JP3674684B2 - カプセル入りジェル化粧品 - Google Patents

カプセル入りジェル化粧品 Download PDF

Info

Publication number
JP3674684B2
JP3674684B2 JP2000273071A JP2000273071A JP3674684B2 JP 3674684 B2 JP3674684 B2 JP 3674684B2 JP 2000273071 A JP2000273071 A JP 2000273071A JP 2000273071 A JP2000273071 A JP 2000273071A JP 3674684 B2 JP3674684 B2 JP 3674684B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capsule
retinol
gel
extract
cosmetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000273071A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002087932A (ja
Inventor
幸雄 三井
勝美 今田
Original Assignee
株式会社日本天然物研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日本天然物研究所 filed Critical 株式会社日本天然物研究所
Priority to JP2000273071A priority Critical patent/JP3674684B2/ja
Publication of JP2002087932A publication Critical patent/JP2002087932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3674684B2 publication Critical patent/JP3674684B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧品原料として有用な、ビタミン類を含む生理活性物質の安定化に関するもので、特にこれらのカプセル入りジェル化粧品としての利用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、化粧品にはその用途、趣旨に応じて種々様々の態様のものが存在するがその保存性、配合成分の共存性、商品体裁などから、その主成分に加えて界面活性剤、香料や着色料などが添加されており、化粧品本来の有する用途、趣旨から外れる成分添加が成されており、好ましいものではなかった。
また、ビタミンA、E、Cなど化粧品として有用なビタミン類は、空気や紫外線の影響により分解することは周知の通りであり、化粧剤成分としてのその使用においてその防止に腐心を施す必要があった。
なお、特公平5ー85522号公報には、油溶性成分とその溶媒を含む油層を包含したカプセルおよび該油層を包含したカプセルを覆う水溶性成分とその溶媒を含む水層からなる化粧料、あるいはその逆からなる化粧料から構成されるカプセル状化粧料を、圧搾ノズル機構を有する容器に充填されている化粧品が開示されている。また、特開平8ー175932号公報には、ファンデーション用粉末材料を有効成分とする組成物から成り且つ表面部のみが皮膜となった小キャビア状で易擦壊性のカプセルと、保湿剤を有効成分とする組成物からなりかつ表面部のみが皮膜となった小キャビア状で易擦壊性のカプセルと、ジェル状粘稠液との混合物を容器内に収容したファンデーション化粧品が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、上述に則りビタミン類の一つであるレチノールをカプセルに含ませ使用したが、空気や紫外線などの影響を受けて壊れ易く、このままでは化粧品として問題があること認めた。
本発明者らは鋭意検討の結果、レチノールをカプセルに入れ、ジェル成分にプラセンタエキス及び紫外線吸収剤その他成分を配合すれば、レチノールが壊れることなく、安定に存在することを知見したのである。
本発明はレチノールのみではなく、空気酸化や紫外線に弱いビタミンCやビタミンEなどにも応用できる。
