイッチの信号をキーインタロックソレノイドとシフト側ソレノイドに伝えるコントローラ、更にはワイヤハーネス等の高価な部品が必要であり、全体としてコスト高になるという欠点があり、このための更なる対策が望まれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、簡素な構成により、特定の条件下において確実にキーインターロック状態とすることができ、しかも限られた狭い空間内にコンパクトに配置できるキーインターロック機構を具備するシフトレバー装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るシフトレバー装置は、車両用変速機をシフト操作するよう連動され、移動操作により複数のシフトレンジの内の一つのシフトレンジを選択可能とするシフトレバーと、前記シフトレバーに連動動作するロックカムと、キーの所要の操作に連動されたストッパカムと、前記ストッパカムに設けられ、前記シフトレバーがパーキング位置にあるとき、前記キーの所要の操作で前記ストッパカムが回動されたとき、前記ロックカムの制止壁に係合して前記シフトレバーがパーキングシフトレンジ以外へ回動することを阻止するとともに、前記キーの前記所要の操作とは逆方向の操作で前記ロックカムから解離され、前記シフトレバーのパーキングシフトレンジ以外への移動を可能とするよう構成されたロックカム用腕部と、前記ストッパカムに設けられ、前記シフトレバーに装着されたディテントピンがディテント穴のPレンジ用凹部内に位置するとき、前記Pレンジ用凹部内から前記ディテントピンが抜け出すのを阻止するとともに、前記キーの所要の操作で前記ストッパカムが回動されたとき、前記ディテントピンが前記Pレンジ用凹部から脱出可能とするよう構成された制止腕部と、を有することを特徴とする。
【0010】
上述のように構成することにより、ディテントピンがディテント穴のPレンジ用凹部から抜け出さないようにしてシフトレバーのシフト操作を阻止するとともに、ストッパカムがロックカムの回動を制止することによってシフトレバーのシフト操作を阻止するので、シフトレバーのシフト操作が2重に阻止されることになり、シフト操作阻止の構造上の強度を増し、阻止動作を確実にする。
【0011】
また、シフトレバーのディテントピンは、ストッパカム及びキーインターロック機構を操作するものではなく、独立して動作するので、このディテントピンを操作するシフトレバーのノブボタンの操作力をディテントピン操作のためだけの小さな力に設定し、このノブボタン操作フィーリングを向上可能とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施の形態に係るシフトロックシステムを具備するシフトレバー装置では、その主要部分が、図1に斜視図にて示されているように、シフトレバー本体部10にキーインターロック手段としてのキーシリンダ部12が接続されている。
【0022】
このシフトレバー本体部10は、ハウジングとしてのシフトレバーボックス14の内部に装着されたシフトレバー16と、金属又は合成樹脂等で製作されたシフトレバーボックス14の外側面部に装着されたキーインタロック機構部とを有する。
【0023】
シフトレバー16は、その基端部を軸棒18に対し、軸ピン20によって軸支されている。さらに、軸棒18はシフトレバーボックス14に軸支されている。すなわち、シフトレバー16は、所謂フック継ぎ手に軸支される如く、軸棒18と軸ピン20との直交する2軸の回りにそれぞれ所定角度回動可能に軸支され、移動操作可能に構成されている。
【0024】
シフトレバー16には、その基端部から所定距離だけ離れた位置に、ミッションケーブル22の一端部が固着されている。このミッションケーブル22の他端部は図示しない自動変速機に接続され、そのシフト操作を行えるようにされている。
【0025】
また、シフトレバー16は、その自由端部側がシフトレバーボックス14の上面部に穿設されたシグザグ形状のガイド穴部24に貫通され、シフトレバー16の自由端グリップ部がシフトレバーボックス14の上方へ延出されている。
【0026】
このガイド穴部24は、ガイド穴部24の一端部のパーキング(P)セレクト位置で図1に示すシフトレバーボックス14の長手方向に対して横方向に延びるよう形成され、シフトレバー16を図2に示すパーキング位置としてのロック解除位置16Aとパーキングロック位置としてのロック可能位置16Bとに揺動可能なように構成されている。
【0027】
シフトレバー本体部10におけるシフトレバーボックス14の一側面である壁部には、キーインタロック機構部が装着されている。このため、シフトレバーボックス14の一側面には、略十字形状の補強板26がビス28によって締結されている。この補強板26の中央部には軸部材30が突設されており、この軸部材30にはロックリンク部材32が軸支されている。
【0028】
このロックリンク部材32は、図1及び図3に示すように、全体がTを横にした形状に形成され、その交差中央部に形成した軸筒部に軸部材30が通されて軸線に対し傾動しないように軸支され、その交差中央部から、ロック解除保持腕部34と、ロック腕部36と、連動腕部38とが放射線方向に延びるよう設けられている。
【0029】
ロック解除保持腕部34は、その自由端部が矩形厚肉板状に形成され、ロックレバー40に臨まされている。このロックレバー40は、軸棒40Aの自由端にレバー40Bを固着して構成されたもので、その軸棒40A部分がシフトレバーボックス14の側面所定位置に穿孔された挿通孔に摺動自在に挿着されている。さらに、軸棒40Aのシフトレバーボックス14内にある自由端部には、ピン42を貫通させて突設し、このピン42とシフトレバーボックス14の内壁との間に圧縮コイルばね44を架設し、ロックレバー40が図2の矢印A方向に引き込まれるように付勢し、常時はレバー40Bがシフトレバーボックス14の外壁の挿通孔周台部46に当たる位置に位置するようにされている。
【0030】
そして、レバー40Bの自由端部は、挿通孔周台部46に当接する位置でロック解除保持腕部34に係合可能に構成されている。また、ロックレバー40は、そのシフトレバーボックス14内の軸棒40A自由端部がシフトレバー16の一部に当接し、シフトレバー16のロック解除位置16Aとロック可能位置16Bとの揺動動作に連動してシフトレバーボックス14から出入する動作を行う。そして、図1および図2に示すように、ロックレバー40がシフトレバー16に押されてシフトレバーボックス14から突出された状態で、レバー40Bがロック解除保持腕部34から解離するように構成されている。
【0031】
ロックリンク部材32のロック腕部36は、その先端部が鉤状に形成されていて、ロック部材48に係合離脱可能に構成されている。このロック部材48は、板カム状に形成され、その周側面の一部にロック腕部36の先端鉤部が係合するよう、ロック部材48の回転中心に対する放射線方向に沿った係合周辺50が形成されている。
【0032】
このロック部材48は、図4にも示すように、シフトレバー16を軸支する軸棒18のシフトレバーボックス14から外方に突出した端部に、軸棒18と一体に回動するよう固着されている。そして、シフトレバー16がパーキングシフトレンジ位置にあるときロック部材48にロック腕部36が係合離脱可能に構成されている。
【0033】
ロックリンク部材32の連動腕部38には、その自由端部に固定ピン54が突設され、この固定ピン54にキーケーブル52の一端部が固定されている。このキーケーブル52の他端部は、キーシリンダ部12に接続連動されている。
