JP3677171B2 - 電子レンジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板に昇圧トランスが搭載された電子レンジに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
上記電子レンジには、昇圧トランスのコアを基板に対して垂直に配置したり、基板に対して平行に配置した構成のものがある。これら各構成の場合、コアの占有面積が一方向に極端に増えるので、コアの影響で装置が大きくなる傾向にあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、昇圧トランスのコアの影響が極力排除されたコンパクトな電子レンジを提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の電子レンジは、基板と、前記基板に搭載された昇圧トランスと、前記昇圧トランスから駆動電源が与えられるマグネトロンと、前記昇圧トランスの冷却風を生成するファン装置とを備え、前記昇圧トランスのコアはボビンに一次巻線および二次巻線が巻装された側を前記基板に近い側として前記基板の表面から遠ざかるように傾斜配置され、前記ファン装置は前記昇圧トランスのコアおよび前記基板間の間隔が大きい側から小さい側に向かって冷却風を流すものであるところに特徴を有している。
上記手段によれば、昇圧トランスのコアが基板の表面から遠ざかるように傾斜している。このため、コアの占有面積が一方向に極端に増えことがなくなるので、コアの影響で装置が大きくなることが防止される。しかも、冷却風がコアに案内されて基板の表面に送られるので、基板の表面に搭載された電気部品が効率的に冷却される。
【0005】
請求項記載の電子レンジは、基板のうち昇圧トランスのコアに対向する部分に高圧回路部品が搭載されているところに特徴を有している。
上記手段によれば、冷却風がコアに案内されて高圧回路部品に送風されるので、電気部品の中でも発熱し易い高圧回路部品が効率的に冷却される。
【0006】
請求項記載の電子レンジは、冷却風をコアの基板側および反基板側に分流する風向板が昇圧トランスに設けられているところに特徴を有している。
上記手段によれば、冷却風がコアの基板側および反基板側に分流され、冷却風の流れが綺麗になるので、基板の表面に搭載された電気部品が一層効率的に冷却される。
【0007】
請求項記載の電子レンジは、昇圧トランスのコアをボビンに保持する導電性のコア保持部材を備え、基板を介してアース接続される接続部が前記コア保持部材に設けられ、前記接続部が前記基板に対して略垂直な棒状をなしているところに特徴を有している。
上記手段によれば、昇圧トランスのコアが基板およびコア保持部材を介してアースされるので、ノイズの発生が防止される。しかも、昇圧トランスを基板の表面にセットすることに基づいて接続部を基板に接続できるので、接続部の基板に対する接続作業性が高まる。
【0008】
請求項記載の電子レンジは、コア保持部材の接続部が昇圧トランスの一次巻線側に配置されているところに特徴を有している。
上記手段によれば、昇圧トランスの二次巻線と接続部との絶縁距離が長くなる。このため、接続部を一次巻線から少量の間隔を置いて配置するだけで済むので、基板の幅寸法が小さくなる。
【0009】
請求項記載の電子レンジは、昇圧トランスのコアのうち基板に対する間隔が大きい側がキャビネットの側板に対向しているところに特徴を有している。
上記手段によれば、キャビネットを取外して側方から保守点検等を行うにあたって、作業者の手が昇圧トランスの二次巻線に誤って当ることが防止されるので、安全性が高まる。
【0010】
請求項記載の電子レンジは、基板のうち昇圧トランスのコアの基板に対する間隔が小さい側に高圧回路部品が搭載されているところに特徴を有している。
上記手段によれば、キャビネットを取外して側方から保守点検等を行うにあたって、作業者の手が高圧回路部品に誤って当ることが防止されるので、安全性が高まる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例を図1ないし図8に基づいて説明する。まず、図2において、キャビネット1は前面が開口する箱状をなすものであり、キャビネット1の内部には内箱2が配設されている。この内箱2は前面が開口する箱状をなすものであり、内箱2の内部は調理室3として機能する。また、キャビネット1の前端部には扉4が下辺部を中心に回動可能に装着されており、調理室3の前面は扉4の回動操作に基づいて開閉される。尚、キャビネット1および内箱2は鋼板を組合わせることに基づいて形成されたものである。
【0012】
キャビネット1の内部には内箱2の右側部に位置して機械室5が形成されている。この機械室5の前方には操作パネル6が配設されており、機械室5の前面は操作パネル6により塞がれている。この操作パネル6はキャビネット1の前端部に固定されたものであり、操作パネル6の前面には調理時間設定キー,調理メニューキー,スタートキー,とりけしキー(いずれも図示せず)等が装着されている。
【0013】
機械室5内の底部には基板7が水平に配設されている。この基板7は左右方向の幅寸法が小さく前後方向の幅寸法が大きな長方形状をなすものであり、基板7の後端部には昇圧トランス8が搭載されている。以下、昇圧トランス8の詳細構成について説明する。
【0014】
<昇圧トランス8のボビン9について>
胴部10は、図3の(b)に示すように、左右方向へ延びる円筒状をなすものであり、難燃性の合成樹脂を材料に形成されている。この胴部10の両端部には端板11および端板12が一体形成されており、一方の端板11には、図3の(a)に示すように、前端部に位置して円筒状のボス部13が一体形成され、他方の端板12には、図3の(c)に示すように、後端部に位置して円筒状のボス部14が一体形成されている。これらボス部13および14の内周面には、図3の(b)に示すように、下方から基板7を通してねじ15が締め込まれており、ボビン9は2本のねじ15により基板7の上面に固定されている。
【0015】
胴部10には左右方向中央部に位置して大鍔部16が一体形成され、大鍔部16と端板11との間に位置して小鍔部17および18が一体形成されている。前者の大鍔部16は後者の小鍔部17および18に比べて厚肉で且つ径大なものであり、胴部10の外周面には大鍔部16と端板12との間に位置して一次巻線19が巻装されている。
【0016】
端板12の下端部には、図3の(c)に示すように、前後方向に離間する2組の爪20が一体形成されており、各組の爪20間には一次巻線19の端部が嵌合されている。また、基板7には各組の爪20の下方に位置して一次巻線用スルーホール(図示せず)が形成されている。これら各一次巻線用スルーホール内には一次巻線19の端部が挿入されており、一次巻線19の各端部は一対の爪20により一次巻線用スルーホール内に挿入された状態に保持されている。
【0017】
基板7の上面には、図4に示すように、2本の一次側電源ライン21が印刷されている。これら各一次側電源ライン21は一次巻線用スルーホールのメッキに電気的に接続されたものであり、一次巻線19の各端部は一次巻線用スルーホール内に半田を充填することに基づいて一次側電源ライン21に電気的に接続されている。
【0018】
胴部10の外周面には、図3の(b)に示すように、大鍔部16と小鍔部18との間,小鍔部18と小鍔部17との間,小鍔部17と端板11との間に位置して単位巻線22が巻装されている。これら3個の単位巻線22は1本のマグネットワイヤを胴部10の外周面に巻き付けることに基づいて形成されたものであり、二次巻線23を構成している。
【0019】
大鍔部16の下面および端板11の下面には、図3の(b)に示すように、ピン端子24が固定されており、二次巻線23の各端部はピン端子24に巻付けられることに基づいて電気的に接続されている。また、基板7には各ピン端子24の下方に位置して二次巻線用スルーホール(図示せず)が形成されており、各ピン端子24は二次巻線用スルーホール内に挿入されている。
【0020】
基板7の上面には、図4に示すように、2本の二次側電源ライン25が印刷されている。これら各二次側電源ライン25は二次巻線用スルーホールのメッキに電気的に接続されたものであり、二次巻線23の各端部は二次巻線用スルーホール内に半田を充填することに基づいて二次側電源ライン25に電気的に接続されている。
【0021】
端板11および12には、図3の(b)に示すように、壁部26が一体形成されている。これら各壁部26は、図3の(a)および(c)に示すように、胴部10の内周面に沿う円弧部27と前方から後方へ向うに従って上昇する一対の傾斜壁部28とを有するものであり、端板11の円弧部27,胴部10,端板12の円弧部27の三者には内周面に位置して左右方向へ延びる2本のリブ29が一体形成され、胴部10の内周面には左右方向へ延びる2本のリブ30が一体形成されている。
【0022】
端板11の下端部には、図3の(a)に示すように、前後方向に離間する3本の爪31が一体形成されている。これら3本の爪31は位置決め部材に相当するものであり、前方の爪31と中央の爪31との間にはリード線32の下端部が嵌合され、中央の爪31と後方の爪31との間にはリード線32の下端部が嵌合され、各リード線32の上端部には、図3の(b)に示すように、雌側のコネクタ33が電気的に接続されている。これら各リード線32は、図3の(a)に示すように、芯線34の外周面を難燃性の絶縁被膜35によって覆ったものであり、各リード線32の下端部は絶縁被膜35が剥がされている。
【0023】
基板7には、図3の(d)に示すように、3本の爪31の下方に位置して貫通孔36が形成されている。この貫通孔36の内周面には金属製のはとめ37がカシメ付けされており、はとめ37内には両リード線32の下端部が挿入されている。このはとめ37内には半田が充填されており、両リード線32ははとめ37を介して電気的に接続されることに基づいてヒータ巻線38を構成している。
【0024】
端板11には、図3の(a)に示すように、壁部26の円弧部27の外周部に位置して円弧状の壁部39が一体形成されており、円弧部27および壁部39間には凹状のリード線保持部40が形成されている。また、端板11の上端部には前方に位置して前後方向に離間する一対の爪41が一体形成されている。この一対の爪41はリード線保持部に相当するものであり、前方のリード線32はリード線保持部40内および一対の爪41間に嵌合されることに基づいて端板11に保持されている。
【0025】
端板11には壁部26内に位置して凹部42が形成されている。この凹部42はリード線保持部に相当するものであり、両傾斜壁部28に対して直角な直線状をなしている。また、端板11の各傾斜壁部28には切欠部43が形成されている。これら各切欠部43はリード線保持部に相当するものであり、後方のリード線32は両切欠部43内および凹部42内に嵌合されることに基づいて端板11に保持されている。
【0026】
<昇圧トランス8のボビンカバー44について>
ボビンカバー44は難燃性の合成樹脂を材料に形成されたものであり、図5の(b)に示すように、コ字板状の本体部45と、本体部45の一端部に位置するコ字状の端板部46と、図5の(a)に示すように、本体部45の他端部に位置するコ字状の端板部47とを有している。このボビンカバー44は、図5の(c)に示すように、両端部がボビン9の傾斜壁部28間に嵌合されることに基づいてボビン9に組付けられたものであり、図3の(a)の凹部42の開口部を塞ぐことに基づいて凹部42内からリード線32を抜止めしている。
【0027】
<昇圧トランス8のコア48について>
コア48は、図6の(b)に示すように、分割コア49および分割コア50から構成されたものであり、分割コア49は短尺な円柱状のコア辺部51および短尺な角柱状のコア辺部52間を角柱状のコア端部53により連結した略U字状をなし、分割コア49の外周部にはコア辺部52およびコア端部53間をL字状に繋ぐ凹部54が形成されている。
【0028】
分割コア50は長尺な円柱状のコア辺部55および長尺な角柱状のコア辺部56間を角柱状のコア端部57により連結した略U字状をなすものであり、分割コア50の外周部にはコア辺部56およびコア端部57間をL字状に繋ぐ凹部58が形成されている。
【0029】
分割コア49の下方のコア辺部51は、図6の(a)に示すように、ボビン9の胴部10の内周面に嵌合され、2本のリブ29および2本のリブ30に接触することに基づいて胴部10の中央部に位置決めされている。また、分割コア49の上方のコア辺部52は、図6の(c)に示すように、ボビンカバー44内に嵌合され、コア端部53は、図6の(a)に示すように、ボビン9の傾斜壁部28間に嵌合されており、分割コア49はコア端部53が前方から後方へ向うに従って基板7の上面から遠ざかるように傾斜配置されている。
【0030】
分割コア50の下方のコア辺部55はボビン9の胴部10の内周面に嵌合され、2本のリブ29および2本のリブ30に接触することに基づいて胴部10の中央部に位置決めされている。また、分割コア50の上方のコア辺部56は、図6の(c)に示すように、ボビンカバー44内に嵌合され、コア端部57はボビン9の傾斜壁部28間に嵌合されており、分割コア50はコア端部57が前方から後方へ向うに従って基板7の上面から遠ざかるように傾斜配置されている。そして、一次巻線19,二次巻線23,ヒータ巻線38の三者は、図6の(b)に示すように、下方のコア辺部51および55の外周部に巻装された形態になっている。
【0031】
尚、コア端部53および57の基板7に対する傾斜角度は45°程度に設定されている。また、ボビンカバー44には、図5に示すように、仕切板44aおよび44bが一体形成されており、仕切板44aおよび44bは、図6の(b)に示すように、分割コア49のコイル辺部52と分割コア50のコイル辺部56との間で挟持されることに基づいてコイル辺部52と56との間,コイル辺部51と55との間にエアギャップを形成している。
【0032】
<昇圧トランス8のコアバンド59について>
コアバンド59は、図7の(b)に二点鎖線で示すように、断面円形状の金属棒を略コ字状に折曲げることに基づいて形成されたものであり、コアバンド59には略三角形状をなす2個の突部60が一体形成されている。尚、コアバンド59はコア保持部材に相当するものである。
【0033】
コアバンド59は、図7の(a)に示すように、分割コア49の凹部54内および分割コア50の凹部58内に嵌合されている。そして、一方の突部60は分割コア49の凹部54の底面により押圧され、他方の突部60は分割コア50の凹部58の底面により押圧されており、コアバンド59は、図7の(b)に実線で示すように、各突部60に作用する押圧力でコ字状に拡がり、分割コア49および50を相手側に押付けるように復元力を発揮することに基づいて分割コア49および50をボビン9に保持している。
【0034】
コアバンド59には、図7の(a)に示すように、接続部61が一体形成されている。この接続部61はコアバンド59に対して傾斜し且つ基板7に対して垂直な棒状をなすものであり、図6の(b)および図7の(b)に示すように、コアバンド59のうち一次巻線19が存在する分割コア50側に位置している。また、基板7には接続部61の下方に位置してバンド用スルーホール(図示せず)が形成されており、接続部61の下端部は、図7の(a)に示すように、バンド用スルーホール内に挿入されている。
【0035】
基板7の上面には、図4に示すように、アースライン62が印刷されており、アースライン62はキャビネット1に電気的に接続されている。このアースライン62はバンド用スルーホールのメッキに電気的に接続されたものであり、コアバンド59の接続部61はバンド用スルーホール内に半田を充填することに基づいてキャビネット1にアース接続されている。昇圧トランス8は以上のように構成されている。
【0036】
商用交流電源63の両端子間には、図4に示すように、コンデンサ64が接続されている。このコンデンサ64は、図1に示すように、基板7の前端部に搭載されたものであり、基板7にはコンデンサ64の左側部に位置してダイオードブリッジ回路65が搭載されている。このダイオードブリッジ回路65は4個のダイオード(図示せず)をブリッジ接続してなるものであり、ダイオードブリッジ回路65の両入力端子は、図4に示すように、商用交流電源63に接続され、ダイオードブリッジ回路65の両出力端子は基板7の両一次側電源ライン21に電気的に接続されている。尚、図1の符号66はダイオードブリッジ回路65に機械的に接続された放熱フィンを示すものである。
【0037】
基板7には、図1に示すように、ダイオードブリッジ回路65の後方に位置してリアクター67および平滑コンデンサ68が搭載されている。これらリアクター67および平滑コンデンサ68は、図4に示すように、ダイオードブリッジ回路65と共に整流回路69を構成するものであり、リアクター67は基板7の一方の一次側電源ライン21に介在され、平滑コンデンサ68は両一次側電源ライン21間に接続されている。
【0038】
一方の一次側電源ライン21にはスイッチング素子に相当するIGBT70が介在されており、IGBT70のコレクタ端子Cおよびエミッタ端子E間にはフライホイールダイオード71が逆並列に接続されている。これらIGBT70およびフライホイールダイオード71はインバータ回路72を構成するものであり、インバータ回路72は、図1に示すように、基板7の前後方向中央部に搭載されている。尚、図1の符号73はインバータ回路72に機械的に接続された放熱フィンを示すものである。
【0039】
基板7にはインバータ回路72の右側部に位置して共振コンデンサ74が搭載されている。この共振コンデンサ74は、図4に示すように、昇圧トランス8の一次巻線19と共に共振回路75を構成するものであり、基板7の両一次側電源ライン21間に一次巻線19に対して並列に接続されている。
【0040】
内箱2の右側壁には、図1に示すように、前端部に位置して励振口76が設けられており、内箱2の右側壁には機械室5内に位置して励振口76を囲う導波管77が固定されている。この導波管77にはマグネトロン78が固定されており、マグネトロン78の陽極端子は、図4に示すように、キャビネット1にアース接続されている。また、マグネトロン78の両陰極端子には、図1に示すように、タブ端子79が電気的に接続されており、ヒータ巻線38(両リード線32)はコネクタ33をタブ端子79に嵌合することに基づいてマグネトロン78の陰極端子に電気的に接続されている。
【0041】
一方のリード線32には、図4に示すように、高圧ダイオード80のアノード端子Aが接続されており、高圧ダイオード80のカソード端子Kは基板7のアースライン62を介してキャビネット1にアース接続されている。この高圧ダイード80は、図1に示すように、基板7のうち昇圧トランス8のコア48の下方に搭載されたものであり、一方の二次側電源ライン25は、図4に示すように、高圧ダイオード80のアノード端子Aに接続され、他方の二次側電源ライン25は高圧ダイオード80のカソード端子Kに接続されている。
【0042】
基板7の一方の二次側電源ライン25には高圧コンデンサ81が介在されており、高圧コンデサ81には高圧抵抗82が並列に接続されている。これら高圧コンデンサ81および高圧抵抗82は高圧ダイオード80と共に倍電圧整流回路83を構成するものであり、図1に示すように、基板7のうち昇圧トランス8のコア48の下方に搭載されている(高圧抵抗82の搭載状態は図示していない)。尚、高圧ダイオード80,高圧コンデンサ81,高圧抵抗82は高圧回路部品に相当するものである。また、倍電圧整流回路83は高圧回路に相当するものである。
【0043】
次にマグネトロン78の発振動作について説明する。IGBT70がオンされると、平滑コンデンサ68→昇圧トランス8の一次巻線19→IGBT70→平滑コンデンサ68の経路で電流Iaが流れる。この状態でIGBT70がオフされると、一次巻線19から共振コンデンサ74を通って回生電流が流れることに基づいて共振コンデンサ74が充電され、共振コンデンサ74が放電することに基づいて一次巻線19に逆方向の電流Ibが流れる。
【0044】
昇圧トランス8の一次巻線19に電流IaおよびIbが流れると、昇圧トランス8の二次巻線23およびヒータ巻線38が所定周波数の交流電力を生起する。すると、ヒータ巻線38からマグネトロン78の陰極に交流電源が与えられ、マグネトロン78の陰極が暖められる。これと共に、二次巻線23から倍電圧整流回路83を通してマグネトロン78に倍電圧の交流電源が与えられる。そして、マグネトロン78が発振し、マグネトロン78から導波管77および励振口76を通して調理室3内にマイクロ波が照射される。
【0045】
機械室5内には、図1に示すように、昇圧トランス8の後方に位置してファン装置84が配設されている。このファン装置84はファンモータ85の回転軸86に遠心形のファン87を直結してなるものであり、ファンモータ85の作動に基づいてファン87が回転すると、ファン87からマグネトロン78および昇圧トランス8に向かって冷却風が吐出される。
【0046】
昇圧トランス8に送風された冷却風の一部はコア48に案内されることに基づいて下方の高圧ダイオード80,高圧コンデンサ81,高圧抵抗82に吹付けられ、基板7の上面に沿って前方へ流れる。また、残りの冷却風は昇圧トランス8の上方へ回り込み、インバータ回路72の放熱フィン73およびダイードブリッジ回路65の放熱フィン66等を経由して前方へ流れる。尚、図1の矢印は冷却風の流れを示すものである。
【0047】
上記第1実施例によれば、昇圧トランス8のコア48を基板7の上面から遠ざかるように傾斜配置した。このため、下記▲1▼および▲2▼に示すように、コア48を基板7に対して平行に配置したり垂直に配置する場合に比べ、コア48の占有面積が一方向に極端に増えることがなくなるので、コア48の影響で装置が大きくなることが防止され、調理室3の内容積を大きくできる。
【0048】
▲1▼コア48を基板7に対して平行に配置する場合には、図11の(a)に示すように、基板7に対するコア48の占有スペースが大きくなるので、コア48の下方に高圧ダイオード80および高圧コンデンサ81等の搭載スペースがなくなる。このため、基板7の前後方向の長さ寸法をΔLだけ大きくすることに基づいて高圧ダイオード80等の搭載スペースを確保する必要があるので、キャビネット1の前後方向の長さ寸法が大きくなる。
【0049】
▲2▼コア48を基板7に対して垂直に配置する場合には、図11の(c)に示すように、機械室5に対するコア48の占有スペースが大きくなるので、コア48の上方にマグネトロン78等の設置スペースがなくなる。このため、マグネトロン78等を上方へΔHだけ位置ずれさせることに基づいてマグネトロン78等の設置スペースを確保する必要があるので、キャビネット1の高さ寸法が大きくなる。尚、図11の(b)はコア48が基板7の上面から遠ざかるように傾斜配置された場合を示している。
【0050】
また、コア48および基板7間の間隔が大きい側から小さい側(後側から前側)に向かって冷却風を流した。このため、冷却風がコア48に案内されることに基づいて基板7の上面に送られるので、基板7の上面に搭載された整流回路69,インバータ回路72,共振回路75,倍電圧整流回路83等の電気部品が効率的に冷却され、ファン87の径寸法を大きくしたり、ファンモータ85の仕様を変えたり、冷却風のガイドを追加する必要がなくなる。
【0051】
また、基板7のうちコア48の下方に対向して高圧ダイオード80,高圧コンデンサ81,高圧抵抗82を搭載した。このため、冷却風がコア48に案内されて下方の高圧ダイオード80等に送風されるので、電気部品の中でも発熱し易い高圧ダイオード80等が効率的に冷却される。
【0052】
また、コアバンド59の接続部61を基板7のアースライン62を介してアース電位の高圧ダイオード80に電気的に接続した。このため、コア48がコアバンド59を介してアースされるので、ノイズの発生が防止される。しかも、接続部61を基板7に対して垂直な棒状に設けた。このため、昇圧トランス8を基板7の上面にセットするだけで接続部61が基板7のバンド用スルーホール内に挿入されるので、接続部61の基板7に対する接続作業性が高まる。
【0053】
また、コアバンド59の接続部61を昇圧トランス8の一次巻線19側に配置したので、高電圧の二次巻線23と接続部61との絶縁距離が長くなる。このため、接続部61を低電圧の一次巻線19から3mm程度の間隔を置いて配置するだけで済むので、基板7の左右方向の幅寸法が小さくなる。尚、接続部61を二次巻線23側に配置した場合には両者の間に20mm〜30mmの絶縁距離を確保する必要が生じる。
【0054】
次に本発明の第2実施例を図9に基づいて説明する。昇圧トランス8のボビンカバー44の端板部46には風向板88が一体形成されている。この風向板88は端板部46を延長してなる傾斜板部89と傾斜板部89に対して垂直な垂直板部90とを有するL字状をなすものであり、ファン装置84から吐出される冷却風をコア48の基板7側(下側)および基板7と反対側(上方)に分流する。
【0055】
上記第2実施例によれば、昇圧トランス8に風向板88を設け、冷却風をコア48上下両側に分流した。このため、冷却風の流れが整うので、基板7の上面に搭載された倍電圧整流回路83等の電気部品が一層効率的に冷却される。
【0056】
尚、上記第2実施例においては、昇圧トランス8のボビンカバー44に風向板88を一体形成したが、これに限定されるものではなく、例えば風向板88をボビンカバー44に溶着したり、スナップフィット方式で組付けても良い。
また、上記第2実施例においては、昇圧トランス8のボビンカバー44に風向板88を設けたが、これに限定されるものではなく、例えば昇圧トランス8のボビン9に風向板88を一体形成したり、風向板88を溶着したり、風向板88をスナップフィット方式で組付けても良い。
【0057】
また、上記第1および第2実施例においては、ボビンカバー44のうち端板部46の後面に『高電圧注意』という注意書きを設けたり、ボビン9に『高電圧注意』という注意書きを設け、保守点検時等に昇圧トランス8および倍電圧整流回路83に手を触れないように注意を促しても良い。
また、上記第1および第2実施例においては、基板7を水平に配設したが、これに限定されるものではなく、例えば前方から後方へ向かうに従って上昇または下降する傾斜状に配設しても良い。
【0058】
また、上記第1および第2実施例においては、ファン装置84を昇圧トランス8の後方に配設したが、これに限定されるものではなく、例えば昇圧トランス8の上方に配設しても良い。この場合、ファン装置84から下方へ吐出される冷却風をダクト等によって昇圧トランス8の後方に導き、昇圧トランス8の後方から前方へ送風すると良い。
【0059】
次に本発明の第3実施例を図10に基づいて説明する。基板7には右側部に位置して昇圧トランス8が搭載されており、昇圧トランス8のコア48は基板7に対する間隔が大きい側がキャビネット1の右側板に対向している(コイル辺部52および56がキャビネット1の右側板に対向している)。また、基板7にはコア48の左側(基板7に対する間隔が小さい側)に位置して高圧ダイオード80,高圧コンデンサ81,高圧抵抗82が搭載されている。
【0060】
上記第3実施例によれば、キャビネット1は左側板と天井板と右側板とを有するコ字状の鋼板,底板と後板とを有するL字状の鋼板を組合わせることに基づいて構成されており、機械室5内の電気部品を保守点検等するときにはコ字状の鋼板をL字状の鋼板から取外し、機械室5内に右側から手を挿入することになる。このとき、手がコア48のコア辺部52および56等に当り、高圧の二次巻線23および高圧ダイオード80等に当ることがなくなるので、安全性が高まる。
【0061】
尚、上記第3実施例においては、ファン装置84を機械室5内の後部に配置したが、これに限定されるものではなく、例えば機械室5内のうち昇圧トランス8の右側に配置し、ファン装置84から左側の昇圧トランス8に向って冷却風を吐出する(コア48および基板7間の間隔が大きい側から小さい側に向かって冷却風を流す)構成にしても良い。
【0062】
また、上記第1ないし第3実施例においては、基板7を機械室5内の底部に水平に配設したが、これに限定されるものではなく、例えば機械室5内の天井部に水平に配設し、昇圧トランス8を基板7の下面に搭載しても良い。この場合、昇圧トランス8のコア48を基板7の下面から遠ざかるように傾斜させ、基板7の下面のうちコア48に対向する上方に高圧ダイオード80等の高圧回路部品を搭載すると良い。
【0063】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の電子レンジは次の効果を奏する。
請求項1記載の手段によれば、昇圧トランスのコアを基板の表面から遠ざかるように傾斜配置したので、コアの影響で装置が大きくなることが防止される。しかも、昇圧トランスのコアおよび基板間の間隔が大きい側から小さい側に向かって冷却風を流したので、基板の表面に搭載された電気部品が効率的に冷却される。
【0064】
請求項記載の手段によれば、基板のうち昇圧トランスのコアに対向する部分に高圧回路部品を搭載したので、高圧回路部品が効率的に冷却される。
請求項記載の手段によれば、昇圧トランスに風向板を設けたので、基板の表面に搭載された電気部品が一層効率的に冷却される。
請求項記載の手段によれば、コア保持部材の接続部をアース接続したので、ノイズの発生が防止される。しかも、接続部を基板に対して略垂直な棒状に設けたので、接続部の基板に対する接続作業性が高まる。
【0065】
請求項記載の手段によれば、コア保持部材の接続部を昇圧トランスの一次巻線側に配置したので、基板の幅寸法が小さくなる。
請求項記載の手段によれば、昇圧トランスのコアのうち基板に対する間隔が大きい側をキャビネットの側板に対向させたので、二次巻線に誤って手が当ることが防止される。
請求項記載の手段によれば、基板のうち昇圧トランスのコアの基板に対する間隔が小さい側に高圧回路部品を搭載したので、高圧回路部品に誤って手が当ることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(図2のX1 線に沿う断面図)
【図2】電子レンジの外観を示す斜視図
【図3】ボビンを示す図(aはXa視図、bは後面図、cはXc視図、dはXd部を示す図)
【図4】マグネトロン駆動回路を示す図
【図5】ボビンカバーを示す図(aは右側面図、bはXb視図、cはXc視図)
【図6】コアを示す図(aは右側面図、bはXb視図、cはXc視図)
【図7】コアバンドを示す図(aは右側面図、bはXb視図、cはXc視図)
【図8】昇圧トランスを示す図(aはXa視図、bは後面図、cはXc視図)
【図9】本発明の第2実施例を示す図6相当図
【図10】本発明の第3実施例を示す図(基板および電気部品を概略的に示す前面図)
【図11】(a)は昇圧トランスのコアが基板に対して水平配置された様子を概略的に示す図、(b)は昇圧トランスのコアが基板に対して傾斜配置された様子を概略的に示す図、(c)は昇圧トランスのコアが基板に対して垂直配置された様子を概略的に示す図
【符号の説明】
1はキャビネット、7は基板、8は昇圧トランス、9はボビン、19は一次巻線、48はコア、59はコアバンド(コア保持部材)、61は接続部、63は商用交流電源、78はマグネトロン、80は高圧ダイオード(高圧回路部品)、81は高圧コンデンサ(高圧回路部品)、82は高圧抵抗(高圧回路部品)、84はファン装置、88は風向板を示す。

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板に搭載された昇圧トランスと、
    前記昇圧トランスから駆動電源が与えられるマグネトロンと
    前記昇圧トランスの冷却風を生成するファン装置とを備え、
    前記昇圧トランスのコアは、ボビンに一次巻線および二次巻線が巻装された側を前記基板に近い側として前記基板の表面から遠ざかるように傾斜配置され
    前記ファン装置は、前記昇圧トランスのコアおよび前記基板間の間隔が大きい側から小さい側に向かって冷却風を流すものであることを特徴とする電子レンジ。
  2. 基板には、昇圧トランスのコアに対向して高圧回路部品が搭載されていることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  3. 昇圧トランスには、冷却風をコアの基板側および反基板側に分流する風向板が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  4. 昇圧トランスのコアをボビンに保持する導電性のコア保持部材を備え、
    前記コア保持部材には、基板を介してアース接続される接続部が設けられ、
    前記接続部は、前記基板に対して略垂直な棒状をなしていることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  5. コア保持部材の接続部は、昇圧トランスの一次巻線側に配置されていることを特徴とする請求項4記載の電子レンジ。
  6. 昇圧トランスのコアは、基板に対する間隔が大きい側がキャビネットの側板に対向していることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  7. 基板には、昇圧トランスのコアの基板に対する間隔が小さい側に位置して高圧回路部品が搭載されていることを特徴とする請求項6記載の電子レンジ。
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