JP3680503B2 - フューエルリッドの取付構造 - Google Patents

フューエルリッドの取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、四輪自動車の車体パネル(サイドボディパネル等)に配設されるフューエルリッドの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来におけるフューエルリッドの取付構造を示すものである。従来においては、フュエールリッド20の一端側の裏面にヒンジ軸21aを介してヒンジ部材(リッドヒンジ)21を組付け、これらのフュエールリッド20及びヒンジ部材21から成るリッドコンポーネント(組合体)22を、車室外側からの作業により、サイドボディパネル23に溶着されたフューエルリッドボックス24に取付けるようにしている。
【0003】
すなわち、リッドコンポーネント22の取付けに際しては、図4において実線で示すように、フュエールリッド20を開いた状態(開扉状態)にしてヒンジ部材21の締付固定片部21bをフューエルリッドボックス24の内面に当てがい、ボックススパナ等の締付工具25を車室外側からフューエルリッドボックス24の開口24aを通してフューエルリッドボックス24内に斜め方向から挿入し、締付工具25にて締付ボルト26を旋回させて締付ナット27にねじ込むことによってヒンジ部材21をフューエルリッドボックス24の所定箇所に締付固定するようにしている。そして、このような作業を行った後に締付工具25をフューエルリッドボックス24から抜いてフューエルリッド20を自由状態にするのに伴い、フューエルリッド20が図外の附勢手段の附勢力にて閉扉方向に回動されて図4において一点鎖線で示す閉扉位置に設置されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の如き従来のフューエルリッドの取付構造では、次のような問題点がある。すなわち、フューエルリッド20を開いた状態でリッドコンポーネント22を取付けるようにしているため、フューエルリッド20とサイドボディパネル23との間の隙間や段差等を目測で推認しながら締付ボルト26を一旦仮止めし、この仮止め状態の下でフューエルリッド20を閉めて実際の隙間や段差等を確認し、この確認結果に応じて、再度、フューエルリッド20の組付位置を調整する必要がある。このため、リッドコンポーネント22の組付作業が面倒で手間を要するという不具合がある。
【0005】
また、リッドコンポーネント22をフューエルリッドボックス24に組付ける際に締付工具25が開扉状態にあるフューエルリッド20の内面に取付けられたフューエルリッドオープナ引っ掛け部材(図示せず)等に干渉しないように、締付工具25を差込むためのクリアランス(空間)をとる必要があるため、フューエルリッドボックス24のヒンジ取付座面24b(図4参照)を閉扉状態のフューエルリッド20に対して平行に配設することができず(平行にすると締付工具25を垂直方向からフューエルリッドボックス24内に挿入することとなってフューエルリッドオープナ引っ掛け部材等との間に干渉を生じる)、このヒンジ取付座面24bを閉扉状態のフューエルリッド20に対して図4に示す如く傾斜させるようにしているのが実状である。このようにすると、フューエルリッド20とサイドボディパネル23との間の隙間を調整するに当たり、フューエルリッドボックス24のヒンジ取付座面24bに沿うフューエルリッド20の取付調整方向が閉扉状態のフューエルリッド20に対して平行ではないため、段差方向にも調整が及んでしまうこととなる。従って、サイドボディパネル23とフューエルリッド20との間の隙間や段差の微調整が困難であるという不具合がある。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、フューエルボックスへのフューエルリッド(リッドコンポーネント)の組付作業を容易に行なうことができ、しかもボディパネルとフューエルリッドとの間の隙間や段差の微調整をすることなく正規の取付位置に簡単に組付けることができるようなフューエルリッドの取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係るフューエルリッドの取付方法では、サイドボディパネルとこのサイドボディパネルよりも車室内側において対向するように配設されたクォータパネルとの間にフューエルリッドボックスを配置すると共に、前記フューエルリッドボックスの開口を覆う閉扉位置にフューエルリッドを配置して、前記フューエルリッドをヒンジ部材のヒンジ軸を介してフューエルリッドボックスに回動可能に取付けるようにしたフューエルリッドの取付構造において、前記クォータパネルには、前記フューエルリッドボックスの配設箇所に対応する部分に、作業用孔を設け、前記フューエルリッドボックスのヒンジ取付座面に当てがわれる前記ヒンジ部材の締付固定片部には、スタッドボルトを植設し、前記ヒンジ部材の締付固定片部を前記フューエルリッドボックスのヒンジ取付座面に当てがうと共に、前記スタッドボルトのねじ部を前記ヒンジ取付座面のボルト挿通孔に挿通せしめた状態の下で、前記フューエルリッドボックスの裏面側すなわち車室内側から締付工具を前記クォータパネルの作業用孔に挿通して、前記フューエルリッドボックスのヒンジ取付座面から車室内側に突出している前記スタッドボルトのねじ部に締付ナットをねじ込んで車室内側で締付固定することにより、前記フューエルリッドに組付けられたヒンジ部材を前記フューエルリッドボックスに締付固定して前記フューエルリッドを前記フューエルリッドボックスに取付けるようにしている。
【0008】
また、本発明に係るフューエルリッドの取付構造では、車体パネルに取付けられたフューエルリッドボックスにヒンジ部材を介してフューエルリッドを回動可能な状態で取付けるようにしたフューエルリッドの取付構造において、閉扉状態の前記フューエルリッドに対して平行となるヒンジ取付座面を前記フューエルリッドボックスの一部分に設け、前記ヒンジ取付座面に前記ヒンジ部材を締付固定して前記フューエルリッドを前記フューエルリッドボックスに取付けるようにしている。
【0009】
また、本発明に係るフューエルリッドの取付構造では、前記ヒンジ部材を、前記フューエルリッドボックスのヒンジ取付座面に締付固定される締付固定片部と、この締付固定片部に対して鋭角をもって屈曲されたヒンジ軸保持片部と、このヒンジ軸保持片部に保持されたヒンジ軸とで構成し、前記ヒンジ部材の締付固定片部を前記フューエルリッドボックスのヒンジ取付座面に取付けた状態の下では、前記ヒンジ部材のヒンジ軸保持片部にて前記締付固定片部における締付固定箇所の締付ボルトが覆い隠されるように構成している。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
【0011】
図1及び図2は本発明に係るフューエルリッドの取付構造を備えた四輪自動車1を示すものであって、この四輪自動車1のサイドボディパネル2には、フューエルリッド3を有するフューエルリッドボックス4が取付けられている。具体的には、図2に示すように、四輪自動車1の側面後部を構成するサイドボディパネル2とこのサイドボディパネル2よりも車室内側において対向するように配設されたクォータパネル5との間にフューエルリッドボックス4が配置され、フューエルリッドボックス4の開口4aを構成する周縁部4bがサイドボディパネル2のフランジ2aに溶接等にて結合されている。そして、フューエルリッド3がヒンジ部材(リッドヒンジ)6のヒンジ軸7を介してフューエルリッドボックス4に回動可能に取付けられ、通常時は図2に示す閉扉位置に配置されてフューエルリッドボックス4の開口4aを覆うように構成されている。
【0012】
上述のフューエルリッドボックス4は、図2に示すように、フューエルタンクに給油を行うための給油管(図示せず)が挿通配置される開孔8が形成されており、この開孔8の一側部にフューエルリッドボックス4内に向けて断面ほぼL字状に屈曲された段部9が形成(屈曲成形)されている。かくして、フューエルリッドボックス4の段部9の1辺が閉扉位置にあるフューエルリッド3に対して平行な対向部10となるように設定され、この対向部10の内面側の一部分がヒンジ部材6を取付けるためのヒンジ取付座面10aとなされている。
【0013】
一方、本案で用いられるヒンジ部材6は、図2に示す如く、前記フューエルリッドボックス4のヒンジ取付座面10aに取付けられる締付固定片部11a、及びこの締付固定片部11aに対して鈍角をもって屈曲されたヒンジ軸保持片部11bから成る板金部材11と、この板金部材11のヒンジ軸保持片部11bの先端に保持された既述のヒンジ軸7とで構成されており、フューエルリッド3はヒンジ軸7を中心に回動可能な状態でヒンジ軸7に取付けられている。
【0014】
なお、クォータパネル5には、図2に示すようにフューエルリッドボックス4の配設箇所に対応する部分にサービス穴(作業用孔)12が設けられ、このサービス穴12を利用してサイドボディパネル2へのフューエルリッドボックス4の溶着作業、並びに、フューエルリッドボックス4のヒンジ取付座面10aへのヒンジ部材6の取付作業を行い得るようになっている。
【0015】
次に、フューエルリッドボックス4,ヒンジ部材6及びフューエルリッド3の組付作業の手順について述べると、以下の通りである。まず、予めフューエルリッドボックス4をサイドボディパネル2に溶着しておく。一方、フューエルリッド3の一端部にヒンジ部材6のヒンジ軸7を結合することにより、ヒンジ部材6をフューエルリッド3に予め組付け、フューエルリッド3及びヒンジ部材6から成るリッドコンポーネント14を用意しておく。なお、ヒンジ部材6の締付固定片部11aにはスタッドボルト(締付ボルト)15を植設した状態にする。そして、リッドコンポーネント14をフューエルリッドボックス4に取付ける際には、リッドコンポーネント14を車外側からフューエルリッドボックス4のヒンジ取付座面10aの側に向けて移動させてヒンジ部材6の締付固定片部11aを前記ヒンジ取付座面10aに当てがうと共に、スタッドボルト15のねじ部15aを前記締付固定片部11a及びヒンジ取付座面10aのボルト挿通孔16に挿通した状態にする。
【0016】
そして、閉扉状態にあるフューエルリッド3の端縁部3aとサイドボディパネル2のフランジ2aとの間に断面凸形状の位置決め治具18を介在させることにより、サイドボディパネル2とフューエルリッド3との間の隙間や段差等を適宜に調整してサイドボディパネル2に対してフューエルリッド3を正規の位置に位置決めする。しかる後に、フューエルリッドボックス4の裏面側(車室内側)からボックススパナ等の締付工具13をクォータパネル5のサービス穴12に挿通して、フューエルリッドボックス4のヒンジ取付座面10aから車室内側に突出しているスタッドボルト15のねじ部15aに締付ナット17をねじ込んで締付工具13にて車室内側で締付固定の作業を行なう。
【0017】
このようなフューエルリッド3の取付方法によれば、リッドコンポーネント14を正規の取付位置に微調整を行なうことなく一度の作業にて確実に取付けることが可能となり、取付作業性の向上を図ることができる。また、リッドコンポーネント14の取付けに際して隙間や段差の微調整を必要としないため、取付工数の削減を行なうことができる。従って、熟練者でない者であっても、一定の品質でリッド取付作業を行なうことができる。さらに、フューエルリッド3が取付けられるフューエルリッドボックス4のヒンジ取付座面10aの傾きを閉扉状態のフューエルリッド3と平行になるように構成したので、隙間や段差の微調整の簡素化を図ることができる。特に、フューエルリッド取換えのためのサービス時に、サイドボディパネル2に対するフューエルリッド3の段差調整が容易となる。しかも、締付工具13を車室内側から操作してリッドコンポーネント14の取付け(締付固定)を行うようにしているので、車外側から差込むためのクリアランスをとる必要がなくなり、従ってフューエルリッドボックス4及びリッドコンポーネント14のレイアウトの自由度を向上させることができる。
【0018】
また、図3は本発明の別の実施形態を示すものであって、この実施形態においては、フューエルリッドボックス4のヒンジ取付座面10aに締付固定される締付固定片部19aと、この締付固定片部19aに対して鋭角θをもって屈曲されたヒンジ軸保持片部19bと、このヒンジ軸保持片部19bの先端に保持されたヒンジ軸19cとで構成されたヒンジ部材19が用いられている。しかして、締付固定片部19aをフューエルリッドボックス4のヒンジ取付座面10aに取付けた状態の下では、フューエルリッド3の開扉時にヒンジ部材19のヒンジ軸保持片部19bにて締付固定片部19aにおける締付固定箇所のスタッドボルト15を覆い隠すように構成されている。なお、その他の構成は、既述の実施形態の場合と同様である。
【0019】
上述のような形状のヒンジ部材19を用いることが可能なのは、フューエルリッドボックス4へのリッドコンポーネント14の取付けをフューエルリッドボックス4に対して車室内側から行なうようにしており、締付工具13を車室外側から差込むためのクリアランスをフューエルリッドボックス4内にとる必要がないからである。
【0020】
図3に示す如きヒンジ部材19を用いた場合には、ヒンジ部材19が取付けられるフューエルリッドボックス4のヒンジ取付座面10aの車体前後方向における長さ寸法Lを短く設定することが可能となる。従って、この長さ寸法Lを最小に設定することにより、フューエルリッドボックス4及びフューエルリッド3の小型化が可能となる。さらに、ヒンジ部材19のヒンジ軸保持片部19bを締付固定片部19aに対して鋭角θをもって屈曲させた形状にしたことにより、このヒンジ軸保持片部19bにてスタッドボルト15の頭部15bが覆い隠されて外部から見えなくなるため、外観を良くすることができる。
【0021】
以上、本発明の実施形態につき述べたが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、フューエルリッドボックス4に設けられるヒンジ取付座面10aの配設箇所は、図2に示す箇所(車体前方箇所)とは反対側(車体後方箇所)にしても良い。また、フューエルリッド3をサイドボディパネル2以外の車体パネルに配設する場合にも本発明を適用可能である。
【0022】
【発明の効果】
請求項1に記載の本願発明に係るフューエルリッドの取付構造は、サイドボディパネルとこのサイドボディパネルよりも車室内側において対向するように配設されたクォータパネルとの間にフューエルリッドボックスを配置すると共に、前記フューエルリッドボックスの開口を覆う閉扉位置にフューエルリッドを配置して、前記フューエルリッドをヒンジ部材のヒンジ軸を介してフューエルリッドボックスに回動可能に取付けるようにしたフューエルリッドの取付構造において、前記クォータパネルには、前記フューエルリッドボックスの配設箇所に対応する部分に、作業用孔を設け、前記フューエルリッドボックスのヒンジ取付座面に当てがわれる前記ヒンジ部材の締付固定片部には、スタッドボルトを植設し、前記ヒンジ部材の締付固定片部を前記フューエルリッドボックスのヒンジ取付座面に当てがうと共に、前記スタッドボルトのねじ部を前記ヒンジ取付座面のボルト挿通孔に挿通せしめた状態の下で、前記フューエルリッドボックスの裏面側すなわち車室内側から締付工具を前記クォータパネルの作業用孔に挿通して、前記フューエルリッドボックスのヒンジ取付座面から車室内側に突出している前記スタッドボルトのねじ部に締付ナットをねじ込んで車室内側で締付固定することにより、前記フューエルリッドに組付けられたヒンジ部材を前記フューエルリッドボックスに締付固定して前記フューエルリッドを前記フューエルリッドボックスに取付けるようにしたものであるから、この取付構造によれば、車体パネルに取付けられたフューエルリッドボックスの開口を覆う閉扉位置にフューエルリッドを配置すると共に、サイドボディパネルに対してフューエルリッドを位置決め治具にて正規位置に位置決めした状態の下で、車室内側から締付工具を操作することにより、フューエルリッドに組付けられたヒンジ部材をフューエルリッドボックスに締付固定してフューエルリッドを前記フューエルリッドボックスに取付けることができる。そのため、車体パネルに対するフューエルリッドの隙間や段差等の微調整を行なうことなく一度の取付作業にてフューエルリッドを正規の取付位置に確実に取付けることが可能となる。また、フューエルリッド取付時に上述のような微調整を必要としないため、取付工数の削減を図ることができる。従って、どのような作業員でも、フューエルリッド取付作業を一定品質で行なうことが可能となる。さらに、フューエルリッドの締付固定作業をフューエルリッドボックスに対して車室内側から行ない得る構造にしているので、従来のように締付工具挿入用のクリアランスをフューエルリッドボックス内にとる必要がなくなり、そのためフューエルリッドボックス,フューエルリッド及びヒンジ部材のレイアウトの自由度を向上させることができる。
【0023】
また、請求項2に記載の本願発明に係るフューエルリッドの取付構造は、閉扉状態(閉扉位置にある時)のフューエルリッドに対して平行となるヒンジ取付座面をフューエルリッドボックスの一部分に設け、ヒンジ取付座面にヒンジ部材を締付固定してフューエルリッドをフューエルリッドボックスに取付けるようにしたものであるから、この取付構造によれば、フューエルリッドボックスへのフューエルリッドの組付時におけるフューエルリッドと車体パネルとの間の隙間や段差の微調整を簡素化することが可能となる。
【0024】
また、請求項3に記載の本発明に係るフューエルリッドの取付構造は、ヒンジ部材を、フューエルリッドボックスのヒンジ取付座面に締付固定される締付固定片部と、この締付固定片部に対して鋭角をもって屈曲されたヒンジ軸保持片部と、このヒンジ軸保持片部に保持されたヒンジ軸とで構成し、ヒンジ部材の締付固定片部をフューエルリッドボックスのヒンジ取付座面に取付けた状態の下では、前記ヒンジ部材のヒンジ軸保持片部にて前記締付固定片部における締付固定箇所の締付ボルトが覆い隠されるように構成したものであるから、この取付構造によれば、ヒンジ部材が取付けられるフューエルリッドボックスの取付座面の長さ寸法を短く設定し得てフューエルリッドボックス及びフューエルリッドの小型化を図ることができると共に、締付ボルトが覆い隠されて外部から見えなくなるので外観が良くなり、外観性の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るフューエルリッドの取付構造を備えた四輪自動車の斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線拡大断面図である。
【図3】本発明に係る別の実施形態に係るフューエルリッドの取付構造の要部拡大断面図である。
【図4】従来におけるフューエルリッドの取付構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 四輪自動車
2 サイドボディパネル
3 フューエルリッド
4 フューエルリッドボックス
4a 開口
5 クォータパネル
6 ヒンジ部材(リッドヒンジ)
7 ヒンジ軸
9 段部
10 対向部
10a フューエルリッド取付座面
12 サービス穴(作業用孔)
13 締付工具
14 リッドコンポーネント
15 スタッドボルト(締付ボルト)
17 締付ナット
18 位置決め治具
19 ヒンジ部材
19a 締付固定片部
19b ヒンジ軸保持片部
19c ヒンジ軸

Claims (3)

  1. サイドボディパネルとこのサイドボディパネルよりも車室内側において対向するように配設されたクォータパネルとの間にフューエルリッドボックスを配置すると共に、前記フューエルリッドボックスの開口を覆う閉扉位置にフューエルリッドを配置して、前記フューエルリッドをヒンジ部材のヒンジ軸を介してフューエルリッドボックスに回動可能に取付けるようにしたフューエルリッドの取付構造において、
    前記クォータパネルには、前記フューエルリッドボックスの配設箇所に対応する部分に、作業用孔を設け、
    前記フューエルリッドボックスのヒンジ取付座面に当てがわれる前記ヒンジ部材の締付固定片部には、スタッドボルトを植設し、
    前記ヒンジ部材の締付固定片部を前記フューエルリッドボックスのヒンジ取付座面に当てがうと共に、前記スタッドボルトのねじ部を前記ヒンジ取付座面のボルト挿通孔に挿通せしめた状態の下で、前記フューエルリッドボックスの裏面側すなわち車室内側から締付工具を前記クォータパネルの作業用孔に挿通して、前記フューエルリッドボックスのヒンジ取付座面から車室内側に突出している前記スタッドボルトのねじ部に締付ナットをねじ込んで車室内側で締付固定することにより、前記フューエルリッドに組付けられたヒンジ部材を前記フューエルリッドボックスに締付固定して前記フューエルリッドを前記フューエルリッドボックスに取付けるようにしたこと、
    を特徴とするフューエルリッドの取付構造
  2. 扉状態の前記フューエルリッドに対して平行となるヒンジ取付座面を前記フューエルリッドボックスの一部分に設け、前記ヒンジ取付座面に前記ヒンジ部材を締付固定して前記フューエルリッドを前記フューエルリッドボックスに取付けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のフューエルリッドの取付構造。
  3. 前記ヒンジ部材を、前記フューエルリッドボックスのヒンジ取付座面に締付固定される締付固定片部と、この締付固定片部に対して鋭角をもって屈曲されたヒンジ軸保持片部と、このヒンジ軸保持片部に保持されたヒンジ軸とで構成し、前記ヒンジ部材の締付固定片部を前記フューエルリッドボックスのヒンジ取付座面に取付けた状態の下では、前記ヒンジ部材のヒンジ軸保持片部にて前記締付固定片部における締付固定箇所の締付ボルトが覆い隠されるように構成したことを特徴とする請求項2に記載のフューエルリッドの取付構造。
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