JP3683662B2 - インスタントフイルムパック - Google Patents

インスタントフイルムパック Download PDF

Info

Publication number
JP3683662B2
JP3683662B2 JP33073496A JP33073496A JP3683662B2 JP 3683662 B2 JP3683662 B2 JP 3683662B2 JP 33073496 A JP33073496 A JP 33073496A JP 33073496 A JP33073496 A JP 33073496A JP 3683662 B2 JP3683662 B2 JP 3683662B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet member
film
layer
bag
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33073496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10171013A (ja
Inventor
実 小野
和則 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP33073496A priority Critical patent/JP3683662B2/ja
Priority to US08/988,009 priority patent/US5881323A/en
Publication of JPH10171013A publication Critical patent/JPH10171013A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3683662B2 publication Critical patent/JP3683662B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インスタントフイルムパックに関し、さらに詳しくはフイルムユニットの交換作業が簡単,迅速にでき、廃棄物が少なくローコストなインスタントフイルムパックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インスタントカメラに装填して使用されるインスタントフイルムパック(以下フイルムパックという)が知られている。このフイルムパックは、背が低い箱状をしたハードプラスチック製の遮光容器の中にモノシートタイプの自己現像処理型フイルムユニット(以下、フイルムユニットという)を複数枚重ねて収納したものである。
【0003】
前記遮光容器には、露光用開口と、露光済みのフイルムユニットを排出するための排出口とが形成されており、この内部には、前記露光用開口を遮光するハードプラスチック製の薄い板状の遮光カバーが最上層のフイルムユニットの露光面に重ねられて収納され、さらに最下層のフイルムユニットと内壁面との間にフイルムユニットを露光用開口側へ押しつけるバネ部材が収納されている。このようにフイルムパックの遮光容器は複雑な構造を有するコストの高いものであるにもかかわらず、内蔵した全てのフイルムユニットを撮影し終わった後はゴミとして廃棄されるため、コストや資源保護,環境保護等の面で問題があった。
【0004】
一方、例えば米国特許5055869号公報に記載されているように、積層した複数枚のフイルムユニットを可撓性の遮光袋に封入したフイルムパックが知られている。このフイルムパックは、そのままインスタントカメラに装填するのではなく、まず専用のマガジンに装填する。このマガジンには、フイルムパックの遮光袋を切断するカッターと、遮光袋をマガジンの外へ排出するローラ対とが内部に設けられている。
【0005】
ローラ対の一方はマガジンの蓋側に設けられており、フイルムパックをマガジンに挿入して蓋を閉じると、遮光袋の一端部がローラ対の間に挟まれ、遮光袋の他端部がマガジンの後端部に挟まれるようになっている。そして、マガジンをインスタントカメラに装填すると、マガジン内のカッターが作動して遮光袋の他端部が切断され、この後ローラ対がカメラ側の駆動機構によって回転され、遮光袋がマガジンの外に排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなマガジンを用いるフイルムパックでは、フイルムパックをマガジンに装填してから、マガジンをインスタントカメラに装填するという2度の装填操作が必要となるため、フイルム装填作業が面倒であるとともに迅速なフイルム交換ができないという問題がある。
【0007】
本発明は、廃棄物が少なくローコストであるとともに、簡単で迅速なフイルム交換を行うことができるフイルムパックを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のフイルムパックは、自己現像処理型の矩形状をしたフイルムユニットを複数枚積層して遮光袋の中に光密に収納したインスタントフイルムパックにおいて、前記遮光袋は、前記フイルムユニットの幅よりやや広い幅でフイルムユニットの長さの3倍より長い1枚の帯状のシート部材を一方の端からほぼフイルムユニットの長さ分の位置で2つ折りにして両側の縁をシールすることにより袋状に形成し、この中に複数枚のフイルムユニットを積層して挿入した後、この挿入口を構成する前記一方の端に近いシート部材の外側の面と前記他方の端側のシート部材の内側の面とをシールすることにより挿入口を光密に塞ぎ、前記シート部材の他方の端側を前記挿入口のシールされた部分から前記袋状にされた部分の外周面に重ねるように折り返し、前記他方の端が前記2つ折りにされた部分から外方へ突出されるようにするとともに、前記他方の端を前記2つ折りにされた部分から離れる直線状の一方向に引っ張ることによって分解され、元の1枚の帯状のシート部材に戻るようにしたものである。
【0009】
また、前記挿入口のシールは、前記折り返しによる線の中央部近傍を頂上とし、その両側の裾野のラインがシート部材の幅方向にそれぞれ細長く延びた山形状をしているものである。
【0010】
また、自己現像処理型のフイルムユニットを複数枚積層して遮光袋の中に光密に収納したインスタントフイルムパックにおいて、前記遮光袋は、フイルムユニットの長さとほぼ同じ長さの第1シート部材と、フイルムユニットの長さの2倍より長い第2シート部材とからなり、第1シート部材を第2シート部材の一端側に寄せて重ね合わせ、この一端側の一辺を除く第1シート部材の三辺を第2シート部材にシールすることにより形成された袋状部に前記一端側から積層した複数枚のフイルムユニットを挿入した後、前記一端側の一辺を他の三辺より強力にシールしたものであって、第2シート部材の他端側を一方向に引っ張ることによって、前記三辺のシールが剥がれて分解されるようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明のフイルムパックの外観を示す図1において、フイルムパック1は、遮光袋2と、この中に積層されて収納された複数枚,例えば10枚のフイルムユニット3からなる。このフイルムユニット3は自己現像処理型であり、周知のように、感光層および受像層を層設した感光シート4,現像処理液を封入した現像処理液ポッド5,余剰現像処理液を捕捉して硬化させるトラップ部6がユニット化されており、最後まで1枚のシートとして取り扱うことができる矩形状をしたモノシートタイプである。
【0012】
遮光袋2は、図2に示すように、一端部側が舌片状に幅が細くなった1枚の帯状をしており、短辺長がフイルムユニット3の幅よりやや長く、長辺長がフイルムユニット3の幅の約4.3倍の遮光性のシート部材2aから形成されている。このシート部材2aの材料としては、例えばカーボンブラックを混入したポリエチレン(PE)を用いることができる。
【0013】
シート部材2aは、フイルムユニット3の幅に対応した位置に設けた幅方向の折線11で2つ折りにされた後、両側の縁12,13が弱シールされる。これにより袋状に形成された袋状部15の中に10枚のフイルムユニット3を積層して挿入した後、縁部16の外表面と、シート部材2aのほぼ中央部に幅方向に設けられ、剥がれやすいように山形状にしたシール部17とを弱シールして袋状部15の口を光密に塞ぐ。この後、シート部材2aの舌片部18を折り返し、図1に示すように、この先端部18aが袋状部15の端部(折線11)より外側に突出されるようにしてある。なお、斜線で表した縁12,13及び山形状のシール部17は、弱シール用の接着剤が予め薄く塗工されており、その部分を加熱・加圧することにより弱シールされるようになっている。
【0014】
前記弱シールとは、2枚のシート部材を20mm×5mmの面積で接着した後、一方のシート部材を固定して他方のシート部材を水平方向かつ接着領域の長手方向に引っ張り、2枚のシート部材が互いに5mm剥がれるときの引張力の最大値が700g以下、好ましくは100g以上500g以下である接着面を有するものをいう。本発明に使用される弱シールは、接着剤を塗工したタイプ,層間密着を弱くしたタイプ,ヒートシール性樹脂を共押し出ししたタイプが挙げられるが、接着剤のタイプが一般的である。
【0015】
接着剤としては、熱可塑性接着剤が使われる。例えば、ビニル系樹脂として、ポリ酢酸ビニル,ポリアクリル酸エステル、重縮合系樹脂として、ポリアミド,ポリエステル、重付加系樹脂として、熱可塑性ポリウレタン,またポリビニルアルコールなどが挙げられ、これらを混合して使ってもよい。
【0016】
弱シール性を付与するには、接着剤の塗工量を下げること、分子量を下げることや、他の樹脂(例えば充填剤,可塑剤,増粘剤)の添加により、凝集力を下げることが有効である。また、表面層またはバック面を接着しにくい材料(例えば、シリコーン,フッ素系材料など)で処理しておき、界面の接着強度を下げることでも実現できる。
【0017】
接着剤を選定するには、弱シール力の設定値と同時に、接着剤と基材との密着性も考慮して選択する必要がある。密着性が悪いと、シート部材の表面に均一に塗工することができない。これらの接着剤の塗工には、グラビアコート,エッジコートなどが挙げられ、塗工量は20〜1g/m2 、好ましくは10〜3g/m2 である。
【0018】
このように構成されたフイルムパック1は、図3に示すように、インスタントカメラ30のフイルム装填ボックス32の中に挿入して使用される。このフイルム装填ボックス32は、裏蓋33の内側に回動自在に取り付けられており、軸部34に仕掛けられたバネ(図示せず)によって裏蓋33から離れる方向に付勢されているとともに、ストッパ36によって開き度合が規制されている。また、同様に裏蓋33も開き度合が規制されているから、裏蓋33を止まる位置まで開くと、図のように、フイルム装填ボックス32のパック挿入口32aがカメラ本体31と裏蓋33との間に露呈される。なお、フイルム装填ボックス32の撮影レンズ側の壁にはアパーチャ32b,裏蓋側の壁には圧板38を受け入れる開口32cがそれぞれ形成されている。
【0019】
裏蓋33の上部には、従動ローラ41が設けられ、フイルム装填ボックス32の中にフイルムパック1を挿入して裏蓋33を閉じると、図4に示すように、カメラ本体31の上部に設けられた駆動ローラ42との間に、フイルムパック1の舌片部18が挟まれる。この後、シャッタボタンを押し下げると、駆動ローラ42が反時計方向に回転し、舌片部18がカメラ本体31と裏蓋33との間に形成されたスリット状のパック排出口44から排出されてゆく。
【0020】
舌片部18が排出されてゆくにつれて、まずシール部17が縁16の外面から捲れるようにして剥がれる。このとき、シール部17が山形状になっているから、加えられる引っ張り力がまず山の先端部に集中してかかるため、この先端部分から剥がれ始め、その剥がれが順次両外側に向かって伝播してゆく。したがって、シール部17を直線状にした場合と比べて、僅かな力でスムーズにシール部17が剥がれる。続いて両側の縁12,13のシールがそれぞれ剥がれて、遮光袋2が元の一枚のシート部材2aに分解される。このシート部材2aの全部がパック排出口44から排出されると、フイルム装填ボックス32の中に複数枚のフイルムユニット3が積層された状態で残留し、フイルム装填が完了する。なお、従動ローラ41の代わりに、舌片部18を手で引っ張ることで、シート部材2aを排出させることもできる。この場合、パック排出口44の内側に毛羽を有する布(例えばベルベット)を貼っておくとパック排出口44の遮光ができる。
【0021】
撮影レンズ46を被写体に向けてシャッタボタンを押し下げれば、測光が行われた後、シャッタが駆動してアパーチャ32bを介して最上層のフイルムユニット3aが露光される。露光完了直後に、カメラ本体31内に組み込まれた送り出し爪が作動して露光済みのフイルムユニット3aのトラップ部6側端部に係合し、フイルムユニット3aをフイルム排出口48,49に向かって押し上げるとともに、駆動ローラ42が時計方向に回転を開始する。
【0022】
フイルムユニット3aの現像処理液ポッド5側端部がフイルム排出口48から押し出されると、これを駆動ローラ42と従動ローラ51とが挟んで現像処理液ポッド5を押しつぶしながらフイルム排出口49に向かって送り出す。フイルムユニット3aがフイルム排出口49から排出される間に、現像処理液が駆動ローラ42と従動ローラ51とによってフイルムユニット3aの感光シート4に均一に展開される。所定時間が経過すると、フイルムユニット3aの感光シート4面に被写体のポジ像が現出する。
【0023】
以後、同様にシャッタボタンを操作することにより、フイルム装填ボックス32内の全てのフイルムユニット3を1枚ずつ順次に露光することができる。全てのフイルムユニット3の撮影が完了すると、フイルム装填ボックス32内は空になるから、従来のように空のパックを取り出す手間は不要である。
【0024】
上記実施形態で説明したように、本発明のフイルムパックの遮光袋は、1枚の帯状のシート部材を折って両側の縁をシールした後、フイルムユニットの挿入口をシールすることにより形成されている。そして、フイルムパックをカメラに装填した後、シート部材の一端部を一方向に引っ張ることにより、挿入口および両側の縁の各シール部分に対し、少なくとも片側のシート部材が捲られるように、力が加えられ、前記各シール部分が順次に剥がされて遮光袋が分解し、遮光袋が元のシート部材に戻ってカメラの外に引き出されるように構成してある。したがって、このような構成になっていれば、本発明のフイルムパックの遮光袋は、上記実施形態に限定されず、例えば図5に示すようなものであってもよい。
【0025】
図5において、フイルムパック60の遮光袋61は、前記遮光袋2と同様の帯状のシート部材61aから形成されているが、前記部縁16に該当する一端部62は、折り返された部分63の内面と接合されずにまっすぐ伸ばされ、一端部62の内面に部分63の先端部がシールされている。そして、フイルムパック60のインスタントカメラ70への装填に際しては、一端部62がフイルム装填室71の縁と裏蓋73との間に挟まれるように装填される。
【0026】
裏蓋73を閉じた後、他端部64を引っ張ると、一端部62が固定されているから、容易に部分63の先端部が一端部62の内面から剥がれる。さらに、他端部64を引っ張ることにより、前記実施形態の縁12,13に該当する両側の縁のシールが剥がれて遮光袋61が分解し、元のシート部材61aに戻る。最後に強く他端部64を引っ張ることにより、一端部62がフイルム装填室71の縁と裏蓋73との間から外れ、シート部材61aの全てがパック排出口75から排出される。
【0027】
以上説明した実施形態では、遮光袋を1枚のシート部材から構成したが、2枚のシート部材から構成してもよい。この場合には、一方のシート部材は、フイルムユニットの長さとほぼ同じ長さの第1シート部材とし、他方のシート部材は、フイルムユニットの長さの2倍より長い第2シート部材とする。まず、第1シート部材を第2シート部材の一端側に寄せて重ね合わせ、この一端側の一辺を除く第1シート部材の三辺を第2シート部材にシールして袋状にする。
【0028】
この際、一辺を山形状に形成し、平行する二辺を直線状シールとし、第2シール部材を山形状シールで折り返すと、上記実施形態と同様の形状を形成できる。これにより、シート部材が突出していないフラットな前記一端側がフイルムユニットの挿入口になるから、フイルムユニットの挿入が容易にできる。この挿入口から積層した複数枚のフイルムユニットを袋状部に挿入した後、挿入口を他の三辺より強力にシールして第2シート部材の他端部を引っ張った際に剥がれないようにする。
【0029】
この遮光袋をカメラに装填した後、第2シート部材の他端側を一方向に引っ張ると、前記三辺のシールが剥がれて袋状部は分解され、1枚の帯状のシート部材となってカメラの外に引っ張り出される。なお、一辺を強力にシールするには、シール時の温度,圧力を上げる方法、強接着剤を塗工する方法などが挙げられる。また、本実施形態であれば、材質(例えば剛度,接着力,帯電性,滑性など)の異なる2種類のシート部材を使用することができる。
【0030】
本発明に使用されるシート部材は、遮光性,滑性が高く、剛性が適度にあることが要求される。フイルムユニットの遮光性を確保するためにシート部材のシート面から通過する光は、少なくとも0.01ルックス・秒以下とする必要があり、例えば外光が10万ルックス・100秒の遮光性を保証する場合、1/10 9 以下に減光させる必要がある。このため、シート部材には、カーボンブラックや、アルミ箔、アルミの蒸着、またはその組み合わせ処理されていることが好ましい。カーボンブラックの添加量は、1g/m2 以上、好ましくは1.5g/m2 以上となるように設定する。使用するカーボンブラックは、低イオウ成分、例えば特開平3−179342号公報記載の材料が好ましい。
【0031】
また、写真的悪作用(カブリの発生、感度低下または感光度の増加等)が少ない、あるいは遮光性の点で、平均粒子径が10〜80mμ、PH5〜9のファーネスカーボンブラックが好ましく、特に15〜50mμ、PH6〜8のファーネスカーボンブラックが好ましい。アセチレンブラックも写真的悪作用が少ないカーボンブラックとして好ましい。
【0032】
市販品としては、例えば三菱化学製のカーボンブラック#20(B),#30(B),#33(B),#40(B),#41(B),#44(B),#45(B),#50,#55,#100,#600,#950,#2200(B),#2400(B),MA8,MA11,MA100等があげられる。海外の製品としては、例えばキャボット社のBlack Pearls 2 ,46,70,71,74,80,81,607 等、Regal 300,330,400,660,991,SRF-S 等、Sterling 10,SO,V,S,FT-FF,MT-FF等があげられる。さらに、アシュランド・ケミカル社のUniteel R,BB,15,102,3001,3004,3006,3007,3008,3009,3011,3012,XC-3016,XC-3017,3020等があげられるが、これらに限定されるものではない。
【0033】
ファーネスカーボンブラックの粒子径が10mμ未満であると樹脂との混練性が悪く遮光性、物理強度が悪化する。逆に100mμを越えると分散は良くとも遮光能力が劣り、遮光性確保のためにカーボン濃度を上げると物理強度の低下、成形性の悪化を起こし実用に耐えなかった。また、PHが5〜9の範囲を越えるカーボンブラックの多くは、写真的悪作用を起こしやすく使用不可であった。
【0034】
遮光性物としては、カーボンブラック以外に酸化チタン、ベンガラ、炭酸カルシユウム等の無機顔料、あるいは有機の染料を併用してもよい。
【0035】
さらに、WO(国際公開)89/12847号公報によるとカーボンブラック中にはシアン化合物が含まれているのが通常である。シアン化合物は写真フイルムに化学的影響を与えることが知られており、その含有量が増えると写真性に悪影響を及ぼす。写真性能に問題のないシアン化合物含有量はカーボンブラックの使用量によって異なるが、一般的には3ppm/カーボンブラック重量である。ここでいうシアン化合物含有量は、次の方法で求められる。
【0036】
カーボンブラックを硫酸存在下にて還流し、発生したシアン化水素を0.1N水酸化ナトリウム水溶液でトラップした後、4−ピリジンカルボン酸・ピラゾロン吸光分析法にて定量する。しかる後に、このシアン化水素量をカーボンブラック重量に対するppm単位に換算する。
【0037】
カーボンブラックのシアン化合物含有量はDBP(過酸化ジブチル)吸油量と非常に相関がある。DBP吸油量が65ml/100g未満のカーボンブラックでは、シアン化合物含有量が写真性能に対して危険領域に入る。また、カーボンブラックに含まれる灰分量の関係においても非常に相関があり、その灰分量は0.5%以上でシアン化合物含有量が写真性能に対して危険領域に入る。
【0038】
したがって本発明に使用するカーボンブラックは、DBP吸油量が65ml/100g以上、または灰分量で規定するならば0.5%以下のカーボンブラックであり、上記の測定方法でシアン化合物含有量が2ppm以下であるカーボンブラックが好ましい。
【0039】
シート部材に使用されるポリマーは、ポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP),ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリアミド(PA),ポリカーボネート(PC),ポリスチレン(PS),ポリフェニレンオキサイド(PPO)などが挙げられ、剛性や接着剤の密着性,カーボンブラックの分散性,ラミネートの容易さ,蒸着層の蒸着の容易さなどから、複合的に使用される。
【0040】
遮光性で留意しなければならない点は、ピンホール状の光洩れ現象である。これは、遮光層または蒸着層の膜厚ムラ,ハジキ現象が発生すると、光カブリが発生する。また、シート部材でフイルムユニットを袋状に包み込んだときシール面の接着不良があると、シール面から光が侵入する原因となるので、シール条件や接着面の塗工均一性にも留意しなければならない。
【0041】
シート部材は、バック面同志の滑性,接着面とカメラの圧板などの間での滑性が高い方が引出し力が下がる。シート部材に滑性を付与するには、シート部材の最外層に添加する方法と、塗工する方法がある。滑剤としては、シリコーンオイル類,オレイン酸アミド等の高級脂肪酸アミド,ステアリン酸亜鉛などの高級脂肪酸の金属塩,高級アルコールエステル,多価アルコールのエステルの脂肪酸エステルなどがあり、さらにアクリル系の微粒子マット剤,シリカ系のマット剤を表層に塗工するなどの方法がある。
【0042】
剛性は、小さいほど引き出す抵抗は低くなる傾向にあるが、裂けやすくなり、裂けた材料が部分的にカメラ中に残留すると、撮影時に写り込み、問題となる。また、剛性は、大きいと、引出し時に過大な抵抗となる。剛性の低い材料として、PE,PA、剛性の高い材料として、PET,PC,PSなどに分類でき、これらを複合的に組み合わせ、厚みを調整することにより、最適の剛性を確保することができる。
【0043】
また、防湿性を付与することは、フイルムの保護の上で効果がある。水分の面透過率は、40℃90%の雰囲気中で5mg/24hr・1m2 以下の材料であることが好ましいが、弱シール部分の防湿性を確保できない場合は、さらに外装の包装材を使用することで、確実な防湿性を確保することができる。この場合には、シート部材に防湿性を確保する必要はない。防湿性を確保するには、アルミ箔,アルミ蒸着,セラミック蒸着などが挙げられる。
【0044】
フイルムユニットを包み込んだ後、フイルム面とシート部材が擦られて引き出されるので、フイルム表面の空気抵抗は低い方がスタチックカブリの発生が起こりにくい。シート部材の少なくともフイルムユニットを包む側(内側)の最外層に帯電防止剤やカーボンブラックを練り込んだり塗工する方法がある。
【0045】
また、フイルムユニットとしては、富士写真フイルム株式会社製のインスタントフイルム「ACE」(商品名)やポラロイド社製インスタントフイルム「スペクトラ600」(商品名)などが使用される。なお、「ACE」は、露光面と反対側の面に画像が現れ、「スペクトラ600」は、露光面と同じ側に画像が現れる。
【0046】
「ACE」タイプのフイルムユニット3の層構造は、図6に示すように、感光シート81とカバーシート82とからなる。感光シート81の表面(図面の上側)が露光面となり、カバーシート82の表面(図面の下側)に画像が現れる。感光シート81は、バック層84を有する支持体85の上に、受像層86,白色反射層87,遮光層88,赤感性乳剤層89,緑感性乳剤層90,青感性乳剤層91,UV吸収剤層92,保護層93が順次に層設されており、感性乳剤層89〜91の各間には、混色防止層94が設けられている。また、カバーシート82は、支持体96の上にフィルタ染料層97,下に中和層98,タイミング層99,100が順次に層設されている。
【0047】
感光シート81の支持体85は、写真感光材料に通常用いられる平滑な透明支持体なら、いずれでも用いられ、酢酸セルロース,ポリスチレン,ポリエチレンテレフタレート,ポリエチレンナフタレート,ポリカーボネートなどが用いられ、下塗り層を設けるのが好ましい。支持体85は通常ライトパイピングを防止する為微量の染料または酸化チタンの如き顔料を含有しているのが好ましい。
【0048】
支持体85の厚さは、50μm〜350μm,好ましくは70〜210μm、さらに好ましくは80μm〜150μmである。なお、支持体85の厚さは、厚いと、フイルムユニット3を積層したときの厚みが厚くなってフイルムパック1が大きくなり、環境適性悪化の原因となり、また薄いと、フイルムユニット3の剛性が低下し、送り出し不良,平面性悪化の原因となる。必要に応じて支持体85のバック側にはカールバランスをとるバック層84または特開昭56−78833号公報記載の酸素遮断性の層をつけることができる。
【0049】
受像層86は、親水性コロイド中に媒染剤を含むものである。これは単一の層であっても、また種類の異なる媒染剤が重ねて塗設された多層構成のものでもよい。これについては特開昭61−252551号公報に記載されている。媒染剤としては、ポリマー媒染剤が好ましい。
【0050】
色画像の白背景を成す白色反射層87は、通常白色顔料と親水性バインダーを含む。白色反射層87用の白色顔料としては、硫酸バリウム,酸化亜鉛,ステアリン酸バリウム,銀フレーク,ケイ酸塩類,アルミナ,酸化ジルコニウム,ジルコニウム硫酸ソーダ,カオリン,雲母,二酸化チタンなどが使用される。特に有用な白色顔料は、二酸化チタンである。
【0051】
白色反射層87と感光性層の間には、遮光剤および親水性バインダーを含む遮光層88を設けてある。
【0052】
遮光層88の上方に色素像形成物質と組み合わされたハロゲン化銀乳剤層からなる感光層を設ける。以下でその構成要素について述べる。
【0053】
色素像形成物質は、銀現像に関連して拡散性色素(色素プレカーサーでもよい)を放出する非拡散性化合物であるか、あるいはそれ自体の拡散性が変化するものであり、「写真プロセスの理論」(The Theory of the Photographic Process)第4版に記載されている。これらの化合物は、いずれも下記の一般式〔I〕で表すことができる。
一般式〔I〕
(DYE−Y)n −Z
{DYEは色素基、一時的に短波化された色素基または色素前駆体基を表し、Yは単なる結合または連結基を表し、Zは画像状に潜像を有する感光性銀塩に対応または逆対応して(DYE−Y)n −Zで表される化合物の拡散性に差を生じさせるか、または、DYEを放出し、放出されたDYEと(DYE−Y)n −Zとの間に拡散性において差を生じさせるような性質を有する基を表し、nは1または2を表し、nが2の時、2つのDYE−Yは同一でも異なっていてもよい。}
【0054】
このZの機能により、銀現像部で拡散性となるネガ型化合物と未現像部で拡散性となるポジ型化合物とに大別される。ネガ型の色素放出レドックス化合物のZのうち、特に好ましい基としてはN−置換スルファモイル基(N−置換基としては芳香族炭化水素環やヘテロ環から誘導される基)を挙げることができる。
【0055】
ポジ型の化合物については、アンゲバンテ・ヘミ・インターナショナル・エデション・インイングリッシュ(Angev.Chem.Int.Ed.Engl. )、22、191(1982)に記載されている。
【0056】
好ましい重層構成では、露光側から青感性乳剤の組み合わせ単位、緑感性乳剤の組み合わせ単位、赤感性乳剤の組み合わせ単位が順次配置される。
【0057】
各乳剤層単位の間には必要に応じて任意の層を設けることができる。特にある乳剤層の現像の効果が他の乳剤層単位に及ぼす好ましくない影響を防ぐため、混色防止層94を設置するのが好ましい。
【0058】
その他必要に応じて、イラジエーション防止層,UV吸収剤層92,保護層93などが塗設される。保護層93には、フッ素原子を有する界面活性剤(例えば特開昭60−128404号公報,特開昭61−41143号公報に記載)を添加することで、スタチックカブリを防止することができる。また必要に応じて、任意の隣接する層の間に、ゼラチンからなる隔壁層を設けることもできる。また、上記感光層89〜91の任意の層には、カブリを防ぎ、写真階調を調節するために、現像抑制剤プレカーサー,耐拡散性の還元剤等を組み込むことができる。
【0059】
感光層に用いる親水性バインダーとしては、現像処理液101の浸透と画像色素の転写が可能なものであれば、任意のもの用いられる。例えば、ゼラチン,ポリアクリルアミド,ポリビニルアルコールあるいはそれらの誘導体などである。親水性バインダーは硬膜剤によって硬膜してもよく、親水性バインダーの0.5%〜5%、好ましくは0.5%〜2%が添加される。
【0060】
透明なカバーシート82は、感光要素上に現像処理液101を均一に展開し、処理後のアルカリを中和し画像の安定化をはかるために、中和機能を有する層(中和層98及びタイミング層99)を有する。この中和機能を有する層は、現像処理液101から持ち込まれるアルカリを中和するに十分な量の酸性物質を含む層であり、必要に応じて、中和速度調節層(タイミング層99),密着強化層等の層からなる多層構成のものでもよい。
【0061】
カバーシート82の支持体96は、写真感光材料に通常用いられる平滑な透明支持体なら、いずれでも用いられ、酢酸セルロース,ポリスチレン,ポリエチレンテレフタレート,ポリカーボネートなどが用いられ、下塗り層を設けるのが好ましい。また、支持体96には、ライトパイピングを防止するため微量の染料を含有させるのが好ましい。
【0062】
中和機能を有する層の他に、補助的な機能を持つ層として、バック層84,保護層93,フィルタ染料層97などを有してもよい。バック層84は、カールの調整や、滑り性の付与の為に設けられる。フィルタ染料はこの層に添加してもよい。保護層93は、モノシート型感光材料においては、主としてカバーシートバック面との接着を防止する為に用いられる。
【0063】
捕獲媒染層は、現像処理液101側に拡散した色素を捕獲することにより、画像完成時間の遅れや鮮鋭度の劣化を防止することができる。通常、カバーシート82の最外層に色素捕獲層を設ける。色素捕獲層は、前述の染料受像層と同様に親水性コロイド中にポリマー媒染剤を含むものであり、特開平1−198747号公報,特開平2−282253号公報に記載されている。
【0064】
カバーシート82に染料を含有させて感光層の感度調整を行うこともできる。フィルタ染料は、直接カバーシート82の支持体96中や中和機能を有する層98、さらには前記のバック層84,保護層93,捕獲媒染層などに添加してもよいし、単独の層を設置してもよい。
【0065】
現像処理液101は、感光要素の露光後に感光要素上に均一に展開され、その含有する成分によって感光層の現像を行うアルカリ処理組成物である。このために、組成物中には、アルカリ、増粘剤,現像薬,さらに、現像を調節するための、現像促進剤,現像抑制剤,現像薬の劣化を防ぐための酸化防止剤,階調調節剤,などを含有する。
【0066】
アルカリは液のpHを12〜14とするに足りるものであり、アルカリ金属の水酸化物(例えば水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,水酸化リチウム),アルカリ金属のリン酸塩(例えばリン酸カリウム),グアニジン類,四級アミンの水酸化物(例えば水酸化テトラメチルアンモニウムなど)が挙げられるが、なかでも水酸化カリウム,水酸化ナトリウムが好ましく、特に水酸化カリウムが好ましい。
【0067】
増粘剤は現像処理液101を均一に展開するために、また感光シート81とカバーシート82との密着を保つために必要である。例えば、ポリビニルアルコール,ヒドロキシエチルセルロースのアルカリ金属塩が用いられるが、現像処理液101の破裂可能容器からの液もれを防ぎ、かつ展開時には均一に感光層上に展開されるよう、チクソトロピー性のものが好ましく、このためヒドロキシエチルセルロース,ヒドロキシメチルカルボン酸ナトリウム,カルボキシメチル−ヒドロキシエチルセルロースが用いられる。
【0068】
現像処理液101には必要に応じて遮光剤を含ませることができる。特に、透明な支持体96を通して露光する一体型感光材料の場合には、現像処理液101に遮光性を付与することが必要である。そのための遮光剤としては、カーボンブラックその他の顔料,染料を用いることができる。特に、現像処理液101に白色顔料を含み、展開された処理液層を背景に色素画像を観察する場合には、遮光剤としてpH感応性の色素を用いることが好ましい。
【0069】
感光シート81,カバーシート82あるいは現像処理液101のいずれかに特開昭62−215272号公報の第72〜91頁記載の現像促進剤、第146〜155頁記載の硬膜剤、第201〜210頁記載の界面活性剤、第210〜222頁記載の含フッ素化合物、第225〜227頁記載の増粘剤、第227〜230頁記載の帯電防止剤、第230〜239頁記載のポリマーラテックス、第240頁記載のマット剤などを含ませることができる。
【0070】
【発明の効果】
以上のように、本発明のインスタントフイルムパックによれば、1枚の帯状のシート部材から矩形状のフイルムユニットを挿入する遮光袋を形成し、シート部材の一端部を直線状の一方向に引っ張ることによって全てのシールが順次に剥がれて分解され、元の1枚の帯状のシート部材に戻るようにしたので、ハードプラスチック製の遮光容器やマガジン等が不要になり、きわめてローコストに生産できるとともに、廃棄物は1枚のシート部材のみで環境破壊のおそれがきわめて少なくなる。また、フイルム交換に際しては、空になった遮光容器やマガジンの取り出し作業が不要であるから、きわめて迅速なフイルム装填を行うことができる。
【0072】
また、折り畳まれた一辺に相対する一辺のシールを山形状にしたから、シート部材の一端部を引っ張ったときに最初に剥がされる一辺のシールが簡単,確実に剥がれ、残りの二辺のシールも確実に剥がれるようになる。したがって、フイルム装填に手間取ることがなく、迅速で確実なフイルム交換ができる。
【0073】
また、2枚のシート部材で三辺をシールすることにより袋状部を形成し、この中に積層したフイルムユニットを挿入した後、この挿入口を強シールしたので、フイルムユニットの挿入前に三辺のシールを確実に行っておくことができるとともに、フイルムユニットの挿入口がフラット(長い方のシート部材が挿入口の外側に突出していない)であるから、フイルムユニットの挿入が容易に行える。さらにフイルムユニット挿入後の工程も挿入口の強シールのみであるから、全体の製造工程が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したフイルムパックの外観を示す斜視図である。
【図2】遮光袋の展開図である。
【図3】フイルムパックをインスタントカメラに装填する様子を示す説明図である。
【図4】インスタントカメラの裏蓋を閉じた直後の状態を示す説明図である。
【図5】フイルムパックの別の実施形態を示す説明図である。
【図6】フイルムユニットの層構造の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フイルムパック
2 遮光袋
2a シート部材
3 フイルムユニット
15 袋状部
18 舌片部
30 インスタントカメラ
32 フイルム装填ボックス

Claims (3)

  1. 自己現像処理型の矩形状をしたフイルムユニットを複数枚積層して遮光袋の中に光密に収納したインスタントフイルムパックにおいて、
    前記遮光袋は、前記フイルムユニットの幅よりやや広い幅でフイルムユニットの長さの3倍より長い1枚の帯状のシート部材を一方の端からほぼフイルムユニットの長さ分の位置で2つ折りにして両側の縁をシールすることにより袋状に形成し、この中に複数枚のフイルムユニットを積層して挿入した後、この挿入口を構成する前記一方の端に近いシート部材の外側の面と前記他方の端側のシート部材の内側の面とをシールすることにより挿入口を光密に塞ぎ、前記シート部材の他方の端側を前記挿入口のシールされた部分から前記袋状にされた部分の外周面に重ねるように折り返し、前記他方の端が前記2つ折りにされた部分から外方へ突出されるようにするとともに、前記他方の端を前記2つ折りにされた部分から離れる直線状の一方向に引っ張ることによって前記挿入口のシールが剥がれ、次に前記両側の縁のシールが剥がれて分解され、元の1枚の帯状のシート部材に戻るようにしたことを特徴とするインスタントフイルムパック。
  2. 前記挿入口のシールは、前記折り返しによる線の中央部近傍を頂上とし、その両側の裾野のラインがシート部材の幅方向にそれぞれ細長く延びた山形状をしていることを特徴とする請求項1記載のインスタントフイルムパック。
  3. 自己現像処理型のフイルムユニットを複数枚積層して遮光袋の中に光密に収納したインスタントフイルムパックにおいて、
    前記遮光袋は、フイルムユニットの長さとほぼ同じ長さの第1シート部材と、フイルムユニットの長さの2倍より長い第2シート部材とからなり、第1シート部材を第2シート部材の一端側に寄せて重ね合わせ、この一端側の一辺を除く第1シート部材の三辺を第2シート部材にシールすることにより形成された袋状部に前記一端側から積層した複数枚のフイルムユニットを挿入した後、前記一端側の一辺を他の三辺より強力にシールしたものであって、第2シート部材の他端側を一方向に引っ張ることによって、前記三辺のシールが剥がれて分解されるようにしたことを特徴とするインスタントフイルムパック。
JP33073496A 1996-12-11 1996-12-11 インスタントフイルムパック Expired - Fee Related JP3683662B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33073496A JP3683662B2 (ja) 1996-12-11 1996-12-11 インスタントフイルムパック
US08/988,009 US5881323A (en) 1996-12-11 1997-12-10 Instant photo film pack and instant camera for use with the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33073496A JP3683662B2 (ja) 1996-12-11 1996-12-11 インスタントフイルムパック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10171013A JPH10171013A (ja) 1998-06-26
JP3683662B2 true JP3683662B2 (ja) 2005-08-17

Family

ID=18235967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33073496A Expired - Fee Related JP3683662B2 (ja) 1996-12-11 1996-12-11 インスタントフイルムパック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3683662B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10171013A (ja) 1998-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3652281A (en) Photographic film unit
US3652282A (en) Photographic film unit and method of manufacture
US3722383A (en) Unique waste-free camera system of the self-developing type
US3619193A (en) Photographic film unit
JP3683662B2 (ja) インスタントフイルムパック
US3607285A (en) Photographic film unit
US3619192A (en) Photographic film unit
US6221554B1 (en) Self developing-film unit
JPS5847696B2 (ja) シヤシンフイルムヨウクミタテタイ
US3690238A (en) Stripping mechanism
US3816128A (en) Photographic film unit
US4461556A (en) Film processing apparatus for self-processing film unit with a folded applicator
US3615539A (en) Self-developing photographic film unit and process having secured face-to-face surface
JP3685471B2 (ja) フイルムパック収納包装体及びカメラ
US3309201A (en) Photographic miniature transparency film product
US3765887A (en) Film assemblage for color diffusion transfer
US5881323A (en) Instant photo film pack and instant camera for use with the same
US4767691A (en) Photographic film assemblage
JPH048418Y2 (ja)
JP2006003831A (ja) インスタントフイルムパック
US4839257A (en) Color diffusion transfer photographic film unit
JPH10186504A (ja) インスタントフイルムパック
US3732101A (en) Photographic film unit
JPH10228079A (ja) インスタントフイルムパック及びカメラ
US4192593A (en) Photographic film assemblage

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050518

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080603

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090603

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090603

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100603

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531