【0034】
このキーシリンダ部12は、キー56が鍵穴に差し込まれ、ロック位置からオン位置に回された状態でキーケーブル52が送りだされロックリンク部材32を矢印B方向へ回動可能状態とし、かつ、キーシリンダ部12からキー56が引き抜かれ、又はキーシリンダ部12に差し込まれたキー56がオン位置以外の所定位置にある状態でキーケーブル52をキーシリンダ部12側に引き込みロックリンク部材32を図1に示す状態から矢印B方向に回動しないように止め置くよう構成されている。
【0035】
本第1実施の形態に係るシフトロックシステムを具備するシフトレバー装置では、シフトレバーボックス14の内部に図示しない電気式シフトロック機構が装着されている。
【0036】
なお、キーインターロック機構部は、連動腕部38の固定ピン54に固定されたケーブル52に連動して用いられるものであればよく、種々の構成のインターロック機構を利用できる。これとともに、例えば、その他のインターロック機構を調整装置を介して組み合わせケーブル52に連動させるように構成する等、複数のインターロックを組み合わせてロックリンク部材32に連動させるように構成してもよい。
【0037】
さらに、上述のキーインタロック機構は、シフトレバーボックス14の外側面ばかりでなく、他の部所に配置してもよい。
【0038】
次に、上述のように構成された本第1実施の形態におけるフトレバー装置の作用、および動作を説明する。
【0039】
まず、シフトレバー16が、ガイド穴部24のパーキングシフト位置から他のリバース(R)、ニュートラル(N)、又はドライブ(D)等の他のレンジへ移動操作不能とされるパーキングシフトロック状態では、図1、図2に示されるように、ロック腕部36がロック部材48に係合するとともに、キーシリンダ部12がキーケーブル52を引くことにより、ロックリンク部材32を回動不能な状態に保持している。このときには、キーシリンダ部12からキー56が引き抜かれ、又はキー56がオン位置以外の所定位置にある。
【0040】
次に、パーキングシフトロックを解除する場合には、まずキー56をキーシリンダ部12に差し込み、オン位置に回動する。すると、キーシリンダ部12からキーケーブル52が引き出されるので、ロックリンク部材32が図1の矢印B方向に所要角回動し、ロック腕部36がロック部材48から解除されシフトレバー16はパーキングシフト位置から他のリバース(R)、ニュートラル(N)、又はドライブ(D)等の他のレンジへ移動可能となる。
【0041】
そして、ブレーキが踏まれシフトロック機構が解除された状態では、シフトレンジ選択操作可能状態とされ、ブレーキが踏まれることなく、シフトロック機構がロック状態にある場合には、シフトレンジ選択操作不能状態となる。
【0042】
またこのとき、シフトレバー16が図2のロック可能位置16Bからロック解除位置16Aへと揺動動作されると、ロックレバー40は図2の矢印A方向へ移動するようばね44によって付勢されるので、ロックリンク部材32が図3の位置まで移動した状態で矢印A方向へ移動しレバー40Bが挿通孔周台部46に当接し、かつレバー40Bの自由端部がロック解除保持腕部34に係合し、ロックリンク部材32が矢印Bと逆方向に回動しないように保持する。
【0043】
これにより、シフトレバー16をロック解除位置16Aからロック可能位置16Bへと揺動動作することによりロックリンク部材32を移動してロック解除保持腕部34から解除しないかぎり、シフトレバー16のシフトチェンジ操作を自由に行える。
【0044】
さらに、図3に示す如くロックレバー40とロック解除保持腕部34とが係合している状態では、キーケーブル52をキーシリンダ部12に引き込み不能なので、キーシリンダ部12に差し込まれたキー56を引き抜くことが出来ない状態となっている。
【0045】
次に、パーキングシフトロック解除状態から、パーキングシフトロック状態に移行する場合には、シフトレバー16をロック可能位置16Bに移動操作し、次いでキー56をロック以外の位置に回動すると、キーケーブル52がキーシリンダ部12に引き込まれて、ロック腕部36がロック部材48と係合した図1に示す状態となる。なお、この状態ではキー56をキーシリンダ部12から自由に引き抜く事が出来る。
【0046】
本第1実施の形態では、シフトレバー本体部10におけるシフトレバーボックス14の縦側面に機械式キーインタロック機構部を配置したので、この機械式キーインタロック機構部を備えたシフトレバー本体部10を車両の狭い空間内にコンパクトに配置できる。また、電気式キーインタロックに比べ、スイッチ回路を削減し、キー回路に接続されたコントローラ、更にはワイヤハーネス等の高価な部品が不要なので、省スペース化を図ることができるとともに、廉価な製品を提供できる。
【0047】
なお、本第1実施の形態では、機械式キーインタロック機構部をシフトレバーボックス14の縦側面に配置した構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、シフトレバー16を装着した部材から立設した壁部(ブラケット等の支持部材を含む)に機械式キーインタロック機構部を配置して構成しても良い。また、ジグザグ操作式のシフトレバー装置に機械式キーインタロック機構を装着する構成に限定されるものではなく、シフトレバー16を直動する方式のシフトレバー装置に機械式キーインタロック機構を装着するよう構成しても良い。この場合には、シフトレバー16をパーキング位置から更に直動した位置にパーキングロックのシフト位置を新設するように構成し、ロックレバー40がシフトレバー16に連動して移動される方向を変更する等の設計変更をすればよい。
【0048】
次に、本発明の第2実施の形態に係るシフトレバー装置について、図5〜図10により説明する。このシフトレバー装置の主要部分が、図5に斜視図にて示されているように、シフトレバー本体部10は、ハウジングとしてのシフトレバーボックス14に対し、シフトレバー16が直線状のシフト操作ストロークの中間部でシフト操作方向と交差する方向へセレクト操作可能に装着されている。
【0049】
このため、シフトレバーボックス14の車室内に向けた上板部84には、シフト操作用ガイド孔60と、これと連通するセレクト操作用ガイド孔62とが穿設されている。このシフト操作用ガイド孔60は、直線状の長溝に形成され、その中間部には、直角に交差して連通するように直線短溝に形成されたセレクト操作用ガイド孔62が一体的に設けられている。
【0050】
このシフト操作用ガイド孔60は、シフトレバー16をP、R、N、D、2、Lの位置にシフトチェンジ操作させるためのガイド孔である。またセレクト操作用ガイド孔62は、シフトレバー16をDレンジからMレンジ(マニュアルレンジ)にセレクト操作させるためのガイド孔である。なお、マニュアルレンジにセレクトされた場合には、図示しないステアリングホイルの近傍に配置されたマニュアルシフト装置によってシフト操作が行われるように切換られる。
【0051】
図9に示すように、シフトレバーボックス14に装着されるシフトレバー16は、その基端部を軸受筒体64に一体的に固着された支持ブラケット66に挿通され抜け止めされた軸ピン68によって、所定角回動自在に軸支されている。また、軸受筒体64には、車体へ支持される図示しない軸棒が軸挿され、この軸棒がシフトレバーボックス14内に配置されている。このシフトレバー16は、その基端部分を、軸ピン68の軸線Pと、この軸ピン68の軸線に対し、所定間隔離れた位置に位置するとともにシフトレバー16の軸線に直交する平面上に投影されたとき直交する軸受筒体64の軸線Oとの回りに、それぞれ所定角度回動可能に軸支され、移動操作可能に構成されている。
【0052】
シフトレバー16の支持ブラケット66には、操作腕部70が延出して形成されており、その自由端部には、図示しない自動変速機に接続されたシフト操作用のミッションケーブルが接続される。
【0053】
さらに、シフトレバー16の中間部所定位置には、矩形板を折曲形成した支板72が、シフトレバー16の軸線と直交する方向に延出するよう一体的に固着されている。この支板72の自由端部には、ホルダ筒体74を、その軸線がシフトレバー16の軸線と平行となるように取り付けられている。このホルダ筒体74は有底の筒体で、その筒穴内に、圧縮コイルばね76を入れ、その上から摺動体78を挿入し、かつ抜け落ちないように装着し、この摺動体78がばね76により、その先端をホルダ筒体74から突出する方向に付勢されるようにされている。なお、シフトレバー16の中間部には、図5にも示すようにディテントピン80を貫通させる摺動孔82が穿設されている。
【0054】
図5、及び図9にも示すように、シフトレバーボックス14の上板部84の表面、すなわちボックス内側面上には、シフト操作用ガイド孔60及びセレクト操作用ガイド孔62に平行に隣接した位置で、シフトレバー16と一体に移動する摺動体78の移動範囲位置に、節度感付与のためのシフト用摺接台部材86と、セレクト用摺接台部材88とが一体的に設けられている。
【0055】
シフト用摺接台部材86は、その表面86Aが、シフトレバー16の軸受筒体64を中心とする円弧状に構成されており、この表面86Aにはシフトレバー16の各シフト位置であるP、R、N、D、2、Lの各シフトレンジ位置に対応して、摺動体78の頭部を受ける各浅凹部90が適宜間隔で設けられている。これら各浅凹部90の間には、三角形の山状に突設された凸部92が形成されている。
【0056】
この凸部92の高さを等しくすることにより、シフト用摺接台部材86の表面86A上をばね76に付勢されながら摺動体78が摺動する際、各凸部92を乗り越えるときの節度感が均等になる。
【0057】
また、シフト用摺接台部材86のDレンジ用浅凹部90から直角に突設されたセレクト用摺接台部材88には、表面86AへMレンジ用浅凹部94が設けられ、これとDレンジ用浅凹部90との間には三角形の山状に突設された凸部96が形成されている。このセレクト用摺接台部材88の表面88Aは、シフトレバー16を支持ブラケット66に軸支する軸ピン68の軸線を中心とする円弧状に構成されている。
【0058】
よって、セレクト用摺接台部材88の表面上を摺動体78が摺動するときに生ずる節度感を、シフト用摺接台部材86上を摺動するときの節度感と同等に設定することができる。
【0059】
シフトレバーボックス14の上板部84の裏面における、シフト用摺接台部材86、セレクト用摺接台部材88及びこれらに関連したシフトレバー16、摺動体78等と干渉せず、邪魔にならない位置には、ランプ取り付け部98が設けられている。このランプ取り付け部98は、側面形状が台形状となるように、上板部84の表面に凹部を一体に形成してある。このランプ取り付け部98の凹部入口である矩形開口部は、その長手方向がシフト用摺接台部材86と平行に形成されている。さらに、このランプ取り付け部98の矩形小底面部100の中央部には、ランプ取り付け孔102が設けられている。なお、上板部84のランプ取り付け部98の長手方向端部には、ロック解除ボタン設置用の透孔99が穿設されている。
【0060】
シフトレバーボックス14の内部における、シフト操作用ガイド孔60のPレンジ位置から外れた内奥部位置には、シフト操作用ガイド孔60の長手方向に直交する方向に、シフトロック用ソレノイド部材104が配置されている。このシフトロック用ソレノイド部材104は、ソレノイドの作用で操作杆106を突出没入操作するよう構成されている。この操作杆106には、ジョイント部材108を介してストッパロッド110が接続されている。このストッパロッド110の自由端部は、シフトレバーボックス14の側板部112における所定位置に穿孔した通し孔114に、自由端を通し孔114(図6)から延出又は引き込み可能に挿通されている。
【0061】
シフトレバーボックス14における側板部112の所定位置には、シフトレバー16に突出して装着されたディテントピン80の自由端部を臨ませるための開口であるディテント穴116が穿設されている。
【0062】
このディテント穴116は、そのシフトレバー16の自由端側の周辺部に、Pレンジ用凹部118、Rレンジ用凹部120、N、D、2レンジ用凹部122、Lレンジ用凹部124が設けられている。
【0063】
シフトレバーボックス14における側板部112のディテント穴116のPレンジ用凹部118に近接した所定位置には、板状ストッパカム126が軸部材128によって回動自由に軸支されて側板部112に沿って配置されている。なおこの板状ストッパカム126は、ディテントピン80により操作されない限り、その自重によって図8の状態に吊り下がるように構成されている。
【0064】
このストッパカム126は、ディテントピン挿通溝部130と、リミットスイッチ操作部132と、ストッパロッド110の制止用当接部134とを有する。
【0065】
ストッパカム126のディテントピン挿通溝部130は、ディテントピン80を通す長溝状に形成され、ストッパカム126の回動によってディテント穴116のPレンジ用凹部118部分に重なる位置(図6、7)から外れる位置(図8)の各状態となるように構成されている。
【0066】
また、ストッパカム126のリミットスイッチ操作部132の回動範囲内の所定2箇所には、シフトソレノイド用リミットスイッチ136とキーソレノイド用リミットスイッチ138とが配置され、ストッパカム126が一方、又は他方へ所定角度回動したときに、図6〜8のようにリミットスイッチ操作部132が、これらのシフトソレノイド用リミットスイッチ136と、キーソレノイド用リミットスイッチ138とをオン、オフ操作するように構成されている。
【0067】
さらに、ストッパカム126の制止用当接部134の回動範囲内の所定位置に通し孔114が位置し、この通し孔114から延出したストッパロッド110によって図7のようにストッパカム126が制止されるようにするとともに、通し孔114内にストッパロッド110が引き込まれた場合には、(図8のように)ストッパカム126が、この通し孔114の位置を自由に通過可能に構成されている。
【0068】
シフトレバーボックス14の側板部112に設置された、シフトソレノイド用リミットスイッチ136は、図示しない中央制御装置等を介してシフトロック用ソレノイド部材104に接続されている。また、キーソレノイド用リミットスイッチ138は、図示しない中央制御装置等を介して、図10に示すキーインターロック機構のキーインターロックソレノイド140に接続されている。
【0069】
このキーインターロック機構は、図示しないステアリングコラムのステアリングロックボデーに取り付けられたキーインターロックソレノイド140の作動により、ロックピン142を動かし、キーシリンダー144と連動しているカム146の動きを制限する。これによりシフトレバー16がP位置にない場合には、ACCからLOCK位置へのキー56の移動が制限されるように構成されている。
