JP3688377B2 - 画像特徴追跡装置及び画像特徴追跡方法 - Google Patents

画像特徴追跡装置及び画像特徴追跡方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3688377B2
JP3688377B2 JP01580696A JP1580696A JP3688377B2 JP 3688377 B2 JP3688377 B2 JP 3688377B2 JP 01580696 A JP01580696 A JP 01580696A JP 1580696 A JP1580696 A JP 1580696A JP 3688377 B2 JP3688377 B2 JP 3688377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
feature
feature point
motion vector
image feature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01580696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09214945A (ja
Inventor
俊彦 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP01580696A priority Critical patent/JP3688377B2/ja
Priority to US08/685,494 priority patent/US5946041A/en
Publication of JPH09214945A publication Critical patent/JPH09214945A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3688377B2 publication Critical patent/JP3688377B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
    • H04N19/503Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
    • H04N19/51Motion estimation or motion compensation
    • H04N19/537Motion estimation other than block-based
    • H04N19/54Motion estimation other than block-based using feature points or meshes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像特徴追跡装置及び画像特徴追跡方法に関し、特に、局所相関演算を用いる画像特徴追跡装置及び画像特徴追跡方法に関する。
ビルなどでの侵入者監視システム、車両交通量の監視システム、人工衛星の追尾システム、動物の行動を長時間に渡って観察する科学観察システム等では、画像中のターゲットの動きを時々刻々追跡する画像特徴追跡技術が必要である。また、将来、自動車や移動ロボットが自律走行するためには、歩行者等の移動するターゲットを検知・追跡する画像特徴追跡技術が必要とされる。一つの物体上に複数のターゲット(例えば飛行機の左右の翼の先端と、前方の最先端と、そして尾翼先端などの特徴点)を設定し各ターゲットの動きを追跡した結果を用いて、その物体の3次元運動を計算する視覚計測技術も、将来期待される画像特徴追跡技術である。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像だけから物体を追跡するためには、識別しやすい専用のマークや専用の色プレートを物体に取付けていた。これらを用いれば、簡単な画像処理で高速な追跡処理を実現できる。しかし、マーク等を取付けなければならないため、適用範囲が限られていた。
【0003】
これに対して、近年では、局所相関演算(block matching algorithm)を用いた画像特徴追跡装置が実用化されている。図12に、従来の局所相関演算を用いた画像特徴追跡装置の原理を説明する図を示す。図12において、フレームfはある時刻における画像フレームであり、フレームgは次の画像フレームである。
【0004】
この従来の画像特徴追跡装置では、始めに、フレームfにおいて、追跡すべきターゲットの局所画像が、参照ブロックRとして設定される。ただし、参照ブロックRの各画素の座標は、(x=1〜m,y=1〜n)で表されている。参照ブロックRは、テンプレートと称される。次に、フレームgにおいて、同じ大きさの局所画像が候補ブロックCとして設定される。ただし、各画素の座標は、(u+x,v+y)で表され、u,vは、参照ブロックRの位置からの相対座標である。そして、参照ブロックRと候補ブロックCとの相関(matching)D(u,v)が、候補ブロックCの位置を探索ブロックSの範囲内(−p≦u≦+q,−p≦v≦+q)で変えながら計算される。
【0005】
ここで、相関値が最大となる候補ブロックの位置から、両フレーム間でのターゲットの移動量を算出することができる。以上の処理を繰り返すことで、追跡処理を実現できる。なお、参照ブロックを取り出す画像を参照画像と呼び、候補ブロックを取り出す画像を探索画像と呼ぶ。局所相関演算を用いた画像特徴追跡装置は、専用のマークを用いる必要がないため、様々な用途に適用することが可能である。
【0006】
局所相関演算は、具体的には以下の式で示される。
【0007】
【数1】
Figure 0003688377
【0008】
ここで、C(u+x,v+y)、R(x,y)は、各ブロック内の各画素の強度を示す。このアルゴリズムでは、2つの局所画像の差の絶対値の積分和が計算されており、その積分和が小さい程、相関値が大きいとみなすことができる。従って、D(u,v)が最小となる場合の(u,v)が、ターゲットの移動量を表す。
【0009】
追跡モードとして、固定テンプレートモードと逐次テンプレートモードが開発されている。固定テンプレートモードは、特定のパターンを追跡するために使用される。逐次テンプレートモードは、湯気の動きを把握したり、侵入者の存在を感知したりするために使用される。局所相関演算を用いた従来の画像特徴追跡装置は、固定テンプレートモードを使用している。
【0010】
固定テンプレートモードでは、まず物体の参照画像(テンプレート画像)を取得し保存した後に、逐次入力される探索画像との相関が計算される。即ち、参照画像は特定の時刻f0において取得され、候補ブロックは時刻f,f+1,f+2,・・・において順次更新される。このとき、時刻f0における参照画像と時刻fにおける候補ブロックとの相関、時刻f0における参照画像と時刻f+1における候補ブロックとの相関、時刻f0における参照画像と時刻f+2における候補ブロックとの相関・・・が順次的に計算される。一連の計算において、一つのテンプレートに対して相関演算(matching algorithm)が行われるため、テンプレートに含まれる特定のパターンを追跡し続けることができる。
【0011】
一方、逐次テンプレートモードでは、任意の物体の局所画像の瞬間的な動きベクトルが計測される。このモードでは、特定のテンプレートは設定されず、連続する2つのフレーム間で相関演算を繰り返される。即ち、時刻fにおける画像と時刻f+1における候補ブロックとの相関、時刻f+1における画像と時刻f+2における候補ブロックとの相関、時刻f+2における画像と時刻f+3における候補ブロックとの相関・・・が順次的に計算される。このモードを応用すれば、移動物体を検知したり、多数の動きベクトル(motion vector、オプティカルフローとも称される)を集めて、3次元運動パラメータを計算したりすることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の局所相関演算を用いた画像特徴追跡装置には次のような問題点がある。
従来の局所相関演算を用いた画像特徴追跡装置は、特定の物体を追跡しようとする場合、物体が回転した時や、カメラと物体の距離が変化し物体の画像パターンが伸縮した時に、追跡が不安定化するという問題がある。
【0013】
従来の画像特徴追跡装置において、特定の物体の追跡は、固定テンプレートモードを用いて行われている。固定テンプレートモードでは、単に固定のテンプレート画像と候補ブロックとが一致する場所を画像内で探索するだけなので、物体が回転・伸縮すると原理的に正しい探索結果が得られない。
【0014】
本発明の目的は、上記の問題点を鑑みて、追跡すべきターゲットが回転及び伸縮する場合であっても、安定に追跡を行なえる画像特徴追跡装置及び画像特徴追跡方法を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では、下記の手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明装置では、
特定の物体を追跡する画像特徴追跡装置であって、
物体の画像から少なくとも1つの特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、
異なる時刻における前記物体の画像の2つのフレームの相関演算を行ない、前記特徴点の概略動きベクトルを算出する相関演算手段と、
前記特徴点抽出手段によって抽出した前記特徴点の位置に基づいて、前記相関演算手段において算出した前記概略動きベクトルを微少範囲に限定して修正する動きベクトル補正手段と
を有し、前記動きベクトル補正手段によって修正された物体の動きベクトルから、前記物体の位置を検出できることを特徴とする。
【0016】
請求項2記載の発明装置では、
請求項1記載の画像特徴追跡装置において、前記特徴点抽出手段は、画像の画素の濃度勾配に基づいて算出した固有値によって前記特徴点を表す手段を有し、前記相関演算手段は、連続した前記2つのフレームの第1のブロック画像と第2のブロック画像との局所相関を計算する手段と、前記局所相関が最も高くなる場合の前記第2のブロック画像における特徴点の位置を前記概略動きベクトルとして算出する手段とを有し、
前記動きベクトル手段は、前記2つのフレームの画像における各々の特徴点の位置の偏差を、前記概略動きベクトルに加えて補正する手段を有することを特徴とする。
【0018】
請求項記載の発明装置では、
請求項1乃至のうちいずれか1項記載の画像特徴追跡装置において、前記動きベクトル補正手段から出力された複数の前記動きベクトルに基づいて複数の前記特徴点の位置の中心を算出する手段をさらに有し、前記複数の特徴点の位置の中心を物体の代表点として前記物体の移動量が算出されることを特徴とする。
請求項記載の発明装置では、
請求項記載の画像特徴追跡装置において、前記動きベクトル補正手段から出力された複数の前記動きベクトルに基づいて前記物体の回転及び伸縮量を算出する手段をさらに有することを特徴とする。
【0020】
請求項記載の発明方法では、
特定の物体を追跡する画像特徴追跡方法であって、
(a)物体の画像から少なくとも1つの特徴点を抽出し、
(b)異なる時刻における前記物体の画像の2つのフレームの相関演算を行ない、前記特徴点の概略動きベクトルを算出し、
(c)段階(a)において抽出した前記特徴点の位置に基づいて、段階(b)において算出した前記概略動きベクトルを微少範囲に限定して修正する
各段階を備え、前記段階(c)において修正された物体の動きベクトルから、前記物体の位置を検出できることを特徴とする。
【0021】
以上の発明は、以下のように作用する。
請求項1乃至のうちいずれか1項記載の画像特徴追跡装置、及び請求項記載の画像特徴追跡方法においては、逐次的に設定されたテンプレートに基づいて算出された物体の概略動きベクトルが、抽出された特徴点に基づいて微少範囲に限定して補正される。従って、追跡すべき物体が回転、伸縮、及び変形した場合でも、本装置は前記物体を安定に追跡することができる。
【0022】
請求項記載の画像特徴追跡装置においては、前記複数の特徴点の位置の中心を物体の代表点として前記物体の移動量が算出される。従って、追跡すべき物体が回転、伸縮、及び変形した場合でも、物体の並進量を計測することができる。
請求項記載の画像特徴追跡装置においては、追跡すべき物体が回転、及び伸縮した場合でも、物体の並進量と回転及び伸縮量を計測することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
始めに、本発明の画像特徴追跡装置及び画像特徴追跡方法の原理について説明する。図1は、本発明の画像特徴追跡装置の基本的なブロック系統図である。本発明の画像特徴追跡装置は、相関演算部1と、特徴点抽出部2と、動きベクトル補正部3とで構成される。
【0025】
相関演算部1では、逐次テンプレートモードが使用されている。従って、相関演算部1には、時刻f−1のフレームにおける画像ブロックと、時刻fのフレームにおける画像ブロックと、時刻f−1のフレームにおける画像ブロックの位置が供給される。時刻f−1のフレームにおける画像ブロックとして、物体の位置をより容易に検出するための目印となる特徴点(feature)が使用される。
【0026】
相関演算部1は、上記の2フレームの画像ブロックと、時刻f−1のフレームにおける画像ブロックの特徴点位置とから、逐次テンプレートモードによる局所相関演算を行なって、当該特徴点の移動量を算出する。この移動量は、後で述べるように、逐次テンプレートモードの場合、量子化誤差を含むので、概略移動量として算出され、概略移動先が出力される。
【0027】
特徴点抽出部2は、時刻fのフレームの画像ブロックから、各画素の特徴度(後に詳細に述べる)を算出し、特徴度の高い画素を特徴点の候補として出力する。
動きベクトル補正部3は、当該特徴点の概略移動先の近傍で特徴点を探索し、時刻fのフレームの画像ブロックの特徴点の位置を出力する。
【0028】
以下に、本発明の画像特徴追跡装置の動作について詳細に説明する。
相関演算部1において、概略移動量は、逐次テンプレートモードを用いて算出される。物体が回転或いは伸縮したとき、一般的に微小時間での物体のパターン変化は微小であるので、フレーム毎にテンプレートを更新する逐次テンプレートモードは、回転・伸縮する物体の追跡にも使用できると考えられる。しかし、逐次テンプレートモードを画像特徴追跡装置の局所相関演算に使用した場合、物体を正確に追従することができなかった。発明者の解析によって、上記の問題は、逐次テンプレートモードでは、フレーム毎にテンプレートを更新することによって量子化誤差が蓄積され、追跡がはずれてしまうためであることがわかった。
【0029】
一方、特徴点抽出部2は、物体の角などの特徴点の位置を出力することができる。どの角も、点として認識されるので、画像パターンが回転・伸縮しても影響を受けない。しかし、この特徴点の位置だけから追跡を行なう場合、複数の特徴点があると、2つのフレーム間でどの特徴点がどの特徴点に移動したかを対応付けることが難しく、安定に追跡することができない。
【0030】
本発明の画像特徴追跡装置及び画像特徴追跡方式は、逐次テンプレートモードによる相関演算処理と、特徴点抽出処理の両方を相補的に用い、相関演算で求めた特徴点の概略移動先を特徴点抽出部が出力する特徴点位置に補正している。従って、たとえ追跡すべき物体が回転或いは伸縮しても、安定な追跡を行なえる。
【0031】
以下に、逐次テンプレートモードによる局所相関演算の問題点を、図2を参照しながら詳細に説明する。
図2は、逐次テンプレートモードによる相関演算処理の問題点を説明する図である。特に、追跡を失敗する原因が示されている。図2は、長方形のターゲットが垂直方向に等間隔(ΔV=5.3画素/フレーム)で移動するケースを示している。本図では、フレーム1からフレーム4が重ねて示されている。点線はその撮像素子の垂直方向の量子化間隔である。ターゲットは撮像素子に撮像される時、各画素は、量子化によって、画素内に含まれる物体の濃度を積分した値で表される。
【0032】
以下に、相関演算処理の手順について説明する。
(1)フレーム1において、物体を中心に置いたテンプレート○1(○iは図中の丸付き数字iに対応する)が取り込まれる。
(2)フレーム2において、ターゲットがΔVだけ下方に移動する。移動したターゲットの画像は、量子化によって、3つの量子化レベルに亘って中間階調を含んで表される。この移動したターゲットの画像と、現在のテンプレートとの相関が行われ、相関値が最大になるターゲットの位置が算出される。その結果、ブロック○2が得られる。フレーム毎にテンプレートの更新が行なわれるため、ブロック○2の位置で実際のターゲットの画像が取り込まれ、新たなテンプレート○3が得られる。この時点でテンプレートは前回のテンプレート○1から、
Δ e =Δ v −[Δ v , ただし、[]は四捨五入
だけずれている。
(3)以上の演算がフレーム3及びフレーム4で繰り返されると、フレーム3(テンプレート○4)でのずれの量は、2Δe、フレーム4(テンプレート○5)でのずれの量は、3Δeとなり、徐々にずれが大きくなる。
テンプレート○5は、物体を中心に置いたテンプレート○1に対し、物体が1画素だけしたにずれており、このずれのためにターゲットの正確な追従ができなくなる。
【0033】
以上示したように、逐次テンプレートモードを相関演算処理に使用すると、量子化誤差が蓄積され、ターゲットの正確な追従ができない恐れがあることがわかった。
そこで、本発明では、上記のずれを補正するために、特徴点抽出部により物体の角(コーナー)などの特徴点を抽出して用いる。図3は、本発明によるずれの補正を説明する図である。ここでは、簡単のため、長方形のターゲットの最も上の画素(◎で示した)を特徴点とする。逐次テンプレートモードにおいて、各テンプレート内の画像の特徴点の位置を追ってみると、テンプレート○1、○2、○3ではいずれも上から2画素目に特徴点が検出されている。しかし、テンプレート○4では3画素目に検出されており、追跡が1画素ずれたことを示している。
本発明では、テンプレート○4から1画素だけテンプレートの位置を下にシフトすることによって、テンプレート○5のようにして、ずれを補正することができる。なお、上記の説明は、垂直方向について行ったが、実際には物体の動きは2次元的であるので、補正は2次元的に行なう。
【0034】
図4は、本発明の画像特徴追跡装置の作用を説明する図である。本発明では、逐次テンプレートモードによる追跡処理と特徴点抽出処理とを相補的に用いる。逐次テンプレートモードによる追跡処理は、微小間隔でテンプレートを更新するので、対象の回転・伸縮に影響を受けない。また、特徴点抽出処理も物体の角の方向等に依存せず特徴を一つの点として出力するため、同様に回転・伸縮の影響を受けない。
さらに、逐次テンプレートモードを相関演算処理に使用するために蓄積された量子化誤差によるずれを補正することにより、本発明の画像特徴追跡装置は、図4のように追跡対象が回転・伸縮する場合であっても、安定に追跡を行なうことができる。
【0035】
次に、本発明の画像特徴追跡装置の第1実施例について説明する。図5は、本発明の画像特徴追跡装置の第1実施例のブロック系統図である。第1実施例の画像特徴追跡装置は、相関演算ブロック100、特徴点抽出ブロック200、動きベクトル補正ブロック300、及び外部回路より構成される。デマルチプレクサ12は、カメラ10からの画像を、画像メモリ#1と#2にフレームごとに交互に出力する。画像メモリ#1と#2は、それぞれ1フレーム分の画像を蓄える。スイッチャ14は、2つの入力をスルー出力するモードと、入れ替えて出力するモードを有し、これらの2つのモードをフレームごとに交互に繰り返す。以上の操作によって、スイッチャ14の2つの出力には、連続する2フレームの画像、フレームf−1及びフレームfが出力される。
【0036】
相関演算ブロック100は、2つの画像(フレームf−1、フレームf)と、フレームf−1における特徴点の位置とが供給され、相関演算を実施し、特徴点の概略移動先を出力する。
一方、特徴点抽出ブロック200は、フレームfの画像を受け、特徴点マップ16を出力する。特徴点マップ16は、各画素ごとに特徴度(特徴性の強さ)を記録した2次元配列データである。
【0037】
動きベクトル補正ブロック300は、相関演算ブロックの出力する特徴点の概略移動先と、特徴点抽出ブロック200の出力する特徴点マップ16が供給され、フレームfにおける特徴点位置を特徴点メモリ18に出力する。この特徴点位置は画像特徴追跡装置の出力であると同時に、次のフレームにおける相関演算ブロック100への入力となる。
【0038】
相関演算ブロック100は、例えば、テンプレート切り出し手段102、候補ブロック切り出し手段104、相関演算手段106、及び最小値検出手段108を有している。テンプレート切り出し手段102は、フレームf−1の画像から特徴点の位置を中心とするm×n画素のテンプレートを切り出す。候補ブロック切り出し手段104は、フレームfの画像からm×n画素の候補ブロックを、前記中心の周りの−pから+qの範囲をスキャンしながら順次切り出す。相関演算手段106において、テンプレートと候補ブロックとの相関演算を繰り返し、最小値検出手段108において演算結果の最小値が求められる。このとき、出力すべき概略移動先は、最小値を与える候補ブロックの位置として得られる。
【0039】
特徴点抽出ブロック200の構成は、特徴度演算のアルゴリズムに依存する。例えば、ここでは、以下のアルゴリズムを用いることができる。
まず、画像の各画素の濃度をI(x,y)と表現する。x,yは、画素の水平、垂直座標である。次に、画素(x,y)の近傍の濃度変化の大きさと向きを表す濃度勾配ベクトルg(x,y)を以下のように定義する。
【0040】
【数2】
Figure 0003688377
【0041】
ただし、
【0042】
【数3】
Figure 0003688377
【0043】
例えば、物体の輪郭部分では、濃度勾配ベクトルg(x,y)の大きさは大きく、その向きは輪郭線に直交する。
続いて、画素(x,y)を中心とする(2n+1)×(2n+1)の局所領域に対して、領域内の各画素の濃度勾配ベクトルから、以下で定義される2×2の対称行列Gを計算する。
【0044】
【数4】
Figure 0003688377
【0045】
ここで対称行列Gの固有値をλ1 ,λ2 とする。固有値λ1 ,λ2 は、領域内の濃度変化パターンに対応する次のような性質を有している。その性質の一例を図6を用いて説明する。図6は、固有値と特徴パターンとの関係を示す図である。パターンAは、領域内に360°に渡って種々の方向を向いた濃度勾配ベクトルが存在する場合を示す。この場合、固有値λ1 ,λ2 は、共に大きな値を示す。パターンBは、領域内に物体のコーナが含まれる場合を示す。この場合、固有値λ1 ,λ2 は、共に大きな値を示す。パターンCは、顕著な濃度変化がない場合を示す。この場合、固有値λ1 ,λ2 は、共に小さな値となる。また、パターンDは、直線が含まれる場合を示す。この場合、一方の固有値λ1 が大きく、他方λ2 は小さくなる。これらの濃度パターンの中で、パターンA及びパターンBが高い特徴度を有するパターンとして決定されるべきである。上記の結果を得るためには、小さい方の固有値
λmin = min(λ1 ,λ2
を特徴度とすればよい。この式に基づいて画像内の各画素の特徴度を算出することによって、特徴度の2次元分布を得ることができる。図7は、画像内の各画素の特徴度の2次元分布の一例を示す図である。図7に示すように、物体が四角い場合には、物体のコーナー付近において特徴度の極大値が生じる。従って、ピーク抽出処理によって、特徴点の座標を得ることができる。
【0046】
以上のアルゴリズムに基づく特徴度演算ブロック200の構成は、既に図5に示したように、フレームfの画像を微分しIx ,Iy を計算する水平・垂直方向微分手段202、204と、Ix 2 , Iy 2 を計算する2つの2乗演算手段206、208と、Ix y を計算する積演算手段210と、対称行列Gを計算する行列生成手段212と、λmin を計算する固有値(特徴度)計算手段214、そして特徴度のピークを抽出するピーク抽出処理手段216とから成る。ピーク抽出処理手段216では、画像と同じ大きさの2次元配列を作成し、特徴点がある位置には対応する特徴度を、特徴点がない位置には0を書き込んだ特徴点マップを生成し出力する。
【0047】
動きベクトル補正ブロック300は、特徴点マップ切り出し手段302と、最大値検出手段304と、ベクトル補正手段306により構成される。特徴点マップ切り出し手段302は、相関演算ブロック100から出力される概略移動先を中心とする±1画素の範囲を特徴点マップから切り出す。範囲が±1なのは、逐次テンプレートモードの量子化誤差による位置のずれは、1演算当たり±1以内であるためである。最大値検出手段304は、切り出した範囲に含まれる特徴点の中から特徴度が最大の特徴点を求め、切り出した範囲の中心からの偏差を出力する。最後にベクトル補正手段306では、偏差を概略移動先の座標に加えた結果を出力する。
【0048】
なお、図5に示した画像特徴追跡装置では、画像全体の特徴点マップが作成された後、特徴点の概略移動先を中心とする局所領域が切り出される。しかし、始めから概略移動先の近傍に対してのみ特徴点マップを生成することもできる。また、特徴点抽出ブロック200内でピーク抽出処理を行なわず、動きベクトル補正ブロック300内で特徴点マップを切り出した後に、ピーク抽出処理を行なってもよい。
【0049】
本実施例の画像特徴追跡装置では、画像フレームの更新に同期して各処理が繰り返される。ただし、第1フレームにおいては、相関演算ブロック100と動きベクトル補正ブロック200は動作せず、代わりに図5において点線で示した経路に従ってすべての特徴点を特徴点メモリに転送し、特徴点メモリを初期化する。必要に応じてユーザーが指定した領域内についてのみ、特徴点を選択するようにしてもよい。
【0050】
次に、本発明の画像特徴追跡装置及び画像特徴追跡方法の第2実施例について説明する。図8は、本発明の画像特徴追跡装置の第2実施例のブロック系統図を示す。図9は、本発明の画像特徴追跡装置の第2実施例の作用を説明する図である。
【0051】
本発明の画像特徴追跡装置の第2実施例では、1つの物体上の複数の特徴点に対して上記追跡処理を実施し、複数の特徴点の中心の位置を出力する手段を有する。図8に示す画像特徴追跡装置の第2実施例では、図5に示す第1実施例に、複数の特徴点の中心を計算するための特徴点中心演算手段20が追加されている。特徴点中心演算手段20においては、複数の特徴点に対して、各特徴点位置Pi の平均Bを下記の式より求め、物体の代表点の位置として出力する。
【0052】
【数5】
Figure 0003688377
【0053】
図9に示すように、複数の特徴点(●で示した)の中心の位置(+で示した)は、物体上の定点である。従って、追跡すべき物体が回転或いは伸縮した場合であっても、中心の位置の並進成分のみを算出することによって、物体を正確に追跡することができる。
【0054】
次に、本発明の画像特徴追跡装置及び画像特徴追跡方法の第3実施例について説明する。図10は、本発明の画像特徴追跡装置の第3実施例のブロック系統図を示す。
本発明の画像特徴追跡装置の第3実施例は、複数の特徴点の追跡結果から物体の回転及び伸縮量を算出する手段を有する。従って、物体の並進量だけでなく、物体の回転量及び伸縮量を計測することが可能となる。図10に示す画像特徴追跡装置の第3実施例では、図8に示す第2実施例に、物体の回転量及び伸縮量を演算する回転・伸縮量演算手段30が設けられている。
【0055】
回転量及び伸縮量の計算は、たとえば以下のように行うことができる。まず、フレーム1とフレームfでの特徴点の位置を、以下の2つの2×n行列(nは特徴点の個数)として表す。
【0056】
【数6】
Figure 0003688377
【0057】
ただし、
【0058】
【数7】
Figure 0003688377
【0059】
は、フレームfでのi番目の特徴点の位置を表すベクトルであり、物体の代表点の座標で表現される。物体が回転及び伸縮された場合、行列A1 から行列Af への変換は、2×2行列Qf を用いて下記の式で表すことができる。
f =Qf 1
上記の式を、最小2乗法を用いて解くことによって、例えば、
【0060】
【数8】
Figure 0003688377
【0061】
により行列Qf を得る。ただし、Tは転置記号である。
ここで、行列Qf を、
【0062】
【数9】
Figure 0003688377
【0063】
とすれば、
【0064】
【数10】
Figure 0003688377
【0065】
により、フレームfにおける伸縮量Sf と回転角θf (いずれも第1フレームに対する量)を求めることができる。
次に、本発明の画像特徴追跡装置及び画像特徴追跡方法の第4実施例について説明する。図11は、本発明の画像特徴追跡装置の第4実施例のブロック系統図を示す。
【0066】
本発明の画像特徴追跡装置の第4実施例は、画像分解能を変化させる手段と、各分解能での画像から求めた特徴点の中心の位置を平均化する手段とを有する。単一分解能の画像だけでは、画像の形状が特定しにくく、追跡が安定化しない場合が生じる。しかし、本装置では、分解能の異なる複数の画像によって画像の形状が特定し易くなり、その複数の画像から得た追跡結果を平均化すれば、追跡を安定化させることができる。
【0067】
図11に示す画像特徴追跡装置の第4実施例では、図8に示す第2実施例に、間引き手段40−1、40−2と、物体の代表点の位置の平均化手段50が設けられている。間引き手段40−1、40−2は、画像メモリ♯1、♯2からの画像データから、一部の画素を間引き、画像分解能を変化させることができる。
【0068】
図11に示す画像特徴追跡装置では、間引き手段40−1、40−2によって、間引き量を変えて画像分解能が順次変化させられ、各画像分解能において、物体の代表点の位置が算出される。それらの結果を平均化手段50において、平均化することによって、物体の代表点の位置の精度を高めることができる。
【0069】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば以下に示す効果を有する。
請求項1乃至のうちいずれか1項記載の画像特徴追跡装置、及び請求項記載の画像特徴追跡方法においては、逐次的に設定されたテンプレートに基づいて算出された物体の概略動きベクトルが、抽出された特徴点に基づいて微少範囲に限定して補正される。従って、追跡すべき物体が回転、伸縮、及び変形した場合でも、本装置は前記物体を安定に追跡することができる。
【0070】
請求項記載の画像特徴追跡装置においては、前記複数の特徴点の位置の中心を物体の代表点として前記物体の移動量が算出される。従って、追跡すべき物体が回転、伸縮、及び変形した場合でも、物体の並進量を計測することができる。
請求項記載の画像特徴追跡装置においては、追跡すべき物体が回転、及び伸縮した場合でも、物体の並進量と回転及び伸縮量を計測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像特徴追跡装置の基本的なブロック系統図。
【図2】逐次テンプレートモードによる相関演算処理の問題点を説明する図。
【図3】本発明によるずれの補正を説明する図。
【図4】本発明の画像特徴追跡装置の作用を説明する図。
【図5】本発明の画像特徴追跡装置の第1実施例のブロック系統図。
【図6】固有値と特徴パターンとの関係を示す図。
【図7】画像内の各画素の特徴度の2次元分布の一例を示す図。
【図8】本発明の画像特徴追跡装置の第2実施例のブロック系統図。
【図9】本発明の画像特徴追跡装置の第2実施例の作用を説明する図。
【図10】本発明の画像特徴追跡装置の第3実施例のブロック系統図。
【図11】本発明の画像特徴追跡装置の第4実施例のブロック系統図。
【図12】従来の局所相関演算を用いた画像特徴追跡装置の原理を説明する図。
【符号の説明】
1 相関演算部
2 特徴点抽出部
3 動きベクトル補正部
10 カメラ
12 デマルチプレクサ
14 スイッチャ
16 特徴点マップ
18 特徴点メモリ
20 特徴点中心演算手段
30 回転及び伸縮量演算手段
40−1、40−2 間引き手段
50 平均化手段
100 相関演算ブロック
102 テンプレート切り出し手段
104 候補ブロック切り出し手段
106 相関演算手段
108 最小値検出手段
200 特徴点抽出ブロック
202 水平方向微分手段
204 垂直方向微分手段
206、208 2乗演算手段
210 積演算手段
212 行列生成手段212
214 固有値計算手段
216 ピーク抽出処理手段
300 動きベクトル補正ブロック
302 特徴点マップ切り出し手段
304 最大値検出手段
306 ベクトル補正手段

Claims (5)

  1. 特定の物体を追跡する画像特徴追跡装置であって、
    物体の画像から少なくとも1つの特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、
    異なる時刻における前記物体の画像の2つのフレームの相関演算を行ない、前記特徴点の概略動きベクトルを算出する相関演算手段と、
