JP3682914B2 - データ通信システムおよびこれに用いるデータ処理装置、ブラウザを利用した接続維持方法、記録媒体 - Google Patents

データ通信システムおよびこれに用いるデータ処理装置、ブラウザを利用した接続維持方法、記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ通信システムおよびこれに用いるデータ処理装置、ブラウザを利用した接続維持方法、記録媒体に関し、特に、ネットワーク上にウェブサーバとウェブブラウザとを備えたウェブシステムのように、ステートレスのプロトコルに従って動作するシステムに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、コンピュータや携帯電話等の広範な普及と、インターネット技術の進展などを背景として、インターネットを利用した様々なサービスが多く提供されている。これらのサービスの殆どは、サーバ側に備えられたウェブサーバと、クライアント側に備えられたウェブブラウザとの間でデータ通信を行うことによって実現されるものである。
【0003】
すなわち、ウェブサーバは、クライアント側のウェブブラウザから送られてきた要求に応じて、サービス提供用に用意されたHTML(Hyper Text Markup Language)などの情報を提供する。クライアント側では、ウェブサーバから送られてきたHTML情報をウェブブラウザで解析し、当該HTML情報により示される内容を画面上に表示する。クライアントユーザは、この画面表示の内容を見て、必要に応じてウェブブラウザから情報を入力してウェブサーバに再送することにより、所望のサービスの提供を受けることができる。
【0004】
ウェブサーバとウェブブラウザとの間のデータ通信の手順をより具体的に説明すると、以下の通りである。まず、クライアント側のウェブブラウザは、ユーザが指定したURL(Uniform Resource Locator)に従って、そのURLを持つウェブサーバに対してHTML情報の送信を要求する。このHTML情報の送信要求を受けたウェブサーバは、指定されたURLのHTMLソースコードをウェブブラウザに送信する。
【0005】
ウェブブラウザは、ウェブサーバから受け取ったHTMLソースコードを解析して、そのソースコード中に含まれるテキスト情報等を画面表示する。さらに、このソースコード中に画像や音声などのリンク情報が存在している場合には、ウェブブラウザは、先ほどと同じウェブサーバに対してリンク情報の送信を要求する。このリンク情報の送信要求を受けたウェブサーバは、要求されたリンク情報をウェブブラウザに送信する。
【0006】
このようなウェブサーバとウェブブラウザとの間の一連のやり取りによって、クライアント側の表示画面にサービス提供用のホームページが表示されることとなる。そして、上述のようにクライアントユーザがこの画面表示の内容を見て、必要に応じてウェブブラウザから情報を入力してウェブサーバに送信し、ウェブサーバからそれに対する応答を入力することなどによって、所望のサービスの提供を受けることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このようなウェブサーバとウェブブラウザとを有するウェブシステムは、その時々の接続状態を維持しないステートレスのプロトコルによって動作するシステムである。このステートレスなウェブシステムでは、ウェブブラウザからの要求に対応してウェブサーバがデータの送信を一度完了すると、ウェブブラウザとの接続(セッション)が切断される。つまり、個々のデータ送受信毎にセッションが独立しており、どのウェブブラウザとどのウェブサーバとが接続されているか等の接続状態は全く維持されていない。
【0008】
そのため、ウェブサーバは、ウェブブラウザからURLを指定して情報提供の要求があったときに、そのURLに対応するデータを要求元のウェブブラウザに返送することができるだけである。また、接続のための識別記号をリクエストと共に送ることで、ウェブサーバ側において擬似的にセッションを継続する方法は広く利用されているが、この方法では、特定のウェブブラウザに対して任意のタイミングでメッセージを自発的に送信することなどはできない。また、ウェブサーバは、クライアント側でウェブブラウザをシャットダウンしたり、他のURLに移動したりするなどの接続状況の変化を検知することもできない。
【0009】
逆に、クライアント側から見れば、ウェブブラウザの基本的な機能は、所定のURLを指定してウェブサーバにアクセスし、当該URLによって指定されたデータを取得してその情報を表示するだけである。したがって、このウェブブラウザの基本機能だけでは、他のクライアントに関するウェブサーバへの接続状況を知ることはできない。また、クライアントが任意のタイミングで、他のクライアントに対してデータを伴った通知を行うことなどもできない。
【0010】
以上のように、ステートレスなウェブシステムでは、データ通信の方法に制約を受け、基本的には、ウェブブラウザから要求がある毎にウェブサーバが対応する情報を提供することしかできない。そのため、インターネット上で提供するサービスの手法もこのデータ通信の方法によって制限され、よりバリエーションに富んだサービス、よりユーザインタフェースの優れたサービス、より処理を効率的に行えるサービスなどを提供することができないという問題があった。
【0011】
なお、ステートレスなウェブシステムではなく、サーバ側あるいはクライアント側でその時々の接続状態を維持するステートフルなシステムを用いれば、上述の問題は回避することができる。しかし、ステートフルなシステムとする場合には、提供しようとするサービスに合わせた専用のクライアント端末、あるいは専用のクライアント・ソフトウェアや特殊なコンポーネントなどを用意する必要がある。特定の企業間取引などを行う場合にはそれでも良いが、各家庭や企業等に存在する一般ユーザを対象としてサービスを提供する場合に、それら一般ユーザのそれぞれに専用端末や専用ソフトウェア等を持たせることは現実的でない。また、そのようなケースではウェブサーバに接続している以外のポートを使用するため、セキュリティ用のファイアウォールを経由して使用するためには特別な設定を行う必要がある。
【0012】
上述したように、現在インターネット上で提供されている多くのサービスは、ウェブサーバとウェブブラウザとを有するステートレスなウェブシステムによるものである。また、今後提供される種々のサービスも、このようなウェブシステムによるものであることが予想される。したがって、専用のクライアント端末や専用のクライアント・ソフトウェア等を用いることなく、一般ユーザが簡単に使用し得るウェブシステムを用いて上述の問題を解決することが望まれる。
【0013】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、専用のクライアント端末や専用のクライアント・ソフトウェア、あるいは特殊なコンポーネントを用いることなく、現在広く利用されているウェブシステムなどのステートレスなシステムを用いて、サーバ−クライアント間のセッションを維持した従来には全くないデータ通信を行うことができるようにすることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明では、クライアント側装置が有するウェブブラウザの画面を第1の領域と第2の領域とに分割し、各領域とサーバ側装置との間で情報を非同期で送受信する。このとき、第1の領域に関しては、サーバ側装置は第1の領域からの要求に応じて当該第1の領域と接続した後、応答を返して第1の領域との接続を切断する。第2の領域に関しては、サーバ側装置は第2の領域からの要求に応じて当該第2の領域と接続した後、イベントが発生するまでの間は第2の領域との接続状態を維持して応答を待機し、イベントの発生に応じて応答を返した後に第2の領域との接続を切断する。そして、クライアント側装置では、サーバ側装置から応答を受信して第2の領域との接続が切断された後に、第2の領域からサーバ側装置への接続要求を自動的に行う。
【0015】
本発明の他の態様では、サーバ側装置とクライアント側装置との接続状況を監視するための専用領域としてウェブブラウザ上に第3の領域を設け、当該第3の領域に関しては、サーバ側装置は第3の領域と接続した後、クライアント側装置との接続状況が変化するまでの間、第3の領域との接続状態を維持してクライアント側装置との接続状況を監視する。
【0016】
本発明は上記技術手段より成るので、クライアント側装置からサーバ側装置に要求を送ると、任意のイベントが発生するまでサーバ側装置とクライアント側装置との接続が維持され、任意のイベントが発生したときにサーバ側装置で提供情報が生成されてクライアント側装置に返送されることとなる。さらに、サーバ側装置からクライアント側装置に提供情報が返送された後は、クライアント側装置からサーバ側装置への接続要求が自動的に行われることとなる。これにより、ステートレス(接続の状態情報を維持しないセッションレス)のプロトコルに従って動作するデータ通信システム、例えばウェブサーバとウェブブラウザとを備えたウェブシステムでも、クライアント側装置からサーバ側装置への接続の再要求時におけるごくわずかな時間を除いて接続を維持したデータ通信を行うことが可能となる。このように、ウェブシステム等を用いて接続を維持したデータ通信を行えるので、サーバ側装置に本発明の仕組みを導入するだけで、クライアント側装置には専用のクライアント・ソフトウェアや特殊なコンポーネントを用意する必要もない。
【0017】
また、本発明によれば、クライアント側装置の1つのアプリケーション内においてサーバ側装置への複数の接続と非同期の通信を実現する機能(例えば、ウェブブラウザのフレーム機能)を有し、当該機能により画面分割された複数領域の情報をそれぞれ非同期で送受信することにより、サーバ側装置とクライアント側装置との間で送受信双方向の通信を非同期で任意に行うことが可能となる。
【0018】
本発明の他の特徴によれば、サーバ側装置とクライアント側装置との接続状況を監視するための専用領域として第3の領域を設けたので、クライアント側装置には専用のクライアント・ソフトウェアや特殊なコンポーネントを用意することなく、他の領域を用いてデータ通信を行っている間にクライアント側装置との接続状況が変化した場合であっても、接続監視専用の第3の領域を用いたデータ通信によってクライアント側装置との接続状況の変化を確実に検知することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
(第1の実施形態)
図1は、本発明のデータ通信システムを適用した第1の実施形態によるウェブシステムの機能構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態のウェブシステムは、サーバコンピュータ1(以下、サーバと言う)と、ウェブクライアントコンピュータ2(以下、ウェブクライアントと言う)とを備えて構成される。これらのサーバ1およびウェブクライアント2は、通信手段を介してインターネット等のネットワーク3に任意に接続可能なように構成されている。
【0021】
なお、ここではウェブクライアント2を1つのみ示しているが、この数には限定されない。実際には、多くのウェブクライアント2がネットワーク3に接続されている。
【0022】
サーバ1は、その機能構成として、ウェブサーバ入出力部4、ウェブサーバ処理部5、セッション維持処理部6およびページ生成部7を備えている。また、ウェブクライアント2は、その機能構成として、ウェブブラウザ(WWW検索・回覧ソフト)8を備えている。ウェブサーバ処理部5により本発明の応答処理手段が構成され、セッション維持処理部6により本発明の接続維持処理手段が構成され、ウェブサーバ入出力部4およびページ生成部7により本発明の提供情報生成送信手段が構成される。
【0023】
なお、ウェブブラウザとは、例えばHTTP(hypertext transfer protocol)、HTTPS(hypertext transfer protocol over transport layer security / secure sockets layer)、S−HTTP(secure hypertext transfer)などのプロトコルに従って情報の送受信を行うウェブ用のブラウザを言う。
【0024】
本実施形態のウェブブラウザ8は、フレーム機能を有している。本実施形態では、1つのページをデータ通信フレーム9とセッション維持フレーム10とに分割し、それぞれのフレーム情報を非同期で通信することにより、送信および受信の双方向の通信を同時に行うことができるようにしている。
【0025】
データ通信フレーム9は、従来のウェブシステムと同様に、ウェブブラウザ2側からURLを指定してサーバ1側に情報提供などを要求し、その応答としてサーバ1側から取得したページ情報(以下、応答ページと言う)を表示したり、表示された応答ページ中にデータを入力してサーバ1側に送信したりする処理を行うためのフレームである。
【0026】
すなわち、ウェブブラウザ8内のデータ通信フレーム9は、ウェブクライアント2側のオペレータが指定するURLに従って、そのURLを持つサーバ1に対してHTML情報の転送を要求する。また、この要求に応じてサーバ1から提供されたHTML情報を解析し、応答ページをデータ通信フレーム9に表示する。オペレータは、この表示された応答ページに対して必要なデータを入力し、サーバ1に送信することも可能である。
【0027】
また、セッション維持フレーム10は、サーバ1がウェブブラウザ8からの要求に応じてデータ通信フレーム9にデータの送信を完了しても、ウェブブラウザ8との接続を切断せずに維持するために使用するフレームである。このセッション維持フレーム10には、後述するように、ウェブブラウザ8からサーバ1に要求を出してから任意のタイミングでサーバ1から送られてくる種々のページ情報(以下、提供ページと言う)が表示される。
【0028】
すなわち、セッション維持フレーム10は、サーバ1から提供ページに相当するHTML情報が送られてきたときは、そのHTML情報を解析し、表示すべきデータが含まれている場合にはそのデータを含む提供ページを表示する。このセッション維持フレーム10では、一度サーバ1から提供ページを受信して表示などの処理を行ったら、直ちにサブミットの処理を自動的に行うことにより、ページ情報の提供を再度要求する。
【0029】
次に、サーバ1内の機能構成を説明する。ウェブサーバ入出力部4は、ネットワーク3上に接続されたウェブクライアント2との間でHTML形式に従ってデータのやり取りをする。具体的には、ウェブクライアント2からの要求に応じて様々なページ情報(応答ページ)をウェブクライアント2に提供したり、サーバ1側で作成した様々なページ情報(提供ページ)をウェブクライアント2に提供したりする。
【0030】
また、ウェブサーバ処理部5は、ウェブブラウザ8のデータ通信フレーム9からウェブサーバ入出力部4を介して送られてくる要求に応じた処理を行う。例えば、指定されたURLに基づくHTML情報やそのリンク情報をウェブサーバ入出力部4を介してデータ通信フレーム9に返送したり、データ通信フレーム9の応答ページ中に入力されて送られてきた情報を用いて、サービス提供用などにあらかじめ定められた処理を行ったりする。
【0031】