【0070】
次に、上述のように構成された本第2の実施の形態におけるシフトレバー装置の作用、及び動作を説明する。
【0071】
シフトレバー装置におけるシフトレバー16がPレンジ位置にシフト操作されている場合には、図6に示すようにディテントピン80はディテント穴116のPレンジ用凹部118の最奥部に位置する。この状態では、ディテントピン80は、ストッパカム126の挿通溝部130に嵌まっていて、ストッパカム126を軸部材128の回りに矢印C方向に回動し保持している。そして、ストッパカム126は、そのリミットスイッチ操作部132がシフトソレノイド用リミットスイッチ136をオン操作している。
【0072】
このためシフトソレノイド用リミットスイッチ136のオン信号を受けた中央制御装置の指令で、シフトロック用ソレノイド部材104が駆動され、ストッパロッド110を、通し孔114から延出させた状態を保持している。さらに、この図6に示す状態では、ストッパカム126のリミットスイッチ操作部132が、キーソレノイド用リミットスイッチ136をオフ動作させているので、中央制御装置の指令で、キーインターロックソレノイド140がロックピン142を引き込み、カム146から解離させているので、キー56をACCからLOCK位置に回して引き抜き自由な状態とされている。
【0073】
次に、図6の状態から、シフトレバー16の自由端部に装着されたノブボタンを押し操作すると、これに連動してディテントピン80が図7に示す如く押し下げられる。すると、この動作に連動して、ストッパカム126が図7の矢印Cと逆方向に回動し、制止用当接部134がストッパロッド110の位置まで移行する。
【0074】
このとき、ストッパロッド110が通し孔114から延出して制止用当接部134に当った場合には、ストッパカム126は、図7の状態で制止される。この状態では、ディテントピン80が、挿通溝部130とPレンジ用凹部118とで囲まれた空間内にあって、ディテント孔116の他のレンジ側へ移動できないように制止されるシフトロック状態とされる。
【0075】
また、この状態ではストッパカム126のリミットスイッチ操作部132によって、シフトソレノイド用リミットスイッチ136のオン状態が図6の状態から継続されるとともに、キーソレノイド用リミットスイッチ138がオン状態とされ、その信号により中央制御装置を介して、キーインターロックソレノイド140が作動し、キー56がキーシリンダ144から抜けない状態に設定される。
【0076】
上述のようにストッパカム126がストッパロッド110により動作を制限されているとき、又はシフトレバー16のディテントピン80に連動するノブを操作する以前に、キー56がオン位置に回動され、かつ運転手がブレーキを踏み込んでいることが図示しない中央制御装置に接続するセンサで検出されると、中央制御装置の指令で、シフトロック用ソレノイド部材104が作動され、ストッパロッド110が通し孔114内に引き込まれて、ストッパロッド110がストッパカム126から解離され、シフトロックが解除される。
【0077】
このシフトロック解除状態では、シフトレバーのノブの押し操作によりディテントピン80をシフトレバー16の基端側へさらに移動し、ストッパカム126を矢印Cと逆方向へさらに回動し、図8の状態に至る。この図8の状態では、ディテントピン80はPレンジ用凹部118から離脱した状態にあるので、シフトレバー16を軸受筒体64の軸芯回りに回動するシフト操作をすることにより、他のR、N、D、2、Lレンジにシフトすることが可能となる。
また図5に示す如く、シフトレバー16をDレンジにシフトした場合には、シフトレバー16を軸ピン68の軸芯の回りに回動するセレクト操作をすることにより、DレンジとMレンジとの切換え操作を実行可能とする。さらに、シフトレバー16をシフト操作してディテントピン80が、挿通溝部130から離脱しているときには、ストッパカム126は、その自重により、図8に示す位置を保持している。
【0078】
このストッパカム126が図8に示す位置にある場合には、シフトソレノイド用リミットスイッチ136がオフ状態とされ、その信号を受けた中央制御装置の指令により、シフトロック用ソレノイド部材104がストッパロッド110を通し孔114に引き込んで、ストッパカム126の制止を解除した状態を保持するように設定している。
【0079】
さらに、キーソレノイド用リミットスイッチ138は、図7に示す状態から図8に示す状態に移行しても、そのままオン状態を維持しているので、キー56がACCからLOCK位置に移行できないように制限されている。
【0080】
次に、シフトレバー16をR、N、D、2、LのレンジからPレンジにシフト操作する場合には、まず、シフトレバー16のノブを操作して、ディテントピン80をシフトレバー16の基端側へ移動してPレンジ位置にシフト操作し、ノブを離す。すると、ディテントピン80はストッパカム126の挿通溝部130に入り、ディテントピン80が図示しない弾性体の付勢力でシフトレバー16の自由端側へ復帰する動作によって、ストッパカム126を矢印C方向に回動する。
【0081】
そして、ストッパカム126が図7の位置に至ると、シフトソレノイド用リミットスイッチ136がオン動作され、その信号を受けた中央制御装置の指令によって、シフトロック用ソレノイド104が作動され、ストッパロッド110が通し孔114からストッパカムを制動可能な位置まで延出される。
【0082】
ストッパカム126は図7の状態からディテントピン80に操作されて、さらに矢印C方向に回動し、図6の状態に移行する。すると、キーソレノイド用リミットスイッチ138がオン動作され、その信号を受けた中央制御装置が、キーインタロックソレノイド140を駆動して、キー56をACC位置からLOCK位置に移動し、引き抜き可能なように、キーインタロックを解除する。また、このとき、シフトソレノイド用リミットスイッチ136は前述の通りオン状態を維持している。
【0083】
なお、上述した本第2実施の形態における以上説明した以外の構成、作用、及び効果は前述した第1実施の形態と同様であるので、同一部材には同一符号を付すこととし、その詳細な説明を省略する。
【0084】
次に、本発明の第3実施の形態に係るシフトレバー装置について、図11〜図14により説明する。このシフトレバー装置の主要部分が、図11に斜視図にて示されているように、シフトレバー本体部10は、ハウジングとしてのシフトレバーボックス14に対し、シフトレバー16が直線状のシフト操作方向へセレクト操作可能に装着されている。
【0085】
このため、シフトレバーボックス14の車室内に向けた上板部84には、シフト操作用ガイド孔60が穿設されている。このシフト操作用ガイド孔60は、直線状の長溝に形成されている。
【0086】
このシフト操作用ガイド孔60は、シフトレバー16をP、R、N、D、2、Lの位置にシフトチェンジ操作させるためのガイド孔である。
【0087】
図11に示すように、シフトレバーボックス14に装着されるシフトレバー16は、その基端部を軸棒200によって、所定角回動自在にシフトレバーボックス14に対し軸支されている。
【0088】
シフトレバー16には、図示しない操作腕部が延出して形成されており、その自由端部には、同じく図示しない自動変速機に接続されたシフト操作用のミッションケーブルが接続される。
【0089】
また、シフトレバー16の中間部には、ディテントピン80を貫通させる摺動孔82が穿設されている。
【0090】
図11〜図14に示すように、シフトレバーボックス14における側板部112の所定位置には、シフトレバー16に突出して装着されたディテントピン80の自由端部を臨ませるための開口であるディテント穴116が穿設されている。
【0091】
このディテント穴116は、そのシフトレバー16の自由端側の周辺部に、Pレンジ用凹部118、Rレンジ用凹部120、N、D、2レンジ用凹部122、Lレンジ用凹部124が設けられている。
【0092】
シフトレバーボックス14の内部には、シフトロックユニット202が配置されている。このシフトロックユニット202は、シフトロックプレート204をソレノイドアクチェータ206で移動操作するように構成されている。このシフトロックプレート204の自由端部分には、ディテント穴116のPレンジ用凹部118部分に位置するディテントピン80を受け入れるための逆コ字状に切欠された係止凹部208が形成されている。
【0093】
シフトレバーボックス14の側板部112には、シフトレバー16の軸棒200の端部を突出させ、この軸棒200の端部を突出させ、この軸棒200の突出部分にロックカム210が一体的に固着され、軸棒200と一体に回動するようにされている。このロックカム210には、その回転中心から遠い外周面として形成された制止周部212と、その回転中心から近い外周面として形成された逃げ周部214と、これらの間に放射線方向に沿って形成された制止壁216とが形成されている。
【0094】
シフトレバーボックス14における側板部112のディテント穴116のPレンジ用凹部118側所定位置には、板状ストッパカム218が軸部材220によって回動自由に軸支されて側板部112に沿って配置されている。
【0095】
このストッパカム218には、ディテントピン制止腕部222と、ロックカム用腕部224と、ケーブル操作腕部226が設けられている。
【0096】
このディテントピン制止腕部222は、軸部材220を中心とした、その所定の回動位置でその自由端部がPレンジ用凹部118の底部近傍に位置し、その自由端外側面がディテントピン80をPレンジ用凹部118から引き出せないように制止し得るよう形成されている。
【0097】
ストッパカム218におけるロックカム用腕部224は、その自由端部がロックカム210側へ向けて鉤形に折曲形成され、その自由端面が制止周部212上、又は逃げ周部214上に載るようにされるとともに、その鉤形に折曲された自由端部縦側面が制止壁216に当接してロックカム210の矢印E方向への回動を制止するように構成されている。
【0098】
ストッパカム218におけるケーブル操作腕部226は、軸部材220から所定長さ延ばされた棒状に形成され、その自由端部に止めピン228が突設され、この止めピン228にキーケーブル52の一端部が固定されている。このキーケーブル52の他端部は、図示しないキーシリンダ部に接続連動されている。
【0099】
このキーシリンダ部は、キーが鍵穴に差し込まれ、ロック位置からオン位置に回された状態でキーケーブル52が送りだされストッパカム218を矢印E方向へ回動可能状態とし、かつ、キーシリンダ部からキーが引き抜かれ、又はキーシリンダ部に差し込まれたキーがオン位置以外の所定位置にある状態でキーケーブル52をキーシリンダ部側に引き込みストッパカム218を図12に示す状態から矢印Eと逆方向に回動しないように止め置くよう構成されている。
【0100】
なお、キーインターロック機構部は、ケーブル操作腕部226の止めピン228に固定されたケーブル52に連動して用いられるものであればよく、種々の構成のインターロック機構を利用できる。これとともに、例えば、その他のインターロック機構を調整装置を介して組み合わせケーブル52に連動させるように構成する等、複数のインターロックを組み合わせてストッパカム218に連動させるように構成してもよい。
【0101】
次に、上述のように構成された本第3実施の形態におけるフトレバー装置の作用、および動作を説明する。
【0102】
まず、シフトレバー16が、シフト操作用ガイド孔60のパーキングシフト位置から他のリバース(R)、ニュートラル(N)、又はドライブ(D)等の他のレンジへ移動操作不能とされるパーキングシフトロック状態では、図11、図12に示されるように、キーシリンダ部がキーケーブル52を引くことにより、ストッパカム218を矢印Eと逆方向へ回動不能な状態に保持している。このときには、キーシリンダ部からキーが引き抜かれ、又はキーがオン位置以外の所定位置にある。この状態では、ストッパカム218の制止腕部222が、ディテントピン80の一方の端部をディテント孔116のPレンジ用凹部118から出ないように制止する。さらに、ストッパカム218のロックカム用腕部224が逃げ周部214上に位置し、ロックカム210の制止壁216に当接し、ロックカム210を矢印E方向へ回動しないように制止するので、このロックカム210と一体のシフトレバー16もPレンジ位置からR、N等の他のレンジ位置へ回動しないように制止されている。
【0103】
また、シフトロックユニット202のシフトロックプレート204の係止凹部208にディテントピン80の他方の端部が入った状態で、このシフトロックプレート204がソレノイドアクチェータ206に制動されているので、ディテントピン80は、ディテント穴116のPレンジ用凹部118から出ないように制止されている。
【0104】
すなわち、ディテントピン80は、その両自由端部がシフトロックユニット202とストッパカム218とによって、両端支持梁の状態で支持されているので、シフトレバー16の自由端部に装着した図示しないディテントピン操作用ノブボタンを大きな力で操作しても、ディテントピン80が斜めになってPレンジ用凹部118から外れるようなことを防止し、ディテントピン80を確実にPレンジ用凹部118内に保持できる。
【0105】
また、シフトレバー16がパーキングシフトロック状態にある場合には、シフトレバー16をP位置からR、N等のシフト位置方向へ移動しようとする力が、ディテントピン80とPレンジ用凹部118との間、及びロックカム210とストッパカム218との間の2箇所の係合部によって受けられるので、大きな荷重に耐えられるような構成となっている。
【0106】
次に、パーキングシフトロックを解除する場合には、まずキーをキーシリンダ部に差し込み、オン位置に回動する。すると、キーシリンダ部からキーケーブル52が引き出されるので、ストッパカム218が図11の矢印Eと逆方向に所要角回動し、図13の状態となって制止腕部222がディテントピン80から解除されるとともに、ロックカム用腕部224がロックカム210から解除され、さらに、ブレーキが踏まれシフトロックユニット202のシフトロックプレート204を移動自由に解除された状態では、シフトレンジ選択操作可能状態とされ、シフトレバー16はパーキングシフト位置から他のリバース(R)、ニュートラル(N)、又はドライブ(D)等の他のレンジへ移動可能となる。
【0107】
また、図13に示すようにシフトレバー16のノブボタンを押してディテントピン80をPレンジ用凹部118から鎖線で示すように引き出してから、シフトレバー16を回動することにより、図14に示す如く、ストッパカム218が図の矢印Eと逆方向に所定角回動され、かつシフトレバー16がPレンジ以外の所望のレンジへ移動操作されている状態では、ストッパカム218のロックカム用腕部224が制止周部212上にあって、ストッパカム218の矢印E方向への回動を制止しているため、キーケーブル52をキーシリンダ部に引き込み不能なので、キーシリンダ部に差し込まれたキーを引き抜くことが出来ない状態となっている。また、キーケーブル56が接続されたストッパカム218は、シフトレバー16のノブボタンで操作されないから、その分だけこのノブボタンの操作力を大きくしないようにできる。
