JP3692429B2

JP3692429B2 - Steel foundation beam construction structure

Info

Publication number: JP3692429B2
Application number: JP21819094A
Authority: JP
Inventors: 正規奈良澤
Original assignee: Daiwa House Industry Co Ltd
Current assignee: Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date: 1994-08-20
Filing date: 1994-08-20
Publication date: 2005-09-07
Anticipated expiration: 2020-09-07
Also published as: JPH0860676A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、鉄骨柱の柱脚間に架け渡される鉄骨基礎梁の施工構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、鉄骨柱の柱脚間に鉄骨基礎梁を施工する場合、図１５に図示する如く、一般のダイヤフラムとして柱脚１１より持ち出したブラケット梁３１と鉄骨基礎梁１５とを、それらのフランジ３２・３３とウエブ３４の各表裏両面にスプライスプレート３５を重ね合わせてボルト締めし、そのスプライスプレート３５を介して接合する方法が採られている。
ボルト３６には高力ボルトが使用され、その締め付けにはシャーレンチが使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ブラケット梁３１は、柱脚１１に溶接されて鉄骨柱３７より突き出ている。
このため、鉄骨柱３７は、その突き出たブラケット梁３１の分だけ嵩張ったものとなり、運搬効率が悪く、また、そのブラケット梁３１が突き出た分だけ建築現場での仮置きに広いスペースが必要になる。
しかも、鉄骨柱３７から突き出たブラケット梁３１が建方時に突き当たらないように資材をストックしなければならないので、鉄骨柱３７の保管が煩雑になる。
【０００４】
特に、鉄骨柱３７には、それを建てる位置に応じて、ブラケット梁３１が一方向にだけ突き出た鉄骨柱、図１５と図１６に図示する如く９０度方向を変えた二方向にブラケット梁３１が突き出た鉄骨柱３７、図１７に図示する如く１８０度方向を変えた二方向にブラケット梁３１が突き出た鉄骨柱３７、図１８に図示する如く三方向にブラケット梁３１が突き出た鉄骨柱３７、図１９に図示する如く四方向にブラケット梁３１が突き出た鉄骨柱３７がある。
【０００５】
そして更には、鉄骨柱３７を境に一般床と土間とに仕切る場合、一般床を支える鉄骨基礎梁と土間を支える鉄骨基礎梁の間に段差を付けることになり、それに応じて鉄骨柱３７から一般床側に突き出すブラケット梁と土間側に突き出すブラケット梁との間に段差を付けてブラケット梁を柱脚に溶接することになる。したがって、鉄骨柱３７には、そのように突き出た数本のブラケット梁の間に段差のある鉄骨柱や、数本のブラケット梁の間に段差のない鉄骨柱も出来ることになる。
【０００６】
このように鉄骨柱３７には、ブラケット梁３１の天端２９のレベルの違うものや、突き出るブラケット梁３１の数と突き出し方向の異なる種々のものがあるので、鉄骨柱３７の管理が煩雑になるばかりではなく、その種類が多い分だけ鉄骨柱３７がコスト高になっている。
そして、ブラケット３１と鉄骨基礎梁１５との接合時に使用する高力ボルト３６の本数も多いので接合作業に手間がかかる。
また、施工すべき鉄骨基礎梁１５と地面の間のクリア（隙間）３８が２０ｃｍ以下と狭い場合には、その狭いクリア３８においてシャーレンチを使用してボルト締め作業をすることは出来ない。
【０００７】
【発明の目的】
そこで本発明は、柱脚１１への鉄骨基礎梁１５の接合の仕方によって鉄骨柱３７の種類が多くならないようにすることを第１の目的とする。
本発明の第２の目的は、鉄骨柱３７を嵩張らず運搬し易くストックし易いものとすることである。
本発明の第３の目的は、鉄骨基礎梁１５と地面との間のクリア３８の広狭に左右されることなく、シャーレンチを用いて効率的に鉄骨基礎梁１５を鉄骨柱３７に接合し得るようにすることである。
本発明の第４の目的は、鉄骨基礎梁１５と鉄骨柱３７との接合に使用するボルト３６の数を少なくし、その接合の作業効率を高めることである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る鉄骨基礎梁施工構造は、鉄骨柱３７の下端部分に取り付けたジョイントボックス１２の底面に取り付けたベースプレート１３をアンカーボルト４３によって独立基礎１４に螺子止め固定し、鉄骨基礎梁１５に溶接したエンドプレート１６をジョイントボックス１２に螺子止め固定して、ジョイントボックス１２により構成される柱脚１１と柱脚１１の間に鉄骨基礎梁１５が支架されていることを特徴とするものである。
鉄骨柱３７の下端部分とジョイントボックス１２とベースプレート１３の各間は溶接される。
【０００９】
螺子止め固定するためにボルト１７を締め付けるジョイントボックス１２のボルト差込孔２２・２３・２４・２５・２６・２７・２８は螺子孔とすることも出来るが、ボルト１７にワンサイドボルトを使用する場合には、それらのボルト差込孔２２・２３・２４・２５・２６・２７・２８を螺子孔にする必要はない。
また、ボルト差込２２・２３・２４・２５・２６・２７・２８を螺子孔とせずに、ジョイントボックス１２の裏側にナット７９を溶接その他の接合手段によって取り付けておき、ボルト７７を螺子止め固定して締め付けることも出来る。
【００１０】
ジョイントボックス１２の四方各側面１８・１９・２０・２１には、エンドプレート１６をジョイントボックス１２の上端側に螺子止め固定するボルト差込孔２２と、エンドプレート１６をジョイントボックス１２の下端側に螺子止め固定するボルト差込孔２７を重複して開け、ジョイントボックス１２の一つの側面１８にエンドプレート１６Ａを螺子止め固定した一つの鉄骨基礎梁１５Ａの天端２９Ａと、ジョイントボックス１２の他の側面２０にエンドプレート１６Ｂを螺子止め固定した他の鉄骨基礎梁１５Ｂの天端２９Ｂとの間に段差３０を設けることも出来る。
すなわち、ジョイントボックス１２のボルト差込孔２２〜２８の数は、鉄骨基礎梁１５のエンドプレート１６のボルト差込孔３９〜４２よりも多くすることも出来る。
ジョイントボックス１２の背が高くなったために、あるいは、連結される鉄骨基礎梁１５の数量や作用応力が大きくなって、ジョイントボックス１２の強度が不足する場合には、ジョイントボックス１２の上部に***８８を開け、グラウド９０を注入してジョイントボックス１２の強度を増大することが出来る。
【００１１】
【作用】
本発明では、柱脚１１にジョイントボックス１２を取り付け、そのジョイントボックス１２の底面にベースプレート１３を取り付けたので、通常の鉄骨柱と同様にアンカーボルト４３を介して鉄骨柱３７を独立基礎１４に螺子止め固定することが出来る。
エンドプレート１６は螺子止め固定されてジョイントボックス１２に密着するので、鉄骨基礎梁１５はジョイントボックス１２により構成される柱脚１１と柱脚１１の間に確りと施工される。
以下、図示する実施例により本発明を説明する。
【００１２】
【第１実施例】
図１と図２と図３は、本発明の第１実施例を図示し、鉄骨柱３７の下端部分にはジョイントボックス１２が溶接されており、そのジョイントボックス１２の底面はベースプレート１３になっている。
ベースプレート１３の四隅にはボルト差込孔４４・４５・４６・４７が開けられており、ベースプレート１３は、それらのボルト差込孔４４・４５・４６・４７に嵌め込んだアンカーボルト４３によって独立基礎１４に螺子止め固定される。
【００１３】
ジョイントボックス１２の四側面１８・１９・２０・２１には、それぞれ左右対称に４個のボルト差込孔２２・２３・２４・２５が上下に開けられている。
その上下に並んだ最上段のボルト差込孔２２と第２番目のボルト差込孔２３との間隔は、第３番目のボルト差込孔２４と最下段のボルト差込孔２５との間隔に等しくなっている。
また、第２番目のボルト差込孔２３と第３番目のボルト差込孔２４との間隔は、最上段のボルト差込孔２２と第２番目のボルト差込孔２３の間隔の２倍になっている。
【００１４】
鉄骨基礎梁１５の端側面にはエンドプレート１６が溶接されており、エンドプレート１６にはジョイントボックス１２のボルト差込孔２２・２３・２４・２５に合わせたボルト差込孔３９・４０・４１・４２が左右対称に４個づつ上下に並べて開けられている。
このエンドプレート１６は、そのボルト差込孔３９・４０・４１・４２に差し込んだワンサイドボルト１７をジョイントボックス１２のボルト差込孔２２・２３・２４・２５に差し込んでジョイントボックス１２に螺子止め固定される。
【００１５】
図５と図６は、ワンサイドボルト１７の一例を示す。
このワンサイドボルト１７Ａは、ピン５２と、このピン５２の外周にピン頭部５０側から順に並んで被さったバルブスリーブ５３、グリップスリーブ５４、シェア座金５５、受け座金５１およびナット５６を有する。
【００１６】
ピン５２は、丸軸部５７に続くねじ部５８の中間に破断溝５９を有し、先端にピン径よりも若干大径のピン頭部５０を有し、ねじ部５８に続いて短いピンテール６０が設けられる。
ピンテール６０の外周面には、軸方向に並ぶ歯の列を円周方向に多数形成した滑り止め用の凹凸面が形成されている。
バルブスリープ５３は、グリップスリーブ５４よりも軟質の材料で形成され、軸方抗力の負荷で外側へ鍔状に塑性変形可能になっている。例えば、グリップスリーブ５４を硬質の鋼合金とする場合には、バルブスリーブ５３を軟質の鋼合金とする。
受け座金５１は、グリップスリーブ５４の進入可能な内径になっている。
ピン頭部側の側面にはシェア座金５５の外周部が嵌合する環状溝６１が付けられている。
シェア座金５５は、その内周部がグリップスリーブ５４の端面に係合し、所定軸力で剪断するようになっている。
【００１７】
この例では、ピン５２の丸軸部５７の先端側部分５７Ａの基礎側部分５７Ｂよりも段差部６２を介して僅かに大径とし、グリップスリーブ５４の内径を前期先端側部分５７Ａよりも小径としてある。丸軸部５７は全長に渡って同径としてもよい。
【００１８】
このワンサイドボルト１７Ａの締め付け作業は、シヤーレンチでピンテール６０を把持し、そのボックス型ナット係合部でナット５６を締め付けると、ピン頭部５０とシェア座金５５の間に圧縮力が作用してグリップスリーブ５４とバルブスリーブ５３が挟み付けられ、先端のバルブスリーブ５３が外側に鍔状に塑性変形、即ち、バルビングを生じる。
【００１９】
ピン５２の丸軸部５７が段付きの場合、その段差部６２にグリップスリーブ５４が係合するまでバルビングが生じる。そして更にナット５６を締め付けるとシェア座金５５が剪断し、グリップスリーブ５４が受け座金５１内に進入し、バルブスリーブ５３の鍔状変形部分６３がジョイントボックス１２のボルト差込孔の内面に係合すると、ナット５６と鍔状塑性変形部分６３との間で、ジョイントボックス１２とエンドプレート１６に締付軸力が導入される。
そして更にナット５６を締め付けると、所定の軸力が導入された状態でピンテール６０が破断溝５９で破断する（図５と図６）。
【００２０】
このワンサイドボルト１７Ａを使用した場合、強固な接合が行える。即ち、シェア座金５５の剪断のため、ナット５６とバルブスリーブ５３の鍔状変形部分６３との間の締め付け力がジョイントボックス１２とエンドプレート１６を挟む締め付け力となり、強固な締め付け力が得られる。
また、このワンサイドボルト１７Ａの場合は、ボルト頭部となるバルブスリーブ５３の鍔状変形部分６３が大きく広がるのでジョイントボックス１２との接触圧が小さくなり、ボルト差込孔の孔径にも比較的許容幅が得られる。このため、ボルト差込孔の縁が接触圧で変形してボルト頭が嵌まり込むような問題は生じ難く、鍔状変形部分６３によって形成されるボルト頭部の耐荷力が向上し、ワンサイドボルト１７Ａの締め付け力が向上する。
そしてナット５６を回しての締め付け形式のため、二度締めや、締め直しが行える。
【００２１】
図７と図８は、ワンサイドボルト１７の他の例を示す。
このワンサイドボルト１７Ｂは、ピン６７と、そのピン６７の外周にピン頭部６６側から順次並んで被さった第１スリーブ６８、第２スリーブ６９、グリップジャスタ７０、座金７１およびカラー７２とによって構成される。
【００２２】
ピン６７は、ねじ溝状の凹凸周面部６５および破断溝６４を中間に有し、凹凸周面部６５側の先端にはピン径よりも若干大径のピン頭部６６を有する。ピン６７の他端は、シャーレンチで把持される凹凸周面のピンテール７３となっており、その凹凸周面には多数並んだ環状溝が刻設されている。
【００２３】
第２スリーブ６９は、一端部の外径面が、第１スリーブ６８内に浸入して第１スリーブ６８を押し広げる先細りのテーパ面に形成される。
グリップアジャスタ７０は、互いに内外に嵌合可能な径の大径筒部７４と小径筒部７６とを段部７５で連続させて構成され、所定の軸方向荷重で段部７５が剪断される。
カラー７２は、短筒状に形成されて、ピンテール７３側に先開きのテーパ筒部７７を有し、外径の絞りにより内径面がピン６７の凹凸周面部６５に食い込むように塑性変形する。
【００２４】
このワンサイドボルト１７Ｂの締め付け作業にはシャーレンチを用いることが出来、その絞りガイドをカラー７２に当ててピンテール７３を引くと、カラー７２とピン頭部６６の間に、座金７１、グリップアジャスタ７０、第２スリーブ６９および第１スリーブ６８を挟み付ける圧縮力が作用し、その圧縮力で、まず第２スリーブ６９のテーパ面部が第１スリーブ６８内に進入して第１スリーブ６８を押し広げる。
