JP3689839B2 - 紙葉類受渡しシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は紙葉類受渡しシステムに係り、特に、紙葉類の処理システムで、ある処理装置から他の処理装置へ郵便物や帳票等の紙葉類を搬送して受け渡しを行うのに好適な紙葉類受渡しシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の紙葉類の受渡し装置として、例えば特開平2―193837号公報に示される紙葉類収納装置がある。この装置は、紙葉類が収納されたある紙葉類取り扱い装置から、他の紙葉類取り扱い装置へ紙葉類を搬送するために、一時的に紙葉類を収納する収納部と、紙葉類を繰り出すための繰り出し部と、紙葉類を搬送する搬送部と、紙葉類取り扱い装置の間を移動するための移動部とを備えている。
【0003】
そして、紙葉類の受渡し部には、伸縮自在な紙葉類搬送部を設けている。これにより、紙葉類の受渡しを行う際に、紙葉類収納装置と紙葉類取り扱い装置の間の位置合わせを容易にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ある処理装置から他の処理装置へ紙葉類の受渡しを行う受渡し装置や、下流側の処理装置である区分機などの動作状況とか、設置場所などを考慮すると、前出の紙葉類収納装置のように、受渡しを行う紙葉類を一時的に収納する収納部と、収納された紙葉類を再び繰り出す繰り出し部とを有するバッファ部が必要である。
【0005】
もし、バッファ部が無い場合には、例えば上流側の処理装置から下流側の処理装置へ紙葉類が搬送された際に、下流側の処理装置で他の処理動作を行っていると、上流側の処理装置からの紙葉類が混入し正常な処理を行うことができない。
【0006】
また、下流側の処理装置が上流側の処理装置から離れて存在する場合には、受渡し装置は前出の紙葉類収納装置のように移動することが必要であり、バッファ部が無い場合には移動動作を行うことができなくなる。
【0007】
ところで、紙葉類を処理する装置では、処理を行う紙葉類の表裏や前後が、あらかじめ定められたもののみ処理する装置がある。このような装置では、例えば表裏が異なると処理を行うことができず、処理装置の内部で排除される。
【0008】
このため、処理装置での処理効率を高めるためには、他の処理装置から搬送されてくる紙葉類の表裏や前後が、処理装置で処理される状態にあらかじめ揃えておくことが必要である。
【0009】
また、紙葉類を処理する装置では、紙葉類への情報の印刷や、紙葉類に記された情報の読み取りを行うために、搬送される紙葉類の幅方向の基準位置も定められている場合がある。
【0010】
ところが、前出の紙葉類収納装置のように、従来の紙葉類の受渡し装置では、バッファ部は設けてはあるが、紙葉類の表裏や前後の状態、あるいは搬送される紙葉類の基準位置については考慮されておらず、下流側の処理装置では正常な処理動作が行えない問題があった。
【0011】
さらに、バッファ部を有する紙葉類受渡し装置では、バッファ部の繰り出し部が下流側の処理装置に近い方が、作業者は移動する距離が少なくてすみ、処理操作が行いやすい。前出の紙葉類収納装置ではこの点についても考慮されていなかった。
【0012】
本発明の目的は、紙葉類の処理効率を高めるために、他の処理装置から搬送されてくる紙葉類の表裏や前後の状態など、搬送される紙葉類の基準位置、あるいは操作のしやすさ等について考慮され、下流側の処理装置で正常な処理動作を行うことができる紙葉類受渡しシステムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の紙葉類受渡しシステムは、複数の紙葉類処理装置の間で、上流側処理装置から下流側処理装置へ紙葉類を搬送する搬送手段と、前記上流側処理装置から搬送される紙葉類を集積するバッファ部とを備え、前記下流側処理装置から発生される受渡しが可能か否かの信号に基づいて、前記上流側処理装置から搬送される紙葉類を、前記下流側処理装置または前記バッファ部のうちいずれに搬送するかを制御する制御手段を有することを特徴とするものである。
【0014】
また、複数の紙葉類処理装置の間で、上流側処理装置から下流側処理装置へ紙葉類を搬送する搬送手段と、前記上流側処理装置から搬送される紙葉類を集積するバッファ部とを備え、前記下流側処理装置から発生される受渡しが可能か否かの信号および与えられる優先信号に基づいて、前記上流側処理装置または前記バッファ部のうちいずれの紙葉類を前記下流側処理装置へ搬送するかを制御する制御手段を有することを特徴とするものである。
【0015】
また、複数の紙葉類処理装置の間で、上流側処理装置から下流側処理装置へ紙葉類を搬送する第一搬送路と、前記第一搬送路の途中から分岐した第二搬送路と、前記第二搬送路の紙葉類を集積し繰り出すバッファ部と、前記バッファ部から繰り出された紙葉類を搬送し、前記第一搬送路に合流する第三搬送路とを備え、前記下流側処理装置から発生される受渡しが可能か否かの信号に基づいて、前記上流側処理装置から搬送される紙葉類を、前記下流側処理装置または前記バッファ部のうちいずれに搬送するかを制御するとともに、与えられる優先信号に基づいて前記上流側処理装置または前記バッファ部のうちいずれの紙葉類を前記下流側処理装置へ搬送するかを制御する制御手段を有することを特徴とするものである。
【0016】
また、複数の紙葉類処理装置の間で、上流側処理装置から下流側処理装置へ紙葉類を搬送して受け渡す装置であって、前記上流側処理装置から紙葉類が供給される供給口と、前記下流側処理装置へ紙葉類を引き渡す引き渡し口と、前記供給口と前記引き渡し口との間で紙葉類を搬送する第一搬送路と、前記第一搬送路の途中から分岐した第二搬送路と、前記第一搬送路または前記第二搬送路へ紙葉類を振り分ける振り分け手段と、前記第二搬送路に搬送された紙葉類を一時的に集積し再び一枚づつに分離して繰り出すバッファ部と、前記バッファ部から繰り出された紙葉類が、前記第一搬送路と前記第二搬送路との分岐部より下流側で前記第一搬送路に合流する第三搬送路とを備え、前記下流側処理装置から発生される受渡しが可能か否かの信号に基づいて、前記上流側処理装置から搬送される紙葉類を、前記下流側処理装置または前記バッファ部のうちいずれに搬送するかを制御するとともに、与えられる優先信号に基づいて前記上流側処理装置または前記バッファ部のうちいずれの紙葉類を前記下流側処理装置へ搬送するかを制御する制御手段を有することを特徴とするものである。
【0017】
また、複数の紙葉類処理装置の間で、上流側処理装置から下流側処理装置へ紙葉類を搬送して受け渡す装置であって、前記上流側処理装置から紙葉類が供給される供給口と、前記下流側処理装置へ紙葉類を引き渡す引き渡し口と、前記供給口と前記引き渡し口との間で紙葉類を搬送する搬送路と、前記下流側処理装置から発生される受渡しが可能か否かの信号に基づいて前記搬送路の搬送速度を制御する制御手段とを備えたことにより、前記搬送路がバッファ機能を有することを特徴とするものである。
【0018】
また、複数の紙葉類処理装置の間で、上流側処理装置から下流側処理装置へ紙葉類を搬送して受け渡す装置であって、前記上流側処理装置から紙葉類が供給される供給口と、前記下流側処理装置へ紙葉類を引き渡す引き渡し口とを有するとともに、前記供給口と前記引き渡し口との間で、少なくともルートの異なる複数の紙葉類搬送路を有し、前記下流側処理装置から発生される受渡しが可能か否かの信号に基づいて、前記複数の紙葉類搬送路のうちいずれかの搬送路の搬送速度を制御する制御手段を備えたことにより、前記搬送路がバッファ機能を有することを特徴とするものである。
【0019】
また、前記紙葉類の搬送路のいずれかに、搬送される紙葉類の幅方向の位置を整える紙葉類整位手段を備えたことを特徴とする。
さらに、前記バッファ部は、下流側の処理装置の方向へ設けられた繰り出し部と、この繰り出し部へ一時的に集積された紙葉類を搬送する搬送機構を設けることができる。
【0020】
本発明によれば、紙葉類受渡しの制御手段によって、ジャム等のない信頼性の高い受渡しが可能となり、また、他の処理装置から搬送されてくる紙葉類の表裏や前後が、処理装置で処理される状態にあらかじめ揃えておくことができる。また、搬送される紙葉類の幅方向の基準位置あるいは操作のしやすさ等についても十分に考慮され、紙葉類の処理効率が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の紙葉類受渡しシステムの一実施形態を適用した書状処理システムの一例を示す概略図である。この例で取り扱う紙葉類は、葉書や封書などの定形の郵便書状である。
【0022】
図1に示す書状処理システムは、郵便書状の自動取り揃え押印装置1、本発明の紙葉類受渡しシステムの一実施形態である郵便書状受渡し装置2、そして郵便書状の区分機3から構成されている。
【0023】
自動取り揃え押印装置1は、郵便書状の料額印面が不揃いな郵便書状に消印をして、かつ料額印面が揃うように郵便書状を処理するものであり、郵便書状の供給部101、郵便書状の搬送路102、郵便書状の料額印面を検知する第一の検知装置103、第一の検知装置103の下流に並列に接続され表裏反転装置104とバイパス搬送路105とを具備している。
【0024】
さらに、その下流にある第二の料額印面検知装置106と、第二の検知装置の下流に並列に接続された前後反転装置107とバイパス搬送路108と、消印装置109と、自動取り揃え押印装置内の集積装置110と、郵便書状受渡し装置へ郵便書状を搬送する搬送路111、および自動取り揃え押印装置の動作の制御を行う制御部112などから構成されている。
【0025】
郵便書状の受渡し装置2は、上流側の自動取り揃え押印装置1から搬送されてくる郵便書状を、下流側の郵便区分機3へ郵便書状を搬送して受け渡す装置であり、まず、上流側の自動取り揃え押印装置から郵便書状が搬送されて供給される供給口201と、下流側の区分機3へ郵便書状を搬送して引き渡す引き渡し口202とを備えている。
【0026】