ここに使用するプラセンタは、カプセル表皮を完全にすりつぶし、残渣が無くなるので、ザラザラ感の残らない、使用感の良い、フレッシュな化粧品を提供するのに役立つばかりか、芳香族アミノ酸に由来するUV吸収すなわちλmax =275nm付近に極大吸収を有し、UV−B領域の光をカットし、UV−Bに由来するレチノールの分解や肌の炎症を防止できるので、他の紫外線吸収剤(UV−A領域に吸収を有する紫外線吸収剤)との配合によって更に効果が高まるのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1に記載の発明は、少なくともレチノール、プラセンタエキスを主成分とし、当該レチノールをコラーゲンより成るカプセル内に封入し、一方当該プラセンタエキス及びビタミンC、グリチルリチン酸ジカリウムの内1つ以上の成分をジェルに配合し、これらをエアーポンプ及びディスペンサーを有する容器に密封して成ることを特徴とする。
この発明においては、カプセル内に閉じ込められたレチノールとジェルに配合されたプラセンタエキス及びビタミンC、グリチルリチン酸ジカリウムの内1つ以上の成分とが、使用の度に容器のディスペンサー部分でカプセルがはじけて成分が混合され、当該成分の安定化が図られ、常にフレッシュな化粧剤が使用し得る。
また、当該プラセンタエキスにはUV−B吸収作用が認められるので、レチノール成分の安定化の一翼を担い、紫外線吸収化粧品としての作用効果が高まる。
なおまた、上記ジェルにはビタミンC、グリチルリチン酸ジカリウムの内1つ以上の成分を含むので、抗炎症作用、抗アレルギー作用、コラーゲンの生成・皮膚色素の異常沈着の抑制作用効果などを増加させることができる。
【0005】
また、請求項2に記載の発明は、前記ジェル内に、UVカット及び/又はUV吸収剤を混入して成ることを特徴とする。
この発明においては、ジェル内に、UVカット及び/又はUV吸収剤を混入したので、当該レチノール成分の安定化が図れるばかりでなく、紫外線吸収化粧品としての作用効果が高まる。
【0006】
また、請求項3に記載の発明は、前記コラーゲンより成るカプセルに上記レチノールを充填し、プラセンタエキスを含むジェルに20日〜40日エイジング後に使用することを特徴とする。
この発明においては、レチノールを充填したカプセルをプラセンタエキスを含むジェルに一定時間エイジングしたので、プラセンタエキスの成分と相まって、当該化粧品使用時に、化粧品を手や顔で強くこすらなくとも、カプセル表皮が残存せず、手に馴染みザラザラ感が残らない。これはプラセンタエキスに含まれる種々様々な酵素などに起因するものと思われる。
【0007】
また、請求項4に記載の発明は、前記コラーゲンより成るカプセルは、液体及び/又は気体を遮断することを特徴とする。
この発明においては、カプセルによりカプセル内成分の空気酸化などを防止し、カプセル内のレチノールとカプセル外のジェルに配合されるプラセンタエキスなどの成分とが使用直前まで混ざり合うことがない。
【0008】
また、請求項5に記載の発明は、前記プラセンタエキスは、蛋白分解酵素処理し、抽出して得られることを特徴とする。
この発明においては、前記請求項3に記載の発明と相俟って、当該化粧品使用時に、化粧品を手や顔で強くこすらなくとも、カプセル表皮が残存せず、手に馴染みザラザラ感が残らない。
【0009】
また、請求項6に記載の発明は、前記レチノールは、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のレチノール類の内の1つであることを特徴とする。
この発明においては、レチノールを幅広く使用し得る。
【0010】
また、請求項7に記載の発明は、前記カプセル内に、上記レチノールに加えて油溶性甘草エキスを成分としたことを特徴とする。
この発明においては、油溶性甘草エキスを加えたので、抗チロシナーゼ活性作用(美白作用)効果、活性酸素除去作用効果を増加させることができる。
【0011】
削除
【0012】
また、請求項9に記載の発明は、前記ジェルに、少なくとも精製水、オウバクエキス、海藻エキス、濃グリセリン、変性アルコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、フェノキシエタノール、カルボキシビニルポリマー、水酸化ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、ラベンダー油の内1つ以上の成分を配合して成ることを特徴とする。
この発明は、上記主要成分にこれらの成分を加えたので、本発明の目的をより具体的に達成することが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0014】
本発明の要旨は、化粧品成分の一つに小じわへの効果が期待されるレチノールを使用し、その安定性を確保したものである。即ち、ビタミンCやビタミンEと同様に空気や紫外線などの影響を受け易く、不安定で壊れ易いレチノールをコラーゲンから成るカプセルに閉じ込めることにより、その安定性を確保し、さらにまた当該カプセル周りに配したジェルには、紫外線をカット・吸収する成分を混入して製品化したものである。レチノールは角質層の保湿性を高め、肌を柔軟にして、保水能力を高めるもので、結果的にシワの改善につながるものである。なおまた、レチノールにはアンチエイジング(抗老化)作用があることにも着目したものである。
【0015】
上記レチノールはビタミンA類であり、粘膜の異常乾燥と変性・角化・損傷・眼球乾燥症及び角膜軟化症を改善し、疾病に対する抵抗力を増す作用効果を有する。また表皮組織の代謝に重要な役割を有しており、皮膚や粘膜の表皮細胞の保護作用を有する。この欠乏は、皮脂線・汗腺の萎縮を来し、脂肪の分泌が抑制され、発汗も低下するので、皮膚は乾燥し、表皮は肥厚し硬くさめ肌になったり、皮溝が深くなってしわがよって見えたりする。ビタミンA類には、ビタミンAアセタート、ビタミンA酢酸エステル、ビタミンAパルミチン酸エステル、ビタミンAパルミタート、ビタミンA油など各種あり、乾性又は角化性の皮膚、特に毛のうに同様の変化を持つ一連の皮膚病の治療に用いられる。即ち、角化症として魚鱗癬、掌蹠角化腫、毛のう変化として、毛孔性苔癬など毛のう性角化と共に、ニキビの治療などにも用いられている。従って、このレチノールを配合する本化粧剤は、皮膚の改善を初めこれらの改善作用がみられ、またアンチエイジング作用も見られる。
【0016】
前記のコラーゲンから成るカプセル内には油溶性のレチノールの他に、抗チロシナーゼ活性作用、即ち美白作用や活性酸素除去作用を有する油溶性の甘草エキスを封入し、その周りのジェルには水溶性のプラセンタエキス、ビタミンCを配合している。このプラセンタエキスは、蛋白分解酵素処理し、抽出して得られるプラセンタエキス(3)(化粧品種別配合成分規格追補II、平成11年4月発行)を主に使用するが、その他のプラセンタエキスも使用し得るものである。この成分作用により、当該化粧品使用時に、化粧品を手や顔で強くこすらなくとも、カプセル表皮が残存せず、手に馴染みザラザラ感が残らない。また、当該プラセンタエキスは、保湿効果、色素沈着防止、メラニン形成阻害作用、皮膚柔軟化作用、シミ・ソバカスの改善作用、小じわ・肌荒れ改善作用、しわの予防、抹消血流障害の改善作用などがみられる。
【0017】
前記コラーゲンより成るカプセルに上記レチノールを充填し、プラセンタエキスを含むジェルに20日〜40日エイジング後に使用する。これにより当該化粧品使用時に、化粧品を手や顔で強くこすらなくとも、カプセル表皮が残存せず、手に馴染みザラザラ感が残らない。
【0018】
また、前記コラーゲンより成るカプセルは、液体及び/又は気体を遮断させてカプセル内のレチノールとカプセル外のジェルに配合されるプラセンタエキスなどの成分とが使用直前まで混ざり合うことがないようにする。
【0019】
また、ビタミンCには、ビタミンCジパルミチン酸エステル、ビタミンCステアラート、ビタミンCパルミチン酸エステル、ビタミンCパルミタートなどの各種があり、コラーゲンの生成、皮膚色素の異常沈着の抑制、即ちメラニン除去やその生成防止作用などがみられる。なおまた、ビタミンEには、ビタミンEアセタートなどがあり、光感作による紅班抑制などが見られる。
【0020】
人体に有害な紫外線の態様としては、皮膚の黒化に関するUV−Aと皮膚の炎症に関するUV−Bがあり、一日の地表到達量はUV−Aの方がやや多いものの、年間各月毎に上記UV−A及びUV−B共にほぼ比例的にそそがれている。上記プラセンタエキスには、このUV−B領域の光を吸収し、UV−Bを防止する作用が認められ、単独でまたはこれにUV−A防止成分、例えばジベンゾイルメタン誘導体たる、4ーtert−ブチルー4’ーメトキシジベンゾイルメタン(商品名:Parsol 1789、五協産業(株))やベンゾフェノン誘導体たる、テトラヒドロキシベンゾフェノン(商品名:Uvinul D−50など、UV−B吸収作用効果もあり)を有する成分とを併合して使用する。
なお、またUVーB吸収剤の代表的な成分である、桂皮酸誘導体であるパラメトキシケイ皮酸2ーエチルヘキシル(商品名: Parsol MCX、五協産業(株))などを、上記プラセンタエキスに加えて使用すれば、より効果的である。
これらUV吸収剤は、上記レチノールに対していわば生贄的に犠牲となり、これによりレチノールのUVカット効果が増大するものである。