その第１スリーブ６８の変形が完了すると、グリップアジャスタ７０が段部７６で剪断し、その小径筒部７５が大径筒部７４内に進入し、第１スリーブ６８がジョイントボックス１２に係合するとカラー７２の絞りが始まり、ジョイントボックス１２やエンドプレート１６への軸力の導入が開始される。
カラー７２の絞りが完了し、カラー７２の内径面がピン６７の凹凸周面部６５に食い込み状態に固定され、軸力が所定力だけ導入されてピンテール７３が破断溝６４から破断する（図７と図８）。
このようにして、拡径状態の第１スリーブ６８とカラー７２との間でジョイントボックス１２とエンドプレート１６が挟持される。
【００２５】
このようにワンサイドボルト１７Ｂを使用しても、強固に接合することが出来る。即ち、このワンサイドボルト１７Ｂでは、グリップアジャスタ７０が剪断することにより、第１スリーブ６８とカラー７２の間の締め付け力が、そのままジョイントボックス１２とエンドプレート１６を挟む締め付け力となるため、強固な締め付け力が得られる。
【００２６】
【第２実施例】
図４は、本発明の第２実施例を図示し、鉄骨柱３７の下端部分にはジョイントボックス１２が溶接されており、そのジョイントボックス１２の底面はベースプレート１３になっている。
ベースプレート１３の四隅にはボルト差込孔４４・４５（４６・４７）が開けられており、ベースプレート１３は、それらのボルト差込孔４４・４５（４６・４７）に嵌め込んだアンカーボルト４３によって独立基礎１４に螺子止め固定される。
ジョイントボックス１２の四側面１８・１９・２０・２１には、それぞれ左右対称にそれぞれ６個のボルト差込孔２２・２３・２４・２５・２６・２７が上下に等間隔に開けられている。
鉄骨基礎梁１５の端側面にはエンドプレート１６が溶接されている。
【００２７】
そのエンドプレート１６には、左右対称にそれぞれ４個のボルト差込孔３９・４０・４１・４２が上下に並べて開けられている。
その最上段のボルト差込孔３９と第２番目のボルト差込孔４０の間隔、および、第３番目のボルト差込孔４１と最下段のボルト差込孔４２の間隔は上下に等間隔に並んだジョイントボックス１２のボルト差込孔２２・２３・２４・２５・２６・２７の間隔と等しく、その第２番目のボルト差込孔４０と第３番目のボルト差込孔４１の間隔はジョイントボックス１２のボルト差込孔２２・２３・２４・２５・２６・２７の間隔の２倍になっている。
【００２８】
ジョイントボックス１２の右側面１８には、その最上段のボルト差込孔２２にエンドプレート１６Ａの最上段のボルト差込孔３９を合わせ、エンドプレート１６Ａを介してワンサイドボルト１７によって鉄骨基礎梁１５Ａが接合されている。
一方、ジョイントボックスの左側面２０には、その最下段のボルト差込孔２７にエンドプレート１６Ｂの最下段のボルト差込孔４２を合わせ、そのエンドプレート１６Ｂを介してワンサイドボルト１７によって鉄骨基礎梁１５Ｂが接合されている。
【００２９】
このため、第２実施例では、右側に接合された鉄骨基礎梁１５Ａの天端２９Ａと左側に接合された鉄骨基礎梁１５Ｂの天端２９Ｂとの間にはジョイントボックス１２のボルト差込孔２２・２３・２４・２５・２６・２７の間隔の等倍分の段差３０が形成される。
勿論、ジョイントボックス１２の背を高くしてボルト差込孔（２２）の数を増やすことによって、ボルト差込孔２２・２３・２４・２５・２６・２７の間隔の数倍分の段差３０を形成することも出来る。
【００３０】
２８は、右側の鉄骨基礎梁の上に施工されるＡＬＣ板であり、それによって通常の床が鉄骨基礎梁１５Ａの上に形成される。
左側の鉄骨基礎梁１５Ｂの上にはデッキプレート（図示せず）が施工され、その上にコンクリートを打設して土間が形成されることになる。
【００３１】
上記第１実施例と第２実施例ではワンサイドボルトを使用しているが、通常のボルト７７を使用する場合、ボルト差込孔２２・２３・２４・２５・２６・２７は螺子孔にすることになる。
そのような螺子孔は、ボルト差込孔２２・２３・２４・２５・２６・２７の裏側にボルト７９を直接溶接して形成することも出来る（図１２）。
しかし、ナット７９を嵌め込んだキャップ８０をジョイントボックス１２の内側に溶接し、そのキャップ８０を介してナット７９をボルト差込孔２２・２３・２４・２５・２６・２７の裏側に固定するとよい。
【００３２】
図９は、そのようにナット７９を固定するためのキャップ８０を図示するものである。
すなわち、ナット７９が嵌合する凹部８１の底面８２には、ナット７９の螺子孔７８に合わせてボルト突出口８３が開けられている。
ナット７９の回りの一つおきの側面は、その凹部８１の周壁面８４に当接するようになっており、ナット７９が凹部内８１で回らないようになっている。
その凹部８１の端縁は、周壁面に直角に外側に突き出た舌片８５になっており、プレート８６に溶接し得るようになっている。
【００３３】
ナット７９は、図１０に図示するようにボルト差込孔２２・２３・２４・２５・２６・２７と同じ間隔で開けた孔８７を有するプレート８６の当該孔８７に螺子孔７８を合わせ、舌片８５をプレート８６に溶接し、キャップ８０を介してプレート８６にナット７９を接合し、そのプレート８６を、ジョイントボックス１２のボルト差込孔２２・２３・２４・２５・２６・２７にナット７９の螺子孔７８を合わせて、ジョイントボックス１２に溶接して取り付けることも出来る（図１１）。
【００３４】
ジョイントボックス１２の背が高くなってジョイントボックス１２の強度が不足する場合、あるいは、連結される鉄骨地中梁１５の数（量）が大きく、その結果、ジョイントボックス１２に作用する応力が大きくなってジョイントボックス１２の強度が不足する場合には、図１３と図１４に図示するように、鉄骨柱３７の側面とジョイントボックス１２の上部に、ジョイントボックス１２の内部へと通じるグラウト注入用***８８・８９を開けておき、その***８８・８９に差し込んだノズル９１からグラウト９０を注入してジョイントボックス１２を補強することが出来る。
グラウト９０には、無収縮性モルタル、例えば、デンカタスコン（電気化学工業株式会社商品名）やプレ・ユーフロックス・グラウト（小野田建材株式会社商品名）等の一般市販のものを使用することが出来る。
【００３５】
【発明の効果】
本発明では、端側面に溶接されたエンドプレート１６をジョイントボックス１２に密着させて鉄骨基礎梁１５がボルト１７により接合され、従来使用さていたスプライスプレート３５は不要となる。
【００３６】
スプライスプレート３５を介して鉄骨基礎梁１５を鉄骨柱３７に接合する場合は、１枚のスプライスプレート３５には少なくとも左右対称に各４個のボルト差込孔が開けられており、それを鉄骨基礎梁の上下各フランジ３２・３３とウエブ３４に当ててボルト締め接合していたので、少なくとも合計２４本のボルト３６を必要としたが、本発明では鉄骨柱３７と鉄骨基礎梁１５との接合一箇所につき８本のボルト１７を使用すれば十分なので、ボルトによる接合作業効率が少なくとも３倍アップする。
【００３７】
その接合は、鉄骨基礎梁１５の撓みの生じないエンドプレート１６とジョイントボックス１２との垂直面で行われるので、その接合するボルト１７には鉄骨基礎梁１５の重力による剪断応力だけが作用することになるので、ワンサイドボルト１７を使用することが出来、ナットが不要になるので締め付け作業が楽になる。
【００３８】
そして本発明に係る鉄骨柱３７にはブラケット梁３１のような突起物がないので運搬やストックに嵩張らず、従って、運搬やストックがし易くなる。
【００３９】
ジョイントボックス１２には、その四側面１８・１９・２０・２１の何れにも鉄骨基礎梁１５を接合することが出来、従来の鉄骨柱のようにブラケット梁３１を方向や高さを変えて突設する必要がないので、鉄骨柱の種類が減り、システムとして標準化し易くなる。
【００４０】
更に、ブラケット梁３１と鉄骨基礎梁１５を突き合わせ、水平に向けたスプライスプレート３５を介して接合する従来工法では、その突き合わせるブラケット梁３１と鉄骨基礎梁１５の間や、ボルト差込孔４８とボルト３６の間に少なからず遊嵌が出来るが、本発明においては接合するエンドプレート１６とジョイントボックス１２が密着するので、施工した鉄骨基礎梁１５の水平方向にガタが生じる余地はなく、その施工精度が確保される。
【００４１】
そして第２実施例において具体的に説明したように、ジョイントボックス１２の四方各側面１８・１９・２０・２１に、エンドプレート１６をジョイントボックス１２の上端側に螺子止め固定するボルト差込孔２２と、エンドプレート１６をジョイントボックス１２の下端側に螺子止め固定するボルト差込孔２７を開けておく場合には、ジョイントボックス１２の一つの側面１８にエンドプレート１６Ａを螺子止め固定した一つの鉄骨基礎梁１５Ａの天端２９Ａと、ジョイントボックス１２の他の側面２０にエンドプレート１６Ｂを螺子止め固定した他の鉄骨基礎梁１５Ｂの天端２９Ｂとの間に段差３０を設けることが出来、それによって店舗やピロテイ等の床の低い箇所の鉄骨基礎梁１５Ｂにも対応することが出来る。
【００４２】
そして鉄骨柱３７と鉄骨基礎梁１５を接合するためのボルト１７は水平方向に向けて使用されるので、鉄骨基礎梁１５と地面４９の間のクリア３８の広狭によってボルト１７を締めるシャーレンチの使用が左右されるようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例に係る鉄骨基礎梁の柱脚との接合箇所の正面図である。
【図２】本発明の第１実施例に係る鉄骨基礎梁の柱脚との接合箇所の断面正面図である。
【図３】本発明の第１実施例に係る鉄骨基礎梁の柱脚との接合箇所の断面平面図である。
【図４】本発明の第２実施例に係る鉄骨基礎梁の柱脚との接合箇所の断面正面図である。
【図５】本発明の実施例において使用されたワンサイドボルトの断面側面図である。
【図６】本発明の実施例において使用されたワンサイドボルトの断面側面図である。
【図７】本発明の実施例において使用されたワンサイドボルトの断面側面図である。
【図８】本発明の実施例において使用されたワンサイドボルトの断面側面図である。
【図９】本発明の実施例において使用されたナットとキャップの斜視図である。
【図１０】本発明の実施例において使用されたナットを取り付けたプレートの断面側面図である。
【図１１】本発明の実施例に係る柱脚の断面正面図である。
【図１２】本発明の実施例に係る柱脚の断面正面図である。
【図１３】本発明の実施例に係る鉄骨基礎梁の柱脚との接合箇所の断面正面図である。
【図１４】本発明の実施例に係る鉄骨基礎梁の柱脚との接合箇所の断面正面図である。
【図１５】従来の鉄骨基礎梁の柱脚との接合箇所の斜視図である。
【図１６】従来の鉄骨柱の平面図である。
【図１７】従来の鉄骨柱の平面図である。
【図１８】従来の鉄骨柱の平面図である。
【図１９】従来の鉄骨柱の平面図である。
【符号の説明】
１１柱脚
１２ジョイントボックス
１３ベースプレート
１４独立基礎
１５鉄骨基礎梁
１６エンドプレート
１７ワンサイドボルト
１８ジョイントボックスの側面
１９ジョイントボックスの側面
２０ジョイントボックスの側面
２１ジョイントボックスの側面
２２ジョイントボックスのボルト差込孔
２３ジョイントボックスのボルト差込孔
２４ジョイントボックスのボルト差込孔
２５ジョイントボックスのボルト差込孔
２６ジョイントボックスのボルト差込孔
２７ジョイントボックスのボルト差込孔
２８ＡＬＣ板
２９天端
３０段差
３１ブラケット梁
３２フランジ
３３フランジ
３４ウエブ
３５スプライスプレート
３６ボルト
３７鉄骨柱
３８クリア
３９エンドプレートのボルト差込孔
４０エンドプレートのボルト差込孔
４１エンドプレートのボルト差込孔
４２エンドプレートのボルト差込孔
４３アンカーボルト
４４ベースプレートのボルト差込孔
４５ベースプレートのボルト差込孔
４６ベースプレートのボルト差込孔
４７ベースプレートのボルト差込孔
４８ボルト差込孔
４９地面
５０ピン頭部
５１受け座金
５２ピン
５３バルブスリーブ
５４グリップスリーブ
５５シェア座金
５６ナット
５７丸軸部
５８ねじ部
５９破断溝
６０ピンテール
６１環状溝
６２段差部
６３鍔状変形部分
６４破断部
６５凹凸周面部
６６ピン頭部
６７ピン
６８第１スリーブ
６９第２スリーブ
７０グリップアジャスタ
７１座金
７２カラー
７３ピンテール
７４大径筒部
７５段部
７６小径筒部
７７ボルト
７８螺子孔
７９ナット
８０キャップ
８１凹部
８２底面
８３ボルト突出口
８４周壁面
８５舌片
８６プレート
８７孔
８８ ***
８９ ***
９０グラウト
９１ノズル[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a construction structure of a steel foundation beam spanned between column bases of a steel column.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when constructing a steel foundation beam between column bases of a steel column, as shown in FIG. 15, a bracket beam 31 and a steel foundation beam 15 taken out from the column base 11 as a general diaphragm are connected to their flanges 32. A method is employed in which the splice plate 35 is overlapped on both the front and back surfaces of the web 33 and the web 34 and is bolted and joined via the splice plate 35.
