JP3695211B2

JP3695211B2 - Car side reinforcement structure

Info

Publication number: JP3695211B2
Application number: JP08794299A
Authority: JP
Inventors: 博文江田
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1999-03-30
Filing date: 1999-03-30
Publication date: 2005-09-14
Anticipated expiration: 2019-03-30
Also published as: JP2000280931A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の側部補強構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の自動車の側部補強構造としては、実開平５−２６７５０号公報に記載されたものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
この公報に記載された従来の構造では、側面からの衝突に対する補強を行うために、センターピラーの下部の位置に、センターピラー内壁に接合する方形状部材を配設し、フロアパネルに接合される係止部材の台座部に三角固定部材の底部を固定し、該三角固定部材の頂部を、センターピラー室内側に付設される係止板と方形部材と共にボルトによって一体に固定しているが、センターピラーの下部を一様に補強する構成であるため、側面衝突の際に、センターピラーの上下方向中央部の横断面積が変化する部分に応力が集中してこの部分から折れたり、またはストライカ部が破断してドアが室内側に侵入するおそれがある。これらを防止するためには、センターピラーの下部のみならず、センターピラー全体及びドア全体を補強しなければならず、重量及び製造コストが増加するという問題がある。
【０００４】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、請求項１ないし請求項５記載の発明は、側面衝突時に衝撃エネルギー吸収を行うようにすることにより効率的な補強を行うことができる自動車の側部補強構造を提供することをその目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１記載の発明は、自動車の側部中央部において上下方向に伸びるロックピラーの下部と、フロアとの間に渡ってフロア側補強材を取り付け、該フロア側補強材に連なるようにしてロックピラー内部にピラー側補強材を取り付けた自動車の側部補強構造において、
前記フロア側補強材及びピラー側補強材をロックピラーの後側寄りにオフセットさせて取り付け、ロックピラーの下部において、ロックピラーの前部を後部よりも脆弱な脆弱部とし、前記ロックピラーの室内側パネルに、前記ピラー側補強材の室内側パネル側部分を取り付ける一方で、該取付点以外のピラー側補強材の室内側パネル側部分である一般部位と前記ロックピラーの室内側パネルとの間に隙間を形成したことを特徴とする。
【０００６】
前記脆弱部は任意の構造とすることができ、フロア側補強材及びピラー側補強材を後側へオフセットさせるだけでもロックピラーの前部を脆弱部とすることができるが、請求項２記載の発明は、請求項1記載の前記脆弱部が、ロックピラーの前部に形成された開口を備えることを特徴とする。
【０００７】
また、請求項３記載の発明は、請求項１記載の前記脆弱部が、ロックピラーの前部で上下方向に伸びるビードを備えることを特徴とする。
【０００９】
また、請求項４記載の発明は、請求項１ないし３のいずれか１項に記載の前記フロア側補強材と前記ピラー側補強材とは、ロックピラーの室内側パネルに取り付けられるシートベルトリトラクタの取付点近傍において該室内側パネルを挟み付けるようにして該室内側パネルに取り付けられることを特徴とする。
【００１０】
また、請求項５記載の発明は、請求項１ないし４のいずれか１項に記載の前記ピラー側補強材にはウエルドナットが固着されており、該フロア側補強材とロックピラーの室内側パネルとを貫通するボルトが該ウエルドナットに締結されて、フロア側補強材とピラー側補強材とが該室内側パネルに取り付けられることを特徴とする。
