JP3691915B2 - カード販売機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、投入金額内で選択された金額情報が記録されているカードを投出し、投入金額と投出したカード代金の差額を釣銭として返却するカード販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カード販売機では、利用者により、紙幣が投入され、投入金額内で金額情報が記録されているカードの金額種類が選択されると、選択された金額のカードを投出するとともに、投入金額と投出したカード代金とに差額がある場合には、その差額を釣銭として紙幣で返却する。
【0003】
また、紙幣による釣銭払出中に紙幣詰まりを起こした場合には、利用者は係員を呼び、店員により対処を行なっている。すなわち、係員により、詰まった紙幣を取り除くとともにエラー解除釦を操作してエラーを解除し、表示部に表示されている残金分の紙幣を紙幣単発投出釦の操作にて投出させ、釣銭の残金を利用者に返却する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のカード販売機では、釣銭の払出中に紙幣詰まりを起こした場合、係員が紙幣詰まりエラーを解除するまで待っていなければ、利用者には釣銭を返却してもらえず、利用者の待ち時間が長くかかる問題がある。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、釣銭投出中に釣銭詰まりが生じた場合に、利用者を待たせることなく釣銭金額分を払い出すことができるカード販売機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のカード販売機は、投入金額内で選択された金額情報が記録されているカードを投出し、投入金額と投出したカード代金の差額を釣銭として返却するカード販売機において、カード販売機本体の表面に設けられ、釣銭投出中に釣銭詰まりが生じた場合に釣銭を前記カードで払い出すことをカード購入者自身が選択操作する釣銭選択操作部と、前記釣銭選択操作部の選択操作により、釣銭金額に相当する前記カードを投出させる制御部とを具備しているものである。このように、釣銭払出中に釣銭詰まりが生じた場合、釣銭として商品であるカードを受け取ることをカード購入者自身が選択できるようにしたため、カード購入者が釣銭としてカードの受け取りを選択すれば、釣銭金額に相当するカードを投出し、そのカードをカード購入者が受け取ることでカード購入者とカード販売機との取引処理は完了し、係員が釣銭詰まりエラーを解除するまでカード購入者を待たせずに済む。
【0007】
請求項2記載のカード販売機は、請求項1記載のカード販売機において、制御部は、釣銭金額に相当する前記カードを最小枚数となる組み合わせで投出させるものであり、カード購入者が釣銭として受け取るカードの枚数を少くする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のカード販売機の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0009】
図1はカード販売機のブロック図、図2はカード販売機の斜視図、図3はカード販売機による販売動作のフローチャート、図4は釣銭をカードで払い出す場合の一例を示し、釣銭残額が5千円のときにカードの枚数が最小枚数となる組み合わせを決定するフローチャートである。
【0010】
カード販売機は、投入金額内で選択された金額情報が記録されているカードを投出し、投入金額と投出したカード代金の差額を釣銭として返却するように構成されている。
【0011】
図2において、1はカード販売機本体で、このカード販売機本体1の前面には、購入するカード金額を選択操作するカード金額選択操作部2として千円、3千円、5千円、1万円の選択釦3が横一列に配設され、釣銭投出中に釣銭詰まりが生じた場合に釣銭をカードまたは現金(貨幣)で払い出すことを選択操作する釣銭選択操作部4としてカード釦5および現金釦6が選択釦3の下側に配設されている。また、選択釦3の上側に紙幣を投入する紙幣投入口7、現金釦6の下側に紙幣を返却する紙幣返却口8、カード釦5の下側にカードを投出するカード投出口9が配設されている。さらに、紙幣投入口7の側部には、投入金額、カード投出後の残金、釣銭払出時の釣銭残金の表示や文字による案内表示を行なう表示部10が配設されている。
【0012】
カード販売機本体1の内部には、各選択釦3に対応して千円、3千円、5千円、1万円の金額情報が記憶されたカードをそれぞれ収納する図示しない第1コラムから第4コラムが配設されているとともに、各コラムに収納されたカードをカード投出口9に投出する後述するカード処理部13が配設されている。さらに、紙幣投入口7から投入される紙幣の真偽、金種を識別して正常紙幣を収納するとともに、異常紙幣または釣銭紙幣を紙幣返却口8に投出する後述する紙幣処理部12が配設されている。