A high-strength bolt is used for the bolt 36, and a shear wrench is used for tightening.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The bracket beam 31 is welded to the column base 11 and protrudes from the steel column 37.
For this reason, the steel column 37 becomes bulky by the protruding bracket beam 31, and the transportation efficiency is poor, and a large space is required for temporary placement at the construction site by the amount of the protruding bracket beam 31. become.
In addition, since the material must be stocked so that the bracket beam 31 protruding from the steel column 37 does not hit during construction, storage of the steel column 37 becomes complicated.
[0004]
In particular, the steel column 37 includes a steel column in which the bracket beam 31 protrudes in only one direction, depending on the position of the steel column 37, and the bracket beam 31 in two directions changed by 90 degrees as shown in FIGS. , A steel column 37 in which the bracket beam 31 protrudes in two directions changed by 180 degrees as shown in FIG. 17, and a steel column 37 in which the bracket beam 31 protrudes in three directions as shown in FIG. As shown in FIG. 19, there is a steel column 37 from which a bracket beam 31 protrudes in four directions.
[0005]
Further, when the steel column 37 is divided into the general floor and the soil, a step is provided between the steel foundation beam that supports the general floor and the steel foundation beam that supports the soil. The bracket beam is welded to the column base with a step between the bracket beam protruding to the general floor side and the bracket beam protruding to the soil side. Therefore, the steel column 37 can be a steel column having a level difference between the several protruding bracket beams or a steel column having no level difference between the several bracket beams.
[0006]
As described above, there are steel columns 37 having different levels at the top end 29 of the bracket beam 31 and various types having different numbers and protruding directions of the protruding bracket beams 31, so that the management of the steel column 37 becomes complicated. Not only that, but the number of types increases the cost of the steel column 37.
And since the number of the high strength bolts 36 used at the time of joining the bracket 31 and the steel foundation beam 15 is also large, it takes time to join.
Further, when the clear (gap) 38 between the steel foundation beam 15 to be constructed and the ground is as narrow as 20 cm or less, the bolt cannot be tightened using a shear wrench in the narrow clear 38.
[0007]
OBJECT OF THE INVENTION
Accordingly, a first object of the present invention is to prevent the number of types of steel columns 37 from increasing depending on the method of joining the steel foundation beam 15 to the column base 11.
The second object of the present invention is to make the steel column 37 not bulky and easy to carry and stock.
The third object of the present invention is to efficiently join the steel foundation beam 15 to the steel column 37 using a shear wrench without depending on the width of the clear 38 between the steel foundation beam 15 and the ground. Is to do so.
The fourth object of the present invention is to reduce the number of bolts 36 used for joining the steel foundation beam 15 and the steel column 37 and to increase the working efficiency of the joining.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In the steel foundation beam construction structure according to the present invention, the base plate 13 attached to the bottom surface of the joint box 12 attached to the lower end portion of the steel column 37 is screwed and fixed to the independent foundation 14 with the anchor bolts 43 and welded to the steel foundation beam 15. The end plate 16 is screwed and fixed to the joint box 12, and the steel foundation beam 15 is supported between the column base 11 constituted by the joint box 12 and the column base 11.
The lower end portion of the steel column 37 and the joint box 12 and the base plate 13 are welded to each other.
[0009]
The bolt insertion holes 22, 23, 24, 25, 26, 27, and 28 of the joint box 12 for tightening the bolts 17 for screwing and fixing can be screw holes, but one-side bolts are used for the bolts 17. In that case, the bolt insertion holes 22, 23, 24, 25, 26, 27, and 28 do not need to be screw holes.
Also, the bolts 22, 23, 24, 25, 26, 27, and 28 are not screw holes, but a nut 79 is attached to the back side of the joint box 12 by welding or other joining means, and the bolts 77 are fixed with screws. And can be tightened.
[0010]
Bolt insertion holes 22 for screwing and fixing the end plate 16 to the upper end side of the joint box 12 and the end plate 16 on the lower end side of the joint box 12 are provided on the four side surfaces 18, 19, 20, and 21 of the joint box 12. Bolt insertion holes 27 for screwing and fixing are opened in duplicate, and the top end 29A of one steel foundation beam 15A in which the end plate 16A is screwed and fixed to one side surface 18 of the joint box 12; A step 30 may be provided between the side surface 20 and the top end 29B of another steel foundation beam 15B in which the end plate 16B is screwed and fixed.
That is, the number of the bolt insertion holes 22 to 28 in the joint box 12 can be larger than the number of the bolt insertion holes 39 to 42 in the end plate 16 of the steel foundation beam 15.
When the joint box 12 is taller or when the number of steel foundation beams 15 to be connected and the acting stress increase and the strength of the joint box 12 is insufficient, a small hole 88 is formed in the upper portion of the joint box 12. And the strength of the joint box 12 can be increased by injecting the grout 90.
[0011]
[Action]
In the present invention, since the joint box 12 is attached to the column base 11 and the base plate 13 is attached to the bottom surface of the joint box 12, the steel column 37 is screwed to the independent foundation 14 via the anchor bolt 43 in the same manner as a normal steel column. Can be fixed.
Since the end plate 16 is screwed and fixed and is in close contact with the joint box 12, the steel foundation beam 15 is securely installed between the column base 11 and the column base 11 constituted by the joint box 12.
The present invention will be described below with reference to the illustrated embodiments.
[0012]
[First embodiment]
1, 2, and 3 illustrate a first embodiment of the present invention, in which a joint box 12 is welded to a lower end portion of a steel column 37, and a bottom surface of the joint box 12 serves as a base plate 13. Yes.
Bolt insertion holes 44, 45, 46 and 47 are opened at the four corners of the base plate 13, and the base plate 13 is independently formed by anchor bolts 43 fitted into the bolt insertion holes 44, 45, 46 and 47. 14 is fixed with screws.
[0013]
Four bolt insertion holes 22, 23, 24, and 25 are opened vertically on the four side surfaces 18, 19, 20, and 21 of the joint box 12.
The distance between the uppermost bolt insertion hole 22 and the second bolt insertion hole 23 aligned vertically is equal to the distance between the third bolt insertion hole 24 and the lowermost bolt insertion hole 25. Are equal.
Also, the distance between the second bolt insertion hole 23 and the third bolt insertion hole 24 is twice the distance between the uppermost bolt insertion hole 22 and the second bolt insertion hole 23. It has become.
[0014]
An end plate 16 is welded to the end side surface of the steel foundation beam 15, and bolt insertion holes 39, 40, 41 matched to the bolt insertion holes 22, 23, 24, 25 of the joint box 12 are attached to the end plate 16. -42 are opened side by side in a symmetrical manner by 4 pieces.
The end plate 16 is screwed into the joint box 12 by inserting the one-side bolts 17 inserted into the bolt insertion holes 39, 40, 41, 42 into the bolt insertion holes 22, 23, 24, 25 of the joint box 12. Fixed.
[0015]
5 and 6 show an example of the one-side bolt 17.
