JP3678602B2 - シリンジ固定注入装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に複数成分系製剤として適用される組織接着剤の注入装置に関するものであり、更に詳細には高濃度のフィブリノゲン溶液に対するトロンビン溶液の容積比を下げることによって高濃度のフィブリンを形成させ高い閉鎖効果を得るのに適する組織接着剤のシリンジ固定注入装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
繊維素原（フィブリノゲン）は、いわゆる血液凝固カスケードの最終段階に存在する非常に重要な役割を担う凝固因子である。フィブリノゲンは、例えば損傷後の血液凝固系の活性化において、トロンビンにより、その可溶性形態から止血及び創傷治療に重要な寄与をする不溶性のフィブリンに変換される。この血液凝固の最終相の原理を利用した組織接着剤が開発され、外科手術において肝臓または脾臓のような軟部器官の縫合代用の接着剤として、または縫合補助剤として使用されている。同時に、幅広い臨床の現場で応用されている。近年、２本のシリンジ体に収納されたフィブリノゲン溶液およびトロンビン溶液を同時に射出し、無菌ガスを利用して、射出させた２液を霧状に噴霧して混合するスプレー塗布法が普及し始めている。このような器具の好適な例は、例えばＰＣＴ ＷＯ９４−０７４２０号公報に記載されている。しかしながらこのようなスプレー塗布法を用いても、大血管の処置や、肺のエアーリークの処置などの強い接着・閉鎖効果が求められる症例では、組織接着剤が十分な効果を発揮するまでにはなお克服するべき問題が存在した。
【０００３】
一方組織接着剤の効果を増強する方法としてフィブリノゲン溶液とトロンビン溶液との混合比を変更し、フィブリノゲン濃度を高めることが有効であることが確認された。
これらの組織接着剤に適用する装置、すなわちフィブリノゲン溶液とトロンビン溶液とを異なる容量で同時に注入するための装置としては特開昭６１−２９３４４３号公報、ＰＣＴ ＷＯ９７−３３６３３号公報に図３に示される断面積の異なる２本のシリンジを等長の有効ストロークとするものが示されている。しかしながら汎用のシリンジでは断面積が異なるもので有効ストロークが等しいものはなく、この用途専用に新たにシリンジを作製する必要があるため大量生産低価格であるシリンジ分野においてコストアップを免れなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来のこのような問題点を解決することを目的とするもので、わざわざ特注の専用シリンジを作製せずとも汎用の低コストシリンジを使用して、かつ組織接着剤の効果を最大限に上げるために異なる容量の２液以上の薬液を常に一定の比率で同時に注入が可能な注入装置を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明は、少なくとも２本以上の同じサイズのシリンジを固定し各々のシリンジより同時に薬液注入を行える装置において、常に一定の比率で異なる容量の注入が可能なシリンジ固定注入装置であって、各々のシリンジのプランジャー移動ストロークおよび移動速度がお互いに異なり、かつ一定の比率が保たれている装置であって、詳しくはバレルを固定する本体部と、複数のシリンジのプランジャーの末端に装着される加圧部と、本体部と複数の加圧部とを連結する連結板とからなり、薬液最少容量注入用シリンジ側の本体部の後端側に連結板の回転運動の中心となる接続部が設けられており、また加圧部には連結板の回転運動をプランジャーに伝達するためのスライド溝が設けられており、連結板において本体部の接続部と各々の加圧部との距離の比率が、各々のシリンジの異なる薬液注入量の比率と同じであるように設定されているシリンジ固定注入装置である。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、図面をもとに本発明について詳細に説明する。図１は本発明の一実施例となるシリンジ固定注入装置の構造を示す立体斜視図で、図２は本発明の一実施例となるシリンジ固定注入装置の注入前と注入後の配置を示す側面図である。
【０００７】
本発明による非等量薬液注入用のシリンジ固定注入装置は、図１に示すように、複数の同サイズのシリンジ（２１）のバレル（２２）を保持する本体部（１）と、シリンジ（２１）のプランジャー（２３）の末端に装着された複数の加圧部（２）と、本体部（１）及び加圧部（２）双方をつなぎ止めるピン（９）、（１０）、（１１）が付設された連結板（３）とから基本的に構成されている。本体部（１）はシリンジ（２１）のバレル（２２）を保持する複数のバレル受け（４）と、バレル受け（４）の後端にはフランジ（２４）が嵌合固定されるフランジ受け（５）が設けられており、更に薬液最少容量注入用シリンジ側の本体部の後端側には連結板（３）のピン（９）が挿入され回転の中心となる接続部（６）が設けられている。加圧部（２）はプランジャー（２３）の末端のフランジ部が嵌合するＵ字溝部（７）が設けられ更に連結板（３）のピン（１０）、（１１）がシリンジ（２１）軸に対して直角方向に移動できるスライド溝部（８）が設けられている。連結板（３）は前述のごとくピン（９）、（１０）、（１１）が付設されており、本体部（１）挿入用のピン（９）と複数の加圧部（２）挿入用のピン（１０）、（１１）との距離関係は目的とする薬液の注入量に比例する関係にあり、例えば薬液の注入量の比率を１：３とする場合、ピン（９）から（１０）の距離とピン（９）から（１１）の距離との比率も１：３に設定されている。
【０００８】
本体部（１）、加圧部（２）、連結板（３）の材質及び成形方法はプラスチック等による射出成形等にて作製されるのが一般的であるが特に限定されるものではない。また決められた薬液注入比率で使用する限りにおいては連結板（３）とピン（９）〜（１１）を一体成形とすることがコスト的に安価となるが、注入比率を適宜変更して使用する場合においては、ピン（１０）、（１１）を別部品とし、連結板（３）には複数のピン取付部（１２）を予め設置しておけばユーザーにおいて薬液注入比率を変更して使用することも可能となるため望ましい実施例の一つである。
【０００９】
次に図２を用いて本発明による非等量薬液注入用のシリンジ固定注入装置の機構を説明する。図２（ａ）は薬液注入前の配置を示す側面図で、（ｂ）は薬液注入後の配置を示す側面図である。取り付けられた左右のシリンジ（１１）は容量が３ｍｌであり、３ｍｌと１ｍｌの注入例を示している。連結板（３）は本体部（１）の接続部（６）に嵌合したピン（９）を中心とする回転ができるように取り付けられており、図２（ａ）の配置より薬液注入が開始となり、加圧部（２ａ）を加圧することによりピン（１１）がスライド溝部（８ａ）内を左方向に移動するとともに連結板（３）がピン（９）を中心として回転する。そしてこの連結板（３）の回転にともないピン（１０）が加圧部（２ｂ）のスライド溝部（８ｂ）内を左方向に移動しながら加圧部（２ｂ）を押し進め薬液注入完了時は図２（ｂ）の配置となる。
原理的にはピン（９）→（１０）の距離をＡ、（９）→（１１）の距離をＢとするとそれぞれの距離Ａ：Ｂ＝１：３の場合、注入方向の距離も三角形の相似比に等しく、必ず薬液注入方向の距離Ｃ：Ｄ＝１：３の比率で薬液注入されることになる。
【００１０】
【発明の効果】
以上に述べた如く、本発明による非等量薬液注入用のシリンジ固定注入装置は複数の異なるプランジャーの進む量を常に一定の比率で進めることが可能な機構であるため、わざわざ特注の専用シリンジを作製せずとも汎用の低コストシリンジを使用して異なる薬液注入を行え、特に高濃度のフィブリンを形成させ高い閉鎖効果を得るのに適する組織接着剤の注入装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例となる非等量薬液注入用シリンジ固定注入装置の構造を示す立体斜視図である。
【図２】本発明の一実施例となる非等量薬液注入用シリンジ固定注入装置の機構を示す図で（ａ）は薬液注入前で、（ｂ）は薬液注入後のそれぞれの配置を示す側面図である。
【図３】従来の非等量薬液注入用シリンジ固定注入装置の機構を示す側面図である。
【符号の説明】
１ 本体部
２ 加圧部
３ 連結板
４ バレル受け
５ フランジ受け
６ 接続部
７ Ｕ字溝部
８ スライド溝部
９ ピン（本体部取付用）
10 ピン（加圧部取付用）
11 ピン（加圧部取付用）
12 ピン取付部
21 シリンジ
22 バレル
23 プランジャー
24 フランジ
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に複数成分系製剤として適用される組織接着剤の注入装置に関するものであり、更に詳細には高濃度のフィブリノゲン溶液に対するトロンビン溶液の容積比を下げることによって高濃度のフィブリンを形成させ高い閉鎖効果を得るのに適する組織接着剤のシリンジ固定注入装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
繊維素原（フィブリノゲン）は、いわゆる血液凝固カスケードの最終段階に存在する非常に重要な役割を担う凝固因子である。フィブリノゲンは、例えば損傷後の血液凝固系の活性化において、トロンビンにより、その可溶性形態から止血及び創傷治療に重要な寄与をする不溶性のフィブリンに変換される。この血液凝固の最終相の原理を利用した組織接着剤が開発され、外科手術において肝臓または脾臓のような軟部器官の縫合代用の接着剤として、または縫合補助剤として使用されている。同時に、幅広い臨床の現場で応用されている。近年、２本のシリンジ体に収納されたフィブリノゲン溶液およびトロンビン溶液を同時に射出し、無菌ガスを利用して、射出させた２液を霧状に噴霧して混合するスプレー塗布法が普及し始めている。このような器具の好適な例は、例えばＰＣＴ ＷＯ９４−０７４２０号公報に記載されている。しかしながらこのようなスプレー塗布法を用いても、大血管の処置や、肺のエアーリークの処置などの強い接着・閉鎖効果が求められる症例では、組織接着剤が十分な効果を発揮するまでにはなお克服するべき問題が存在した。
【０００３】
一方組織接着剤の効果を増強する方法としてフィブリノゲン溶液とトロンビン溶液との混合比を変更し、フィブリノゲン濃度を高めることが有効であることが確認された。
これらの組織接着剤に適用する装置、すなわちフィブリノゲン溶液とトロンビン溶液とを異なる容量で同時に注入するための装置としては特開昭６１−２９３４４３号公報、ＰＣＴ ＷＯ９７−３３６３３号公報に図３に示される断面積の異なる２本のシリンジを等長の有効ストロークとするものが示されている。しかしながら汎用のシリンジでは断面積が異なるもので有効ストロークが等しいものはなく、この用途専用に新たにシリンジを作製する必要があるため大量生産低価格であるシリンジ分野においてコストアップを免れなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来のこのような問題点を解決することを目的とするもので、わざわざ特注の専用シリンジを作製せずとも汎用の低コストシリンジを使用して、かつ組織接着剤の効果を最大限に上げるために異なる容量の２液以上の薬液を常に一定の比率で同時に注入が可能な注入装置を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明は、少なくとも２本以上の同じサイズのシリンジを固定し各々のシリンジより同時に薬液注入を行える装置において、常に一定の比率で異なる容量の注入が可能なシリンジ固定注入装置であって、各々のシリンジのプランジャー移動ストロークおよび移動速度がお互いに異なり、かつ一定の比率が保たれている装置であって、詳しくはバレルを固定する本体部と、複数のシリンジのプランジャーの末端に装着される加圧部と、本体部と複数の加圧部とを連結する連結板とからなり、薬液最少容量注入用シリンジ側の本体部の後端側に連結板の回転運動の中心となる接続部が設けられており、また加圧部には連結板の回転運動をプランジャーに伝達するためのスライド溝が設けられており、連結板において本体部の接続部と各々の加圧部との距離の比率が、各々のシリンジの異なる薬液注入量の比率と同じであるように設定されているシリンジ固定注入装置である。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、図面をもとに本発明について詳細に説明する。図１は本発明の一実施例となるシリンジ固定注入装置の構造を示す立体斜視図で、図２は本発明の一実施例となるシリンジ固定注入装置の注入前と注入後の配置を示す側面図である。
【０００７】
本発明による非等量薬液注入用のシリンジ固定注入装置は、図１に示すように、複数の同サイズのシリンジ（２１）のバレル（２２）を保持する本体部（１）と、シリンジ（２１）のプランジャー（２３）の末端に装着された複数の加圧部（２）と、本体部（１）及び加圧部（２）双方をつなぎ止めるピン（９）、（１０）、（１１）が付設された連結板（３）とから基本的に構成されている。本体部（１）はシリンジ（２１）のバレル（２２）を保持する複数のバレル受け（４）と、バレル受け（４）の後端にはフランジ（２４）が嵌合固定されるフランジ受け（５）が設けられており、更に薬液最少容量注入用シリンジ側の本体部の後端側には連結板（３）のピン（９）が挿入され回転の中心となる接続部（６）が設けられている。加圧部（２）はプランジャー（２３）の末端のフランジ部が嵌合するＵ字溝部（７）が設けられ更に連結板（３）のピン（１０）、（１１）がシリンジ（２１）軸に対して直角方向に移動できるスライド溝部（８）が設けられている。連結板（３）は前述のごとくピン（９）、（１０）、（１１）が付設されており、本体部（１）挿入用のピン（９）と複数の加圧部（２）挿入用のピン（１０）、（１１）との距離関係は目的とする薬液の注入量に比例する関係にあり、例えば薬液の注入量の比率を１：３とする場合、ピン（９）から（１０）の距離とピン（９）から（１１）の距離との比率も１：３に設定されている。
【０００８】
本体部（１）、加圧部（２）、連結板（３）の材質及び成形方法はプラスチック等による射出成形等にて作製されるのが一般的であるが特に限定されるものではない。また決められた薬液注入比率で使用する限りにおいては連結板（３）とピン（９）〜（１１）を一体成形とすることがコスト的に安価となるが、注入比率を適宜変更して使用する場合においては、ピン（１０）、（１１）を別部品とし、連結板（３）には複数のピン取付部（１２）を予め設置しておけばユーザーにおいて薬液注入比率を変更して使用することも可能となるため望ましい実施例の一つである。
【０００９】
次に図２を用いて本発明による非等量薬液注入用のシリンジ固定注入装置の機構を説明する。図２（ａ）は薬液注入前の配置を示す側面図で、（ｂ）は薬液注入後の配置を示す側面図である。取り付けられた左右のシリンジ（１１）は容量が３ｍｌであり、３ｍｌと１ｍｌの注入例を示している。連結板（３）は本体部（１）の接続部（６）に嵌合したピン（９）を中心とする回転ができるように取り付けられており、図２（ａ）の配置より薬液注入が開始となり、加圧部（２ａ）を加圧することによりピン（１１）がスライド溝部（８ａ）内を左方向に移動するとともに連結板（３）がピン（９）を中心として回転する。そしてこの連結板（３）の回転にともないピン（１０）が加圧部（２ｂ）のスライド溝部（８ｂ）内を左方向に移動しながら加圧部（２ｂ）を押し進め薬液注入完了時は図２（ｂ）の配置となる。
原理的にはピン（９）→（１０）の距離をＡ、（９）→（１１）の距離をＢとするとそれぞれの距離Ａ：Ｂ＝１：３の場合、注入方向の距離も三角形の相似比に等しく、必ず薬液注入方向の距離Ｃ：Ｄ＝１：３の比率で薬液注入されることになる。
【００１０】
【発明の効果】
以上に述べた如く、本発明による非等量薬液注入用のシリンジ固定注入装置は複数の異なるプランジャーの進む量を常に一定の比率で進めることが可能な機構であるため、わざわざ特注の専用シリンジを作製せずとも汎用の低コストシリンジを使用して異なる薬液注入を行え、特に高濃度のフィブリンを形成させ高い閉鎖効果を得るのに適する組織接着剤の注入装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例となる非等量薬液注入用シリンジ固定注入装置の構造を示す立体斜視図である。
【図２】本発明の一実施例となる非等量薬液注入用シリンジ固定注入装置の機構を示す図で（ａ）は薬液注入前で、（ｂ）は薬液注入後のそれぞれの配置を示す側面図である。
【図３】従来の非等量薬液注入用シリンジ固定注入装置の機構を示す側面図である。
【符号の説明】
１ 本体部
２ 加圧部
３ 連結板
４ バレル受け
５ フランジ受け
６ 接続部
７ Ｕ字溝部
８ スライド溝部
９ ピン（本体部取付用）
10 ピン（加圧部取付用）
11 ピン（加圧部取付用）
12 ピン取付部
21 シリンジ
22 バレル
23 プランジャー
24 フランジ
Claims (4)
- 少なくとも２本以上の同じサイズのシリンジを固定し各々のシリンジより同時に薬液注入を行える装置において、常に一定の比率で異なる容量の注入が可能なシリンジ固定注入装置。
- 各々のシリンジのプランジャー移動ストロークおよび移動速度がお互いに異なり、かつ一定の比率が保たれている請求項１記載のシリンジ固定注入装置。
- バレルを固定する本体部と、複数のシリンジのプランジャーの末端に装着される加圧部と、本体部と複数の加圧部とを連結する連結板とからなり、薬液最少容量注入用シリンジ側の本体部の後端側に連結板の回転運動の中心となる接続部が設けられており、また加圧部には連結板の回転運動をプランジャーに伝達するためのスライド溝が設けられており、連結板において本体部の接続部と各々の加圧部との距離の比率が、各々のシリンジの異なる薬液注入量の比率と同じであるように設定されている請求項１又は２記載のシリンジ固定注入装置。
- 連結板における本体部の接続部と各々の加圧部との距離が調節可能である請求項３記載のシリンジ固定注入装置。
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| JP07122199A JP3678602B2 (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | シリンジ固定注入装置 |
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| JP07122199A JP3678602B2 (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | シリンジ固定注入装置 |
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| JP2000262525A JP2000262525A (ja) | 2000-09-26 |
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| JP07122199A Expired - Fee Related JP3678602B2 (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | シリンジ固定注入装置 |
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| US8821473B2 (en) | 2003-04-15 | 2014-09-02 | Abbott Cardiovascular Systems Inc. | Methods and compositions to treat myocardial conditions |
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1999
- 1999-03-17 JP JP07122199A patent/JP3678602B2/ja not_active Expired - Fee Related
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