なお、紫外線吸収剤としては、上記のものの他に、UV−A及びUV−B吸収剤として、ベンゾフェノン誘導体たるヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、2ーヒドロキシー4ーメトキシベンゾフェノンがあり、またUV−B吸収剤として、PABA誘導体たるパラジメチルアミノ安息香酸2ーエチルヘキシル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラアミノ安息香酸グリセリル、桂皮酸誘導体たるシノキサート、サンガードB、サリチル酸誘導体たるサリチル酸オクチル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸フェニルなどが周知であり、何れも使用し得るものである。
【0021】
添付の図1において、1は本発明の化粧品容器を示し、2は1の化粧品容器1内の下部に設けられるエアーポンプであり、また3は同様に化粧品容器1内の上部の化粧品供給口近傍に設けられたディスペンサーである。上記の化粧品容器1内に封入される化粧品成分は、コラーゲンから成るカプセル4内には本化粧品の主要成分の一つであるレチノールが封入されており、またその周りに施されるジェル5には紫外線吸収剤が混入されており、また一方の主要成分であるプラセンタエキスおよび甘草エキスが配合されている。
なお、図中、6はキャップを、また7はスライドする仕切り円板を示す。なおまた、本発明における上記カプセル4は、ほぼ真円状の球体であるが、カプセルの形状は問わないものである。
【0022】
本発明の上記構成により、これらの主要成分は、上記カプセル4で分けられることにより、上述のように化粧品原料として有用な生理活性物質の安定が図られ、使用の際に初めてこれら成分が混合され、肌にすばやくなじみ、初期の目的を達成することができる。上記これらの成分は、エアーポンプ2とディスペンサー3を内蔵する容器1内に封入されており、使用の毎にディスペンサー3部分でカプセルがはじけ壊れて、混合されるものである。
本発明においては、上述のように成分の安定化に成功したので、界面活性剤を含まず、紫外線を防止し、また香料や着色料も使用せず、無添加自然化粧品として、人体に極めて安全な化粧品である。
なお、本発明においては、上述のようにコラーゲンより成り、液体・気体を遮断するカプセルにより主要成分を分けたので、主要成分が水溶性の物であったり、油溶性のものであっても不具合がない。
なおまた、本発明における技術は光や空気酸化に弱いビタミンCやビタミンEなどにも応用できるものである。
(実施例)
【0023】
以下に、本発明の実施例をのべる。
(実施例1)
カプセル部成分(皮膜) 配合%
コラーゲン 0.1%
フェノキシエタノール 0.3%
精製水 15.0%
カプセル部成分(皮膜の中)
トリー2エチルヘキサン酸グリセリル 1.0%
マカデミアナッツ油 1.0%
N−ラウロイルーLーグルタミン酸 1.0%
ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)
モノイソステアリン酸ポリグリセリル 0.5%
天然ビタミンE 0.1%
パルミチン酸レチノール 0.5%
テトラ2ーヘキシルデカン酸アスコルビル 0.3%
カンゾウフラボノイド 0.2%
外層部成分
1,3−ブチレングリコール 5.0%
オウバクエキス 0.1%
カルボキシビニルポリマー 0.2%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1%
ジグリセリン 6.0%
ジプロピレングリコール 7.0%
ヒアルロン酸ナトリウム(2) 0.5%
フェノキシエタノール 0.5%
プラセンタエキス(2) 1.0%
ラベンダー油 0.5%
海藻エキス(1) 0.1%
水酸化ナトリウム 0.3%
政府所定変性アルコール 3.0%
濃グリセリン 5.0%
精製水 50.7%
以上をエアーポンプおよびディスペンサーを内蔵する化粧品容器に封入した。使用の際には、カプセル内封入のレチノールが容器ディスペンサー部分ではじけ壊れて他の成分と混合され、それを目じり、口まわりなどに使用した後、保湿作用効果、美白作用効果がみられた。
【0024】
(実施例2)
カプセル部成分(皮膜) 配合%
コラーゲン 0.1%
フェノキシエタノール 0.3%
精製水 15.0%
カプセル部成分(皮膜の中)
トリー2エチルヘキサン酸グリセリル 1.0%
マカデミアナッツ油 1.0%
N−ラウロイルーLーグルタミン酸 1.0%
ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)
モノイソステアリン酸ポリグリセリル 0.5%
天然ビタミンE 0.1%
パルミチン酸レチノール 0.5%
テトラ2ーヘキシルデカン酸アスコルビル 0.3%
カンゾウフラボノイド 0.2%
外層部成分
1,3−ブチレングリコール 5.0%
オウバクエキス 0.1%
カルボキシビニルポリマー 0.2%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1%
ジグリセリン 6.0%
ジプロピレングリコール 7.0%
ヒアルロン酸ナトリウム(2) 0.5%
フェノキシエタノール 0.5%
プラセンタエキス(2) 1.0%
ラベンダー油 0.5%
海藻エキス(1) 0.1%
水酸化ナトリウム 0.3%
政府所定変性アルコール 3.0%
濃グリセリン 5.0%
パラメトキシケイ皮酸2ーエチルヘキシル 1.5%
4−tertーブチルー4’ーメトキシジベンゾイルメタン 0.1%
精製水 49.1%
以上をエアーポンプおよびディスペンサーを内蔵する化粧品容器に封入した。使用の際には、カプセル内封入のレチノールが容器ディスペンサー部分ではじけ壊れて他の成分と混合され、それを目じり、口まわりなどに使用した後、保湿作用効果、美白作用効果、紫外線防止作用効果がみられた。
【0025】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、主要成分をカプセルにより分けたので、化粧品成分が安定し、使用の際に初めて容器内のディスペンサー部分でカプセルがはじけ壊れるので、いつでもフレッシュな化粧品を使用し得る効果がある。
また、本発明は紫外線カット、吸収成分を混入して成るので、化粧品成分が安定するばかりでなく、紫外線吸収化粧品としての作用効果が高まる。
さらにまた、使用時にカプセル表皮が手や顔に残ることがない。
【0026】
また、請求項1に記載の発明によれば、少なくともレチノール、プラセンタエキスを主成分とし、当該レチノールをコラーゲンより成るカプセル内に封入し、一方当該プラセンタエキス及びビタミンC、グリチルリチン酸ジカリウムの内1つ以上の成分をジェルに配合し、これらをエアーポンプ及びディスペンサーを有する容器に密封したので、カプセル内に閉じ込められたレチノールとジェルに配合されたプラセンタエキス及びビタミンC、グリチルリチン酸ジカリウムの内1つ以上の成分とが、使用の度にディスペンサー部分でカプセルがはじけて成分が混合され、常にフレッシュな化粧剤が使用し得る。
また、当該プラセンタエキスにはUV−B吸収作用が認められるので、レチノール成分の安定につながり、紫外線吸収化粧品としての作用効果が高まる。 なおまた、上記ジェルにはビタミンC、グリチルリチン酸ジカリウムの内1つ以上の成分を含むので、抗炎症作用、抗アレルギー作用、コラーゲンの生成・皮膚色素の異常沈着の抑制作用効果などを増加させることができる。
【0027】
また、請求項2に記載の発明によれば、前記ジェル内に、UVカット及び/又はUV吸収剤を混入したので、当該成分の安定化が図れるばかりでなく、紫外線吸収化粧品としての作用効果が高まる。
【0028】
また、請求項3に記載の発明によれば、前記コラーゲンより成るカプセルに上記レチノールを充填し、プラセンタエキスを含むジェルに20日〜40日エイジング後に使用したので、プラセンタエキスの成分と相俟って、当該化粧品使用時に、化粧品を手や顔で強くこすらなくとも、カプセル表皮が残存せず、手に馴染みザラザラ感が残らない。
【0029】
また、請求項4に記載の発明によれば、前記コラーゲンより成るカプセルは、液体及び/又は気体を遮断するので、カプセル内のレチノールとカプセル外のジェルに配合されるプラセンタエキスなどの成分とが使用直前まで混ざり合うことがない。
【0030】
また、請求項5に記載の発明によれば、前記プラセンタエキスは、蛋白分解酵素処理し、抽出して得られるので、前記請求項3に記載の発明と相俟って、当該化粧品使用時に、化粧品を手や顔で強くこすらなくとも、カプセル表皮が残存せず、手に馴染みザラザラ感が残らない。
【0031】
また、請求項6に記載の発明によれば、前記レチノールは、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のレチノール類の内の1つであるので、この発明においては、レチノールを幅広く使用し得る。
【0032】
また、請求項7に記載の発明によれば、前記カプセル内に、上記レチノールに加えて油溶性甘草エキスを成分としたので、抗チロシナーゼ活性作用(美白作用)効果、活性酸素除去作用効果を増加させることができる。
【0033】
削除
【0034】
また、請求項9に記載の発明によれば、前記ジェルに、少なくとも精製水、オウバクエキス、海藻エキス、濃グリセリン、変性アルコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、フェノキシエタノール、カルボキシビニルポリマー、水酸化ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、ラベンダー油の1つ以上の成分を配合して成るので、本発明の目的をより具体的に達成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるカプセル入りジェル化粧品を封入する化粧品容器の正面図である。
【符号の説明】
1 化粧品容器
2 エアーポンプ
3 ディスペンサー
4 カプセル
5 ジェル
6 キャップ
7 スライド仕切り板

Claims (9)

  1. 少なくともレチノール、プラセンタエキスを主成分とし、当該レチノールをコラーゲンより成るカプセル内に封入し、一方当該プラセンタエキス及びビタミンC、グリチルリチン酸ジカリウムの内1つ以上の成分をジェルに配合し、これらをエアーポンプ及びディスペンサーを有する容器に密封して成ることを特徴とするカプセル入りジェル化粧品。
  2. 前記ジェル内に、UVカット及び/又はUV吸収剤を混入して成ることを特徴とする、請求項1に記載のカプセル入りジェル化粧品。
  3. 前記コラーゲンより成るカプセルに上記レチノールを充填し、プラセンタエキスを含むジェルに20日〜40日エイジング後に使用することを特徴とする、請求項1に記載のカプセル入りジェル化粧品。
  4. 前記コラーゲンより成るカプセルは、液体及び/又は気体を遮断することを特徴とする、請求項1に記載のカプセル入りジェル化粧品。
  5. 前記プラセンタエキスは、蛋白分解酵素処理し、抽出して得られることを特徴とする、請求項1に記載のカプセル入りジェル化粧品。
  6. 前記レチノールは、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のレチノール類の内の1つであることを特徴とする、請求項1に記載のカプセル入りジェル化粧品。
  7. 前記カプセル内に、上記レチノールに加えて油溶性甘草エキスを成分としたことを特徴とする、請求項1に記載のカプセル入りジェル化粧品。
  8. 削除
  9. 前記ジェルに、少なくとも精製水、オウバクエキス、海藻エキス、濃グリセリン、変性アルコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、フェノキシエタノール、カルボキシビニルポリマー、水酸化ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、ラベンダー油の内1つ以上の成分を配合して成ることを特徴とする、請求項1に記載のカプセル入りジェル化粧品。
JP2000273071A 2000-09-08 2000-09-08 カプセル入りジェル化粧品 Expired - Fee Related JP3674684B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000273071A JP3674684B2 (ja) 2000-09-08 2000-09-08 カプセル入りジェル化粧品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000273071A JP3674684B2 (ja) 2000-09-08 2000-09-08 カプセル入りジェル化粧品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002087932A JP2002087932A (ja) 2002-03-27
JP3674684B2 true JP3674684B2 (ja) 2005-07-20

Family

ID=18759085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000273071A Expired - Fee Related JP3674684B2 (ja) 2000-09-08 2000-09-08 カプセル入りジェル化粧品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3674684B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007503418A (ja) * 2003-08-27 2007-02-22 バイヤースドルフ・アクチエンゲゼルシヤフト 局所使用中に個別には感知不能になる外皮を有するカプセル
JP2007230943A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Nitto Boseki Co Ltd ハンド用保湿液および容器入りハンド用保湿液製品
JP2011236166A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Nivea Kao Kk 紫外線防御用化粧料
JP6222894B2 (ja) * 2012-03-30 2017-11-01 小林製薬株式会社 表皮肥厚促進剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002087932A (ja) 2002-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101186081B1 (ko) 기능성 분체
ES2331953T3 (es) Uso cosmetico y terapeutico de composiciones viscosas que contienen dioxido de carbono.
KR101391834B1 (ko) 피부미백용 화장품 조성물 및 그 제조방법
JP2651366B2 (ja) 使用直前に混合されるビタミンcと親水性のキャリアを有する化粧品用および/または皮膚病用組成物
KR101350843B1 (ko) 스크럽 화장료 조성물
KR101979217B1 (ko) 유중수형 고형화 자외선 차단용 화장료 조성물
JP2007533690A (ja) 日焼け用製品セットおよび日焼け用製品で肌を手入れする美容方法
CN104983647A (zh) 深层修复面膜及其制备方法
CN104983646A (zh) 夜用养护面膜液及其制备方法
MXPA05000919A (es) Metodo de preparacion de una composicion de tratamiento cosmetico a partir de fluido bajo presion y de activos cosmeticos no colorantes sensibles a un estimulo exterior.
KR20150061234A (ko) 고형 에멀젼 비드를 포함하는 제제 및 이의 화장학적 또는 피부학적 용도
US20080138367A1 (en) Micronized vitamin c formulation
TWI229605B (en) Cosmetic method
Dias-Ferreira et al. Skin rejuvenation: Biopolymers applied to UV sunscreens and sheet masks
KR20190031634A (ko) 금 콜로이드를 이용한 주름 개선 및 노화 방지용 화장품 조성물
JP3674684B2 (ja) カプセル入りジェル化粧品
JP2005225885A (ja) 加圧流体及び粒子に捕捉された化粧学的に活性な液状化合物を用いた、ケラチン物質を化粧学的に処置するための組成物の製法
KR102324947B1 (ko) 포접 화합물을 이용한 미백용 워시오프팩 화장료 조성물 및 이의 제조방법
JP2007332078A (ja) オゾン溶存グリセリン溶液を含む化粧料、医薬部外品、医薬(医薬品)等の外用剤
KR20100039937A (ko) 기능성 물질을 포집한 고형왁스 마이크로캡슐의 제조방법 및 이를 함유하는 화장료 조성물
Virmani et al. Consumer nanoproducts for cosmetics
JP2009001575A (ja) オゾン溶存グリセリン溶液を含む化粧料、医薬部外品、医薬(医薬品)等の外用剤
CN115350109A (zh) 用于皮肤美白或改善皮肤皱纹的化妆料组合物及其制造方法
US7101563B1 (en) Micronized vitamin C formulation
JPH09136823A (ja) 抗老化皮膚外用剤、コラーゲン架橋阻害皮膚外用剤及び抗紫外線皮膚外用剤

Legal Events

Date Code Title Description
A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20040217

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040214

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20041122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050121

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20050124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees