JP3682314B2 - 呼び戻し装置 - Google Patents

呼び戻し装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3682314B2
JP3682314B2 JP07595195A JP7595195A JP3682314B2 JP 3682314 B2 JP3682314 B2 JP 3682314B2 JP 07595195 A JP07595195 A JP 07595195A JP 7595195 A JP7595195 A JP 7595195A JP 3682314 B2 JP3682314 B2 JP 3682314B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
set value
electric field
signal
field strength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP07595195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08273070A (ja
Inventor
徳造 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Icom Inc
Original Assignee
Icom Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Icom Inc filed Critical Icom Inc
Priority to JP07595195A priority Critical patent/JP3682314B2/ja
Publication of JPH08273070A publication Critical patent/JPH08273070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3682314B2 publication Critical patent/JP3682314B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は所定の区域から離れた人を呼び戻す装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
状況判断能力の乏しい幼児や痴呆老人(監視対象者)が介護者(監視者)から一定以上の距離を離れた時に警報を発する警報装置が提案されている。例えば特開平4−125800号公報に示された迷子防止装置は、介護者が受信機を持ち、被介護者の持つ送信機から所定時間間隔で発せられる微弱電波が一定時間以上受信出来なくなったときに、警報を発するものである。また、特開平3−166696号公報に示されたワイヤレス確認監視システムは、ワイレレス送信器を持った監視対象者が、所定のエリア内に配設された送受信機から一定以上離れた時に、それを監視者に知らせるものである。
【0003】
これらの装置やシステムはいずれも、監視対象者が電波を発する送信機を持ち、監視者がその電波を受信してその信号強度を調べることによって、監視対象者が監視者又は所定位置から離れたことを知る、という構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような装置やシステムにおいては、監視者は、監視対象者の持つ送信機の電波が受信できなくなったことから、監視対象者が監視者又は所定の位置から一定以上離れたことを知るだけで、監視対象者が現在どこに居るのかは分からず、監視者が捜し回らなければならなかった。特に、人込みの多いところで監視対象者を捜すのは大変難しかった。
【0005】
また、監視対象者が複数になったとき、送信機も複数必要となるので、複数の周波数を使うか、同一周波数を時間の制御をして時分割して使うかしなければならず、送信機や受信機などの機器や設備が複雑になるという問題点もあった。
更に、送信機の電池切れによる送信停止を監視対象者の移動によるものと監視者が誤認するという問題点や、監視対象者が所定場所をいつ離れたか、どの程度移動しているかを知ることができないという問題点もあった。
【0006】
加えて、監視対象者が所定場所を離れた場合、その事実を監視対象者やその周囲の人に知らせて、所定場所まで戻るように促すということもできなかった。
【0007】
本発明は、上記の問題点にかんがみて提案されたもので、監視対象の幼児や老人が所定の位置から離れても、呼び戻すことができ、しかも監視対象の数が増えても簡単な構成で実現でき、かつその移動情報を知ることができる呼び戻し装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の呼び戻し装置は、受信手段と報知手段と送信手段とを備えた子機と、受信手段と警報手段と送信手段とを備えた親機とからなり、
子機は、親機から送信された電波を受信して当該電波の電界強度を設定値と比較し、当該電界強度が設定値以下であれば報知信号を出力し、設定値以上であればアンサーバック信号を送信するように構成され、
親機は、前記アンサーバック信号の電界強度を設定値と比較し、当該電界強度が設定値以下であれば、警報信号を出力するように構成されている。
【0009】
請求項2の呼び戻し装置においては、請求項1に記載の呼び戻し装置の親機の送信手段を、子機を選択して呼び出す電波を送信する送信手段とした。
なお、子機を選択して呼び出す方法は、周波数を変えてもよいし、特定の低周波のトーン信号で電波を変調してもよいし、コードスケルチ、DTMF等を用いてもよい。
【0010】
請求項3の呼び戻し装置においては、請求項1に記載の呼び戻し装置の親機の警報手段を、警報信号を検出した時の時刻及び/又はこの時刻からの経過時間を表示する表示手段を備えている構成とした。
請求項4の呼び戻し装置においては、請求項1に記載の呼び戻し装置の子機の報知手段を、記憶された文字情報及び/又は音声情報を報知信号の検出時に読み出して報知する報知手段とした。
【0011】
請求項5の呼び戻し装置は、受信手段と報知手段と送信手段と移動検出手段とを備えた子機と、受信手段と警報手段と送信手段とを備えた親機とからなり、
子機は、親機から送信された電波を受信して、当該電波の電界強度を設定値と比較し、当該電界強度が設定値以下であれば報知信号を出力して報知信号を出力した時点から歩行による振動を計数して移動データとして送信し、設定値以上であればアンサーバック信号を送信するように構成され、
親機は、子機から送信された前記移動データを受信し、当該移動データの電界強度を設定値と比較し、当該電界強度が設定値以下であれば、警報信号を出力するように構成されている。
【0012】
請求項6の移動検出手段は、報知信号検出時点から加速度を検出して移動データとして出力する移動検出手段である。
請求項7の子機の送信手段は、報知信号検出時点から送信出力が増加する送信手段である。
請求項8の親機は、子機から送信されたアンサーバック信号の電界強度が設定値以下のとき、受信した時刻を子機から送信されたアンサーバック信号を受信した時刻を記録しておくメモリを備えている。
【0013】
【作用】
請求項1の呼び戻し装置においては、子機は、親機から送信された電波を受信して当該電波の電界強度を設定値と比較し、当該電界強度が設定値以下であれば報知信号を出力し、設定値以上であればアンサーバック信号を送信する。
【0014】
親機は、前記アンサーバック信号の電界強度を設定値と比較し、当該電界強度が設定値以下であれば、警報信号を出力する。
【0015】
請求項2の呼び戻し装置においては、親機の送信手段は周波数を変えたり、特定の低周波のトーン信号で電波を変調したりして子機を選択呼出する電波を送信する。子機の受信手段は、受信した電波の電界強度が設定値以下の時には報知信号を出力し、設定値以上の時には安全信号を出力する。以後の子機の動作,親機の動作は請求項1の場合と同様である。
【0016】
請求項3の呼び戻し装置においては、親機の警報手段は警報信号を検出した時の時刻やこの時刻からの経過時間を表示手段によって表示する。
請求項4の呼び戻し装置においては、子機の報知手段は報知信号を検出した時に、予め記憶させておいた文字情報や音声情報を読み出して、文字や音声で外部に報知する。
【0017】
請求項5の呼び戻し装置においては、子機は、親機から送信された電波を受信して、当該電波の電界強度を設定値と比較し、当該電界強度が設定値以下であれば報知信号を出力して報知信号を出力した時点から歩行による振動を計数して移動データとして送信し、設定値以上であればアンサーバック信号を送信する。
【0018】
親機は、子機から送信された前記移動データを受信し、当該移動データの電界強度を設定値と比較し、当該電界強度が設定値以下であれば、警報信号を出力する。
【0019】
請求項6の呼び戻し装置においては、移動検出手段は報知信号検出時点から加速度を検出している。これを移動データとして出力する。この移動データが子機の送信手段によって送信される。以後の動作は請求項5の場合と同様である。
請求項7の呼び戻し装置においては、子機の送信手段は報知信号を検出すると送信出力が増加する。
請求項8の呼び戻し装置においては、親機は、メモリに、子機から送信されたアンサーバック信号の電界強度が設定値以下のとき、受信した時刻を記録しておく。
【0020】
【実施例】
以下に本発明を、実施例を示した図面に基づいて、詳細に説明する。
本発明の呼び戻し装置は老人ホームの老人の徘徊を監視するためのもので、図1は監視者側に設置する親機のブロック図,図2は監視すべき老人が持つ子機のブロック図,図3は子機の斜視図,図4は本発明にかかる呼び戻し装置の使用説明図,図5は親機のフローチャート,図6は子機のフローチャートである。なお、本呼び戻し装置はUHF帯のFM波を使用するものである。
【0021】
図1において、1は老人ホーム側に設置される呼び戻し装置の親機,11は図4の老人ホームDの屋上に設置される外部アンテナ,12は外部アンテナ11を送受信部で共用するためのフィルタ,13は周波数f1 の電波を受信して復調する受信部,13aは受信部13に内蔵されたスケルチのレベルを調節するレベル調節器,14は複数の子機に対応する数の周波数の電波を送信する送信部,15は親機1の各部の動作を制御するCPUである。16は複数の子機のIDコードとそれに対応する送信周波数を記憶すると共に動作の制御プログラムを記憶するメモリーである。17は子機が離れたことを音で知らせる警報機,18は各種データを表示する表示器である。19は時計,14aは緊急の場合に肉声で直接子機宛て連絡するための変調用マイクで、この時、子機では受信部の復調信号がそのままアンプに入力される。なお、親機1は送信と受信を同時に行っている。
【0022】
ここで、受信部13が親機の受信手段に,送信部14が親機の送信手段に、CPU15と警報機17と表示器18と時計19とが警報手段に,表示器18が表示手段に対応している。
【0023】
また,図2,図3において、2は監視すべき老人が持つ呼び戻し装置の子機,21は吊り下げ紐兼用のアンテナ,22はアンテナ21を送受信部で共用するためのフィルタ,23は周波数f2の電波を受信して復調する受信部,23aは受信部23に内蔵されたスケルチのレベルを調節するレベル調節器,24は周波数f1の電波を送信する送信部である。25は子機2の各部の動作を制御するCPU,26は監視対象である老人の近親者の声や好きな音楽等の音声情報や文字情報を記憶させたメモリー,27はメモリー26の音声情報や親機1からの音声を増幅してスピーカー27aから出力するアンプ,28はアンプ27の動作時に点滅する警報用のLED,29はメモリー25の文字情報を読み出して表示する表示器,30は子機2の揺れを感じて歩数をカウントする歩数センサである。
【0024】
ここで、受信部23が子機の受信手段に,送信部24が子機の送信手段に,CPU25とアンプ27とスピーカー27aとLED28と表示器29とが報知手段に,歩数センサ30が移動検出手段に対応している。
【0025】
次に、本発明にかかる呼び戻し装置の動作について、図1から図6を用いて説明する。図3及び図4において、老人ホームDの屋上の外部アンテナ11から微弱電波が発射されている。そして、受信周波数f2の子機2を持った老人Aがアンテナ11から半径50m以内の電波の強い範囲E内に、受信周波数f3の子機3を持った老人Bがアンテナ11から半径が50mから100mまでの範囲F内に、受信周波数f4の子機4を持った老人Cが範囲Fより外側の電波の弱い地点にいるものとする。これ以外に送信周波数の異なる7つの子機、都合10台の子機がある。送信周波数はいずれも周波数f1である。
【0026】
ここで、親機1のアンテナ11と子機との距離が見通しで50m以上離れたときに親機1の警報信号が出力されるように、親機1のレベル調節器13aが調節されている。また、同様に見通しで100m以上離れたときに各子機の報知信号が出力されるように、各子機のレベル調節器が調節されている。
【0027】
先ず、図2,図6を用いて子機の動作を説明する。
子機2の電源を入れ動作させると、ステップS11で、周波数f2で受信を開始する。次にステップS12で、受信部23のスケルチが開いているかチェックする。電源を入れるのは老人ホームD内なので、親機2からの周波数f2の電波の電界強度は設定値以上で、受信部23から安全信号が出力される。するとステップ13で、CPU25が送信部24を制御して周波数f1の電波を一定時間送信させる(この動作を、以下アンサーバックという)。送信が終れば、再びステップS11の受信に戻る。この動作を繰り返す。範囲F内にいる老人Bが持つ子機3についても同様である。
【0028】
もし、子機4を持つ老人Cのように範囲Fの外に出てしまった場合は、親機1の周波数f3の電波が受信できても、電界強度が設定値より小さくステップS12でスケルチが開かないので、受信部23から報知信号が出力され、ステップS14に進む。そこで、送信部24の送信出力が大きくされると共に歩数センサ30のカウントが開始される。続いてステップS15でメモリー26に記録されている音声情報や文字情報を読みだし、音声情報はアンプ27で増幅してスピーカー27aから出力させる。また、ステップS15では本人が老人ホームDに帰りたくても道が分からず帰れないときのために、周囲の人に知らせるLED28を点滅動作させたり、文字情報を表示器29で表示したりする。このため、子機を持つ老人Cが老人ホームDに帰ろうとしなくても、周囲の人が気づいて連絡を取ってくれる可能性が大きい。
【0029】
発声・表示の動作は1回分が3秒間で、ステップS15ではこの動作が10回繰り返される。それが終わると、ステップS16に進み、ステップS14でカウントを開始した歩数センサ30の歩数データを、周波数f1で親機1に宛てて送信する。
【0030】
次に、図1,図5を用いて親機1の動作を説明する。
親機1のメモリー16には、子機10台に対する送信周波数が記憶されている。CPU15は、時計19の時間信号を基準として、1台目の子機から10台目の子機までのデータをメモリー16より読み出し、順に処理していく。ステップS1で初期値0が与えられ、ステップS2で、1台目の子機2に対する送信の準備を行う。
【0031】
ステップS3でメモリー16から子機2に対応する送信周波数f2が読みだされ、ステップS4で送信部14から周波数f2の電波を3秒間送信し続ける。この時間はフェージングによる子機側の電界強度の不安定さを補うものである。子機2を持つ老人Aは、図4に示すように老人ホームDから近いエリアE内にいるので、子機2の受信部23は安全信号を出力し、送信部24が周波数f1 の電波を送信する。この送信電波は十分強いので、ステップS5で受信部13のスケルチが開き、子機2は異常なしという判断がなされ、それがステップS6で表示器18に表示される。警報機17は当然作動しない。
【0032】
ステップS7では子機の台数のチェックを行う。具体的には、監視する子機が10台なので、ステップS7でNが10になるまで、ステップS2からS7までの動作を繰り返し、子機の送信電波の状態を1台ずつチェックし、順次表示していく。このようにして、10台の子機すべてをチェックし終えたら、ステップS1にもどって再び1台目の子機からチェックを繰り返す。ステップS4の送信時間が3秒間なので、10台で30秒間の所要時間である。
【0033】
次に、図4において子機3を持つ老人Bのように、50m以上離れてしまったときの親機1の動作を説明する。ステップS3で子機3に対応する送信周波数f3が読みだされ、ステップS4でその周波数f3の電波が送信される。すると、子機3の受信部はその電波を受信して安全信号を出力し、子機2と同様にして周波数f1で送信してくる。しかし、その電波の電界強度は、親機1においては設定値以下なので、ステップS5でスケルチが開かず、ステップS8に進む。ステップS8では、現在呼び出し中の子機は子機3であることを表示器18に表示すると共に、老人Bが老人ホームDから50m以上離れていることを警報機17の音で知らせる。この時メモリー16に子機3と現在時刻を記録しておく。
【0034】
この後、老人Bが図の位置より更に離れて、範囲Fより外側に出たときは前述の子機4の動作と同じで、親機1が周波数f3で送信してもアンサーバックがない。しかし、子機3からは先の送信から30秒経過する毎に、親機1に宛てて歩数データを送信してくるので、これを携帯用親機等で受信すれば、大体の足取りがつかめる。なお、このようになったときは、他の子機への送信を停止して、行方不明の老人Bの持つ子機3の電波だけを受信し、それをもとに捜索する。
【0035】
このように、子機3を持った老人Bが範囲Fから外へ出ると、監視者にはすぐに分かるのであるが、万が一にもそれに気づかず、どこか遠いところへ行ってしまった時は、先にメモリー16に記録された時刻からどれだけ離れているかの見当をつけた上で、外部アンテナ11の代わりに指向性のあるアンテナを用いた携帯用親機で捜す。即ち、行方不明の老人Bが持つ子機3の受信周波数f3で電波を送信しながら捜している時、子機3の電界強度設定値以上の位置まで近づくと、子機3のスケルチが開き送信を返してくるので、その電波の到来方向を指向性アンテナで探るだけで、その先100mぐらいの位置に対象の老人(子機)がいることが分かるのである。ある程度近づいた段階で送信出力をしぼれば、子機のスケルチが閉じスピーカーから発声するので、監視対象者を容易に捜し出すことができる。場合によっては、携帯用親機の送信部に設けたマイクで直接呼びかけて、その声を頼りに捜してもよい。
【0036】
この方法によれば、人の少ないところはもちろん、人込みの中でも簡単に監視対象者を捜すことができる。
また、子機は30秒毎に1回、必ず親機に電波を出しているので、電池がなくなったことは直ぐに分かる。
【0037】
なお、親機及び子機のレベル調節器のレベルを調節することによって、警報手段又は報知手段の動作する範囲を、自在にしかも簡単に設定することができる。
実施例では、各子機の選択方法として親機の送信周波数を変えたが、同一周波数でトーンスケルチやDTMFコード,コードスケルチ等を用いて選択してもよい。携帯用親機はアンテナを内蔵させても、親機,子機とも送受信別々のアンテナを利用してもよく、更に、送受信を同時に行わないのなら、フィルタの代わりにアンテナ切替器を用いてもよい。
【0038】
図7の帽子に取り付けた子機5は、送信機能だけを持つ親機とのセットで用いる呼び戻し装置で、内蔵の受信部(図示せず)とスピーカー5aを備えた発声部(図示せず)とアンテナ5bと表示器5cと電源としての太陽電池5dとからなる簡易型のものである。これは、親機のアンテナから遠く離れて親機からの電波が届かなくなったら、持ち主に呼びかけだけをする構成のものである。
【0039】
なお、図2において、歩数センサ30の代わりに、自動車のナビゲーションシステム等に用いられる加速度センサ31を使って、加速度やその方向を検出し、それを移動データとして親機に送信してもよい。
【0040】
【発明の効果】
請求項1の発明に係る呼び戻し装置によれば、親機と子機を持つ人が近いところにいる時は、親機からの電波の電界強度が設定値以上になり、子機から無事を示す電波が送信されてくるので安心である。また、両者が離れすぎて親機からの電波の電界強度が設定値以下になった時は、子機の報知手段によって本人又は周囲の人に呼びかけ、子機を持つ人を呼び戻すことができる。更に、親機を持つ監視者は、警報手段によって子機を持つ幼児や老人が迷子になったことを知ることができる。
【0041】
請求項2の発明に係る呼び戻し装置によれば、子機を選択して呼び出す電波を送信する親機の送信手段によって、子機が複数でも対応できる。
【0042】
請求項3の呼び戻し装置によれば、親機の警報手段は警報信号を検出した時の時刻やこの時刻からの経過時間を表示する表示手段を備えているので、子機が所定の距離だけ離れた地点を通過した時点やそこからの経過時間を知ることができて、捜すときの手掛かりとなる。
請求項4の呼び戻し装置によれば、子機の報知手段は報知信号を検出した時に、予め記憶させておいた文字情報や音声情報を読み出して、文字や音声で外部に報知するので、本人やその周囲の人に迷子になったことを知らせ、本人が所定の場所に戻ることを促すことができる。
【0043】
請求項5の呼び戻し装置によれば、親機と子機を持つ人が近いところにいる時は、親機からの電波の電界強度が設定値以上になり、子機からアンサーバック信号が送信されてくるので安心である。また、両者が離れすぎて親機からの電波の電界強度が設定値以下になった時は、子機の報知手段によって本人又は周囲の人に呼びかけ、子機を持つ人を呼び戻すことができる。
【0044】
更に、親機を持つ監視者は、警報手段によって子機を持つ幼児や老人が迷子になったことを知ることができる。更に、移動検出手段は歩行による振動を報知信号検出時点から計数し移動データとして出力し、子機の送信手段はそれを送信するので、監視者は子機を持つ人が迷子になった時点からの移動の状態を知ることが出来る。
【0045】
請求項6の呼び戻し装置によれば、移動検出手段は報知信号検出時点から加速度を検出し、これが移動データとして子機の送信手段から送信されるので、子機を持つ人が徒歩で移動したのか、自転車、バス等を利用して移動したのか容易に知ることができる。
請求項7の呼び戻し装置によれば、子機の送信手段は報知信号を検出すると送信出力を増加させるので、確実に移動情報を得ることができ、また遠くの地点から子機を持つ人の位置が容易に検出できる。
請求項8の呼び戻し装置によれば、親機は、子機から送信されたアンサーバック信号の電界強度が設定値以下のとき、受信した時刻を記録しておくので、万が一、監視者がアンサーバック信号の電界強度が設定値以下になったことに気づかなかった場合でも、記録されている時刻からどれだけ離れているかの見当をつけた上で、指向性のある携帯用親機で捜すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】監視者側に設置する親機のブロック図である。
【図2】監視対象の老人が持つ子機のブロック図である。
【図3】子機の斜視図である。
【図4】本発明にかかる呼び戻し装置の使用説明図である。
【図5】親機のフローチャートである。
【図6】子機のフローチャートである。
【図7】別実施例の子機を帽子に取り付けた斜視図である。
【符号の説明】
1 親機
2,3,4,5 子機
5a,27a スピーカー
5b,11,21 アンテナ
5c,28 LED(報知手段)
5d 太陽電池
12,22 フィルタ
13 受信部(親機の受信手段)
13a レベル調節器(親機の受信手段)
14 送信部(親機の送信手段)
15 CPU(警報手段)
16 メモリー(警報手段)
17 警報機(警報手段)
18 表示器(警報手段)(表示手段)
19 時計(警報手段)
23 受信部(子機の受信手段)
23a レベル調節器(子機の受信手段)
24 送信部(子機の送信手段)
25 CPU(報知手段)
26 メモリー(報知手段)
27 アンプ(報知手段)
29 表示器(報知手段)
30 歩数センサ(移動検出手段)
31 加速度センサ(移動検出手段)

Claims (8)

  1. 受信手段と報知手段と送信手段とを備えた子機と、受信手段と警報手段と送信手段とを備えた親機とからなり、
    子機は、親機から送信された電波を受信して当該電波の電界強度を設定値と比較し、当該電界強度が設定値以下であれば報知信号を出力し、設定値以上であればアンサーバック信号を送信するように構成され、
    親機は、前記アンサーバック信号の電界強度を設定値と比較し、当該電界強度が設定値以下であれば、警報信号を出力するように構成されていることを特徴とする呼び戻し装置。
  2. 親機の送信手段は、複数の子機を選択して呼び出す電波を送信する送信手段であることを特徴とする請求項1に記載の呼び戻し装置。
  3. 親機の警報手段は、警報信号を検出した時の時刻及び/又はこの時刻からの経過時間を表示する表示手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の呼び戻し装置。
  4. 子機の報知手段は、記憶された文字情報及び/又は音声情報を報知信号の検出時に読み出して報知する報知手段であることを特徴とする請求項1に記載の呼び戻し装置。
  5. 受信手段と報知手段と送信手段と移動検出手段とを備えた子機と、受信手段と警報手段と送信手段とを備えた親機とからなり、
    子機は、親機から送信された電波を受信して、当該電波の電界強度を設定値と比較し、当該電界強度が設定値以下であれば報知信号を出力して報知信号を出力した時点から歩行による振動を計数して移動データとして送信し、設定値以上であればアンサーバック信号を送信するように構成され、
    親機は、子機から送信された前記移動データを受信し、当該移動データの電界強度を設定値と比較し、当該電界強度が設定値以下であれば、警報信号を出力するように構成されていることを特徴とする呼び戻し装置。
  6. 移動検出手段は、報知信号検出時点から加速度を検出して移動データとして出力する移動検出手段であることを特徴とする請求項5に記載の呼び戻し装置。
  7. 子機の送信手段は、報知信号検出時点から送信出力が増加する送信手段であることを特徴とする請求項5、6に記載の呼び戻し装置。
  8. 親機は、
    子機から送信されたアンサーバック信号の電界強度が設定値以下のとき、受信した時刻を記録しておくメモリを備えていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の呼び戻し装置。
JP07595195A 1995-03-31 1995-03-31 呼び戻し装置 Expired - Lifetime JP3682314B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07595195A JP3682314B2 (ja) 1995-03-31 1995-03-31 呼び戻し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07595195A JP3682314B2 (ja) 1995-03-31 1995-03-31 呼び戻し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08273070A JPH08273070A (ja) 1996-10-18
JP3682314B2 true JP3682314B2 (ja) 2005-08-10

Family

ID=13591044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07595195A Expired - Lifetime JP3682314B2 (ja) 1995-03-31 1995-03-31 呼び戻し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3682314B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2788808C (en) 2009-10-02 2017-06-20 Kevin Perry The leash
CN102799333B (zh) * 2011-05-24 2016-03-02 汉王科技股份有限公司 电磁触控装置及其控制方法
JP2017049909A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 カシオ計算機株式会社 データ処理装置、通知方法、データ送信方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08273070A (ja) 1996-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7511627B2 (en) Child locator
US9332390B1 (en) Mobile device utilizing time of flight for personal security and localization
US4998095A (en) Emergency transmitter system
US5621388A (en) System for monitoring and locating a person within a preselected distance from a base-station
US8116724B2 (en) System containing location-based personal emergency response device
US5652570A (en) Individual location system
US5796338A (en) System for preventing loss of cellular phone or the like
US5640147A (en) Child monitoring device
US7983654B2 (en) Private network emergency alert pager system
US20100238033A1 (en) Tracking and Alert Apparatus, System and Method
US20050073420A1 (en) Child containment, communication and locating system
JP2004527838A (ja) 個人財産警報システム
JP2008523677A (ja) 通信システム
KR101637378B1 (ko) 웨어러블 블루투스 기기를 이용한 미아 방지 시스템
JP3682314B2 (ja) 呼び戻し装置
JPH09247730A (ja) 位置検出方法およびその装置
JP2005045743A (ja) 携帯端末及び移動者安全確認システム
JPH11262065A (ja) 携帯機器監視用腕時計
JPH08153293A (ja) 緊急通報システム
GB2407937A (en) Position locating system
JPH08287384A (ja) 腕時計型緊急通報システム及びその端末装置
EP0840265A1 (en) A synchronous receiving/transmitting departure alarm
JPH08339482A (ja) 現金輸送車防犯システム
KR100395692B1 (ko) 홈 매니저를 이용한 비상 호출 시스템
JPH0771333B2 (ja) 個人追跡方式

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080527

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100527

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100527

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120527

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120527

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120527

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130527

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130527

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term