The one-side bolt 17 </ b> A includes a pin 52, a valve sleeve 53, a grip sleeve 54, a shear washer 55, a receiving washer 51, and a nut 56 that are arranged on the outer periphery of the pin 52 in order from the pin head 50 side.
[0016]
The pin 52 has a fracture groove 59 in the middle of the screw portion 58 following the round shaft portion 57, a pin head 50 having a diameter slightly larger than the pin diameter at the tip, and a short pin tail 60 following the screw portion 58. Is provided.
On the outer peripheral surface of the pin tail 60, an uneven surface for preventing slip is formed by forming a number of rows of teeth arranged in the axial direction in the circumferential direction.
The valve sleep 53 is made of a softer material than the grip sleeve 54, and can be plastically deformed outwardly in a bowl shape under the load of axial drag. For example, when the grip sleeve 54 is made of a hard steel alloy, the valve sleeve 53 is made of a soft steel alloy.
The receiving washer 51 has an inner diameter that allows the grip sleeve 54 to enter.
An annular groove 61 into which the outer peripheral portion of the shear washer 55 is fitted is attached to the side surface on the pin head side.
The share washer 55 has an inner peripheral portion engaged with an end surface of the grip sleeve 54 and is sheared with a predetermined axial force.
[0017]
In this example, the pin 52 has a slightly larger diameter through the step portion 62 than the base side portion 57B of the tip side portion 57A of the round shaft portion 57, and the inner diameter of the grip sleeve 54 is set to be smaller than that of the front end side portion 57A. is there. The round shaft portion 57 may have the same diameter over the entire length.
[0018]
The one-side bolt 17A is tightened by gripping the pin tail 60 with a shear wrench and tightening the nut 56 with the box-type nut engaging portion to apply a compressive force between the pin head 50 and the shear washer 55. The sleeve 54 and the valve sleeve 53 are sandwiched, and the valve sleeve 53 at the distal end is plastically deformed in a bowl shape on the outside, that is, a valve is generated.
[0019]
When the round shaft portion 57 of the pin 52 is stepped, the barbing occurs until the grip sleeve 54 is engaged with the stepped portion 62. When the nut 56 is further tightened, the shear washer 55 is sheared, the grip sleeve 54 enters the receiving washer 51, and the hook-shaped deformed portion 63 of the valve sleeve 53 engages with the inner surface of the bolt insertion hole of the joint box 12. A fastening axial force is introduced into the joint box 12 and the end plate 16 between the nut 56 and the bowl-shaped plastic deformation portion 63.
When the nut 56 is further tightened, the pin tail 60 is broken at the breaking groove 59 in a state where a predetermined axial force is introduced (FIGS. 5 and 6).
[0020]
When this one-side bolt 17A is used, strong bonding can be performed. That is, due to the shearing of the shear washer 55, the tightening force between the nut 56 and the flange-shaped deformed portion 63 of the valve sleeve 53 becomes the tightening force sandwiching the joint box 12 and the end plate 16, and a strong tightening force is obtained.
Further, in the case of this one-side bolt 17A, since the flange-shaped deformed portion 63 of the valve sleeve 53 that becomes the bolt head is greatly expanded, the contact pressure with the joint box 12 is reduced, and the diameter of the bolt insertion hole is relatively small. An acceptable width is obtained. For this reason, the problem that the edge of the bolt insertion hole is deformed by contact pressure and the bolt head fits in hardly occurs, and the load bearing force of the bolt head formed by the hook-shaped deformed portion 63 is improved. The tightening force of the bolt 17A is improved.
Since the nut 56 is tightened, it can be tightened twice or retightened.
[0021]
7 and 8 show another example of the one-side bolt 17.
The one-side bolt 17B includes a pin 67, and a first sleeve 68, a second sleeve 69, a grip just 70, a washer 71, and a collar 72 that are sequentially covered on the outer periphery of the pin 67 from the pin head 66 side. Is done.
[0022]
The pin 67 has a thread groove-like uneven peripheral surface portion 65 and a fracture groove 64 in the middle, and has a pin head 66 having a slightly larger diameter than the pin diameter at the tip of the uneven peripheral surface portion 65 side. The other end of the pin 67 is a pin tail 73 having a concavo-convex peripheral surface held by a shear wrench, and a large number of annular grooves are formed on the concavo-convex peripheral surface.
[0023]
The second sleeve 69 has an outer diameter surface at one end formed into a tapered surface that enters the first sleeve 68 and pushes the first sleeve 68 apart.
The grip adjuster 70 is formed by connecting a large-diameter cylindrical portion 74 and a small-diameter cylindrical portion 76 that can be fitted to each other inside and outside by a step portion 75, and the step portion 75 is sheared by a predetermined axial load.
The collar 72 is formed in a short cylindrical shape, has a tapered cylindrical portion 77 that is open at the pin tail 73 side, and is plastically deformed so that the inner diameter surface bites into the concavo-convex circumferential surface portion 65 of the pin 67 by the outer diameter restriction.
[0024]
A shear wrench can be used for tightening the one-side bolt 17B. When the pin tail 73 is pulled with the aperture guide applied to the collar 72, a washer 71 and a grip adjuster 70 are placed between the collar 72 and the pin head 66. Then, a compressive force that sandwiches the second sleeve 69 and the first sleeve 68 acts, and by the compressive force, the tapered surface portion of the second sleeve 69 first enters the first sleeve 68 and pushes the first sleeve 68 apart.
When the deformation of the first sleeve 68 is completed, the grip adjuster 70 is sheared by the stepped portion 76, the small diameter cylindrical portion 75 enters the large diameter cylindrical portion 74, and the first sleeve 68 is engaged with the joint box 12. The aperture of the collar 72 starts and the introduction of the axial force to the joint box 12 and the end plate 16 is started.
The drawing of the collar 72 is completed, the inner diameter surface of the collar 72 is fixed in a state of biting into the concave and convex peripheral surface portion 65 of the pin 67, the axial force is introduced by a predetermined force, and the pin tail 73 is broken from the breaking groove 64 (see FIG. 7). FIG. 8).
In this manner, the joint box 12 and the end plate 16 are sandwiched between the first sleeve 68 and the collar 72 in the expanded diameter state.
[0025]
Thus, even if the one side bolt 17B is used, it can join firmly. That is, in the one-side bolt 17B, the grip adjuster 70 is sheared, so that the tightening force between the first sleeve 68 and the collar 72 becomes the tightening force sandwiching the joint box 12 and the end plate 16 as it is. Tightening force can be obtained.
[0026]
[Second embodiment]
FIG. 4 shows a second embodiment of the present invention. The joint box 12 is welded to the lower end portion of the steel column 37, and the bottom surface of the joint box 12 is a base plate 13.
Bolt insertion holes 44 and 45 (46 and 47) are opened at the four corners of the base plate 13, and the base plate 13 is fixed by anchor bolts 43 fitted into the bolt insertion holes 44 and 45 (46 and 47). Screwed to the independent base 14.