【0108】
次に、パーキングシフトロック解除状態から、パーキングシフトロック状態に移行する場合には、シフトレバー16をパーキングシフト位置に移動操作し、シフトレバー16のノブボタンを離し、ティテントピン80がストッパカム218を制止しないようPレンジ用凹部118の最奥部に入れ、次いでキーをロック位置に回動すると、キーケーブル52がキーシリンダ部に引き込まれて、ストッパカム218がディテントピン8と係合するとともに、シフトロックユニット202の係止凹部208にディテントピン80が係合した図11に示す状態となる。なお、この状態ではキーをキーシリンダ部から自由に引き抜く事が出来る。
【0109】
本第3実施の形態では、シフトレバー本体部10におけるシフトレバーボックス14の縦側面に機械式キーインタロック機構部を配置したので、この機械式キーインタロック機構部を備えたシフトレバー本体部10を車両の狭い空間内にコンパクトに配置できる。また、電気式キーインタロックに比べ、スイッチ回路を削減し、キー回路に接続されたコントローラ、更にはワイヤハーネス等の高価な部品が不要なので、省スペース化を図ることができるとともに、廉価な製品を提供できる。
【0110】
なお、上述した本第3実施の形態における以上説明した以外の構成、作用、及び効果は前述した第1実施の形態と同様であるので、同一部材には同一符号を付すこととし、その詳細な説明を省略する。
【0111】
次に、本発明の第4実施の形態に係るシフトレバー装置について、図15〜図19により説明する。このシフトレバー装置の主要部分が図15〜図17に示されているように、シフトレバー本体部10は、ハウジングとしてのシフトレバーボックス14に対し、シフトレバー16が直線状のシフト操作方向へセレクト操作可能に装着されている。
【0112】
このため、シフトレバーボックス14の車室内に向けた上板部84には、シフト操作用ガイド孔60が穿設されている。このシフト操作用ガイド孔60は、直線状の長溝に形成されている。
【0113】
このシフト操作用ガイド孔60は、シフトレバー16をP、R、N、D、2、Lの位置にシフトチェンジ操作させるためのガイド孔である。
【0114】
図18に示すように、シフトレバーボックス14に装着されるシフトレバー16は、その基端部を軸棒250によって、所定角回動自在に軸支されている。
【0115】
図16に示すように、シフトレバー16には、操作腕部252が設けられており、その自由端部には、図示しない自動変速機に接続されたシフト操作用のミッションケーブル254が接続されている。
【0116】
また、シフトレバー16の中間部には、図16にも示すようにディテントピン80を貫通させる摺動孔82が穿設されている。
【0117】
図15に示すように、シフトレバーボックス14の内部における、シフト操作用ガイド孔60のPレンジ位置から外れた内奥部位置には、シフト操作用ガイド孔60の長手方向に直交する方向に、シフトロック用ソレノイド装置256が配置されている。このシフトロック用ソレノイド装置256は、操作杆260を突出没入操作するソレノイド258を用いて構成されている。この操作杆260には、ストッパロッド部材262が取り付けられている。図18にも示すようにこのストッパロッド部材262は、その胴部264の先端部に制止棒部266が一体に突設され、その後端側に伝動部274が一体に設けられている。この胴部264は矩形柱状に形成され、その中央部には、有底穴268が穿設されている。この有底穴268内に操作杆260の自由端部を挿入し、この胴部264と操作杆260とに止めピン270を貫通して挿着し、操作杆260に胴部264が一体に締結されている。この胴部264とソレノイド258との間には、圧縮コイルばね272を、そのコイル部分の中に操作杆260を挿通させて配置し、操作杆260及びストッパロッド部材262がソレノイド258から延出する方向に押し出されるよう付勢されている。
【0118】
この胴部264に設けられる制止棒部266は、円柱状に形成され、その軸芯が操作杆260と同軸となるように構成されている。この制止棒部266の自由端部は、シフトレバーボックス14の側面部所定位置に穿孔された透孔288を貫通して外方へ延出するよう配置されている。
【0119】
また、伝動部274は、胴部264の上板部84に近い部分から、ソレノイド258にかけて延出するよう形成されている。この伝導部274の自由端側の操作杆260のストローク長に対応した所定長さ部分は、自由端にかけて上板部84側へ斜面状に傾斜する滑らかな表面を有する被動用案内面276に形成されている。
【0120】
図15、及び図18にも示すように、ストッパロッド部材262の被動用案内面276の直上位置に対応するシフトレバーボックス14の上板部84には、ロック解除ボタン機構が配設されている。このため、上板部84の所定位置には、有底筒状の支持筒部278が一体に設けられている。この支持筒部278の底面部には、透孔状の通し孔280が穿設されている。
【0121】
図18に示すように支持筒部278には、ロック解除ボタン282が装着されている。このロック解除ボタン282は、上板部84の上方へ臨まされる操作用頭部282Aから操作支杆部282Bと、抜け止め支杆部282Cとが一体的に延出して形成されている。この操作支杆部282Bは、長い柱状に形成され、その自由端部が半球状に形成されるとともに、この自由端部が被動用案内面276の近傍に臨まされている。
【0122】
また、抜け止め支杆部282Cは、ロック解除ボタン282の押し操作ストロークに対応した所定長さに形成され、その自由端部には抜け止め用返り爪部284が形成されている。この返り爪部284は、支持筒部278の口端部に係合してロック解除ボタン282が上板部84の上方へ抜け出さないように制止する。
【0123】
また、操作用頭部282Aの底面と、支持筒部287の底面との間には、圧縮コイルばね286が架設され、ロック解除ボタン282が上板部84の上方へ突出する方向に付勢されている。
【0124】
このように支持筒部278に装着されたロック解除ボタン282は、操作者に押し操作されることにより、圧縮コイルばね286の付勢力に抗して押し込まれる。そして操作支杆部282Bが、シフトロック用ソレノイド装置256における被動用案内面276に当接し、その斜面上を摺動することにより、ストッパロッド部材262を圧縮コイルばね272の付勢力に抗しながら、操作杆260をソレノイド258に押し込みつつ、矢印F方向へ移動する。
【0125】
図19に示すように、このストッパロッド部材262の動作によって、透孔288から延出していた制止棒部266の自由端部が、シフトレバーボックス14の側面内側へ引き込まれる。
【0126】
また、操作者がロック解除ボタン282から手を離すと、このロック解除ボタン282は、圧縮コイルばね286の付勢力によって、図18に示した状態に復帰する。これとともに、ストッパロッド部材262も圧縮コイルばね272の付勢力によって図18に示した状態に復帰する。
【0127】
本第4実施の形態では、シフトロック用ソレノイド装置256を非通電時にロックするいわゆるノーマルロック方式としたので、ソレノイド258に通電してもストッパロッド部材262が矢印F方向へ引き込み動作されないときに、ロック解除ボタン282を押して、ストッパロッド部材262を矢印F方向へ移動操作できる。
【0128】
図15〜図19に示すように、シフトレバーボックス14における側板部112の所定位置には、シフトレバー16に突出して装着されたディテントピン80の自由端部を臨ませるための開口であるディテント穴116が穿設されている。
【0129】
このディテント穴116は、そのシフトレバー16の自由端側の周辺部に、Pレンジ用凹部118、Rレンジ用凹部120、N、D、2レンジ用凹部122、Lレンジ用凹部124が設けられている。
【0130】
シフトレバーボックス14における側板部112のディテント穴116のPレンジ用凹部118に近接した所定位置には、板状ストッパカム300が軸部材302によって回動自由に軸支されて側板部112に沿って配置されている。
【0131】
このストッパカム300は、ディテントピン挿通溝部304と、リミットスイッチ操作部306と、ストッパロッド部材262の制止用当接部308とキーケーブル用接続ピン310とを有する。
【0132】
ストッパカム300のディテントピン挿通溝部312は、ディテントピン80を通す長溝状に形成され、ストッパカム300の回動によってディテント穴116のPレンジ用凹部118部分に重なる位置(図16)から外れる位置(図17)の各状態となるように構成されている。
【0133】
また、ストッパカム300のリミットスイッチ操作部306の回動範囲内の所定箇所には、シフトソレノイド用リミットスイッチ314が配置され、ストッパカム300が一方、又は他方へ所定角度回動したときに、図16と図17とに示すようにリミットスイッチ操作部314が、シフトソレノイド用リミットスイッチ314をオン、オフ操作するように構成されている。
【0134】
さらに、ストッパカム300の制止用当接部308の回動範囲内の所定位置に前述した透孔288が位置し、この透孔288から延出したストッパロッド部材262の制止棒部266によって図16のようにストッパカム300が矢印G方向の回動を制止されるようにするとともに、透孔288内に制止棒部266が引き込まれた場合には、(図17のように)ストッパカム300が、この透孔288の位置を自由に通過可能に構成されている。
【0135】
シフトレバーボックス14の側板部112に設置された、シフトソレノイド用リミットスイッチ314は、図示しない中央制御装置等を介してシフトロック用ソレノイド装置256に接続されている。ストッパカム300に突設された接続ピン310には、図示しないステアリングコラムのステアリングロックボディーに取り付けられた機械式キーインターロック機構に接続するキーケーブル316の一端部が接続されている。これによりシフトレバー16がP位置にない場合には、このキーインターロック機構により、ACCからLOCK位置へのキーの移動が制限されるように構成されている。
【0136】
次に、上述のように構成された本第4の実施の形態におけるシフトレバー装置の作用、及び動作を説明する。
【0137】
シフトレバー装置におけるシフトレバー16がPレンジ位置にシフト操作されている場合には、図16に示すようにディテントピン80はディテント穴116のPレンジ用凹部118の最奥部に位置する。この状態では、ディテントピン80は、ストッパカム300の挿通溝部304に嵌まっていて、ストッパカム300を軸部材302の回りに矢印Gと逆方向に回動し保持している。そして、ストッパカム300は、そのリミットスイッチ操作部306がシフトソレノイド用リミットスイッチ314をオン操作している。
【0138】
このためシフトソレノイド用リミットスイッチ314のオン信号を受けた中央制御装置の指令で、シフトロック用ソレノイド258への通電が断たれ、ストッパ部材262の制止棒部266を透孔288から延出させた状態を保持している。さらに、この図16に示す状態では、ストッパカム300のリミットスイッチ操作部306が、キーインターロックのキーケーブル316を引き出していないので、図示しない機械式キーインターロック機構によりキーをACCからLOCK位置に回して引き抜き自由な状態とされている。
【0139】
次に、図16の状態から、シフトレバー16の自由端部に装着されたノブボタンを押し操作すると、これに連動してディテントピン80が押し下げられ、この動作に連動してストッパカム300が図17の矢印G方向に回動しようとする。
【0140】
このとき、ストッパロッド部材262の制止棒部266が透孔288から延出して制止用当接部308に当っている場合には、ストッパカム300は、図16の状態で制止される。この状態では、ディテントピン80が、挿通溝部312とPレンジ用凹部118とで囲まれた空間内にあって、ディテント孔116の他のレンジ側へ移動できないように制止されるシフトロック状態とされる。
【0141】
前述のようにシフトレバー16のシフトチェンジ操作をしようとした際、シフトレバー16のディテントピン80に連動するノブを操作する以前に、運転手がブレーキを踏み込んでいることが図示しない中央制御装置に接続するセンサで検出されると、中央制御装置の指令で、シフトロック用ソレノイド258が作動され、ストッパ部材262の制止棒部266が透孔288内に引き込まれて、制止棒部266がストッパカム300から解離され、キーがオン位置に回動されているとキーインターロックが解除される。
【0142】
このロック解除状態では、シフトレバー16のノブの押し操作によりディテントピン80をシフトレバー16の基端側へさらに移動し、ストッパカム300を矢印G方向へさらに回動し、図17の状態に至る。この図17の状態では、ディテントピン80はPレンジ用凹部118から離脱した状態にあるので、シフトレバー16を軸棒250の軸回りに回動するシフト操作をすることにより、他のR、N、D、2、Lレンジにシフトすることが可能となる。
【0143】
このストッパカム300が図17に示す位置にある場合には、シフトソレノイド用リミットスイッチ314がオフ状態とされ、その信号を受けた中央制御装置の指令により、シフトロック用ソレノイド258がストッパロッド部材262の制止棒部266を透孔288に引き込んで、ストッパカム300の制止を解除した状態を保持するように設定されている。
【0144】
さらに、キーケーブル316は、図17に示すように引き操作されているので、キーインターロック機構により、キーはACCからLOCK位置に移行できないように制限されている。
【0145】
次に、シフトレバー16をR、N、D、2、LのレンジからPレンジにシフト操作する場合には、まず、シフトレバー16のノブを操作して、ディテントピン80をシフトレバー16の基端側へ移動してPレンジ位置にシフト操作し、ノブを離す。すると、ディテントピン80はストッパカム300の挿通溝部304に入り、ディテントピン80が図示しない弾性体の付勢力でシフトレバー16の自由端側へ復帰する動作によって、ストッパカム300を矢印Gと逆方向に回動する。
【0146】
そして、ストッパカム300が図16の位置側となると、シフトソレノイド用リミットスイッチ314がオン動作され、その信号を受けた中央制御装置の指令によって、シフトロック用ソレノイド258が作動され、ストッパロッド部材262の制止棒部266が透孔288からストッパカム300を制動可能な位置まで延出される。
【0147】
このときのストッパカム300の回動によって、キーケーブル316は戻し動作され、これに連動するキーインタロック機構を操作して、キーをACC位置からLOCK位置に移動し、引き抜き可能なように、キーインタロックを解除する。また、前述したように、本第4実施の形態のシフトレバー装置では、シフトレバーボックス14における一方の端部に、シフトレバー16のシフト操作方向に直交する方向に向けてシフトロック用ソレノイド装置256を配置したので、このシフトレバーボックス14の同じく一方の端部側に配置したロック解除ボタン282で中間に連動部材を介在させることなく直接的にシフトロック用ソレノイド装置256のシフトロック解除操作を行なうようにし、構成を簡素化できる。
【0148】
また、シフトロック用ソレノイド装置256により、シフトロックと、キーインターロックとの動作に用いるストッパカム300の回動を制止し、又は制止解除をする操作を、中間に連動部材を介在させることなく直接的に行なえるようにし、構成を簡素化できる。
【0149】
なお、上述した本第4実施の形態における以上説明した以外の構成、作用、及び効果は前述した第1及び第2実施の形態と同様であるので、同一部材には同一符号を付すこととし、その詳細な説明を省略する。
【0150】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係るシフトレバー装置は、簡素な構造により、特定の条件下においてキーインタロック機構により確実にキーインタロック状態とすることができ、しかもこのキーインタロック機構を限られた狭い空間内にコンパクトに配置できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るシフトレバー装置の主要部の構成を示す一部破断した斜視図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係るシフトレバー装置の主要部の構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第1実施の形態係るシフトレバー装置におけるキーインタロック機構の主要部の構成を示す要部正面図である。
【図4】本発明の第1実施の形態に係るシフトレバー装置の軸棒とロック部材との結合部を取り出して示す要部断面図である。
【図5】本発明の第2実施の形態に係るシフトレバー装置の主要部の構成を示す一部破断した概略斜視図である。
【図6】本発明の第2実施の形態係るシフトレバー装置におけるパーキング状態にあるキーインタロック及びシフトインターロックの主要部の構成を示す要部正面図である。
【図7】本発明の第2実施の形態係るシフトレバー装置におけるシフトロック状態にあるキーインタロック及びシフトインターロックの主要部の構成を示す要部正面図である。
【図8】本発明の第2実施の形態係るシフトレバー装置におけるシフトロックとキーインタロックの解除状態にあるキーインタロック及びシフトインターロックの主要部の構成を示す要部正面図である。
【図9】本発明の第2実施の形態係るシフトレバー装置におけるシフトレバーの基端部と、シフトレバーボックスの上板部の裏面とを示す一部破断した概略斜視図である。
【図10】本発明の第2実施の形態係るシフトレバー装置に接続される、キーシリンダ部分を取り出して示す概略斜視図である。
【図11】本発明の第3実施の形態に係わるシフトレバー装置の主要部の構成を示す要部概略斜視図である。
【図12】本発明の第3実施の形態に係わるシフトレバー装置におけるパーキング状態にあるキーインターロック及びシフトインターロックの主要部の構成を示す要部正面図である。
【図13】本発明の第3実施の形態に係わるシフトレバー装置におけるキーインターロック及びシフトインターロックの解除状態を示す要部正面図である。
【図14】本発明の第3実施の形態に係わるシフトレバー装置におけるシフトレバー装置をパーキング位置以外にシフト操作した状態を示すキーインターロック及びシフトインターロックの主要部の要部正面図である。
【図15】本発明の第4実施の形態に係わるシフトレバー装置を示す部分断面平面図である。
【図16】本発明の第4実施の形態に係わるシフトレバー装置を示す部分断面側面図である。
【図17】本発明の第4実施の形態に係わるシフトレバー装置を示す部分断面側面図である。
【図18】本発明の第4実施の形態に係わるシフトレバー装置におけるシフトロック状態に示す図15のXVIII−XVIII線による縦断面図である。
【図19】本発明の第4実施の形態に係わるシフトレバー装置におけるシフトロック解除状態を示す図15のXVIII−XVIII線に対応する縦断面図である。
【符号の説明】
10 シフトレバー本体部
12 キーシリンダ部
14 シフトレバーボックス (壁部)
16 シフトレバー
18 軸棒
32 ロックリンク部材
34 ロック解除保持腕部
36 ロック腕部
38 連動腕部
40 ロックレバー
48 ロック部材
52 キーケーブル
56 キー
60 シフト操作用ガイド孔
62 セレクト操作用ガイド孔
64 軸受筒体
68 軸ピン
78 摺動体
80 ディテントピン
84 上板部
86 シフト用摺接台部材
88 セレクト用摺接台部材
98 ランプ取り付け部
104 シフトロック用ソレノイド部材
110 ストッパロッド
112 側板部
114 通し孔
116 ディテント穴
126 ストッパカム
128 軸部材
130 挿通溝部
132 リミットスイッチ操作部
134 制止用当接部
136 シフトソレノイド用リミットスイッチ
138 キーソレノイド用リミットスイッチ
200 軸棒
202 シフトロックユニット
210 ロックカム
212 制止周部
214 逃げ周部
216 制止壁
218 ストッパカム
222 制止腕部
224 ロックカム用腕部
226 ケーブル操作腕部
256 シフトロック用ソレノイド装置
258 ソレノイド
260 操作杆
262 ストッパロッド部材
266 制止棒部
276 被動用案内部
278 支持筒部
282 ロック解除ボタン
282B 操作支杆部
300 ストッパカム

Claims (1)

  1. 車両用変速機をシフト操作するよう連動され、移動操作により複数のシフトレンジの内の一つのシフトレンジを選択可能とするシフトレバーと、
    前記シフトレバーに連動動作するロックカムと、
    キーの所要の操作に連動されたストッパカムと、
    前記ストッパカムに設けられ、前記シフトレバーがパーキング位置にあるとき、前記キーの所要の操作で前記ストッパカムが回動されたとき、前記ロックカムの制止壁に係合して前記シフトレバーがパーキングシフトレンジ以外へ回動することを阻止するとともに、前記キーの前記所要の操作とは逆方向の操作で前記ロックカムから解離され、前記シフトレバーのパーキングシフトレンジ以外への移動を可能とするよう構成されたロックカム用腕部と、
    前記ストッパカムに設けられ、前記シフトレバーに装着されたディテントピンがディテント穴のPレンジ用凹部内に位置するとき、前記Pレンジ用凹部内から前記ディテントピンが抜け出すのを阻止するとともに、前記キーの所要の操作で前記ストッパカムが回動されたとき、前記ディテントピンが前記Pレンジ用凹部から脱出可能とするよう構成された制止腕部と、
    を有することを特徴とするシフトレバー装置。
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