JP3677382B2 - 制御情報処理装置、制御支援装置および伝送装置 - Google Patents

制御情報処理装置、制御支援装置および伝送装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信リンクを介して接続された装置について、御にかかわる情報とその通信リンクの伝送方式に適合した形式のフレームとの双方向の変換を行う御情報処理装置と、その御情報処理装置を介して所望の伝送装置の御にかかわる支援を行う御支援装置と、御にかかわる情報の処理にこの御情報処理装置が適用された伝送装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電話系およびデータ系の網では、複数の通信事業者による競争の下で多様な通信サービスが提供され、かつマルチメディアに適応した携帯型の端末やパソコン等のデータ端末の急速な普及に柔軟に適応するために、多様な機能が付加された種々の伝送装置次々と設置され、かつ運用に供されている。
【0003】
したがって、上述した通信事業者は、これらの伝送装置ついて、稼働状況の監視を行い、さらに、その監視の下で得られた情報とトラヒックの分布とに柔軟に適応した運用が維持されるように、保守・運用センターから集中的に動作を制御することを可能とする御支援装置を利用している。
図17は、従来の御支援装置と御の対象となる伝送系との構成例を示す図である。
【0004】
図において、交換局90には、それぞれ局間伝送路91-1〜91-4を介して交換局92-1〜92-4が接続され、かつ御支援装置93が接続される。さらに、交換局90および交換局92-1〜92-4には、個別に収容された端末等である利用者(図示されない。)が接続される。
また、交換局90では、局間伝送路91-1〜91-4はそれぞれ伝送装置94-1〜94-4を介してクロスコネクト装置95の対応するポートに接続され、自局に収容された利用者に個別に接続された回線は伝送装置94-5〜94-8を介してクロスコネクト装置95の対応するポートに接続される。伝送装置94-1〜94-8の一方の通信ポートは通信リンク96Sを介して御支援装置93に接続され、これらの伝送装置94-1〜94-8の他方の通信ポートは通信リンク96Cを介して御支援装置93に接続される。
【0005】
さらに、御支援装置93は、通信リンク96Sに接続された監視部100と、通信リンク96Cに接続された制御部101とから構成される。
監視部100は、通信リンク96Sに接続されたホストコンピュータ102に併せて、そのホストコンピュータ102の周辺装置として備えられたデータベース(DB)103Sと端末104Sとから構成される。
【0006】
制御部101は、通信リンク96Cに接続されたコンピュータ106と、そのコンピュータ106の周辺装置として備えられたデータベース(DB)103Cと端末104Cとから構成される。
このような構成の従来例では、交換局90に備えられたクロスコネクト装置95は、伝送装置94-1〜94-8の間について、自局に設定された局情報と、図示されない保守・運用センタから与えられる指令とに適応したクロスコネクトを行う。したがって、交換局92-1〜92-4の間には、交換局90と局間伝送路91-1〜91-4とを介して所望の伝送系が構成される。
【0007】
また、伝送装置94-1〜94-8は、ホストコンピュータ102あるいはコンピュータ106から通信リンク96S、96Cを介して与えられる「要求」に応じて、あるいは所定の頻度で自発的に稼働状態を示す「ステータス情報」をこれらの通信リンク96S、96Cに送出する。
ホストコンピュータ102およびコンピュータ106は、このようにしてそれぞれ通信リンク96S、96Cを介して与えられる「ステータス情報」を収集し、これらの「ステータス情報」をデータベース103S、103Cに適宜蓄積すると共に、端末104S、104Cを介して操作者に通知する。
【0008】
また、ホストコンピュータ102およびコンピュータ106は、端末104S、104Cを介して何らかの「要求」(例えば、「上述したステータス情報の通知の要求」あるいは「特定の回線を閉塞すべきことを示す指令」)が与えられると、伝送装置94-1〜94-8の内、この「要求」を実現すべき伝送装置宛に、その「要求」を通信リンク96S、96Cを介して送出する。
【0009】
一方、伝送装置94-1〜94-8の内、上述した「要求」を受信した伝送装置は、その要求に適応した処理を行い、かつその処理の手順に基づいて適宜上述した「ステータス情報」と同様にしてホストコンピュータ102あるいはコンピュータ106に「応答」を送出する。
さらに、ホストコンピュータ102およびコンピュータ106は、この「応答」を受信すると予め決められた手順に基づいてその「応答」に処理を施すことによって、端末104S、104Cに所定のメッセージを出力し、あるいは「他の要求」を伝送装置94-1〜94-8の何れかに対して送出する。
【0010】
ところで、上述した「要求」、「ステータス情報」および「応答」については、通信リンク96S、96Cを介して、定の形式のフレームとして伝送される。
また、ホストコンピュータ102およびコンピュータ106の内、例えば、コンピュータ106では、図18に示すように、通信リンク96Cを介して接続された伝送装置94-1〜94-8の数を示す「設備数」に併せて、これらの伝送装置94-1〜94-8毎に、下記の項目からなる定数が定義されると共に、該当する伝送装置から与えられ、かつ刻々と更新される「ステータス情報」』が格納されるべき回線定義テーブル111を有する。
・ 上述したフレームに割り付けられるべきフィールドのサイズである「設備データ長・ 設置された局舎を示す「局舎コード
・ 該当する伝送装置の種類(その伝送装置に組み込まれた機能等の組み合わせを意味する。)を示す「装置種別
・ その伝送装置が実装された架(ラック)を示す「架番号」
・ 該当するフィールドに設定されるべき論理的なデフォルト値である「AP項目値 なお、図18において網掛けが付された「TC−ADP番号」については、後述する実施形態において付加される項目であるので、ここでは、その説明を省略する。
【0011】
さらに、コンピュータ106は、適用されたオペレーティングシステム(図示されない。)によって行われるタスク管理やタスク間通信(同期)の下で互いに連係し、かつ図19に点線で示すように、互いに通知されるイベントに応じて起動されることによって順次以下の処理を行う「HMIタスク」、「制御業務タスク」および「フレーム処理タスク」にかかわる処理を行う。
【0012】
なお、以下では、上述した「HMIタスク」、「制御業務タスク」および「フレーム処理タスク」について、機能分担を明確に示し、さらに、個別に行われる処理の手順を峻別しつつ示すために、特に必要がない限り、コンピュータ106に代えて「HMIタスク」、「制御業務タスク」、「フレーム処理タスク」の各名称を適用することとする。
【0013】
「HMIタスク」は、端末104Cを介してマンマシンインタフェースをとることによって、図20に示すように、下記の項目からなる業務指示電文を取得すると、その業務指示電文を「制御業務タスク」に与える(図19 (1))
・ 特定のビットパターンから構成される「ヘッダ部
段落0014、0015に後述するように「制御業務タスク」が行うべき処理の態様を示す「業務種別
該当する業務指示電文に昇順(あるいは降順)に付与されるユニークな番号である「メッセージ通番
・ 端末104Cの操作者を示す「運用者識別情報
・ その端末104Cを示す「端末識別情報
・ 該当する業務指示電文に適応した処理が完結すべき期間の長さの最大値である「タイムアウト値
段落0010に記載されるように伝送装置94-1〜94-8毎に対応して既述の回線定義テーブル111に含まれ設備データ(レコード)の内、何れかを示す「回線データレコード番号
・ 回線定義テーブル111に登録された「設備データ1」から「設備データn」に代えてそれぞれ適用される「設備データ情報1」〜「設備データ情報n」
これらの「設備データ情報1」〜「設備データ情報n」の内、有効な設備データの数を示す「設備詳細指示情報数
上述した「設備データ情報1」〜「設備データ情報n」の内、少なくとも1つが有効であることを示す「設備通番フラグ
なお、図20において網掛けが付された「制御手順番号」については、後述する実施形態において付加される項目であるので、ここでは、その説明を省略する。
【0014】
また、以下では、上述したように「HMIタスク」が行う一連の処理を「送信対応HMI処理」という。
「制御業務タスク」は、上述した業務指示電文が与えられると、その業務指示電文に含まれる「業務種別」、「回線データレコード番号」、「設備詳細指示情報数」に基づいて、下記の2つのモードの何れが適用されるべきかを判別する
送装置94-1〜94-8の内、所望の伝送装置宛に通信リンク96Cを介して送出されるべきフレームが回線定義テーブル111の内容基づいて生成される第一のモー
回線定義テーブル111の内容に併せて、既述の業務指示電文に含まれる「設備データ情報1」〜「設備データ情報n」の何れかが適用されることによって「上述した所望の伝送装置宛に通信リンク96Cを介して送出されるべきフレームが生成され第二のモー
【0015】
さらに、「制御業務タスク」は、上述した第一のモードが適用されるべき場合には、回線定義テーブル111に含まれる既述のレコードの内、業務指示電文に含まれる「回線データレコード番号」で示されるレコードを特定する。
また、「制御業務タスク」は、段落0013に既述の「業務種別」に適応したフレームのフォーマットとに基づいて、上記の特定されたレコードに含まれる「設備データ長」、「局舎コード」、「装置種別」、「架番号」、「AP項目値」および「ステータス情報」を配置することによって、そのフォーマットの下で上述した業務指示電文を示すフレームの個々のフレームに配置されるべ情報の列を生成し、その情報の列を「フレーム処理タスク」に与える(図19(2))。
【0016】
なお、以下では、このようにして「制御業務タスク」が行う一連の処理を「論理変換処理」という。
「フレーム処理タスク」は、このようにして与えられた情報の列に対応し、かつ上述した業務指示電文を示すフレームの物理的なフォーマットに適応した形式および語長のビット列に、その情報の列に含まれる個々の情報を変換することによってフレームを生成する。
【0017】
さらに、「フレーム処理タスク」は、通信リンク96Cを介して伝送装置94-1〜94-8の内、所望の伝送装置宛に、そのフレームを送出する(図19(3))。なお、以下では、このようにして「フレーム処理タスク」が行う一連の処理を「送信処理」という。
また、「フレーム処理タスク」は、通信リンク96Cを介して伝送装置94-1〜94-8から何らかのフレームを受信する(図19(4))と、既述の「送信処理」と逆の処理である「受信処理」を行うことによっ情報の列を生成し、かつその情報の列を「制御業務タスク」に与える(図19(5))。
【0018】
さらに、「制御業務タスク」と「HMIタスク」とは、それぞれ既述の「論理変換処理」と「送信対応HMI処理」と逆の処理である「逆論理変換処理」(図19(6))と「受信対応HMI処理」とを行うことによって、該当するフレームで示されるメッセージを端末104Cに出力する。
したがって、御支援装置93が設置された保守・運用センタでは、交換局90に備えられた伝送装置94-1〜94-8について、端末104S、104Cを介して動作の形態にかかわる指示と、稼働状況の把握とが可能となる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来例では、例えば、交換局90に増設され、かつ既存の伝送装置94-1〜94-8の何れも有しない機能を有する伝送装置(以下では、簡単のため、符号「94a」を付して示すこととする。)が通信リンク96S、96Cを介して既設の御支援装置93に接続されるために、これらの通信リンク96S、96Cを介して送受されるべきフレームの構成の互換性が確保されない場合には、既述の「送信対応HMI処理」、「受信対応HMI処理」、「論理変換処理」、「逆論理変換処理」、「送信処理」および「受信処理」は、下記の (1) (2) の何れかからなるタスクとして実現されなければならなかった。
(1) これらの伝送装置94a、94-1〜94-8の全てに個別に対応したプログラムの集(2) 共通の処理に併せて、業務指示電文やフレームの形式に適応した処理を適宜切り替えて実行するプログラ
【0020】
しかし、従来例では、「送信対応HMI処理」、「受信対応HMI処理」、「論理変換処理」、「逆論理変換処理」、「送信処理」および「受信処理」の処理の手順は、図19に示す「制御業務タスク」や「フレーム処理タスク」を構成する命令の実行順序として設定されていた。したがって、上記(1)、(2)の何れについても、要求定義の立案、コーディングおよび実時間性を含むデバッグには、多大の工数を要していた。
【0021】
さらに、増設される伝送装置には既述の背景の下で多くの付加価値が盛り込まれ、かつ現用の伝送装置94-1〜94-8についても増設された伝送装置94aと同様の機能が付加される改修が行われる可能性が高いために、上述した(1)、(2)の何れの構成が採用された場合にも、御支援装置93に組み込まれるべきソフトウエアの改造や開発には多くの工数を要し、さらに、納期が遅延し、あるいはデバッキングに十分な時間が確保できない可能性が増加しつつあった。
【0022】
また、御支援装置93を実現するソフトウエアの構成については、その御支援装置93に通信リンク96S、96Cを介して接続されるべき伝送装置種類の組み合わせの全てに適合したものでなければならないために、バージョンの管理が著しく煩雑化していた。
【0023】
本発明は、コストや工数の増加が最小限度に抑えられ、かつ多様な種類の伝送装置の組み合わせに柔軟に確度高く適応する監視制御系が効率的に実現される御情報処理装置、御支援装置および伝送装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
図1は、請求項1、2、5に記載の発明の原理ブロック図である。
【0025】
請求項1に記載の発明は、御の対象となる装置について、その御にかかわる情報として伝送路に送出され得るフレームの種類毎に、個々のフィールドの配置およびサイズが予め登録された物理形式記憶手段11と、フレームを個別に構成する全てあるいは一部のフィールドについて、配置されるべきフィールド値を論理的に示す論理フィールド値の情報源を示す情報源識別情報に併せて、物理形式記憶手段11に登録された配置およびサイズの内、適用されるべき配置およびサイズの対を示す形式情報が登録され、その論理フィールド値を対応するフィールド値に変換する処理を示す変換処理識別情報予め登録されたフレーム構成記憶手段12と、フレーム構成記憶手段12を参照することによって所望のフレームに対応した変換処理識別情報併せて、その所望のフレームを構成する全てまたは一部のフィールドに個別に対応した情報源識別情報および形式情報を取得する前置処理手段13と、所望のフレームを構成する全てまたは一部のフィールドについて、前置処理手段13によって取得された情報源識別情報で示される情報源から論理フィールド値を得る論理フィールド値取得手段14と、所望のフレームを構成する全てまたは一部のフィールドについて、論理フィールド値取得手段14によって得られた論理フィールド値に前置処理手段13によって取得された変換処理識別情報で示される処理を施し、形式情報に適合したフィールド値を得ることによってその所望のフレームを生成すると共に、所望の装置に送出するフレーム送出手段15とを備えたことを特徴とする。
【0026】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の御情報処理装置において、伝送路に送出され得る全てまたは一部のフレームについて、理的に配置されるべきフィールド値と、そのフィールド値を論理的に示す論理フィールド値とが予め設定された項目値記憶手段16を備え、論理フィールド値取得手段14は、所望のフレームを構成するフィールドの内、フレーム構成記憶手段12に情報源識別情報と形式情報との何れか一方もしくは双方が登録されてないフィールドと、所望の装置を示す装置識別情報とに対応して項目値記憶手段16に対応した論理フィールド値を得る手段を有し、フレーム送出手段15は、論理フィールド値取得手段14によって得られ、かつ項目値記憶手段16に設定された論理フィールド値に対応したフィールドについては、その論理フィールド値に対応して項目値記憶手段16に設定されたフィールド値を得る手段を有することを特徴とする。
【0027】
図2は、請求項3、4、6に記載の発明の原理ブロック図である。
請求項3に記載の発明は、御の対象となる装置について、その御にかかわる情報として伝送路を介して与えられ得るフレームの種類毎に、個々のフィールドの配置およびサイズが予め登録された物理形式記憶手段21と、フレームを個別に構成する全てあるいは一部のフィールドについて、個々のフィールド値を論理的に示す論理フィールド値の情報源を示す情報源識別情報に併せて、物理形式記憶手段21に登録された配置およびサイズの内、適用されるべき配置およびサイズの対を示す形式情報が登録され、そのフィールド値を対応する論理フィールド値に変換する処理を示す変換処理識別情報と、送信元である装置を示す送信元識別情報とが予め登録されたフレーム解析情報記憶手段22と、伝送路を介して与えられ得るフレームを構成する全てまたは一部のフィールドに適応した変換処理識別情報および送信元識別情報に併せて、これらのフィールドに個別に対応した情報源識別情報および形式情報をフレーム解析情報記憶手段22から取得する前置処理手段23と、伝送路を介して与えられたフレームを構成する全てまたは一部のフィールドについて、個別にフィールド値を得る物理フィールド値取得手段24と、伝送路を介して与えられたフレームを構成する全てまたは一部のフィールドについて、物理フィールド値取得手段24によって得られたフィールド値に前置処理手段23によって取得された変換処理識別情報で示される処理を施して論理フィールド値を求める受信フレーム処理手段25とを備えたことを特徴とする。
【0028】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の御情報処理装置において、伝送路を介して与えられ得る全てまたは一部のフレームについて、理的に配置されるべきフィールド値と、そのフィールド値を論理的に示す論理フィールド値とが予め設定された項目値記憶手段26を備え、物理フィールド値取得手段24は、伝送路を介して与えられたフレームを構成するフィールドの内、フレーム解析情報記憶手段22に情報源識別情報と形式情報との何れか一方もしくは双方が登録されてないフィールドと、伝送路を介して与えられたフレームの送信元を示す装置識別情報とに対応して項目値記憶手段26に対応したフィールド値を得る手段を有し、受信フレーム処理手段25は、物理フィールド値取得手段24によって得られ、かつ項目値記憶手段26に設定されたフィールド値に対応した論理フィールドについては、そのフィールド値に対応して項目値記憶手段26に設定された論理フィールド値を得る手段を有することを特徴とする。
【0029】
請求項5に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の御情報処理装置において、前置処理手段13、論理フィールド値取得手段14およびフレーム送出手段15は、これらの前置処理手段13、論理フィールド値取得手段14およびフレーム送出手段15が行うべき処理が分割され、かつ後続する処理が起動されるべき事象を個別に検出する複数のモジュールの集合として構成され、前置処理手段13、論理フィールド値取得手段14およびフレーム送出手段15が行うべき処理の手順が複数のモジュールの内、その手順に基づいて順次起動されるべきモジュールの識別情報の列として予め登録された処理手順記憶手段31と、外部から与えられ、あるいは前置処理手段13、論理フィールド値取得手段14およびフレーム送出手段15の何れかによって検出された事象に応じて、これらの前置処理手段13、論理フィールド値取得手段14およびフレーム送出手段15の何れかに、処理手順記憶手段31に登録された識別情報で示されるモジュールの起動を指令する実行制御手段32とを備えたことを特徴とする。
【0030】
請求項6に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の御情報処理装置において、前置処理手段23、物理フィールド値取得手段24および受信フレーム処理手段25は、これらの前置処理手段23、物理フィールド値取得手段24および受信フレーム処理手段25が行うべき処理が分割され、かつ後続する処理が起動されるべき事象を個別に検出する複数のモジュールの集合として構成され、前置処理手段23、物理フィールド値取得手段24および受信フレーム処理手段25が行うべき処理の手順が複数のモジュールの内、その手順に基づいて順次起動されるべきモジュールの識別情報の列として予め登録された処理手順記憶手段41と、外部から与えられ、あるいは前記処理手段23、物理フィールド値取得手段24および受信フレーム処理手段25の何れかによって検出された事象に応じて、これらの前置処理手段23、物理フィールド値取得手段24および受信フレーム処理手段25の何れかに、処理手順記憶手段41に登録された識別情報で示されるモジュールの起動を指令する実行制御手段42とを備えたことを特徴とする。
【0031】
図3は、請求項7、8に記載の発明の原理ブロック図である。
請求項7に記載の発明は、御にかかわる情報の設定にかかわるマンマシンインタフェースをとるマンマシンインタフェース手段51と、請求項1、2、5の何れか1項に記載の御情報処理装置52と、御情報処理装置52を構成するフレーム送出手段15と、御の対象となるべき装置である伝送装置との間に敷設された伝送路とのインタフェースをとる伝送路インタフェース手段53とを備えたことを特徴とする。
【0032】
請求項8に記載の発明は、御にかかわる情報の通知にかかわるマンマシンインタフェースをとるマンマシンインタフェース手段51と、請求項3、4、6の何れか1項に記載の御情報処理装置54と、御情報処理装置54を構成する受信フレーム処理手段25と、御の対象となるべき装置である伝送装置との間に敷設された伝送路とのインタフェースをとる伝送路インタフェース手段55とを備えたことを特徴とする。
【0033】
図4は、請求項9、10に記載の発明の原理ブロック図である。
請求項9に記載の発明は、網の分岐点あるいは端点に接続され、発信元、着信先、中継点の何れかとしてその網にかかわる通信制御を行う通信制御手段61と、通信制御手段61によって行われる通信制御の正否の判別と、網のトラヒックの分布の監視との双方あるいは何れか一方を行う御手段62と、伝送路と御手段62との間に介装され、その御手段62によって行われた通信制御の正否の判別と、網のトラヒックの分布の監視との双方あるいは何れか一方の結果をこの伝送路に送出する請求項1、2、5の何れか1項に記載の御情報処理装置63とを備えたことを特徴とする。
【0034】
請求項10に記載の発明は、網の分岐点あるいは端点に接続され、発信元、着信先、中継点の何れかとしてその網にかかわる通信制御を行う通信制御手段61と、伝送路を介して与えられる要求に応じて通信制御手段61が行う通信制御の形態、その通信制御の対象の双方あるいは何れか一方を設定する制御手段64と、伝送路と御手段64との間に介装され、その伝送路を介して与えられる要求をこの御手段64に与える請求項3、4、6の何れか1項に記載の御情報処理装置65とを備えたことを特徴とする。
【0035】
請求項1に記載の発明にかかわる御情報処理装置では、前置処理手段13は、フレーム構成記憶手段12を参照することによって送出されるべき所望のフレームに対応した変換処理識別情報併せて、その所望のフレームを構成する全てまたは一部のフィールドに個別に対応した情報源識別情報および形式情報を取得する。論理フィールド値取得手段14は、上述した所望のフレームを構成する全てまたは一部のフィールドについて、前置処理手段13によって取得された情報源識別情報で示される情報源から論理フィールド値を得る。さらに、フレーム送出手段15は、同様の所望のフレームを構成する全てまたは一部のフィールドについて、論理フィールド値取得手段14によって得られた論理フィールド値に前置処理手段13によって取得された変換処理識別情報で示される処理を施し、上述した形式情報に適合したフィールド値を得ることによってその所望のフレームを生成すると共に、所望の装置に送出する。
【0036】
上述した情報源識別情報、形式情報および変換処理識別情報併せて、配置およびサイズは物理形式記憶手段11とフレーム構成記憶手段12とに予め登録されたものであるので、御の対象となるべき装置の機種の組み合わせの変更と、その装置の機能や構成の更新とには、前置処理手段13、フレーム構成記憶手段12およびフレーム送出手段15が行う処理の手順が変更されることなく、物理形式記憶手段11とフレーム構成記憶手段12とに予め登録されるべき情報が適正に更新される限り、確度高く、かつ効率的に適応することが可能となる。
【0037】
請求項2に記載の発明にかかわる御情報処理装置では、請求項1に記載の御情報処理装置において、項目値記憶手段16には、伝送路に送出され得る全てまたは一部のフレームについて、理的に配置されるべきフィールド値と、そのフィールド値を論理的に示す論理フィールド値とが予め設定される。
【0038】
また、論理フィールド値取得手段14は、送出されるべき所望のフレームを構成するフィールドの内、フレーム構成記憶手段12に情報源識別情報と形式情報との何れか一方もしくは双方が登録されてないフィールドと、所望の装置を示す装置識別情報とに対応して項目値記憶手段16に対応した論理フィールド値を得る。フレーム送出手段15は、論理フィールド値取得手段14によって得られ、かつ項目値記憶手段16に設定された論理フィールド値に対応するフィールドについては、その論理フィールド値に対応してこの項目値記憶手段16に設定されたフィールド値を得る。
【0039】
すなわち、送出されるべき所望のフレームを構成するフィールドの値については、フレーム構成記憶手段12および項目値記憶手段16に予め登録される情報の組み合わせの下でその項目値記憶手段16に登録されたフィールド値が適用されるので、請求項1に記載の御情報処理装置に比べて、送出されるべきフレームの生成過程の柔軟性が高められる。
【0040】
請求項3に記載の発明にかかわる御情報処理装置では、前置処理手段23は、伝送路を介して与えられ得るフレームを構成する全てまたは一部のフィールドに適応した変換処理識別情報および送信元識別情報に併せて、これらのフィールドに個別に対応した情報源識別情報および形式情報をフレーム解析情報記憶手段22から取得する。また、物理フィールド値取得手段24は、上述した伝送路を介して与えられたフレームを構成する全てまたは一部のフィールドについて、個別にフィールド値を得る。さらに、受信フレーム処理手段25は、同様にして与えられたフレームを構成する全てまたは一部のフィールドについて、物理フィールド値取得手段24によって得られたフィールド値に前置処理手段23によって取得された変換処理識別情報で示される処理を施して論理フィールド値を求める。
【0041】
上述した、変換処理識別情報、送信元識別情報、情報源識別情報および形式情報に併せて、配置およびサイズは物理形式記憶手段21とフレーム解析情報記憶手段22とに予め登録されたものであるので、御の対象となるべき装置の機種の組み合わせの変更と、その装置の機能や構成の更新とには、前置処理手段23、物理フィールド値取得手段24および受信フレーム処理手段25が行う処理の手順が変更されることなく、物理形式記憶手段21とフレーム解析情報記憶手段22とに予め登録されるべき情報が適正に更新される限り、確度高く、かつ効率的に適応することが可能となる。
【0042】
請求項4に記載の発明にかかわる御情報処理装置では、請求項3に記載の御情報処理装置において、項目値記憶手段26には、伝送路を介して与えられ得る全てまたは一部のフレームについて、理的に配置されるべきフィールド値と、そのフィールド値を論理的に示す論理フィールド値とが予め設定される。
【0043】
また、物理フィールド値取得手段24は、伝送路を介して与えられたフレームを構成するフィールドの内、フレーム解析情報記憶手段22に情報源識別情報と形式情報との何れか一方もしくは双方が登録されてないフィールドと、伝送路を介して与えられたフレームの送信元を示す装置識別情報とに対応して項目値記憶手段26に対応したフィールド値を得る。受信フレーム送出手段25は、物理フィールド値取得手段24によって得られ、かつ項目値記憶手段26に設定されたフィールド値に対応する論理フィールドについては、そのフィールド値に対応して前記項目値記憶手段26に設定された論理フィールド値を得る手段を有する。
すなわち、伝送路を介して受信されたフレームの個々のフィールドに対応した論理フィールドについては、フレーム解析情報記憶手段22および項目値記憶手段26に予め登録された情報の組み合わせの下でその項目値記憶手段26に登録された論理フィールド値が適用されるので、請求項3に記載の御情報処理装置に比べて、受信されたフレームの解析過程の柔軟性が高められる。
【0044】
請求項5に記載の発明にかかわる御情報処理装置では、請求項1または請求項2に記載の御情報処理装置において、前置処理手段13、論理フィールド値取得手段14およびフレーム送出手段15は、個別に行うべき処理が分割され、かつ後続する処理が起動されるべき事象を個別に検出する複数のモジュールの集合として構成される。
【0045】
また、処理手順記憶手段31には、前置処理手段13、論理フィールド値取得手段14およびフレーム送出手段15が連係して行うべき処理の手順が上述した複数のモジュールの内、その手順に基づいて順次起動されるべきモジュールの識別情報の列として予め登録される。さらに、実行制御手段32は、外部から与えられ、あるいは前記処理手段13、論理フィールド値取得手段14およびフレーム送出手段15の何れかによって検出された事象に応じて、これらの前置処理手段13、論理フィールド値取得手段14およびフレーム送出手段15の何れかに、処理手順記憶手段31に登録された識別情報で示されるモジュールの起動を指令する。
【0046】
すなわち、前置処理手段13、論理フィールド値取得手段14およびフレーム送出手段15は、処理手順記憶手段31に予め登録された手順に基づいて実行制御手段32が行う実行制御の下で確実に連係することができる。したがって、御の対象となるべき装置の機種の組み合わせの変更と、その装置の機能や構成の更新とには、これらの前置処理手段13、論理フィールド値取得手段14およびフレーム送出手段15を構成するプログラムの実行手順の下で同様の連係が行われる場合に比べて、確度高く、かつ効率的に適応することが可能となる。
【0047】
請求項6に記載の発明にかかわる御情報処理装置では、請求項3または請求項4に記載の御情報処理装置において、前置処理手段23、物理フィールド値取得手段24および受信フレーム処理手段25は、これらの前置処理手段23、物理フィールド値取得手段24および受信フレーム処理手段25が行うべき処理が分割され、かつ後続する処理が起動されるべき事象を個別に検出する複数のモジュールの集合として構成される。
【0048】
また、処理手順記憶手段41には、前置処理手段23、物理フィールド値取得手段24および受信フレーム処理手段25が行うべき処理の手順が上述した複数のモジュールの内、その手順に基づいて順次起動されるべきモジュールの識別情報の列として予め登録される。さらに、実行制御手段42は、外部から与えられ、あるいは前記処理手段23、物理フィールド値取得手段24および受信フレーム処理手段25の何れかによって検出された事象に応じて、これらの前置処理手段23、物理フィールド値取得手段24および受信フレーム処理手段25の何れかに、処理手順記憶手段41に登録された識別情報で示されるモジュールの起動を指令する。
【0049】
すなわち、前置処理手段23、物理フィールド値取得手段24および受信フレーム処理手段25は、処理手順記憶手段41に予め登録された手順に基づいて実行制御手段42が行う実行制御の下で確実に連係することができる。したがって、御の対象となるべき装置の機種の組み合わせの変更と、その装置の機能や構成の更新とには、これらの前置処理手段23、物理フィールド値取得手段24および受信フレーム処理手段25を構成するプログラムの実行手順の下で同様の連係が行われる場合に比べて、確度高く、かつ効率的に適応することが可能となる。
【0050】
請求項7に記載の発明にかかわる御支援装置では、マンマシンインタフェース手段51は、御にかかわる情報の設定にかかわるマンマシンインタフェースをとる。また、伝送路インタフェース手段53は、請求項1、2、5の何れか1項に記載の御情報処理装置52を構成するフレーム送出手段15と、上述した御の対象となるべき装置である伝送装置との間に敷設された伝送路とのインタフェースをとる。
【0051】
すなわち、伝送路を介して接続された単一または複数の伝送装置に対しては、御にかかわる情報がこれらの伝送装置の機種やその機種の組み合わせに柔軟に適応した形式のフレームとして送出され、かつその形式の変更や設定については、御情報処理装置52を構成する物理形式記憶手段11、フレーム構成記憶手段12および項目値記憶手段16の内容が適正に更新される限り、同様の御情報処理装置52を構成する前置処理手段13、論理フィールド値取得手段14およびフレーム送出手段15が行う処理の手順が変更されることなく確度高く、かつ効率的に達成される。
【0052】
請求項8に記載の発明にかかわる御支援装置では、マンマシンインタフェース手段51は、御にかかわる情報の通知にかかわるマンマシンインタフェースをとる。また、伝送路インタフェース手段55は、請求項3、4、6の何れか1項に記載の御情報処理装置54を構成する受信フレーム処理手段25と、上述した御の対象となるべき装置である伝送装置との間に敷設された伝送路とのインタフェースをとる。
【0053】
すなわち、伝送路を介して接続された単一または複数の伝送装置からは、御にかかわる情報がこれらの伝送装置の機種やその機種の組み合わせに柔軟に適応した形式のフレームとして与えられ、かつその形式の変更や設定については、御情報処理装置54を構成する物理形式記憶手段21、フレーム解析情報記憶手段22および項目値記憶手段26の内容が適正に更新される限り、同様の御情報処理装置54を構成する前置処理手段23、物理フィールド値取得手段24および受信フレーム処理手段25が行う処理の手順が変更されることなく確度高く、かつ効率的に達成される。
【0054】
請求項9に記載の発明にかかわる伝送装置では、通信制御手段61は、網の分岐点あるいは端点に接続され、発信元、着信先、中継点の何れかとしてその網にかかわる通信制御を行う。また、御手段62は上述した通信制御の正否の判別と、網のトラヒックの分布の監視との双方あるいは何れか一方を行い、かつ請求項1、2、5の何れか1項に記載の御情報処理装置63は、その通信制御の正否の判別と、網のトラヒックの分布の監視との双方あるいは何れか一方の結果を伝送路に送出する。
【0055】
このような伝送装置の御にかかわる情報は、上述した御情報処理装置63を構成する物理形式記憶手段11、フレーム構成記憶手段12および項目値記憶手段16の内容が適正に更新される限り、その伝送装置の機種の如何にかかわらず、同様の御情報処理装置63を構成する前置処理手段13、論理フィールド値取得手段14およびフレーム送出手段15が行う処理の手順が変更されることなく伝送路に送出される。
【0056】
したがって、伝送装置の御を行う系は、効率的に確度高く実現される。
請求項10に記載の発明にかかわる伝送装置では、通信制御手段61は、網の分岐点あるいは端点に接続され、発信元、着信先、中継点の何れかとしてその網にかかわる通信制御を行う。また、請求項3、4、6の何れか1項に記載の御情報処理装置65は伝送路を介して与えられた要求を御手段64に与え、その御手段64はこの要求に応じて通信制御手段61が行う通信制御の形態、その通信制御の対象の双方あるいは何れか一方を設定する。
【0057】
このような伝送装置の御にかかわる要求は、上述した御情報処理装置65を構成する物理形式記憶手段21、フレーム解析情報記憶手段22および項目値記憶手段26の内容が適正に更新される限り、その伝送装置の機種の如何にかかわらず、同様の御情報処理装置65を構成する前置処理手段23、物理フィールド値取得手段24および受信フレーム処理手段25が行う処理の手順が変更されることなく伝送路から確実に受信される。
【0058】
したがって、伝送装置の御を行う系は、効率的に確度高く実現される。
【0059】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0060】
以下に示す実施形態と従来例との相違点は、図17に示すようにコンピュータ106に代えてコンピュータ106aが備えられた点と、そのコンピュータ106aが実行するプログラムの構成とにある。
したがって、以下に示す実施形態のハードウエアの構成については、図17を参照することとする。
【0061】
なお、本実施形態と図1〜図4に示すブロック図との対応関係については、後述するフレーム項目定義体84は物理形式記憶手段11,21に対応し、後述する制御手順定義テーブル81および設定データ組立テーブル82はフレーム構成記憶手段12に対応し、後述する制御業務タスクは前置処理手段13,23、論理フィールド値取得手段14、物理フィールド値取得手段24および実行制御手段32,42に対応し、後述するフレーム処理タスクはフレーム送出手段15および受信フレーム処理手段25に対応し、後述する項目値変換定義体85は項目値記憶手段16,26に対応し、後述する応答データ分解テーブル86はフレーム解析情報記憶手段22に対応し、後述する制御手順定義テーブル81は処理手順記憶手段31,41に対応し、後述するHMIタスクおよび端末104Cはマンマシンインタフェース手段51に対応し、コンピュータ106aは御情報処理装置52,54,63,65および伝送路インタフェース手段53,55に対応し、伝送装置94-1から94-8の構成要素の内、伝送系の端点および中継点における通信処理を行う構成要素(図示されない。)は通信制御手段61に対応し、監視部100および制御部101は御手段62,64に対応する。
【0062】
図5は、請求項1〜10に記載の発明に対応した実施形態の動作フローチャート(1) である。
図6は、請求項1〜10に記載の発明に対応した実施形態の動作フローチャート(2) である。
図7は、請求項1〜10に記載の発明に対応した実施形態の動作を説明する図(1) である。
【0063】
図8は、請求項1〜10に記載の発明に対応した実施形態の動作を説明する図(2) である。
図9は、請求項1〜10に記載の発明に対応した実施形態におけるタスク構成を示す図である。
以下、請求項1〜10に記載の発明に対応した本実施形態の動作の説明に先行して、その動作の過程で参照される演算対象とその演算対象の構成とについて説明する。
【0064】
御支援装置93では、コンピュータ106aは、図18に示す回線定義テーブル111に併せて、図10〜図16にそれぞれ示され、かつ下記に詳述される制御手順定義テーブル81、設定データ組立テーブル82、制御情報ファイル83、フレーム項目定義体84、項目値変換定義体85、応答データ分解テーブル86および比較判定定義体87を有する。
【0065】
項目値変換定義体85は、回線定義テーブル111に定義されたAP項目値と、そのAP項目値に対応してフレームの何れかのフィールドに物理的に配置されるべきTC項目値との間における双方向の変換に供され、かつ図14に示すように、「項目番号」、「装置種別」、「AP項目値」および「TC項目値」の組み合わせからなるレコードの集合から構成される。
なお、これらの「装置種別」および「AP項目値」は、それぞれ図18に示す回線定義テーブル111に予め定義される値の組み合わせとして定義され、かつ「項目番号」はその「AP項目値」に対応した「TC項目値」が配置されるべきフレーム上のフィールドを示す。
【0066】
制御情報ファイル83は、図12に示すように、後述する設定データ組立テーブル82(段落0072、図11を参照)に定義される個々の「制御情報ファイル番号」に対応したレコードの集合として構成される。
なお、個々のレコードは、下記の項目から構成される。
・ 該当するレコードに対応した「制御情報ファイル番号」
・ 段落0067に定義する「制御項目定義体」の列に含まれる「制御項目定義体」の内、有効な「制御項目定義体」の総数が所定の最大値(ここでは、簡単のため、「80」であると仮定する。)を超える場合に、一連の「制御項目定義体」が定義されるべき個々のレコードに付与されるべきユニークなシリアル番号(有効な「制御項目定義体」の総数が80以下である場合には、「0」に設定され、かつ「1」以上である場合には後続するレコードが存在することを示す。)を示す「ページ番号」
・ 上述した有効な「制御項目定義体」の総数を示す「項目数」
・ 下記の「制御項目定義体」の列
【0067】
さらに、個々の「制御項目定義体」は、生成されるべきフレームを構成するフィールドの内、「HMIタスク」や「制御業務タスク」によって指定された情報に基づいて生成されるべきフィールドにかかわる下記の項目から構成される。
・ 該当するフィールドを示すユニークなシリアル番号である「項目番号」
・ そのフィールドが配置されるべき位置(フレームの先頭に対する相対的な位置)をビット単位に示す「オフセット値」
・ ビット単位のサイズを示す「語長」
【0068】
制御手順定義テーブル81は、図10に示すように、制御の対象となるべき伝送装置94 -1 〜94 -8 宛に送出されるべき指令やメッセージを示す個々のフレームを生成するために行われるべき処理について、以下の通り予め手順が定義された「制御手順定義体」の集合から構成される。
なお、「制御手順定義体」は、下記の項目から構成される。
・ 段落0078に定義される「制御手順番号」
・ 該当する「制御手順定義体」に付与されたユニークなシリアル番号である「指示通番」
・ 段落0072に定義される「指示番号」
・ 段落0079以降に記載されるように「制御業務タスク」によって順次行われるべき処理の列をこれらの処理を示すユニークな番号の列(図10では、「制御前処理番号」、「制御後処理番号」、「指示前処理番号」、「指示後処理番号」、「指示個別処理番号」から構成される。)
・ 「制御業務タスク」が「フレーム処理タスク」に与えた指示に対してその「フレーム処理タスク」が応答すべき期間の長さを示す「指示間タイマ情報」
・ 単一の「制御手順定義体」では所望のフレームの生成にかかわる処理が完了しない場合に、『図10に示すように、制御手順定義テーブル81上で隣接する制御手順定義体に格納された処理の手順が引き続き適用されること』を示す「継続フラグ」
【0069】
フレーム項目定義体84は、図13に示すように、生成されるべきフレームの種別毎に対応したレコードの集合として構成される。
なお、これらのレコードは、下記の項目から構成される。
・ 上述したフレーム種別に対応した識別情報である「フレーム番号」
・ 該当するレコードに基づいて生成されるフレームに含まれるべきフィールド(項目)
の総数を示す「項目数」
・ 図12に示す制御情報ファイル83を構成する個々のレコードに含まれる「制御項目定義体」と同様にして、「項目番号」、「オフセット値」および「語長」から構成される「フィールド項目定義体」の列
【0070】
比較判定定義体87は、図16に示すように、既述の「指示番号」に個別に対応した演算の対象および手順が定義されたレコードの集合として構成され、これらのレコードには、何れも応答データ分解テーブル86に定義された「指示番号」、「装置種別」、「フレーム番号」および「制御情報ファイル番号」に併せて、何れかのフィールドに対応した「演算定義体」が定義される。
【0071】
なお、個々の「演算定義体」は、下記の項目から構成される。
・ 図14に示す項目値変換定義体85の何れかのレコードに含まれる「項目番号」に基づいて行われるべき検索処理の検索キーである「比較元項目番号」
・ 適用されるべき比較演算を示す演算子の列を示す「比較情報内演算子」
・ 図12に示す制御情報ファイル83の対応するレコードに含まれる「制御項目定義体」の内、比較されるべきフィールドに対応した「制御項目定義体」の検索キーとなる「項目番号」を示す「比較先項目番号」
・ 上述した「比較先項目番号」が特定の値(ここでは、簡単のため、「0」であると仮定する。)であるときに、その「比較先項目番号」に等しい「項目番号」を含む「制御項目定義体」で示されるフィールドに代えて比較されるべき定数を示す「固定値」
【0072】
設定データ組立テーブル82は、図11に示すように、上述したように制御手順定義テーブル81(図10を参照)に定義された個々の「制御手順定義体」に含まれる指示番号に対応し、かつ下記の項目からなるレコードの集合として構成される。
・ 制御手順定義テーブル81に定義された「制御手順定義体」の何れかに含まれる「指示番号」に等しい「指示番号」
・ その「制御手順定義体」によって定義された処理の手順に基づいて生成され、かつ送出されるべきフレームの送信先となるべき伝送装置(符号「94 -1 」〜「94 -8 」の何れかで示される。)について、組み込まれた機能等の 組み合わせを示す「装置種別」
・ 連続して複数のフレームが生成されるべき場合に、これらの一連のフレームに個別に対応したレコードに付与されたユニークなシリアル番号(生成されるべきフレームが単一である場合には「0」に設定される。)である「フレーム通番」
・ フレーム項目定義体84(段落0069、図13参照)にフレームの種別毎に対応して含まれるレコードの内、生成されるべきフレームに対応したレコードの特定に供される識別情報である「フレーム番号」
・ 同様のフレームによって示されるべき指令やメッセージの呼称である「フレーム名称」
・ 該当するレコードに基づいてフレームが生成される過程で参照されるべき制御情報ファイル83(図12参照)のレコードを示す「制御情報ファイル番号」
・ 「フレーム処理タスク」によって何れかの伝送装置宛にフレームが送出された時点を起点として計時され、その伝送装置から応答を示すフレームが受信されるべき期間の最大の長さを示す「応答待ち時間」
・ 段落0073に定義され、かつ図11に示される「項目定義体」の列に含まれる「項目定義体」の内、該当するフレームの生成に際して適用されるべき先頭の「項目定義体」を示す「先頭項目番号」
・ 同様にして適用されるべき末尾の「項目定義体」の順位を示す「末尾項目番号」(ただし、単一の「項目定義体」のみが適用される場合には、「0」に設定される。)
・ 「項目定義体」の列に含まれる「項目定義体」の総数を示す「項目数」
・ 下記の「項目定義体」の列
【0073】
さらに、上述した「項目定義体」は、下記の項目から構成される。
・ 制御情報ファイル83(段落0066、図12参照)に定義される「制御項目定義体」(内容については、段落0067参照)の内、該当する「項目定義体」に基づいて生成されるべきフレームのフィールドにかかわる情報が格納された「制御項目定義体」の検索キーである「項目番号」を示す「作成元項目番号」
・ フレーム項目定義体84(段落0069、図13参照)に含まれるレコードの内、生成されるべきフレームに対応したレコードに含まれる項目の特定に供される「項目番号」である「作成先項目番号」
・ 生成されるべきフレームの対応するフィールドの内、該当する「項目定義体」に基づいて生成されるフィールドに設定されるべき定数を示す「固定値」
・ 「項目定義体」の列に含まれる「項目定義体」の内、既述の「先頭項目番号」と「末尾項目番号」とで示される順位の「項目定義体」が反復して適用されるべき回数(反復が行われない場合には「0」に設定される。)を示す「ループ領域有無」
【0074】
応答データ分解テーブル86は、図10に示す制御手順定義テーブル81に定義された手順に基づいて送出されたフレームの送出先の伝送装置から応答として受信されたフレームについて、「フレーム処理タスク」がそのフレームの内容を「制御業務タスク」に引き渡すために、各フィールドの値が書き込まれるべき制御情報ファイル83(図12参照)のレコードの特定に供され、かつ図15に示すように、既述の「制御手順定義体」に含まれ得る「指示番号」の全てに個別に対応したレコードの集合から構成される。
【0075】
なお、これらのレコードは、下記の項目から構成される。
・ 上述したように制御手順定義テーブル81に定義された「制御手順定義体」の何れかに含まれる「指示番号」に等しい「指示番号」
・ その「制御手順定義体」によって定義された処理の手順に基づいて受信されるフレームの送信元となり得る伝送装置(符号「94 -1 」〜「94 -8 」の何れかで示される。)について、組み込まれた機能等の組み合わせを示す「装置種別」
・ 連続して複数のフレームが受信されるべき場合に、これらの一連のフレームに個別に対応したレコードに付与されたユニークなシリアル番号(生成されるべきフレームが単一である場合には「0」に設定される。)である「フレーム通番」
・ 比較判定定義体87(段落0070、図16参照)にフレームの種別毎に対応して含まれるレコードの内、受信されたフレームに対応するレコードの特定に供される「フレーム番号」
・ 同様のフレームによって示されるべき応答を示す「フレーム名称」
・ 該当するレコードに基づいて行われるフレームの受信処理の過程で参照されるべき制御情報ファイル83のレコードを示す「制御情報ファイル番号」
・ 上述した応答について、履歴をとる必要があるか否かを示す「履歴取得要否」
・ 上述した受信処理の手順に基づいて障害等の特定の事象が検出された場合に、後続する処理を続行すべきか否かを示す「継続フラグ」
・ 上述した応答を示すフレームについて、正規性の確認その他の所定の処理を行うことが要求されない場合には「0」に設定され、反対に要求される場合にはその処理の識別情報を示す「比較処理番号」
・ 後続する「応答項目定義体」の列に含まれる有効な「応答項目定義体」の総数を示す「項目数」
・ 下記の「応答項目定義体」の列
【0076】
さらに、個々の「応答項目定義体」は、下記の項目から構成される。
・ フレーム項目定義体84(図13参照)に含まれるレコードの内、受信される応答を示すフレームに対応したレコードに含まれる項目を示す「項目番号」である「分解元項目番号」
・ 制御情報ファイル83に定義される「制御項目定義体」(段落0067、図12参照)の内、該当する「応答項目定義体」に基づいて処理されるフレームのフィールドに対応した情報が格納されるべき「制御項目定義体」の検索キーである「分解先項目番号」
【0077】
以下、図5〜図18を参照して請求項1、2、5、9、10に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。
コンピュータ106aは、従来例と構成が同じ「HMIタスク」に併せて、図9に網掛けを付して示すように、図19に示す「制御業務タスク」と「フレーム処理タスク」とにそれぞれ代わる「制御業務タスク」と「フレーム処理タスク」との実行を行う。
【0078】
したがって、以下では、コンピュータ106aが行う処理については、上述したタスクの機能分担および連係関係を明確化するために、これらのタスクの内、該当する処理を行うべきタスクと、そのタスクによって起動される処理との名称を「コンピュータ106a」に代えて適用することとする。
「HMIタスク」は、端末104Cを介して操作者から何らかの指令が与えられると、図20に網掛けが付されるように、既述の「制御手順番号」が含まれる点を除いて形式および内容が従来例と同じである業務指示電文を「制御業務タスク」に与える(図9(1))。なお、このような「制御手順番号」は、その「制御手順番号」が含まれる業務指示電文に応じて「制御業務タスク」が行う処理(後続する段落0079〜0081を参照)の手順を示す。
【0079】
「制御業務タスク」は、上述した業務指示電文を取得すると、制御手順定義テーブル81に含まれる「制御手順定義体」の内、その業務指示電文に含まれる「制御手順番号」と同じ「制御手順番号」が含まれる「制御手順定義体」(以下、「該当制御手順定義体」という。)を特定する(図5(1))。
また、「制御業務タスク」は、このよう該当制御手順定義体」に定義された個々の「処理番号」(既述の「制御前処理番号」、「制御後処理番号」、「指示個別処理番号」等)を抽出し、以下の手順に基づいてこれらの「処理番号」に対応した処理(「制御業務タスク」の配下で起動されるべきタスクやサブルーチンとして予め定義され、かつ登録された何らかの「回線データ展開処理」)を行う(図5(2))。
【0080】
例えば、該当する「処理番号」が既述の「制御前処理番号」である場合には、その「制御前処理番号」に対応した「回線データ展開処理」は、回線定義テーブル111に含まれる設備データ(レコード)の内、業務指示電文に含まれる「回線データレコード番号」に対応した設備データ(以下、「該当設備データ」という。)の「ステータス情報」フィールドに、『その設備データに含まれる「局舎コード」、「装置種別」および「架番号」で示される伝送装置について取得したステータス情報、あるいは予め収集されたステータス情報』を書き込むと共に、その旨を示す「処理終了通知」を「制御業務タスク」に与える。
【0081】
また、この「回線データ展開処理」は、制御情報ファイル83に新規のレコードを追加し、かつ既述のように「HMIタスク」によって与えられた業務指示電文と上述したステータス情報との内容に適応すると共に、図12に示す形式の情報をその新規のレコードに書き込む。
さらに、「回線データ展開処理」は、このようにして制御情報ファイル83に対するレコードの追加を完了すると、「フレーム処理タスク」に、上述したように特定された「制御手順定義体」に含まれる「指示番号」と上述した「該当設備データ」の内容とを示す制御指示電文を与える(図5(3)、図9(2))。
【0082】
「フレーム処理タスク」は、上述したように「制御業務タスク」によって与えられ得る制御指示電文施される全ての処理の形態に個別に対応した「フレーム処理」の群を予め有し、かつ実際に「制御業務タスク」によって与えられた制御指示電文で示される「該当設備データ」に含まれる「TC−ADP番号」(図18に網掛けを付して示すように、本実施形態において追加され、フレームを生成するために起動されるべき処理を示す。)を取得すると共に、これらの「フレーム処理」の内、その「TC−ADP番号」で示される「フレーム処理」を起動する(図6(1))。
【0083】
このようにして起動された「フレーム処理」は、回線定義テーブル111に設定された「該当設備データ」と、上述したように制御情報ファイル83に追加された新規のレコードと、制御手順定義テーブル81に登録された制御手順定義体の内、「該当制御手順定義体」と、設定データ組立テーブル82のレコードの内、その「該当制御手順定義体」に含まれる「指示番号」に対応したレコードと、そのレコードに含まれる「フレーム番号」に対応したフレーム項目定義体84のレコードと、そのレコードに含まれる「フィールド項目定義体」に含まれる「項目番号」に対応した項目値変換定義体85のレコードとに基づいてそのフレームを生成する。
【0084】
なお、このようなフレームの生成の過程では、「フレーム処理」は、設定データ組立テーブル82の対応するレコードに含まれる個々の項目定義体に基づいて下記の通りに行われる。
(a) 制御情報ファイル83に追加された新規のレコード(「制御情報ファイル番号」が設定データ組立テーブル82の対応するレコードに含まれる「制御情報ファイル番号」に一致する。)に含まれる制御項目定義体の内、項目番号」が該当する項目定義体に含まれる「作成元項目番号」に等しい制御項目定義体(図7(1))を特定し、その制御項目定義体に含まれる「オフセット値」および「語長」で示される制御指示電文のフィールドを特定する。
(b) 該当する「フレーム番号」に対応したフレーム項目定義体84のレコードに含まれるフィールド項目定義体の内、「項目番号」が該当する項目定義体に含まれる「作成元項目番号(≠0)」に等しいフィールド項目定義体(図7(2))で示されるフレームのオフセット値(位置)および語長(サイズ)で、上述した制御指示電文のフィールド(ただし、「作成元項目番号」が「0」である場合には、その「作成元項目番号」と共通の項目定義体に設定された「固定値」)の配置を行う
(c) ただし、該当するフレーム番号に対応したフレーム項目定義体84のレコードに含まれる「フィールド項目定義体」の内、設定データ組立テーブル82の対応するレコードに含まれる何れの「作成先項目番号」にも一致しない「項目番号」が設定された「フィールド項目定義体」(図7(3))については、その「フィールド定義体」に含まれる「項目番号」に等しい「項目番号」が含まれる項目値変換定義体85のレコード(図7(4))を特定し、そのレコードに含まれるTC項目値を直接該当するフレームに配置する
【0085】
なお、項目値変換定義体85には「項目番号」および「装置種別」の組み合わせに個別に対応した「AP項目値」および「TC項目値」が登録されるので、項目が同じであっても装置種別の相違に柔軟に適応してフレームを生成することが可能となる。
また、「フレーム処理タスク」は、伝送装置94-1〜94-8の内、通信リンク96Cを介して対向する所望の伝送装置宛に上述したように生成されたフレームを送出し(図6(2)、図9(3))、かつ「該当制御手順定義体」に含まれる「指示間タイマ情報」の値に等しいインターバルをタイマを起動する(図6(3))。
【0086】
以下、図5〜図18を参照して請求項3、4、6に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。
「フレーム処理タスク」は、上述したタイマによって行われる計時が完了する前に通信リンク96Cを介して既述のフレームに対する応答が受信された場合には、その応答の内容を示す応答電文を「制御業務タスク」に与え(図6(4)、図9(4))、かつこのタイマの計時を規制する(図6(5))。
【0087】
さらに、「フレーム処理タスク」は、既述の設定データ組立テーブル82の該当するレコードではなく、『応答データ分解テーブル86のレコードの内、「該当制御手順定義体」に含まれる「指示番号」に対応したレコードと制御情報ファイル83とを適用することによって、上述した応答電文に含まれる情報を適宜回線定義テーブル111に「ステータス情報」として書き込み(図6(6))、かつそのレコードに含まれる「比較処理番号(段落0075に定義される。)」が「0」でない場合には、この「比較処理番号」で示される処理を起動する(図6(7))。
【0088】
このようにして起動された処理の過程では、応答電文について、以下の手順に基づくその応答電文の正規性の確認に併せて段落0066、0067に既述の通りに制御情報ファイル83の新規のレコードに先行して保持された情報との比較が比較判定定義体87を介して行われる。
すなわち、応答データ分解テーブル86のレコードの内、上述した「指示番号」に対応するレコードに含まれる個々の応答項目定義体について、下記の処理を行う。
(1) 含まれる「分解元項目番号」に一致する「項目番号」が含まれ、かつフレーム項目定義体84の該当するレコードに含まれる「フィールド項目定義体」(図8(1))を特定する。
(2) 項目値変換定義体85のレコードの内、応答電文の対応するフィールドの値に「TC項目値」が等しいレコード(図8(2))を検索すると共に、そのレコードに含まれる「AP項目値」を取得する。
【0089】
(3) さらに、比較判定定義体87のレコードの内、応答データ分解テーブル86の該当するレコード(図8(3))に含まれる「指示番号」に等しい「指示番号」を含むレコードを特定し、そのレコードに含まれる「演算定義体」の内、上記(1) に示す「項目番号」に等しい「比較元項目番号」を含む「演算定義体」(図8(4))を識別する
(4) さらに、その「比較元項目番号」の値が「0」であるか否かを判別し、その判別の結果が真である場合には、該当する「演算定義体」に含まれる「固定値」と上記(2) で取得された「AP項目値」とに間について、この「固定値」と共に「演算定義体」に含まれる「比較情報内演算子」(例えば、アンド、オア、ナンド、ノア、=、≠、<、>、≦、≧等の演算子)の適用に基づく比較演算を行う。
(5) このような比較演算の下で両者が一致しないことが識別された場合には、その旨を示す制御完了電文を「制御業務タスク」に与える。
【0090】
(6) しかし、反対に両者が一致することが識別された場合には、制御情報ファイル83の該当するレコードに含まれる制御項目定義体の内、該当する応答項目定義体に含まれる「分解先項目番号」に等しい「項目番号」を含む制御項目定義体を特定する。
(7) さらに、その制御項目定義体に含まれる「オフセット値」および「語長」で示される 回線定義テーブル111の領域に上述した「AP項目値」を書き込む。
【0091】
(8) また、上記(4) に示す判別の結果が偽である場合には、制御情報ファイル83の該当するレコードに含まれる制御項目定義体の内、上述した「比較元項目番号」と共通の演算定義体に設定された「比較先項目番号」と同じ「項目番号」を含む制御項目定義体(図8(5))で示される比較対象と上記(2) で取得された「AP項目値」とについて、既述の「比較情報内演算子」の適用に基づく比較演算を行う。
【0092】
(9) さらに、このような比較演算の下で両者が一致しないことが識別された場合には、その旨を示す制御完了電文を「制御業務タスク」に与える。
(10)しかし、反対に両者が一致することが識別された場合にはには、制御情報ファイル83の該当するレコードに含まれる制御項目定義体の内、該当する応答項目定義体に含まれる「分解先項目番号」に等しい「項目番号」を含む制御項目定義体(図8(6))を特定する
(11)さらに、その制御項目定義体に含まれる「オフセット値」および「語長」で示される回線定義テーブル111のレコードに上述した「AP項目値」を書き込む。
【0093】
「制御業務タスク」は、既述の制御指示電文の宛先の全てから応答電文が得られるまで待機し、これらの応答電文が得られたときには、「該当制御手順定義体」に定義された後続する「制御後処理番号」を(ただし、「指示後処理番号」が定義されている場合には、その「指示後処理番号」を優先して)取得すると共に、その「制御後処理番号」に対応した処理を起動する(図5(4))。
【0094】
このようにして起動された処理の過程では、回線定義テーブル111に定義された該当する設備データの内容の内、「ステータス情報」が更新され、かつ既述の業務指示情報に適応した業務完了電文を生成すると共に、「HMIタスク」にその業務完了電文を与える(図9(5))。
「HMIタスク」はその業務完了電文の内容を示すメッセージを端末104Cに出力するので、御の担当者には、先行して端末104Cを介して入力された指示に対応する処理の結果が確実に通知される。
【0095】
このように本実施形態によれば、御支援装置93の制御部101の中枢部であるコンピュータ106には、フレームの生成および解析にかかわる処理の手順が予め制御手順定義テーブル81に登録され、その制御手順定義テーブル81に登録された手順に基づいて「HMIタスク」および「フレーム処理タスク」と連係する「制御業務タスク」に併せて、伝送装置94-1〜94-8の内、所望の伝送装置宛に送出されるべきフレームの構成が予め定義された設定データ組立テーブル82と、これらの伝送装置94-1〜94-8から受信されたフレームの構成が予め定義された応答データ分解テーブル96と、従来例と同様にして予め登録された回線定義テーブル111とを参照することによって、「制御業務タスク」の配下で所望のフレームの生成、送信、受信および解析を行う「フレーム処理タスク」からなるソフトウエアが組み込まれる。
【0096】
すなわち、御の対象となる交換局90が多様な機種の伝送装置の組み合わせから構成され、あるいは何らかの伝送装置が増設されたり改修された場合であっても、既述の回線定義テーブル111、制御手順定義テーブル81、設定データ組立テーブル82、制御情報ファイル83、フレーム項目定義体84、項目値変換定義体85、応答データ分解テーブル86および比較判定定義体87が適宜更新されることによって、「HMIタスク」、「制御業務タスク」および「フレーム処理タスク」改造されることなく柔軟に、かつ確度高く監視制御系が構成される。
【0097】
したがって、従来例に比べてコストが増加し、あるいはデバッグに要する時間を十分に確保できないことに起因して監視制御系の動作が不安定となる可能性が確実に小さくなり、その監視制御系の下で作動する伝送系の運用および保守の効率が高められる。
なお、上述した各実施形態では、伝送装置94-1〜94-8に対するフレームの送出と、これらの伝送装置94-1〜94-8から送出されたフレームの受信との双方にかかわる処理が制御手順定義テーブル81に予め登録された手順に基づいて行われているが、例えば、従来例と同様にして、これらの送出と受信との何れか一方あるいは双方にかかわる処理の手順が「制御業務タスク」と「フレーム処理タスク」とを構成するプログラムの実行手順として与えられてもよい。
【0098】
また、上述した各実施形態では、送信されるべきフレームあるいは受信されたフレームについては、個々のフィールドの値であるTC項目値とそのTC項目値に相当するAP項目値との間の変換が行われることによって所定の処理が施されているが、例えば、業務指示電文に含まれる値をTC項目値として所望のフィールドに直接配置し、あるいはそのフィールドに配置されたTC項目値処理を施すことなく応答電文に盛り込む処理が行われてもよい。
【0099】
さらに、上述した各実施形態では、応答データ分解テーブル86に予め設定された「比較処理番号」で示される処理と、比較判定定義体87にフィールド(演算定義体)毎に定義された「比較情報内演算子」に基づく比較演算とが受信されたフレームの施されているが、これらの処理や比較演算については、「フレーム処理タスク」や「制御業務タスク」に組み込まれた共通の演算として施されてもよい。
【0100】
また、上述した各実施形態では、請求項1〜6に記載の発明が御支援装置93に適用されているが、例えば、通信リンク96Cを介して対向する伝送装置94-1〜94-8の全てあるいは一部にこれらの発明が適用されることによって、ソフトウエアの標準化がさらにはかり、かつコストの節減や信頼性の向上をはかることも可能である。
【0101】
【発明の効果】
上述したように請求項1に記載の発明では、御の対象となるべき装置の機種の組み合わせの変更と、その装置の機能や構成の更新とに対しては、物理形式記憶手段とフレーム構成記憶手段とに予め登録されるべき情報が適正に更新される限り、前置処理手段、フレーム構成記憶手段およびフレーム送出手段が行う処理の手順変更されることなく確度高く、かつ効率的な適応が可能となる。
【0102】
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明に比べて、送出されるべきフレームの生成過程の柔軟性が高められる。
さらに、請求項3に記載の発明では、御の対象となるべき装置の機種の組み合わせの変更と、その装置の機能や構成の更新とに対しては、物理形式記憶手段とフレーム解析情報記憶手段とに予め登録されるべき情報が適正に更新される限り、前置処理手段、物理フィールド値取得手段および受信フレーム処理手段が行う処理の手順が変更されることなく確度高く、かつ効率的な適応が可能となる。
【0103】
また、請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の発明に比べて、受信されたフレームの解析過程の柔軟性が高められる。
さらに、請求項5に記載の発明では、御の対象となるべき装置の機種の組み合わせの変更と、その装置の機能や構成の更新とに対しては、前置処理手段、論理フィールド値取得手段およびフレーム送出手段を構成するプログラムの実行手順として同様の連係が行われる場合に比べて確度高く、かつ効率的な適応が可能となる。
【0104】
また、請求項6に記載の発明では、御の対象となるべき装置の機種の組み合わせの変更と、その装置の機能や構成の更新とに対しては、前置処理手段、物理フィールド値取得手段および受信フレーム処理手段を構成するプログラムの実行手順の下で同様の連係が行われる場合に比べて確度高く、かつ効率的な適応が可能となる。
【0105】
さらに、請求項7、8に記載の発明では、伝送路を介して接続された単一または複数の伝送装置に対しては、御にかかわる情報がこれらの伝送装置の機種やその機種の組み合わせに柔軟に適応した形式のフレームとして送出され、かつその形式の変更や設定は確度高く、かつ効率的に達成される。
また、請求項9、10に記載の発明では、これらの発明が適用された伝送装置の監視あるいは制御にかかわる情報は、その伝送装置の機種の如何にかかわらず、請求項7、8に記載の発明と同様にして処理の手順が変更されることなく伝送路を介して送受される。
【0106】
したがって、これらの発明が適用された伝送系では、御支援装置と、その御支援装置を介して御が行われるべき伝送装置に組み込まれるべきソフトウエアが高い柔軟性を損なうことなく、確実に標準化され、これらの伝送装置に組み込まれた機能に適応した伝送系の維持と実現とが安価に、かつ確度高く達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1、2、5に記載の発明の原理ブロック図である。
【図2】 請求項3、4、6に記載の発明の原理ブロック図である。
【図3】 請求項7、8に記載の発明の原理ブロック図である。
【図4】 請求項9、10に記載の発明の原理ブロック図である。
【図5】 請求項1〜10に記載の発明に対応した実施形態の動作フローチャート(1) である。
【図6】 請求項1〜10に記載の発明に対応した実施形態の動作フローチャート(2) である。
【図7】 請求項1〜10に記載の発明に対応した実施形態の動作を説明する図(1) である。
【図8】 請求項1〜10に記載の発明に対応した実施形態の動作を説明する図(2) である。
【図9】 請求項1〜10に記載の発明に対応した実施形態におけるタスク構成を示す図である。
【図10】 制御手順定義テーブルの構成を示す図である。
【図11】 設定データ組立テーブルの構成を示す図である。
【図12】 制御情報ファイルの構成を示す図である。
【図13】 フレーム項目定義体の構成を示す図である。
【図14】 項目値変換定義体の構成を示す図である。
【図15】 応答データ分解テーブルの構成を示す図である。
【図16】 比較判定定義体の構成を示す図である。
【図17】 従来の御支援装置と御の対象となる伝送系との構成例を示す図である。
【図18】 回線定義テーブルの構成を示す図である。
【図19】 従来の御支援装置におけるタスク構成を示す図である。
【図20】 業務指示電文の構成例を示す図である。
【符号の説明】
11,21 物理形式記憶手段
12 フレーム構成記憶手段
13,23 前置処理手段
14 論理フィールド値取得手段
15 フレーム送出手段
16,26 項目値記憶手段
22 フレーム解析情報記憶手段
24 物理フィールド値取得手段
25 受信フレーム処理手段
31,41 処理手順記憶手段
32,42 実行制御手段
51 マンマシンインタフェース手段
52,54,63,65 御情報処理装置