【0013】
図1において、カード販売機の制御部11には、紙幣処理部12、カード処理部13、表示部10、選択釦3を有するカード金額選択操作部2、カード釦5および現金釦6を有する釣銭選択操作部4がそれぞれ接続されている。さらに、制御部11には、詰まった紙幣を除去した後にエラー状態を解除するためのエラー解除操作部14、エラー状態を解除した後に釣銭残金を利用者に返却するために、押下する毎に所定金額紙幣を1枚ずつ投出させる紙幣単発投出操作部15が接続されている。これらのエラー解除操作部14および紙幣単発投出操作部15は、カード販売機本体1の内部の操作部に配設されている。
【0014】
なお、制御部11は、釣銭選択操作部4のカード釦5の選択操作により釣銭金額に相当するカードを投出させる機能、釣銭金額に相当するカードを最小枚数となる組み合わせで投出させる機能を有している。
【0015】
次に、カード販売機の販売動作を図3のフローチャートに沿って説明する。
【0016】
まず、カード購入者である利用者により紙幣が紙幣投入口7に投入されると(ステップ1)、紙幣処理部12により真偽、金種を識別して正常貨幣を受け入れ、投入金額を表示部10で表示する。
【0017】
続いて、利用者により購入しようとするカードの金額の選択釦3が押下されると(ステップ2)、押下された選択釦3に対応するカードの金額が投入金額内か制御部11で判断し(ステップ3)、投入金額内でなければステップ2へ戻り、投入金額内であればカード処理部13では押下された選択釦3に対応するコラムから取り出したカードをカード投出口9に投出する(ステップ4)。
【0018】
カード投出中にカード詰まりエラーが無いか制御部11でチェックし(ステップ5)、カード詰まりエラーが無ければ、投入金額からカードの代金を差し引いた残金すなわち釣銭が有るか制御部11で判断し(ステップ6)、釣銭が無ければカードの販売を終了して待機状態になる。
【0019】
釣銭が有る場合には、紙幣処理部12により釣銭金額分の紙幣を紙幣返却口8に投出する(ステップ7)。釣銭投出中に紙幣詰まりエラーが有るかチェックし(ステップ8)、紙幣詰まりエラーが無ければカードの販売を終了して待機状態になる。
【0020】
また、釣銭投出中に紙幣詰まりエラーが有れば、釣銭残額をカードで返却するか現金で返却するかをカード釦5または現金釦6により選択するように表示部10で案内表示する(ステップ9)。利用者によりカード釦5が押下されれば、カード処理部13より釣銭残額分に相当するカードを最小枚数となる組み合わせでカード投出口9に投出し(ステップ10)、カード投出中にカード詰まりエラーが無いか制御部11でチェックし(ステップ11)、カード詰まりエラーが無ければ、利用者は商品であるカードを釣銭として受け取り、この時点で利用者との取引は終了する。その後、係員が紙幣処理部12のエラー原因を除去し、エラー解除操作部14を押下してエラー状態を解除し(ステップ12)、待機状態にする。
【0021】
また、ステップ5でカード投出中にカード詰まりエラーが有れば、紙幣処理部12により残金としての投入金額分の紙幣を紙幣返却口8に返却し(ステップ13)、紙幣投出中に紙幣詰まりエラーが無いかチェックし(ステップ14)、紙幣詰まりエラーが無ければ、利用者は返却された貨幣を受け取り、この時点で利用者との取引は終了する。その後、係員がカード処理部13のエラー原因を除去し、エラー解除操作部14を押下してエラー状態を解除し(ステップ15)、待機状態にする。
【0022】
また、ステップ9で現金釦6が押下されれば、利用者を待たせたまま、係員が紙幣処理部12のエラー原因を除去し、エラー解除操作部14を押下してエラー状態を解除し(ステップ16)、紙幣単発投出操作部15を残額相当回数分押下して紙幣処理部12により残額分の紙幣を投出させて(ステップ17)、利用者に返却し、待機状態にする。
【0023】
また、ステップ11でカード投出中にカード詰まりエラーが有った場合、およびステップ14で紙幣詰まりエラーが有った場合も、係員によりステップ16およびステップ17を行なった後、待機状態にする。
【0024】
なお、ステップ9では、釣銭残額をカードで返却できるかどうかを表示部10で表示する前にチェックしており、カードで返却できない場合は現金釦6が押下されたものとして以降の処理を行う。釣銭残額をカードで返却できるかどうかのチェック内容は、例えば残額5千円をカードで返却する場合、図4に示すように、まず、残額内で最も金額の大きい5千円のカードが有るかチェックし(ステップ21)、有るなら5千円のカードを投出可能とする(ステップ22)。5千円のカードが無ければ、次に金額の大きい3千円のカードが有るかチェックし(ステップ23)、有るなら次に千円のカードが2枚有るかチェックし(ステップ24)、有れば3千円のカード1枚、千円のカード2枚を投出可能とする(ステップ25)。千円のカードが2枚無ければカードでの返却は不可とする(ステップ26)。3千円のカードが無かった場合、千円のカードが5枚有るかチェックし(ステップ27)、有れば千円のカード5枚投出可能とする(ステップ28)。千円のカードが5枚無ければカードでの返却は不可とする。