Six bolt insertion holes 22, 23, 24, 25, 26, and 27 are opened at equal intervals vertically on the four side surfaces 18, 19, 20, and 21 of the joint box 12.
An end plate 16 is welded to the end side surface of the steel foundation beam 15.
[0027]
In the end plate 16, four bolt insertion holes 39, 40, 41, 42 are opened side by side symmetrically.
The distance between the uppermost bolt insertion hole 39 and the second bolt insertion hole 40 and the distance between the third bolt insertion hole 41 and the lowermost bolt insertion hole 42 are equally spaced vertically. The distance between the bolt insertion holes 22, 23, 24, 25, 26, and 27 of the joint boxes 12 arranged side by side is equal to the distance between the second bolt insertion hole 40 and the third bolt insertion hole 41. The distance between the bolt insertion holes 22, 23, 24, 25, 26, and 27 of the box 12 is doubled.
[0028]
On the right side surface 18 of the joint box 12, the uppermost bolt insertion hole 39 of the end plate 16A is aligned with the uppermost bolt insertion hole 22, and the steel foundation beam 15A is inserted by the one side bolt 17 through the end plate 16A. Are joined.
On the other hand, on the left side surface 20 of the joint box, the bottom bolt insertion hole 42 of the end plate 16B is aligned with the bottom bolt insertion hole 27, and the steel frame foundation is provided by the one side bolt 17 through the end plate 16B. The beam 15B is joined.
[0029]
For this reason, in the second embodiment, the bolt insertion hole 22 of the joint box 12 is provided between the top end 29A of the steel foundation beam 15A joined to the right side and the top end 29B of the steel foundation beam 15B joined to the left side. A step 30 corresponding to the same size as the interval of 23, 24, 25, 26, 27 is formed.
Of course, by increasing the height of the joint box 12 and increasing the number of bolt insertion holes (22), a step 30 corresponding to several times the interval between the bolt insertion holes 22, 23, 24, 25, 26, 27 can be obtained. It can also be formed.
[0030]
Reference numeral 28 denotes an ALC plate constructed on the right steel foundation beam, whereby a normal floor is formed on the steel foundation beam 15A.
A deck plate (not shown) is constructed on the left steel foundation beam 15B, and concrete is placed thereon to form a soil.
[0031]
In the first and second embodiments, one-side bolts are used. However, when normal bolts 77 are used, the bolt insertion holes 22, 23, 24, 25, 26, and 27 are screw holes. It will be.
Such screw holes can also be formed by directly welding bolts 79 to the back side of the bolt insertion holes 22, 23, 24, 25, 26, and 27 (FIG. 12).
However, the cap 80 fitted with the nut 79 is welded to the inside of the joint box 12, and the nut 79 may be fixed to the back side of the bolt insertion holes 22, 23, 24, 25, 26, and 27 through the cap 80. .
[0032]
FIG. 9 illustrates a cap 80 for fixing the nut 79 as such.
That is, a bolt protrusion 83 is opened in the bottom surface 82 of the recess 81 into which the nut 79 is fitted in accordance with the screw hole 78 of the nut 79.
Every other side surface around the nut 79 comes into contact with the peripheral wall surface 84 of the concave portion 81 so that the nut 79 does not rotate in the concave portion 81.
The edge of the recess 81 is a tongue piece 85 protruding outward at a right angle to the peripheral wall surface, and can be welded to the plate 86.
[0033]
As shown in FIG. 10, the nut 79 has a screw hole 78 aligned with the hole 87 of the plate 86 having holes 87 opened at the same intervals as the bolt insertion holes 22, 23, 24, 25, 26, and 27. The piece 85 is welded to the plate 86, and the nut 79 is joined to the plate 86 through the cap 80. These screw holes 78 can be combined and welded to the joint box 12 (FIG. 11).
[0034]
When the height of the joint box 12 is high and the strength of the joint box 12 is insufficient, or the number (amount) of steel underground beams 15 to be connected is large, and as a result, the stress acting on the joint box 12 becomes large. If the strength of the joint box 12 is insufficient, as shown in FIGS. The side of the steel column 37 On top of the joint box 12 , For grout injection leading to the inside of the joint box 12 The joint box 12 can be reinforced by injecting the grout 90 from the nozzle 91 inserted in the small holes 88 and 89 in advance.
For the grout 90, a non-shrinkable mortar, for example, a commercially available product such as Dencatascon (trade name of Denki Kagaku Kogyo Co., Ltd.) or Pre-Euflox Grout (trade name of Onoda Construction Materials Co., Ltd.) can be used.
[0035]
【The invention's effect】
In the present invention, the end plate 16 welded to the end side is brought into close contact with the joint box 12 and the steel foundation beam 15 is joined by the bolt 17, and the conventionally used splice plate 35 becomes unnecessary.
[0036]
When the steel foundation beam 15 is joined to the steel column 37 via the splice plate 35, each of the splice plates 35 has at least four bolt insertion holes symmetrically, which are connected to the steel foundation. Since a total of at least 24 bolts 36 were required because the bolts were fastened to the upper and lower flanges 32 and 33 and the web 34, in the present invention, the steel column 37 and the steel foundation beam 15 are joined together. Since it is sufficient to use eight bolts 17 per location, the joining work efficiency with the bolts is increased at least three times.
[0037]
Since the joining is performed on the vertical plane between the end plate 16 and the joint box 12 where the steel foundation beam 15 is not bent, only the shearing stress due to the gravity of the steel foundation beam 15 acts on the bolt 17 to be joined. Therefore, the one-side bolt 17 can be used, and the nut becomes unnecessary, so that the tightening work becomes easy.
[0038]
Since the steel column 37 according to the present invention does not have projections such as the bracket beam 31, it is not bulky in transportation and stock, and therefore is easy to transport and stock.
[0039]
The steel box foundation beam 15 can be joined to any of the four side surfaces 18, 19, 20, and 21 of the joint box 12, and the bracket beam 31 is protruded by changing the direction and height like a conventional steel column. Since it is not necessary to install, the number of types of steel columns is reduced, and it becomes easy to standardize the system.
[0040]
Furthermore, in the conventional construction method in which the bracket beam 31 and the steel foundation beam 15 are abutted and joined via the horizontal splice plate 35, the bracket beam 31 and the steel foundation beam 15, the bolt insertion hole 48, Although there is not a little loose fit between the bolts 36, in the present invention, the end plate 16 to be joined and the joint box 12 are in close contact with each other, so there is no room for play in the horizontal direction of the steel foundation beam 15 that has been constructed. Accuracy is ensured.
[0041]
As specifically described in the second embodiment, the bolt insertion holes 22 for screwing and fixing the end plate 16 to the upper end side of the joint box 12 on the respective side surfaces 18, 19, 20, and 21 of the joint box 12. When the bolt insertion hole 27 for screwing and fixing the end plate 16 to the lower end side of the joint box 12 is opened, one steel frame having the end plate 16A screwed to one side surface 18 of the joint box 12 is fixed. A step 30 can be provided between the top end 29A of the foundation beam 15A and the top end 29B of the other steel foundation beam 15B with the end plate 16B screwed to the other side surface 20 of the joint box 12. It can also deal with steel foundation beams 15B in places with low floors such as stores and piloties.
[0042]
Since the bolt 17 for joining the steel column 37 and the steel foundation beam 15 is used in the horizontal direction, the use of a shear wrench that tightens the bolt 17 by the width of the clear 38 between the steel foundation beam 15 and the ground 49 is used. Is not affected.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a joint portion of a steel foundation beam with a column base according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional front view of a joint portion with a column base of a steel foundation beam according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional plan view of a joint location with a column base of a steel foundation beam according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional front view of a joint portion with a column base of a steel foundation beam according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional side view of a one-side bolt used in an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional side view of a one-side bolt used in an embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a sectional side view of a one-side bolt used in an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a sectional side view of a one-side bolt used in an embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a perspective view of a nut and a cap used in an embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a sectional side view of a plate to which a nut used in an embodiment of the present invention is attached.
FIG. 11 is a sectional front view of a column base according to an embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a cross-sectional front view of a column base according to an embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a cross-sectional front view of a joint portion with a column base of a steel foundation beam according to an embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a cross-sectional front view of a joint portion with a column base of a steel foundation beam according to an embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a perspective view of a joint portion with a column base of a conventional steel foundation beam.
FIG. 16 is a plan view of a conventional steel column.
FIG. 17 is a plan view of a conventional steel column.
FIG. 18 is a plan view of a conventional steel column.
FIG. 19 is a plan view of a conventional steel column.
[Explanation of symbols]
11 Column base
12 Joint box
13 Base plate
14 Independence basis
15 Steel foundation beams
16 End plate
17 One side bolt
18 Side of joint box
19 Side of joint box
20 Side of joint box
21 Side of joint box
22 Bolt insertion hole of joint box
23 Bolt insertion hole of joint box
24 Joint box bolt hole
25 Joint box bolt hole
26 Bolt insertion hole of joint box
27 Joint box bolt hole
28 ALC board
29 Top
30 steps
31 Bracket beam
32 Flange
33 Flange
34 Web
35 Splice plate
36 volts
37 Steel columns
38 Clear
39 Bolt insertion hole of end plate
40 Bolt insertion hole of end plate
41 Bolt insertion hole of end plate
42 Bolt insertion hole of end plate
43 Anchor bolt
44 Bolt insertion hole of base plate
45 Bolt insertion hole of base plate
46 Bolt insertion hole of base plate
47 Bolt insertion hole of base plate
48 bolt insertion hole
49 ground
50 pin head
51 Washer
52 pins
53 Valve sleeve
54 Grip sleeve
55 Share washer
56 nuts
57 Round shaft
58 Screw part
59 Breaking groove
60 pin tail
61 annular groove
62 steps
63 Wrinkled deformation part
64 Broken part
65 Uneven surface
66 pin head
67 pins
68 1st sleeve
69 Second sleeve
70 Grip adjuster
71 washer
72 colors
73 Pintail
74 Large diameter tube
75 steps
76 Small diameter cylinder
77 Volts
78 Screw holes
79 Nut
80 cap
81 recess
82 Bottom
83 Bolt protrusion
84 wall surface
85 Tongue
86 plates
87 holes
88 Small hole
89 Small hole
90 grout
91 nozzles

Claims

鉄骨柱の下端部分に取り付けたジョイントボックスの底面に取り付けたベースプレートをアンカーボルトによって独立基礎に螺子止め固定し、鉄骨基礎梁に溶接したエンドプレートをジョイントボックスに螺子止め固定して、ジョイントボックスにより構成される柱脚と柱脚の間に鉄骨基礎梁が支架されており、
ジョイントボックスの四方各側面に、エンドプレートをジョイントボックスの上端側に螺子止め固定するボルト差込孔と、エンドプレートをジョイントボックスの下端側に螺子止め固定するボルト差込孔を含む多数のボルト差込孔が上下に並んで開けられており、
エンドプレートにはジョイントボックスのボルト差込孔に対応した多数のボルト差込孔が上下に並んで開けられており、
ジョイントボックスに上下に並んで開けられているボルト差込孔の数が、エンドプレートに上下に並んで開けられているボルト差込孔の数よりも多く、
ジョイントボックスに上下に並んで開けられている最上段のボルト差込孔と最下段のボルト差込孔の間の間隔が、エンドプレートに上下に並んで開けられている最上段のボルト差込孔と最下段のボルト差込孔の間の間隔よりも大きいことを特徴とする鉄骨基礎梁施工構造。The base plate attached to the bottom of the joint box attached to the lower end of the steel column is screwed to the independent foundation with anchor bolts, and the end plate welded to the steel foundation beam is fixed to the joint box with screws. Steel foundation beam is supported between the column base and the column base .
Multiple bolts on each side of the joint box, including a bolt insertion hole for screwing and fixing the end plate to the upper end of the joint box, and a bolt insertion hole for fixing the end plate to the lower end of the joint box. The holes are opened side by side,
A number of bolt insertion holes corresponding to the bolt insertion holes of the joint box are opened side by side on the end plate,
The number of bolt insertion holes opened side by side in the joint box is larger than the number of bolt insertion holes opened side by side in the end plate,
The distance between the uppermost bolt insertion hole and the lowermost bolt insertion hole opened side by side in the joint box is the uppermost bolt insertion hole opened in the upper and lower sides of the end plate. A steel foundation beam construction structure characterized in that it is larger than the gap between the bolt insertion hole in the lowermost stage .

前掲請求項１に記載の鉄骨柱の側面とジョイントボックスの上部に、ジョイントボックスの内部へと通じるグラウト注入用***が開けられていることを特徴とする前掲請求項１に記載の鉄骨基礎梁施工構造。The steel foundation beam construction according to claim 1, wherein a small hole for grout injection leading to the inside of the joint box is formed in the side surface of the steel column and the upper part of the joint box according to claim 1. Construction.

前掲請求項１に記載のジョイントボックスの四方各側面に、エンドプレートをジョイントボックスの上端側に螺子止め固定するボルト差込孔と、エンドプレートをジョイントボックスの下端側に螺子止め固定するボルト差込孔が開けられており、ジョイントボックスの一つの側面にエンドプレートを螺子止め固定した一つの鉄骨基礎梁の天端と、ジョイントボックスの他の側面にエンドプレートを螺子止め固定した他の鉄骨基礎梁の天端との間に段差があることを特徴とする前掲請求項１に記載の鉄骨基礎梁施工構造。 A bolt insertion hole for screwing and fixing the end plate to the upper end side of the joint box, and a bolt insertion for screwing and fixing the end plate to the lower end side of the joint box on each side surface of the joint box according to claim 1 The top end of one steel foundation beam that is perforated and has an end plate screwed to one side of the joint box, and the other steel foundation beam that has the end plate screwed to the other side of the joint box The steel foundation beam construction structure according to claim 1, wherein there is a step between the top end of the steel frame.