JP3673466B2 - 組み合わせ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アレンジボール機、雀球遊技機等の組み合わせ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
組み合わせ遊技機、例えばアレンジボール機には、従来、遊技球投入式とメダル投入式とがある。その何れの形式の場合でも、ゲームに際しては各ゲーム毎に16個の遊技球を発射手段により遊技盤の遊技領域へと打ち込んで、その遊技球を遊技領域の下部に配置された入賞口手段の何れかの入賞口に入賞させ、その入賞口手段の隣合う4個の入賞口に入賞する等、所定の入賞口に入賞して所定の組み合わせの入賞役が成立した場合に、その成立の難易度に応じて得点を付与して所定数のメダル又は遊技球を景品として遊技者に払い出すようにしている。
【0003】
従来は発射手段から遊技領域へと打ち込まれた遊技球の実発射個数を計数して、その実発射個数が16個になれば、発射手段を停止させてゲームを終了し、その後、所定の休止時間をおいて次のゲームを開始するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来は発射手段から遊技領域へと打ち込まれた遊技球の実発射個数を計数して、その実発射個数が所定数になれば発射手段を停止させてゲームを終了するようになっているため、遊技領域内で遊技球が遊技釘、その他に引っ掛かったような場合には、入賞口手段の入賞口に入賞した遊技球が16個未満でゲームを終了することになる。
【0005】
このような場合、遊技球が何れかの入賞口に入賞した場合の組み合わせにより入賞役を判定するアレンジボール機では、遊技球の入賞個数がそれだけ少なくなるため、入賞役の成立が困難になり、遊技者が不利益を被る惧れがある。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑み、遊技領域内での遊技球の引っ掛かり等による遊技者の不利益を防止できる組み合わせ遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、遊技盤 15 遊技領域27の下部に、複数個の入賞口29を有する入賞口手段22を設け、前記遊技領域27へと遊技球を発射させる発射手段16と、前記遊技盤 15 の前側に対応するガラス扉 53 を備えた組み合わせ遊技機において、前記発射手段 16 が1ゲームに必要な所定数の遊技球を発射してから所定時間内に1ゲームに必要な所定数の遊技球の入賞を検出しなかった場合に入賞異常と判定する異常判定手段101 と、該異常判定手段101 が入賞異常と判定した場合にそれを報知する異常報知手段103 と、前記異常判定手段 101 が入賞異常と判定した場合にゲームを中断させる機能と、ゲームの中断後に開放した前記ガラス扉 53 を閉じた場合に中断を解除してゲームを再開可能にする中断解除スイッチ 107 を備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図面は本発明をメダル投入式のアレンジボール機に採用した一実施形態を例示する。このアレンジボール機は、図1〜図4に示すように、外枠1と、この外枠1の前側に配置された前枠2とを備えた遊技機本体3を有し、その前枠2は左右一端側の縦方向のヒンジ4を介して外枠1に開閉及び着脱自在に装着されている。
【0009】
遊技機本体3には、その前面側に前面パネル5が装着されると共に、外枠1側にメダルホッパー6、補助タンク7、電源ユニット8等が設けられ、前枠2側に遊技盤15、発射手段16、メダル選別手段17等が設けられる等、遊技機本体3の内部で前面パネル5の裏側に、遊技盤15を含む各種の内部機構が設けられている。
【0010】
外枠1は、縦方向に長い矩形枠等により構成され、この外枠1の内部の下部側にメダルホッパー6、補助タンク7、電源ユニット8等が配置されている。なお、外枠1には、その裏側に裏板9が装着されている。前枠2は、外枠1に対応して縦方向に長い矩形枠等により構成されている。前枠2には、その前面側に前面パネル5が装着され、また前面パネル5の裏側の内部に遊技盤15、発射手段16、メダル選別手段17等が配置されている。
【0011】
メダルホッパー6はメダルを貯留するメダル貯留手段を構成するもので、このメダルホッパー6には、投入メダルを受け入れるメダルシュート10と、内部のメダルが満杯状態のときに、余剰メダルを補助タンク7へと溢流させる溢流口11と、景品用のメダルを払い出すメダル払い出し手段12とが設けられている。メダル払い出し手段12は、メダルホッパー6内のメダルを景品用又は返却用として払い出すためのもので、メダルホッパー6の下部側に設けられ、モータ等の駆動手段13によりメダルホッパー6内の回転体(図示省略)を駆動して、メダル払い出し口14から前側へとメダルを払い出すようになっている。なお、補助タンク7は出し入れ自在である。
【0012】
遊技盤15は、前枠2の内部の遊技盤装着枠18と支持枠19との間に裏側から嵌脱自在に嵌合され、遊技盤装着枠18の裏側に設けられた複数個の締結手段18aにより着脱自在に固定されている。従って、遊技盤15は、遊技機本体3の前部側、取り分け前枠2に裏側から着脱自在である。遊技盤装着枠18は門型状で、その上側及び左右両側が支持枠19の上側で前枠2の内側面に固定されている。支持枠19は、遊技盤15を下側から受ける遊技盤受け部20を上縁側に一体に備え、前枠2の内部に左右方向に架設されている。
【0013】
遊技盤15の前面には、図1に示すように、ガイドレール21が環状に装着されると共に、このガイドレール21の内側の遊技領域27の下部に入賞口手段22が配置され、また入賞口手段22の上側に誘導図柄表示手段23、特定入賞手段24、得点増加手段25、作動手段26等の各遊技部品が配置されている。ガイドレール21は遊技領域27へと遊技球を誘導するためのもので、外レール21aと内レール21bとを有し、その内レール21bの先端側に、遊技領域27からの遊技球の戻りを防止する戻り球防止手段21cが設けられている。なお、入賞口手段22と各遊技部品との間には、多数の遊技釘(図示省略)が設けられている。
【0014】
誘導図柄表示手段23は液晶表示手段95により構成されている。液晶表示手段95は、誘導図柄を表示する誘導図柄表示手段23の他に、後述のようにゲーム中に異常が判定した場合に、その異常を報知する異常報知手段として利用されている。なお、誘導図柄表示手段23には、液晶表示手段95以外の各種の表示手段を使用しても良い。
【0015】
