JP3689022B2 - 平面ハンドル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配電盤や電気機器収納ケース等の扉に取り付けられたロック機構付きの平面ハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の平面ハンドルとしては、図13に示すようなものがある。
【0003】
この平面ハンドル101は、配電盤等の扉150に取り付けられる本体ケース102内に、ハンドル部103を起伏自在に枢支すると共に、該ハンドル部103の下端部に係合してハンドル部103を収納状態に維持する押しボタン105を前記ハンドル部103と隣接して設け、この押しボタン105にダイヤル錠106を組み込んだものである。
【0004】
このダイヤル錠106により、施錠時には押しボタン105の押し込み操作を制限して、ハンドル部103の収納状態を維持し、解錠時には押しボタン105の押し込み操作を許容する。
【0005】
なお、図中の符号107はハンドル部103に係合し、該ハンドル部103の起伏回動に伴って移動する鎖錠板を示し、符号108はハンドル部103の回動操作時(引き起こし状態)にハンドル部103を自動的に引き起こす方向に付勢するためのコイルスプリングを示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の構造によれば、ハンドル部103の下端に隣接して、該ハンドル部を収納状態に維持する押しボタン105を配置してあるため、平面ハンドル101が大きくなってしまうと共に、部品点数が多く、組み付け作業性やコストの面で不利になってしまうという問題があった。
【0007】
しかも、操作部である押しボタン105にダイヤル錠106を設けているため、押しボタン105の操作時(ボタンを押す際)にダイヤル錠106のダイヤル部分に指が接触して、ダイヤル部分を不要に動かしてしまうということも考えられ、操作性の面で不利であるという問題もあった。
【0008】
さらに、ダイヤル錠106を押しボタン部分105に配置したこの従来構造では、ダイヤル錠106の配置スペースが限られてしまうという問題もあった。
【0009】
一般に、保守性の点から解錠番号の組み合わせはなるべく多い方が好ましいが(通常、3桁もしくは4桁が一般的とされる)、ダイヤル錠106を押しボタン105に配置したこの従来構造では、前述のようにダイヤル錠106の配置スペースが限られているので、操作性を考慮してダイヤルの大きさをある程度確保するとダイヤルの個数が限られ(この従来例ではダイヤルは2個)、設定できる解除番号の組み合わせが少なくなってしまう。また、解除番号の組み合わせを考慮してダイヤル数を増やそうとすると、ダイヤルの大きさが小さくなり操作性の面で不利になってしまう。
【0010】
そこで、この発明は、構造が簡単でかつ小型化とダイヤル錠の配置スペースの確保とを両立することのできる平面ハンドルを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にあっては、本体ケースに回転可能に設けたハンドル軸に一端側を起伏自在に枢支したハンドル部を備え、該ハンドル部の他端側を本体ケースに係止する構造であって、錠軸と、該錠軸の外周に挿入され錠軸と共に軸方向に移動するスリーブと、該スリーブの外周に挿入されスリーブの軸方向移動を係止,許容するダイヤルとから構成されたダイヤル錠を前記ハンドル部に設け、前記錠軸の端部に本体ケースに係合する係合部を設け、該係合部をハンドル部の前記他端から出入自在に設けることによって、該ハンドル部を本体ケースに係止したことを特徴としている。
【0012】
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載の前記錠軸を軸方向に移動させる操作部を前記ハンドル部の表面に突出配置すると共に、前記操作部をハンドル部の枢支軸側端部に配置し、ハンドル部と本体ケースとの係止を解除するアンラッチ操作における該操作部の移動に伴って、アンラッチ状態における操作入力点が前記枢支軸の回転中心よりも前記一端側にオフセットするように設けたことを特徴としている。
【0013】
請求項3の発明にあっては、請求項1または請求項2に記載の前記ダイヤル錠は、前記操作部から離間したハンドル部の他端側に設けられていることを特徴としている。
【0014】
請求項4の発明にあっては、請求項1〜3に記載の前記ハンドル部とハンドル軸とに亘って付勢部材を設けると共に、前記ハンドル部に、該ハンドル部を本体ケースに納めた収納状態と本体ケースから引き起こした引き起こし状態とに応じて、前記ハンドル軸の付勢部材取付用の座面に対向する当接面を連続して設けたことを特徴としている。
【0015】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、錠軸と、該錠軸の外周に挿入され錠軸と共に軸方向に移動するスリーブと、該スリーブの外周に挿入されスリーブの軸方向移動を係止,許容するダイヤルとから構成されたダイヤル錠を前記ハンドル部に設けてあるため、ダイヤル錠の配置スペースを充分に確保することができる。これにより、ダイヤル錠の操作性向上と解錠番号の組み合わせ数の確保とを両立することができる。
【0016】
また、前記錠軸の端部に本体ケースに係合する係合部を設け、該係合部をハンドル部の前記他端から出入自在に設けることによって、該ハンドル部を本体ケースに係止してあるため、従来のように操作部である押しボタン部をハンドル部と別途設定しなくても良いので、平面ハンドルの小型化が図れると共に、部品点数を削減し、組み付け作業性を向上して、コスト的に有利とすることができる。
【0017】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて、前記錠軸を軸方向に移動させる操作部を前記ハンドル部の表面に突出配置すると共に、前記操作部をハンドル部の枢支軸側端部に配置し、ハンドル部と本体ケースとの係止を解除するアンラッチ操作における該操作部の移動に伴って、アンラッチ状態における操作入力点が前記枢支軸の回転中心よりも前記一端側にオフセットするように設けてあるため、ハンドル部のアンラッチ操作と、ハンドル部をの一端側を本体ケース側に押し込んで枢支軸を中心にハンドル部を回転させ引き起こす動作を一連の動作で行うことができ、操作性を向上することができる。
【0018】
請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2の効果に加えて、前記ダイヤル錠は、前記操作部から離間したハンドル部の他端側に設けられているため、ハンドル部をアンラッチ操作する際にダイヤル錠に指が接触して、ダイヤル錠を不要に動かしてしまうということを回避することができる。
【0019】
請求項4の発明によれば、請求項1〜3の効果に加えて、前記ハンドル部とハンドル軸とに亘って付勢部材を設けると共に、前記ハンドル部に、該ハンドル部を本体ケースに納めた収納状態と本体ケースから引き起こした引き起こし状態とに応じて、前記ハンドル軸の付勢部材取付用の座面に対向する当接面を連続して設けてあるため、連続して設けたこれら当接面により一つの付勢部材でハンドル部を収納状態と引き起こし状態との両方に付勢することができ、操作性をさらに向上することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に、本発明の一実施形態について説明する。図1及び図2は平面ハンドルの斜視図のハンドル部を本体ケースに収容した状態(収納状態)とハンドル部を本体ケースから引き起こした状態(引き起こし状態)を示しており、以下、図3及び図4は平面ハンドルの収納状態における断面図の係合状態と非係合状態、図5は平面ハンドルの引き起こし状態における断面図、図6は本体ケースの正面図、図7はハンドル軸の裏面図、図8は平面ハンドルの裏面図、図9〜12はダイヤル錠の要部を示す説明図である。
【0021】
符号1は、配電盤等を収納した電気機器収納ケース等の扉に取り付けられる平面ハンドルを示している。符号2は縦長の本体ケースであり、その上下フランジ部2a,2aには平面ハンドル1の本体ケースを前記扉に締結固定するためのボルト孔2b,2bが形成されている。また、この本体ケース2はその前面にハンドル部3を不使用時に収容する収容部4が凹設してある。この収容部4の上方にはハンドル軸5が本体ケース2の正面側から裏面側に貫通して回動可能に設けられている。
【0022】
このハンドル軸5の裏面側端部には図外の鎖錠板がワッシャ,スプリングワッシャ等を介して締結固定されるボルト孔5bが形成されている。一方、ハンドル軸5の正面側端部には、前記ハンドル部3を枢支軸6により起伏自在に軸支している。また、このハンドル軸5の円筒部5a外周にはOリング7が設定され、本体ケース2の内周面2cとハンドル軸5の円筒部5aの外周との隙間をシールすると共に、ハンドル軸5に抜け止め抵抗及び回転抵抗を適度に付与している。
【0023】
前記ハンドル部3は、ハンドル本体3Aとカバー部3Bとから構成されており、これらハンドル本体3A及びカバー部3Bの間にダイヤル錠8を備えている。
【0024】
ダイヤル錠8は、錠軸9と、該錠軸9の外周に挿入され、錠軸9の端部9aと係合して該錠軸9と共に軸方向に移動するスリーブ10〜13と、該スリーブ10〜13の外周に挿入されスリーブ10〜13の軸方向移動を係止,許容するダイヤル14〜17とから構成されており、このダイヤル錠8は、後述する操作部スライダ18Aから離間したハンドル部3の下端部(他端)に設けてある。
【0025】
また、前記錠軸9を軸方向に移動させる操作部18は、前記ハンドル部3のハンドル本体3Aの表面に配置したスライダ18Aと、ハンドル本体3Aとカバー部3Bとの間に配置されスライダ18Aと錠軸9とを連結する連結部材18Bとから構成されており、操作部18の操作入力点Pを前記ハンドル部3の表面に突出配置している。
【0026】
さらに、前記錠軸9の下端部には、本体ケース2に設けた係合孔2dと係合する係合部9aが設けられ、該係合部9aを前記ハンドル部3の下端部(他端)から出入自在に設けることによって、該ハンドル部3を本体ケース2に係止している。
【0027】
符号19はハンドル本体3Aの裏面側に設けた突起3aと連結部材18Bの段差部18bとの間に設けたリターンスプリングであり、該リターンスプリング19によって錠軸9を前記係合部9aが本体ケース2の係合孔2dに向けて付勢している。
【0028】
また、本実施形態では、図1〜5に示すように前記操作部18のスライダ18Aは、ハンドル部3の枢支軸6側端部に配置されると共に、ハンドル部3と本体ケース2との係止を解除するアンラッチ操作(図4)における該スライダ18Aの移動に伴って、アンラッチ状態における操作入力点P’が前記枢支軸6の回転中心よりも上端側(一端側)にオフセットするように設けている。
【0029】
符号20は、前記ハンドル部3とハンドル軸5とに亘って設けられたコイルばね(付勢部材)である。具体的にはハンドル本体3Aの枢支軸6側裏面とハンドル軸5とに亘って設けている。
【0030】
また、前記ハンドル本体3Aの裏面には、ハンドル部3を本体ケース2の収容部4に納めた収納状態と本体ケース2から引き起こした引き起こし状態とに応じて、前記ハンドル軸5の付勢部材取付用の座面5cに対向する当接面21,22を連続して形成してあり、これら座面5cと当接面21,22とにより、ハンドル部3を収納状態と引き起こし状態とのそれぞれの状態に維持するようにしている。
【0031】
符号24は、ハンドル部3の回転方向を規制する規制ピンを示している。この規制ピン24は、ハンドル軸5の円筒部5aの裏面側に設けた孔部26に挿入され、本体ケース2にハンドル軸5を組み付けた状態で、本体ケース2に設けた弧状に設けた長孔25(図6及び図8参照)に填り込んでハンドル部3の回転方向及び回転角を規制している。なお、図7に示すように、前記規制ピン24を挿入する孔部26は、左回動用26aと右回動用26bと二つ形成してあって、平面ハンドル1が取り付けられる電気機器収納ケース等の扉の開く方向によって自由に選択できるようになっている。
【0032】
ここで、ダイヤル錠8の構成に付いて図9〜図12と共に説明する。ダイヤル錠8は、前述したように、錠軸9と、該錠軸9の外周に挿入され、錠軸9の端部9aと係合して該錠軸9と共に軸方向に移動するスリーブ10〜13と、該スリーブ10〜13の外周に挿入されスリーブ10〜13の軸方向移動を係止,許容するダイヤル14〜17とから構成されている。
【0033】
図9に示すように前記スリーブ10〜13には、その周面に一定間隔をおいて長短2種の突子30,31を各々備えている。一方、ダイヤル14〜17は、その内面に前記長突子31に対応して係止凹欠32が形成されている。これらスリーブ10〜13及びダイヤル14〜17を図10に示すように組み立て、ダイヤル14〜17の数字の書かれた外周面を外部に露出させる。
【0034】
前記錠軸9の一端には、スリーブ10を抑える作用をする段差部33を設けて、錠軸9の軸方向移動に伴ってスリーブ10〜13を一体に移動させるようにすると共に、他端には凹部34を設けて、操作部18の連結部材18Bに設けた突起35と係合して、操作部18に入力する操作力によって錠軸9を軸方向に移動するようにしている。
【0035】
図11及び図12は図3のA−A線に沿った断面図で、図11は解錠状態、図12は施錠状態を示している。
【0036】
図11に示すように、解錠状態ではスリーブ10の長突子31とダイヤル17の係止凹欠32とが一致している。これにより、錠軸9及びスリーブ10〜13の軸方向移動を許容し、操作部18を操作することができる。
【0037】
一方、図12は図11から矢印方向にダイヤル17を一目盛り分だけ送った状態を示しており、施錠状態となっている。すなわち、スリーブ10の長突子31とダイヤル17の係止凹欠32の一部がズレているため、錠軸9及びスリーブ10〜13を軸方向に移動しようとすると当該部分が係止し、軸方向移動を規制している。これにより、操作部18の操作を規制することができる。
【0038】
ダイヤル14の解錠コードを変更する場合は、解錠状態において、スライダ18Aを移動操作し、ダイヤル14〜17の係止凹欠32をとスリーブ10〜13の長突子31とを噛み合わせておき、ダイヤル17を回転させて位置を変えればダイヤル17とスリーブ13とが一体に回転するため、露出するダイヤルの数字が変わり、解錠コードを変更することができる。
【0039】
なお、符号37は、ダイヤル17に圧接する板ばねで、ダイヤル17の切り込み36を屈曲した先端部37aで係止し、ダイヤルをクリック状態とする。
【0040】
このように構成された平面ハンドル1は、施錠時は図1及び図3に示すように本体ケース2の前面に設けた収容部4にハンドル部3を収容し、ハンドル部3の下端から突出した係合部9aを本体ケース2の係合孔2dに係止したうえ、ダイヤル錠8により施錠され、スライダ18Aの移動を規制し、ハンドル部3が引き起こせないようになっている。
【0041】
点検時や作業時等には、作業者がダイヤル14〜17を操作してダイヤル錠8を解錠した上で、図3及び図4に示すように、スライダ18Aを移動操作(図では上方)する。このとき、操作入力点Pにかかる力Fは、その分力f1によってスライダ18Aがスライド移動する方向に作用して係合部9aと係合孔2dの係合が解除される。前記係合部9aと係合孔2dの係合が解除されると、今度は操作入力点Pにかかる力Fは、その分力f2によってハンドル部3の上端部(一端)を本体ケース2の収容部4側に押し込むよう作用し、図2及び図5に示すようにハンドル部3を引き起こす。そして、この引き起こされたハンドル部3を回動させてハンドル軸5に取り付けた図外の鎖錠板の鎖錠を解けば、扉を開けることができる。
【0042】
以上の実施形態の構造によれば、ダイヤル錠8を前記ハンドル部3に設けてあるため、ダイヤル錠8の配置スペースを充分に確保することができる。これにより、ダイヤル錠8の操作性向上と解錠番号の組み合わせ数の確保とを両立することができる。
【0043】
また、前記錠軸9を軸方向に移動させる操作部18であるスライダ18Aを前記ハンドル部3の表面に配置すると共に、前記錠軸9の下端部に本体ケース2の係合孔2dに係合する係合部9bを設け、該係合部9bをハンドル部3の下端部(他端)から出入自在に設けることによって、該ハンドル部3を本体ケース2に係止してあるため、従来のように操作部である押しボタン部をハンドル部と別途設定しなくても良いので、平面ハンドル1の小型化が図れると共に、部品点数を削減し、組み付け作業性を向上して、コスト的に有利とすることができる。
【0044】
特にこの実施形態によれば、前記スライダ18A(操作部18)を、ハンドル部3の枢支軸6側端部に配置されると共に、図3及び図4に示すようにハンドル部3と本体ケース2との係止を解除するアンラッチ操作における該スライダ18Aの移動に伴って、アンラッチ状態における操作入力点Pが前記枢支軸6の回転中心よりも上端部(一端側)にオフセットするように設けてあるため、ハンドル部3のアンラッチ操作と、ハンドル部3の上端部を本体ケース側2に押し込んで枢支軸6を中心にハンドル部3を回転させ引き起こす動作を一連の動作で行うことができ、操作性を向上することができる。
【0045】
また、前記ダイヤル錠8は、前記スライダ18Aから離間したハンドル部3の下端部(他端側)に設けられているため、ハンドル部3をアンラッチ操作する際にダイヤル錠8に指が接触して、ダイヤル14〜17を不要に動かして解錠コードが変更されてしまうということを回避することができる。
【0046】
しかも、ダイヤル錠8をハンドル部3の下端部に設けたこの構造では、該ダイヤル錠8によってハンドル部3のカバー部3Bが適度な膨らみを有するため、作業者がハンドル部3をつかんで操作する際のグリップとして機能し、操作感覚を向上することができる。
【0047】
また、前記ハンドル部3とハンドル軸5とに亘って付勢部材としてのコイルばね20を設けると共に、前記ハンドル部3に、該ハンドル部3を本体ケース2に納めた収納状態と本体ケース2から引き起こした引き起こし状態とに応じて、前記ハンドル軸5の付勢部材取付用の座面5cに対向する当接面21,22を連続して設けてあるため、連続して設けたこれら当接面21,22により一つのコイルばね20でハンドル部3を収納状態と引き起こし状態との両方に付勢することができ、従来のコイルスプリング108に比べてハンドル収納方向への操作性をさらに向上することができる。
【0048】
なお、前記実施形態では、ダイヤル錠8のダイヤルを4個設けたものを示したが、これに限るものではなく、解錠番号の組み合わせにより自由に設定できる事は言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハンドル部を本体ケースに収容した状態(収納状態)を示す斜視図。
【図2】ハンドル部を本体ケースから引き起こした状態(引き起こし状態)を示す斜視図。
【図3】ハンドル部を本体ケースに収容した状態(収納状態)を示す断面図。
【図4】図3のアンラッチ状態を示す断面図。
【図5】ハンドル部を本体ケースから引き起こした状態(解錠状態)を示す断面図。
【図6】本体ケースの正面図。
【図7】ハンドル軸の裏面図。
【図8】平面ハンドル(本体ケースにハンドル部を組み付けた状態)の裏面図。
【図9】ダイヤル錠の要部を示す分解斜視図。
【図10】ダイヤル錠の要部を示す斜視図。
【図11】ダイヤル錠の解錠状態を示す図3のA−A線に沿った断面図。
【図12】ダイヤル錠の施錠状態を示す図3のA−A線に沿った断面図。
【図13】従来構造の図3相当の断面図。
【符号の説明】
1 平面ハンドル
2 本体ケース
3 ハンドル部
5 ハンドル軸
6 枢支軸
8 ダイヤル錠
9 錠軸
9a 係合部
10,11,12,13 スリーブ
14,15,16,17 ダイヤル
18 操作部
20 コイルばね(付勢部材)
21,22 当接面

Claims (4)

  1. 本体ケースに回転可能に設けたハンドル軸に一端側を起伏自在に枢支したハンドル部を備え、該ハンドル部の他端側を本体ケースに係止する構造であって、
    錠軸と、該錠軸の外周に挿入され錠軸と共に軸方向に移動するスリーブと、該スリーブの外周に挿入されスリーブの軸方向移動を係止,許容するダイヤルとから構成されたダイヤル錠を前記ハンドル部に設け、
    前記錠軸の端部に本体ケースに係合する係合部を設け、該係合部をハンドル部の前記他端から出入自在に設けることによって、該ハンドル部を本体ケースに係止したことを特徴とする平面ハンドル。
  2. 前記錠軸を軸方向に移動させる操作部を前記ハンドル部の表面に突出配置すると共に、前記操作部をハンドル部の枢支軸側端部に配置し、ハンドル部と本体ケースとの係止を解除するアンラッチ操作における該操作部の移動に伴って、アンラッチ状態における操作入力点が前記枢支軸の回転中心よりも前記一端側にオフセットするように設けたことを特徴とする請求項1に記載の平面ハンドル。
  3. 前記ダイヤル錠は、前記操作部から離間したハンドル部の他端側に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の平面ハンドル。
  4. 前記ハンドル部とハンドル軸とに亘って付勢部材を設けると共に、
    前記ハンドル部に、該ハンドル部を本体ケースに納めた収納状態と本体ケースから引き起こした引き起こし状態とに応じて、前記ハンドル軸の付勢部材取付用の座面に対向する当接面を連続して設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の平面ハンドル。
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