また、セッション維持処理部6は、セッション維持フレーム10からウェブサーバ入出力部4を介して送られてくる要求を受信したまま、任意のタイミングになるまで、あるいは任意のイベントが発生するまで応答を待機する処理を行うものである。任意のタイミングあるいは任意のイベントとは、例えば、サーバ1が保持するデータやサーバ1の状況に変化が生じたとき、ネットワーク3に接続された他のウェブクライアント(図示せず)がその中のウェブブラウザをシャットダウンしたり他のページに移動したとき、他のウェブクライアント(図示せず)から要求元のウェブクライアント2宛てのメッセージを受信したときなどが考えられる。
【0032】
ページ生成部7は、セッション維持処理部6から供給される情報をもとに、ウェブクライアント2のセッション維持フレーム10に送信するデータを含むHTML形式の提供ページを生成する。セッション維持処理部6から供給される情報とは、例えば、サーバ1が保持するデータやサーバ1の状況に変化が生じたことを知らせる情報、他のウェブクライアントがウェブブラウザ8をシャットダウンしたり、他のページに移動したことを知らせる情報、他のウェブクライアントから送られてきたメッセージ情報などである。ページ生成部7により生成された提供ページは、ウェブサーバ入出力部4によってウェブクライアント2のセッション維持フレーム10に送信される。
【0033】
従来のウェブサーバは、ウェブクライアントから所定のURLが指定されたときに、そのURLに該当するHTML情報をウェブクライアントに提供し、必要に応じて当該HTMLにリンクされた画像データや音声データを更に提供するだけで、ウェブクライアントとの通信を切断していた。つまり、従来のウェブサーバは、ウェブクライアントから要求されたHTML情報とそれにリンクされた情報とを一方通行的に提供するだけであった。
【0034】
これに対して、本実施形態のセッション維持処理部6は、ウェブブラウザ8のセッション維持フレーム10がサーバ1にリクエストを送信した後、任意のタイミングになるまで、あるいは任意のイベントが発生するまでは、セッション維持フレーム10との接続を維持したまま待機する。そして、任意のタイミングあるいは任意のイベントが発生すると、ページ生成部7によって提供ページを生成してウェブブラウザ8に直ちに返信する。
【0035】
図2は、サーバ1のハードウェア構成例を示す図である。サーバ1は、CPU11、ROM12、RAM13を備えている。CPU11は、ROM12やRAM13に記憶されたプログラムに従ってサーバ1の全体の動作を制御するものであり、その際にRAM13等をワークメモリとして使用する。上記図1に示した機能構成は、実際にはこのプログラムに基づくCPU11の動作によって実現される。
【0036】
また、サーバ1は、FDインタフェース14、IDE(Intelligent Drive Electronics)インタフェース15等の外部記憶インタフェースを備えている。そして、この外部記憶インタフェース14,15を介して、フロッピーディスク(FD)20、ハードディスク(HD)21、CD−ROM22等との間でデータの授受を行うことができるように構成されている。CPU11を制御するプログラムをこれらのFD20、HD21、CD−ROM22からサーバ1内に入力するようにしても良い。
【0037】
サーバ1は更に、通信インタフェース16、入力デバイスインタフェース17および表示インタフェース18を備えている。通信インタフェース16は、ネットワーク3と接続し、他のコンピュータ等と通信を行うものである。図1に示したウェブクライアント2のウェブブラウザ8との間の通信は、この通信インタフェース16を介して行われる。また、上記CPU11を制御するプログラムは、この通信インタフェース16を介して他のコンピュータ等からダウンロードしても良い。
【0038】
入力デバイスインタフェース17は、キーボード23やマウス24等の入力デバイスに関する制御を行うものであり、表示インタフェース18は、CRTあるいはLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置25に関する制御を行うものである。
【0039】
上記CPU11、ROM12、RAM13、FDインタフェース14、IDEインタフェース15、通信インタフェース16、入力デバイスインタフェース17および表示インタフェース18は、アドレスバス、データバス等のバスライン26に接続され、相互にデータの授受を行うことができるようになっている。
【0040】
なお、図示は省略するが、ウェブクライアント2のハードウェアもこの図2とほぼ同様に構成されている。
【0041】
図3は、第1の実施形態によるウェブシステムの動作を示すフローチャートである。以下、この図3を用いて本実施形態によるデータ通信の動作を説明する。
【0042】
図3において、まずステップS1で、ウェブクライアント2からサーバ1に対して、データ通信フレーム9およびセッション維持フレーム10のページ情報の転送を要求する。このとき、データ通信フレーム9に関するページ情報の転送要求は、オペレータにより指示されたURL、あるいはウェブブラウザ8を開いたときにアクセスするように初期設定されているURLを具体的に指定して行われる。一方、セッション維持フレーム10に関するページ情報の転送要求は、接続維持用に用意された所定のURLを指定して行われる。
【0043】
上記ページ情報の転送要求を受け取ったサーバ1は、ステップS2で、要求されたそれぞれのフレームのページ情報をウェブクライアント2のウェブブラウザ8に返信する。このとき返信されるページ情報のうち、データ通信フレーム9のページ情報には、指定されたURLにより示されるデータ(サービス提供用に表示するデータなど)が含まれる。一方、セッション維持フレーム10のページ情報には、表示すべきデータは一切含まれていない。つまり、空のページ情報が送られる。
【0044】
これらの各フレーム9,10に対するページ情報を受け取ったウェブクライアント2では、それぞれのフレームに関するデータ通信が以下のように非同期で実行される。
【0045】
まず、データ通信フレーム9に関する処理を説明する。ウェブクライアント2は、ステップS3で、サーバ1から受け取ったデータ通信フレーム9のページ情報をウェブブラウザ8により表示する。この時点で、サーバ1とデータ通信フレーム9との接続は一旦切断される。そして、ステップS4でオペレータによるページ要求があるのを待機する。ここで言うページ要求とは、表示したデータ通信フレーム9のページに対してオペレータが何らかのデータを入力してサーバ1に送信する要求や、URLを指定して他のページ情報を取得する要求などを意味する。
【0046】
オペレータによるページ要求がない場合は、ウェブブラウザ8は、ページ要求があるまで同じページ情報を表示し続けている。一方、オペレータによるページ要求があると、処理はステップS5に進む。ステップS5では、データ通信フレーム9からサーバ1への接続が行われ、上記ステップS4で行われたページ要求に対応する処理(表示されたページに入力されたデータをサーバ1に送信する処理、あるいは指定されたURLのページ情報の転送を要求する処理など)が実行される。
【0047】
データ通信フレーム9からページ要求を受け取ったサーバ1は、ステップS6で、ウェブサーバ処理部5においてそのページ要求に対応する任意の処理を実行する。そして、ページ生成部7によって任意のデータを含む応答ページを生成してデータ通信フレーム9に返信する。ページ要求に対応する任意の処理とは、データ通信フレーム9から送られてきたデータに従ってサービス提供用などにあらかじめ定められた処理を行い、その処理結果に応じて必要なデータを含む応答ページを生成して返信する処理のこと、あるいは指定されたURLのページ情報を返信する処理のことを言う。
【0048】
このステップS6の処理でウェブサーバ処理部5は、必要に応じてセッション維持処理部6に対して、セッション維持情報を保存または取得するイベント、あるいは後述するステップS12の待機状態を終了させるイベントを発生する。ここで、セッション維持情報とは、例えば、2度目以降にウェブクライアント2から要求があった場合に、以前の要求と同じユーザであることを判別するために使用する各クライアントに一意の識別記号であり、最初のページ要求時にサーバ1からウェブクライアント2に与えられるものである。
【0049】
すなわち、後述するセッション維持フレーム10の処理においても、サーバ1からウェブクライアント2にデータを送信し終わった瞬間から、自動的にサブミットされたページによってサーバ1に接続されるまでの間、わずかな時間ではあるがセッション維持フレーム10とサーバ1との接続が完全に切断される。そのため、再度接続するときに、以前に接続していたものと同一のウェブクライアント2であることを識別するコードをサーバ1からウェブクライアント2に送信する必要があるのである。
【0050】
このようにサーバ1からデータ通信フレーム9に応答ページを返信した後は、ステップS3に戻る。ウェブクライアント2は、受信した応答ページをデータ通信フレーム9に表示して、以降ステップS3〜S6の処理を繰り返し行う。
【0051】
このような一連の処理によって、データ通信フレーム9では従来のウェブシステムと同様に、ウェブクライアント2側からURLを指定してサーバ1側に情報提供を要求し、その応答としてサーバ1側から取得した応答ページを表示したり、表示された応答ページ中にデータを入力してサーバ1側に送信したりする処理を行うことが可能となる。また、他のウェブクライアント宛のメッセージ情報を入力してサーバ1に送信する処理を行うことも可能である。
【0052】
次に、セッション維持フレーム10に関する処理を説明する。ウェブクライアント2は、ステップS7で、サーバ1から受け取ったセッション維持フレーム10のページ情報を当該セッション維持フレーム10にロードする。この時点で、サーバ1とセッション維持フレーム10との接続は一旦切断される。さらに、ステップS8でウェブクライアント2は、サーバ1から受信したページ情報中に所定の処理を行うべきデータが含まれているかどうかを判断し、含まれている場合には、ステップS9に進んでそのデータを用いた処理を実行する。
【0053】
このステップS9で実行する処理としては、例えば、セッション維持フレーム10へのデータの表示、データ通信フレーム9あるいは図示しない他のフレームへのデータの表示(これを行うには、セッション維持フレーム10のページ情報を構成するHTML中に、スクリプトと呼ばれるテキスト文の簡易なプログラムを記述しておく必要がある)、スクリプトの実行によるその他の処理などが考えられる。
【0054】
なお、上記ステップS8でセッション維持フレーム10のページ情報中に所定の処理を行うべきデータが含まれていないと判断された場合は、ステップS9の処理は行わず、ステップS10にジャンプする。最初にステップS2からステップS7に進んできた段階では、セッション維持フレーム10のページ情報中にそのようなデータは一切含まれていないので、ステップS7でそのページ情報をセッション維持フレーム10にロードするだけで、ステップS10の処理に進む。
【0055】
ステップS10では、セッション維持フレーム10のサブミットを自動的に実行し、サーバ1に接続する。そして、サーバ1に対してセッション維持フレーム10のページ情報の転送を要求する。セッション維持フレーム10のサブミットによってページ情報の転送要求がウェブクライアント2から再び送られると、ステップS11でサーバ1はその転送要求を受信する。
【0056】
そして、サーバ1は、その転送要求を受信したまま、任意のイベントが発生するまでステップS12で応答を待機するとともに、必要なセッション維持情報を保持する。ここで、任意のイベントとは、上述したように、サーバ1が保持するデータやサーバ1の状況に変化が生じたこと、他のウェブクライアントがその中のウェブブラウザをシャットダウンしたり他のページに移動したこと、他のウェブクライアントから要求元のウェブクライアント2宛てのメッセージを受信したことなどが考えられる。
【0057】
上述のイベントが発生すると、処理はステップS13に進む。ステップS13では、ページ生成部7によって提供ページを生成し、それをウェブサーバ入出力部4からウェブクライアント2のセッション維持フレーム10にネットワーク3を介して送信する。このとき、発生したイベントによってウェブクライアント2に所定の処理を行わせるためのデータを送信する必要があるときは、そのデータを含む提供ページを生成してセッション維持フレーム10に送信する。
【0058】
その後、ステップS7に戻り、ウェブクライアント2で受信したセッション維持フレーム10の提供ページを当該セッション維持フレーム10にロードして、以降ステップS7〜S13の処理を繰り返し行う。
【0059】
上記ステップS1、S2、S7でウェブクライアント2がサーバ1から最初にページ情報を取得した段階では、セッション維持フレーム10は無内容であるが、その後はサーバ1側で発生したイベントに応じて所定のデータを含む提供ページがセッション維持フレーム10で受信され、表示などの処理が行われることになる。
【0060】
なお、図3中に太線の矢印で示したフロー部分は、データ通信フレーム9およびセッション維持フレーム10に関して繰り返し実行されるデータ通信の流れを示している。
【0061】
以上のように、第1の実施形態によれば、データ通信フレーム9の他にセッション維持フレーム10をも用いることにより、データ通信フレーム9により従来のウェブシステムと同様のデータ通信を行いつつも、サーバ1から送られてきたページ情報をウェブクライアント2上でロードしてから直ぐにサブミットするまでの短い時間を除いて、サーバ1とウェブクライアント2との接続を維持することができる。
【0062】
これにより、サーバ1側では、クライアントユーザの待機中も、ウェブクライアント2の接続状況(ウェブブラウザ8をシャットダウンしたり、ページを移動していないかなど)を把握することができる。言い換えると、ウェブクライアント2側では、自分が他のページに移動したり、ウェブブラウザ8をシャットダウンしたことを自動的に(オペレータが意識することなく)サーバ1に通知することができる。
【0063】
また、サーバ1は、セッション維持フレーム10を利用することにより、任意のタイミングで、ウェブクライアント2にデータを伴った通知を行うことができる。ただし、サーバ1がウェブクライアント2にデータを送信している最中は、直ぐに追加の送信をすることができない。そのため、再び送信待機の状態になるまで(サーバ1からウェブクライアント2への送信処理が終了し、ウェブクライアント2からの要求を再度受け付けるまで)、送信するデータをバッファする必要がある。
【0064】
以上のことから、同様に次のようなことも実現することが可能となる。例えば、ウェブクライアント2が他のウェブクライアントの接続状況を把握することができる。また、ウェブクライアント2が任意のタイミングで他のウェブクライアントに対してデータを伴った通知を行うこともできる。
【0065】
また、本実施形態では、データ通信フレーム9とセッション維持フレーム10との2つの表示ループを独立させることで、2チャンネルを確保して送信および受信の同時通信を実現することができる。この場合、ウェブブラウザ8はフレーム機能や、必要に応じてスクリプト機能をサポートする必要があるが、サーバ1およびウェブクライアント2の双方において、相手からの情報入力を待たずにいつでもデータ送信やページ要求などを行うことができるので、データ通信の柔軟性をより向上させることができる。
【0066】
また、ウェブクライアント2においては、以上のような接続を維持したデータ通信を行うために専用のクライアント・ソフトウェアや特殊なコンポーネントを用意する必要がなく、ウェブブラウザ8さえあればこのようなデータ通信を行うことができる。よって、初期投資をかけることなく、従来のウェブシステムでは行うことのできなかったデータ通信を誰でも簡易に行うことができるようになる。したがって、よりバリエーションに富んだサービス、よりユーザインタフェースの優れたサービス、より処理を効率的に行えるサービスなどの提供を簡易に受けることができる。
【0067】
なお、サーバ1が任意のタイミングでウェブクライアント2にデータを伴った通知を行う際に、既に行われているサーバ1からウェブクライアント2への送信処理が終了するまでの待機時間を短縮もしくはゼロとするために、セッション維持フレーム10を複数用意するようにしても良い。
【0068】
また、サーバ1側での処理の停止により、ウェブブラウザ8でタイムアウトが発生する可能性がある場合に、一定時間毎に無内容のメッセージを送信する機能をサーバ1に持たせるようにしても良い。
【0069】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図4は、本発明のデータ通信システムを適用した第2の実施形態によるウェブシステムの機能構成例を示すブロック図である。この図4において、図1に示した符号と同じ符号を付した部分は互いに同じ機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0070】
上記図1に示した第1の実施形態では、ウェブクライアント2の接続状況をセッション維持フレーム10を用いて監視していた。これに対して、図4に示す第2の実施形態では、ウェブクライアント2の接続状況の監視を行うフレームを独立して設けている。それ以外の点は第1の実施形態と同様である。
【0071】
図4に示すように、第2の実施形態では、サーバ1側において接続監視処理部31が更に設けられている。また、ウェブクライアント2側では、ウェブブラウザ8のページがデータ通信フレーム9、セッション維持フレーム10および接続監視フレーム32の3つのフレームに分割されている。
【0072】
上記接続監視フレーム32は、ウェブクライアント2のオペレータがウェブブラウザ8をシャットダウンしたかどうかを監視するために使用するフレームである。この接続監視フレーム32においては、サーバ1からページ情報の提供を受けてデータを表示する処理は行われない。また、上記接続監視処理部31は、接続監視フレーム32からウェブサーバ入出力部4を介して送られてくる要求を受け付けたまま、ウェブクライアント2がウェブブラウザ8の接続を切断するまで待機する処理を行うものである。
【0073】
図5は、第2の実施形態によるウェブシステムの動作を示すフローチャートである。以下、この図5を用いて本実施形態によるデータ通信の動作を説明する。
【0074】
図5において、まずステップS21で、ウェブクライアント2からサーバ1に対して、データ通信フレーム9、セッション維持フレーム10および接続監視フレーム32のページ情報の転送を要求する。このとき、データ通信フレーム9に関するページ情報の転送要求は、オペレータにより指示されたURL、あるいはウェブブラウザ8を開いたときにアクセスするように初期設定されているURLを具体的に指定して行われる。また、セッション維持フレーム10および接続監視フレーム32に関するページ情報の転送要求は、接続維持用および接続監視用に用意された所定のURLを指定して行われる。
【0075】
上記ページ情報の転送要求を受け取ったサーバ1は、ステップS22で、要求されたそれぞれのフレームのページ情報をウェブクライアント2のウェブブラウザ8に返信する。このとき返信されるページ情報のうち、データ通信フレーム9のページ情報には、指定されたURLにより示されるデータ(サービス提供用に表示するデータなど)が含まれる。一方、セッション維持フレーム10および接続監視フレーム32のページ情報には、表示すべきデータは一切含まれていない。つまり、空のページ情報が送られる。
【0076】
これらの各フレーム9,10,32に対するページ情報を受け取ったウェブクライアント2では、それぞれのフレームに関するデータ通信が以下のように非同期で実行される。
【0077】
データ通信フレーム9に関する処理を表すステップS23〜S26、およびセッション維持フレーム10に関する処理を表すステップS27〜S33は、図3に示したステップS3〜S6、およびステップS7〜S13の処理と同様であるので、ここでは説明を省略し、接続監視フレーム32に関する処理についてのみ説明する。
【0078】
ウェブクライアント2は、ステップS34で、サーバ1から受け取った接続監視フレーム32のページ情報を当該接続監視フレーム32にロードする。この時点で、サーバ1と接続監視フレーム32との接続は一旦切断される。さらに、ステップS35でウェブクライアント2は、接続監視フレーム32のサブミットを自動的に実行し、サーバ1に接続する。そして、サーバ1に対して接続監視フレーム32のページ情報の転送を要求する。
【0079】
接続監視フレーム32のサブミットによりページ情報の転送要求がウェブクライアント2から送られると、ステップS36でサーバ1はその転送要求を受信する。そして、接続監視処理部31により、その接続監視フレーム32の要求を受信したままウェブクライアント2がウェブブラウザ8の接続を切断するまで待機する。その後、ウェブクライアント2が接続を切断すると、そのことが接続監視処理部31により検知され、それに応じた適当な処理を行うことが可能となる。
【0080】
サーバ1にてウェブブラウザ8の接続管理を行うことが目的の場合に、上述した第1の実施形態では、セッション維持フレーム10を用いてウェブクライアント2にデータを返信している間に接続が切断されると、サーバ1側でそれを検知することはできない。これに対して、第2の実施形態によれば、セッション維持フレーム10を用いたデータの返信時にも、クライアントユーザによるウェブブラウザ8の切断を完全に検知することができる。
【0081】
なお、サーバ1からウェブクライアント2に対して何かを通知する必要が一切なく、ウェブブラウザ8の接続管理だけを行いたい場合には、データ通信フレーム9と接続監視フレーム32の2つのフレームを設ければ良く、セッション維持フレーム10は不要である。
【0082】
また、上記第1の実施形態および第2の実施形態において、セッション維持フレーム10の数を更に増やすことにより、同時に複数のタイプのデータを通信したり、あるいは単一の文脈のデータをより細かい単位でサーバ1からウェブクライアント2に通信したりすることが可能となる。また、セッション維持フレーム10が1つだけだと、サーバ1がウェブクライアント2にある単位のデータを送信中に、サーバ1から追加のデータを送信しようとしても、ウェブクライアント2から自動再接続要求があるまでの間は追加の送信をすることができない。しかし、セッション維持フレーム10が2つ以上あると、そのような場合に直ぐに追加のデータを送信することが可能となる。
【0083】
要するに、第1および第2の実施形態においてセッション維持フレーム10の数を更に増やすことも可能であり、そのようにすることにより、データ通信の能力を向上させたり、通信するデータの種類を増やすことができる。
なお、これとは逆に、ステートレスなウェブシステムを用いながらも接続を維持できるようにすることだけが目的の場合には、ウェブブラウザ8のフレーム機能は用いる必要がない。この例を第3の実施形態として以下に説明する。
【0084】
(第3の実施形態)
図6は、本発明のデータ通信システムを適用した第3の実施形態によるウェブシステムの機能構成例を示すブロック図である。この図6において、図1に示した符号と同じ符号を付した部分は互いに同じ機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0085】
図6に示す第3の実施形態では、サーバ1側にウェブサーバ処理部5はなく、ウェブサーバ入出力部4、セッション維持処理部6およびページ生成部7を備えている。また、ウェブクライアント2側のウェブブラウザ41は、フレーム機能を有しておらず、ページが複数のフレームに分割されていない。それ以外の点は第1の実施形態と同様である。
【0086】
図7は、第3の実施形態によるウェブシステムの動作を示すフローチャートである。以下、この図7を用いて本実施形態によるデータ通信の動作を説明する。
【0087】
図7において、まずステップS41で、ウェブクライアント2からサーバ1に対してウェブブラウザ41のページ情報の転送を要求する。このとき、ページ情報の転送要求は、オペレータにより指示されたURL、あるいはウェブブラウザ41を開いたときにアクセスするように初期設定されているURLを具体的に指定して行われる。
【0088】
上記ページ情報の転送要求を受け取ったサーバ1は、ステップS42で、要求されたページ情報をウェブクライアント2のウェブブラウザ41に返信する。このとき返信されるページ情報には、指定されたURLにより示されるデータ(サービス提供用に表示するデータなど)が含まれる。このページ情報を受け取ったウェブクライアント2では、ステップS43で、その受け取ったページ情報をウェブブラウザ8により表示する。この時点で、サーバ1とデータ通信フレーム9との接続は一旦切断される。
【0089】
そして、ステップS44でオペレータによるページ要求があるのを待機する。ここで言うページ要求とは、表示したウェブブラウザ41のページに対してオペレータが何らかのデータを入力してサーバ1に送信する要求や、URLを指定して他のページ情報を取得する要求などを意味する。オペレータによるページ要求がない場合は、ウェブブラウザ41は、ページ要求があるまで同じページ情報を表示し続けている。
【0090】
一方、オペレータによるページ要求があると、処理はステップS45に進む。ステップS45では、ウェブクライアント2からサーバ1への接続が行われ、上記ステップS44で行われたページ要求に対応する処理(表示されたページに入力されたデータをサーバ1に送信する処理、あるいは指定されたURLのページ情報の転送を要求する処理など)が実行される。
【0091】
ウェブクライアント2からページ要求が再び送られると、ステップS46でサーバ1はそのページ要求を受信する。そして、サーバ1は、そのページ要求を受信したまま、任意のイベントが発生するまでステップS47で応答を待機するとともに、必要なセッション維持情報を保持する。ここで、任意のイベントとは、サーバ1が保持するデータやサーバ1の状況に変化が生じたこと、他のウェブクライアントがその中のウェブブラウザをシャットダウンしたり他のページに移動したこと、他のウェブクライアントから要求元のウェブクライアント2宛てのメッセージを受信したことなどが考えられる。
【0092】
上述のイベントが発生すると、処理はステップS48に進む。ステップS48では、ページ生成部7によって提供ページを生成し、それをウェブサーバ入出力部4からウェブクライアント2のウェブブラウザ41にネットワーク3を介して送信する。このとき、発生したイベントによってウェブクライアント2に所定の処理を行わせるためのデータを送信する必要があるときは、そのデータを含む提供ページを生成してウェブブラウザ41に送信する。
【0093】
その後、ステップS43に戻り、ウェブクライアント2で受信した提供ページをウェブブラウザ41により表示して、以降ステップS43〜S48の処理を繰り返し行う。
【0094】
以上のように、第3の実施形態においても、ステートレスなウェブシステムを用いつつも、サーバ1とウェブクライアント2との接続を維持したデータ通信を行うことができる。ただし、第3の実施形態では、サーバ1側で任意のイベントが発生するか、ウェブクライアント2側でページ要求が行われるまでの間は相手側が待機させられる。これに対し、上述した第1および第2の実施形態では、サーバ1およびウェブクライアント2の一方がデータの送信を行っている間も他方がデータを送信することが可能である。
【0095】
この点で第3の実施形態によるデータ通信は、第1および第2の実施形態に比べて制約があると言える。しかし、第3の実施形態では、ウェブブラウザ41にスクリプトやフレームなどの機能を要求しないので、より多くのウェブクライアント2で利用することが可能というメリットを有する。
【0096】
なお、ここではサーバ1側がウェブサーバ処理部5を備えていない例について説明したが、ウェブサーバ処理部5も備え、ウェブサーバ処理部5とセッション維持処理部6とを選択的に使用できるようにしても良い。ウェブサーバ処理部5とセッション維持処理部6のどちらを使うかは、例えば、指定されたURLに応じて選択するようにすることが可能である(例えば、セッション維持処理用のURLを用意する)。
【0097】
なお、以上に説明した各実施形態のデータ通信システムおよびこれを構成するサーバ1およびウェブクライアント2等は、例えば図2に示したようにコンピュータのCPUあるいはMPU、RAM、ROMなどで構成されるものであり、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。
【0098】
また、上述したように、コンピュータが上記機能を果たすように動作させるプログラムを、例えばCD−ROMのような記録媒体に記録し、コンピュータに読み込ませることによっても実現できる。上記プログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以外に、フロッピーディスク、ハードディスク、DVD、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。
【0099】
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明の実施形態に含まれる。
【0100】
また、本実施形態のデータ通信システムは、ネットワーク環境で利用されるものであり、全部あるいは一部のプログラムが他のコンピュータで実行されるようになっていても良い。
【0101】
なお、上記に示した各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0102】
例えば、上述の各実施形態では、情報の送受信をHTML形式で行っているが、XMLなどの他の形式で情報の送受信を行うようにしても良い。また、上述の各実施形態では、サーバ1とウェブクライアント2との間で1対1のデータ通信を行う例について説明したが、1対多、多対1、多対多のデータ通信に適用することも可能である。
【0103】
また、上記実施形態では、データ通信システムの例としてウェブシステムを挙げて説明したが、ステートレスなデータ通信システムであれば同様に適用することが可能である。
【0104】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、専用のクライアント端末や専用のクライアント・ソフトウェア、あるいは特殊なコンポーネントを用いることなく、現在広く利用されているウェブシステムなどのステートレスなシステムを用いて、サーバ−クライアント間の接続を維持した従来には全くないデータ通信を行うことができる。これにより、本発明のデータ通信システムを利用することにより、よりバリエーションに富んだサービス、よりユーザインタフェースの優れたサービス、より処理を効率的に行えるサービスなどをネットワーク上で提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態によるデータ通信システムの機能構成例を示すブロック図である。
【図2】本実施形態によるサーバのハードウェア構成例を示す図である。
【図3】第1の実施形態によるデータ通信システムの動作例を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施形態によるデータ通信システムの機能構成例を示すブロック図である。
【図5】第2の実施形態によるデータ通信システムの動作例を示すフローチャートである。
【図6】第3の実施形態によるデータ通信システムの機能構成例を示すブロック図である。
【図7】第3の実施形態によるデータ通信システムの動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 サーバ
2 ウェブクライアント
3 ネットワーク
4 ウェブサーバ入出力部
5 ウェブサーバ処理部
6 セッション維持処理部
7 ページ生成部
8 ウェブブラウザ
9 データ通信フレーム
10 セッション維持フレーム
31 接続監視処理部
32 接続監視フレーム
41 ウェブブラウザ

Claims (22)

  1. ウェブネットワーク上でサーバ側装置とクライアント側装置のウェブブラウザとがステートレスのプロトコルに従って動作するデータ通信システムにおいて、上記サーバ側装置は、
    上記クライアント側装置との間で複数の接続および非同期の通信を実現するために上記ウェブブラウザ上で画面分割された複数領域の情報を、上記クライアント側装置との間でそれぞれ非同期で送受信するサーバ入出力手段と、
    上記クライアント側装置の第1の領域と上記ウェブネットワークを介して接続され、上記第1の領域から上記サーバ入出力手段に要求が入力されたときに、上記入力された要求に応じた処理を実行して上記第1の領域に応答情報を送信した後、上記第1の領域との接続を切断する応答処理手段と、
    上記クライアント側装置の第2の領域と上記ウェブネットワークを介して接続され、上記第2の領域から上記サーバ入出力手段に要求が入力されたときに、任意のイベントの発生に応じて提供情報を生成し、生成した提供情報を上記第2の領域に送信する提供情報生成送信手段と
    上記クライアント側装置の上記第2の領域からの要求に応じて上記第2の領域と接続した後、上記任意のイベントが発生するまでの間、上記第2の領域との接続状態を維持して応答を待機し、上記提供情報生成送信手段により上記提供情報の送信が行われた後に上記第2の領域との接続を切断する接続維持制御手段とを備え、
    上記クライアント側装置では、上記サーバ側装置から上記第2の領域に上記提供情報を受信したときに、当該受信した提供情報を用いた処理を行った後、上記第2の領域から上記サーバ側装置への接続要求を自動的に行うことを特徴とするデータ通信システム。
  2. ウェブネットワーク上でサーバ側装置とクライアント側装置のウェブブラウザとがステートレスのプロトコルに従って動作するデータ通信システムにおいて、上記サーバ側装置は、
    上記クライアント側装置との間で複数の接続および非同期の通信を実現するために上記ウェブブラウザ上で画面分割された複数領域の情報を、上記クライアント側装置との間でそれぞれ非同期で送受信するサーバ入出力手段と、
    上記クライアント側装置の第2の領域と上記ウェブネットワークを介して接続され、上記第2の領域から上記サーバ入出力手段に要求が入力されたときに、任意のイベントの発生に応じて提供情報を生成し、生成した提供情報を上記第2の領域に送信する提供情報生成送信手段と
    上記クライアント側装置の上記第2の領域からの要求に応じて上記第2の領域と接続した後、上記任意のイベントが発生するまでの間、上記第2の領域との接続状態を維持して応答を待機し、上記提供情報生成送信手段により上記提供情報の送信が行われた後に上記第2の領域との接続を切断する接続維持制御手段とを備え、
    上記クライアント側装置では、上記サーバ側装置から上記第2の領域に上記提供情報を受信したときに、当該受信した提供情報を用いた処理を行った後、上記第2の領域から上記サーバ側装置への接続要求を自動的に行うことを特徴とするデータ通信システム。
  3. 上記提供情報を用いた処理は、上記提供情報中に含まれるデータを上記第2の領域へ表示する処理を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ通信システム。
  4. 上記提供情報を用いた処理は、上記提供情報中に含まれるデータを上記第2の領域以外の領域へ表示する処理を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ通信システム。
  5. 上記提供情報を用いた処理は、上記提供情報中に含まれるスクリプトに基づく処理を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ通信システム。
  6. 上記任意のイベントは、上記サーバ側装置が保持するデータや上記サーバ側装置の状況に変化が生じたことを含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のデータ通信システム。
  7. 上記任意のイベントは、上記クライアント側装置が上記ウェブブラウザをシャットダウンし、あるいは他のページに移動したことを含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のデータ通信システム。
  8. 上記任意のイベントは、上記要求の発行元のクライアント側装置宛てのメッセージを受信したことを含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のデータ通信システム。
  9. 上記サーバ側装置と上記クライアント側装置との接続状況を監視するための専用領域として第3の領域を設け、
    上記クライアント側装置との接続状況が変化するまでの間、上記サーバ側装置と上記クライアント側装置の上記第3の領域との接続状態を維持して上記クライアント側装置との接続状況を監視する接続監視処理手段を備えたことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のデータ通信システム。
  10. ウェブネットワーク上でサーバ側装置とクライアント側装置のウェブブラウザとがステートレスのプロトコルに従って動作するデータ通信システムにおいて、上記サーバ側装置は、
    上記クライアント側装置との間で複数の接続および非同期の通信を実現するために上記ウェブブラウザ上で画面分割された複数領域の情報を、上記クライアント側装置との間でそれぞれ非同期で送受信するサーバ入出力手段と、
    上記クライアント側装置の第1の領域と上記ウェブネットワークを介して接続され、上記第1の領域から上記サーバ入出力手段に要求が入力されたときに、上記入力された要求に応じた処理を実行して上記第1の領域に応答情報を送信する応答処理手段と、
    上記クライアント側装置と上記ウェブネットワークを介して接続され、上記クライアント側装置の第3の領域から上記サーバ入出力手段に要求が入力されたときに、上記クライアント側装置との接続状況が変化するまでの間、上記サーバ側装置と上記クライアント側装置の上記第3の領域との接続状態を維持して上記クライアント側装置との接続状況を監視する接続監視処理手段とを備えたことを特徴とするデータ通信システム。
  11. 上記サーバ側装置は、上記要求の発行元であるクライアント側装置を識別するためのセッション維持情報を上記クライアント側装置に与える手段を含み、上記セッション維持情報をもとに、上記要求が同じ発行元から出されているかどうかを判別して通信するようにしたことを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載のデータ通信システム。
  12. ウェブネットワーク上に存在するクライアント側装置のウェブブラウザとの間でステートレスのプロトコルに従ってデータ通信を行うサーバ側装置であって、
    上記クライアント側装置との間で複数の接続および非同期の通信を実現するために上記ウェブブラウザ上で画面分割された複数領域の情報を、上記クライアント側装置との間でそれぞれ非同期で送受信するサーバ入出力手段と、
    上記クライアント側装置の第1の領域と上記ウェブネットワークを介して接続され、上記第1の領域から上記サーバ入出力手段に要求が入力されたときに、上記入力された要求に応じた処理を実行して上記第1の領域に応答情報を送信した後、上記第1の領域との接続を切断する応答処理手段と、
    上記クライアント側装置の第2の領域と上記ウェブネットワークを介して接続され、上記第2の領域から上記サーバ入出力手段に要求が入力されたときに、任意のイベントの発生に応じて提供情報を生成し、生成した提供情報を上記第2の領域に送信する提供情報生成送信手段と
    上記クライアント側装置の上記第2の領域からの要求に応じて上記第2の領域と接続した後、上記任意のイベントが発生するまでの間、上記第2の領域との接続状態を維持して応答を待機し、上記提供情報生成送信手段により上記提供情報の送信が行われた後に上記第2の領域との接続を切断する接続維持制御手段とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  13. ウェブネットワーク上に存在するクライアント側装置のウェブブラウザとの間でステートレスのプロトコルに従ってデータ通信を行うサーバ側装置であって、
    上記クライアント側装置との間で複数の接続および非同期の通信を実現するために上記ウェブブラウザ上で画面分割された複数領域の情報を、上記クライアント側装置との間でそれぞれ非同期で送受信するサーバ入出力手段と、
    上記クライアント側装置の第2の領域と上記ウェブネットワークを介して接続され、上記第2の領域から上記サーバ入出力手段に要求が入力されたときに、任意のイベントの発生に応じて提供情報を生成し、生成した提供情報を上記第2の領域に送信する提供情報生成送信手段と
    上記クライアント側装置の上記第2の領域からの要求に応じて上記第2の領域と接続した後、上記任意のイベントが発生するまでの間、上記第2の領域との接続状態を維持して応答を待機し、上記提供情報生成送信手段により上記提供情報の送信が行われた後に上記第2の領域との接続を切断する接続維持制御手段とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  14. 上記クライアント側装置と上記ウェブネットワークを介して接続され、上記クライアント側装置の第3の領域から上記サーバ入出力手段に要求が入力されてから、上記クライアント側装置との接続状況が変化するまでの間、上記クライアント側装置の上記第3の領域との接続状態を維持して上記クライアント側装置との接続状況を監視する接続監視処理手段を備えたことを特徴とする請求項12または13に記載のデータ処理装置。
  15. ウェブネットワーク上に存在するクライアント側装置のウェブブラウザとの間でステートレスのプロトコルに従ってデータ通信を行うサーバ側装置であって、
    上記クライアント側装置との間で複数の接続および非同期の通信を実現するために上記ウェブブラウザ上で画面分割された複数領域の情報を、上記クライアント側装置との間でそれぞれ非同期で送受信するサーバ入出力手段と、
    上記クライアント側装置の第1の領域と上記ウェブネットワークを介して接続され、上記第1の領域から上記サーバ入出力手段に要求が入力されたときに、上記入力された要求に応じた処理を実行して上記第1の領域に応答情報を送信する応答処理手段と、
    上記クライアント側装置と上記ウェブネットワークを介して接続され、上記クライアント側装置の第3の領域から上記サーバ入出力手段に要求が入力されたときに、上記クライアント側装置との接続状況が変化するまでの間、上記クライアント側装置の上記第3の領域との接続状態を維持して上記クライアント側装置との接続状況を監視する接続監視処理手段とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  16. 上記要求の発行元であるクライアント側装置を識別するためのセッション維持情報を上記クライアント側装置に与える手段を含み、
    上記セッション維持情報をもとに、上記要求が同じ発行元から出されているかどうかを判別して上記データ通信を行うようにしたことを特徴とする請求項12〜15の何れか1項に記載のデータ処理装置。
  17. ウェブサーバとウェブブラウザとの間でウェブネットワークを介して行われるデータ通信において、
    上記ウェブサーバと上記ウェブブラウザとが上記ウェブネットワークを介して接続され、上記ウェブブラウザ上で画面分割された第1のフレームから上記ウェブサーバに要求が入力されたときには、上記入力された要求に応じた処理を実行して上記ウェブブラウザの第1のフレームに応答情報を送信し、
    上記ウェブサーバと上記ウェブブラウザとが上記ウェブネットワークを介して接続され、上記ウェブブラウザ上で画面分割された第2のフレームから上記ウェブサーバに要求が入力されたときには、上記ウェブサーバ側で任意のイベントが発生するまでの間、上記ウェブサーバと上記ウェブブラウザの上記第2のフレームとの接続状態を維持して上記ウェブサーバから上記ウェブブラウザの上記第2のフレームへの応答を待機し、上記任意のイベントの発生に応じて提供情報を生成し、生成した提供情報を上記ウェブサーバから上記ウェブブラウザの上記第2のフレームに送信するとともに、上記ウェブブラウザでは、上記第2のフレームで上記提供情報を受信した後、上記第2のフレームから上記ウェブサーバへの接続要求を自動的に行うようにしたことを特徴とするブラウザを利用した接続維持方法。
  18. 上記ウェブサーバと上記ウェブブラウザとが上記ウェブネットワークを介して接続され、上記ウェブブラウザ上で画面分割された第3のフレームであって、上記ウェブサーバと上記ウェブブラウザとの接続状況を監視するための専用フレームから上記ウェブサーバに要求が入力されたときには、上記ウェブサーバと上記ウェブブラウザとの接続状況が変化するまでの間、上記ウェブサーバと上記ウェブブラウザの上記第3のフレームとの接続状態を維持して上記ウェブサーバと上記ウェブブラウザとの接続状況を監視することを特徴とする請求項17に記載のブラウザを利用した接続維持方法。
  19. ウェブサーバとウェブブラウザとの間でウェブネットワークを介して行われるデータ通信において、上記ウェブサーバと上記ウェブブラウザとが上記ウェブネットワークを介して接続され、上記ウェブブラウザ上で画面分割された第3のフレームから上記ウェブサーバに要求が入力されたときには、上記ウェブサーバと上記ウェブブラウザとの接続状況が変化するまでの間、上記ウェブサーバと上記ウェブブラウザの上記第3のフレームとの接続状態を維持して上記ウェブサーバと上記ウェブブラウザとの接続状況を監視するようにしたことを特徴とするブラウザを利用した接続維持方法。
  20. 上記要求の発行元であるクライアントを識別するためのセッション維持情報を上記ウェブサーバが上記クライアントに与え、
    上記ウェブサーバが上記セッション維持情報をもとに、上記要求が同じ発行元から出されているかどうかを判別して上記クライアントのウェブブラウザとの間で通信を行うようにしたことを特徴とする請求項17〜19の何れか1項に記載のブラウザを利用した接続維持方法。
  21. 請求項1〜16の何れか1項に記載の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  22. 請求項17〜20の何れか1項に記載の接続維持方法の処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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