    前記特徴点抽出手段によって抽出した前記特徴点の位置に基づいて、前記相関演算手段において算出した前記概略動きベクトルを微少範囲に限定して修正する動きベクトル補正手段と
    を有し、前記動きベクトル補正手段によって修正された物体の動きベクトルから、前記物体の位置を検出できることを特徴とする画像特徴追跡装置。
  2. 前記特徴点抽出手段は、画像の画素の濃度勾配に基づいて算出した固有値によって前記特徴点を表す手段を有し、
    前記相関演算手段は、連続した前記2つのフレームの第1のブロック画像と第2のブロック画像との局所相関を計算する手段と、前記局所相関が最も高くなる場合の前記第2のブロック画像における特徴点の位置を前記概略動きベクトルとして算出する手段とを有し、
    前記動きベクトル手段は、前記2つのフレームの画像における各々の特徴点の位置の偏差を、前記概略動きベクトルに加えて補正する手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像特徴追跡装置。
  3. 前記動きベクトル補正手段から出力された複数の前記動きベクトルに基づいて複数の前記特徴点の位置の中心を算出する手段をさらに有し、
    前記複数の特徴点の位置の中心を物体の代表点として前記物体の移動量が算出されることを特徴とする請求項1乃至2のうちいずれか1項記載の画像特徴追跡装置。
  4. 前記動きベクトル補正手段から出力された複数の前記動きベクトルに基づいて前記物体の回転及び伸縮量を算出する手段をさらに有することを特徴とする請求項3記載の画像特徴追跡装置。
  5. 特定の物体を追跡する画像特徴追跡方法であって、
    (a)物体の画像から少なくとも1つの特徴点を抽出し、
    (b)異なる時刻における前記物体の画像の2つのフレームの相関演算を行ない、前記特徴点の概略動きベクトルを算出し、
    (c)段階(a)において抽出した前記特徴点の位置に基づいて、段階(b)において算出した前記概略動きベクトルを微少範囲に限定して修正する
    各段階を備え、前記段階(c)において修正された物体の動きベクトルから、前記物体の位置を検出できることを特徴とする画像特徴追跡方法。
JP01580696A 1996-01-31 1996-01-31 画像特徴追跡装置及び画像特徴追跡方法 Expired - Fee Related JP3688377B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01580696A JP3688377B2 (ja) 1996-01-31 1996-01-31 画像特徴追跡装置及び画像特徴追跡方法
US08/685,494 US5946041A (en) 1996-01-31 1996-07-24 Apparatus and method of tracking an image-feature using a block matching algorithm

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01580696A JP3688377B2 (ja) 1996-01-31 1996-01-31 画像特徴追跡装置及び画像特徴追跡方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09214945A JPH09214945A (ja) 1997-08-15
JP3688377B2 true JP3688377B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=11899095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01580696A Expired - Fee Related JP3688377B2 (ja) 1996-01-31 1996-01-31 画像特徴追跡装置及び画像特徴追跡方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5946041A (ja)
JP (1) JP3688377B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008192060A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Denso Corp 画像処理装置及び画像処理方法

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3729562B2 (ja) * 1996-06-12 2005-12-21 松下電器産業株式会社 自動監視装置
JP3434979B2 (ja) * 1996-07-23 2003-08-11 富士通株式会社 局所領域画像追跡装置
KR100255648B1 (ko) * 1997-10-10 2000-05-01 윤종용 그래디언트 패턴 정합에 의한 영상 움직임 검출장치 및 그 방법
US6335950B1 (en) * 1997-10-14 2002-01-01 Lsi Logic Corporation Motion estimation engine
DE69934605T2 (de) * 1999-11-29 2007-10-11 Sony Corp. Verfahren und Vorrichtung zur Bearbeitung von Videosignalen durch Charakteristischen Punkten Extraktion im komprimierten Bereich.
CN100336390C (zh) * 1999-11-29 2007-09-05 索尼公司 提取用于浏览的合成视频选择的分级分解的方法和设备
US6590999B1 (en) * 2000-02-14 2003-07-08 Siemens Corporate Research, Inc. Real-time tracking of non-rigid objects using mean shift
ATE552572T1 (de) * 2000-12-01 2012-04-15 Imax Corp Verfahren und vorrichtung zum erzeugen hochauflösender bilder
JP2002224982A (ja) * 2000-12-01 2002-08-13 Yaskawa Electric Corp 薄型基板搬送用ロボットおよび薄型基板検出方法
US6691947B2 (en) * 2002-03-12 2004-02-17 The Boeing Company Repetitive image targeting system
CA2478671C (en) * 2002-03-13 2011-09-13 Imax Corporation Systems and methods for digitally re-mastering or otherwise modifying motion pictures or other image sequences data
US7636481B2 (en) * 2002-10-09 2009-12-22 Sony Corporation Image processing apparatus, method, storage medium, and program for compressing an input image using a motion vector that is detected based on stored position information of pixels
DE10361327A1 (de) * 2003-12-27 2005-07-21 Leica Microsystems Heidelberg Gmbh Verfahren zur Korrektur des Drifts bei einem optischen Gerät
US6942152B1 (en) * 2004-01-21 2005-09-13 The Code Corporation Versatile graphical code reader that is configured for efficient decoding
EP2765533A1 (en) 2004-07-26 2014-08-13 Automotive Systems Laboratory, Inc. Vulnerable road user protection system
US7715645B2 (en) * 2004-11-17 2010-05-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods to estimate noise variance from a video sequence
EP1977395B1 (en) * 2006-01-27 2018-10-24 Imax Corporation Methods and systems for digitally re-mastering of 2d and 3d motion pictures for exhibition with enhanced visual quality
CN102685533B (zh) * 2006-06-23 2015-03-18 图象公司 对2d电影进行转换用于立体3d显示的方法和***
JP4725526B2 (ja) * 2006-08-28 2011-07-13 ソニー株式会社 情報処理装置、撮像装置、情報処理システム、装置制御方法及びプログラム
TWI321297B (en) * 2006-09-29 2010-03-01 Ind Tech Res Inst A method for corresponding, evolving and tracking feature points in three-dimensional space
KR100778116B1 (ko) * 2006-10-02 2007-11-21 삼성전자주식회사 움직임벡터 보정장치 및 보정방법
KR100818289B1 (ko) * 2007-02-02 2008-03-31 삼성전자주식회사 비디오 영상 트레킹 방법 및 장치
US8144934B2 (en) * 2007-05-02 2012-03-27 Nikon Corporation Photographic subject tracking method, computer program product and photographic subject tracking device
JP6826010B2 (ja) 2017-08-09 2021-02-03 株式会社東芝 カメラ運動推定装置、カメラ運動推定方法及びプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61200789A (ja) * 1985-03-04 1986-09-05 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 画面上の物体の動きベクトル検出方式
GB2231225B (en) * 1989-04-27 1993-10-20 Sony Corp Motion dependent video signal processing
JP2827424B2 (ja) * 1990-03-31 1998-11-25 ソニー株式会社 画振れ補正装置
US5389918A (en) * 1990-10-23 1995-02-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image fluctuation detection apparatus
US5471252A (en) * 1993-11-03 1995-11-28 Matsushita Electric Industrial Corporation Of America Method and apparatus for estimating motion vector fields by rejecting local outliers

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008192060A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Denso Corp 画像処理装置及び画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5946041A (en) 1999-08-31
JPH09214945A (ja) 1997-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3688377B2 (ja) 画像特徴追跡装置及び画像特徴追跡方法
JP4672175B2 (ja) 位置検出装置、位置検出方法、及び位置検出プログラム
JP4079690B2 (ja) 物体追跡装置及び方法
US8351646B2 (en) Human pose estimation and tracking using label assignment
KR100653288B1 (ko) 비디오 화상으로부터의 얼굴 인식
JP4926127B2 (ja) 移動体搭載用前方撮像制御装置
CN105488811B (zh) 一种基于深度梯度的目标跟踪方法与***
US20140071121A1 (en) System and Method for Off Angle Three-Dimensional Face Standardization for Robust Performance
JP2016516977A (ja) 環境の3dモデルの生成
JPH1183530A (ja) 画像のオプティカルフロー検出装置及び移動体の自己位置認識システム
CN108961342B (zh) 一种光流传感器的校准方法及***
JP2006105661A (ja) ステレオ画像による平面推定方法
JP6524529B2 (ja) 建築限界判定装置
CN112580683B (zh) 一种基于互相关的多传感器数据时间对齐***及其方法
JP2002024807A (ja) 物体運動追跡手法及び記録媒体
Herau et al. MOISST: Multimodal Optimization of Implicit Scene for SpatioTemporal Calibration
KR100994722B1 (ko) 카메라 핸드오프를 이용한 다중 카메라상의 연속적인 물체추적 방법
JP3629935B2 (ja) 移動体の速度計測方法およびその方法を用いた速度計測装置
JP2002218449A (ja) 移動物体追跡装置
JP3448640B2 (ja) 車両追跡方法及び車両追跡装置
JP2018116147A (ja) 地図作成装置、地図作成方法及び地図作成用コンピュータプログラム
Schleicher et al. Real-Time wide-angle stereo visual SLAM on large environments using SIFT features correction
Vidal et al. Object Visual Tracking Using Window-Matching Techniques and Kalman Filtering
JP2007257489A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
Nakahira et al. Cooperative people tracking with multiple ground laser scanners

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100617

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110617

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130617

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees