JP3682886B2

JP3682886B2 - Door hinge structure

Info

Publication number: JP3682886B2
Application number: JP04275395A
Authority: JP
Inventors: 善雄柳原
Original assignee: 共栄工業株式会社
Priority date: 1995-03-02
Filing date: 1995-03-02
Publication date: 2005-08-17
Anticipated expiration: 2020-08-17
Also published as: JPH08240058A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は書庫、間仕切等に用いられる扉の蝶番構造に関し、更に詳しくは、扉の開度を大きくできるとともに、扉をスムーズに開閉動作させることができる扉の蝶番構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、書庫、間仕切等の本体前面には該本体開口部を開閉する扉が蝶番を介して枢着されている。この種の書庫、間仕切等においては外観の美しさが要求されるので、一般に、扉は本体の開口部だけでなく本体前面の外縁部近傍まで覆う大きさに形成される。特に壁面書庫等のように複数個の書庫が並設される場合、閉扉時に隣接する扉の間に大きな隙間を作らないように扉のサイズが定められる。したがって、このような扉を本体前面或いは隣接する書庫の扉と干渉しないように、また、本体内部の引出し或いは収納物等の出し入れに支障が生じないように、スムーズに大きく開動させることができる蝶番構造が必要になる。そして大型の重い扉であっても支障なく開閉動可能に支持できる蝶番構造が必要になる。
【０００３】
上記の要求を満たすためには、扉を開方向に回動させるときに先ず扉全体を本体の前方に移動させることができる蝶番構造が必要である。そこで幾つかの蝶番構造が提案されているが、代表的なものについて説明すると、実開昭６３−８９０７８号公報に開示された扉の蝶番構造は、本体に取り付けられる取付板の両端とヒンジアームの両端とを各々連結板を介して連結して四節リンク構造を構成し、このヒンジアームの延長端に更に枢軸を介して扉を回動可能に支持したものとなっている。この蝶番構造によれば、四節リンクにより、先ずヒンジアームを本体の前方に移動させることができ、さらに扉をヒンジアームに対し回動させることで扉を大きく開くことができる。一方、実開平１−１３８０８０号公報に開示されている扉の蝶番構造は、本体に取り付けられる取付板に２つのピンを介して２つの連結板の一端部を各々連結し、さらに両連結板の他端部に梃子板の両端部を各々ピンを介して連結することにより、四節リンクを構成し、上記梃子板と連結板とを連結する２つのピンのうちの一方に扉を枢支したものとなっている。この蝶番構造においても、扉を開けるときに四節リンクの動作により扉全体を本体の前方に移動させることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した２つの従来例においては、扉の開度を大きくとるために、扉は四節リンクのうちの１つに対し枢支されて四節リンクの動きとは独立して回動する構成となっているため、本体に対する扉の開閉動作が一定のものにならず、操作し難いという問題があった。また、扉は四節リンクのうちの１つに対し１つの枢支ピンを介して枢支されているにすぎないため、大型で重い扉の場合、十分な支持強度を確保することが難しく、使用している間に扉が動きにくくなったり、ガタが生じやすいという問題があった。
【０００５】
したがって、本発明の目的は、扉の大きな開度を確保しつつ、扉をスムーズに開閉動作させることができる扉の蝶番構造を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明にあっては、本体の前面の開口部を開閉する扉の蝶番構造であって、前記本体に設けられた本体側ベースに、第１，第２回動板を隣接させてそれぞれ回転軸により回動自在に配設し、該両回動板に、第１アーム部材の基端部の２箇所をそれぞれ各１個の本体側第１アーム軸回りに回動自在に取付け、該第１アーム部材の先端部を扉側第１アーム軸により、扉側に設けられた扉側ベースに回動自在に取付け、前記第１アーム部材の上側に配設された第２アーム部材の基端部の２箇所を前記両回動板に、それぞれ各１個の本体側第２アーム軸回りに回動自在に取付け、該第２アーム部材の先端部を扉側第２アーム軸により、前記扉側ベースに回動自在に取付けたことを特徴としている。
【０００７】
【作用】
上記構成を有する扉の蝶番構造によれば、扉の開閉動作により、第１，第２回動板が回動し、この回動により第１，第２アーム部材が回動を伴って平行移動する。これにより、これら各アーム部材の先端部に支持された扉は、本体の前面や隣接する書庫等の扉に干渉することなく扉を開動させることができる。しかも、扉は一義的な開閉動作をすることとなるので、扉の開閉操作がしやすくなり、扉をスムーズに開閉動作させることができる。さらに、扉は第１，第２アーム部材に支持されているので、本体に対する支持強度が高くなり、扉のスムーズな開閉動作を長期間維持することができる。さらにまた、このような機構によれば、扉を１８０°開成した状態では、扉の側面部が本体開口部の内側に突出することを防止でき、書物等の出入れの邪魔にならない。
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例につき説明する。
【０００８】
図１乃至図１２は本発明の一実施例を示したもので、図１は書庫１の全体斜視図である。図１を参照すると、書庫１は前面が開口した書庫本体２と、この本体２の開口部２ａを開閉するための左右一対の扉３，３とを備えている。このような書庫１は、扉３，３を開けて本体内の引出し或いは書類等の収納物を出し入れすることができる。
【０００９】
これら扉３，３は、図１中符号イ，ロ，ハ，ニの四隅に配設された蝶番１０…により書庫本体２に開閉自在に支持されている。
【００１０】
以下では、符号イの位置に配設された蝶番１０を参照して説明する。
【００１１】
まず、この隅部の書庫本体２は、図２，３，９等に示すように、蝶番１０挿入用の挿入開口２ｂが、天井部２ｃの前面壁２ｄ（縦壁）に形成され、内部には、蝶番１０が取付けられる本体側取付け板４が水平方向に沿って配設されている。
【００１２】
また、扉３の裏面部３ａには、図２，３，１０，１１等に示すように、書庫本体２側の挿入開口２ｂと対応した位置に、同じく蝶番１０挿入用の挿入開口３ｂが形成され、内部には、蝶番１０が取り付けられる扉側取付け板５が固定されている。この扉側取付け板５は、鉛直面部５ａが扉３の側面部３ｃの内面に固定され、水平面部５ｂが扉３の上面部３ｄの下面に固定されている。また、この扉側取付け板５には、蝶番１０固定用のネジ孔５ｃが形成されている。
【００１３】
一方、蝶番１０は、まず、本体側取付け板４にネジ１３止めされる本体側ベース１１と、扉側取付け板５のネジ孔５ｃにネジ１４止めされる扉側ベース１２とを有している。
【００１４】
この本体側ベース１１上には、略三角形状の第１回動板１５と第２回動板１６とが略水平面内で幅方向に沿って配置され、それぞれ回転軸１７にて本体側ベース１１に回動自在に取り付けられている。これら回動板１５，１６は、図５，８等に示すように段差形状に形成され、低い方の面部が回動軸１７により、本体側ベース１１に取り付けられている。そして、高い方の面部には、第１，第２アーム部材１９，２０が取り付けられている。
【００１５】
この第１アーム部材１９と第２アーム部材２０とは、第２アーム部材２０の方が上側に重なるように配設され、この第１アーム１９の基端部１９ａ側が、両回動板１５，１６に本体側第１アーム軸１９ｂ，１９ｂを介して回動自在に取り付けられ、この第１アーム１９の先端部１９ｃが扉側第１アーム軸１９ｄにより、扉側取付け板５に回動自在に取り付けられている。
【００１６】
また、第２アーム部材２０も同様に、基端部２０ａ側が、両回動板１５，１６に本体側第２アーム軸２０ｂ，２０ｂを介して回動自在に取り付けられ、先端部２０ｃが扉側第２アーム軸２０ｄにより、扉側取付け板５に回動自在に取り付けられている。これら、第２アーム軸２０ｂ，２０ｄの周囲には、図６，７に示すようにカラー２２が設けられている。
なお、部位ロ，ハ，ニについても上述と略同様の構造を呈しているので、説明を省略する。
【００１７】
次に、作用について説明する。
【００１８】
まず、図２に示す扉３の閉成状態では、扉３の側面部３ｃが書庫本体２の側面部２ｆの外面２ｇより隣接する書庫側に突出しないように設定されている。この状態から、扉３を開成すべく、扉３を矢印方向に回動させると、第１，第２回動板１５，１６が、回転軸１７を中心に、図１２の（ａ）中二点鎖線に示す位置まで回動する。この両回動板１５，１６の回動により、本体側第１，第２アーム軸１９ｂ，２０ｂが、それぞれ回転軸１７，１７を中心に回動運動をする。これにより、第１，第２アーム部材１９，２０はそれぞれ回動運動をしながら平行移動し、扉側第１，第２アーム軸１９ｄ，２０ｄの位置も変化して、扉３は斜めの状態となる。そして、さらに扉３を回動させると、図１２の（ａ）中実線に示すように、扉３が閉成状態から９０°回動し、次に、図１２の（ｂ）中二点鎖線，実線に示すように回動する。図１２の（ｂ）中実線に示す状態では、扉３は書庫本体２の前面に当たることなく閉成状態から１８０°回動すると共に、扉３が１８０度開いた状態では扉３は閉じた状態と比較して本体２から扉３一枚の厚さ分だけ前方に移動する。このため書庫１が横方向に並設されている場合に、ある書庫１の扉３を開放する場合に隣の書庫の扉３´が邪魔になって開放できないということが生じない。
【００１９】
また、上記機構により扉３を開成した場合には、扉３の側面部３ｃが、書庫本体２の側面部２ｆの内面２ｈより内側（開口部２ａ内側）に突出していないため、書物等を出入れするのに、扉３の側面部３ｃが邪魔にならず、使い勝手が良好である。これは、図２の扉３閉成状態と図１２（ｂ）の扉３開成状態とにおいて、扉側面部３ｃ近傍にある扉側第２アーム軸２０ｄの位置を比較すると、この位置は書庫１の幅方向には移動しておらず、単に書庫１の前方側に移動しているにすぎないため、扉側面部３ｃの位置も幅方向に大きく動くことがない。その結果、図２に示すように、側面部３ｃから扉側第２アーム軸２０ｄまでの距離Ｌを、書庫本体側面部２ｆの幅ｂの半分より短く設定し、しかも、その扉側第２アーム軸２０ｄの位置を、その書庫本体側面部２ｆの幅方向の中央部に設定すれば、扉３閉成状態では、書庫本体側面部２ｆの外面２ｇより外側に扉側面部３ｃが突出することが無いと同時に、扉開成状態では、書庫本体側面部２ｆの内面２ｈより内側に扉側面部３ｃが突出することが無い。
【００２０】
さらに、各アーム部材１９，２０が限定された動作を行うことから、各アーム部材１９，２０により、各蝶番１０毎に２点支持されている扉３も常に一義的な動きをすることとなるので、扉３の開閉操作がしやすくなり、扉３をスムーズに開閉動作させることができる。
【００２１】
さらにまた、扉３は各蝶番１０毎に第１，第２アーム部材１９，２０にて支持されているので、書庫本体２に対する支持強度が高くなり、扉３のスムーズな開閉動作を長期間維持することができる。
【００２２】
以上一実施例につき説明したが、本発明は上記実施例の態様のみに限定されるものではなく、例えば、各回動板１５，１６や各アーム部材１９，２０等の形状は上記実施例の形状に限らず他の形状でも良く、また、上記実施例の書庫１は左右２つの扉３が左右に開く形式のものであるが、左方、右方または上方のみに開く単一の扉を備えたものであってもよい。また、本発明は書庫に限らず、扉を有するものであれば、例えば間仕切り等にも同様に適用することができる。
【００２３】
【発明の効果】
以上の説明から明かなように、本発明によれば、扉の開閉動作により、第１，第２回動板が回動し、この回動により第１，第２アーム部材が回動を伴って平行移動するため、これら各アーム部材の先端部に支持された扉は、本体の前面や隣接する書庫等の扉に干渉することなく扉を開動させることができる。しかも、扉は一義的な開閉動作をすることとなるので、扉の開閉操作がしやすくなり、扉をスムーズに開閉動作させることができる。さらに、扉は第１，第２アーム部材に支持されているので、本体に対する支持強度が高くなり、扉のスムーズな開閉動作を長期間維持することができる。さらにまた、扉を１８０°開成した状態では、扉の側面部が、本体開口部の内側に突出することを防止でき、書物等の出入れの邪魔になることがなく、使い勝手が良好な扉の蝶番構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係る蝶番を使用した書庫の全体斜視図である。
【図２】図１に示す書庫のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図３】図１に示す書庫のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【図４】扉の閉成状態における蝶番の斜視図である。
【図５】扉の開成状態における図４に相当する斜視図である。
【図６】図４のＣ−Ｃ線に沿う断面図である。
【図７】図４のＤ−Ｄ線に沿う位置の、本体側ベースを示さない断面図である。
【図８】本体側ベースの各回動板を取り付けた状態の図である。
【図９】書庫本体の上部の右角隅部における正面図である。
【図１０】扉の上部の右角隅部における水平方向に沿う断面図である。
【図１１】図１０のＥ−Ｅ線に沿う断面図である。
【図１２】扉の開閉動作を示す図２に相当する断面図である。
【符号の説明】
１書庫
２書庫本体（本体）
３扉
１０蝶番
１１本体側ベース
１２扉側ベース
１５第１回動板
１６第２回動板
１７回転軸
１９第１アーム部材
１９ａ基端部
１９ｂ本体側第１アーム軸
１９ｃ先端部
１９ｄ扉側第１アーム軸
２０第２アーム軸
２０ａ基端部
２０ｂ本体側第２アーム軸
２０ｃ先端部
２０ｄ扉側第２アーム軸[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a hinge structure of a door used for a library, a partition, and the like, and more particularly, to a hinge structure of a door that can increase the opening degree of the door and smoothly open and close the door.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a door for opening and closing the main body opening is pivotally attached to a front surface of the main body such as a library or a partition through a hinge. Since this type of library, partition, etc. requires a beautiful appearance, the door is generally formed in a size that covers not only the opening of the main body but also the vicinity of the outer edge of the front surface of the main body. In particular, when a plurality of archives are arranged side by side, such as a wall library, the size of the door is determined so as not to create a large gap between adjacent doors when the door is closed. Therefore, a hinge that can be opened smoothly and large so that such a door does not interfere with the front of the main unit or the door of the adjacent library, and also does not hinder the drawer inside or out of the main unit. A structure is required. In addition, a hinge structure that can support a large heavy door so that it can be opened and closed without hindrance is required.
[0003]
In order to satisfy the above requirements, a hinge structure that can first move the entire door forward of the main body when the door is rotated in the opening direction is required. Several hinge structures have been proposed, but typical ones will be explained. The hinge structure of the door disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 63-89078 is composed of both ends of a mounting plate attached to the main body and a hinge arm. These four ends are connected to each other via a connecting plate to form a four-bar link structure, and a door is rotatably supported on the extended end of the hinge arm via a pivot. According to this hinge structure, the hinge arm can be first moved forward of the main body by the four-bar link, and the door can be greatly opened by rotating the door relative to the hinge arm. On the other hand, the door hinge structure disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 1-138080 connects one end of each of the two connecting plates to the mounting plate attached to the main body via two pins, By connecting both ends of the insulator plate to the other end via pins, a four-bar link is formed, and the door is pivotally supported on one of the two pins connecting the insulator plate and the connector plate. It has become a thing. Also in this hinge structure, when the door is opened, the whole door can be moved to the front of the main body by the operation of the four-bar link.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the two conventional examples described above, in order to increase the opening of the door, the door is pivotally supported with respect to one of the four-bar links and rotates independently of the movement of the four-bar links. Due to the configuration, the door opening / closing operation with respect to the main body is not constant, and there is a problem that it is difficult to operate. Also, since the door is only pivotally supported via one pivot pin for one of the four-bar links, it is difficult to ensure sufficient support strength for large and heavy doors, There were problems that the door became difficult to move during use and that it was liable to be loose.
[0005]
Therefore, an object of the present invention is to provide a door hinge structure that can smoothly open and close the door while ensuring a large opening of the door.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a hinge structure for a door that opens and closes an opening on the front surface of a main body. by adjacent plate disposed rotatably by the respective rotating shaft, to the both rotating plates, rotating two positions of the base end portion of the first arm member to each one of the body-side first arm axis, respectively The first arm member is pivotally attached to the door side base provided on the door side by the door side first arm shaft, and is disposed on the upper side of the first arm member. Two base end portions of the second arm member are attached to the rotating plates so as to be rotatable about one main body side second arm axis, respectively, and the distal end portion of the second arm member is connected to the door side. the second arm axis, is characterized in that mounted rotatably on the door side base.
[0007]
[Action]
According to the hinge structure of the door having the above-described structure, the first and second rotating plates are rotated by the opening and closing operation of the door, and the first and second arm members are moved in parallel by the rotation. To do. Thereby, the door supported by the front-end | tip part of each of these arm members can open a door, without interfering with doors, such as the front surface of a main body, and an adjacent library. Moreover, since the door is uniquely opened and closed, the door can be easily opened and closed, and the door can be opened and closed smoothly. Furthermore, since the door is supported by the first and second arm members, the support strength with respect to the main body is increased, and the smooth opening / closing operation of the door can be maintained for a long time. Furthermore, according to such a mechanism, when the door is opened 180 °, the side surface portion of the door can be prevented from projecting inside the main body opening portion, and it does not obstruct the access of books and the like.
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0008]
1 to 12 show an embodiment of the present invention. FIG. 1 is an overall perspective view of the library 1. Referring to FIG. 1, the library 1 includes a library main body 2 having an open front surface, and a pair of left and right doors 3 and 3 for opening and closing the opening 2 a of the main body 2. Such a library 1 can open and close the doors 3 and 3 and put in and take out drawers in the main body or storage items such as documents.
[0009]
These doors 3 and 3 are supported by the library body 2 so as to be openable and closable by hinges 10... Disposed at the four corners of symbols A, B, C and D in FIG.
[0010]
Below, it demonstrates with reference to the hinge 10 arrange | positioned in the position of code | symbol a.
[0011]
First, as shown in FIGS. 2, 3, 9 and the like, the library body 2 at this corner has an insertion opening 2b for insertion of a hinge 10 formed in the front wall 2d (vertical wall) of the ceiling portion 2c. The main body side mounting plate 4 to which the hinge 10 is mounted is disposed along the horizontal direction.
[0012]
Further, as shown in FIGS. 2, 3, 10, 11 and the like, an insertion opening 3b for inserting the hinge 10 is formed in the back surface 3a of the door 3 at a position corresponding to the insertion opening 2b on the side of the library body 2. The door side mounting plate 5 to which the hinge 10 is attached is fixed inside. The door-side mounting plate 5 has a vertical surface portion 5 a fixed to the inner surface of the side surface portion 3 c of the door 3 and a horizontal surface portion 5 b fixed to the lower surface of the upper surface portion 3 d of the door 3. The door-side mounting plate 5 has a screw hole 5c for fixing the hinge 10.
[0013]
On the other hand, the hinge 10 first has a main body side base 11 fixed to the main body side mounting plate 4 with screws 13 and a door side base 12 fixed to the screw holes 5c of the door side mounting plate 5 with screws 14. .
[0014]
On the main body side base 11, a substantially triangular first rotating plate 15 and a second rotating plate 16 are arranged along the width direction in a substantially horizontal plane, and the main body side base 11 is respectively rotated by a rotating shaft 17. Is pivotally attached to the. These rotary plates 15 , 16 are formed in a stepped shape as shown in FIGS. 5, 8, etc., and the lower surface portion is attached to the main body side base 11 by a rotary shaft 17. The first and second arm members 19 and 20 are attached to the higher surface portion.
[0015]
The first arm member 19 and the second arm member 20 are arranged so that the second arm member 20 overlaps the upper side, and the base end portion 19a side of the first arm 19 is connected to both the rotary plates 15, 16 is rotatably attached to the main body side first arm shafts 19b and 19b, and the tip end portion 19c of the first arm 19 is turnable to the door side mounting plate 5 by the door side first arm shaft 19d. It is attached.
[0016]
Similarly, the second arm member 20 has a proximal end portion 20a side rotatably attached to both rotary plates 15 and 16 via main body side second arm shafts 20b and 20b, and a distal end portion 20c is a door side. The second arm shaft 20d is rotatably attached to the door side mounting plate 5. A collar 22 is provided around the second arm shafts 20b and 20d as shown in FIGS.
Since the parts B, C, and D have the same structure as described above, the description thereof is omitted.
[0017]
Next, the operation will be described.
[0018]
First, in the closed state of the door 3 shown in FIG. 2, the side surface portion 3 c of the door 3 is set so as not to protrude from the outer surface 2 g of the side surface portion 2 f of the library body 2 toward the adjacent library side. When the door 3 is rotated in the direction of the arrow to open the door 3 from this state, the first and second rotating plates 15 and 16 are centered on the rotating shaft 17 in FIG. It rotates to the position indicated by the dotted line. By rotation of both the rotating plates 15 and 16, the main body side first and second arm shafts 19b and 20b rotate around the rotating shafts 17 and 17, respectively. As a result, the first and second arm members 19 and 20 move in parallel while rotating, the positions of the door-side first and second arm shafts 19d and 20d change, and the door 3 is in an oblique state. It becomes. When the door 3 is further rotated, as shown by a solid line in FIG. 12A, the door 3 is rotated 90 ° from the closed state, and then, a two-dot chain line in FIG. , Rotate as shown by the solid line. In the state shown by the solid line in FIG. 12B, the door 3 is rotated 180 ° from the closed state without hitting the front surface of the library body 2, and the door 3 is closed when the door 3 is opened 180 degrees. Compared with the main body 2, the door 3 moves forward by the thickness of one sheet. For this reason, when the library 1 is arranged side by side, when the door 3 of a certain library 1 is opened, the door 3 'of the adjacent library does not get in the way and cannot be opened.
[0019]
Further, when the door 3 is opened by the above mechanism, the side surface 3c of the door 3 does not protrude inwardly (inside the opening 2a) from the inner surface 2h of the side surface 2f of the library body 2, so that a book or the like is output. In order to insert, the side part 3c of the door 3 does not get in the way, and the usability is good. When the position of the door side second arm shaft 20d in the vicinity of the door side surface portion 3c is compared between the door 3 closed state in FIG. 2 and the door 3 opened state in FIG. Is not moved in the width direction, but merely moved to the front side of the library 1, the position of the door side surface portion 3 c does not move greatly in the width direction. As a result, as shown in FIG. 2, the distance L from the side surface portion 3c to the door-side second arm shaft 20d is set to be shorter than half the width b of the library body side surface portion 2f, and the door-side second arm If the position of the shaft 20d is set to the center in the width direction of the library main body side surface 2f, the door side surface 3c may protrude outside the outer surface 2g of the library main body side surface 2f when the door 3 is closed. At the same time, when the door is open, the door side surface portion 3c does not protrude inside the inner surface 2h of the library body side surface portion 2f.
[0020]
Furthermore, since each arm member 19 and 20 performs a limited operation, the door 3 that is supported at two points for each hinge 10 by each arm member 19 and 20 also always moves uniquely. Therefore, the door 3 can be opened and closed easily, and the door 3 can be opened and closed smoothly.
[0021]
Furthermore, since the door 3 is supported by the first and second arm members 19 and 20 for each hinge 10, the support strength with respect to the archive body 2 is increased, and the smooth opening and closing operation of the door 3 is maintained for a long period of time. can do.
[0022]
Although one embodiment has been described above, the present invention is not limited to the embodiment described above. For example, the shapes of the rotary plates 15 and 16 and the arm members 19 and 20 are the same as those of the above embodiment. The library 1 of the above embodiment is of a type in which the left and right two doors 3 open to the left and right, but has a single door that opens only to the left, right or above. It may be. Further, the present invention is not limited to the library, and can be similarly applied to, for example, a partition as long as it has a door.
[0023]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, the first and second rotating plates are rotated by the opening and closing operation of the door, and the first and second arm members are rotated by this rotation. Therefore, the door supported at the tip of each arm member can open the door without interfering with the front face of the main body or the door of an adjacent library or the like. Moreover, since the door is uniquely opened and closed, the door can be easily opened and closed, and the door can be opened and closed smoothly. Furthermore, since the door is supported by the first and second arm members, the support strength with respect to the main body is increased, and the smooth opening / closing operation of the door can be maintained for a long time. Furthermore, when the door is opened 180 °, the side surface of the door can be prevented from projecting inside the opening of the main body, so that it does not obstruct the entry / exit of books, etc. A hinge structure can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view of a library using a hinge according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA of the library shown in FIG.
3 is a cross-sectional view taken along line BB of the library shown in FIG.
FIG. 4 is a perspective view of a hinge in a closed state of the door.
FIG. 5 is a perspective view corresponding to FIG. 4 in the opened state of the door.
6 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
7 is a cross-sectional view showing the main body side base at a position along the line DD in FIG. 4;
FIG. 8 is a diagram of a state in which each rotating plate of the main body side base is attached.
FIG. 9 is a front view of the upper right corner of the archive body.
FIG. 10 is a cross-sectional view along the horizontal direction at the right corner of the upper part of the door.
11 is a cross-sectional view taken along line EE of FIG.
12 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 2 showing the door opening / closing operation.
[Explanation of symbols]
1 Library 2 Library body (main unit)
3 Door 10 Hinge 11 Body side base 12 Door side base 15 First rotation plate 16 Second rotation plate 17 Rotating shaft 19 First arm member 19a Base end portion 19b Body side first arm shaft 19c Tip portion 19d Door side first 1 arm shaft 20 second arm shaft 20a base end portion 20b main body side second arm shaft 20c distal end portion 20d door side second arm shaft

Claims

本体の前面の開口部を開閉する扉の蝶番構造であって、前記本体に設けられた本体側ベースに、第１，第２回動板を隣接させてそれぞれ回転軸により回動自在に配設し、該両回動板に、第１アーム部材の基端部の２箇所をそれぞれ各１個の本体側第１アーム軸回りに回動自在に取付け、該第１アーム部材の先端部を扉側第１アーム軸により、扉側に設けられた扉側ベースに回動自在に取付け、前記第１アーム部材の上側に配設された第２アーム部材の基端部の２箇所を前記両回動板に、それぞれ各１個の本体側第２アーム軸回りに回動自在に取付け、該第２アーム部材の先端部を扉側第２アーム軸により、前記扉側ベースに回動自在に取付けたことを特徴とする扉の蝶番構造。A hinge structure of a door that opens and closes the opening on the front surface of the main body, and the main body side base provided in the main body is adjacent to the first and second rotating plates and is rotatably arranged by respective rotating shafts. and, in the both rotating plates, pivotally mounted at two locations of the proximal end portion of the first arm member to each one of the body-side first arm axis, respectively, the door of the tip end portion of the first arm member The first arm shaft on the side is pivotably attached to a door side base provided on the door side , and the two ends of the base end portion of the second arm member disposed on the upper side of the first arm member are the dynamic plate, respectively mounted rotatably on each one of the body-side second arm axis, attaching the tip of the second arm member by a second arm axis door side, rotatably in said door side base The hinge structure of the door is characterized by that.