【0025】
したがって、このステップ9(ステップ21ないしステップ28)でのチェックにより決定される内容に基づいて、ステップ10で釣銭残額分に相当するカードを最小枚数となる組み合わせで投出することが行なわれる。
【0026】
なお、本実施の形態では、カード販売機内に紙幣処理部12を設けて投入できる貨幣は紙幣のみとしたが、カード販売機内に硬貨処理部を設けて投入できる貨幣は硬貨のみとしても良いし、カード販売機内に紙幣、硬貨処理部を設けて投入できる貨幣は紙幣、硬貨の両方にしても良い。
【0027】
また、本実施の形態では、釣銭をカードで返却するかまたは現金で返却するかを釣銭選択操作部4により選択するようにしたが、機能設定スイッチ(ディップスイッチなど)を設け、釣銭をカードで返却するかまたは現金で返却するかを機能設定スイッチの状態により設定するようにしても良い。
【0028】
【発明の効果】
請求項1記載のカード販売機によれば、釣銭払出中に釣銭詰まりが生じた場合、釣銭として商品であるカードを受け取ることをカード購入者自身が選択できるようにしたため、カード購入者が釣銭としてカードの受け取りを選択すれば、釣銭金額に相当するカードを投出し、そのカードをカード購入者が受け取ることでカード購入者とカード販売機との取引処理は完了し、係員が釣銭詰まりエラーを解除するまでカード購入者を待たせずに済む。
【0029】
請求項2記載のカード販売機によれば、請求項1記載のカード販売機の効果に加えて、釣銭金額に相当する前記カードを最小枚数となる組み合わせで投出させるため、カード購入者が釣銭として受け取るカードの枚数を少くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すカード販売機のブロック図である。
【図2】同上カード販売機の斜視図である。
【図3】同上カード販売機による販売動作のフローチャートである。
【図4】同上釣銭をカードで払い出す場合の一例を示し、釣銭残額が5千円のときにカードの枚数が最小枚数となる組み合わせを決定するフローチャートである。
【符号の説明】
1 カード販売機本体
4 釣銭選択操作部
11 制御部
Claims (2)
- 投入金額内で選択された金額情報が記録されているカードを投出し、投入金額と投出したカード代金の差額を釣銭として返却するカード販売機において、
カード販売機本体の表面に設けられ、釣銭投出中に釣銭詰まりが生じた場合に釣銭を前記カードで払い出すことをカード購入者自身が選択操作する釣銭選択操作部と、
前記釣銭選択操作部の選択操作により、釣銭金額に相当する前記カードを投出させる制御部と
を具備していることを特徴とするカード販売機。 - 制御部は、釣銭金額に相当する前記カードを最小枚数となる組み合わせで投出させることを特徴とする請求項1記載のカード販売機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|
JP26278096A JP3691915B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | カード販売機 |
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JPH10111972A JPH10111972A (ja) | 1998-04-28 |
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Family
ID=17380504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26278096A Expired - Fee Related JP3691915B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | カード販売機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3691915B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-03 JP JP26278096A patent/JP3691915B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10111972A (ja) | 1998-04-28 |
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