JP3684317B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3684317B2
JP3684317B2 JP33474899A JP33474899A JP3684317B2 JP 3684317 B2 JP3684317 B2 JP 3684317B2 JP 33474899 A JP33474899 A JP 33474899A JP 33474899 A JP33474899 A JP 33474899A JP 3684317 B2 JP3684317 B2 JP 3684317B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
bearing
shaft
magnetic disk
thermal expansion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33474899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001155448A (ja
Inventor
元太郎 中村
信之 奥永
寿久 岡崎
功 小林
寿洋 有坂
Original Assignee
株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズ filed Critical 株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズ
Priority to JP33474899A priority Critical patent/JP3684317B2/ja
Priority to US09/579,522 priority patent/US6657822B1/en
Publication of JP2001155448A publication Critical patent/JP2001155448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3684317B2 publication Critical patent/JP3684317B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers

Landscapes

  • Moving Of Heads (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転型アクチュエータを備える磁気ディスク装置に係り、特に熱膨張による影響を低減して高密度記録を行うことができる回転型アクチュエータを備える磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に磁気ディスク装置は、図1に示す如く、データが記録再生される磁気ディスク5と、ピボットベアリング2を中心に揺動するキャリッジ3の先端に設けられた磁気ヘッド4と、ローレンツ力をコイル7に流す電流を用いて制御することによりキャリッジ3を回動するVCM(ボイス・コイル・モータ)6とを備え、該VCM6がキャリッジ3を回動することにより磁気ヘッド4を磁気ディスク5上の任意のトラックに位置づけた状態でデータの記録再生を行う様に構成されている。
【0003】
このVCM6の制御性は、アクチュエータの構造によって固有の共振周波数に影響を受け、制御方向である揺動方向の最も低い共振周波数(主共振周波数)が高ければ高いほど制御性能が向上することが知られている。
【0004】
このアクチュエータの構造は、図2(a)に示す如く、回転中心となる円柱状のシャフト23と、円筒状のスリーブ21と、該シャフト23の上下位置に内輪221が嵌合され、ベアリング玉223を介した外輪222がスリーブ21の内側に嵌合される一対のベアリング22と、前記スリーブ21と嵌合し且つ一端に磁気ヘッド、多端にコイルを持つキャリッジ3とから構成される。 また前記ベアリング22は、図2(a)のA部を拡大した図2(b)に示す如く、ベアリング外輪222とベアリング内輪221の内側に設けられた両凹部にベアリング玉223が填められ、前記ベアリング外輪222が図中の上側向かう力が加えられた与圧が掛けられた状態で取り付けられている。
【0005】
この様に構成されたアクチュエータでの揺動方向は、ベアリング22の剛性が最も低くなるため、ベアリング22の剛性をバネ及びアクチュエータの可動部の質量をマスとした、バネ−マス系が持つ固有振動数が主共振振動となり、これは図3に示すモデルとして表すことができる。
【0006】
図3中に示す如くバネのバネ定数をk、マスの質量をmとした場合、バネと固定部を繋ぐシャフトの剛性が十分高いときは、固有振動数fはf=1/2/π×√(k/m)となる。従って、このアクチュエータは、質量m、即ちアクチュエータの可動部の質量を低減することにより、制御性を向上することができることが判る。またシャフトの剛性が低いときは、シャフトの剛性も主共振周波数に影響する。
【0007】
ここで一般に磁気ディスク装置用に使用されるベアリング22の部品(軌道輪、転動体)は、剛性の高さや耐食性からステンレスを用いることが多いが、従来は、スリーブ21とベアリング22及びシャフト23の線膨張係数の差異により生じるピボットベアリングの温度変化による与圧変化を避けるため、スリーブ21とシャフト23にはベアリング22と同一の材料が多く用いられている。
【0008】
このアクチュエータの構造は、前記与圧が低下するとベアリング22の剛性(内外輪とベアリング玉の押圧力)が低下して主共振周波数が低下し、他方与圧が上昇するとベアリング22の寿命が(内外輪とベアリング玉の押圧力が高くなる為)低下する特性を持ち、このためベアリング22の与圧変化はアクチュエータの性能を低下させることが知られている。従って従来のアクチュエータは、アクチュエータの可動部の一部であるスリーブ21の材質をステンレスより比重の軽いものにすることができないものであった。
【0009】
尚、前述の回転型アクチュエータに関する技術が記載された文献としては、特開平8−93758号公報が挙げられ、この公報には、スリーブの線膨張係数をシャフトの線膨張係数より積極的に大きくして温度上昇時にベアリングの与圧を上げることが記載されている。しかしながら当該技術は、温度変化時のベアリングのグリース粘性変化による回転トルクの減少を相殺する効果はあるものの、主共振周波数の低下、ベアリング寿命の低下に対しては考慮していないものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前述の様に回転型アクチュエータは、ピボットベアリングのスリーブの材料とシャフトの材料を異種にした場合、材質の違いによる線膨張係数差から発生する温度変化時のベアリングの与圧変化が生じ、例えば与圧が低下して剛性が低下することによる制御性が低下することや、与圧が上昇してベアリングの寿命が低下すると言う不具合があった。このため従来の回転型アクチュエータは、スリーブの材質をステンレスより比重の軽いものにすることができず、全体を軽量化して制御性を向上することが困難であると言う不具合があった。
【0011】
本発明の目的は、前記従来技術による不具合を除去することであり、アクチュエータ揺動部の軽量化によりヘッド位置決め制御性を向上させ、高精度、大容量の磁気ディスクを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明は、磁気ディスクと、該磁気ディスクにデータの書込読出を行う磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを一端に保持してピボットベアリングを回転中心として揺動するキャリッジとを備え、前記ピボットベアリングが、円筒状のスリーブと、該スリーブの内側に嵌合する外輪とベアリング玉と内輪とから成るベアリングと、該ベアリングの内輪と外側が嵌合し、固定軸となるシャフトとから構成される磁気ディスク装置において、前記ベアリングの内輪及び外輪との間にシャフトの軸方向の与圧を与えると共に、スリーブの比重をシャフトの比重より低くしたことを第1の特徴とする。
【0013】
また本発明は、磁気ディスク装置において、ベアリングの内輪及び外輪との間にシャフトの軸方向の与圧を与えると共に、前記シャフトとスリーブの軸方向の熱膨張差による前記与圧の変化量と、シャフトとスリーブの半径方向の熱膨張差による前記与圧の変化量とが相殺される様に構成したことを第2の特徴とする。
【0014】
更に本発明は、前記特徴の磁気ディスク装置において、前記ピボットベアリングのシャフトのヤング率を、スリーブのヤング率より大きくしたことを第3の特徴とし、更に前記ピボットベアリングのシャフトの材質がステンレス、且つスリーブの材質がアルミニウムであることを第4の特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に本発明の一実施形態による磁気ディスク装置を説明するものであるが、まず、本発明の原理を図4に示すモデルを参照して説明する。図4は、回転型アクチュエータにおけるシャフト23/外輪222、ベアリング玉223、内輪221から成るベアリング22/スリーブ21の関係を示す図である。
【0016】
このピボットベアリングを構成するシャフト23/ベアリング22/スリーブ21が全て同一の材質で線膨張係数が等しく、温度が上昇した場合を考えると、本構造では、軸方向に発生するシャフトの熱膨張量ΔAとスリーブの熱膨張量ΔBの量が等しいため、ベアリングの内輪221と外輪222との相対位置差が発生しないと共に、半径方向に発生するシャフトの熱膨張量Δaとスリーブの熱膨張量Δbの差も変わらないため、与圧がほぼ変化しないことが判る。
【0017】
ここで、シャフト23とスリーブ21の材質が異り、且つスリーブ21の線膨張係数がシャフト23の線膨張係数より高く、ベアリング玉223の接触角度αが正(つまり内輪に対して外輪が軸の外側に向かうPの方向に与圧がかかっているとき)、且つ温度が上昇した場合を考える。
【0018】
この条件における構造では、軸方向に対してはシャフト熱膨張量ΔAがスリーブの熱膨張量ΔBより大きくなるため与圧が低下し、反対に半径方向に対してはシャフトの熱膨張量Δaがスリーブの熱膨張量Δbより大きくなるため与圧が上昇し、これら与圧変化は相殺される傾向になる。換言すれば、シャフト23とスリーブ21の熱膨張量差によりシャフト23スリーブ21に比べて伸び、これによりベアリング玉223と内輪221との接触角度αが少なくなることにより外輪とベアリング玉との押圧力が減って与圧Pが低減する方向に働くものの、半径方向に対してはシャフトがスリーブと比して大きく伸びて与圧する方向に働き、これら両与圧変化が相殺される傾向になる。
【0019】
具体的に説明すると、ベアリング玉223の内外輪への接触角度α、シャフト23とスリーブ21の線膨張係数、ベアリングのサイズ、ピッチおよび、シャフト、スリーブの構造を考慮すると、(ΔA−ΔB)tanα−(Δa−Δb)の値が、使用温度範囲と必要な与圧変化量から決まる値より充分小さくなるようにすれば温度変化による与圧変化を吸収することができ、これによりシャフトとスリーブので異なった材料を使用することが可能となる。
【0020】
上記構成及び条件によりシャフトの剛性を保持しつつスリーブの軽量化が可能となり、制御性に最も影響を与える主共振周波数は図3のモデルに示される系の固有振動数であり、固有振動数fはベアリングのバネ定数をk、アクチュエータ可動部の質量をmとすると、f=1/2/π×√(k/m)で表すことができる。
【0021】
この式は、アクチュエータの可動部質量の平方根に反比例して主共振振動数が上昇することを表している。例えば、従来の材質が、比重7.8×10−6[g/mm2]のステンレスSUS430F製のスリーブであり、該スリーブの質量が全体の45%を占め、主共振周波数が3.4kHzであったとすると、スリーブの比重と主共振振動数の関係は図5に示す如く、スリーブの材質を比重2.7×10−6[g/mm2]のアルミニウムに変えた場合、主共振振動数は4kHzに向上する。
【0022】
この様に本発明においては、ピボットベアリングのスリーブの比重をシャフトの比重より低くすること、具体的にはピボットベアリングのシャフトの軸方向の熱膨張量をΔA、半径方向の熱膨張量をΔa、スリーブの軸方向の熱膨張量をΔB、半径方向の熱膨張量をΔb、ベアリング玉の接触角度をαとした場合、(ΔA−ΔB)tanα≒(Δa−Δb)の関係にすることにより、主共振振動数を高くしてヘッドの位置決め制御の周波数帯域を上げ、位置決め精度を向上することができる。また本発明によれば、前記位置決め精度の向上により、シーク性能および記録密度を向上し、アクチュエータ可動部の慣性モーメントも低減されるのでシークタイムも短縮することができる。更に、与圧の変化を抑えるピボットベアリングの構造により、スリーブにシャフトより比重の軽い異種の材料を使用することが可能になり、アクチュエータ揺動部の質量を低減し、かつシャフトの剛性を高くすることができる。
【0023】
以下、本発明の一実施形態による磁気ディスク装置のアクチユエータ構造を図面を参照して説明する。本実施形態によるアクチュエータ構造の概略は、図2(a)に示した如く、磁気ヘッド4を一端に支持し且つ他端にコイル7を持つキャリッジ3と、該キャリッジ3を回転的に支持するピボットベアリング2とにより構成される。このピボットベアリング2は、回転中心となる円柱状のシャフト23と、円筒状のスリーブ21と、該シャフト23の上下位置に内輪221が嵌合され、ベアリング玉223を介した外輪222がスリーブ21の内側に嵌合される一対のベアリング22と、前記スリーブ21と止めネジ9により固定され且つ一端に磁気ヘッド、他端にコイルを持つキャリッジ3とから構成される。
【0024】
また前記ベアリング22は、図2(b)に示す如く、ベアリング外輪222とベアリング内輪221の内側に設けられた両凹部にベアリング玉223が填められ、前記ベアリング外輪222が図中の上側に向かう力の与圧Pが掛けられた状態で取り付けられている。即ち、ベアリング22は、製造段階において、内輪221の間隔が外輪222の間隔に対して広くなる方向に力をかけた状態で内輪221とシャフト23を、また外輪222とスリーブ21を接着固定し、初期的に与圧Pが掛けられている。
【0025】
特に本実施形態におけるシャフト23の材質は、ステンレスSUS303、スリーブ21の材質は、アルミニュウムA6061−T6となっている。尚、この材質はこれらに限定されるものではない。またピボットベアリング2は、止めネジ9によりキャリッジ3に押し付けられ固定されているが、ネジは頭付きネジ等によりピボットベアリングを引き込んで固定しても、接着により固定しても、圧入により固定しても良い。
【0026】
このシャフト23の線膨張係数は17.3×10−6[1/℃]、ヤング率は19,700[kgf/mm2]、スリーブ21の線膨張係数は23.6×10−6[1/℃]、ヤング率は7,000[kgf/mm2]であり、線膨張係数はスリーブ21の方が大きく、ヤング率はシャフト23の方が大きい材質を選定している。この様に本実施形態は、キャリッジを磁気ディスクの半径方向に移動可能にするシャフトと、1対のベアリング、スリーブの4部材からなるピボットベアリングにて構成される磁気ディスク装置において、前記ピボットベアリングのスリーブの比重をシャフトの比重より低くすると共に、ピボットベアリングのシャフトの軸方向の熱膨張量をΔA、半径方向の熱膨張量をΔa、スリーブの軸方向の熱膨張量をΔB、半径方向の熱膨張量をΔb、またベアリング玉の接触角度をαとした場合、下記式を満足する構成した。
【0027】
(ΔA−ΔB)tanα≒(Δa−Δb)
この様に構成した磁気ディスク装置のアクチユエータ構造は、温度が上昇した場合、初期の与圧Pの方向から軸方向の与圧が上昇し、半径方向の与圧が低下する。また、温度が低下したときは反対に初期の与圧Pの方向から軸方向の与圧が低下し、半径方向の与圧が上昇する。これにより与圧変化は軸方向と半径方向で相殺され、全体の与圧変化は小さく抑えることができる。即ち、ピボットベアリングのスリーブの比重をシャフトの比重より低くすること、具体的にはピボットベアリングのシャフトの軸方向の熱膨張量をΔA、半径方向の熱膨張量をΔa、スリーブの軸方向の熱膨張量をΔB、半径方向の熱膨張量をΔb、ベアリング玉の接触角度をαとした場合、(ΔA−ΔB)tanα≒(Δa−Δb)の関係にすることにより、主共振振動数を高くしてヘッドの位置決め制御の周波数帯域を上げ、位置決め精度を向上することができる。
【0028】
また、本実施形態によれば、スリーブの材質にアルミニウムを採用したことで、アクチュエータ可動部の質量を低減してシークタイムも短縮することができる。またシャフトにステンレスを採用したことでシャフトの剛性を従来と同等に保つことができると共に、スリーブとキャリッジの線膨張係数をほぼ等しくでき、スリーブとキャリッジの熱膨張の違いによる変形も抑えることができる。
【0029】
尚、本発明は次に挙げる実施形態としても表すことができる。
<実施形態1> 磁気ディスクを搭載するスピンドルと、回転する該スピンドルを支持するハウジングと、前記磁気ディスクに対する情報の書き込み及び読み出し動作を行う磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを支持するキャリッジと、前記キャリッジを前記磁気ディスクの半径方向に移動可能にするシャフト、1対のベアリング、スリーブの4部材からなるピボットベアリングにて構成される磁気ディスク装置において、前記ピボットベアリングのスリーブの比重がシャフトの比重より低いことを特徴とする磁気ディスク装置。
【0030】
<実施形態2> 前記実施形態1に記載の磁気ディスク装置において、前記ピボットベアリングのシャフトの軸方向の熱膨張量をΔA、半径方向の熱膨張量をΔa、スリーブの軸方向の熱膨張量をΔB、半径方向の熱膨張量をΔb、またベアリング玉の接触角度をαとした場合、
(ΔA−ΔB)tanα≒(Δa−Δb)であることを特徴とする磁気ディスク装置。
<実施形態3> 前記実施形態1或いは2に記載の磁気ディスク装置において、前記ピボットベアリングのシャフトの材質のヤング率がスリーブの材質のヤング率より大きいことを特徴とする磁気ディスク装置。
<実施形態4> 前記実施形態1或いは2或いは3に記載の磁気ディスク装置において、前記ピボットベアリングのシャフトの材質がステンレスでスリーブの材質がアルミニウムであることを特徴とする磁気ディスク装置。
【0031】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、与圧の変化を抑えるピボットベアリング構造において、ピボットベアリングのスリーブの比重をシャフトの比重より低くすることにより、アクチュエータ揺動部の質量を低減し、かつシャフトの剛性を高くすることができる。従って、アクチュエータ揺動部の軽量化によりヘッド位置決め制御性を向上させ、高精度、大容量の磁気ディスクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象となる磁気ディスク装置の構造を説明するための図。
【図2】本発明の一実施形態による磁気ディスク装置のアクチュエータを説明するための図。
【図3】本実施形態によるバネ−質量系モデルを説明するめたの図。
【図4】本実施形態によるピボットベアリングの温度変化による与圧変化を説明するための図。
【図5】本実施形態によるスリーブの比重と主共振周波数の関係を示す図。
【符号の説明】
1:磁気ディスク装置、2:ピボットベアリング、3:キャリッジ、4:磁気ヘッド、5:磁気ディスク、6:VCM、7:コイル、21:シャフト、22:ベアリング、23:スリーブ、221:ベアリング内輪、222:ベアリング外輪、223:ベアリング玉。

Claims (3)

  1. 磁気ディスクと、該磁気ディスクにデータの書込読出を行う磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを一端に保持してピボットベアリングを回転中心として揺動するキャリッジとを備え、前記ピボットベアリングが、円筒状のスリーブと、該スリーブの内側に嵌合する外輪とベアリング玉と内輪とから成るベアリングと、該ベアリングの内輪と外側が嵌合し、固定軸となるシャフトとから構成される磁気ディスク装置において、
    前記シャフトの軸方向の熱膨張量をΔA、半径方向の熱膨張量をΔa、前記スリーブの軸方向の熱膨張量をΔB、半径方向の熱膨張量をΔb、前記ベアリング玉の接触角度をαとした場合、(ΔA−ΔB)tanα≒(Δa−Δb)の関係を満たすよう、前記ベアリングの内輪及び外輪との間に前記シャフトの軸方向の与圧を与えると共に、前記スリーブの比重を前記シャフトの比重より低くしたことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 記シャフトのヤング率を、前記スリーブのヤング率より大きくしたことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。
  3. 記シャフトの材質がステンレス、且つ前記スリーブの材質がアルミニウムであることを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。
JP33474899A 1999-11-25 1999-11-25 磁気ディスク装置 Expired - Fee Related JP3684317B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33474899A JP3684317B2 (ja) 1999-11-25 1999-11-25 磁気ディスク装置
US09/579,522 US6657822B1 (en) 1999-11-25 2000-05-26 Magnetic disk apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33474899A JP3684317B2 (ja) 1999-11-25 1999-11-25 磁気ディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001155448A JP2001155448A (ja) 2001-06-08
JP3684317B2 true JP3684317B2 (ja) 2005-08-17

Family

ID=18280796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33474899A Expired - Fee Related JP3684317B2 (ja) 1999-11-25 1999-11-25 磁気ディスク装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6657822B1 (ja)
JP (1) JP3684317B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007305268A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Nsk Ltd 軸受ユニット
US8144434B1 (en) 2010-11-08 2012-03-27 Hitachi Global Storage Technologies, Netherlands B.V. Integrated pivot-carriage for improving pivot bonding process
EP3157754B1 (en) * 2014-06-19 2021-05-19 Canon Production Printing Netherlands B.V. A printer for printing on a medium
JP6662709B2 (ja) * 2016-05-27 2020-03-11 ミネベアミツミ株式会社 シャフトと筒状の構造体とを備える構造
US10192575B1 (en) * 2017-10-31 2019-01-29 Seagate Technology Llc Split actuator with multiple head stack assemblies bonded to bearing sleeves

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4717977A (en) * 1986-09-25 1988-01-05 Micropolis Corporation High capacity Winchester disk drive
JP2605583B2 (ja) * 1993-05-27 1997-04-30 日本電気株式会社 磁気ディスク装置用磁気ヘッド位置決め機構
US6185067B1 (en) * 1998-06-17 2001-02-06 Western Digital Corporation Disk drive with reduced thermal expansion induced disk slip

Also Published As

Publication number Publication date
US6657822B1 (en) 2003-12-02
JP2001155448A (ja) 2001-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6751064B2 (en) Head supporting device and disk drive using the same
JP2002106554A (ja) ピボット軸受装置
US20020167762A1 (en) Pivot bearing assembly for compensating for disk drive actuator tilt
JPH10241305A (ja) クラッシュストップおよびこれを用いたディスク装置
JP3684317B2 (ja) 磁気ディスク装置
WO2013145343A1 (ja) ピボット軸受装置およびこれを用いた磁気記録装置
US10460753B1 (en) Helium drive pivot design to reduce cover screw tension induced torque and stiffness changes
KR940000889B1 (ko) 자기 디스크장치
JP2671738B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP2001065556A (ja) ピボットアッセンブリー
KR960016900B1 (ko) 하드디스크드라이브의 액츄에이터 고정장치
US6985324B2 (en) Counteracting gas ingestion in a hydrodynamic bearing spindle motor
JP3705858B2 (ja) デイスク駆動装置
JP3740772B2 (ja) モータ
JPH05342778A (ja) ヘッド支持アームのハウジング及びこれを用いたヘッド・ディスク組立体
JP2500452B2 (ja) 磁気ディスク装置
KR0117658Y1 (ko) 하드디스크 드라이브의 액츄에이터장치
JPH10125053A (ja) 磁気ディスク装置
JPH11238299A (ja) ハードディスクドライブ装置
JPH03119582A (ja) 磁気ヘッド
JP2652987B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP2570103B2 (ja) 磁気ディスク装置のキャリッジ構造
JPH0696532A (ja) 磁気ディスク装置
JPH1169706A (ja) モータ
JPH06338152A (ja) 磁気ヘッド用位置決め装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20031128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090603

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100603

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110603

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110603

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120603

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees