JP3687290B2 - マルチスポット画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はマルチスポット画像形成装置に関し、特に発光スポットアレイ光源を実装するときの位置調整を容易にし、かつ、一部の発光スポットが不良になっても正常に動作するマルチスポット画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザビームプリンタ(LBP)をはじめとする画像形成装置を高速化、高精細化するには、光源のレーザをマルチスポット化することが有効である。仮に光源のスポット数をN個として各スポットで異なる走査線を描画すれば、光源が1スポットの場合に比べて描画速度はN倍になる。描画速度が高まれば、同一時間内に同一面積を高密度で描画することができるので、高精細化することもできる。
【0003】
発光スポットをマルチスポット化した従来のマルチスポット画像形成装置として、例えば、特公平1−45065号公報、あるいは特開平5−294005号公報に示されるものがある。このマルチスポット画像形成装置は、所定の間隔で形成された複数の発光スポットより構成される発光スポット列を主走査方向に所定の角度傾斜させて配置した光源を備えている。
【0004】
このマルチスポット画像形成装置によると、発光スポット列の複数の発光スポットの間隔とサイズに基づいて定まる角度だけ主走査方向に対して傾斜させて配置することにより、複数の発光スポットの数に等しい主走査線に同時に画素を描くことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のマルチスポット画像形成装置によると、発光スポット列の主走査方向に対する的確な傾斜角度の設定が難しく、そのため、発光スポット列の傾斜角度が大になると、複数の発光スポットに対応した複数の主走査線の間隔が拡大されるため、副走査方向において画素間にギャップが生じ、また、発光スポット列の傾斜角度が小になると、複数の発光スポットに対応した複数の主走査線の間隔が縮小されるため、副走査方向において画素同志の重なりが生じる。
【0006】
また、従来のマルチスポット画像形成装置によると、1つの発光スポット列を主走査方向に対して所定の角度だけ傾斜させて配置しているため、1つの発光スポットが不良になると対応する主走査線上の画像形成ができなくなる。
【0007】
従って、本発明の目的は主走査方向に対する発光スポット列の傾斜角度を所定の角度に的確に設定することができるマルチスポット画像形成装置を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は発光スポットに不良があっても画像形成に支障をきたさないマルチスポット画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を実現するため、第1の特徴において、
所定の方向に等間隔に配置された複数の画像形成用発光スポット、および前記複数の画像形成用発光スポットの少なくとも1つの発光スポットから前記所定の方向と直交する方向に所定の間隔で配置された少なくとも1つの位置調整用発光スポットを有するマルチスポット光源と、
前記複数の画像形成用発光スポットを指定された画像データに応じて駆動する駆動回路と、
前記駆動回路によって駆動された前記複数の画像形成用発光スポットから出射された光ビームを所定の集光位置に集光させる集光手段と、
前記所定の集光位置に露光面を有して副走査方向に所定の速度で移動することにより前記光ビームによって静電潜像を形成される感光体と、
前記少なくとも1つの位置調整用発光スポットから選択された1つの発光スポットと、前記複数の画像形成用発光スポットから選択された1つの発光スポットとが同一の主走査線上に位置するように前記複数の画像形成用発光スポットを所定の角度だけ傾斜させて前記マルチスポット光源を配置するマルチスポット光源配置手段を備えたことを特徴とするマルチスポット画像形成装を提供する。
【0010】