そして、前記供給口201と前記引き渡し口の間202で郵便書状を搬送する第一の搬送路203と、前記第一の搬送路203の途中から分岐した第二の搬送路204と、搬送される郵便書状を第一の搬送路203と第二の搬送路204へ振り分ける振り分け手段205と、第二の搬送路204の末端に設けられ郵便書状を一時的に集積し再び一枚づつに分離して繰り出すバッファ部206とを有している。
【0027】
また、バッファ部206から繰り出された郵便書状を搬送する第三の搬送路207と、前記第三の搬送路207が、前記第一の搬送路203の第二の搬送路204との分岐部より下流側において第一の搬送路203と合流する合流部208とが設けられている。
【0028】
さらに、前記合流部208と前記引き渡し口202の間の第一搬送路203に設けられた郵便書状の整位装置209、および受渡し装置の動作の制御を行う制御部210などを備えている。
【0029】
郵便書状の区分機3は、自動取り揃え押印装置1から郵便書状の受渡し装置2を介して搬送されてきた郵便書状や、郵便区分機の供給部から供給される郵便書状に記された宛名やバーコードなどの区分情報を読取り、この区分情報によって書状の区分処理を行うものである。
【0030】
したがって、供給する郵便書状をセットするホッパ301、郵便書状を1通ずつ順次供給する供給部302、郵便書状を搬送する搬送路303、郵便書状が区分機3の処理に適さないことを検知する異物検知部304、異物検知部304で区分機3による処理が不適当と判断された郵便書状を集積する第1のリジェクト集積部305、第1のリジェクト集積部へ処理が不適当と判断された郵便書状の搬送方向を切り換えるゲート部材306などを有している。
【0031】
さらに、郵便書状の姿勢を修正する第1の整位部307、郵便書状の区分情報を読みとる読み取り部308、供給部302において誤って郵便書状を2枚以上重ねて供給したことを検知する重送検知部309、重送検知部309で重送と判断された郵便書状を集積する第2のリジェクト集積手段310、第2のリジェクト集積手段310へ重送と判断された郵便書状を搬送するために搬送方向を切り換えるゲート部材311などを有する。
【0032】
また、郵便書状の姿勢を修正する第2の整位部312、郵便書状の区分情報にしたがってバーコードなどの機械コードを印刷する印刷部313、印刷部313での印刷結果を読み取ることにより、正常に印刷されたことを確認する印刷確認部314、郵便書状を各段に振り分ける段ゲート315、郵便書状を厚み方向に重ねて集積する集積部316などを具備する。
【0033】
そして、区分機3の動作状況を表示する表示手段317、集積部316に割り当てる区分情報のパターンを設定する区分設定手段318、郵便書状の受渡し装置2から郵便書状が供給される供給口319、および区分機の動作の制御を行う制御部320などを備えている。
【0034】
次に、本システムの動作について、書状の流れに沿って説明する。
作業者は、処理を行う郵便書状を、自動取り揃え押印装置1の供給部101か、または区分機3のホッパ301へセットする。
【0035】
この際、自動取り揃え押印装置1の供給部101へセットされる郵便書状は、表裏や前後が不揃いでも構わないが、区分機3のホッパ301へセットされる郵便書状の表裏や前後は、区分機3で処理可能なようにあらかじめ揃えられている。
【0036】
作業者が郵便書状を区分機3のホッパ301に載置して供給開始のスイッチを入れると、制御装置320からの司令信号によって、ホッパ301は郵便書状を供給部302へ向かって運搬し、供給部302は近接した郵便書状から順次搬送路303へ供給する。
【0037】
搬送路303上では、まず、異物検知部304で郵便書状が区分機3で処理できるものであるかを判断する。ここで、処理できないと判断された場合、第1の搬送ゲート306を切り換えて、郵便書状を第1のリジェクト集積部305へ投入する。
【0038】
一方、処理できると判断された郵便書状は、読み取り部308で宛名などの区分情報を読み取る。次に、重送検知部309で、郵便書状が2枚以上重なっていないことを検知する。ここで、2枚以上重なっていると判断されたとき、第2の搬送ゲート311を切り換えて、郵便書状を第2のリジェクト集積部310に投入する。
【0039】
正常と判断された郵便書状は、第2の整位部312で姿勢を整えてから、印刷部313で区分情報に従ってバーコードなどを印刷する。そして、印刷確認部314によりバーコードなどが正常に印刷できたことを確認したら、区分情報に従って、段ゲート315を切り換えて所定の集積部316へ郵便書状を投入する。区分機3は、上記の処理を複数の郵便書状について並行して行い、各々の郵便書状を所定の集積部316に区分する。
【0040】
一方、作業者が自動取り揃え押印装置の供給部101の方へ郵便書状を載置し、供給開始のスイッチを入れると、制御部112からの司令信号によって、供給部101は郵便書状を順次搬送路102へ供給する。
【0041】
料額印面の第一の検知装置103は、搬送されてくる郵便書状の表裏のいずれかに料額印面があるかを検知する。そして、この検知信号に基づき、後段の消印処理に料額印面が合致しない郵便物は、表裏反転装置104へ送られて表裏が反転され、合致する郵便物はバイパス搬送路105へ搬送され、この部分で郵便書状の表裏が揃えられる。
【0042】
次に、料額印面の第二の検知装置は、搬送されてきた郵便書状の前後のいずれかに料額印面があるかを検知する。そして、この検知信号に基づき、後段の消印処理に料額印面が合致しない郵便物は、前後反転装置107へ送られて前後が反転され、合致する郵便物はバイパス搬送路108へ搬送され、この部分で郵便書状の表裏や前後が揃えられる。
【0043】
表裏や前後が揃えられた郵便物は、さらに搬送されて消印装置で消印がなされ、集積装置110へ集積されるか、または搬送路111へ搬送され、郵便書状受渡し装置2の方へ搬送される。
【0044】
搬送路111へ搬送された郵便書状は、供給口201を介して郵便書状受渡し装置2の第一の搬送路203へ引き渡される。このとき、受渡し装置2の制御部210は、下流側の処理装置である区分機3から、郵便書状をそのまま区分機3へ搬送することが可能か否かの信号を受け取っており、郵便書状をそのまま搬送することが可能な場合には、そのまま郵便物を第一の搬送路203で搬送する。
【0045】
そして、区分機3への郵便書状の引き渡し口202の直前に設けられた整位装置209で、郵便書状の幅方向の搬送位置が、区分機3の搬送位置と合致するように、郵便書状の姿勢の修正が行われる。このとき、同時に郵便書状のスキューの修正も行われる。
【0046】
一方、下流側の処理装置である区分機3からの信号が、郵便書状の搬送が不可の場合には、制御部210は郵便書状の振り分け手段205に対し、郵便書状を第二の搬送路204へ搬送するように司令信号を出し、郵便書状は第二の搬送路204へ搬送される。そして第二の搬送路204の末端に設けられたバッファ部206に一時的に集積される。
【0047】
ここで、図10により、この郵便書状受渡し装置2の動作制御フローの一例を説明する。
郵便書状受渡し装置2が起動されると、制御部210は、区分機3から発生した信号、すなわち受渡して搬送することが可能か否かの信号をまず確認する。
【0048】
受渡し動作が可能である場合には、次に、動作が優先される機器が上流側の自動取り揃え押印装置1か、自機の受渡し装置2であるかの判断を、制御部210に与えられている優先信号に基づいて行う。
【0049】
優先機器が上流側の自動取り揃え押印機1である場合には、受渡し装置2は押印装置1から搬送されてくる郵便書状を、そのまま第一の搬送路203を搬送させて受け渡す。
【0050】
もし、搬送中に搬送ジャムといった障害が発生した場合には、まず上流側の機器である押印装置1の動作を停止させる信号を出す。そして次に、自機である受渡し装置2の停止動作を行い、再起動待ちの状態となる。障害がない場合には、装置の停止信号が発生するまで、上述の受渡し動作を繰り返す。
【0051】
優先機器が自機の受渡し装置2である場合には、まず自機のバッファ部206に郵便書状があるかどうかを確認する。バッファ部206内に郵便書状が存在する場合には、この郵便書状を区分機3へ受け渡す動作へ移る。
【0052】
そのとき、バッファ部206から区分機3へ受け渡される郵便書状が、上流側の押印装置から郵便書状と重なることがないように、上流側の押印装置1の停止信号を発生する。そして、次に自機のバッファ部206内の郵便書状を、これがなくなるまで繰り出す。
【0053】
自機のバッファ部206内に郵便書状がなくなると、次に上流側の押印装置へ動作が可能であることの信号と、上流側の機器が優先状態になる信号を発生して、上述した受渡し動作を行う。
【0054】
区分機3からの受渡し信号が不可となり、下流側の機器である区分機3への郵便書状の受渡しが不可となると、制御部210は、押印装置1から搬送されてくる郵便書状を、バッファ部206へ搬送するように、振り分け手段205を切り替える。
【0055】
その結果、押印装置1から搬送されてくる郵便書状は、バッファ部206内の集積機構206Aへ一時的に集積される。
【0056】
もし、動作中に搬送ジャムといった障害が発生した場合には、まず、上流側の機器である押印装置1の動作を停止させる信号を出す。そして、次に自機である受渡し装置2の停止動作を行い、再起動待ちの状態となる。障害がない場合には、上述の集積動作を繰り返す。
【0057】
集積機構206Aが満杯になった場合には、上流側の機器である押印装置1の動作を停止させる信号を出す。そして次に、自機である受渡し装置2の停止動作を行い、再起動待ちの状態となる。
【0058】
ところで、図1に示す実施形態の受渡し装置2のバッファ部206は、集積される郵便書状の先端側が、バッファ部からの繰り出しの際にも先端側になるような構成となっている。
【0059】
また、バッファ部206の集積機構206Aは、自動取り揃え押印機側に設けられ、バッファ部206の繰り出し部206Bは区分機側へ設けられており、バッファ部206の郵便書状の送り機構206Cは、バッファ部206に集積された郵便書状を、自動取り揃え押印機側から区分機側の方向へ送るように動作する。
【0060】
第三の搬送路207で搬送された郵便書状は、合流部208で第一の搬送路203と合流し、第一の搬送路へ引き渡される。そして、整位装置209で郵便書状の幅方向の搬送位置が、区分機3の搬送位置と合致するように郵便書状の姿勢の修正が行われ、前述したようにこのとき同時に郵便書状のスキューの修正も行われる。
【0061】
上述した二つのルートのいずれかによって、受渡し装置2から搬送されてきた郵便書状は、引き渡し口202を介して区分機3の供給口319へ引き渡される。本実施形態では、供給口319から区分機3へ供給された郵便書状は、区分機3の読み取り部308の直前で、区分機3のメインの搬送路303Aに合流する搬送路303Bへ引き渡される。その後の処理は、前述した区分機3の動作と全く同じである。
【0062】
図1に示したシステムの受渡し装置のバッファ部206のように、バッファ部206に集積される郵便書状の先端側が、バッファ部206からの繰り出しの際にも先端側になるような構成となっていることの利点は、そのまま第三の搬送路207へ郵便書状を集積された姿勢の状態のまま搬送させ、第一の搬送路203へ合流させることができるため信頼性の確保が容易である点である。
【0063】
また、重力を利用してバッファ部206へ郵便書状を集積するような構成にすると、集積機構が簡素化でき、また、繰り出しの際にも重力を利用することにより比較的重量の重い郵便書状についても繰り出すことが可能である。
【0064】
他の利点としては、図2に示すように、バッファ部206から繰り出される郵便書状が2枚以上であることを検知する検知手段211と、この検知手段211の検知信号によって郵便書状を振り分ける振り分け手段212と、振り分け手段212により振り分けられた郵便書状を搬送し、第二の搬送路へ合流する第四の搬送路213を設けることで、繰り出された郵便書状が2枚以上であっても、再度バッファ部206へ集積されるため、繰り出しのリトライ動作が可能となるようにすることも可能である。
【0065】
また、図1の実施形態では、バッファ部206の集積機構206Aは自動取り揃え押印機側、バッファ部206の繰り出し部206Bは区分機側に設けられ、バッファ部206の郵便書状の送り機構206Cは、バッファ部206に集積された郵便書状を、自動取り揃え押印機側から区分機側の方向へ送るように動作する。
【0066】
このような構成とすることにより、例えば区分機3ホッパ部301の近傍で作業している作業者は、受渡し装置2のバッファ部206の繰り出し部206Bで発生する可能性がある、ジャムや繰り出し不良といった障害(発生時には、ランプ表示と音で作業者に知らせられる。)に対しても、大きく移動することなく対処することができる。
【0067】
この点を考慮すると、受渡し装置2の下流側の処理装置が本実施形態の区分機のように供給部を有するものである場合には、図3に示すように、下流側の処理装置である区分機3の供給部302での郵便書状の送り方向が、受渡し装置2の方向であり、供給部302がホッパ301の受渡し装置2側にくるようにすることが最も望ましい。
【0068】
図4は、本発明の紙葉類受渡しシステムの一実施形態である郵便書状受渡し装置2の他の実施形態を示したものである。この実施形態では、受渡し装置2のバッファ部206は、集積される郵便書状の先端側が繰り出される際には、郵便書状の後端側となるような集積機構206Dと繰り出し機構206Eから構成されている。
【0069】
なお、バッファ部206での郵便書状の送り機構206Cは、図1の実施形態と同様に、自動取り揃え押印機1側から区分機3側の方向へ送るように動作する。このようなバッファ部206の場合には、一時的に集積された郵便書状の先端と後端、および郵便書状の表裏が集積動作の前後で入れ替わり、そのまま郵便書状を搬送すると、下流側の区分機3では郵便書状の処理を行うことができない。
【0070】
このため本実施形態では、バッファ部206から郵便書状を搬送する第三の搬送路207の途中に、郵便書状の先端と後端とを反転させる反転装置214を設けた。このように反転装置214を設けることで、郵便書状の表裏と先端後端を揃えることができる。
【0071】
郵便書状の先端と後端を反転させる反転装置214は、第三の搬送路207に設けられない場合には、図5に示すように、第二の搬送路204の途中、あるいは図6に示すように、第一の搬送路203において、第二の搬送手段との分岐部より下流で、かつ、合流部208より上流の範囲に設けてもよい。
【0072】
いずれも、第一の搬送路を搬送される郵便書状と、バッファ部206を経由して搬送される郵便書状のいずれもが、合流部208において、表裏と先端後端が揃えられた状態とすることができる。
【0073】
特に、図6に示した反転装置214が、第一の搬送路203に設けられる場合は、受渡し装置の入口である供給口201と、出口である引き渡し口202とでは、郵便書状の表裏と先端後端が全く異なるため、上流側の自動取り揃え押印装置1と下流側の区分機3との搬送状態が、全く異なる場合に有用である。
【0074】
郵便書状のような、様々な長さの媒体の先端と後端とを反転させる際の、信頼性を向上させるためには、反転装置の入口部・出口部に、郵便書状の先端や後端を検知する郵便書状検知センサ215を設け、この検知信号により、その上流側の機構部で郵便書状の搬送を制御するようにすればよい。
【0075】
例えば、図4に示した実施形態では、反転装置部214に設けられた郵便書状検知センサ215が、郵便書状のの存在を検出する信号を発生させている場合には、バッファ部206の繰り出し機構206Eの動作を中断させたり、動作の速度を低下させる等の制御動作を行う。このような制御を行うことで、郵便書状同士が、反転装置214内や、その近傍で衝突することによって生じる障害を防ぐことができる。
【0076】
図5や、図6に示した実施形態においては、反転装置214に設けられた郵便書状検知センサ215が、郵便書状の存在を検出する信号を発生させている場合には、その信号情報は制御部210へ送られ、さらに上流側の自動取り揃え押印装置の制御部112へ送られる。
【0077】
そして、この信号に基づいて、制御部112は自動取り揃え押印装置1の動作の制御を行う。なお、制御の方法を考慮すると、図4に示した実施形態の場合が、他の装置との信号のやり取りがないため、最も容易であると考えられる。
【0078】
これまで示してきた紙葉類受渡しシステムの実施形態は、バッファ部として紙葉類を一時的に集積する集積機構と、集積された紙葉類を繰り出す繰り出し機構を設けたものであった。
【0079】
このような集積・繰り出し機構を設けると、例えば繰り出しの際に、二枚以上の紙葉類が同時に繰り出されたりする信頼性の問題や、機構が複雑になる問題が発生することも考えられる。
【0080】
図7は、このような問題を考慮した紙葉類受渡しシステムの他の実施形態を示したものである。この実施形態における郵便書状の受渡し装置2は、上流側の自動取り揃え押印装置から、郵便書状が搬送されて供給される供給口201と、下流側の区分機3へ、郵便書状を搬送して引き渡す引き渡し口202と、前記供給口201と前記引き渡し口の間202で郵便書状を搬送する第一の搬送路203とを有している。
【0081】
そして、前記第一の搬送路203の途中から分岐し、分岐部より下流側の合流部208で再び第一の搬送路203に合流する第二の搬送路204と、搬送される郵便書状を第一の搬送路203と第二の搬送路204へ振り分ける振り分け手段205と、前記合流部208と前記引き渡し口202の間の第一搬送路203に設けられた郵便書状の整位装置209、および受渡し装置の動作の制御を行う制御部210などを備えている。
【0082】
この実施形態では、第二の搬送路がバッファの役割を果たし、自動取り揃え押印装置1から搬送されてきた郵便書状を、そのまま区分機3へ受け渡すことができない場合には、振り分け手段205によって郵便書状を第二の搬送路204へ搬送する。
【0083】
このとき第二の搬送路204は、第一の搬送路203を駆動する駆動源とは異なる、図示されない駆動源で第一の搬送路203の速度より遅い速度で駆動されている。
【0084】
第二の搬送路204へ搬送されてきた郵便書状は、搬送速度が第一の搬送路203より遅いため、連続する郵便物同士の一部が重なった状態で搬送されながら第二の搬送路内に収納される。
【0085】
その収納枚数の最大は、最初に収納された郵便物の先頭が、合流部208の直前に設けられた郵便書状検出センサ219に達するまでである。もし、先頭の郵便書状が郵便書状検出センサ219に達したならば、制御部210は自動取り揃え押印装置1を停止させる信号を発生する。
【0086】
第二の搬送路204内に収納された郵便書状を区分機3へ受け渡す際は、再び第二の搬送路は、やはり第一の搬送路203より遅い速度で駆動される。収納された郵便書状は、第一の搬送路203と第二の搬送路204の速度差の影響で、合流部208で連続した郵便書状同士に間隔を生じて、第一の搬送路203へ繰り出される。以降の処理は前述した実施形態の通りである。
なお、第一の搬送路への受渡しを行う際には、第二の搬送路の駆動を以下に説明するように間欠的に行ってもよい。
【0087】
搬送路204内に収納された郵便書状を区分機3へ受け渡す際は、第二の搬送路204は、第一の搬送路203の速度と等しい速度となるように駆動される。そして、郵便書状検出センサ219が受け渡される郵便書状の存在を検出している際は、第二の搬送路204を停止、あるいは減速させ、連続した郵便書状同士に間隔を生じさせるような駆動を行いながら、第一の搬送路203へ郵便書状を受け渡す。
【0088】
さらに、紙葉類受渡しシステムの他の実施形態として、図8に示すものも考えられる。
この受渡し装置2は、上流側の自動取り揃え押印装置から郵便書状が搬送されて供給される供給口201と、下流側の区分機3へ郵便書状を搬送して引き渡す引き渡し口202と、前記供給口201と前記引き渡し口の間202で郵便書状を搬送する搬送路203と、整位装置209、および受渡し装置の動作の制御を行う制御部210などから構成されている。
【0089】
この受渡し装置は、搬送路203そのものがバッファの役割も果たし、自動取り揃え押印装置1から搬送されてきた郵便書状を、そのまま区分機3へ受け渡すことができない場合、自動取り揃え押印装置1から郵便書状を受け取る際には、搬送路203は、自動取り揃え押印装置1の搬送路111の速度より遅い速度で駆動される。
【0090】
このため、連続する郵便物同士の一部が重なった状態で搬送されながら搬送路203内に収納される。その収納枚数の最大は、最初に収納された郵便物の先頭が、整位装置209の直前に設けられた郵便書状検出センサ220に達するまでである。もし、先頭の郵便書状が郵便書状検出センサ220に達したならば、制御部210は自動取り揃え押印装置1を停止させる信号を発生する。
【0091】
搬送路203内に収納された郵便書状を区分機3へ受け渡す際は、搬送路203は区分機3の速度と等しい速度となるように駆動される。そして、郵便書状検出センサ220が受け渡される郵便書状の存在を検出している際は、搬送路を停止、あるいは減速させ、連続した郵便書状同士に間隔を生じさせるような駆動を行いながら区分機3へ郵便書状を受け渡す。
【0092】
図8の実施形態においては、自動取り揃え押印装置1からの郵便書状をそのまま区分機3へ受け渡す場合には、搬送路203は自動取り揃え押印装置、区分機の速度と一致するように駆動される。
【0093】
これまでの実施形態では、郵便書状の受渡し装置2に整位装置209があるものを示してきたが、あらかじめ受渡し装置2と下流側の処理装置である区分機3との間で、搬送位置の整合性がとられているものであれば整位装置209はなくても構わない。ただし、この場合であっても、郵便書状のスキュー修正を行う必要がある場合には、スキューの修正を行うための整位装置209は必要である。
【0094】
また、これまでの実施形態では、上流側の自動取り揃え押印装置で処理した郵便書状は、全て受渡し装置でも処理が可能であると仮定して説明している。しかし、実際には、下流側の処理装置である区分機3で処理できない郵便書状が、上流側の自動取り揃え押印装置から供給される場合もある。
【0095】
このような場合には、受渡し装置の一部、例えば図9に示すように、受渡し装置2の供給口201と、第一の搬送路203と第二の搬送路204の分岐部との間に、異常検知手段216と振り分け手段217、および集積手段218等を設け、区分機3で処理できない郵便書状を排除してもよい。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、他の処理装置から搬送されてくる紙葉類の表裏や前後が、処理装置で処理される状態にあらかじめ揃えておくことができる。また、搬送される紙葉類の幅方向の基準位置あるいは操作のしやすさ等についても十分に考慮され、紙葉類の処理効率が向上し、信頼性の高い紙葉類の受渡しシステムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉類受渡しシステムの一実施形態を適用した書状処理システムの一例を示す概略図。
【図2】本発明の紙葉類受渡しシステムの他の実施形態を示す概略図。
【図3】本発明の紙葉類受渡しシステムの一実施形態を適用した書状処理システムの他の例を示す概略図。
【図4】本発明の紙葉類受渡しシステムの他の実施形態を示す概略図。
【図5】本発明の紙葉類受渡しシステムの他の実施形態を示す概略図。
【図6】本発明の紙葉類受渡しシステムの他の実施形態を示す概略図。
【図7】本発明の紙葉類受渡しシステムの他の実施形態を示す概略図。
【図8】本発明の紙葉類受渡しシステムの他の実施形態を示す概略図。
【図9】本発明の紙葉類受渡しシステムの他の実施形態を示す概略図。
【図10】本発明の一実施形態である郵便書状受渡し装置の動作制御フローの一例を示す説明図。
【符号の説明】
1 自動取り揃え押印装置
2 郵便書状受渡し装置
3 区分機
201 供給口
202 引き渡し口
203 第一の搬送路
204 第二の搬送路
205 振り分け手段
206 バッファ部
207 第三の搬送路
208 合流部
209 整位装置
210 制御部
214 先端後端反転装置

Claims (11)

  1. 複数の紙葉類処理装置の間で、上流側処理装置から下流側処理装置へ紙葉類を搬送する搬送手段と、前記上流側処理装置から搬送される紙葉類を集積するバッファ部とを備え、前記下流側処理装置から発生される受渡しが可能か否かの信号に基づいて、前記上流側処理装置から搬送される紙葉類を、前記下流側処理装置または前記バッファ部のうちいずれに搬送するかを制御する制御手段を有することを特徴とする紙葉類受渡しシステム。
  2. 複数の紙葉類処理装置の間で、上流側処理装置から下流側処理装置へ紙葉類を搬送する搬送手段と、前記上流側処理装置から搬送される紙葉類を集積するバッファ部とを備え、前記下流側処理装置から発生される受渡しが可能か否かの信号および与えられる優先信号に基づいて、前記上流側処理装置または前記バッファ部のうちいずれの紙葉類を前記下流側処理装置へ搬送するかを制御する制御手段を有することを特徴とする紙葉類受渡しシステム。
  3. 複数の紙葉類処理装置の間で、上流側処理装置から下流側処理装置へ紙葉類を搬送する第一搬送路と、前記第一搬送路の途中から分岐した第二搬送路と、前記第二搬送路の紙葉類を集積し繰り出すバッファ部と、前記バッファ部から繰り出された紙葉類を搬送し、前記第一搬送路に合流する第三搬送路とを備え、前記下流側処理装置から発生される受渡しが可能か否かの信号に基づいて、前記上流側処理装置から搬送される紙葉類を、前記下流側処理装置または前記バッファ部のうちいずれに搬送するかを制御するとともに、与えられる優先信号に基づいて前記上流側処理装置または前記バッファ部のうちいずれの紙葉類を前記下流側処理装置へ搬送するかを制御する制御手段を有することを特徴とする紙葉類受渡しシステム。
  4. 複数の紙葉類処理装置の間で、上流側処理装置から下流側処理装置へ紙葉類を搬送して受け渡す装置であって、前記上流側処理装置から紙葉類が供給される供給口と、前記下流側処理装置へ紙葉類を引き渡す引き渡し口と、前記供給口と前記引き渡し口との間で紙葉類を搬送する第一搬送路と、前記第一搬送路の途中から分岐した第二搬送路と、前記第一搬送路または前記第二搬送路へ紙葉類を振り分ける振り分け手段と、前記第二搬送路に搬送された紙葉類を一時的に集積し再び一枚づつに分離して繰り出すバッファ部と、前記バッファ部から繰り出された紙葉類が、前記第一搬送路と前記第二搬送路との分岐部より下流側で前記第一搬送路に合流する第三搬送路とを備え、前記下流側処理装置から発生される受渡しが可能か否かの信号に基づいて、前記上流側処理装置から搬送される紙葉類を、前記下流側処理装置または前記バッファ部のうちいずれに搬送するかを制御するとともに、与えられる優先信号に基づいて前記上流側処理装置または前記バッファ部のうちいずれの紙葉類を前記下流側処理装置へ搬送するかを制御する制御手段を有することを特徴とする紙葉類受渡しシステム。
  5. 請求項1ないし4のうちいずれかに記載の紙葉類受渡しシステムにおいて、前記バッファ部は、集積される紙葉類の先端側と繰り出される紙葉類の先端側とが一致するような集積機構と繰り出し機構から構成されることを特徴とする紙葉類受渡しシステム。
  6. 請求項1ないし4のうちいずれかに記載の紙葉類受渡しシステムにおいて、前記バッファ部は、集積される際の紙葉類の先端側が、繰り出される際には紙葉類の後端側となるような集積機構および繰り出し機構から構成され、かつ、前記第二搬送路もしくは前記第三搬送路のいずれかに、前記紙葉類の先端と後端とを反転する反転手段を有することを特徴とする紙葉類受渡しシステム。
  7. 請求項1ないし4のうちいずれかに記載の紙葉類受渡しシステムにおいて、前記バッファ部は、集積される際の紙葉類の先端側が、繰り出される際には紙葉類の後端側となるような集積機構および繰り出し機構から構成され、かつ、前記第一搬送路の前記バッファ部への分岐部と前記バッファ部からの合流部との間に、紙葉類の先端と後端とを反転する反転手段を有することを特徴とする紙葉類処理装置。
  8. 請求項1ないし7のうちいずれかに記載の紙葉類受渡しシステムにおいて、前記バッファ部は、集積された紙葉類を、下流側の繰り出し機構へ送る送り機構を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  9. 複数の紙葉類処理装置の間で、上流側処理装置から下流側処理装置へ紙葉類を搬送して受け渡す装置であって、前記上流側処理装置から紙葉類が供給される供給口と、前記下流側処理装置へ紙葉類を引き渡す引き渡し口と、前記供給口と前記引き渡し口との間で紙葉類を搬送する搬送路と、前記下流側処理装置から発生される受渡しが可能か否かの信号に基づいて前記搬送路の搬送速度を制御する制御手段とを備えたことにより、前記搬送路がバッファ機能を有することを特徴とする紙葉類受渡しシステム。
  10. 複数の紙葉類処理装置の間で、上流側処理装置から下流側処理装置へ紙葉類を搬送して受け渡す装置であって、前記上流側処理装置から紙葉類が供給される供給口と、前記下流側処理装置へ紙葉類を引き渡す引き渡し口とを有するとともに、前記供給口と前記引き渡し口との間で、少なくともルートの異なる複数の紙葉類搬送路を有し、前記下流側処理装置から発生される受渡しが可能か否かの信号に基づいて、前記複数の紙葉類搬送路のうちいずれかの搬送路の搬送速度を制御する制御手段を備えたことにより、前記搬送路がバッファ機能を有することを特徴とする紙葉類受渡しシステム。
  11. 請求項1ないし10のうちいずれかに記載の紙葉類受渡しシステムにおいて、前記紙葉類の搬送路のいずれかに、搬送される紙葉類の幅方向の位置を整える紙葉類整位手段を備えたことを特徴とする紙葉類受渡しシステム。
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