入賞口手段22は、図5、図7に示すように、遊技盤15の開口部15aに裏側から着脱自在に装着された入賞ケース28と、この入賞ケース28に横一列状等に形成され且つ前側から入賞した遊技球を遊技盤15の裏側へと誘導する複数個、例えば16個の入賞口29と、各入賞口29に入賞した遊技球を検出する複数個、例えば16個の入賞検出スイッチ30とを備え、遊技盤15に沿って落下する遊技球が何れかの入賞口29に入賞して、入賞検出スイッチ30がその遊技球を検出するようになっている。
【0016】
特定入賞手段24、得点増加手段25等は、遊技盤15の前側で入賞した遊技球を遊技盤15の裏側に案内するように構成され、これらに遊技球が入賞したときに、それに対応する1個又は複数個の入賞口29への遊技球の入賞と同等に取り扱われるようになっている。
【0017】
遊技盤15の裏面には、図2及び図3に示すように入賞口手段22、誘導図柄表示手段23、特定入賞手段24、得点増加手段25、作動手段26等の各遊技部品を裏側から覆う裏カバー31と、この裏カバー31の下側に配置された球集合ケース32とが着脱自在に装着され、その裏カバー31の裏面に、主制御基板33を収納する主基板ケース34と、音声基板35を収納する音声基板ケース36とが着脱自在に装着されている。
【0018】
裏カバー31には、図5に示すように、その底壁31aの前縁部に開口部31bが形成されている。球集合ケース32は、入賞口手段22、特定入賞手段24、得点増加手段25等の遊技部品を経て遊技盤15の裏側に誘導された遊技球を集合させるためのもので、図5、図7及び図8に示すように、上側が開口する球集合部32aと、この球集合部32aで集合した遊技球を下方へと排出する排出口32bとを有し、入賞ケース28の下側で遊技盤15の裏側に装着されている。なお、入賞口29に入賞した遊技球は、入賞検出スイッチ30で検出された後、入賞口手段22等の内部に停留することなく、球集合ケース32を経て排出口32bから排出されるようになっている。
【0019】
球集合ケース32の排出口32bは、後述の待機通路47の長さを容易に確保できるように、球集合ケース32の左右方向の略中央よりも球送り手段48と反対側に偏位して配置されている。また、入賞口手段22の左右両側には、特定入賞手段24、得点増加手段25等からの遊技球を球集合ケース32の球集合部32aへと案内する案内通路32cが、裏カバー31の開口部31bを経て球集合ケース32側に突出するように装着されている。
【0020】
発射手段16は、遊技球をガイドレール21を経て遊技盤15の遊技領域27へと発射させるためのもので、図1〜図3に示すように、発射レール37と、発射レール37上の遊技球をガイドレール21側に向かって打撃する打撃槌38と、打撃槌38を遊技球の打撃方向に付勢する発射バネ(図示省略)と、カム機構39を介して発射バネに抗しながら打撃槌38を反打撃方向へと間欠的に揺動させるモータ等の発射駆動手段40と、遊技者の把持により発射駆動手段40を起動させ且つその回動操作により発射バネのバネ圧を調整可能な発射ハンドル41とを備え、取り付け板16a等を介して支持枠19に着脱自在に装着されている。
【0021】
発射レール37は、遊技盤15側のガイドレール21に対応して支持枠19の前側等に装着されている。打撃槌38は発射レール37上の遊技球を打撃できるように、発射レール37に対応して支持枠19の前側等に配置され、取り付け板16aに前後方向の枢軸により揺動自在に軸支されている。発射ハンドル41は、図5に示すように、前面パネル5側の通孔42を貫通して前側に突出する支持筒43の前端部側に設けられており、遊技者が前面パネル5の前側で把持して回動操作できるようになっている。なお、発射ハンドル41には、遊技者の把持又は操作を検出するタッチスイッチ(図示省略)のタッチ片が設けられている。
【0022】
発射レール37の前側には、発射レール37及びガイドレール21の発射レール37側の一部分を前側から覆うレールカバー90が設けられている。このレールカバー90は、例えば前面パネル5に左右方向に架設された支持部材91に着脱自在に装着されている。また発射レール37の近傍には、遊技球の発射を検出する発射検出スイッチ94が設けられている。なお、この発射検出スイッチ94は、発射レール37の近傍以外の箇所に設けても良いし、発射される遊技球を検出するようにしても良い。
【0023】
発射手段16側と遊技盤15側との間には、図3、図5及び図8に示すように、これらを含む遊技球用の循環経路44が閉ループ状に形成され、その循環経路44内に複数個の遊技球が封入されている。循環経路44は、発射手段16により発射された遊技球を遊技盤15側へと案内する発射側経路45と、遊技盤15の裏側に通過した遊技球を発射手段16側へと戻す戻り側経路46とを備えている。発射側経路45は発射レール37、ガイドレール21等により構成され、また戻り側経路46は球集合ケース32、待機通路47、球送り手段48等により構成されている。
【0024】
待機通路47は、遊技盤15を通過して戻って来た遊技球を待機させるためのもので、支持枠19の裏側等の前枠2側に、発射手段16側が低くなるように左右方向に傾斜させて着脱自在に装着され、その上流側が遊技盤15の下端と干渉しない位置で球集合ケース32の排出口32bに下側から連通している。球送り手段48は、発射手段16の発射動作に連動して待機通路47内の遊技球を1個づつ発射レール37上へと送るためのもので、発射レール37と待機通路47の下流側端部との間で支持枠19等に着脱自在に装着されている。
【0025】
待機通路47の中途部分には、図3に示すように、支持枠19を前後方向に貫通して後ろ下がり状に傾斜するファール球案内通路92が接続されている。ファール球案内通路92は、ガイドレール21の途中で失速して遊技領域27に到達せずに戻るファール球を、遊技盤15の前下側から待機通路47へと案内するためのもので、このファール球案内通路92も戻り側経路46の一部を構成している。ファール球案内通路92には、ファール球の通過を検出するファール球検出スイッチ93(図10参照)が設けられている。
【0026】
なお、循環経路44中の遊技球の封入個数は、1ゲームに必要な最低の所定数以上(例えば16〜25個程度)が望ましいが、少なくとも発射手段16が遊技球を所定の時間間隔で発射できるに十分な個数であれば良く、1ゲームに必要な所定数未満でも良い。また待機通路47は、その封入個数分の遊技球の全て、又は下流側の一部(数個程度)が一列状に整列する程度の長さであることが望ましい。
【0027】
メダル選別手段17は、後述のメダル投入口49から投入されたメダルの正否を選別するためのもので、図6及び図8に示すように、メダル投入口49に対応して支持枠19等に着脱自在に装着されている。そして、このメダル選別手段17は、メダルの移動中に重量、外形、材質等を基準に正否を判別し、その判別結果に応じて不良なメダルを不良シュート50を経て後述のメダル案内樋51へと戻し、正常な(正規の)メダルをメダルホッパー6のメダルシュート10へと案内するようになっている。メダル選別手段17には、正規のメダルを検出するためのメダル検出スイッチ52がその判別部よりも下流側に設けられている。
【0028】
前面パネル5は、少なくとも遊技盤15の前側に対応するガラス扉53と、その他の部分との複数個に分割されている。前面パネル5は、図5及び図6に示すように、例えば遊技盤15の前面側に対応するガラス扉53の他に、ガラス扉53の上側に配置された上パネル54と、ガラス扉53の下側に配置された中間パネル55と、中間パネル55の下側に配置された下パネル56との複数個に分割され、その下パネル56を除く上パネル54、ガラス扉53、中間パネル55が、前枠2のヒンジ4と同一側で縦方向のヒンジ57により前枠2に対して個別に開閉自在に枢着されている。なお、前面パネル5は前枠2と一体に形成してもよい。
【0029】
ガラス扉53は、遊技盤15の遊技領域27に対応する窓孔58が形成された扉枠59と、その窓孔58を塞ぐように扉枠59に装着されたガラス板60とを備えている。上パネル54は前枠2の上部側に配置され、特別遊技状態、その他のゲーム状態等を表示する上部表示手段61が装着されている。上部表示手段61は、上パネル54に着脱自在に装着された表示カバー62と、表示カバー62内に設けられた1個又は複数個の表示ランプ63とを備え、その表示ランプ63がゲーム状態に応じて点滅発光するようになっている。表示カバー62は、遊技機本体3の左右方向の略全幅に亘って前方に突出すると共に、その前側が後ろ下がりに傾斜状に構成されている。
【0030】
中間パネル55は、図5〜図7に示すように、前方に張り出す張り出し部64を有し、この張り出し部64の上部側に、前下がりに傾斜する表示パネル部65と操作パネル部66とが設けられ、また張り出し部64の下側に、その下端から前枠2側へと後方に屈曲する底壁部64aが設けられている。なお、中間パネル55の下端部は、その開閉時に発射ハンドル41と干渉しないように、発射ハンドル41よりも上側で下パネル56と分離され、中間パネル55を閉じたときに、下パネル56の上端部に前側から当接するか、又は下パネル56の上端部と上下に重なるようになっている。
【0031】
表示パネル部65はガラス扉53の下辺側の近傍に左右方向に細長く形成され、この表示パネル部65の手前側に操作パネル部66が設けられている。表示パネル部65には、左右方向の略中央部分に入賞表示手段67が設けられ、この入賞表示手段67の左右方向の一方にメダル数表示手段68が、他方に得点表示手段69が夫々設けられている。なお、表示パネル部65は、各表示手段67〜69の表示状態が確認し易くなるように操作パネル部66よりも傾斜角度が大になっているが、操作パネル部66と略同一角度にしても良い。
【0032】
入賞表示手段67は、入賞口手段22の各入賞口29と対応する複数個、例えば16個の入賞表示部70を備え、その各入賞表示部70が入賞口手段22の各入賞口29と相対応して前後方向に近接するように横一列状に配置されている。そして、各入賞表示部70は、遊技球が何れかの入賞口29に入賞したときに、それに対応する入賞表示部70が発光、その他によってその入賞を遊技者に表示するようになっている。各入賞表示部70には、各入賞口29に対応して一端側から順番に番号が付されている。なお、入賞表示手段67は、入賞口手段22よりも上側の遊技領域27の中央部等に、入賞表示部70を縦横に所定数(例えば4個)づつ組み合わせて配置しても良い。
【0033】
メダル数表示手段68は、メダル投入口49から投入されたメダルの保有枚数(預託メダル数)を表示するためのものであり、表示パネル部65上の左右方向の一方側、例えば向かって左側の後述するメダル投入口49の近傍に配置されており、例えば2桁表示可能な7セグメントによる表示手段により構成されている。メダル投入口49にメダルが投入されると、メダル数表示手段68にはその投入枚数の合計が預託メダル数として表示される。また、ゲームを開始する毎に、1ゲームに必要な規定の複数枚のメダル数が預託メダル数から減算され、その減算された預託メダル数がメダル数表示手段68に表示される。なお、メダル数表示手段68に表示される預託メダル数には上限(例えば50枚)が設定されており、預託メダル数がその上限を超えると、その所定数を超えた枚数分は払い出されるようになっている。
【0034】
得点表示手段69は、入賞役の成立により付与された得点又は景品用メダルの未払い出し分の得点を表示するためのものであり、表示パネル部65上の左右方向一方側、例えばメダル数表示手段68の反対側に配置されている。得点表示手段69は、例えばメダル数表示手段68と同様、2桁表示可能な7セグメントによる表示手段により構成されている。ゲーム中に入賞役が成立すると、その入賞役に応じた得点の合計が得点表示手段69に表示される。ゲームで付与される得点には上限(例えば10点)が設定されている。ゲーム終了時にその得点に応じた景品用メダルが払い出されると、得点表示手段69の表示は例えば“0”となる。なお、得点表示手段69に代えて、又は得点表示手段69と共に獲得メダル数表示手段を設け、その獲得メダル数表示手段により、得点に応じて獲得した獲得メダル数又は未払い出し分の獲得メダル数を表示するようにしても良い。
【0035】
操作パネル部66には、メダル投入口49、手動選択スイッチ71、自動選択スイッチ72及び返却スイッチ73が設けられている。メダル投入口49は、操作パネル部66の左右方向の一方側でヒンジ4,57に近い側の端部若しくはその近傍に配置され、このメダル投入口49よりも左右方向の中央側に手動選択スイッチ71と自動選択スイッチ72と返却スイッチ73とが左右方向に一列状に配置されている。
【0036】
メダル投入口49は、少なくとも1ゲームに必要な規定の複数枚、好ましくは複数ゲーム分の多数枚のメダルを投入可能な大きさのホッパー状であって、その下部側の出口49aは、メダル選別手段17に対してメダルを1枚づつ供給し得るように狭くなっている。メダル投入口49の外側には、多数枚のメダルを投入したときにも、出口49a側でメダルが整列するようにメダル投入口49を微震動させる振動付与手段74が装着されている。振動付与手段74は、メダル投入口49にメダルを投入したときに作動するようになっている。なお、メダル投入口49は、一度の投入枚数が1ゲームに必要な規定数以下のメダル数、例えばメダルを1枚づつ投入できる程度のものでも良い。
【0037】
手動選択スイッチ71は、その操作毎に1ゲームづつのゲームを開始可能にするためのもので、この手動選択スイッチ71を操作したときに、預託メダル数から規定の複数枚、例えば4枚分のメダルを減算する処理を行い、1ゲーム分のゲームが開始可能な状態になるようになっている。
【0038】
自動選択スイッチ72は、所定の休止期間をおいて繰り返し連続的にゲームを開始可能にするためのもので、この自動選択スイッチ72を操作したときに、規定数以上の預託メダル数があれば、手動選択スイッチ71を操作しない限り、各ゲームの開始前に規定数のメダルを減算する処理を行い、その後にゲームが開始可能な状態になるようになっている。
【0039】
返却スイッチ73は、預託メダルの返却を求めるためのもので、この返却スイッチ73を操作したときに、メダル払い出し手段12が作動して預託メダル数分のメダルをメダルホッパー6から払い出すようになっている。
【0040】
手動選択スイッチ71、自動選択スイッチ72、返却スイッチ73には、押しボタン式、その他のものが使用されている。また手動選択スイッチ71、自動選択スイッチ72には、その操作部側にランプ等の選択表示手段(図示省略)が設けられ、その選択表示手段で選択状況を表示するようになっている。なお、選択表示手段は、手動選択スイッチ71、自動選択スイッチ72の近傍に設けても良い。
【0041】
下パネル56は、前枠2の下部側に固定されている。下パネル56には、その下部側の左右方向の略中央にメダル受け皿75とメダル案内樋51とが前後に設けられ、またメダル受け皿75の左右方向の一方側で且つヒンジ4,57に近い側に灰皿76が、反対側に手乗せ台77が夫々設けられている。メダル受け皿75、灰皿76及び手乗せ台77は、下パネル56から前方に突出しており、その前端は面一状になっている。なお、下パネル56に、発射ハンドル41を支持する支持筒43を前後方向に貫通させるための通孔42が形成されている。
【0042】
メダル受け皿75は、メダル払い出し手段12から払い出されたメダル、及び不良シュート50を経て返却された不良メダル等を貯留するためのものである。メダル案内樋51は、メダル払い出し手段12から払い出されたメダル、不良シュート50を経て返却された不良メダルをメダル受け皿75へと案内するためのもので、下パネル56から後方に突出するようにメダル受け皿75に一体又は別体に設けられている。
【0043】
手乗せ台77の上側には発射ハンドル41があり、これら手乗せ台77及び発射ハンドル41は、ヒンジ4,57、メダル投入口49に対して左右方向の反対側の端部若しくはその近傍に配置されている。手乗せ台77は、発射ハンドル41を操作するときに手の一部を乗せておくためのもので、この手乗せ台77と発射ハンドル41との間隔は、手乗せ台77上に手の一部を乗せた状態でも発射ハンドル41を操作できるし、乗せない状態でも操作できる程度に設定されている。また発射ハンドル41の上側には、中間パネル55の張り出し部64に、上側へと円弧状に凹入する凹部78が形成され、発射ハンドル41と張り出し部64との間に、発射ハンドル41を把持したときに、手が中間パネル55の張り出し部64に接触しない程度の間隔が確保されている。
【0044】
図9はアレンジボール機の制御系のブロック図である。この制御系は、図9に示すように主制御手段80、入賞表示制御手段81、精算処理手段82、払い出し制御手段83、メダル計数手段84、預託処理手段85、ゲーム選択手段86、発射制御手段87、返却制御手段88等を備えている。
【0045】
主制御手段80は、入賞役の成否、誘導図柄表示手段23の変動条件の成否、特定入賞手段24の作動条件の成否、得点増加手段25の作動条件の成否等、遊技盤15側の各遊技動作を制御する他、図10に示すように発射個数計数手段96、入賞個数計数手段97、タイマー手段98、一時停止手段99、ゲーム終了手段100、異常判定手段101、ゲーム中断手段106、中断解除スイッチ107等を備え、主制御基板33に設けられている。なお、発射個数計数手段96、入賞個数計数手段97、タイマー手段98、一時停止手段99、ゲーム終了手段100、異常判定手段101は、後述の発射制御基板102に設けても良い。
【0046】
発射個数計数手段96は、発射検出スイッチ94とファール球検出スイッチ93との信号に基づいて遊技盤15の遊技領域27内に打ち込まれた遊技球の実発射個数を計数するためのもので、発射検出スイッチ94からの信号を加算すると共に、ファール球検出スイッチ93からの信号を減算して実発射個数を計数するようになっている。入賞個数計数手段97は、遊技領域27内の入賞口手段22、特定入賞手段24、得点増加手段25等の検出スイッチからの信号により、それらに入賞した遊技球の入賞個数を計数するためのものである。
【0047】
タイマー手段98は、ゲーム終了及び異常判定の基準となる所定時間を、発射手段16の遊技球の発射動作に連動して計時するためのもので、発射個数計数手段96が1ゲームに必要な所定数の最後の遊技球、即ち16個目の遊技球の発射を計数したときに所定時間の計時を開始するようになっている。このタイマー手段98が計時する所定時間は、発射手段16が16個目の遊技球を発射した場合に、少なくともその遊技球が遊技領域27の入賞口手段22、特定入賞手段24、得点増加手段25等に最終的に入賞するまでに要する時間、例えば3秒間程度に設定されている。
【0048】
一時停止手段99は、発射個数計数手段96が所定数(16個)の遊技球を計数した場合に、発射制御手段87に一時停止指令を送って発射手段16を一時停止させるためのものである。ゲーム終了手段100は、所定時間内に所定数(16個)の遊技球の入賞を検出した場合にゲームを終了させるためのもので、タイマー手段98が所定時間を計数するまでに入賞個数計数手段97が16個の遊技球の入賞を計数したときに、発射制御手段87にゲームの終了を指令して次ゲームまで発射を休止させ、またそれと同時又はその後に精算処理手段82に精算処理の終了を指令するようになっている。
【0049】
異常判定手段101は、所定時間(3秒間)内に1ゲームに必要な所定数(16個)の遊技球の入賞を検出しない場合に異常と判定するためのもので、タイマー手段98が3秒間計時するまでに、発射個数計数手段96の計数値と入賞個数計数手段97の計数値とが一致しない場合に入賞異常と判定して、ゲーム中断手段106、異常報知手段103に異常信号を出すようになっている。ゲーム中断手段106は、異常判定手段101が入賞異常と判定した場合にゲームを中断させるためのものである。
【0050】
中断解除スイッチ107は、ゲーム中断手段106によるゲームの中断を解除して再開可能にするためのもので、この中断解除スイッチ107を操作した場合に、その操作前及び/又は操作後に入賞個数計数手段97が所定数の入賞を計数すれば、通常通りにゲームが進行するようになっている。なお、中断解除スイッチ107は、押しボタンスイッチ、その他の適宜スイッチにより構成されている。また中断解除スイッチ107は、中断後に開放したガラス扉53を閉じた場合に働くようにしても良い。
【0051】
異常報知手段103は、異常判定手段101が異常と判定した場合にそれを報知するためのもので、液晶表示手段95、異常表示ランプ、音声発生手段等を備えている。なお、異常報知手段103として液晶表示手段95、異常表示ランプ、音声発生手段の全てを設ける必要はない。しかし、複数個の手段を併用する場合には、視覚的報知方式と聴覚的報知方式とを併用することが望ましい。
【0052】
液晶表示手段95は、異常判定手段101が異常と判定した場合に、その表示領域に異常を文字等で表示するようになっている。異常表示ランプは、遊技領域27、その他の遊技機本体3の前面側に配置されており、異常判定手段101が異常と判定した場合に、点滅発光等で表示するようになっている。音声発生手段はスピーカ、ブザー等からなり、異常判定手段101が異常と判定した場合に警報音、その他の報知音を発生するようになっている。
【0053】
入賞表示制御手段81は、入賞口手段22の各入賞口29に遊技球が入賞したとき等に、入賞表示手段67のその入賞口29等に対応する入賞表示部70に入賞表示をさせるようになっている。精算処理手段82は、主制御手段80からの信号により、ゲーム中又はゲームの終了毎に入賞役の成否等に応じて得点を算出する精算処理を行い、その得点を得点表示手段69に表示させると共に、ゲーム終了手段100からゲーム終了指令と同時又はその後に精算処理の終了指令があったときに精算処理を終了をするようになっている。
【0054】
払い出し制御手段83は、精算処理手段82の精算処理により得点が付与されたときに、ゲーム中又はゲームの終了後にメダル払い出し手段12を制御して、その得点に応じてメダルホッパー6内のメダルをメダル払い出し手段12によりメダル受け皿75へと払い出させるようになっている。
【0055】
メダル計数手段84は、メダル投入口49から投入された正規のメダルを計数するためのもので、メダル検出スイッチ52からの信号により投入メダル数を計数するようになっている。預託処理手段85は、メダル計数手段84で計数された投入メダル数を記憶中の預託メダル数に順次加算して預託メダル数を更新し、ゲーム選択手段86からの指令に基づいてゲーム毎にその預託メダル数から1ゲームに必要なメダルの規定数分を減算処理して預託メダル数を更新し、更に預託メダル数を更新する都度、その時点の実預託メダル数をメダル数表示手段68に表示させるようになっている。
【0056】
ゲーム選択手段86は、手動選択スイッチ71、自動選択スイッチ72で選択された選択結果に基づいて、預託処理手段85、発射制御手段87、その他の各部に1ゲーム又は連続ゲームの指令を送るためのもので、例えば手動選択スイッチ71を操作したときにその操作毎に1ゲーム分のメダル数を減算する指令を、自動選択スイッチ72を操作したときに各ゲーム毎に1ゲーム分のメダル数を順次減算する指令を夫々出して、預託処理手段85にゲームの開始前に預託メダル数から規定数分を減算処理させると共に、手動選択スイッチ71を操作したときに1ゲームの指令を発射制御手段87に、自動選択スイッチ72を操作したときに連続ゲームの指令を発射制御手段87に夫々出すようになっている。
【0057】
発射制御手段87は、各ゲームの終了毎に所定の休止時間をおいて発射手段16の発射動作を制御するためのもので、発射基板ケース104に収納して取り付け板16aに装着された発射制御基板102(図3参照)に設けられている。この発射制御手段87は、預託処理手段85が規定数のメダルの減算処理を行ったこと及び遊技者が発射手段16の発射ハンドル41を操作することを条件に、ゲーム選択手段86の指令に基づいて発射手段16を作動させ、発射手段16が所定数(16個)の遊技球を遊技領域27に打ち込んで一時停止手段99から一時停止指令があるまでその作動を継続させ、ゲーム終了手段100からゲーム終了指令があったときに次ゲームまで発射を休止させるようになっている。従って、制御系は、メダル投入口49に規定数以上のメダルを投入すれば、ゲームを開始可能な状態になる。
【0058】
返却制御手段88は、返却スイッチ73を操作したときに、預託処理手段85側に記憶されている預託メダル数に残高があることを条件に、メダル払い出し手段12がその預託メダル数分のメダルを払い出すように制御するためのものである。
【0059】
次に、上記構成のアレンジボール機における動作を説明する。ゲームの開始に際しては、メダル投入口49に1ゲームに必要な規定数以上の複数枚のメダルを投入する。すると、各メダルはメダル投入口49内で整列してメダル選別手段17へと入り、そのメダル選別手段17で正否の判別を受け、不良メダルは不良シュート50からメダル受け皿75へと戻され、正規のメダルのみがメダルシュート10を経てメダルホッパー6へと落下する。
【0060】
このときメダル検出スイッチ52が正規のメダルを検出し、メダル計数手段84がそのメダル数を計数して、預託処理手段85が記憶中の預託メダル数に加算して更新する。これによって預託処理手段85がゲーム選択手段86の指令に基づいてメダルの減算処理を行うことが可能になるので、ゲームを開始可能な状態になる。またメダルを投入すれば、預託処理手段85の制御によってメダル数表示手段68が預託メダル数を表示する。このため遊技者は、その表示によってその時点の預託メダル数を容易に確認できる。
【0061】
次に手動選択スイッチ71を操作すると、ゲーム選択手段86が1ゲーム選択の指令を預託処理手段85、発射制御手段87、その他の各部に送り、預託処理手段85が預託メダル数から規定数分を減算し更新する処理を行い、これによって発射手段16が実際に遊技球を発射可能な状態になる。なお、預託処理手段85が減算処理を行えば、メダル数表示手段68はその減算後の預託メダル数を表示する。
【0062】
ここで、例えば預託メダル数が0の状態で新たにメダルを投入した場合には、手動選択スイッチ71を操作することなく預託処理手段85が預託メダル数から規定数分を自動的に減算し、ゲームを開始可能な状態になるように構成してもよい。
【0063】
その後、遊技者が発射ハンドル41を把持して操作すると、発射制御手段87がゲーム選択手段86からの指令に基づいて発射手段16を作動させ、球送り手段48が待機通路47内の遊技球を1個づつ発射レール37上に供給し、その発射レール37上の遊技球を打撃槌38で打撃して順次ガイドレール21を経て遊技盤15の遊技領域27へと打ち込んで行き、これによって通常のゲームが進行する。
【0064】
遊技領域27に打ち込まれた遊技球は、入賞口手段22の何れかの入賞口29に入賞するか、又は特定入賞手段24等に入賞して、遊技盤15の裏側へと案内された後、球集合ケース32を経て待機通路47へと順次戻されて行く。例えば、遊技球が入賞口手段22の何れかの入賞口29に入賞すると、その遊技球は入賞口29から遊技盤15の裏側へと案内され、球集合ケース32を経て待機通路47へと戻される。また、遊技球が入賞口29から遊技盤15の裏側へと通過するときに、入賞検出スイッチ30がその遊技球を検出し、入賞表示制御手段81の制御によって、入賞表示手段67の対応する入賞表示部70が入賞を表示する。
【0065】
入賞口手段22の入賞口29の内、その隣り合う4個の入賞口29に遊技球が入賞して入賞役が成立すると、主制御手段80が入賞役の成立を判定し、その入賞役の成立の難易度に応じて精算処理手段82が得点を付与する精算処理を行い、得点表示手段69がその得点を表示する。このため遊技者は、そのゲームで獲得した得点を得点表示手段69の表示によって容易に確認できる。
【0066】
一方、得点が付与されると、メダル払い出し手段12が払い出し制御手段83の制御により作動して、その得点に応じてメダルホッパー6内のメダルをメダル払い出し口14からメダル受け皿75へと払い出す。これによって遊技者は、所定の利益を享受できる。なお、1ゲーム当たりの得点は最高10点であり、また1点当たりのメダルの払い出し個数は4枚である。
【0067】
発射手段16により遊技領域27へと遊技球を順次発射させると、発射検出スイッチ94がその遊技球を検出して発射個数計数手段96が計数し、またファール球検出スイッチ93がファール球を検出すると、発射個数計数手段96がそのファール球分を減算する。従って、発射手段16が遊技球を発射すれば、発射個数計数手段96により遊技領域27への遊技球の実発射個数を計数できる。発射個数計数手段96が16個目の遊技球の発射を計数すると、一時停止手段99が発射制御手段87へと一時停止指令を出して、発射手段16が遊技球の発射を一時停止すると共に、タイマー手段98が計時動作を開始する。
【0068】
一方、遊技領域27内に入った遊技球は、入賞口手段22の何れかの入賞口29に入賞するか、特定入賞手段24、得点増加手段25に入賞する。
そして、入賞口手段22等に遊技球が入賞すれば、入賞個数計数手段97が各スイッチからの信号により入賞個数を計数する。
【0069】
タイマー手段98が所定時間の3秒間を計時するまでに入賞個数計数手段97が16個の遊技球の入賞を計数すると、発射個数計数手段96の計数値と入賞個数計数手段97の計数値とが一致するため、ゲーム終了手段100が発射制御手段87にゲーム終了指令を、精算処理手段82に精算終了指令を夫々出す。このため発射制御手段87側ではゲーム終了処理を行って次のゲームに備えて休止時間に入り、また精算処理手段82側ではそれまでの精算処理のすべてを終了し、これで1ゲームが完全に終了する。従って、ゲームの途中に入賞異常が発生したような場合でも、その後に適切な措置を講じることによって、そのゲームを最後まで続行して終了することができる。
【0070】
遊技領域27内で遊技球が遊技釘等に引っ掛かる等によって、タイマー手段98が所定時間の3秒間を計時するまでに入賞個数計数手段97が16個の遊技球の入賞を計数しない場合には、異常判定手段101が入賞異常と判定し、異常報知手段103がその異常を報知する。即ち、タイマー手段98が所定時間を計時しても、入賞口手段22等への入賞個数が16個未満の場合には、異常判定手段101が入賞異常と判定し、その判定結果に基づいて異常報知手段103が異常を報知する。従って、遊技者、管理者は、その異常報知によって入賞異常を容易に把握できる。また異常判定手段101が入賞異常と判定すれば、ゲーム中断手段106が作動してゲームを中断させる。このため入賞異常のままでゲームが進行して終了するようなことはない。
【0071】
管理者がガラス扉53を開けて遊技釘等に引っ掛かった遊技球を取り、中断解除スイッチ107の操作前又は操作後に、その遊技球を入賞口手段22の適当な入賞口29に入れると、入賞個数計数手段97がその遊技球を計数して、その計数値が所定数の16個になる。そして、ガラス扉53を閉じると、ゲームの中断が終了して、ゲームを再開可能な状態になる。従って、遊技球の発射が必要であれば、発射手段16が作動して通常の遊技球の発射と同様に遊技球の発射を行い、また遊技球の発射が不要な場合には、精算処理手段82が精算処理を行って、入賞検出後の後処理を行う。
【0072】
自動選択スイッチ72を操作したときには、預託メダル数が1ゲームに必要な規定数以上である限り、預託処理手段85が各ゲーム毎に規定数のメダルの減算処理を行い、発射手段16が各ゲーム毎に遊技領域27へと所定数の遊技球を打ち込んで行く。従って、遊技者は、発射ハンドル41を操作するだけで、所定の休止時間をおきながら自動的に連続してゲームを行うことができる。
【0073】
返却スイッチ73を操作したときには、預託処理手段85側に記憶された預託メダル数に残高があることを条件に、返却制御手段88の制御により、メダル払い出し手段12が作動してメダルホッパー6から預託メダル数分のメダルをメダル受け皿75へと払い出す。
【0074】
このようにメダル投入口49に規定の複数枚のメダルを投入することを条件にゲームを開始可能に構成すれば、スロットマシン用のメダルを使用する等、従来の専用メダルとは異なり価値の低い他の遊技機用のメダルを使用してゲームを行うこともできる。その場合、メダル投入口49に投入されたメダルをメダル計数手段84で計数して、このメダル計数手段84が複数枚のメダルを計数したときにゲームを開始可能にすれば、例えば重量等で複数枚のメダルの投入を検出するものに比較して投入メダル数を容易且つ確実に確認できる。
【0075】
更にメダル投入口49から投入されたメダルの正否を選別するメダル選別手段17と、このメダル選別手段17により選別された正規のメダルを検出するメダル検出スイッチ52とを設け、そのメダル検出スイッチ52が検出した正規のメダルをメダル計数手段84が計数するように構成することにより、不正メダル、その他の不良メダルの使用を防止できる。
【0076】
また発射手段16から遊技盤15へと遊技球を案内する発射側経路45と、遊技盤15から発射手段16へと遊技球を戻す戻り側経路46とを含む閉ループ状の循環経路44を構成し、この循環経路44中に複数個の遊技球を封入した封入式を採用しているため、遊技者の遊技球の取り扱いが不要であり、メダルの処理によってゲームを行うことができる。
【0077】
遊技機本体3は、外枠1とこの外枠1の前側に配置された前枠2とを備え、その外枠1側に、メダルを貯留するメダルホッパー(メダル貯留手段)6と、メダルホッパー6内のメダルを払い出すメダル払い出し手段12とを備え、前枠2側にメダル投入口49、遊技盤15、発射手段16、及びメダル払い出し手段12から払い出されたメダルを受けるメダル受け皿75を備えているので、メダル処理に付随する各機器を遊技機本体3に設けるに当たっても、それらを外枠1と前枠2とに効率的に配置できる。またメダル受け皿75を遊技機本体3の前面側の下部に配置し、このメダル受け皿75の左右方向の一側方に発射手段16の発射ハンドル41を配置することにより、両者が他方に対して邪魔になることもない。
【0078】
以上、本発明の実施形態について詳述したが、この実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、実施形態では、メダル投入口49から投入されたメダルをメダル計数手段84で1枚づつ計数するようにしているが、規定の複数枚を単位として検出し、その検出を条件にゲームを開始可能にしても良い。
【0079】
複数枚のメダルの投入でゲームを開始可能にするとき、実施形態では手動・自動の別を選択するようにしているが、1ゲームに必要な預託メダルがあり、発射ハンドル41を操作している限り、所定の休止時間をおいて自動的にゲームを繰り返すようにしても良い。この場合にも、発射ハンドル41のタッチ片から手を放したときに、そのゲームの終了を待ってゲームの継続を停止するように構成すれば、別段問題はない。
【0080】
手動、自動を選択する選択スイッチを設ける場合にも、実施形態のように手動選択スイッチ71と自動選択スイッチ72とを別々に設ける必要はなく、1個の選択スイッチで手動、自動を選択するようにしても良い。この場合、選択スイッチの近傍等の適当箇所に手動選択表示手段、自動選択表示手段を設けることにより、遊技者は容易に手動、自動の区別が可能である。なお、選択表示手段を1個として、その表示の色、点滅の有無等により自動、手動を識別可能に表示するようにしても良い。
【0081】
また実施形態では、手動選択スイッチ71を操作するときには、その操作によって預託処理手段85がそのゲームの開始前に規定数のメダルの減算処理を行い、自動選択スイッチ72を操作するときには、その操作によって預託処理手段85がその各ゲームの開始前に規定数のメダルの減算処理を行うようにしているが、何れの場合にもメダルの投入後に遊技者が発射ハンドル41を操作することを条件に、預託処理手段85がゲームの開始前に規定数のメダルの減算処理を行うようにしても良い。
【0082】
実施形態では、外枠1とその前側の前枠2とから遊技機本体3を構成し、その前枠2の前面側に前面パネル5を設けているが、外枠1及び前枠2を一体にして遊技機本体3を構成し、この遊技機本体3の前面側に前面パネル5を開閉自在に設けても良い。遊技機本体3の前面に前面パネル5を設けるに当たっても、その前面パネル5を複数個に分割する必要は必ずしもない。ガラス扉53を含む前面パネル5の全体を一体に構成し、その前面パネル5を遊技機本体3に対して開閉自在に設けても良い。前枠2と前面パネル5とを一体に構成しても良い。1ゲームに必要なメダルの枚数は4枚である必要はなく、2枚以上であれば良い。また複数種類のメダルを使用可能にしても良い。
【0083】
また実施形態では、ゲームで獲得したメダルを各ゲーム毎にメダル受け皿75に払い出すようにしたが、ゲームで獲得したメダルをその都度払い出すのではなく、獲得メダル数を各ゲーム毎に預託メダル数に順次上限に達するまで加算して更新すると共に、メダル数表示手段68に随時表示し、例えば返却スイッチ73が押された時に獲得メダル分を含む預託メダルをまとめて払い出すようにしても良い。
【0084】
またタイマー手段98は、発射手段16が所定数の最後の遊技球を計数してから、所定時間を計時するようになっているが、発射手段16の一時停止後から所定時間を計時するようにしても良い。また遊技者が発射ハンドル41を把持して発射手段16が実際に遊技球の発射動作を開始してからゲームの終了までに必要な時間を考慮して、その時間にある時間を加えた時間を所定時間として予め設定しておき、ゲームの開始からタイマー手段98が所定時間を計時するようにしても良い。この場合、ゲーム中に発射手段16が発射を中断すれば、その中断時間を所定時間に加算するか、又は中断中は所定時間の計時を停止するように構成することも可能である。
【0085】
ゲーム中断手段106によってゲームが中断した後、管理者が遊技釘等に引っ掛かった遊技球を入賞口29等に入れて入賞個数計数手段97が所定数の遊技球の入賞を計数した場合に、その入賞個数計数手段97の信号によりゲーム中断手段106が自動的にゲームの中断を解除するようにしても良い。この場合には、中断解除スイッチ107等が不要であり、また入賞異常が発生した場合の管理者側での対応も容易にできる。
【0086】
発射検出スイッチ94、ファール球検出スイッチ93等は、別の箇所に設けても良い。また所定時間内に所定数の遊技球の入賞を検出しない場合に、ボタン操作によりゲームを強制的に終了させる強制終了手段を設けても良い。この場合には、遊技者の操作によって強制的にゲームを終了できる。
【0087】
自動的にゲームを強制終了させる自動強制終了手段を設けても良い。例えば、自動強制終了手段には、所定時間内に所定数の遊技球の入賞を検出しない場合に、一時中断の処理を行った後、それから或る時間経過することを条件にゲームを強制的に終了させる機能と、所定時間内に所定数の遊技球の入賞を検出するか否かに関係なく、遊技領域27への所定数の遊技球の打ち込みから或る時間経過することを条件にゲームを強制的に終了させる機能とを持たせて、その何れかをメーカー側において選択設定できるようにしても良い。なお、この各機能はプログラム的に構成し、そのプログラムの何れかを選択することも可能である。勿論、このような2つの機能の少なくとも前者機能を奏する場合と、その機能を奏しない場合とを選択設定するようにしても良い。
【0088】
更に実施形態では、アレンジボール機について例示しているが、アレンジボール機の他、雀球遊技機等の各種の組み合わせ遊技機でも同様に実施できることはいうまでもない。またメダル投入式の他、遊技球投入式、カード式の組み合わせ遊技機でも同様に実施可能である。
【0089】
【発明の効果】
本発明では、遊技盤15の遊技領域27の下部に、複数個の入賞口29を有する入賞口手段22を設け、遊技領域27へと遊技球を発射させる発射手段16と、遊技盤15の前側に対応するガラス扉53とを備えた組み合わせ遊技機において、発射手段16が1ゲームに必要な所定数の遊技球を発射してから所定時間内に1ゲームに必要な所定数の遊技球の入賞を検出しなかった場合に入賞異常と判定する異常判定手段101と、該異常判定手段101が入賞異常と判定した場合にそれを報知する異常報知手段103とを備えているので、遊技球の入賞数の不足と判定した場合に、その入賞異常を確実に判定し報知でき、遊技領域27内での遊技球の引っ掛かり等による遊技者の不利益を防止できる。
【0090】
また異常判定手段101が入賞異常と判定した場合にゲームを中断させる機能を備えているので、入賞異常のままでのゲームの続行による不利益を防止できる。しかも、ゲームの中断後に開放したガラス扉53を閉じた場合に中断を解除してゲームを再開可能にする中断解除スイッチ107を設けているので、入賞異常に適切な措置を講じてゲームを続行することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すアレンジボール機の正面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すアレンジボール機の側面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す前枠の背面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す外枠の正面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示すアレンジボール機の縦断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示すアレンジボール機の縦断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示すアレンジボール機の横断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す戻り経路部分の縦断面図である。
【図9】本発明の一実施形態を示す制御系のブロック図である。
【図10】本発明の一実施形態を示す制御系のブロック図である。
【符号の説明】
15 遊技盤
16 発射手段
21 ガイドレール
21b 内レール
21c 戻り球防止手段
27 遊技領域
29 入賞口
44 循環経路
45 発射側経路
46 戻り側経路
49 メダル投入口
93 ファール球検出スイッチ
94 発射検出スイッチ
96 発射個数計数手段
97 入賞個数計数手段
101 異常判定手段

Claims (9)

  1. 遊技盤 (15) 遊技領域(27)の下部に、複数個の入賞口(29)を有する入賞口手段(22)を設け、前記遊技領域(27)へと遊技球を発射させる発射手段(16)と、前記遊技盤 (15) の前側に対応するガラス扉 (53) を備えた組み合わせ遊技機において、前記発射手段 (16) が1ゲームに必要な所定数の遊技球を発射してから所定時間内に1ゲームに必要な所定数の遊技球の入賞を検出しなかった場合に入賞異常と判定する異常判定手段(101) と、該異常判定手段(101) が入賞異常と判定した場合にそれを報知する異常報知手段(103) と、前記異常判定手段 (101) が入賞異常と判定した場合にゲームを中断させる機能と、ゲームの中断後に開放した前記ガラス扉 (53) を閉じた場合に中断を解除してゲームを再開可能にする中断解除スイッチ (107) を備えたことを特徴とする組み合わせ遊技機。
  2. ボタン操作によりゲームを強制的に終了させる強制終了手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の組み合わせ遊技機。
  3. 自動的にゲームを終了させる自動強制終了手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の組み合わせ遊技機。
  4. 遊技球の入賞個数を計数する入賞個数計数手段 (97) を備え、該入賞個数計数手段 (97) がゲームの中断後に前記所定数を計数した場合に、ゲームの中断を解除する機能を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
  5. 前記遊技領域 (27) へと発射される遊技球又は発射された遊技球を計数する発射個数計数手段 (96) を備え、前記異常判定手段 (101) は、前記発射個数計数手段 (96) が所定数の遊技球を計数してから所定時間内に前記入賞個数計数手段 (97) が所定数の遊技球の入賞を計数しない場合に入賞異常と判定する機能を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
  6. 前記発射手段 (16) により発射される遊技球又は発射された遊技球を検出する発射検出スイッチ (94) と、前記遊技領域 (27) に到達せずに戻るファール球を検出するファール球検出スイッチ (93) とを備え、前記発射個数計数手段 (96) は、これら検出スイッチ (93)(94) からの信号に基づいて前記遊技領域 (27) への遊技球の実発射個数を計数する機能を備えたことを特徴とする請求項に記載の組み合わせ遊技機。
  7. 前記遊技盤 (15) に前記遊技領域 (27) へと遊技球を誘導するガイドレール (21) を設け、該ガイドレール (21) の内レール (21b) の先端側に、前記遊技領域 (27) からの遊技球の戻りを防止する戻り球防止手段 (21c) を設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
  8. メダルを投入するメダル投入口 (49) を備え、該メダル投入口 (49) に規定の複数枚のメダルを投入すること条件にゲームを開始可能に構成したことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
  9. 前記発射手段 (16) から前記遊技盤 (15) へと遊技球を案内する発射側経路 (45) と、前記遊技盤 (15) から前記発射手段 (16) 側へと遊技球を戻す戻り側経路 (46) とを含む閉ループ状の循環経路 (44) を構成し、この循環経路 (44) 中に複数個の遊技球を封入したことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
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