また、本発明は、上記の目的を実現するため、第2の特徴において、複数の発光スポットを有する光源と、前記複数の発光スポットを指定された画像データに応じて駆動して光ビームを出射させる駆動回路と、前記複数の発光スポットから発せられた前記光ビームを結像する結像手段と、前記光ビームの方向を主走査方向に周期的に偏向するビーム偏向手段と、主走査方向と直交する副走査方向に所定の速度で移動し、前記結像手段によって結像され、前記偏向手段によって偏向された前記光ビームにより静電潜像を形成される感光体を備え、前記光源の前記複数の発光スポットは、一方向にm(≧2)個、それと直交する方向にn(≧2)個、総数m×n個の素子によって構成され、かつ格子の縦横比がγの格子状パターンで配列されており、そのn個の素子が並ぶ方向が、主走査方向に対して条件p≦n−1を満たす正の整数pに対して式p tanθn =γで定義される角度θn をなし、前記複数の発光スポットのうち同一の主走査線上に位置する少なくとも2個の発光スポットを有し、前記少なくとも2個の発光スポットが同一の主走査線上に位置するように前記光源を所定の角度だけ傾斜させて前記光源を配置する光源配置手段を備えたことを特徴とするマルチスポット画像形成装置を提供する。
【0011】
更に、本発明は、上記の目的を実現するため、第3の特徴において、複数の発光スポットを有する光源と、前記複数の発光スポットを指定された画像データに応じて駆動して光ビームを出射させる駆動回路と、前記複数の発光スポットから発せられた前記光ビームを結像する結像手段と、前記光ビームの方向を主走査方向に周期的に偏向するビーム偏向手段と、主走査方向と直交する副走査方向に所定の速度で移動し、前記結像手段によって結像され、前記偏向手段によって偏向された前記光ビームにより静電潜像を形成される感光体を備え、前記光源の複数の発光スポットは、一方向にm(≧2)個、それと直交する方向にn(≧2)個、総数m×n個の正方格子状に配列された素子によって構成され、そのm個の素子が並ぶ方向が、副走査方向に対して条件p≦nかつp≦m−1を満たす正の整数pに対して式p tanθp =1で定義される角度θp をなし、前記複数の発光スポットのうち同一の副走査線上に位置する少なくとも2個の発光スポットを有し、前記少なくとも2個の発光スポットが同一の副走査線上に位置するように前記光源を所定の角度だけ傾斜させて前記光源を配置する光源配置手段を備えたことを特徴とするマルチスポット画像形成装置を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のマルチスポット画像形成装置の第1の実施の形態を示す。このマルチスポット画像形成装置は、正方格子状に並んだm×n(m、nは2以上の正の整数)個のレーザスポット11を有する2次元面発光レーザアレイ1(以下、単に「レーザアレイ」という)と、レーザアレイ1のレーザスポット11より出射されたレーザ光を平行光にするコリメート光学系2aと、コリメート光学系2aによって平行光にされたレーザ光を主走査方向Xに走査するポリゴンミラー3と、ポリゴンミラー3によって主走査方向Xに走査されたレーザ光を所定の走査面上に集光する集光光学系2bと、副走査方向Yに回転しながら集光光学系2bによって集光され、かつポリゴンミラー3によって主走査方向Xに走査されるレーザ光によって露光される感光体ドラム4を有する。
【0013】
レーザアレイ1はレーザスポット列Lに沿ってn個のレーザスポット11が設けられ、レーザスポット列Lに直交する方向にm個のレーザスポット11が設けられており、主走査方向Xに対して角度θp だけ傾斜してレーザアレイベース(以下、単に「ベース」という)15に固定されている。ベース15の設置は必須ではなく、選択的で良いが、回転軸15aを中心にして回転可能であり、モータ17の駆動によって駆動軸17aを介して回転させられるカム16により傾斜角度θp を調整できるように構成されている。
【0014】
レーザアレイ1のレーザスポット11は画像メモリ19より読み出される画像データに応じて駆動回路18によって駆動されることにより画像データに応じたレーザ光を出射する。
【0015】
感光体ドラム4は副走査方向に所定の速度で回転し、ポリゴンミラー3がレーザ光を1回走査する間に(m・p+n−p)本あるいはそれ以下の所定の本数の主走査線の幅に相当する距離だけ露光面を副走査方向Yに移動させる(pはn以下の正の整数である)。
【0016】
図2は図1に示されたレーザアレイ1を示し、レーザスポット列Lが主走査方向Xに対して角度θn-1 (p=n−1)だけ傾斜して配置されている。
【0017】
図3は図2のレーザアレイ1を傾斜して配置する前の状態を示し、レーザスポット列Lが主走査方向Xに一致している。
【0018】
図2および図3において、レーザスポット11はスポット番号(i、j)で表されており、レーザスポット列Lおよびそれと直交する方向において間隔aを有して配置されている。iおよびjは、1≦i≦m、および1≦j≦nの整数であり、図3において、左下のレーザスポット11はスポット番号(1、1)、左上のレーザスポット11はスポット番号(m、1)、右下のレーザスポット11はスポット番号(1、n)、および右上のレーザスポット11はスポット番号(m、n)で表される。
【0019】
図3において、スポット番号(1、1)のレーザスポット11の位置をX軸およびY軸を有する座標系の原点とすると、スポット番号(i、j)のレーザスポット11の座標は、
X=(j−1)a
Y=(i−1)a
である。
【0020】
前述したように、pをn以下の正の整数として、スポット番号(1、1)とスポット番号(2、p+1)のレーザスポット11を結ぶ直線l1 がスポット番号(1、1)とスポット番号(1、n)のレーザスポット11を結ぶ直線(すなわちX軸)となす角度をθp とする。この角度θp は、次式
p tanθp =1 (1)
を満たす。p=1から10のときのθp の値を表1に示す。
【表1】
【0021】
図3は、p=n−1の場合を示しており、直線l2 は角度θn-1 だけ傾斜している。
【0022】
図2は、前述したように、スポット番号(1、1)のレーザスポット11を中心にして反時計周りに角度θn-1 だけ回転したレーザアレイ1を示しており、スポット番号(2、1)とスポット番号(1、n)のレーザスポット11を結ぶ直線l3 はX軸に平行になる。このとき、各レーザスポット11はX軸およびY軸に平行で間隔bが、
b=a sinθn-1
となる正方格子上にある。なぜなら、スポット番号(i、j)のレーザスポット11の座標は
X=(j−1)a cosθn-1 −(i−1)a sinθn-1
Y=(j−1)a cosθn-1 −(i−1)a sinθn-1
であるが、(1) 式よりp=n−1の場合には
cosθn-1 =(n−1) sinθn-1
なので、
となり、X、Yともにbの整数倍になるからである。
【0023】
以上の説明はp=n−1の場合について行なったが、pを1からnまでの任意の整数とした場合にも同様である。すなわち、原点にあるスポット番号(1、1)のレーザスポット11を中心として、レーザアレイ1を反時計周りに角度θp だけ回転すると、スポット(2、1)とスポット(1、p+1)を結ぶ直線はX軸と平行になり、各レーザスポット11はX軸、Y軸に平行で間隔bが、
b=a sinθp
となる正方格子上にある。
【0024】
次に、感光体ドラム4に静電潜像を形成する方法を検討する。図2に示すように、kを整数とし、X軸に平行で間隔bの格子線Yを考えると、下式のようになり、k=1からm・p+n−pまでの各格子線Yには、必ず1個以上のレーザスポット11が存在することになる。
Y=(k−1)b
【0025】
図2において、n−p=1なので、k−1からm・(n−1)+1までの各格子線Yには、1個以上のレーザスポット11が存在する。このレーザアレイ1をX軸方向に走査しながら各レーザスポット11を駆動すると、(m・p+n−p)本の主走査線12に同時にレーザスポット11に基づく静電潜像を形成することができる。特に、レーザアレイ1をX軸方向に間隔bずつ偏向する毎に各レーザスポット11を駆動すれば、間隔bの正方格子上においてX軸に平行でb・(m・p+n−p)の幅の帯状領域のすべての格子点に画像ドットを形成することができる。
【0026】
図4(a) 、(b) は本発明のマルチスポット画像形成装置の第2の実施の形態で使用されるレーザアレイ1を示す。このレーザアレイ1は、図4(a)に示すように、X軸上に等間隔に配置されたスポット番号(1、1)、(1、2)、(1、3)、(1、4)の4個のレーザスポット11と、Y軸上に配置されたスポット番号(2、1)のレーザスポット11を有する。次に、図4(b)に示すように、スポット番号(1、4)のレーザスポット11がスポット番号(2、1)のレーザスポット11と同一の主走査線12上に位置するようにレーザアレイ1を角度θ 3 だけ傾斜させてレーザアレイベース15(図「1)に固定されている。このレーザアレイ1によると、スポット番号(2、1)とスポット番号(1、4)のレーザスポット11を交互に駆動して感光体ドラム4(図1)に静電潜像を形成し、形成された静電潜像が主走査方向Xにおいて一直線状になるように傾斜角度を調整するだけで角度θ 3 に的確に一致させることができる。
【0027】
図5は本発明のマルチスポット画像形成装置の第3の実施の形態で使用されるレーザアレイ1を示す。このレーザアレイ1はスポット番号(1、1)〜(1、n)の発光スポット11を有する第1の発光スポット列と、スポット番号(2、1)〜(2、n)の発光スポット11を有する第2の発光スポット列を少なくとも含んでおり、スポット番号(1、n)および(2、1)の発光スポット11が隣接する主走査線12上に位置するようにレーザアレイ1を傾斜させることによりその傾斜角を所定の角度θ4 に設定している。
【0028】
【実施例】
次に、本発明のマルチスポット画像形成装置の実施例を詳細に説明する。
【0029】
実施例1
図5において、m=4、n=4とし、4×4個のレーザスポット11を正方格子状に配置した面発光レーザアレイ1を光源とする。その光源によって感光体上に形成されたスポットを示す(1) 式において、p=4とし、そのときの角度θ4 の値
θ4 =arctan(1/4)=14°
だけ面発光レーザアレイをその光軸を回転軸として主走査方向Xに対して回転して取り付ける。光源から出射されたビームをポリゴンミラーなどのビーム偏向手段により主走査方向Xに走査し、光学系で感光体ドラム面上に集光する。
光源のスポットが円形で直径をdとする。光学系の主走査方向Xと副走査方向Yの倍率は等しく、共にKであるとする。このとき感光体上のスポットも円形で、直径はd’=Kdとなる。スポット列が走査線となす角度はθ4 になる。像のスポット間隔は、a’=Ka、走査線の間隔は
b’=Kb=Ka sinθ4 =0.24Ka
である。ポリゴンミラーなどのビーム偏向手段により感光体上のスポット位置が主走査方向Xにb’移動するごとにレーザを点灯することにより、感光体面上の16本の走査線12、13上に縦横等間隔の正方格子状のドットが描画できる。ビームがポリゴンミラーによりドラムの一端から他端までを走査する周期をto、ドラム面上での走査線のピッチをb’とする。ドラムの回転により感光体表面が副走査方向に移動する速度を
v=16b’/to
となるように設定することにより、まずk=1から16の走査線12が描画され、次にk=17から32の走査線が描画され、以下同様に16本ずつの走査線が描画される。
光源のスポット間隔をa=40μm、光源のスポット径をd=10μm、光学系の倍率をK=2.2とすると、走査線の間隔をb’=12μm、像のスポット系をd’=22μmで、1インチ(25.4mm)あたり1200ドットの解像度で感光体上を隙間なく走査することができる。
m、nの値は4に限られるものではない。また、mとnの値は異なっていてもよい。
光学系の縦倍率と横倍率は必ずしも等しくなくてもよい。但しこの場合には、光源が上記と同様であれば、像のスポットは楕円になり、縦横の間隔が等しくない。また像の傾きθ’は光源の傾きθとは異なる。
【0030】
実施例2
図6は、m=3、n=3とし、m×n=3×3個のスポットを正方格子状に配置した面発光レーザアレイを光源としたとき、その光源によって感光体上に形成されたスポットを示す。p=n−1=2として、(1) 式に代入したときの角度の値
θ2 =arctan(1/2)=26.5°
だけ面発光レーザアレイを光軸の回りに回転して取り付ける。
スポット列が走査線となす角度はθ2 になる。光源から出射されたビームはX方向に走査するので、(1、3)番と(2、1)番のスポットは同じ走査線上にのっている。
描画するためには、例えば、(1、1)、(1、2)、(2、1)、(2、2)、(3、1)、(3、2)、(3、3)の7つのスポットを、画像データ応じて点滅させる。7つのスポットから出射されたビームをX軸方向にポリゴンミラーで走査し、光学系で感光体ドラム面上に集光する。ビームがドラムの一端から他端までを走査する周期をto、ドラム面上での走査線のピッチをb’とする。ドラムの回転により感光体表面が副走査方向に移動する速度を
v=7b’/to
となるように設定することにより、まずk=1から7の走査線が描画され、次にk=8から14の走査線が描画され、以下同様に7本ずつの走査線が描画される。
スポット(2、1)の代わりにスポット(1、3)を使用してもよい。またスポット(3、1)の代わりにスポット(2、3)を使用してもよい。
図7は、同一走査線上の2つのスポット(2、1)と(1、3)を使って、光源の回転角θの調整を行なう方法を示す。所定の回転角をθ2 =26.5°、現実の回転角をθとする。2つのスポットを交互に点灯しながらビームを走査すると、θとθ2 の大小関係に応じた感光体面上の位置に描画される。θ<θ2 あるいはθ>θ2 の時には2本の線が上下して現れるが、θ=θ2 では2本の線が一致した1本の線となる。このことを利用して、光源の回転角θがθ2 となるように調整を行なう。
光源の回転角θの調整は、同一走査線上の2つのスポット(3、1)と(2、3)を使って行なってもよい。
【0031】
実施例3
図8は、m=3、n=4とし、m×n=3×4個のスポットを正方格子状に配置した面発光レーザアレイを光源とし、その光源によって感光体上に形成されたスポットを示す。p=2として、(1) 式に代入したときの角度の値
θ=arctan(1/2)=26.5°
だけ面発光レーザアレイを光軸の回りに回転して取り付ける。スポット列が走査線となす角度はθ2 になる。
スポット(2、1)と(1、3)、(2、2)と(1、4)、(3、1)と(2、3)、(3、2)と(2、4)はそれぞれ2個のレーザが対応している。
2個1組のレーザのうちの1個のレーザを使用し、もしこのレーザが不良になった場合に、もう1個のレーザを使用することにするとレーザアレイの信頼性が非常に高くなる。
N個のレーザスポットからなるレーザアレイでN個のスポットを使用する場合と2N個のレーザスポットからなるレーザアレイでN個のスポットを使用する場合の信頼性を以下に比較してみる。1個のレーザが不良である確率をqとし、N・q<1とする。NスポットのレーザアレイではN個すべてが動作しなくてはならないので、その不良確率は、
1−(1−q)N ≒Nq
となる。一方2Nスポットのアレイでは、2個1組のレーザのうちで少なくとも1個が動作すればよい。この時の不良確率は、
1−(1−q2 )N ≒Nq2
となる。例えば、q=1/1000であれば、2Nアレイの不良率はNアレイの不良率の1/1000にすることができるので、信頼性が高い。
2個1組のレーザを両方使用して描画する場合には、各走査線を2回ずつ描画できる。この場合には、2個のレーザを画像情報の濃淡に関するデータに従って点滅することにより、画像の階調性を高めることができる。
【0032】
以上の実施例では、レーザスポット11は縦横比が1の正方格子のパターンの格子点に設けられているものとして説明したが、縦横比がγの長方格子パターンの格子点に設けられていても良い。
【0033】
実施例4
図9は、m=4、n=3とし、m×n=4×3個のスポットを正方格子状に配置した面発光レーザアレイを光源とし、その光源によって感光体上に形成されたスポットを示す。p=3として、(1) 式に代入した時の角度の値
θ3 =arctan(1/3)=18.4°
だけ面発光レーザアレイをその光軸を回転軸として反時計回りに回転して取り付ける。n個の素子の並ぶ方向Lが主走査線の方向Xとなす角度はθ3 になる。また、m個の素子の並ぶ方向が副走査線の方向となす角度もθ3 になる。素子の間隔をa、光学系の倍率をKとして、走査線の間隔b’は、
b’=Ka sinθ3 =0.31Ka
である。
2つのスポット(1、1)と(4、2)は同じ副走査線上に位置する。このことを利用して光源の回転角θの調整を行なう方法を示す。所定の回転角をθ3 =18.4°、現実の回転角をθとする。ポリゴンミラーを一定角度に固定してドラムを回転しながら2つのスポット(1、1)と(4、2)を交互に点灯すると、θとθ3 の大小関係に応じた像が感光体面上の位置に描画される。θ<θ3 あるいはθ>θ3 の時には2本の線が左右交互に現れるが、θ=θ3 では2本の線が一致した1本の線となる。このことを利用して、光源の回転角θがθ3 となるように調整を行なう。
【0034】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明のマルチスポット画像形成装置によると、等間隔に形成された複数の発光スポットを有する発光スポット列をその間隔とサイズに応じた角度だけ主走査線に対して傾斜して配置するとき、その傾斜角度を設定するための基準となる発光スポットを設けたため、傾斜角度を的確に、かつ、簡単に調整することができる。また、正方格子パターンあるいは長方格子パターンの格子点に縦横ともに2列以上の発光スポットを形成したため、角度調整の的確性および容易性に加えて1つの発光スポットが不良になっても画像形成を行なうことができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチスポット画像形成装置の第1の実施の形態を示す説明図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における光源の発光スポット(傾斜後)の配置図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における光源の発光スポット(傾斜前)の配置図。
【図4】 (a) 本発明のマルチスポット画像形成装置の第2の実施の形態における光源の発光スポット(傾斜前)の配置図。
(b) 本発明のマルチスポット画像形成装置の第2の実施の形態における光源の発光スポット(傾斜後)の配置図。
【図5】本発明の第1の実施例における感光体面上の像スポットを表す説明図。
【図6】本発明の第2の実施例における感光体面上の像スポットを表す説明図。
【図7】本発明の第2の実施例における光源の回転角θを調整する方法を示す説明図。
【図8】本発明の第3の実施例における感光体面上の像スポットを表す説明図。
【図9】本発明の第4の実施例における感光体面上の像スポットを表す説明図。
【符号の説明】
1 2次元面発光レーザアレイ
2a、2b 光学系
3 ポリゴンミラー
4 感光体ドラム
11 レーザスポット
12 主走査線
13 副走査線
Claims (8)
- 所定の方向に等間隔に配置された複数の画像形成用発光スポット、および前記複数の画像形成用発光スポットの少なくとも1つの発光スポットから前記所定の方向と直交する方向に所定の間隔で配置された少なくとも1つの位置調整用発光スポットを有するマルチスポット光源と、
前記複数の画像形成用発光スポットを指定された画像データに応じて駆動する駆動回路と、
前記駆動回路によって駆動された前記複数の画像形成用発光スポットから出射された光ビームを所定の集光位置に集光させる集光手段と、
前記所定の集光位置に露光面を有して副走査方向に所定の速度で移動することにより前記光ビームによって静電潜像を形成される感光体と、
前記少なくとも1つの位置調整用発光スポットから選択された1つの発光スポットと、前記複数の画像形成用発光スポットから選択された1つの発光スポットとが同一の主走査線上に位置するように前記マルチスポット光源を所定の角度だけ傾斜させて前記マルチスポット光源を配置するマルチスポット光源配置手段を備えたことを特徴とするマルチスポット画像形成装置。 - 前記集光手段は、前記光ビームを所定の偏向位置にガイドする第1の光ガイド手段と、前記所定の偏向位置に偏向面を有して前記光ビームを主走査方向に周期的に偏向する光ビーム偏向手段と、前記光ビーム偏向手段によって偏向された前記光ビームを前記所定の集光位置にガイドする第2の光ガイド手段を有する構成の請求項1記載のマルチスポット画像形成装置。
- 複数の発光スポットを有する光源と、
前記複数の発光スポットを指定された画像データに応じて駆動して光ビームを出射させる駆動回路と、
前記複数の発光スポットから発せられた前記光ビームを結像する結像手段と、
前記光ビームの方向を主走査方向に周期的に偏向するビーム偏向手段と、
主走査方向と直交する副走査方向に所定の速度で移動し、前記結像手段によって結像され、前記偏向手段によって偏向された前記光ビームにより静電潜像を形成される感光体を備え、
前記光源の複数の発光スポットは、一方向にm(≧2)個、それと直交する方向にn(≧2)個、総数m×n個の素子によって構成され、かつ格子の縦横比がγの格子状パターンで配列されており、そのn個の素子が並ぶ方向が、主走査方向に対して条件p≦n−1を満たす正の整数pに対して式p tanθp =γで定義される角度θp をなし、前記複数の発光スポットのうち同一の主走査線上に位置する少なくとも2個の発光スポットを有し、
前記少なくとも2個の発光スポットが同一の主走査線上に位置するように前記光源を所定の角度だけ傾斜させて前記光源を配置する光源配置手段を備えたことを特徴とするマルチスポット画像形成装置。 - 前記光源の複数の発光スポットは、p=n−1としたとき、スポット番号(1、n)の発光スポットとスポット番号(2、1)の発光スポットの像が同一の主走査線上に位置するように構成された請求項3記載のマルチスポット画像形成装置。
- 前記光源の複数の発光スポットは、p≦m/2の条件を満たすように構成された請求項3記載のマルチスポット画像形成装置。
- 前記スポット番号(1、p+1)の発光スポットと前記スポット番号(2、1)の発光スポットは、前記駆動回路によって交互に駆動されて前記感光体に静電潜像を形成したとき、前記n個の素子の並ぶ方向の角度を調整してそれぞれの静電潜像の副走査方向の位置を一致させられる構成の請求項3、4あるいは5記載のマルチスポット画像形成装置。
- 複数の発光スポットを有する光源と、
前記複数の発光スポットを指定された画像データに応じて駆動して光ビームを出射させる駆動回路と、
前記複数の発光スポットから発せられた前記光ビームを結像する結像手段と、
前記光ビームの方向を主走査方向に周期的に偏向するビーム偏向手段と、
主走査方向と直交する副走査方向に所定の速度で移動し、前記結像手段によって結像され、前記偏向手段によって偏向された前記光ビームにより静電潜像を形成される感光体を備え、
前記光源の前記複数の発光スポットは、一方向にm(≧2)個、それと直交する方向にn(≧2)個、総数m×n個の、正方格子状に配列された素子によって構成され、そのm個の素子が並ぶ方向が、副走査方向に対して条件p≦nかつp≦m−1を満たす正の整数 pに対して式p tanθp =1で定義される角度θp をなし、前記複数の発光スポットのうち同一の副走査線上に位置する少なくとも2個の発光スポットを有し、
前記少なくとも2個の発光スポットが同一の副走査線上に位置するように前記光源を所定の角度だけ傾斜させて前記光源を配置する光源配置手段を備えたことを特徴とするマルチスポット画像形成装置。 - 前記光源のスポット番号(1、1)の発光スポットとスポット番号(p+1、2)の発光スポットは、前記偏向手段による光ビームの偏向を行わずに前記駆動回路によって交互に駆動されて前記感光体に静電潜像を形成した時、前記m個の素子の並ぶ方向の角度を調整してそれぞれの静電潜像の主走査方向の位置を一致させられる構成の請求項7記載のマルチスポット画像形成装置。
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