JP3700814B2 - 帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵 - Google Patents

帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路の路側や敷地境界線上に用いられる防護柵の夜間の視認性を高めるために、帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路や公園等に設置される防護柵の夜間視認性を高めるためには、支柱に反射シートが巻き付けられて貼り付けられるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、反射シートはまっすぐに貼り付けるのが難しく、かつ被着体である支柱等の表面状態によって粘着強度にバラツキが生じ易く、さらにその端面から雨水等が浸入して反射性能の低下を起こし易く耐久性に問題がある上、一度剥がすと裏面の粘着性が悪くなるために取り付け位置を変えて貼りなおして使用するには不適切である。
【0004】
そこで本発明者はかかる従来の問題点を解消し、夜間の視認性の低下を起こすことなく、高い夜間視認性を長期間維持させうる反射体を、多種類の支柱に対応して確実な固定ができて、その設置される立地や用途に即応して取り付け位置が自在で、取り付けおよび付け替えが容易な帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵は、間隔を開けて立設された支柱間にビームが架設されると共に、支柱の頂上部および下部に再帰反射性を有する帯状反射体がそれぞれ支柱の外側面に密接して着脱可能に巻回され、頂上部に巻回された帯状反射体は弾性を有する途切れのない環状の帯状体からなり、支柱の下部に巻回された帯状反射体は帯状体の両端が互いに緊締係止されて環状の帯状体となされたものであることを特徴とするものであり、帯状反射体が支柱の外側面に密接して着脱可能に巻回されることによって、支柱の表面状態に左右されずに取り付け・取り外し自在に反射体を付設できて、かつ支柱の外側面の全周に亘って夜間の視認性が高められる。なお、反射体とは付設あるいは配設されたプリズムやレンズ等の働きによって、照射された光が屈折されて反射可能に形成されたものをいう。
【0006】
また本発明は、頂上部に巻回された帯状反射体が、弾性を有する環状の帯状体の内径が支柱の外周径より稍々小径となされるとともに、帯状体の外周面には再帰反射性を有する反射体が付設され、この帯状体をその弾性力に抗して拡径して支柱の外側面に外嵌させるようにして巻回されるものであって、手指で拡げて嵌挿するだけの簡単な作業によって取り付けおよび取り替えができるものである。なお、弾性を有する環状の帯状体とは、エラストマー,合成ゴム,天然ゴム等の弾性高分子材料によって帯状体が環状に形成されたものをいう。
【0007】
【0008】
さらにまた本発明は、支柱の下部に巻回された帯状反射体は、帯状体の両端が締めつけボルトを介して互いに緊締係止されるようになされたものであって、長さが支柱の外周長より僅かに短くなされた帯状体を支柱の外側面に密接して巻回したうえ、締めつけボルトによって帯状体の両端を互いに寄せつけるように緊締して、支柱の外側面に対して強固に取り付けられるようになされたものである。
【0009】
そしてまた本発明は、支柱の下部に巻回された帯状反射体は、2つ以上の帯状体が連結されて連結帯状体が形成され、該連結帯状体の両端が互いに緊締係止されるようになされたもので、連結された連結帯状体の両端が互いに緊締係止されて形成される環状の帯状体の内径の周長は、それが巻回される支柱の外周長より極僅かに短い寸法になされ、帯状体を支柱の外側面に密接して巻回したうえ、その両端を互いに緊締係止することによって支柱の外側面に対して取り付けられるようになされたものである。
【0010】
また本発明は、支柱の下部に巻回された帯状反射体は、2つ以上の帯状体が互いに係合する切欠部によって連結されて連結帯状体が形成されるとともに、この連結帯状体の両端部が内側に折曲され、該連結帯状体が支柱の外側面に密接して巻回された際、前記の内側に折曲された連結帯状体の両端部が支柱の外側面に対して食い込むように強圧されて、連結帯状体が支柱外側面に止着されるようになされたものであって、互いに係合する切欠部がかみ合わされてその係合角度が狭められた際に生じる反発力によって支柱の外側面に強圧されて、帯状反射体が支柱の外側面に強固に止着されるようになされたものである。
【0011】
また本発明は、支柱の下部に巻回された帯状反射体は、帯状体の一部に穿設されたねじ孔に螺子を螺入することにより、この螺子の先端によって支柱の外側面が圧接されて、支柱に対して帯状体が止着されるようになされたものである。
【0012】
また本発明は、支柱の下部に巻回された前記帯状反射体において、支柱の外側面に凹部が形成され、この凹部に対して帯状体の一部に穿設されたねじ孔に螺入された螺子が当接されるようになされ、前記ねじ孔に螺入された螺子の先端が上記凹部内に当接されて、帯状体が支柱の外側面の周囲および上下に移動不可能に止着されるようになされたものである。
【0013】
また本発明は、支柱の下部に巻回された帯状反射体は、帯状体の支柱の外側面と密接する裏面の一部に突起または突条が突設されることによって、帯状体が巻回された際に支柱の外側面に対してこの突起の先端部分が密接された状態で強固に圧接されて、支柱に対して帯状体が止着されるようになされたものである。
【0014】
また本発明は、前記発明において、帯状体裏面の突起または突条が、帯状体が巻回された際にこの突起または突条と位置を合わせられて支柱の外側面に形成された小孔または凹部に係止されて、支柱の外側面の周囲および上下に帯状体が移動不可能に止着されるようになされたものである。
【0015】
また本発明は、頂上部に巻回された帯状反射体および/又は支柱の下部に巻回された帯状反射体は、帯状体を基体として適宜間隔で多数のガラスビーズ製の反射器が配設されたものであり、反射体がガラスビーズ製反射器で構成されているので、汚れにくく、汚れがついても雨水や散水等によって容易に流されて汚れが落とされる。また、材質がガラスで劣化がなく長期的に反射機能が維持される。なお、ガラスビーズ製の反射器とは主として着色透明ガラス製で表面が球状に成形されたもので、着色によって反射光の視認性がよくなされている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明について説明する。
図1,2は本発明に係る帯状反射体の実施形態の一例を表す防護柵の正面図であり、図2は図1のa部に示した要部の拡大正面図である。続く図3〜17は、本発明に係る帯状反射体の実施形態の各例を表す斜視図(但し、図9は図8の取付状態を説明するための側面・断面図)である。
【0017】
図1,2の防護柵においては、適宜間隔で立設された支柱1間にビーム2が架設されて、支柱1の頂上部付近および下部の外側面に帯状反射体3が付設され、防護柵の夜間の視認性が向上される。
【0018】
図1,2に表す防護柵において、支柱1の頂部近傍に巻回された帯状反射体3は、弾性を有する環状の帯状体の内径が支柱の外周径より稍々小径となされるとともに、図3(イ)に表すように帯状体の外周面に再帰反射性を有する反射体が付設された帯状反射体が、この帯状体の弾性力に抗して拡径して支柱の外側面に外嵌させるようにして巻回され、手指で拡げて嵌挿するだけの簡単な作業によって取り付けおよび取り替えに好適に使用されるものである。図3において弾性を有する環状の帯状反射体31は、環状に形成された帯状基体30の外周側面上に(ロ)においては反射体4が付設され、(ハ)においては後述のガラスビーズ製の反射器5が配設されたもので、反射体4あるいはガラスビーズ製の反射器5が帯状基体30の弾性を妨げないように断続的に付設されて、環状の帯状反射体をその弾性力に抗して拡径させることができ、支柱の外側面に外嵌して着脱可能に巻回される。なお、帯状反射体31に付設されている反射体4や配設されているガラスビーズ製の反射器5は、その使用される用途に応じて帯状基体30の外周側面の部分毎に、例えば「橙」と「白」と使い分けて付設あるいは配設されてもよく、さらにまた必要な側面のみに反射体4または反射器5が付設あるいは配設されたものであってもよい。
【0019】
また図3(イ)の支柱1の下部付近に付設された帯状反射体3は、前述の環状の帯状反射体31が防護柵のビーム2が架設される前の段階に嵌挿されて支柱1の外側面に巻回付設されてもよいが、図3(ニ)に示すように、帯状体の両端が互いに緊締係止されるようになされた帯状反射体3が、支柱1の外側面に密接して巻回されて両端を緊締係止して取り付けられた場合には、後日帯状反射体のみを外して丁寧に清掃したり新しいものと取り替えたり等のメインテナンスが容易となって好ましい。
【0020】
また図4に示す本発明に係る帯状反射体の実施形態例は、帯状基体30が合成樹脂製等僅かに弾性を有する材料によって製作されるとともに、図4(イ),(ロ)に表すように、帯状基体30の両端に係合爪32および係合片33が形成されて、帯状基体30を支柱の外側面に密接して巻回したうえ、帯状体の両端を引きつけながら両端の係合爪32および係合片33が互いに係合されて緊締係止されて、支柱の外側面に取り付けられるようになされたものである。すなわち、この帯状体の両端を互いに緊締係止させた際に形成される環状の帯状体の内径周長が、それが巻回される支柱の外周長より極僅かに短い寸法になされ、帯状体が支柱の外側面に密接して巻回され、その両端を互いに緊締係止することによって支柱の外側面に対して取り付けられるようになされたものである。
【0021】
なお、図4において反射体4はプリズムシート等の可撓性を有する反射体が、帯状基体30の外周側面に付設されたものであるが、この他、上記図3(ハ)において説明したガラスビーズ製の反射器5が配設されたもの等、反射体4が支柱に巻回される際の帯状基体30の変形に対して耐えうるものであればよい。
【0022】
さらにまた、図5(イ)〜(ハ)における本発明に係る帯状反射体の実施形態例は、帯状基体30両端を互いに寄せつけた際に形成される環状の帯状体の内径周長が、それが巻回される支柱の外周長より僅かに短い寸法になされたものであって、帯状基体30を支柱外側面に密接して巻回したうえ、締めつけボルト34の螺入によって帯状基体30の両端が互いに寄せつけるられて緊締され、帯状基体30が支柱外側面に対して取り付けられるようになされたものである。図5において(イ),(ロ)は帯状基体30が合成樹脂や合成ゴムで製作された場合を表し、(ハ)は帯状基体30が鋼製,アルミ製,ステンレススチール製等金属製の場合を表し、これらの外周面に再帰反射性を有する反射体4が付設されて帯状反射体が構成される。ここにおいて(イ),(ロ)のような帯状基体30が合成ゴム等柔軟な材料で製作される場合においては、帯状基体30の連結部にねじ部が穿設されたインサートナットが埋設され、あるいは金属製ワッシャ等が連結部に装着されて補強され、それらを介して締めつけボルト34が螺入されて帯状基体30の両端を確実に緊締された場合に、帯状基体30の連結部に締めつけボルト34の頭部が食い込んだりすることなく、支柱に対して帯状体を強固に止着させることができる。
【0023】
そしてまた、図6〜9には2つの帯状体が連結されて連結帯状体が形成され、連結帯状体の両端が互いに緊締係止されるようになされた実施形態の例を表しており、各帯状反射体の部品はかさばらずに輸送上好都合である。さらに、各帯状反射体に付設された反射体4の色を例えば「橙」と「白」というように組み合わせて連結帯状体を形成させることによって、車両の流れの方向を考慮して支柱の側面の向きによって対車両、対歩行者といったように目的に対応して使い分けて設置することができて効果的な用途展開が可能となる。
【0024】
ここで、図6,図8〜9の実施形態の例は連結帯状体を構成する各帯状体が、金属製の帯状基体30の外周面に再帰反射性を有する反射体4が付設された場合を表し、図8は2つの帯状体の相対向するそれぞれの両帯端部35が、内側に折曲されるとともに、互いに係合する切欠部36によって連結されて形成される連結帯状体が支柱1の外側面に密接して巻回され、互いに係合する切欠部36がかみ合わされてその係合角度が狭められた際に生じる反発力によって、その内側に折曲された帯状体の帯端部35が支柱1の外側面に対して食い込むように強圧されて、この帯状反射体3が支柱1の外側面に強固に止着されるようになされたものである。
【0025】
さらに、図7には連結帯状体を構成する各帯状体が樹脂成型品によって構成される場合を表し、同図(イ)において反射体4は、基体42の外周に空気層を介してポリカーボネートやアクリル等の透明プラスチックのレンズ体41を配設させて作製されたプリズム方式の反射体であり、反射体4の基体42またはレンズ体41を構成する合成樹脂が一体的に形成されて、帯状体両端の係合爪32および係合片33となされたものである。このプリズム方式の反射体のように成型体が硬い材質で殆ど可撓性を有していない場合には、2つ以上の帯状体が連結された連結帯状体が形成されて支柱の外側面を挟着するようにして巻回されるのが好適で、プリズム方式反射体の高い反射性能が活かせて好都合である。なお、図7(ロ)は(イ)の場合と同様のプリズム方式の反射体の帯状体部品を1種類として、帯状体の両端の係合爪32および係合片33を相互に逆の端部を連結可能になされたものである。
【0026】
また図10は、帯状基体30の一部に穿設されたねじ孔37に螺子が螺入され、この螺子によって支柱1の外側面が圧接されて支柱1に対して帯状反射体3が止着されるようになされたもので、支柱1の外側面に巻回された帯状基体30の巻回がより強固になされる。図10において、(イ)は鋼製の帯状基体、(ロ)は合成樹脂やゴムの成型による帯状基体を用いた、帯状反射体のそれぞれの実施形態の例を表している。なお、(ロ)に示す実施形態例において、帯状基体30がゴムの成型品等基体そのものが柔軟性を有する材料からなる場合においては、帯状基体30の端部の一部にねじ孔が穿設されたインサートナットが埋設され、あるいはねじ孔が穿設された板部品が装着されて、それらを介して螺子が螺入された場合には、この螺子の緊締力による帯状体端部の変形を起こさずに、支柱1の外側面を強圧させることができて、支柱1に対して帯状反射体3を強固に止着させることができる。
【0027】
なお、前述の図6に示す実施形態例において、2つの帯状基体30を連結するために用いられた止めネジ34´が、この連結帯状体の一端に穿設されたねじ孔37を介することによって同時に支柱の外側面に圧接されて、支柱に対して帯状反射体3が止着されるようになされた場合には、一つの止めネジ34´によって2つの帯状体の連結および圧接によるこの連結帯状体の支柱外側面への強固な止着が同時に果たせるので、組立工程上、部品製造上効率がよくて経済的である。
【0028】
そしてさらに図11の実施形態例は、支柱1の外側面に凹部38が形成され、この凹部38に対して帯状基体30の一部に穿設されたねじ孔37に螺入された螺子が当接されるようになされ、螺入された螺子の先端が凹部38内に当接されているため、支柱1の外側面の周囲および上下に対して帯状反射体3が移動不可能に止着されるようになされたものである。なお、支柱1の外側面に形成された凹部38は、施工現場において後加工によって形成されてもよいし、またあらかじめ帯状反射体3の取着位置を設定しておいて支柱1の製造加工工程内において形成されていてもよい。いずれの方法の場合においても、支柱1に孔を穿設することなく加工されるので、設置後においてもサビが発生する恐れがなく耐久性については心配なく施工・設置ができる。
【0029】
また図12,13の実施形態の例は、帯状基体30の支柱1と密接する裏面の一部に突起39が突設され、帯状基体30が巻回されて取り付けられる際に支柱1の外側面に対しこの突起39の先端部分に巻締力が集中して圧接されるため、支柱1に対して帯状反射体3が強固に止着されるようになされたものである。
【0030】
ここにおいて図12は、弾性を有する帯状基体30が支柱1と密接する裏面の一部に突起39が突設され、この突起39に巻締力が集中してかけられた場合に、この突起39の形状が潰されて圧接されて支柱1に対して帯状反射体3が強固に止着されるようになされたものである。
【0031】
また図13は、鋼製の帯状基体30の支柱1と密接する裏面の一部に突起39がプレス成型によって突設されて、この突起39に巻締力が集中してかけられた場合に、突起39の先端部が支柱1の外側面に対して食い込むように強固に止着されるようになされたものである。この実施形態の例について、図13(イ)は2つの帯状体が連結される連結帯状体の帯状基体30の裏面の一部に突起39がプレス成型によって形成された状態の斜視図を、同図(ロ)はその帯状反射体3が支柱1の外側面に止着された状態の断面図を、それぞれ表すものである。
【0032】
そして、さらに図14,15の実施形態の例は、支柱1の外側面に小孔38´または凹部38が形成され、この小孔38´または凹部38にその位置を合わせられて帯状基体30の裏面の一部に形成された突起39が係止されたものであり、帯状反射体3が支柱1の外側面の周囲および上下に移動不可能に止着されるようになされたものである。
【0033】
なお、上述の図12〜15においては、帯状基体の支柱と密接する裏面の一部に突起が突設された場合の各実施例について説明したが、この突起は長く形成された突条となされていてもよく、図示はしないが、例えば帯状基体の支柱の側面周囲と密接する裏面にこの帯状基体の長手方向に突条が形成されて、帯状基体が巻回されて取り付けられる際に支柱の外側面に対しこの突条の先端部分に巻締力が集中して圧接されて、支柱に対して帯状反射体が強固に止着されるようになされたものであってもよい。さらに加えて、支柱の側面の周囲に凹部が形成されて、これに対して上記突条が係止されることによって、支柱の外側面の周囲および上下に帯状体が移動不可能に止着されるようになされたものであってもよい。
【0034】
また、上述の説明の中で記述したプリズム方式の反射体以外に、ガラスビーズ製の反射器を用いた高い夜間の反射効果を発揮する帯状反射体3について図1616,17によって説明をする。すなわち、図16には弾性を有する帯状基体30をベースとして、図17には鋼製の帯状基体30をベースとして、それぞれに適宜間隔で多数のガラスビーズ製の反射器5が配設されたものであり、図16の弾性帯状基体30に半埋設状態にガラスビーズ製の反射器5が配設され、あるいは図17(ロ)断面図に表すように鋼製の帯状基体30に半埋設状態にガラスビーズ製の反射器5が配設されて帯状反射体3となされたものである。
【0035】
これら帯状反射体3は、反射体がガラスビーズ製反射器で構成されているので、汚れにくく、汚れがついても雨水や散水等によって容易に流されて汚れが落とされる。また、材質がガラスで劣化がなく長期的に反射機能が維持される。
【0036】
【発明の効果】
上述の如く、本発明による帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵は、支柱の外側面の全周に亘って巻回された帯状反射体により、車両のヘッドライト等一方向からの光に対してだけでなく、支柱に対して全方向からの光に対して夜間の視認性が高められる。また、帯状体として形成されているので帯状反射体を巻回するのが簡単で、さらに支柱の外側面に着脱可能に取り付けおよび付け替えができて、新設だけでなく取り外して清掃や修理等メインテナンスが容易であ。
【0037】
そして本発明は、取り付けが簡単な帯状体に反射体を付設させて、支柱の外側面に対して巻回して着脱自在に取り付けられるため、支柱の表面状態に左右されることなく取り付け可能で、また、その設置される立地や用途が限定されずに即応して取り付けが自在なことから、既設,新設を問わず使用でき、夜間の視認性が向上されて、夜間の通行の安全が確保される。
【0038】
また本発明は、弾性を有する環状の帯状体の内径が支柱の外周径より稍々小径となされるとともに、帯状体の外周面には再帰反射性を有する反射体が付設され、この帯状体をその弾性力に抗して拡径して支柱の外側面に外嵌させるようにして巻回されるので、手指で拡げて嵌挿するだけの簡単な作業によって取り付け,取り替えができる。また、支柱の外側面に対して単に外嵌させて巻回されるので、支柱への取り付け高さ位置を自在に設定できて、かつ必要に応じて巻回させる帯状反射体の数を増やしてさらに夜間視認性を高めることができる。
【0039】
さらにまた本発明は支柱の下部に巻回された帯状反射体は、帯状体の両端が互いに緊締係止されるようになされ、この帯状体の両端を互いに緊締係止されて形成される環状の帯状体の内径周長が、それが巻回される支柱外周長より極僅かに短い寸法になされ、帯状体を支柱の外側面に密接して巻回したうえ、その両端を互いに緊締係止することによって支柱の外側面に対して取り付けられるので、この帯状反射体を支柱の上下端から嵌挿することなく支柱の任意の高さ位置に即応して取り付けることができて、組み立て工数が少なくてすむ。
【0040】
さらにまた本発明は、帯状体の両端が締めつけボルトを介して互いに緊締係止されるようになされ、その長さが支柱の外周長より僅かに短くなされた帯状体が支柱外側面に密接して巻回されて、締めつけボルトによって帯状体の両端を互いに寄せつけるように緊締されるので、締めつけボルトの緊締力により帯状反射体が支柱外側面に対して強固に取り付けられる。なお、帯状体が支柱の外側面に密接して巻回された際に生じる帯状体の両端の隙間をやや長めに設け、締めつけボルトの締めつけ距離で調整可能になされた場合には、外径寸法の異なる支柱に共通して適用でき、あるいはテーパーのある支柱に対してもその支柱の高低位置にかかわらず共通して適用可能で有用である。
【0041】
そしてまた本発明は、2つ以上の帯状体が連結されて連結帯状体が形成され、該連結帯状体の両端緊締係止されて形成される環状の帯状体の内径の周長が、それが巻回される支柱の外周長より極僅かに短い寸法になるようになされ、帯状体を支柱の外側面に密接して巻回し、支柱の外側面に対して巻着されるようになされたもので、連結前の各帯状反射体の部品はかさばらずに輸送上好都合である。さらに、帯状反射体が2つ以上の帯状体より構成されることにより、各帯状反射体の色を例えば「橙」と「白」というように組み合わせて連結帯状体を形成させることによって、例えば車両の流れの方向を考慮して支柱の側面の向きによって対車両、対歩行者といったように目的に対応して使い分けて設置することができて効果的な用途展開が可能となる。また、用途上必要な面のみに帯状反射体を使用し、連結前の各帯状反射体の内のいくつかを反射体の付設されない帯状体を用いた連結帯状体となされた場合には、コストの安い経済的な帯状反射体が構成される。
【0042】
また本発明は、2つ以上の帯状体が互いに係合する切欠部によって連結されて連結帯状体が形成され、この連結帯状体の両端部が内側に折曲され、該連結帯状体が支柱の外側面に密接して巻回された際、互いに係合する切欠部がかみ合わされてその係合角度が狭められた際に生じる反発力によって支柱の外側面に強圧されて、前記の内側に折曲された連結帯状体の両端部が支柱の外側面に対して食い込むように強圧されるので、帯状反射体が支柱の外側面に強固に止着される。
【0043】
また本発明は、帯状体の一部に穿設されたねじ孔に螺子を螺入するとこの螺子の先端部分が支柱の外側面に強く圧接されるので、帯状反射体が支柱の外側面に強固に止着される。
【0044】
また本発明は、支柱の外側面に凹部が形成され、この凹部に対して帯状体の一部に穿設されたねじ孔に螺入された螺子が当接されるようになされ、前記ねじ孔に螺入された螺子の先端が上記凹部内に当接されて係止されるので、帯状反射体が支柱外側面の周囲および上下に移動不可能に止着され、柵の支柱を設置後に帯状反射体がズレ動いて機能しなくなるのを防止できて効果的である。
【0045】
また本発明は、帯状体の支柱の外側面と密接する裏面の一部に突起または突条が突設されて、帯状体が巻回されるとこの突起または突条の先端部分が支柱の外側面に強く圧接されるので、帯状反射体が支柱の外側面に強固に止着される。
【0046】
また本発明は、帯状体裏面の突起または突条が、帯状体が巻回された際にこの突起または突条と位置を合わせられて支柱の外側面に形成された小孔または凹部に係止されているため、支柱の外側面の周囲および上下に帯状体が移動不可能に止着され、柵の支柱を設置後に帯状反射体がズレ動いて機能しなくなるのを防止できて効果的である。
【0047】
また本発明は頂上部に巻回された帯状反射体および/又は支柱の下部に巻回された帯状反射体は、帯状体を基体として適宜間隔で多数のガラスビーズ製の反射器が配設され、反射体がガラスビーズ製反射器で構成されているので、汚れにくく、汚れがついても雨水や散水等によって容易に流されて汚れが落とされる。また、材質がガラスで劣化がなく長期的に反射機能が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る帯状反射体の実施形態の一例を表す防護柵の正面図である。
【図2】 図1のa部に示した要部の拡大正面図である。
【図3】 本発明に係る帯状反射体の、(イ)は実施形態例を表す防護柵の支柱周辺の斜視図、(ロ)〜(ニ)はその帯状反射体の実施形態の各例を示す斜視図である。
【図4】 本発明に係る帯状反射体のさらに他の実施形態の二例を示す斜視図である。
【図5】 本発明に係る帯状反射体のさらに他の実施形態の三例を示す斜視図である。
【図6】 本発明に係る帯状反射体のさらに他の実施形態の一例を示す斜視図である。
【図7】 本発明に係る帯状反射体のさらに他の実施形態の二例を示す斜視図である。
【図8】 本発明に係る帯状反射体のさらに他の実施形態の一例を示す斜視図である。
【図9】 図8の実施形態例における、(イ)は支柱への設置状態を表す側面図であり、(ロ)は(イ)のA−A部の断面図である。
【図10】 本発明に係る帯状反射体のさらに他の実施形態の二例を示す斜視図である。
【図11】 本発明に係る帯状反射体のさらに他の実施形態の一例を示す斜視図である。
【図12】 本発明に係る帯状反射体のさらに他の実施形態の一例を示す斜視図である。
【図13】 本発明に係る帯状反射体のさらに他の実施形態の一例の、(イ)は斜視図、(ロ)は支柱に取り付けられた状態を表す断面図である。
【図14】 本発明に係る帯状反射体のさらに他の実施形態の一例の、(イ)は斜視図、(ロ)は支柱に取り付けられた状態を表す断面図である。
【図15】 本発明に係る帯状反射体のさらに他の実施形態の一例の、(イ)は斜視図、(ロ)は支柱に取り付けられた状態を表す断面図である。
【図16】 本発明に係る帯状反射体のさらに他の実施形態の一例を示す斜視図である。
【図17】 本発明に係る帯状反射体のさらに他の実施形態の一例についての、(イ)は斜視図、(ロ)は(イ)の部分を表すA−A部の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 支柱
2 ビーム
3 帯状反射体
30 帯状基体
31 環状の帯状反射体
32 係合爪
33 係合片
34 締めつけボルト
35 帯端部
36 切欠部
37 ねじ孔
38 凹部
39 突起
4 反射体
41 レンズ体
42 基体
5 ガラスビーズ製の反射器

Claims (10)

  1. 間隔を開けて立設された支柱間にビームが架設されると共に、支柱の頂上部および下部に再帰反射性を有する帯状反射体がそれぞれ支柱の外側面に密接して着脱可能に巻回され、頂上部に巻回された帯状反射体は弾性を有する途切れのない環状の帯状体からなり、支柱の下部に巻回された帯状反射体は帯状体の両端が互いに緊締係止されて環状の帯状体となされたものであることを特徴とする帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵
  2. 頂上部に巻回された帯状反射体は、弾性を有する環状の帯状体の内径が支柱の外周径より稍々小径となされるとともに、帯状体の外周面には再帰反射性を有する反射体が付設され、この帯状体を弾性力に抗して拡径して支柱の外側面に外嵌させるようになされたことを特徴とする請求項1記載の帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵
  3. 支柱の下部に巻回された帯状反射体は、帯状体の両端が、締めつけボルトを介して互いに緊締係止されるようになされたことを特徴とする請求項1または2記載の帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵。
  4. 支柱の下部に巻回された帯状反射体は、2つ以上の帯状体が連結されて連結帯状体が形成され、該連結帯状体の両端が互いに緊締係止されるようになされたことを特徴とする請求項1または2記載の帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵。
  5. 支柱の下部に巻回された帯状反射体は、2つ以上の帯状体が互いに係合する切欠部によって連結されて連結帯状体が形成されるとともに、該連結帯状体の両端部が内側に折曲されて、該連結帯状体が支柱の外側面に密接して巻回された際、前記の内側に折曲された連結帯状体の端部が支柱の外側面に対して食い込むように強圧されて、連結帯状体が支柱の外側面に止着されるようになされたことを特徴とする請求項1または2記載の帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵。
  6. 支柱の下部に巻回された帯状反射体は、帯状体の一部に穿設されたねじ孔に螺子を螺入することにより、この螺子によって支柱の外側面が圧接され、支柱に対して帯状体が止着されてなることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵。
  7. 支柱の外側面に凹部が形成され、該凹部に対して帯状体の一部に穿設されたねじ孔に螺入された螺子が当接されるようになされ、支柱に対して帯状体が止着されてなることを特徴とする請求項6記載の帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵。
  8. 支柱の下部に巻回された帯状反射体は、帯状体に支柱の外側面と密接する裏面の一部に突起または突条が突設されることによって、帯状体が巻回された際にこの突起または突条が支柱の外側面に密接された状態で、支柱に対して帯状体が止着されてなることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵。
  9. 帯状体裏面の突起または突条が、帯状体が巻回された際この突起または突条と位置を合わせられて支柱の外側面に形成された小孔または凹部に係止されて、支柱に対して帯状体が止着されてなることを特徴とする請求項8記載の帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵。
  10. 頂上部に巻回された帯状反射体および/又は支柱の下部に巻回された帯状反射体は、帯状体を基体として、適宜間隔で多数のガラスビーズ製の反射器が配設されたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の帯状反射体が支柱に取付けられた防護柵。
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