JP3684819B2 - ミラー駆動ユニット装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラック等のメモリ機構付きミラー装置に用いられ、ホルダーベースの傾動位置を検出可能なミラー駆動ユニット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ミラー駆動ユニット装置には、ミラーを担持したミラーホルダーが取り付けられるホルダーベースと、ホルダーベースを傾動可能に保持するハウジングとを備え、このハウジングに設けられたロッドの上下動によりホルダーベースを傾動させる構成のものが知られている。
【0003】
ミラーの位置をメモリ可能な車両に適用される場合には、そのミラー駆動ユニット装置にはロッドの位置を検出するための検出機構が設けられ、この検出機構が検出したロッドの位置に基づきホルダーベースの傾動位置を判断し、ホルダーベースと一体で動くミラーの位置を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のミラー駆動ユニット装置では、ホルダーベースが最大限まで傾動してもなおロッドを上下駆動するモータが回転する場合に、モータ回転軸とロッドとの間にスリップを生じさせてモータのロックを防止している。しかしながら、上記従来の構成によると、かかるスリップ時に発生するロッドの振動が直接検出機構に伝わり、その検出機構に機械的摩耗等のダメージを与え易いという問題がある。
【0005】
また、検出機構はロッドの上下動に追従するためにスプリング等を要することがあるが、部品点数が増加する点で好ましくなく、その検出機構がロッドの下方に設けられる場合には、ミラー駆動ユニット装置の厚みが増すという点で不具合がある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、ロッドの上下動を直接検出することなくホルダーベースの傾動位置を検出し、部品点数の抑制等を図りつつもその傾動位置検出機構の負担軽減を図ることができるミラー駆動ユニット装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1の発明は、ミラーを担持したミラーホルダーが取り付けられるホルダーベースと、該ホルダーベースが取り付けられるハウジングとを備え、該ハウジングに前記ホルダーベースをその傾動中心を規定しつつ傾動可能に保持するための半球面状凹部が設けられ、前記ホルダーベースの下面に前記半球面状凹部の上面側に保持される半球状凸部が設けられ、前記ハウジングに設けられたロッドの上下動により前記ホルダーベースを前記傾動中心を基点に傾動させるミラー駆動ユニット装置であって、
前記ホルダーベースの傾動に伴い揺動する貫通シャフトが前記半球面状凹部を貫通し、該半球面状凹部の下方に前記貫通シャフトが貫通する長孔を有する第1駆動部材と第2駆動部材とが設けられ、該第1駆動部材と第2駆動部材とは前記長孔同志が直交するようにして重畳され、前記貫通シャフトが前記第1駆動部材の長孔ののびる方向に揺動するときには前記第2駆動部材のみが可動されるとともに、前記貫通シャフトが前記第2駆動部材の長孔ののびる方向に揺動するときには前記第1駆動部材のみが可動され、前記貫通シャフトの揺動により決定される前記第1駆動部材の位置と前記第2駆動部材の位置とをそれぞれ検出する第1位置検出手段と第2位置検出手段とが前記ハウジングに固定され、第1位置検出手段と第2位置検出手段との検出結果に基づいて前記ホルダーベースの傾動位置を検出することを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載のミラー駆動ユニット装置において、前記第1位置検出手段に前記第1駆動部材に転接する第1回転体が設けられ、前記第2位置検出手段に前記第2駆動部材に転接する第2回転体が設けられ、前記第1位置検出手段は前記第1駆動部材の可動に伴う前記第1回転体の回転に基づき前記第1駆動部材の位置を検出するとともに、前記第2位置検出手段は前記第2駆動部材の可動に伴う前記第2回転体の回転に基づき前記第2駆動部材の位置を検出することを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のミラー駆動ユニット装置において、前記第1駆動部材は前記半球面状凹部の下面に沿って球面状に形成され、前記第2駆動部材は前記第1駆動部材の下面に沿って球面状に形成され、前記第1駆動部材の可動と前記第2駆動部材の可動とは前記傾動中心を基点とする回動であり、前記貫通シャフトに前記第1駆動部材と第2駆動部材との回動を許容しつつ前記半球面状凹部の下面とともにこれらを挟持する挟持部材が設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1に記載のミラー駆動ユニット装置において、前記第1駆動部材は前記半球面状凹部の下面に沿って球面状に形成され、前記第2駆動部材は前記第1駆動部材の下面に沿って球面状に形成され、前記第1駆動部材の可動と前記第2駆動部材の可動とは前記傾動中心を基点とする回動であり、前記貫通シャフトに前記第1駆動部材と第2駆動部材との回動を許容しつつ前記半球面状凹部の下面とともにこれらを挟持する挟持部材が設けられ、前記第1位置検出手段は上下動可能な第1係合突起を有し、前記第1駆動部材に前記第1係合突起と係合する第1係合長孔が形成され、前記第2位置検出手段は上下動可能な第2係合突起を有し、前記第2駆動部材に前記第2係合突起と係合する第2係合長孔が形成され、前記第1位置検出手段は前記第1駆動部材の回動に伴う前記第1係合突起の上下動に基づき前記第1駆動部材の回動位置を検出するとともに、前記第2位置検出手段は前記第2駆動部材の回動に伴う前記第2係合突起の上下動に基づき前記第2駆動部材の回動位置を検出することを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、請求項2に記載のミラー駆動ユニット装置において、前記第1駆動部材は前記半球面状凹部の下面に沿って球面状に形成され、前記第2駆動部材は前記第1駆動部材の下面に沿って球面状に形成され、前記第1駆動部材の可動と前記第2駆動部材の可動とは前記傾動中心を基点とする回動であり、前記貫通シャフトに前記第1駆動部材と第2駆動部材との回動を許容しつつ前記半球面状凹部の下面とともにこれらを挟持する挟持部材が設けられ、前記第1駆動部材に前記傾動中心を中心とする円弧状に第1歯面が形成され、前記第1回転体は前記第1歯面と噛合する第1歯車であり、前記第2駆動部材に前記傾動中心を中心とする円弧状に第2歯面が形成され、前記第2回転体は前記第2歯面と噛合する第2歯車であり、前記第1位置検出手段は前記第1駆動部材の回動に伴う前記第1歯車の回転に基づき前記第1駆動部材の回動位置を検出するとともに、前記第2位置検出手段は前記第2駆動部材の回動に伴う前記第2歯車の回転に基づき前記第2駆動部材の回動位置を検出することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
【0013】
【実施の形態1】
本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0014】
図1は本発明に係わるミラー駆動ユニット装置の断面図であり、図2は図1に示すミラー駆動ユニット装置の分解斜視図である。その図1において、1はハウジング、2はホルダーベースである。このハウジング1は下部ハウジング1Aと上部ハウジング1Bとから構成されている。下部ハウジング1Aには図2に示すように一対のモータ設置用凹所3,3、軸受け部4,4、環状***部5が設けられている。
【0015】
下部ハウジング1Aと上部ハウジング1Bとの間には環状***部5に対応する形状の環状ゴム製パッキン6が設けられ、上部ハウジング1Bは下部ハウジング1Aに図示を略すネジ部材により固定される。
【0016】
モータ設置用凹所3,3には図2に示す駆動モータ7,7が設置される。7aはその駆動モータ7の出力軸に取り付けられるウオームギヤである。駆動モータ7,7は一対の傾動機構組立体8,8を駆動するのに用いられる。この傾動機構組立体8については後述する。
【0017】
上部ハウジング1Bの中央部にはホルダーベース2を傾動可能に保持する半球面状凹部9が形成されている。この半球面状凹部9はホルダーベース2の傾動中心を規定する役割を果たし、その傾動中心は半球面状凹部9の球心Oと一致する。ホルダーベース2にはミラーを挟持したミラーホルダー(図示を略す)が取り付けられる。
【0018】
傾動機構組立体8は、歯車体10、キャップ11、ロッド12、ねじりコイルスプリング13から概略構成されている。歯車体10はその下部が半球状部10aとされ、この半球状部10aは軸受け部4に回転可能に支承される。上部ハウジング1Bの周辺部にはキャップ11の受け部14が設けられている。この受け部14にはキャップ押さえ部材15が設けられる。受け部14はキャップ押さえ部材15を介してキャップ11を回転可能に保持する。