【００１１】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、前記フロア側補強材及びピラー側補強材をロックピラーの後側にオフセットさせて取り付け、ロックピラーの下部において、ロックピラーの前部を後部よりも脆弱な脆弱部とすることで、側面衝突時にロックピラーの前部の脆弱部を変形させることができる。フロア側補強材とピラー側補強材とでロックピラーを補強し、衝撃エネルギーをフロアへと分散させることで、ロックピラー全体の内倒れを防ぐことができる。また、ロックピラーの室内側パネルに、ピラー側補強材の室内側パネル側部分を取り付ける一方で、該取付点以外のピラー側補強材の室内側パネル側部分である一般部位と前記ロックピラーの室内側パネルとの間に隙間を形成することによって、側面衝突時に、ロックピラー後部もその隙間分若干変形することにより、衝撃吸収を行って、変形のタイミングをとり、ロックピラー前部の変形を促進させることができる。こうして、ロックピラー下部の一部を補強することで、効率的に側面衝突時の衝撃エネルギーを吸収、分散することができ、ロックピラー及びドアを過剰に補強する必要がなくなるため、重量及び製造コストを低減することができる。
【００１２】
また、請求項２記載の発明によれば、請求項１に係る効果に加えて、脆弱部に開口を備えることにより、側面衝突時に、ロックピラーの変形を効果的に誘発することができる。また、開口は、作業孔としても兼用することができ、該開口を通して、ロックピラー内の作業を行うことができる。
【００１３】
また、請求項３記載の発明によれば、請求項１に係る効果に加えて、脆弱部にビードを備えることにより、側面衝突時に、ロックピラーの変形を効果的に誘発することができる。
【００１５】
また、請求項４記載の発明によれば、請求項１ないし３のいずれかに係る効果に加えて、前記フロア側補強材と前記ピラー側補強材とが、ロックピラーの室内側パネルに取り付けられるシートベルトリトラクタの取付点近傍において該室内側パネルを挟み付けることにより、衝突時以外の悪路走行時等における室内側パネルの振動等を抑え、シートベルトリトラクタの誤作動を防止することができる。
【００１６】
また、請求項５記載の発明によれば、請求項１ないし４のいずれかに係る効果に加えて、フロア側補強材とロックピラーの室内側パネルとを貫通するボルトを、ピラー側補強材に固着されたウエルドナットに締結することにより、フロア側補強材とピラー側補強材とを室内側パネルに共締めすることができ、フロア側補強材とピラー側補強材との位置合わせを行うことができる。さらには、フロア側補強材を室内側パネルにボルトナット締めするためのウエルドナットを、室内側パネルではなく小型でウエルドナットの固着作業が簡単に行えるピラー側補強材に設定するので、作業性を向上させることができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図１ないし図５は、本発明の自動車の側部補強構造の第１の実施形態を表す図である。
【００１８】
図において、１０は、２ドア型自動車の側部中央部のドア４２の後部において上下方向に伸びるロックピラーである（図５）。ロックピラー１０は、その室内側パネルであるロックピラーインナ１２と、レインフォースロックピラー１４とで閉断面構造を構成している。ロックピラー１０は、その下端部において、シルインナ１６と、リアピラーインナロア１８とによって構成されるサイドシル２０に連結される。また、ロックピラー１０の室外側には、ボディサイドアウタ３０が配設される。このロックピラー１０には図示しないストライカが取り付けられ、ドア４２のロックと噛み合うようにされている。
【００１９】
シルインナ１６には、リアフロアパネル２２の側端部が接合され、リアフロアパネル２２の上には、図示せぬリアシートの下で車幅方向に伸びるリアシートクロスメンバ２４が接合されている。リアシートクロスメンバ２４の両端部は、シルインナ１６に近づくに従って漸次高さが低くなるように傾斜した傾斜部２４ａとなっており、リアフロアパネル２２と共にシルインナ１６に接合されている。リアシートクロスメンバ２４は、リアフロアパネル２２と共にフロア２６を構成している。
【００２０】
リアシートクロスメンバ２４の傾斜部２４ａとなる部分よりも車幅方向やや内側からロックピラーインナ１２との間に渡って、フロア側補強材であるガセット３２が取り付けられている（図３参照）。ガセット３２の一端はリアシートクロスメンバ２４の側面部にボルトナット締めされ（図１参照）、ガセット３２の他端は、以下に述べるようにしてロックピラーインナ１２にボルトナット締めされる。
【００２１】
このガセット３２の他端に連なるようにして、ロックピラー１０内部には、上記ピラー側補強材３４が取り付けられている。このピラー側補強材３４の室外側端は、レインフォースロックピラー１４の車外側一般面１４ｂに接合されると共に、ピラー側補強材３４の室内側端にはウエルドナット３６が固着されており、このウエルドナット３６に、ロックピラーインナ１２に設けられた貫通孔１２ａとガセット３２に設けられた貫通孔３２ａを貫通するボルト３７が締結されている。このガセット３２とピラー側補強材３４とは、ロックピラーインナ１２に取り付けられるシートベルトリトラクタ４０の取付点の近傍において、ロックピラーインナ１２を挟み付けている。但し、図４（ａ）に示したように、ピラー側補強材３４は、ウエルドナット３６が固着された部分以外の一般部位において、ロックピラーインナ１２との間にわずかな隙間３８を形成している。
【００２２】
ガセット３２をロックピラーインナ１２にボルトナット締めする場合、ロックピラーインナ１２にウエルドナットを固着しようとすると、ロックピラーインナ１２は大きな部材であるため特別な治具が必要となり作業性が悪化し製造コストが増大するが、この実施形態のように、ロックピラーインナ１２に比べてはるかに小型な部材であるピラー側補強材３４にウエルドナット３６を固着することにより、作業性良く低コストとなる。そして、ガセット３２、ロックピラーインナ１２及びピラー側補強材３４とを共締めすることができ、併せて自動的にガセット３２とピラー側補強材３４とが連なるように位置合わせをすることができる。同様に、レインフォースロックピラー１４の取付フランジ１４ａに固着されたウエルドナット４４、４４（図４参照）に、ロックピラーインナ１２に設けられた貫通孔１２ｃとガセット３２に設けられた貫通孔３２ｂを貫通するボルト４５、４５が締結されて、ガセット３２はロックピラーインナ１２に取り付けられる。
【００２３】
以上のようにしてロックピラー１０に取り付けられたガセット３２とピラー側補強材３４とは、ロックピラー１０の後側寄りにオフセットされて取り付けられており、ガセット３２とピラー側補強材３４よりも前側のロックピラーインナ１２の前部には開口１２ｂが設けられている。ロックピラー１０の後部１０Ｂはガセット３２及びピラー側補強材３４によって強化されている一方で、ロックピラー１０の前部はガセット３２及びピラー側補強材３４がないことによって後部１０Ｂよりも脆弱となっており、さらに開口１２ｂがあることによって、ロックピラー１０の前部は、後部１０Ｂよりもさらに脆弱となった脆弱部１０Ａとなっている。この開口１２ｂは作業用としても使用され、ロックピラーインナ１２とシルインナ１６との接合作業やロックピラー１０内のハーネスの配索作業を行う際にこの開口１２ｂを通して作業を行うことができる。
【００２４】
以上のように構成される自動車の側部補強構造の作用を説明する。
【００２５】
図４（ｂ）に示したように、側面衝突時、ドア４２からロックピラー１０にわたって入力される荷重は、ロックピラー１０の下部の前部が脆弱部１０Ａとなっているため、脆弱部１０Ａが、ドア４２の車室内側への移動変形に伴い、ロックピラー１０が回転する如く変形して衝撃吸収を行い、ドア４２の室内への過度の侵入を阻止する。即ち、ロックピラー１０の後部１０Ｂはガセット３２及びピラー側補強材３４によって強度が高くなっているため、後部１０Ｂを中心として脆弱部１０Ａが車室内側へ回転する。但し、後部１０Ｂにおいても、ピラー側補強材３４とロックピラーインナ１２との間で隙間３８が形成されているため、その分、後部１０Ｂも若干変形を起こし、後部１０Ｂを中心とした脆弱部１０Ａの回転を促進させるべく、変形のタイミングをとっている。しかしながら、ロックピラー１０自体は、ガセット３２及びピラー側補強材３４によって強化されており、衝撃エネルギーがフロア２６へと分散され、車室内への内倒れが阻止される。
【００２６】
このように、ロックピラー１０の下部の一部をガセット３２及びピラー側補強材３４によって補強することにより、効率的に側面衝突時の衝撃エネルギーを吸収、分散することができ、ロックピラー１０及びドア４２を過剰に補強する必要がなくなるため、重量及び製造コストを低減することができる。
【００２７】
また、平常時においても、ガセット３２及びピラー側補強材３４がロックピラーインナ１２を挟み付けており、衝突時以外の悪路走行時等におけるロックピラーインナ１２の振動等を抑えている。このため、従来これらのガセット３２及びピラー側補強材３４がないと、衝突時以外の悪路走行時にロックピラーインナ１２が振動し、シートベルトリトラクタ４０が誤動作するおそれがあったが、これらのガセット３２及びピラー側補強材３４によって、シートベルトリトラクタ４０の誤作動を防止することができる。
【００２８】
図６は、本発明の第２の実施形態を表す図１相当図である。第１の実施形態と同一部材には同一符号を付し、その説明を省略する。
