JP3686825B2 - 床下空調方式コンピュータの冷却方式,方法および冷却制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

床下空調方式コンピュータの冷却方式,方法および冷却制御プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床下空調方式コンピュータの冷却方式,方法および冷却制御プログラムを記録した記録媒体に関し、特にフリーアクセスフロアの床内部にファンを内蔵し、このファンにより床下空調冷気を床上部に設置されたコンピュータの内部に送り込んで冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方式,方法および冷却制御プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、床下空調方式コンピュータを冷却するためには、コンピュータ内部に備えられたファンが、床に設けられた開口部から床下の空調冷気を吸い込んでいた。その際に、コンピュータ内部のファンと床下空調冷気とは離れており、コンピュータ底面と床の間にも隙間が通常あるため、効率よく床下空調冷気を取り込むことができなかった。また、床下を流れる空調冷気の風量やその方向を考慮してコンピュータを設置したり、あるいは、床下の空調冷気の流れをフィンやダンパーと称する機具を用いて変えたりする必要があった。
【0003】
また、ファンをコンピュータ内部ではなくフリーアクセスフロアの一部に設けた例としては、実開平7−26646号公報の「空調用空気吹出しユニット」がある。この公報においては、その下部を空調用空気の通路として利用するフリーアクセスフロアの一部に空気吹出しユニットを組み合わせ、空気吹出しユニットに内蔵したファンにより床下の空調用空気を床面から吹き出すようにした技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、実開平7−26646号公報で開示されている従来の技術においては、次のような問題があった。
【0005】
第1の問題は、床に設置されたファンが定速で回転し送風するだけの構造となっているため、一種類のユニットで個々のコンピュータが必要とする風量への柔軟な対応が出来ないことである。また、空調機は風量自動制御を通常行っているため、時間の経過とともに床下を流れる空調冷気の流量に変化が生じるが、定速回転のファンでは空調冷気の流量変化に伴って吹き出す風量が変わってしまい、常時一定の風量が確保できない。そして、これによりコンピュータ内部の温度変化が起こってコンピュータ素子にストレスが加わりコンピュータの故障要因となるという問題がある。
【0006】
第2の問題は、送風状態を外部から確認出来ないため、冷気が正しくコンピュータ内部に送られているかの判断が出来ないことである。
【0007】
本発明は、以上の問題点を解決する床下空調方式コンピュータの冷却方式,方法および冷却制御プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の床下空調方式コンピュータの冷却方式は、フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方式であって、前記コンピュータ内部に備えた複数個の風量検知部で検出した風量の平均値を平均風量値として算出する手段と、前記平均風量値と予め設定された設定風量値とを比較し、その差分をなくすように床に内蔵された複数個のファンの回転速度を一律に制御する手段と、前記差分の状態を差分量に応じて多段階に表示する手段とを有する。
【0009】
本発明の第2の床下空調方式コンピュータの冷却方式は、フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方式であって、前記コンピュータ直下の前記フリーアクセスフロアの床内部に内蔵され、床下空調冷気を前記コンピュータの内部に送風する複数個のファンと、前記コンピュータ内部の別々の場所に備えられ、それぞれの場所における風量値を検知する複数個の風量検知部と、前記複数個の風量検知部からそれぞれの風量値を取得し、それらの平均風量値を算出する平均風量演算部と、前記コンピュータ内部の最適な風量値を設定風量値として予め設定,保持している風量設定部と、前記平均風量演算部から取得した平均風量値と前記風量設定部から取得した設定風量値とを比較し、その差分を検出する比較部と、前記比較部からの差分情報を受け、この差分をなくすように前記ファンの回転速度を制御するファン駆動信号を生成するファン駆動信号生成部と、前記ファン駆動信号生成部から受けたファン駆動信号により、前記複数のファンを一律に駆動するファン駆動回路とを有する。
【0010】
本発明の第3の床下空調方式コンピュータの冷却方式は、本発明の第2の床下空調方式コンピュータの冷却方式において、前記比較部は、さらに、前記差分が予め多段階にレベル分けされているどの差分レベルかを判別し、判別した差分レベル信号を監視タイマに送り、また一定時間内に前記差分レベルが変化したときには前記監視タイマに送った差分レベル信号を更新するとともに、
前記比較部からの差分レベル信号を受けて前記一定時間が経過しても、前記比較部から差分レベル信号の更新がなかった場合には、そのときに受けている差分レベル信号に対応するアラームレベル信号をアラーム表示部に送る監視タイマと、
前記アラームレベル信号毎の表示部を備え、前記監視タイマからのアラームレベル信号を受けると対応する表示部に表示するアラーム表示部とをさらに有する。
【0011】
本発明の第4の床下空調方式コンピュータの冷却方式は、フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方式であって、床に内蔵された複数個のファンのそれぞれに対応して風量を検知する風量検知部を前記コンピュータ内部に前記ファンと同数備え、前記各風量検知部で検出した個々の風量値と前記各風量検知部毎に予め設定された設定風量値とをそれぞれ比較し、それぞれの差分をなくすように前記各ファンの回転速度を個別に制御する手段と、前記それぞれの差分の状態を差分量に応じて前記各風量検知部毎に多段階に表示する手段とを有する。
【0012】
本発明の第5の床下空調方式コンピュータの冷却方式は、フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方式であって、前記コンピュータ直下の前記フリーアクセスフロアの床内部に内蔵され、床下空調冷気を前記コンピュータの内部に送風する複数個のファンと、前記ファンのそれぞれに対応して前記コンピュータ内部に前記ファンと同数備えられ、対応したファンの風量値を検知する複数個の風量検知部と、前記各風量検知部毎の最適な風量値を設定風量値として、前記各風量検知部に対応して予め設定,保持している風量設定部と、前記各風量検知部から取得したそれぞれの風量値と前記風量設定部から取得した前記各風量検知部毎の設定風量値とを比較し、それぞれの差分を個々に検出する比較部と、前記比較部からのそれぞれの差分情報を受け、これらの差分をなくすように前記各風量検知部に対応する各ファンの回転速度を個別に制御するファン駆動信号を生成するファン駆動信号生成部と、前記ファン駆動信号生成部から受けたそれぞれのファン駆動信号により、対応するファンを個別に駆動するファン駆動回路とを有する。
【0013】
本発明の第6の床下空調方式コンピュータの冷却方式は、本発明の第5の床下空調方式コンピュータの冷却方式において、前記比較部は、さらに、前記差分が予め多段階にレベル分けされているどの差分レベルかを判別し、判別した差分レベル信号を前記各風量検知部毎に監視タイマに送り、また一定時間内に前記差分レベルが変化したときには前記監視タイマに送った差分レベル信号を前記各風量検知部毎に更新するとともに、
前記比較部からのそれぞれの差分レベル信号を受けて前記一定時間が経過しても、前記比較部から差分レベル信号の更新がなかった場合には、そのときに受けている前記各風量検知部毎の差分レベル信号に対応するアラームレベル信号をアラーム表示部に送る監視タイマと、
前記各風量検知部毎,前記アラームレベル信号毎の表示部を備え、前記監視タイマからの前記各風量検知部毎のアラームレベル信号を受けると対応する表示部に表示するアラーム表示部とをさらに有する。
【0014】
本発明の第7の床下空調方式コンピュータの冷却方式は、本発明の第3または第6の床下空調方式コンピュータの冷却方式において、前記比較部は、前記差分レベルが最小段階の差分レベルであった場合には前記監視タイマに送らず、アラーム表示を行わないことを特徴とする。
【0015】
本発明の第1の床下空調方式コンピュータの冷却方法は、フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方法であって、前記コンピュータ内部に備えられた複数個の風量検知部で風量を検出し、検出したそれぞれの風量の平均値を平均風量値として算出し、前記平均風量値と予め設定された設定風量値とを比較し、その差分をなくすように床に内蔵された複数個のファンの回転速度を一律に制御するとともに、前記差分の状態を差分量に応じて多段階に表示することを特徴とする。
【0016】
本発明の第2の床下空調方式コンピュータの冷却方法は、フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方法であって、前記コンピュータ内部の最適な風量値を設定風量値として予め設定,保持しておく第1のステップと、前記コンピュータ内部に備えられた複数個の風量検知部でそれぞれの風量を検出する第2のステップと、前記第2のステップで検出したそれぞれの風量の平均値を平均風量値として算出する第3のステップと、前記平均風量値と前記第1のステップで予め設定された設定風量値とを比較してその差分を算出する第4のステップと、前記差分をなくすように複数個のファンの回転速度を一律に制御する第5のステップと、前記差分が予め多段階にレベル分けされているどの差分レベルかを判別する第6のステップと、前記第6のステップで判別した差分レベルを保持した後、一定時間の間、前記第2〜第6のステップの動作を繰り返す第7のステップと、前記一定時間内に前記差分レベルの変化があった場合は差分レベルを更新して保持し、再度前記一定時間の間、前記第2〜第6のステップの動作を繰り返す第8のステップと、前記一定時間経過後、そのときに保持している差分レベルに対応する表示を行う第9のステップとを有する。
【0017】
本発明の第3の床下空調方式コンピュータの冷却方法は、フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方法であって、複数個のファンのそれぞれに対応して備えられた風量検知部で各ファンからの風量をそれぞれ検出し、検出された個々の風量値と前記各風量検知部毎に予め設定された設定風量値とをそれぞれ比較し、それぞれの差分をなくすように前記各ファンの回転速度を個別に制御するとともに、前記それぞれの差分の状態を差分量に応じて前記各風量検知部毎に多段階に表示することを特徴とする。
【0018】
本発明の第4の床下空調方式コンピュータの冷却方法は、フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方法であって、前記コンピュータ内部に備えられた複数の風量検知部毎に最適な風量値を設定風量値として予め設定,保持しておく第1のステップと、前記複数個の風量検知部でそれぞれの風量を検出する第2のステップと、前記第2のステップで検出したそれぞれの風量値と前記第1のステップで予め設定された前記風量検知部毎の設定風量値とをそれぞれ比較し、それらの差分を個々に算出する第3のステップと、前記各差分をなくすように前記各ファンの回転速度を個別に制御する第4のステップと、前記差分が予め多段階にレベル分けされているどの差分レベルかを前記風量検知部毎に判別する第5のステップと、前記第5のステップで判別した前記風量検知部毎の差分レベルを保持した後、一定時間の間、前記第2〜第5のステップの動作を繰り返す第6のステップと、前記一定時間内に前記差分レベルの変化があった場合は前記風量検知部毎の差分レベルを更新して保持し、再度前記一定時間の間、前記第2〜第5のステップの動作を繰り返す第7のステップと、前記一定時間経過後、そのときに保持している差分レベルに対応する表示を前記風量検知部毎に行う第8のステップとを有する。
【0019】
本発明の記録媒体は、本発明の第2または第4の床下空調方式コンピュータの冷却方法をコンピュータに実行させる冷却制御プログラムを記録したことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本発明の第1の実施の形態の使用例を示す図である。図1を参照すると、床下空調式のコンピュータ1がフリーアクセスフロア上に設置されており、回転速度の変化によって任意の風量が発生可能なファン2A〜2Dと、それらのファンを駆動及び制御するファン駆動回路3と、その内部に取り込んだ冷気の風量を検出する風量検知部4A〜4Dと、コンピュータ1の内部に最適な風量が送られるようにファン駆動回路3を制御する風量検知制御部5と、風量の制御が異常な場合にそれを表示するアラーム表示部6とから構成される。
【0022】
以上の構成において、ファン2A〜2Dおよびファン駆動回路3は床の一部に内蔵され、風量検知部4A〜4Dおよび風量検知制御部5はコンピュータ1の内部に、アラーム表示部6はコンピュータ1の外部から見える場所にそれぞれ実装される。なお、風量検知部4A〜4Dの実装場所はファン2A〜2Dのそれぞれに対応していなくてもよいし、その数もファンの数と異なっていてもよい。
【0023】
なお、本実施の形態においては、ファンの数を4個として説明している。本発明を構成するファンは、フリーアクセスフロアの床の内部に収納される床内蔵タイプでありスペースも限られることから、小型のファンを複数個用いるのが普通である。また、複数個のファンで送風することにより、1個のファンに比べコンピュータ内部に隈無く送風できるという効果もある。なお、ファンの数については、必要とする風量や容積、面積等に応じて選択するものとし、4個に限定されるものではない。風量検知部についても、同様に4個に限定されるものではなく増減は可能である。
【0024】
次に、図1の風量検知制御部5の詳細な構成について図2を参照して説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロック図であり、風量検知部4A〜4Dと、風量検知制御部5と、ファン2A〜2Dと、ファン駆動回路3と、アラーム表示部6とが示されている。
【0025】
風量検知制御部5は、平均風量演算部51と、比較部52と、風量設定部53と、ファン駆動信号生成部54と、監視タイマ55とを備えている。
【0026】
平均風量演算部51は、風量検知部4A〜4Dからの風量値を演算し、平均風量値を比較部52に出力する。
【0027】
比較部52は、平均風量演算部51からの平均風量値と、風量設定部53に予め設定しておいた設定風量値(コンピュータに最適な風量値)とを比較し、比較結果として差分比率(検知風量の平均風量値と設定風量値との差分を設定風量値で割った比率)を、ファン駆動信号発生部54に出力する。また、この差分比率によって、監視タイマ1セット信号T1,監視タイマ2セット信号T2,監視タイマリセット信号TRを監視タイマ55に、アラームリセット信号ARをアラーム表示部6にそれぞれ出力する。
【0028】
ファン駆動信号生成部54は、比較部52から検知風量の差分比率を入力され、全てのファン2A〜2Dの回転速度を一律に制御するファン駆動信号FAを、ファン駆動回路3に出力する。ファン駆動信号FAの生成に関しては、例えば、プラス,マイナスの差分比率1%毎に電圧値や回転数ステップ信号等を対応させて予めファン駆動信号生成部54に記憶しておき、比較部52から差分比率を入力されたときに対応する電圧値や回転数ステップ信号等を読み出す等により可能である。
【0029】
監視タイマ55は、比較部52からの監視タイマ1セット信号T1または監視タイマ2セット信号T2によってタイマ動作を開始する。そして、一定時間(例えば一分)を経過しても比較部52からの監視タイマリセット信号TRが入力されないときに、監視タイマ1セット信号T1が入力されていた場合はアラーム1セット信号A1を、また監視タイマ2セット信号T2が入力されていた場合はアラーム2セット信号A2を、それぞれアラーム表示部6に出力する。
【0030】
アラーム表示部6は、アラーム1セット信号A1によってアラーム1を、アラーム2セット信号A2によってアラーム2をそれぞれ表示し、アラームリセット信号ARによってアラーム表示をリセットする。
【0031】
次に、本発明の第1の実施の形態の動作について図1〜図3を参照して詳細に説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【0032】
図1を参照すると、床下空調機からの空調冷気を、床内に設置されたファン2A〜2Dによってコンピュータ1の内部へ送風する際に、コンピュータ1に最適な風量を予め風量検知制御部5に設定しておき、その設定した風量と、風量検知部4A〜4Dにより検出された風量の平均値との差分をなくすように、ファン2A〜2Dを駆動する。その際に、差分比率が10%以上の場合は、監視タイマ55の設定値を仮に一分とすると、監視タイマ55が一分経過した時点で風量の差異が10%以上であると判断し、アラーム表示部6にアラーム1が表示される。また、差分比率が5%以上で10%未満の場合は、監視タイマ55が一分経過した時点で風量の差異が5%以上であると判断し、アラーム表示部6にアラーム2が表示される。
【0033】
図2を参照すると、風量検知部4A〜4Dから検知された値を平均風量演算部51で演算(四つの風量を足して4で割り算)し、平均風量を比較部52に出力する。比較部52は、平均風量演算部51からの平均風量値と、風量設定部53に予め設定しておいたコンピュータに最適な風量値とを比較し、比較結果として差分比率(検知風量の平均風量値と設定風量値との差分を設定風量値で割った比率)を、ファン駆動信号発生部54に出力する。ファン駆動信号発生部54は、ファン駆動信号FAをファン駆動回路3に出力し、ファン2A〜2Dを現在の動作状態から最適風量値との差分をなくすように回転数制御させる。その際に、比較部52は、差分比率が10%以上の場合は、監視タイマ1セット信号T1を監視タイマ55に出力しタイマを動作させる。また、比較部52は、差分比率が5%以上で10%未満の場合は、はじめに監視タイマリセット信号TRを出して監視タイマ55をリセットし、次に監視タイマ2セット信号T2を監視タイマ55に出力しタイマを動作させる。そして、比較部52は、差分比率が5%未満となった場合は、監視タイマリセット信号TRを出して監視タイマ55をリセットし、アラームリセット信号ARをアラーム表示部6に出力する。
【0034】
監視タイマ55は、監視タイマ1セット信号T1によりタイマを開始させた後、一分経過しても監視タイマリセット信号TRによるタイマリセットがされない場合は、アラーム表示部6に対してアラーム1セット信号を出力する。同様に、監視タイマ2セット信号T2によりタイマを開始させた後、一分経過しても監視タイマリセット信号TRによるタイマリセットがされない場合は、アラーム表示部6に対してアラーム2セット信号を出力する。
【0035】
アラーム表示部6は、アラーム1セット信号を受信すると、風量の差異が10%以上であることを示すアラーム1を、アラーム2セット信号を受信すると、風量の差異が5%を超えたことを示すアラーム2を、それぞれ表示させる。また、比較部52からのアラームリセット信号ARによって、アラーム表示をリセットする。これによってアラーム1,2とも表示されていなければ、正常な動作が行われていることがわかる。
【0036】
図3を参照すると、はじめに、電源がオンされるとファン駆動回路3はファン2A〜2Dの動作を開始させる。このとき、ファン駆動回路3には、初期状態で設定風量に対応した駆動信号となるように設定しておく。
【0037】
次に、比較部52は監視タイマ55により一分間の待ち時間動作をとった後(図3のステップS1)、監視タイマリセット動作を行い監視タイマ55を初期化する(ステップS2)。
【0038】
次に、複数の風量検知部4A〜4Dの風量から平均風量値を求め(ステップS3)、比較部52の風量比較動作によって平均風量値が設定風量値に比べどの位の差異があるかを比較する(ステップS4)。
【0039】
ステップS4の比較の結果、差分比率が10%以上の場合は、その差分をなくすようにファンの回転速度を制御し、また監視タイマを開始させる動作(監視タイマ1セット)を行う(ステップS5)。
【0040】
ここで、監視タイマ比較(ステップS6)により、一分未満なら風量比較(ステップS4)を繰り返す。
【0041】
監視タイマ比較(ステップS6)が一分経過しても、設定風量値との差分比率が10%以上の場合は、アラーム1を表示する動作(ステップS7)となる。この後、監視タイマリセット動作(ステップS15)を行い、平均風量値演算動作(ステップS3)に戻って、風量制御を続ける。
【0042】
風量比較(ステップS4)において、差分比率が10%未満となった場合は、監視タイマリセット動作(ステップS8)が行われる。
【0043】
次も同様に、風量検知動作(ステップS9)で平均風量値を再度求め、風量比較動作(ステップS10)を行う。
【0044】
風量比較(ステップS10)において、差分比率が5%以上となった場合は、その差分をなくすように各ファンを駆動し、また監視タイマを開始させる動作(監視タイマ2セット)を行う(ステップS11)。
【0045】
ここで、監視タイマ比較(ステップS12)により、一分未満なら風量比較(ステップS10)を繰り返す。
【0046】
監視タイマ比較(ステップS12)が一分経過しても、設定風量値との差分比率が5%以上の場合は、アラーム2を表示する動作(ステップS13)となる。この後、監視タイマリセット動作(ステップS15)を行い、風量検知動作(ステップS3)に戻って、風量制御を続ける。
【0047】
風量比較(ステップS10)において、差分比率が5%未満となった場合は、アラームリセット動作(ステップS14)と、監視タイマリセット動作(ステップS15)が行われたのち、平均風量値演算動作(ステップS3)に戻り、風量制御を続ける。
【0048】
なお、以上の説明において、ステップS7でアラーム1を表示した後、監視タイマリセット動作(ステップS15)を行い、平均風量値演算動作(ステップS3)に戻って、風量制御を続けると説明したが、ステップS7でアラーム1を表示した時点で、それ以降の動作を止めるようにしてもよい。
【0049】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0050】
以上説明した本発明の第1の実施の形態においては、それぞれの風量検知部からの風量の平均値と、風量設定部に設定した一つの値との差分によって各ファンの動作を均一に制御しているが、本実施の形態においては、それぞれの風量検知部からの個々の風量値と、風量設定部にそれらの風量検知部毎に設定した値との各差分で、それぞれの風量検知部と一対一で対応している各ファンを個別に制御することを特徴としている。これにより、コンピュータ内部で発生する熱のかたよりに対してより柔軟な冷却が可能となる。
【0051】
図4を参照して、動作の相違点を説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態の使用例を示す図である。
【0052】
コンピュータ内部の発熱量の高い箇所を仮に4カ所と設定し、それら4カ所に、それぞれに個別制御が可能な一つのファンに対して一つの風量検知部で対応させた組み合わせを配置する。また、本実施の形態では4個の風量検知部と4個のファンで構成しているが、その数は容積、面積等に応じて選択するものとする。
【0053】
床下空調機からの空調冷気を、床内に設置されたファン8A〜8Dによってコンピュータ7の内部へ送風する際に、そのコンピュータ内部で冷却が必要とされる4カ所毎に最適な風量を、予め風量検知制御部11にそれぞれ設定しておき、それらの風量と、各風量検知部10A〜10Dにより検出された風量との各差分をなくすように、各ファン8A〜8Dを個別に駆動する。その際に、それぞれの差分比率が10%以上の場合は、監視タイマ115の設定値を仮に一分とすると、監視タイマ115が一分経過した時点でその場所の風量の差異が10%以上であると判断し、アラーム表示部12にアラーム1が各場所別に表示される。また、それぞれの差分比率が5%以上で10%未満の場合は、監視タイマ115が一分経過した時点でその場所の風量の差異が5%以上であると判断し、アラーム表示部12にアラーム2が各場所別に表示される。
【0054】
図5を参照して、動作の相違点を説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0055】
比較部112,風量設定部113,ファン駆動信号生成部114,監視タイマ115,アラーム表示部12およびファン駆動回路9は、ファンと風量検知部のそれぞれの組み合わせに対応した、それぞれ4つの独立して動作する回路を内部に有するものである。
【0056】
風量検知部10A〜10Dの4カ所において、それらから検知された各風量と、風量設定部113に各風量検知部に対応して予め設定しておいた各風量との差を比較部112で比較演算し、その各差分の値をファン駆動信号生成部114にそれぞれ出力する。
【0057】
ファン駆動信号生成部114は、各ファン毎にファン駆動信号FAAをファン駆動回路9にそれぞれ出力し、各ファン8A〜8Dを現在の動作状態からそれぞれの差分をなくすように個別に回転数制御を行わせる。その際に、比較部112は、それぞれの差分比率が10%以上の場合は、各監視タイマ1セット信号T1Aを監視タイマ115にそれぞれ出力しタイマを動作させる。また、比較部112は、それぞれの差分比率が5%以上で10%未満の場合は、はじめに各監視タイマリセット信号TRAをそれぞれ出して監視タイマ55をリセットし、次に各監視タイマ2セット信号T2Aを監視タイマ55にそれぞれ出力しタイマを動作させる。そして、比較部112は、それぞれの差分比率が5%未満となった場合は、各監視タイマリセット信号TRAを出して監視タイマ55をリセットし、各アラームリセット信号ARAをアラーム表示部12にそれぞれ出力する。
【0058】
監視タイマ115は、各監視タイマ1セット信号T1Aによりタイマを開始させた後一分以上経過しても各監視タイマリセット信号TRAによるタイマリセットがされない場合は、アラーム表示部12に、各アラーム1セット信号A1Aをそれぞれ出力する。また、各監視タイマ2セット信号T2Aによりタイマを開始させた後、一分以上経過しても各監視タイマリセット信号TRAによるタイマリセットがされない場合は、アラーム表示部12に、各アラーム2セット信号A2Aをそれぞれ出力する。
【0059】
アラーム表示部12は、各アラーム1セット信号A1Aを受信すると、その場所の風量の差異が10%以上であることを示すアラーム1を、各アラーム2セット信号A2Aを受信すると、その場所の風量の差異が5%以上であることを示すアラーム2を、それぞれの場所に応じて表示させる。また、比較部112からの各アラームリセット信号ARAによって、各アラームの表示をそれぞれリセットする。これによってアラーム1,2とも表示されていなければ、その場所は正常な動作が行われていることがわかる。
【0060】
図6により制御方法の相違点を説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【0061】
はじめに、電源がオンされるとファン駆動回路9はファン8A〜8Dの動作を開始させる。このとき、ファン駆動回路9には、初期状態で各ファン毎にそれぞれの設定風量に対応した駆動信号となるように設定しておく。
【0062】
次に、比較部112は監視タイマ115により一分間の待ち時間動作をとった後(図6のステップS21)、監視タイマリセット動作を行い監視タイマ115を初期化する(ステップS22)。
【0063】
ここからは、各ファンの制御動作をそれぞれ個別に独立して行うが、全体としては以下の様な制御となる。
【0064】
各風量検知動作(ステップS23)でそれぞれの風量値を検知し、各風量比較動作(ステップS24)によってそれぞれの風量値が各設定風量値に比べどの位の差異があるかを比較する。
【0065】
ステップS24の比較の結果、差分比率が10%以上の場合は、その差分をなくすように各ファンの回転速度を個別に制御し、また監視タイマを開始させる動作(監視タイマ1セット)を行う(ステップS25)。
【0066】
ここで、各監視タイマ比較(ステップS26)により、一分未満なら各風量比較動作(ステップS24)を繰り返す。
【0067】
各監視タイマ比較(ステップS26)が一分経過しても、各設定風量値との差分比率が10%以上の場合は、それぞれにアラーム1を表示する動作(ステップS27)となる。この後、監視タイマリセット動作(ステップS35)を行い、各風量検知動作(ステップS23)に戻って、風量制御を続ける。
【0068】
各風量比較(ステップS24)において、差分比率が10%未満となった場合は、各監視タイマリセット動作(ステップS28)が行われる。
【0069】
次も同様に、各風量検知動作(ステップS29)が行われ、各風量比較動作(ステップS30)を行う。
【0070】
各風量比較(ステップS30)において、差分比率が5%以上となった場合は、その差分をなくすように各ファンを駆動し、また各監視タイマを開始させる動作(監視タイマ2セット)を行う(ステップS31)。
【0071】
ここで、各監視タイマ比較(ステップS32)により、一分未満なら各風量比較(ステップS30)を繰り返す。
【0072】
各監視タイマ比較(ステップS32)が一分経過しても、各設定風量値との差分比率が5%以上の場合は、それぞれにアラーム2を表示する動作(ステップS33)となる。この後、各監視タイマリセット動作(ステップS35)を行い、各風量検知動作(ステップS23)に戻って、それぞれに風量制御を続ける。
【0073】
各風量比較(ステップS30)において、差分比率が5%未満となった場合は、各アラームリセット動作(ステップS34)と、各監視タイマリセット動作(ステップS35)が行われたのち、各風量検知動作(ステップS23)に戻って、それぞれに風量制御を続ける。
【0074】
なお、以上の説明において、ステップS27でアラーム1を表示した後、各監視タイマリセット動作(ステップS35)を行い、各風量検知動作(ステップS23)に戻って、それぞれに風量制御を続けると説明したが、ステップS27でアラーム1を表示した時点で、それ以降の動作を止めるようにしてもよい。
【0075】
なお、以上説明した本発明の第1,第2の実施の形態においては、設定風量との差が10%以上の場合はアラーム1表示、5%以上10%未満の場合はアラーム2表示の、2段階のアラーム表示を説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、他の差分比率を適用してもよいし、また3段階以上の多段階アラーム表示としてもよい。
【0076】
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0077】
図7は、本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロック図であり、コンピュータ13と、記録媒体14とから構成される。コンピュータ13の構成は、図2の本発明の第1の実施の形態、図5の本発明の第2の実施の形態で説明した風量検知制御部と基本的に同じである。記録媒体14は、冷却制御プログラムを記録している。この記録媒体14は、磁気ディスク,光記録ディスク,半導体メモリその他の記録媒体であってもよい。冷却制御プログラムは、記録媒体14からコンピュータ13に読み込まれ、本発明の第1,第2の実施の形態と同様の動作を制御する。
【0078】
【発明の効果】
本発明は、床下空調方式コンピュータ内部に送風する空調冷気の最適な風量を予め設定しておき、実際に送風される風量を検出して設定風量に一致させるよう、各ファンの回転速度制御を行うようにしたため、床下空調冷気の送風方向や流量の変化等があっても、常に最適な一定の風量の冷気をコンピュータ内部に送風可能となり、コンピュータ内部の温度変化によるコンピュータ素子の故障等が防止できるという効果がある。
【0079】
また、コンピュータ内部で検出された風量が設定風量から外れていても、動作が停止することなく再度設定風量に近づくように制御されるとともに、その制御の状態が多段階のアラーム表示として外部から容易に確認できるという効果も併せ持っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の使用例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態の使用例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,7 コンピュータ
2A〜2D,8A〜8D ファン
3,9 ファン駆動回路
4A〜4D,10A〜10D 風量検知部
5,11 風量検知制御部
51 平均風量演算部
52,112 比較部
53,113 風量設定部
54,114 ファン駆動信号生成部
55,115 監視タイマ
6,12 アラーム表示部
13 コンピュータ
14 記録媒体

Claims (12)

  1. フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方式であって、前記コンピュータ内部に備えた複数個の風量検知部で検出した風量の平均値を平均風量値として算出する手段と、前記平均風量値と予め設定された設定風量値とを比較し、その差分をなくすように床に内蔵された複数個のファンの回転速度を一律に制御する手段と、前記差分の状態を差分量に応じて多段階に表示する手段とを有することを特徴とする床下空調方式コンピュータの冷却方式。
  2. フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方式であって、前記コンピュータ直下の前記フリーアクセスフロアの床内部に内蔵され、床下空調冷気を前記コンピュータの内部に送風する複数個のファンと、前記コンピュータ内部の別々の場所に備えられ、それぞれの場所における風量値を検知する複数個の風量検知部と、前記複数個の風量検知部からそれぞれの風量値を取得し、それらの平均風量値を算出する平均風量演算部と、前記コンピュータ内部の最適な風量値を設定風量値として予め設定,保持している風量設定部と、前記平均風量演算部から取得した平均風量値と前記風量設定部から取得した設定風量値とを比較し、その差分を検出する比較部と、前記比較部からの差分情報を受け、この差分をなくすように前記ファンの回転速度を制御するファン駆動信号を生成するファン駆動信号生成部と、前記ファン駆動信号生成部から受けたファン駆動信号により、前記複数のファンを一律に駆動するファン駆動回路とを有することを特徴とする床下空調方式コンピュータの冷却方式。
  3. 請求項2において、前記比較部は、さらに、前記差分が予め多段階にレベル分けされているどの差分レベルかを判別し、判別した差分レベル信号を監視タイマに送り、また一定時間内に前記差分レベルが変化したときには前記監視タイマに送った差分レベル信号を更新するとともに、前記比較部からの差分レベル信号を受けて前記一定時間が経過しても、前記比較部から差分レベル信号の更新がなかった場合には、そのときに受けている差分レベル信号に対応するアラームレベル信号をアラーム表示部に送る監視タイマと、前記アラームレベル信号毎の表示部を備え、前記監視タイマからのアラームレベル信号を受けると対応する表示部に表示するアラーム表示部とをさらに有することを特徴とする床下空調方式コンピュータの冷却方式。
  4. フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方式であって、床に内蔵された複数個のファンのそれぞれに対応して風量を検知する風量検知部を前記コンピュータ内部に前記ファンと同数備え、前記各風量検知部で検出した個々の風量値と前記各風量検知部毎に予め設定された設定風量値とをそれぞれ比較し、それぞれの差分をなくすように前記各ファンの回転速度を個別に制御する手段と、前記それぞれの差分の状態を差分量に応じて前記各風量検知部毎に多段階に表示する手段とを有することを特徴とする床下空調方式コンピュータの冷却方式。
  5. フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方式であって、前記コンピュータ直下の前記フリーアクセスフロアの床内部に内蔵され、床下空調冷気を前記コンピュータの内部に送風する複数個のファンと、前記ファンのそれぞれに対応して前記コンピュータ内部に前記ファンと同数備えられ、対応したファンの風量値を検知する複数個の風量検知部と、前記各風量検知部毎の最適な風量値を設定風量値として、前記各風量検知部に対応して予め設定,保持している風量設定部と、前記各風量検知部から取得したそれぞれの風量値と前記風量設定部から取得した前記各風量検知部毎の設定風量値とを比較し、それぞれの差分を個々に検出する比較部と、前記比較部からのそれぞれの差分情報を受け、これらの差分をなくすように前記各風量検知部に対応する各ファンの回転速度を個別に制御するファン駆動信号を生成するファン駆動信号生成部と、前記ファン駆動信号生成部から受けたそれぞれのファン駆動信号により、対応するファンを個別に駆動するファン駆動回路とを有することを特徴とする床下空調方式コンピュータの冷却方式。
  6. 請求項5において、前記比較部は、さらに、前記差分が予め多段階にレベル分けされているどの差分レベルかを判別し、判別した差分レベル信号を前記各風量検知部毎に監視タイマに送り、また一定時間内に前記差分レベルが変化したときには前記監視タイマに送った差分レベル信号を前記各風量検知部毎に更新するとともに、前記比較部からのそれぞれの差分レベル信号を受けて前記一定時間が経過しても、前記比較部から差分レベル信号の更新がなかった場合には、そのときに受けている前記各風量検知部毎の差分レベル信号に対応するアラームレベル信号をアラーム表示部に送る監視タイマと、前記各風量検知部毎,前記アラームレベル信号毎の表示部を備え、前記監視タイマからの前記各風量検知部毎のアラームレベル信号を受けると対応する表示部に表示するアラーム表示部とをさらに有することを特徴とする床下空調方式コンピュータの冷却方式。
  7. 前記比較部は、前記差分レベルが最小段階の差分レベルであった場合には前記監視タイマに送らず、アラーム表示を行わないことを特徴とする請求項3または6記載の床下空調方式コンピュータの冷却方式。
  8. フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方法であって、前記コンピュータ内部に備えられた複数個の風量検知部で風量を検出し、検出したそれぞれの風量の平均値を平均風量値として算出し、前記平均風量値と予め設定された設定風量値とを比較し、その差分をなくすように床に内蔵された複数個のファンの回転速度を一律に制御するとともに、前記差分の状態を差分量に応じて多段階に表示することを特徴とする床下空調方式コンピュータの冷却方法。
  9. フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方法であって、前記コンピュータ内部の最適な風量値を設定風量値として予め設定,保持しておく第1のステップと、前記コンピュータ内部に備えられた複数個の風量検知部でそれぞれの風量を検出する第2のステップと、前記第2のステップで検出したそれぞれの風量の平均値を平均風量値として算出する第3のステップと、前記平均風量値と前記第1のステップで予め設定された設定風量値とを比較してその差分を算出する第4のステップと、前記差分をなくすように複数個のファンの回転速度を一律に制御する第5のステップと、前記差分が予め多段階にレベル分けされているどの差分レベルかを判別する第6のステップと、前記第6のステップで判別した差分レベルを保持した後、一定時間の間、前記第2〜第6のステップの動作を繰り返す第7のステップと、前記一定時間内に前記差分レベルの変化があった場合は差分レベルを更新して保持し、再度前記一定時間の間、前記第2〜第6のステップの動作を繰り返す第8のステップと、前記一定時間経過後、そのときに保持している差分レベルに対応する表示を行う第9のステップとを有することを特徴とする床下空調方式コンピュータの冷却方法。
  10. フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方法であって、複数個のファンのそれぞれに対応して備えられた風量検知部で各ファンからの風量をそれぞれ検出し、検出された個々の風量値と前記各風量検知部毎に予め設定された設定風量値とをそれぞれ比較し、それぞれの差分をなくすように前記各ファンの回転速度を個別に制御するとともに、前記それぞれの差分の状態を差分量に応じて前記各風量検知部毎に多段階に表示することを特徴とする床下空調方式コンピュータの冷却方法。
  11. フリーアクセスフロア上に隙間を空けて設置されたコンピュータの内部を冷却する床下空調方式コンピュータの冷却方法であって、前記コンピュータ内部に備えられた複数の風量検知部毎に最適な風量値を設定風量値として予め設定,保持しておく第1のステップと、前記複数個の風量検知部でそれぞれの風量を検出する第2のステップと、前記第2のステップで検出したそれぞれの風量値と前記第1のステップで予め設定された前記風量検知部毎の設定風量値とをそれぞれ比較し、それらの差分を個々に算出する第3のステップと、前記各差分をなくすように前記各ファンの回転速度を個別に制御する第4のステップと、前記差分が予め多段階にレベル分けされているどの差分レベルかを前記風量検知部毎に判別する第5のステップと、前記第5のステップで判別した前記風量検知部毎の差分レベルを保持した後、一定時間の間、前記第2〜第5のステップの動作を繰り返す第6のステップと、前記一定時間内に前記差分レベルの変化があった場合は前記風量検知部毎の差分レベルを更新して保持し、再度前記一定時間の間、前記第2〜第5のステップの動作を繰り返す第7のステップと、前記一定時間経過後、そのときに保持している差分レベルに対応する表示を前記風量検知部毎に行う第8のステップとを有することを特徴とする床下空調方式コンピュータの冷却方法。
  12. 請求項9または11に記載された方法をコンピュータに実行させる冷却制御プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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