53,55 伝送路インタフェース手段
61 通信制御手段
62,64 御手段
81 制御手順定義テーブル
82 設定データ組立テーブル
83 制御情報ファイル
84 フレーム項目定義体
85 項目値変換定義体
86 応答データ分解テーブル
87 比較判定定義体
90,92 交換局
91 局間伝送路
93 御支援装置
94 伝送装置
95 クロスコネクト装置
96C,96S 通信リンク
100 監視部
101 制御部
102 ホストコンピュータ
103C,103S データベース(DB)
104C,104S 端末
106,106a コンピュータ
111 回線定義テーブル

Claims (10)

  1. 御の対象となる装置について、その御にかかわる情報として伝送路に送出され得るフレームの種類毎に、個々のフィールドの配置およびサイズが予め登録された物理形式記憶手段と、
    前記フレームを個別に構成する全てあるいは一部のフィールドについて、配置されるべきフィールド値を論理的に示す論理フィールド値の情報源を示す情報源識別情報に併せて、前記物理形式記憶手段に登録された配置およびサイズの内、適用されるべき配置およびサイズの対を示す形式情報が登録され、その論理フィールド値を対応するフィールド値に変換する処理を示す変換処理識別情報予め登録されたフレーム構成記憶手段と、
    前記フレーム構成記憶手段を参照することによって所望のフレームに対応した変換処理識別情報併せて、その所望のフレームを構成する全てまたは一部のフィールドに個別に対応した情報源識別情報および形式情報を取得する前置処理手段と、
    前記所望のフレームを構成する全てまたは一部のフィールドについて、前記前置処理手段によって取得された情報源識別情報で示される情報源から論理フィールド値を得る論理フィールド値取得手段と、
    前記所望のフレームを構成する全てまたは一部のフィールドについて、前記論理フィールド値取得手段によって得られた論理フィールド値に前記前置処理手段によって取得された変換処理識別情報で示される処理を施し、前記形式情報に適合したフィールド値を得ることによってその所望のフレームを生成すると共に、所望の装置に送出するフレーム送出手段と
    を備えたことを特徴とする御情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の御情報処理装置において、
    前記伝送路に送出され得る全てまたは一部のフレームについて、理的に配置されるべきフィールド値と、そのフィールド値を論理的に示す論理フィールド値とが予め設定された項目値記憶手段を備え、
    前記論理フィールド値取得手段は、
    前記所望のフレームを構成するフィールドの内、前記フレーム構成記憶手段に情報源識別情報と形式情報との何れか一方もしくは双方が登録されてないフィールドと、前記所望の装置を示す装置識別情報とに対応して前記項目値記憶手段に対応した論理フィールド値を得る手段を有し、
    前記フレーム送出手段は、
    前記論理フィールド値取得手段によって得られ、かつ前記項目値記憶手段に設定された論理フィールド値に対応したフィールドについては、その論理フィールド値に対応して前記項目値記憶手段に設定されたフィールド値を得る手段を有する
    ことを特徴とする御情報処理装置。
  3. 御の対象となる装置について、その御にかかわる情報として伝送路を介して与えられ得るフレームの種類毎に、個々のフィールドの配置およびサイズが予め登録された物理形式記憶手段と、
    前記フレームを個別に構成する全てあるいは一部のフィールドについて、個々のフィールド値を論理的に示す論理フィールド値の情報源を示す情報源識別情報に併せて、前記物理形式記憶手段に登録された配置およびサイズの内、適用されるべき配置およびサイズの対を示す形式情報が登録され、そのフィールド値を対応する論理フィールド値に変換する処理を示す変換処理識別情報が予め登録されたフレーム解析情報記憶手段と、
    前記伝送路を介して与えられ得るフレームを構成する全てまたは一部のフィールドに適応した変換処理識別情報および送信元識別情報に併せて、これらのフィールドに個別に対応した情報源識別情報および形式情報を前記フレーム解析情報記憶手段から取得する前置処理手段と、
    前記伝送路を介して与えられたフレームを構成する全てまたは一部のフィールドについて、個別にフィールド値を得る物理フィールド値取得手段と、
    前記伝送路を介して与えられたフレームを構成する全てまたは一部のフィールドについて、前記物理フィールド値取得手段によって得られたフィールド値に前記前置処理手段によって取得された変換処理識別情報で示される処理を施して論理フィールド値を求める受信フレーム処理手段と
    を備えたことを特徴とする御情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の御情報処理装置において、
    前記伝送路を介して与えられ得る全てまたは一部のフレームについて、理的に配置されるべきフィールド値と、そのフィールド値を論理的に示す論理フィールド値とが予め設定された項目値記憶手段を備え、
    物理フィールド値取得手段は、
    前記伝送路を介して与えられたフレームを構成するフィールドの内、前記フレーム解析情報記憶手段に情報源識別情報と形式情報との何れか一方もしくは双方が登録されてないフィールドと、前記伝送路を介して与えられたフレームの送信元を示す装置識別情報とに対応して前記項目値記憶手段に対応したフィールド値を得る手段を有し、
    受信フレーム処理手段は、
    前記物理フィールド値取得手段によって得られ、かつ前記項目値記憶手段に設定されたフィールド値に対応した論理フィールドについては、そのフィールド値に対応して前記項目値記憶手段に設定された論理フィールド値を得る手段を有する
    ことを特徴とする御情報処理装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の御情報処理装置において、
    前記前置処理手段、前記論理フィールド値取得手段および前記フレーム送出手段は、
    これらの前置処理手段、論理フィールド値取得手段およびフレーム送出手段が行うべき処理が分割され、かつ後続する処理が起動されるべき事象を個別に検出する複数のモジュールの集合として構成され、
    前記前置処理手段、前記論理フィールド値取得手段および前記フレーム送出手段が行うべき処理の手順が前記複数のモジュールの内、その手順に基づいて順次起動されるべきモジュールの識別情報の列として予め登録された処理手順記憶手段と、
    外部から与えられ、あるいは前記前記処理手段、前記論理フィールド値取得手段および前記フレーム送出手段の何れかによって検出された事象に応じて、これらの前置処理手段、論理フィールド値取得手段およびフレーム送出手段の何れかに、前記処理手順記憶手段に登録された識別情報で示されるモジュールの起動を指令する実行制御手段と
    を備えたことを特徴とする御情報処理装置。
  6. 請求項3または請求項4に記載の御情報処理装置において、
    前記前置処理手段、前記物理フィールド値取得手段および前記受信フレーム処理手段は、
    これらの前置処理手段、物理フィールド値取得手段および受信フレーム処理手段が行うべき処理が分割され、かつ後続する処理が起動されるべき事象を個別に検出する複数のモジュールの集合として構成され、
    前記前置処理手段、前記物理フィールド値取得手段および前記受信フレーム処理手段が行うべき処理の手順が前記複数のモジュールの内、その手順に基づいて順次起動されるべきモジュールの識別情報の列として予め登録された処理手順記憶手段と、
    外部から与えられ、あるいは前記前記処理手段、前記物理フィールド値取得手段および前記受信フレーム処理手段の何れかによって検出された事象に応じて、これらの前置処理手段、物理フィールド値取得手段および受信フレーム処理手段の何れかに、前記処理手順記憶手段に登録された識別情報で示されるモジュールの起動を指令する実行制御手段と を備えたことを特徴とする御情報処理装置。
  7. 御にかかわる情報の設定にかかわるマンマシンインタフェースをとるマンマシンインタフェース手段と、
    請求項1、2、5の何れか1項に記載の御情報処理装置と、
    前記御情報処理装置を構成するフレーム送出手段と、前記御の対象となるべき装置である伝送装置との間に敷設された伝送路とのインタフェースをとる伝送路インタフェース手段と
    を備えたことを特徴とする御支援装置。
  8. 御にかかわる情報の通知にかかわるマンマシンインタフェースをとるマンマシンインタフェース手段と、
    請求項3、4、6の何れか1項に記載の御情報処理装置と、
    前記御情報処理装置を構成する受信フレーム処理手段と、前記御の対象となるべき装置である伝送装置との間に敷設された伝送路とのインタフェースをとる伝送路インタフェース手段と
    を備えたことを特徴とする御支援装置。
  9. 網の分岐点あるいは端点に接続され、発信元、着信先、中継点の何れかとしてその網にかかわる通信制御を行う通信制御手段と、
    前記通信制御手段によって行われる通信制御の正否の判別と、前記網のトラヒックの分布の監視との双方あるいは何れか一方を行う監視制御手段と、
    伝送路と前記監視制御手段との間に介装され、その監視手段によって行われた通信制御の正否の判別と、前記網のトラヒックの分布の監視との双方あるいは何れか一方の結果をこの伝送路に送出する請求項1、2、5の何れか1項に記載の御情報処理装置と
    を備えたことを特徴とする伝送装置。
  10. 網の分岐点あるいは端点に接続され、発信元、着信先、中継点の何れかとしてその網にかかわる通信制御を行う通信制御手段と、
    伝送路を介して与えられる要求に応じて前記通信制御手段が行う通信制御の形態、その通信制御の対象の双方あるいは何れか一方を設定する制御手段と、
    前記伝送路と御手段との間に介装され、その伝送路を介して与えられる要求をこの御手段に与える請求項3、4、6の何れか1項に記載の御情報処理装置と
    を備えたことを特徴とする伝送装置。
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