【００２９】
この実施形態では、ロックピラーインナ１２の前部に開口１２ｂを設ける代わりに、上下方向に伸びるビード１２ｄが形成されている点で第１の実施形態と異なっており、他の点では第１の実施形態と同様である。
【００３０】
このようなビード１２ｄによっても側面衝突時に変形を誘発することができ、第１の実施形態と同様の作用・効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の自動車の側部補強構造の第１の実施形態を表す部分破断斜視図である（ＦＲは自動車の前側、ＲＲは自動車の後側、ＵＰＲは自動車の上方を表す）。
【図２】第1の実施形態の分解斜視図である。
【図３】図１の３−３線に沿って見た端面図である。
【図４】図３の４−４線に沿って見た端面図であり、（ａ）は平常時、（ｂ）は側面衝突時を表す。
【図５】自動車の側部を表す側面図である。
【図６】本発明の自動車の側部補強構造の第２の実施形態を表す部分破断斜視図である。
【符号の説明】
１０ロックピラー
１０Ａ脆弱部
１０Ｂ後部
１２ロックピラーインナ（室内側パネル）
１２ｂ開口
１２ｄビード
１４レインフォースロックピラー
２０サイドシル
２２リアフロアパネル
２４リアシートクロスメンバ
２６フロア
３２ガセット（フロア側補強材）
３４ピラー側補強材
３６ウエルドナット
３８隙間
４０シートベルトリトラクタ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a side reinforcement structure for an automobile.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a side reinforcing structure for this type of automobile is disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-26750.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional structure described in this publication, in order to reinforce against a collision from the side, a rectangular member that is bonded to the inner wall of the center pillar is disposed at the lower position of the center pillar and bonded to the floor panel. The bottom of the triangular fixing member is fixed to the pedestal of the locking member, and the top of the triangular fixing member is integrally fixed by a bolt together with a locking plate and a square member attached to the center pillar chamber side. Since the lower part of the pillar is uniformly reinforced, during a side collision, stress concentrates on the part where the cross-sectional area of the center part in the vertical direction of the center pillar changes and breaks from this part, or the striker part There is a possibility that the door breaks and enters the room. In order to prevent these problems, not only the lower part of the center pillar but also the entire center pillar and the entire door must be reinforced, resulting in an increase in weight and manufacturing cost.
[0004]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above problems, and the invention according to claim 1 to claim 5 provides a side portion of an automobile that can efficiently reinforce by absorbing impact energy at the time of a side collision. The object is to provide a reinforcing structure.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a first aspect of the present invention provides a floor-side reinforcement member, wherein a floor-side reinforcing member is attached between a floor and a lower portion of a lock pillar extending in a vertical direction at a central portion of a side portion of an automobile. In the side part reinforcement structure of the automobile in which the pillar side reinforcing material is attached inside the lock pillar so as to be continuous with the material,
The floor-side reinforcing material and the pillar-side reinforcing material are attached by being offset toward the rear side of the lock pillar, and at the lower part of the lock pillar, the front part of the lock pillar is made weaker than the rear part, and the indoor side of the lock pillar the panel, while mounting the indoor side panel portion of the pillar-side reinforcing member, between the general portion and the interior side panel of the lock pillar is indoor side panel side portion of the pillar-side reinforcing member other than the attachment point A gap is formed.
[0006]
The said weak part can be made into arbitrary structures, The front part of a lock pillar can be made into a weak part only by offsetting a floor side reinforcing material and a pillar side reinforcing material to the back side, Claim 3 The invention is characterized in that the fragile portion described in claim 1 includes an opening formed in a front portion of the lock pillar.
[0007]
The invention described in claim 3 is characterized in that the fragile portion described in claim 1 includes a bead extending in a vertical direction at a front portion of the lock pillar.
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, the floor-side reinforcing member and the pillar-side reinforcing member according to any one of the first to third aspects of the present invention are a seat belt retractor that is attached to an indoor side panel of a lock pillar. It is characterized by being attached to the indoor side panel so as to sandwich the indoor side panel in the vicinity of the attachment point.
[0010]
According to a fifth aspect of the present invention, a weld nut is fixed to the pillar side reinforcing member according to any one of the first to fourth aspects, and the floor side reinforcing member and the indoor panel of the lock pillar are provided. And a floor side reinforcing member and a pillar side reinforcing member are attached to the indoor side panel.
[0011]
【The invention's effect】
According to the invention of claim 1, the floor side reinforcing material and the pillar side reinforcing material are attached by being offset to the rear side of the lock pillar, and the front part of the lock pillar is weaker than the rear part at the lower part of the lock pillar. By setting it as a part, the weak part of the front part of a lock pillar can be deformed at the time of a side collision. By reinforcing the lock pillar with the floor side reinforcing material and the pillar side reinforcing material and distributing the impact energy to the floor, the entire lock pillar can be prevented from falling down. In addition, the indoor side panel side portion of the pillar side reinforcing material is attached to the indoor side panel of the lock pillar , while the general portion which is the indoor side panel side portion of the pillar side reinforcing material other than the attachment point and the lock pillar chamber By forming a gap with the inner panel, the rear side of the lock pillar is slightly deformed by the gap at the time of a side collision, so that shock absorption is performed, the timing of the deformation is taken, and the deformation of the front part of the lock pillar is promoted. Can be made. In this way, by reinforcing a part of the lower part of the lock pillar, it is possible to efficiently absorb and disperse impact energy at the time of a side collision, and it becomes unnecessary to reinforce the lock pillar and the door excessively. Can be reduced.
[0012]
Further, according to the invention described in claim 2, in addition to the effect according to claim 1, by providing the opening in the fragile portion, it is possible to effectively induce deformation of the lock pillar at the time of a side collision. The opening can also be used as a work hole, and the work in the lock pillar can be performed through the opening.
[0013]
According to the invention described in claim 3, in addition to the effect according to claim 1, by providing the weak portion with the bead, deformation of the lock pillar can be effectively induced at the time of a side collision.
[0015]
According to the fourth aspect of the invention, in addition to the effect according to any one of the first to third aspects, the floor side reinforcing material and the pillar side reinforcing material are attached to the indoor side panel of the lock pillar. By sandwiching the indoor side panel in the vicinity of the attachment point of the seat belt retractor, it is possible to suppress vibration of the indoor side panel when traveling on a rough road other than a collision, and to prevent malfunction of the seat belt retractor.
[0016]
According to the invention described in claim 5 , in addition to the effect according to any one of claims 1 to 4 , the bolt penetrating the floor side reinforcing material and the indoor side panel of the lock pillar is used as the pillar side reinforcing material. By fastening to the fixed weld nut, the floor side reinforcement and the pillar side reinforcement can be fastened together with the indoor side panel, and the floor side reinforcement and the pillar side reinforcement can be aligned. it can. Furthermore, the weld nut for bolting the floor side reinforcing material to the indoor side panel is set to a pillar side reinforcing material that is small and easy to fix the weld nut instead of the indoor side panel. Can be improved.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 to 5 are views showing a first embodiment of a side reinforcement structure for an automobile of the present invention.
[0018]
In the figure, reference numeral 10 denotes a lock pillar extending in the vertical direction at the rear part of the door 42 at the center of the side part of the two-door type automobile (FIG. 5). The lock pillar 10 forms a closed cross-sectional structure with a lock pillar inner 12 which is an indoor side panel and a reinforcement lock pillar 14. The lock pillar 10 is connected at its lower end to a side sill 20 constituted by a sill inner 16 and a rear pillar inner lower 18. A body side outer 30 is disposed outside the lock pillar 10. A striker (not shown) is attached to the lock pillar 10 so as to mesh with the lock of the door 42.
[0019]
Side end portions of the rear floor panel 22 are joined to the sill inner 16, and a rear seat cross member 24 extending in the vehicle width direction under the rear seat (not shown) is joined to the rear floor panel 22. Both end portions of the rear seat cross member 24 are inclined portions 24 a that are inclined so that the height gradually decreases as the sill inner 16 is approached, and are joined to the sill inner 16 together with the rear floor panel 22. The rear seat cross member 24 and the rear floor panel 22 constitute a floor 26.
[0020]
A gusset 32, which is a floor-side reinforcing material, is attached to the lock pillar inner 12 from the slightly inner side in the vehicle width direction than the portion that becomes the inclined portion 24a of the rear seat cross member 24 (see FIG. 3). One end of the gusset 32 is bolted to the side surface of the rear seat cross member 24 (see FIG. 1), and the other end of the gusset 32 is bolted to the lock pillar inner 12 as described below.
[0021]
The pillar side reinforcing member 34 is attached inside the lock pillar 10 so as to be connected to the other end of the gusset 32. The outdoor side end of the pillar side reinforcing member 34 is joined to the vehicle exterior general surface 14b of the reinforcement lock pillar 14, and a weld nut 36 is fixed to the indoor side end of the pillar side reinforcing member 34. The weld nut 36 is fastened with a bolt 37 passing through the through hole 12 a provided in the lock pillar inner 12 and the through hole 32 a provided in the gusset 32. The gusset 32 and the pillar side reinforcing member 34 sandwich the lock pillar inner 12 in the vicinity of the attachment point of the seat belt retractor 40 attached to the lock pillar inner 12. However, as shown in FIG. 4A, the pillar-side reinforcing member 34 forms a slight gap 38 between the pillar-side reinforcing member 34 and the lock pillar inner 12 at a general portion other than the portion where the weld nut 36 is fixed. Yes.
[0022]
When fastening the gusset 32 to the lock pillar inner 12 with bolts and nuts, if the weld nut is to be fixed to the lock pillar inner 12, the lock pillar inner 12 is a large member, so a special jig is required and workability is deteriorated. Although the cost increases, as in this embodiment, the weld nut 36 is fixed to the pillar-side reinforcing member 34 that is a much smaller member than the lock pillar inner 12, thereby reducing the cost with good workability. Then, the gusset 32, the lock pillar inner 12 and the pillar side reinforcing material 34 can be fastened together, and the gusset 32 and the pillar side reinforcing material 34 can be automatically aligned so as to be linked together. Similarly, through holes 12c provided in the lock pillar inner 12 and through holes 32b provided in the gusset 32 are provided on the weld nuts 44 and 44 (see FIG. 4) fixed to the attachment flange 14a of the reinforcement lock pillar 14. The bolts 45, 45 that pass through are fastened, and the gusset 32 is attached to the lock pillar inner 12.
[0023]
The gusset 32 and the pillar side reinforcing member 34 attached to the lock pillar 10 as described above are offset and attached to the rear side of the lock pillar 10, and the front side of the gusset 32 and the pillar side reinforcing member 34. An opening 12 b is provided in the front portion of the lock pillar inner 12. While the rear portion 10B of the lock pillar 10 is reinforced by the gusset 32 and the pillar side reinforcing material 34, the front portion of the lock pillar 10 becomes weaker than the rear portion 10B due to the absence of the gusset 32 and the pillar side reinforcing material 34. In addition, due to the presence of the opening 12b, the front portion of the lock pillar 10 is a fragile portion 10A that is more fragile than the rear portion 10B. The opening 12b is also used for work, and the work can be performed through the opening 12b when performing the joining work of the lock pillar inner 12 and the sill inner 16 and the wiring work of the harness in the lock pillar 10.
[0024]
The effect | action of the side part reinforcement structure of the motor vehicle comprised as mentioned above is demonstrated.
[0025]
As shown in FIG. 4B, the load input from the door 42 to the lock pillar 10 at the time of a side collision is the fragile portion 10A at the lower front portion of the lock pillar 10, so As the door 42 moves and deforms toward the vehicle interior side, the lock pillar 10 is deformed so as to rotate and absorb the impact, thereby preventing excessive entry of the door 42 into the room. That is, since the strength of the rear portion 10B of the lock pillar 10 is increased by the gusset 32 and the pillar side reinforcing member 34, the fragile portion 10A rotates around the rear portion 10B toward the vehicle interior side. However, since the gap 38 is formed between the pillar-side reinforcing member 34 and the lock pillar inner 12 also in the rear portion 10B, the rear portion 10B is also slightly deformed, and the fragile portion 10A centering on the rear portion 10B. The timing of deformation is taken to promote the rotation of. However, the lock pillar 10 itself is reinforced by the gusset 32 and the pillar side reinforcing member 34, and the impact energy is distributed to the floor 26, and the inward falling into the vehicle interior is prevented.
[0026]
In this way, by reinforcing a part of the lower portion of the lock pillar 10 with the gusset 32 and the pillar side reinforcing member 34, it is possible to efficiently absorb and disperse the impact energy at the time of the side collision, and the lock pillar 10 and the door. Since there is no need to reinforce 42, weight and manufacturing costs can be reduced.
[0027]
Further, even in normal times, the gusset 32 and the pillar-side reinforcing member 34 sandwich the lock pillar inner 12 to suppress vibration of the lock pillar inner 12 when traveling on a rough road other than during a collision. For this reason, conventionally, without these gussets 32 and pillar side reinforcements 34, the lock pillar inner 12 may vibrate when traveling on a rough road other than at the time of collision, and the seat belt retractor 40 may malfunction. The malfunction of the seat belt retractor 40 can be prevented by the 32 and the pillar side reinforcing member 34.
[0028]
FIG. 6 is a view corresponding to FIG. 1 showing the second embodiment of the present invention. The same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
[0029]
This embodiment is different from the first embodiment in that instead of providing the opening 12b in the front portion of the lock pillar inner 12, a bead 12d extending in the vertical direction is formed. This is the same as the embodiment.
[0030]
Such a bead 12d can also induce deformation at the time of a side collision, and the same operation and effect as the first embodiment can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially broken perspective view showing a first embodiment of a side reinforcement structure for an automobile of the present invention (FR is a front side of the automobile, RR is a rear side of the automobile, and UPR is an upper side of the automobile).
FIG. 2 is an exploded perspective view of the first embodiment.
3 is an end view taken along line 3-3 in FIG. 1. FIG.
4 is an end view taken along line 4-4 of FIG. 3, where (a) shows a normal time and (b) shows a side collision.
FIG. 5 is a side view showing a side portion of an automobile.