【0019】
歯車体10の中央部には図3に拡大して示すようにロッド12が挿通される貫通穴16が形成され、その外周部にははすば歯車17が形成されている。キャップ11には図4に示すようにその内部にねじりコイルスプリング13の穴部13aに挿通される棒状突起11aが形成され、その周部に図3に拡大して示すように、4個の係合爪片11bが周回り方向に等間隔に形成されている。キャップ11の頂部には挿通孔11cが形成されている。棒状突起11aは歯車体10の筒部18に挿通されて、ねじりコイルスプリング13の位置決めがなされている。
【0020】
歯車体10には係合爪片11bと係合する係合穴10bが形成され、キャップ11は係合爪片11bを係合穴10bに係合させることにより歯車体10に固定される。
【0021】
ロッド12の胴部にはネジ12aが形成され、ねじりコイルスプリング13の棒状バネ13bがネジ12aに係合されている。ロッド12の頭部には球形部12bが形成されている。球形部12bには係合突起12cが設けられている。ホルダーベース2の周辺部には球形部12bが嵌合される嵌合部19が形成されている。この嵌合部19の内面形状は球形部12bの外面形状と略同一形状とされている。この嵌合部19には図5に示すように係合溝19aが形成され、係合突起12cはその係合溝19aに係合されている。ロッド12はこの係合突起12cと係合溝19aとの係合によりその軸心回り方向の回転が阻止されている。はすば歯車17はウオームギヤ7aに噛合されている。
【0022】
駆動モータ7が駆動されると、歯車体10とキャップ11とが軸受け部4とキャップ押さえ部材15とにより保持されつつ回転し、その回転がねじりコイルスプリング13とネジ12aとの係合によりロッド12に伝達されて、ロッド12が上下動される。
【0023】
受け部14にはハウジング1内に水が侵入するのを防止するためのブーツ20が被せられている。キャップ押さえ部材15にはブーツ押さえ用の押さえ突起21が設けられている。
【0024】
ホルダーベース2の中央部には、図1に示すように、半球面状凹部9に対応する半球状凸部22が設けられている。半球面状凹部9と半球状凸部22との間には半球面状カップ部材23が設けられている。半球面状カップ部材23には図2に示すように中心穴24が設けられている。半球面状カップ部材23の上面側には中心穴24に向かって延びる一対の円弧状突起25,25が中心穴24の両側に設けられている。半球面状カップ部材23の下面側にも中心穴24に向かって延びる一対の円弧状突起26,26が中心穴24の両側に設けられている。一対の円弧状突起25,25の延びる方向と一対の円弧状突起26,26の延びる方向とは互いに直交している。
【0025】
半球面状凹部9の中央部には開口27が形成されている。半球面状凹部9の上面側には一対の円弧状突起26,26と係合する一対の円弧状係合溝28,28が開口27の両側に設けられている。半球状凸部22の中央部には挿通穴29が設けられている。この半球状凸部22の下面側には図6に示すように一対の円弧状突起25,25と係合する一対の円弧状係合溝30,30が挿通穴29の両側に設けられている。
【0026】
ホルダーベース2の半球状凸部22の反対側は図2に示すように湾曲凹所となっており、この湾曲凹所には図2、図7に示すように補強リブ31が形成されている。その挿通孔29には貫通シャフト32が挿通されている。
【0027】
貫通シャフト32は押さえフランジ部33とシャフト部34とを備えている。シャフト部34は挿通孔29、中心孔24、開口27を通って、後述する第1駆動部材35、第2駆動部材36をさらに貫通している。シャフト部34の端部にはワッシャー37が設けられている。このワッシャー37は抜け止め用のEリング38によりシャフト部34からの脱落が阻止されている。ワッシャー37は、第1駆動部材35と第2駆動部材36との半球面状凹部9に対する回動を許容しつつ、この半球面状凹部9の下面とともにこれらを挟持する挟持部材としての役割を果たす。
【0028】
上部ハウジング1Bの周辺部にはホルダーベース2を傾動可能に支承する4個の支承壁39が設けられ、各支承壁39は半球面状凹部9を囲むようにして等間隔に配置されている。ホルダーベース2の周辺部には各支承壁39に対応する箇所にこの各支承壁39に係合する係合フランジ40が設けられ、ホルダーベース2は、半球面状凹部9と支承壁39とによりハウジング1に傾動可能に保持される。
【0029】
ハウジング1内には、そのホルダーベース2の傾動位置を検出するための検出手段が設けられている。この検出手段は、回路基盤41と、第1位置検出手段としての直線型ポテンショメータ42と、第2位置検出手段としての直線型ポテンショメータ43とを有する。
【0030】
回路基盤41は上部ハウジング1Bにネジ44により固定されている。回路基盤41には直線型ポテンショメータ42と直線型ポテンショメータ43とが互いに直交する向きに設置されている。直線型ポテンショメータ42は第1係合突起としての係合突起42aを有し、直線型ポテンショメータ43は第2係合突起としての係合突起43aを有し、各係合突起42a,43aは上下動することによってそれぞれの直線型ポテンショメータ42,43の出力値を変化させる。
【0031】
係合突起42aを上下動させる第1駆動部材35は、半球面状凹部9の下面に沿って球面状に形成され、その半球面状凹部9の下方に設けられている。第1駆動部材35には一方のロッド12とハウジング1の中心とを結ぶX方向に延びる長孔35aが形成され、この長孔35aには貫通シャフト32のシャフト部34が貫通する。
【0032】
第1駆動部材35の端部には側方に延びるレバー部35bが設けられている。レバー部35bには第1係合長孔としての係合長孔35cが形成され、係合突起42aはその係合長孔35cと係合している。
【0033】
係合突起43aを上下動させる第2駆動部材36は、第1駆動部材35の下面に沿って球面状に形成され、その第1駆動部材35の下方に重畳されている。第2駆動部材36には他方のロッド12とハウジング1の中心とを結ぶY方向に延びる長孔36aが形成され、この長孔36aには貫通シャフト32のシャフト部34が貫通する。長孔36aは第1駆動部材35の長孔35aと直交する。
【0034】
第2駆動部材36の端部には側方に延びるレバー部36bが設けられている。レバー部36bには第2係合長孔としての係合長孔36cが形成され、係合突起43aはその係合長孔36cと係合している。
【0035】
この実施の形態に係るミラー駆動ユニット装置は、ハウジング1が車両本体側に取り付けられた場合に、Y方向が車両の上下方向と一致し、X方向が車両の左右方向と一致する。すなわち、一対の駆動モータ7の一方はミラー(図示を略す)の上下動に用いられ、一対の駆動モータ7の他方はそのミラーの左右動に用いられるものである。このミラー駆動ユニット装置の作動を以下に説明する。
【0036】
図1に示すように、ホルダーベース2の姿勢がハウジング1に対して水平の状態から一方の駆動モータ7を駆動して、一方のロッド12を上昇又は下降させる(図7には説明の便宜上、上下動されるロッド12の球形部に符号12b’が付されている)。すると、他方のロッド12の球形部12bの球心O’と傾動中心Oとを結ぶ線分Uを中心にホルダーベース2が回動しようとする。このとき、円弧状係合溝30,30に円弧状突起25,25を介して図7に示すように矢印A−A方向の力が加わると共に、円弧状係合溝28,28を介して矢印B−B方向の力が加わる。ホルダーベース2は半球面状カップ部材23に対して一対の円弧状係合溝30に沿う方向に移動可能であり、半球面状カップ部材23はハウジング1に対して一対の円弧状係合溝28に沿う方向に移動可能であるので、一方のロッド12を上昇又は下降させると、ホルダーベース2が半球面状カップ部材23に対して円弧状係合溝30に沿う方向に傾きつつ、かつ、半球面状カップ部材23がハウジング1に対して円弧状係合溝28に沿う方向に傾きつつ傾動され、結果として、線分Uを中心にしてミラーが車両上下方向(Y方向)に回動される。 この回動により貫通シャフト32が図8において球心Oを中心に矢印C方向に揺動されると、シャフト部34の外周面が長孔35aの周面を押して第1駆動部材35が矢印D方向に回動され、これにより、係合長孔35cと係合する係合突起42aが上下動される。この係合突起42aの高さ位置に応じて変化する直線型ポテンショメータ42の出力値により、ホルダーベース2の車両上下方向についての傾動位置が検出される。この際、貫通シャフト32は長孔36aに沿って揺動するので、第2駆動部材36は回動しない。
【0037】
また、他方のロッド12を上下動させると、一方のロッド12の球形部12bの球心O’’と傾動中心Oとを結ぶ線分Yを中心にホルダーベース2が車両左右方向(X方向)に回動される。
【0038】
この回動により貫通シャフト32が図8において球心Oを中心に矢印E方向に揺動されると、シャフト部34の外周面が長孔36aの周面を押して第2駆動部材36が矢印F方向に回動され、これにより、係合長孔36cと係合する係合突起43aが上下動される。この係合突起43aの高さ位置に応じて変化する直線型ポテンショメータ43の出力値により、ホルダーベース2の車両左右方向についての傾動位置が検出される。この際、貫通シャフト32は長孔35aに沿って揺動するので、第1駆動部材35は回動しない。
【0039】
各直線型ポテンショメータ42,43の検出結果である出力値は、回路基盤41から図示を略す制御回路に送出される。この制御回路では、その各出力値に基づき検出したホルダーベース2の傾動位置を図示を略すメモリ手段に記憶された車両上下方向のミラーの位置、車両左右方向のミラーの位置と比較して、一対のモータ7,7の回転を制御する。これにより、ホルダーベース2の傾動位置を、そのメモリ手段に記憶されたミラーの位置に合わせて調整することができる。
【0040】
また、ミラーの位置に対応する直線型ポテンショメータ42,43の各出力値が一義的に定まるので、これに基づきミラーの位置を記憶しておくことができる。
【0041】
この実施の形態に係るミラー駆動ユニット装置では、ホルダーベース2の傾動位置を検出するための検出手段が各ロッド12から離れて設けられているので、その検出機構各部の負担軽減を図ることができる。
【0042】
その検出手段を構成する回路基盤41、各直線型ポテンショメータ42,43は半球面状凹部9の側方の既存の空間(ホルダーベース2の傾動位置を検出するための検出手段が設けられない場合にも存在する空間)に設置されているので、ミラー駆動ユニット装置の厚みが増加しない。また、回路基盤41、各直線型ポテンショメータ42,43を削除することのみにより、検出手段が設けられない場合に対応することができるので、生産コストの点からも有利である。
【0043】
ホルダーベース2の回動位置は、そのホルダーベース2と一体となって揺動する貫通シャフト32を利用して検出されるので、ロッド追従用のスプリング等が不要となって部品点数を抑制することができる。
【0044】
第1駆動部材35及び第2駆動部材36はワッシャー37とEリング38とにより挟持されてがたつきが少ないので、これらの駆動部材35,36により直線型ポテンショメータ42,43に伝達されるホルダーベース2の傾動情報は正確であり、ミラーの位置の記憶精度、制御精度が良好である。
【0045】
その第1駆動部材35及び第2駆動部材36が貫通シャフト32により押されて回動する場合には、長孔35aの周面及び長孔36aの周面とシャフト部34の外周面とが面で接触するとともに同期して動くので、その接触部に摩耗、変形等が生じにくく検出精度を維持できる。
【0046】
なお、この実施の形態においては、ロッド12の上下動に伴ってホルダーベース2には傾動中心Oを中心にして回転トルクが働くが、半球面状カップ部材23には円弧状突起25,26が設けられているので、その半球面状カップ部材23がホルダーベース2の回転止めの役割を果たしている。
【0047】
【実施の形態2】
本発明の他の実施の形態について説明する。ここでは、実施の形態1と同一乃至均等な部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0048】
ハウジング1内には、図9、図10に示すように、ホルダーベース2の傾動位置を検出するための検出手段は、回路基盤45と、第1位置検出手段としての回転型ポテンショメータ46と、第2位置検出手段としての回転型ポテンショメータ47とを有する。
【0049】
回路基盤45は上部ハウジング1Bにネジ44により固定されている。回路基盤45には回転型ポテンショメータ46と回転型ポテンショメータ47とが互いに直交する向きに設置されている。回転型ポテンショメータ46は第1歯車としての歯車48を有し、回転型ポテンショメータ47は第2歯車としての歯車49を有し、各歯車48,49は回転することによってそれぞれの回転型ポテンショメータ46,47の出力値を変化させる。
【0050】
歯車48を回転させる第1駆動部材50は、半球面状凹部9の下面に沿って球面状に形成され、その半球面状凹部9の下方に設けられている。第1駆動部材50には一方のロッド12とハウジング1の中心とを結ぶX方向に延びる長孔50aが形成され、この長孔50aには貫通シャフト32のシャフト部34が貫通する。
【0051】
第1駆動部材50には、球心Oを中心とする円弧状に形成された湾曲部50bが設けられ、この湾曲部50bの上面は第1歯面としての歯面50cとなっている。歯車48はその歯面50cと噛合している。
【0052】
歯車49を回転させる第2駆動部材51は、第1駆動部材50の下面に沿って球面状に形成され、その第1駆動部材52の下方に重畳されている。第2駆動部材51には他方のロッド12とハウジング1の中心とを結ぶY方向に延びる長孔51aが形成され、この長孔51aには貫通シャフト32のシャフト部34が貫通する。長孔51aは第1駆動部材50の長孔50aと直交する。
【0053】
第2駆動部材51には、球心Oを中心とする円弧状に形成された湾曲部51bが設けられ、この湾曲部51bの上面は第2歯面としての歯面51cとなっている。歯車49はその歯面51cと噛合している。
【0054】
このミラー駆動ユニット装置の作動を以下に説明する。
【0055】
図11に示すように、ミラーが車両上下方向(Y方向)に回動されて貫通シャフト32が球心Oを中心に矢印G方向に揺動されると、シャフト部34の外周面が長孔50aの周面を押して第1駆動部材50が矢印H方向に回動され、これにより、歯面50cと噛合する歯車48が回転する。この歯車48の回転位置に応じて変化する回転型ポテンショメータ46の出力値により、ホルダーベース2の車両上下方向についての傾動位置が検出される。この際、貫通シャフト32は長孔51aに沿って揺動するので、第2駆動部材51は回動しない。
【0056】
ミラーが車両左右方向(X方向)に回動されて貫通シャフト32が球心Oを中心に矢印J方向に揺動されると、シャフト部34の外周面が長孔51aの周面を押して第2駆動部材51が矢印K方向に回動され、これにより、歯面51cと噛合する歯車49が回転する。この歯車49の回転位置に応じて変化する回転型ポテンショメータ47の出力値により、ホルダーベース2の車両左右方向についての傾動位置が検出される。この際、シャフト34は長孔50aに沿って揺動するので、第1駆動部材50は回動しない。
【0057】
各回転型ポテンショメータ46,47の検出結果である出力値は、回路基盤45から図示を略す制御回路に送出される。この制御回路では、実施の形態1において既述したように、その各出力値に基づき検出したホルダーベース2の傾動位置を図示を略すメモリ手段に記憶された車両上下方向のミラーの位置、車両左右方向のミラーの位置と比較して、一対のモータ7,7の回転を制御する。なお、ミラーの位置に対応する回転型ポテンショメータ46,47の各出力値が一義的に定まる点も、実施の形態1と同様である。
【0058】
本発明は以上説明したものに限られるものではなく、例えば湾曲部50b又は湾曲部51bの下面に歯面を形成して歯車48又は歯車49と噛合することとしてもよい。あるいは、各湾曲部50b,51bに歯面を形成せず、回転体を歯車としなくても、その回転体が各湾曲部50b,51bに滑らないように転接するものならばどのような構成でもかまわない。
【0059】
【発明の効果】
本発明に係わるミラー駆動ユニット装置は、以上説明したように構成したので、ロッドの上下動を直接検出することなくホルダーベースの傾動位置を検出し、部品点数の抑制等を図りつつもその傾動位置検出機構の負担軽減を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るミラー駆動ユニット装置の概略断面図である。
【図2】実施の形態1に係るミラー駆動ユニット装置の分解斜視図である。
【図3】図2に示す歯車体とキャップとを分解して示す拡大斜視図である。
【図4】図2に示す歯車体とキャップとを分解して示す拡大断面図である。
【図5】図1に示すロッドと嵌合部とを下側から目視した状態を示す図である。
【図6】図2に示すホルダーベースの背面側の構成を示す斜視図である。
【図7】図1に示すホルダーベースの平面図である。
【図8】図2に示す貫通シャフト、各駆動部材、及び直線型ポテンショメータの概略構成を示す斜視図である。
【図9】実施の形態2に係るミラー駆動ユニット装置の概略断面図である。
【図10】実施の形態2に係るミラー駆動ユニット装置の分解斜視図である。
【図11】図10に示す貫通シャフト、各駆動部材及び回転型ポテンショメータの概略構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 ホルダーベース
9 半球面状凹部
32 貫通シャフト
35 第1駆動部材
36 第2駆動部材
42 直線型ポテンショメータ(第1位置検出手段)
43 直線型ポテンショメータ(第2位置検出手段)

Claims (5)

  1. ミラーを担持したミラーホルダーが取り付けられるホルダーベースと、該ホルダーベースが取り付けられるハウジングとを備え、該ハウジングに前記ホルダーベースをその傾動中心を規定しつつ傾動可能に保持するための半球面状凹部が設けられ、前記ホルダーベースの下面に前記半球面状凹部の上面側に保持される半球状凸部が設けられ、前記ハウジングに設けられたロッドの上下動により前記ホルダーベースを前記傾動中心を基点に傾動させるミラー駆動ユニット装置であって、
    前記ホルダーベースの傾動に伴い揺動する貫通シャフトが前記半球面状凹部を貫通し、該半球面状凹部の下方に前記貫通シャフトが貫通する長孔を有する第1駆動部材と第2駆動部材とが設けられ、該第1駆動部材と第2駆動部材とは前記長孔同志が直交するようにして重畳され、前記貫通シャフトが前記第1駆動部材の長孔ののびる方向に揺動するときには前記第2駆動部材のみが可動されるとともに、前記貫通シャフトが前記第2駆動部材の長孔ののびる方向に揺動するときには前記第1駆動部材のみが可動され、前記貫通シャフトの揺動により決定される前記第1駆動部材の位置と前記第2駆動部材の位置とをそれぞれ検出する第1位置検出手段と第2位置検出手段とが前記ハウジングに固定され、第1位置検出手段と第2位置検出手段との検出結果に基づいて前記ホルダーベースの傾動位置を検出することを特徴とするミラー駆動ユニット装置。
  2. 前記第1位置検出手段に前記第1駆動部材に転接する第1回転体が設けられ、前記第2位置検出手段に前記第2駆動部材に転接する第2回転体が設けられ、前記第1位置検出手段は前記第1駆動部材の可動に伴う前記第1回転体の回転に基づき前記第1駆動部材の位置を検出するとともに、前記第2位置検出手段は前記第2駆動部材の可動に伴う前記第2回転体の回転に基づき前記第2駆動部材の位置を検出することを特徴とする請求項1に記載のミラー駆動ユニット装置。
  3. 前記第1駆動部材は前記半球面状凹部の下面に沿って球面状に形成され、前記第2駆動部材は前記第1駆動部材の下面に沿って球面状に形成され、前記第1駆動部材の可動と前記第2駆動部材の可動とは前記傾動中心を基点とする回動であり、前記貫通シャフトに前記第1駆動部材と第2駆動部材との回動を許容しつつ前記半球面状凹部の下面とともにこれらを挟持する挟持部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のミラー駆動ユニット装置。
  4. 前記第1駆動部材は前記半球面状凹部の下面に沿って球面状に形成され、前記第2駆動部材は前記第1駆動部材の下面に沿って球面状に形成され、前記第1駆動部材の可動と前記第2駆動部材の可動とは前記傾動中心を基点とする回動であり、前記貫通シャフトに前記第1駆動部材と第2駆動部材との回動を許容しつつ前記半球面状凹部の下面とともにこれらを挟持する挟持部材が設けられ、前記第1位置検出手段は上下動可能な第1係合突起を有し、前記第1駆動部材に前記第1係合突起と係合する第1係合長孔が形成され、前記第2位置検出手段は上下動可能な第2係合突起を有し、前記第2駆動部材に前記第2係合突起と係合する第2係合長孔が形成され、前記第1位置検出手段は前記第1駆動部材の回動に伴う前記第1係合突起の上下動に基づき前記第1駆動部材の回動位置を検出するとともに、前記第2位置検出手段は前記第2駆動部材の回動に伴う前記第2係合突起の上下動に基づき前記第2駆動部材の回動位置を検出することを特徴とする請求項1に記載のミラー駆動ユニット装置。
  5. 前記第1駆動部材は前記半球面状凹部の下面に沿って球面状に形成され、前記第2駆動部材は前記第1駆動部材の下面に沿って球面状に形成され、前記第1駆動部材の可動と前記第2駆動部材の可動とは前記傾動中心を基点とする回動であり、前記貫通シャフトに前記第1駆動部材と第2駆動部材との回動を許容しつつ前記半球面状凹部の下面とともにこれらを挟持する挟持部材が設けられ、前記第1駆動部材に前記傾動中心を中心とする円弧状に第1歯面が形成され、前記第1回転体は前記第1歯面と噛合する第1歯車であり、前記第2駆動部材に前記傾動中心を中心とする円弧状に第2歯面が形成され、前記第2回転体は前記第2歯面と噛合する第2歯車であり、前記第1位置検出手段は前記第1駆動部材の回動に伴う前記第1歯車の回転に基づき前記第1駆動部材の回動位置を検出するとともに、前記第2位置検出手段は前記第2駆動部材の回動に伴う前記第2歯車の回転に基づき前記第2駆動部材の回動位置を検出することを特徴とする請求項2に記載のミラー駆動ユニット装置。
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