FIG. 6 is a partially cutaway perspective view showing a second embodiment of the side reinforcing structure for an automobile of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 Lock pillar 10A Weak part 10B Rear part 12 Lock pillar inner (inside panel)
12b Opening 12d Bead 14 Reinforce lock pillar 20 Side sill 22 Rear floor panel 24 Rear seat cross member 26 Floor 32 Gusset (Floor side reinforcing material)
34 Pillar side reinforcement 36 Weld nut 38 Clearance 40 Seat belt retractor

Claims

自動車の側部中央部において上下方向に伸びるロックピラーの下部と、フロアとの間に渡ってフロア側補強材を取り付け、該フロア側補強材に連なるようにしてロックピラー内部にピラー側補強材を取り付けた自動車の側部補強構造において、
前記フロア側補強材及びピラー側補強材をロックピラーの後側寄りにオフセットさせて取り付け、ロックピラーの下部において、ロックピラーの前部を後部よりも脆弱な脆弱部とし、
前記ロックピラーの室内側パネルに、前記ピラー側補強材の室内側パネル側部分を取り付ける一方で、該取付点以外のピラー側補強材の室内側パネル側部分である一般部位と前記ロックピラーの室内側パネルとの間に隙間を形成したことを特徴とする自動車の側部補強構造。A floor side reinforcing material is attached between the floor and the lower part of the lock pillar extending in the vertical direction at the center of the side of the automobile, and the pillar side reinforcing material is installed inside the lock pillar so as to be connected to the floor side reinforcing material. In the side reinforcement structure of the mounted car,
The floor side reinforcing material and the pillar side reinforcing material are attached by being offset toward the rear side of the lock pillar, and at the lower part of the lock pillar, the front part of the lock pillar is made weaker than the rear part,
The indoor side panel of the lock pillar, while mounting the indoor side panel portion of the pillar-side reinforcing member, generally site and the chamber of the lock pillar is indoor side panel side portion of the pillar-side reinforcing member other than the attachment point The side part reinforcement structure of the motor vehicle which formed the clearance gap between inner side panels.

前記脆弱部は、ロックピラーの前部に形成された開口を備えることを特徴とする請求項１記載の自動車の側部補強構造。 The side part reinforcing structure for an automobile according to claim 1, wherein the fragile part includes an opening formed in a front part of the lock pillar.

前記脆弱部は、ロックピラーの前部で上下方向に伸びるビードを備えることを特徴とする請求項１記載の自動車の側部補強構造。 The side part reinforcing structure for an automobile according to claim 1, wherein the fragile portion includes a bead extending in a vertical direction at a front portion of the lock pillar.

前記フロア側補強材と前記ピラー側補強材とは、ロックピラーの室内側パネルに取り付けられるシートベルトリトラクタの取付点近傍において該室内側パネルを挟み付けるようにして該室内側パネルに取り付けられることを特徴とする請求項１ないし３のいずれか１項に記載の自動車の側部補強構造。 The floor side reinforcing material and the pillar side reinforcing material are attached to the indoor side panel so as to sandwich the indoor side panel in the vicinity of an attachment point of a seat belt retractor attached to the indoor side panel of the lock pillar. The side part reinforcement structure of the motor vehicle according to any one of claims 1 to 3.

前記ピラー側補強材にはウエルドナットが固着されており、該フロア側補強材とロックピラーの室内側パネルとを貫通するボルトが該ウエルドナットに締結されて、フロア側補強材とピラー側補強材とが該室内側パネルに取り付けられることを特徴とする請求項１ないし４のいずれか１項に記載の自動車の側部補強構造。 A weld nut is fixed to the pillar side reinforcing material, and a bolt that penetrates the floor side reinforcing material and the indoor side panel of the lock pillar is fastened to the weld nut, and the floor side reinforcing material and the pillar side reinforcing material The side part reinforcing structure for an automobile according to any one of claims 1 to 4, wherein the side part is attached to the indoor side panel.