JP3667675B2

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Info

Publication number: JP3667675B2
Application number: JP2001308013A
Authority: JP
Inventors: 禎之平手; 祐志米倉; 俊成平川
Original assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Current assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date: 2001-10-03
Filing date: 2001-10-03
Publication date: 2005-07-06
Anticipated expiration: 2021-10-03
Also published as: JP2003111676A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、抽出器に収容したコーヒー豆等の抽出原料に熱湯を散布供給して抽出飲料を抽出する飲料抽出装置において、該装置から前記抽出器を不用意に取外すのを防止するための抽出器の誤操作防止装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
挽いたコーヒー豆に所要量の熱湯を散布供給してコーヒーを抽出する飲料抽出装置が、喫茶店やレストラン等で好適に使用されている。この飲料抽出装置の基本構造を一例として述べれば、所要量の熱湯が貯留される湯煎タンクと、フィルタと挽いたコーヒー豆とを収容する抽出器(抽出用濾過器)と、この抽出器の下方に配設される貯液タンクと、前記湯煎タンクと連通して熱湯を抽出器に散布供給する散湯管とから構成される。そして、湯煎タンク中の熱湯を散湯管を介して抽出器に収容したコーヒー豆に散布供給し、これにより抽出されて抽出器の抽出口から滴下したコーヒーが貯液タンクに貯留されるようになっている。
【０００３】
なお、前記飲料抽出装置の本体における散湯管の下方に一対のガイドレールが配設され、両ガイドレールに対して本体前側から前記抽出器が着脱可能に取付けられ、該抽出器をガイドレールに沿って本体後方に向けて移動して散湯管の直下の抽出位置にセットするよう構成されている。そして、前記フィルタやコーヒー豆の交換に際しては、抽出器をガイドレールに沿って本体前側に引出すことで本体から取外される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
前記飲料抽出装置では、前記抽出器はガイドレールに対して前後動可能に取付けられて自由に引出すことができるため、抽出作業中に作業者が誤って抽出器を本体から取外してしまうおそれがある。この場合は、散湯管からの熱湯や抽出器内に溜まっている熱湯が、装置が設置されているテーブルや床にこぼれて濡らす問題が指摘される。
【０００５】
【発明の目的】
本発明は、従来の技術に内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、抽出作業中に抽出器を誤って取外すのを防止し得る抽出器の誤操作防止装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明に係る抽出器の誤操作防止装置は、
抽出原料を収容した抽出器が、本体に配設されたガイドレールに対して本体前側から着脱可能で、該ガイドレールに沿って移動することで抽出位置にセットした抽出器内の抽出原料に対して、抽出位置の上方に配設した散湯ノズルから熱湯を散布供給することで抽出飲料を滴下するようにした飲料抽出装置において、
前記抽出位置にセットされた抽出器における本体前面を向く端部が当接して、抽出器の本体前側への引出しを阻止する下方の阻止位置と、該引出しを許容する上方の解除位置との間を上下動可能なストッパを、前記本体の前部に配設し、
前記ストッパを常には阻止位置に臨ませ、該ストッパを解除位置まで上動させることで抽出器の本体前側への引出しが許容されるよう構成すると共に、
前記ストッパの前面に、下端から上側に向かうにつれて前方に傾斜する案内面を形成して、該案内面に前記抽出器を押付けることでストッパを解除位置へ上動させ得るようにしたことを特徴とする。
また、前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本願の別発明に係る抽出器の誤操作防止装置は、
抽出原料を収容した抽出器が、本体に配設されたガイドレールに対して本体前側から着脱可能で、該ガイドレールに沿って移動することで抽出位置にセットした抽出器内の抽出原料に対して、抽出位置の上方に配設した散湯ノズルから熱湯を散布供給することで抽出飲料を滴下するようにした飲料抽出装置において、
前記本体に、
前記抽出位置にセットされた抽出器の本体前側への引出しを阻止する阻止位置、および該引出しを許容する解除位置の間を移動可能な阻止手段と、
前記抽出器が抽出位置にセットされたことを検知する検知手段と、
前記阻止手段を前記解除位置へ向けて付勢する圧縮コイルバネと、
前記阻止手段に当接する回動可能な作動板と、
一方の端部が前記作動板に連結されると共に、他方の端部が駆動手段に連結され、該駆動手段の作動により引張り・弛緩作動することで前記作動板を揺動させるワイヤとを配設し、
前記検知手段の検知状態では、前記駆動手段の作動により前記ワイヤが引張られて前記作動板が揺動することで、前記圧縮コイルバネの弾力に抗して前記阻止手段を阻止位置に変化させるよう構成したことを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る抽出器の誤操作防止装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【０００８】
【第１実施例】
図１は、第１実施例に係る抽出器の誤操作防止装置を採用した飲料抽出装置の要部概略構成図であって、図に示す飲料抽出装置１０は、その筐体１１の内部に、熱湯が貯留される湯煎タンク(図示せず)と、抽出されたコーヒーが貯留される貯液タンク１２とが収納されると共に、該貯液タンク１２の液受入口１２ａは上方に開口している。また筐体１１の上部には、図２に示す如く、幅方向に離間して一対の側板１３,１３が立設され、両側板１３,１３間に抽出機構部１４が配設される。この抽出機構部１４は、箱状に形成された本体１５の下面に、前後方向に延在する一対のガイドレール１６,１６が幅方向に離間して平行に配設され(図３参照)、両ガイドレール１６,１６間に、抽出原料としての挽いたコーヒー豆がフィルタを介して収容される抽出器１７が着脱可能に取付けられるようになっている。
【０００９】
前記抽出器１７は、上方に開口する漏斗状の容器１８の上端外周にフランジ１８ａが設けられ、このフランジ１８ａが両ガイドレール１６,１６に摺動可能に載置されて、該抽出器１７はガイドレール１６,１６に沿って前後方向に移動可能に構成される。また容器１８の外部に取手１８ｂが配設されると共に、該容器１８の底部中央には抽出口１８ｃが形成されており、抽出器１７は取手１８ｂが前記本体１５の前側に臨む状態でガイドレール１６,１６間に取付けられるようになっている。なお、ガイドレール１６,１６に沿って前記本体１５の後方に向けて抽出器１７を移動させることで、該抽出器１７は後述する散湯ノズル１９の直下の抽出位置にセットされ、このときに抽出口１８ｃが前記貯液タンク１２における液受入口１２ａの上方に臨むよう構成される。
【００１０】
前記抽出機構部１４における本体１５の内部略中央に散湯ノズル１９が配設され、この散湯ノズル１９に連結された散湯管２０を介して、前記抽出位置にセットされた抽出器１７内部のコーヒー豆に熱湯を散布供給(散湯)することにより抽出されたコーヒーが、前記抽出口１８ｃから滴下して前記液受入口１２ａを介して貯液タンク１２に貯留されるようになっている。なお、散湯ノズル１９の端部には、複数の小孔を穿設したスプレーヘッド１９ａが着脱自在に装着され、散湯管２０を介して散湯ノズル１９に供給される熱湯は、該スプレーヘッド１９ａを介してコーヒー豆にシャワー状に散布供給される。
【００１１】
前記本体１５の内部後側所定位置に、図１に示す如く、前記抽出器１７が抽出位置にセットされているか否かを検知する検知手段２１が配設されている。この検知手段２１は、スイッチ本体２１ａと、抽出器１７の前記フランジ１８ａが当接することで傾動する検知板２１ｂとから構成され、該検知板２１ｂは、フランジ１８ａが当接していない状態ではスイッチ本体２１ａから離間して(図４参照)、このときには検知手段２１は非検知状態となるよう設定される。そして、検知板２１ｂにフランジ１８ａが当接して傾動することでスイッチ本体２１ａに近接し(図１参照)、このときに検知手段２１は検知状態となって抽出器１７が抽出位置にセットされていることを検知するようになっている。なお、検知手段２１は図示しない制御手段に接続され、該制御手段では検知手段２１の検知状態においてのみ抽出作業を可能とするよう設定されている。すなわち、検知手段２１の検知状態で抽出スイッチ(図示せず)を入れると熱湯が散湯ノズル１９に供給されて抽出作業が開始されるが、検知手段２１の非検知状態においては、抽出スイッチを入れたとしても熱湯が散湯ノズル１９に供給されず、抽出作業は開始されないよう構成されている。なお、前記抽出機構部１４の本体前面に、前記制御手段に接続する運転ランプ２２が配設され、該ランプ２２は検知手段２１の検知状態で点灯、非検知状態で消灯するよう設定されている。
【００１２】
前記抽出機構部１４における本体１５の前部に、下方の阻止位置と上方の解除位置との間を上下動可能な阻止手段としてのストッパ２３が配設され、該ストッパ２３は常には自重によって阻止位置に臨むよう設定される。このストッパ２３は、図２および図３に示す如く、抽出器１７におけるフランジ形成位置における最大直径より大きな幅寸法に設定されると共に、阻止位置においてその下端は、前記ガイドレール１６,１６に載置されているフランジ１８ａのレベルより下方に臨むよう設定される。またストッパ２３は、前記抽出位置にセットされた状態の抽出器１７におけるフランジ１８ａの端部(本体前側を向く端部)より前方に位置するよう設定される。すなわち、図１に示す如く、抽出器１７を抽出位置にセットした状態において、阻止位置に臨むストッパ２３の後面にフランジ１８ａの端部が当接可能になっており、このまま抽出器１７を本体前側に向けて引出したときには、フランジ１８ａがストッパ２３に当接して抽出器１７の本体１５からの引出し(取外し)が阻止される。そして、図４に示す如く、ストッパ２３を上動して下端がフランジ１８ａのレベルより上方となる解除位置とすることで、抽出器１７の引出しが許容されるようになっている。
【００１３】
前記ストッパ２３の前面には、図１に示す如く、その下端から上側に向かうにつれて前方に傾斜する案内面２３ａが形成されており、阻止位置のストッパ２３の案内面２３ａに対して前側から抽出器１７のフランジ１８ａを押付けることで、該ストッパ２３を解除位置まで上動させ得るよう構成してある。なお、ストッパ２３を、適宜の弾性手段(バネやゴム等)を用いて常には阻止位置に保持するよう構成してもよい。またストッパ２３の下端部における幅方向の略中央には、下方に開放する中央凹部２３ｂが形成されており、抽出位置にセットされた抽出器１７の取手１８ｂが、阻止位置に臨むストッパ２３の中央凹部２３ｂに嵌ることで、中央凹部２３ｂの左右両側におけるストッパ下端がフランジ１８ａのレベルより下方に臨むようになっている。
【００１４】
【第１実施例の作用】
次に、第１実施例に係る抽出器の誤操作防止装置の作用につき、以下に説明する。前記抽出器１７を抽出機構部１４に取付けるときには、前記ストッパ２３の案内面２３ａに、抽出器１７におけるフランジ１８ａを前側から当接して押込むことで、該ストッパ２３は阻止位置から解除位置まで上動し、フランジ１８ａは前記両ガイドレール１６,１６に載置されて取付けられる。すなわち、抽出器１７の取手１８ｂを持っている手とは別の手を用いてストッパ２３を上動させることなく、該抽出器１７の取付け作業を片手で行ない得るようになっている。両ガイドレール１６,１６にフランジ１８ａを載置した状態で、抽出器１７を本体後側に向けて移動させると、前記検知板２１ｂにフランジ１８ａが当接してこれを傾動させ、前記検知手段２１が検知状態となることで、抽出器１７が抽出位置にセットされたことが検知される。このとき、前記制御手段では飲料抽出装置１０を抽出作業が可能な状態とすると共に、前記運転ランプ２２が点灯することで作業者に抽出作業が可能であることを知らせる。
【００１５】
また、前記抽出器１７が抽出位置まで移動すると、図１に示す如く、前記ストッパ２３からフランジ１８ａが離間し、該ストッパ２３は自重で阻止位置まで下動する。すなわち、この状態で抽出器１７を本体前側に引出そうとしても、フランジ１８ａがストッパ２３に当接して移動が規制されるから、当該抽出器１７の本体１５からの取外しは阻止される。
【００１６】
次に、前記抽出スイッチを入れると、前記湯煎タンク中の熱湯が散湯管２０を介して散湯ノズル１９に供給され、該ノズル１９に配設したスプレーヘッド１９ａを介して熱湯が抽出器１７内のコーヒー豆に散布供給され、抽出されたコーヒーが抽出口１８ｃから貯液タンク１２に滴下して貯留される。この場合に、前記ストッパ２３の幅寸法は抽出器１７の最大直径より長くしてあるから、コーヒーの抽出中に漏れる蒸気が本体１５の底面と抽出器１７の上面との隙間から前面に出てくるのを防ぐことができ、本体１５の正面に水滴が付くのを防止し得る。
【００１７】
前記コーヒーの抽出作業の完了後、前記抽出器１７を抽出機構部１４から取外す際には、前記取手１８ｂを持った手の親指等でストッパ２３を解除位置まで押上げた状態で、フランジ１８ａをストッパ２３の下方に臨む位置まで引出せば、後はストッパ２３がフランジ１８ａの上面に乗った状態で抽出器１７を取外すことができる。すなわち、ストッパ２３を押上げる操作を行なわなければ抽出器１７を取外すことはできないから、抽出作業中に作業者が不用意に抽出器１７を抽出機構部１４から取外すのを抑制することができる。従って、散湯中の熱湯や抽出器１７内に溜まっている熱湯が、テーブルや床にこぼれて濡らすことは防止される。なお、ストッパ２３を押上げる操作は片手で簡単に行ない得るから、煩わしい操作となることもない。
【００１８】
【第２実施例】
図５〜図８は、第２実施例に係る抽出器の誤操作防止装置を示すものであって、飲料抽出装置の基本構成は、前述した第１実施例と同じであるから、異なる部分についてのみ説明し、同一部材には同じ符号を付して示すこととする。
【００１９】
第２実施例に係る飲料抽出装置２４は、前記筐体１１の内部に２基の貯液タンク１２,１２が左右に並んで収納されて、その液受入口１２ａ,１２ａが夫々上方に開口している(図５参照)。そして、両液受入口１２ａ,１２ａの上方に配置される抽出機構部１４に取付けられる第２実施例の抽出器２５は、図２に示す如く、前記容器１８の中央から前側(取手側)にずれた位置に抽出口１８ｃが形成されており、前記ガイドレール１６,１６間に取付けられている状態で抽出器２５を左右方向に水平回動することで、抽出口１８ｃを左右の各液受入口１２ａ,１２ａの上方に臨ませ得るよう構成してある(図７参照)。すなわち、抽出口１８ｃからのコーヒーの滴下位置を切換えることで、１基の抽出器２５を用いて、２基の貯液タンク１２,１２にコーヒーを貯留させ得るようになっている。
【００２０】
前記抽出機構部１４における本体１５の前部に配設される第２実施例のストッパ２６は、第１実施例と同様に、下方の阻止位置において抽出器２５の引出しを規制すると共に、上方の解除位置で該抽出器２５の引出しを許容するよう構成されると共に、その前面には下端から上側に向かうにつれて前方に傾斜する案内面２６ａが形成される。またストッパ２６には、図８に示す如く、その下端部に、下方に開放する３つの凹部２６ｂ,２６ｃ,２６ｄが形成されている。各凹部２６ｂ,２６ｃ,２６ｄの幅寸法は、前記抽出器２５の取手１８ｂの幅寸法より僅かに大きく設定され、該凹部２６ｂ,２６ｃ,２６ｄに取手１８ｂが嵌まることで、抽出器２５の左右方向への水平回動が規制されるようになっている。すなわち、左側の左凹部２６ｃに取手１８ｂが嵌まる位置まで抽出器２５を水平回動することで、前記抽出口１８ｃが左側の液受入口１２ａ上方に臨み、右側の右凹部２６ｄに取手１８ｂが嵌まる位置まで抽出器２５を水平回動することで、抽出口１８ｃが右側の液受入口１２ａ上方に臨むよう設定される。なお、中央に位置する中央凹部２６ｂは、第１実施例と同様に、抽出器２５を抽出機構部１４に取付ける際の取手１８ｂの逃げ部として機能する。また各凹部２６ｂ,２６ｃ,２６ｄに取手１８ｂが嵌まった状態で、ストッパ２６の下端は抽出位置にセットされている抽出器２５のフランジ１８ａのレベルより下方に臨むようになっている。
【００２１】
前記中央凹部２６ｂと左右の凹部２６ｃ,２６ｄとの間に位置する両凸部２７,２７における左右両側の角部は所要曲率の円弧状に形成されており、中央凹部２６ｂに取手１８ｂが嵌まっている状態で抽出器２５を水平回動した際には、該取手１８ｂが弧状角部に当接することでストッパ２６が押上げられて位置を変更し得るよう構成される。すなわち、ストッパ２６を手指等で押上げる操作を行なうことなく、抽出器２５を水平回動するだけでコーヒーの抽出先(抽出口１８ｃの位置)を切換えることができるようになっている。
【００２２】
【第２実施例の作用】
次に、第２実施例に係る抽出器の誤操作防止装置の作用につき、第１実施例とは異る作用について、以下に説明する。
【００２３】
前記抽出器２５を抽出位置にセットした状態では、前記検知手段２１が検知状態となり、前記運転ランプ２２が点灯すると共に飲料抽出装置２４は抽出作業が可能な状態となる。またストッパ２６が、抽出器２５のフランジ１８ａの本体前側への移動を規制する阻止位置に臨み、抽出器２５の本体１５からの取外しは阻止されている。なお、抽出機構部１４への抽出器２５の取付けに際しては、前記取手１８ｂはストッパ２６の中央凹部２６ｂと対応する位置に臨み、抽出位置では該中央凹部２６ｂに取手１８ｂが嵌まっている。
【００２４】
この状態で、抽出器２５を左右何れかの方向に水平回動すると、中央凹部２６ｂに嵌まっている取手１８ｂが凸部２７の弧状角部に当接し、更に回動させることでストッパ２６は解除位置まで押上げられて、該凸部２７が前記フランジ１８ａの上面に乗る。そして、取手１８ｂが左右何れかの凹部２６ｃ,２６ｄの位置に到ると、ストッパ２６が再び阻止位置まで下動して対応する凹部２６ｃ,２６ｄに取手１８ｂが嵌まると共に、前記抽出口１８ｃが対応する液受入口１２ａ,１２ａの上方に臨む。すなわち、コーヒーの抽出先を切換えることのできる抽出器２５を抽出機構部１４に取付けた場合においても、各切換え位置においてストッパ２６により抽出器２５の引出しは規制されるから、抽出作業中に抽出器２５を誤って取外すことで熱湯が周囲にこぼれるのを防止し得る。
【００２５】
なお、前記取手１８ｂの上端レベルとフランジ１８ａの上端レベルとを同一に設定すれば、抽出器２５を水平回動して取手１８ｂの上面にストッパ２６の凸部２７が乗った状態で該抽出器２５を本体前側に引出せば、フランジ１８ａの上に凸部２７が移載されるから、そのまま抽出器２５を取外すことができる。すなわち、親指等でストッパ２６を押上げることなく抽出器２５を抽出機構部１４から取外すことが可能である。但し、単に抽出器２５を直線的に引出すだけでなく、一旦左右何れかの方向に水平回動させる操作が必要となるから、作業者が誤って取外してしまうのは抑制される。
【００２６】
【第３実施例】
図９〜図１１は、第３実施例に係る抽出器の誤操作防止装置を示すものであって、飲料抽出装置の基本構成は、前述した第１実施例と同じであるから、異なる部分についてのみ説明し、同一部材には同じ符号を付して示すこととする。すなわち、第３実施例では、前記阻止手段としてのストッパに代えて、ロック機構により抽出器の誤操作を防止するよう構成してある。
【００２７】
第３実施例に係る飲料抽出装置２８は、前記抽出機構部１４における本体１５の内部に、抽出位置にセットされた抽出器１７の抽出作業中における取外しを阻止するためのロック機構２９を備えている。このロック機構２９は、図９に示す如く、本体１５の適宜位置に配設した略コ字状のブラケット３０と、該ブラケット３０の上部に配設された支持板３１と、ブラケット３０および支持板３１を貫通して上下動可能な阻止手段としてのロックピン３２とを備える。このロックピン３２のブラケット３０と支持板３１との間に臨む位置に鍔３２ａが設けられ、該鍔３２ａとブラケット３０との間に弾力的に介挿された圧縮コイルバネ３３により、該ロックピン３２は常に解除位置に持上げられるようになっている。すなわち、ロックピン３２の解除位置では、図１１(ａ)に示す如く、その下端が本体１５の下方に突出せず、前記抽出器１７の前後動を許容するよう構成される。
【００２８】
前記支持板３１の上面に蝶番３４を介して作動板３５が回動可能に配設され、該作動板３５の下面に、前記ロックピン３２の支持板３１から突出する上端が当接するよう構成される。また作動板３５の枢支位置から離間する開放端部に、図示しないソレノイド等の駆動手段に連結されたワイヤ３６の一端部が連結されており、該ワイヤ３６の引張り・弛緩作動により作動板３５が揺動し、ロックピン３２を解除位置と阻止位置とに変化させるよう構成してある。すなわち、ワイヤ３６を引張ることで、図１１(ｂ)に示す如く、ロックピン３２は圧縮コイルバネ３３の弾力に抗して下動し、その下端部を本体１５の下方に所定長さだけ突出する阻止位置に位置決めされる。なお、ロックピン３２の本体１５からの突出位置は、図１０に示す如く、抽出位置にセットされた抽出器１７における容器１８の内部であって、その本体後側に近接する内周面に近接し、ロックピン３２の阻止位置では抽出器１７の本体前側への引出しを阻止するよう構成される。またワイヤ３６を弛緩することで、図１１(ａ)に示す如く、ロックピン３２は圧縮コイルバネ３３の弾力によって前記解除位置まで上動するようになっている。
【００２９】
前記ロック機構２９の駆動手段は、前記検知手段２１が検知状態となったときに、前記ワイヤ３６を引張ってロックピン３２を阻止位置に臨ませるよう作動すると共に、コーヒーの抽出作業が完了したときにワイヤ３６を弛緩してロックピン３２を解除位置に臨ませるよう作動制御される。なお、抽出作業の完了は、例えば前記コーヒー豆への散湯が終了したときにカウントを開始するタイマに予め設定された時間(抽出器１７からのコーヒーの滴下が完了するまでの時間)が経過したことで判断する構成を採用し得る。また第３実施例では、前記圧縮コイルバネ３３、作動板３５、ワイヤ３６および駆動手段から作動手段を構成している。
【００３０】
【第３実施例の作用】
次に、第３実施例に係る抽出器の誤操作防止装置の作用につき、以下に説明する。前記抽出器１７が抽出機構部１４の抽出位置にセットされていない状態では、図１１(ａ)に示す如く、前記ロックピン３２は解除位置に保持されている。この状態で、抽出器１７のフランジ１８ａを前記一対のガイドレール１６,１６に本体前側から取付けると共に後側に向けて移動することで、前記検知板２１ｂにフランジ１８ａが当接して検知手段２１が検知状態となり、前記運転ランプ２２が点灯すると共に、制御手段は飲料抽出装置２８を抽出作業の可能な状態とする。また、前記駆動手段が作動されて前記ワイヤ３６が引張られ、図１１(ｂ)に示す如く、ロックピン３２は圧縮コイルバネ３３の弾力に抗して下動し、その下端部が抽出器１７における容器１８の内部に突出する阻止位置に位置決めされる。すなわち、この状態で抽出器１７を本体前側に引出そうとしても、ロックピン３２に容器１８内面が当接して移動が規制されるから、当該抽出器１７の本体１５からの取外しは阻止される。
【００３１】
次に、前記抽出スイッチを入れると、前記散湯ノズル１９のスプレーヘッド１９ａを介して熱湯が抽出器１７内のコーヒー豆に散布供給され、抽出されたコーヒーが抽出口１８ｃから貯液タンク１２に滴下して貯留される。この場合に、所定量の熱湯の散湯が終了したときにタイマがカウントを開始し、このタイマの設定時間が経過したときに、前記駆動手段が作動されてワイヤ３６を弛緩する。これにより、図１１(ａ)に示す如く、ロックピン３２は圧縮コイルバネ３３の弾力によって前記解除位置まで上動することで、抽出器１７の取外しを許容する状態となる。
【００３２】
すなわち第３実施例においては、ロック機構２９により抽出作業中は抽出器１７の抽出機構部１４からの取外しは阻止されるから、抽出作業中に作業者が不用意に抽出器１７を抽出機構部１４から取外すのを確実に防止することができる。従って、散湯中の熱湯や抽出器１７内に溜まっている湯が、テーブルや床にこぼれて濡らすことは防止される。なお、第３実施例の構成は、前述した第２実施例のように抽出器２５を水平回動することでコーヒーの抽出先を切換える構造のものにも採用可能である。
【００３３】
【第４実施例】
図１２は、第４実施例に係る抽出器の誤操作防止装置を示すものであって、飲料抽出装置の基本構成は、前述した第１実施例と同じであるから、異なる部分についてのみ説明し、同一部材には同じ符号を付して示すこととする。すなわち、第４実施例では、第１実施例のストッパの構成に加えて、抽出表示を行なう表示手段を備えている。
【００３４】
第４実施例に係る飲料抽出装置３７の抽出機構部１４における本体１５の前面には、前記制御手段に接続する２個の表示手段としての表示ランプ３８,３９が配設されている。一方の第１表示ランプ３８は、前記抽出スイッチが入ることによってコーヒー豆に対する熱湯の散湯が開始されることで点灯し、該散湯が終了することで消灯するよう設定されている。また他方の第２表示ランプ３９は、抽出作業が完了したことを表示するものである。なお、抽出作業は、コーヒー豆に対する熱湯の散湯開始から、散湯終了後において、前記抽出器１７に溜まっている熱湯(抽出されたコーヒー)の滴下が完了するまでを云い、前記第３実施例と同様のタイマにより抽出完了が検知されるようになっている。そして第４実施例では、タイマのカウント完了により、第２表示ランプ３９が点灯し、前記抽出器１７が抽出機構部１４から取外されたとき(検知手段２１の非検知状態)に消灯するよう設定されている。
【００３５】
すなわち、第４実施例においては、第１表示ランプ３８が点灯することで抽出作業が開始されたことを表示(抽出表示)すると共に、前記第２表示ランプ３９が点灯することで抽出作業が完了したことを表示(抽出表示)して、作業者に飲料抽出装置３７の運転状態を知らせるよう構成してある。なお、抽出器１７に溜まった熱湯の滴下時間は、コーヒー豆の種類によって異なるので、前記タイマにはある程度多めの設定時間が設定される。
【００３６】
【第４実施例の作用】
次に、第４実施例に係る抽出器の誤操作防止装置の作用につき、第１実施例とは異る作用について、以下に説明する。
【００３７】
前記抽出器１７を抽出位置にセットした状態では、前記ストッパ２３により抽出器１７の本体１５からの取外しは阻止されている。前記抽出スイッチを入れると、前記スプレーヘッド１９ａを介して熱湯が抽出器１７内のコーヒー豆に散布供給される。このとき、前記第１表示ランプ３８が点灯し、作業者は散湯中であることを認識し得る。そして、所定量の熱湯の散湯が終了すると、第１表示ランプ３８が消灯すると共に、前記タイマがカウントを開始し、このタイマの設定時間が経過することで前記第２表示ランプ３９が点灯し、作業者は抽出作業が完了したことを認識し得る。
【００３８】
従って、前記抽出器１７が抽出位置にセットされている状態で、第２表示ランプ３８が点灯している場合は、抽出を行なったコーヒー豆が収容されたままの状態であり、交換する必要があることを判断できる。すなわち、１度抽出されたコーヒー豆から再び抽出するのを抑制することができる。また、第１表示ランプ３８および第２表示ランプ３９の点灯あるいは消灯の状態により、作業者は抽出作業中であるか否かを認識し得るから、抽出作業中に誤って前記ストッパ２３による取外し阻止を解除して抽出器１７を取外すことを抑制し得る。
【００３９】
なお、前記第２表示ランプ３９の点灯状態においては、前記抽出スイッチの入力を受付けないよう設定しておけば、第２表示ランプ３９の表示を見落として抽出スイッチを入れたとしても、再抽出が行なわれることを防止できる。また第４実施例では、２個の表示ランプ３８,３９で飲料抽出装置３７の運転状態を表示するようにしたが、例えば１個の表示ランプ(表示手段)を用い、抽出作業中は点滅させ、作業完了により点灯させたり、あるいは散湯中は早い点滅とすると共に散湯終了から抽出完了まで(ドリップ中)は遅い点滅とし、抽出完了により点灯させることで、運転状況を識別表示することが可能である。また、３個の表示ランプ(表示手段)を用いて、散湯中、ドリップ中、完了を夫々対応するランプの点灯や点滅等により表示するようにしてもよい。
【００４０】
第４実施例の表示手段を用いた抽出表示制御は、第１実施例の構成に限らず、第２または第３実施例の構成のものにも採用可能である。
【００４１】
前述した各実施例では、コーヒーを抽出する飲料抽出装置に採用した場合で説明したが、コーヒー以外の紅茶や緑茶等、他の飲料を抽出するものであってもよい。また、第１実施例のストッパを、第３実施例と同様の機構により検知手段の検知・非検知状態に応じて自動的に上下動させる構成を採用し得る。更には、ストッパやロックピンを上下動させる駆動手段を、抽出機構部の本体内部に配置し、ストッパやロックピンを直に作動させるようにしてもよい。なお、阻止手段は、上下動されるロックピンに代えて、エアシリンダやモータ等の作動手段により阻止位置と解除位置との間を回動されるフック等の手段を採用し得る。また作動手段や検知手段に関しては、実施例の構成に限定されるものでなく、その他各種の機構を採用し得る。
【００４２】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明の請求項１に係る抽出器の誤操作防止装置によれば、阻止位置に臨むストッパを解除位置に移動させなければ、抽出位置にセットされている抽出器を取外すことはできないから、抽出作業中に作業者が不用意に抽出器を本体から取外すのを抑制することができる。従って、散湯中の熱湯や抽出器内に溜まっている熱湯が、テーブルや床にこぼれて濡らすことは防止される。また、抽出位置にセットされている抽出器を取外す際には、本体の前部に配設したストッパを阻止位置から解除位置へ移動させる操作を必要とするから、抽出作業中に作業者が誤って抽出器を本体から取外すのを抑制し得る。更に、ストッパの前面に、下端から上側に向かうにつれて前方に傾斜する案内面を形成したことで、ストッパの案内面に、抽出器における本体前面を向く端部を前側から当接して押込むことで、該ストッパを阻止位置から解除位置まで上動させ得るから、抽出器の取手を持っている手とは別の手を用いてストッパを上動させることなく、該抽出器の取付け作業を片手で行ない得る。更に、請求項２に係る誤操作防止装置によれば、抽出飲料の滴下位置を切換えることのできる抽出器を本体に取付けた場合においても、各切換え位置においてストッパにより抽出器の取外しを阻止し得るから、抽出作業中に抽出器を誤って取外すことで熱湯が周囲にこぼれるのを防止し得る。
【００４３】
請求項３に係る誤操作防止装置によれば、阻止位置に臨む阻止手段を解除位置に移動させなければ、抽出位置にセットされている抽出器を取外すことはできないから、抽出作業中に作業者が不用意に抽出器を本体から取外すのを抑制することができる。従って、散湯中の熱湯や抽出器内に溜まっている熱湯が、テーブルや床にこぼれて濡らすことは防止される。また、抽出器の抽出位置へのセット状態を検知する検知手段の検知・非検知状態に応じて作動する阻止手段により、抽出作業中は抽出器の本体からの取外しを阻止し得るから、作業者が不用意に抽出器を本体から取外すのを確実に防止し得る。すなわち、抽出器を取外すことが可能か否かを作業者が判断する必要はないから、人的ミスによって抽出器が抽出作業中に取外されて周囲が濡れるのを防ぐことができる。
【００４４】
請求項４に係る誤操作防止装置によれば、表示手段により抽出表示を行なうよう構成したから、作業者は抽出作業中であるか否かを認識することができ、抽出作業中に誤って抽出器を取外すことを抑制し得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例に係る抽出器の誤操作防止装置を採用した飲料注出装置の抽出機構部を一部破断して示す要部側面図である。
【図２】第１実施例に係る飲料注出装置の抽出機構部を示す正面図である。
【図３】第１実施例に係る抽出機構部を示す横断平面図である。
【図４】第１実施例に係る抽出機構部から抽出器を取外す状態を一部破断して示す要部側面図である。
【図５】第２実施例に係る抽出器の誤操作防止装置を採用した飲料注出装置を示す要部正面図である。
【図６】第２実施例に係る抽出器の平面図である。
【図７】第２実施例に係る抽出器と液受入口との関係を示す説明図である。
【図８】第２実施例に係るストッパの正面図である。
【図９】本発明の第３実施例に係る抽出器の誤操作防止装置を採用した飲料注出装置の抽出機構部を一部破断して示す要部側面図である。
【図１０】第３実施例に係る抽出器とロックピンとの関係を示す説明図である。
【図１１】第３実施例に係るロック機構を示す動作説明図であって、(ａ)はロックピンを解除位置に保持した状態を示し、(ｂ)はロックピンを阻止位置に保持した状態を示す。
【図１２】本発明の第４実施例に係る抽出器の誤操作防止装置を採用した飲料注出装置の抽出機構部を示す正面図である。
【符号の説明】
１５本体，１６ガイドレール，１７抽出器，１８ｂ取手
１９散湯ノズル，２１検知手段，２３ストッパ(阻止手段)
２５抽出器，２６ｃ左凹部(凹部)，２６ｄ右凹部(凹部)
３２ロックピン(阻止手段)，３３圧縮コイルバネ(作動手段)
３５作動板(作動手段)，３６ワイヤ(作動手段)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a beverage extraction apparatus for extracting extracted beverage by spraying hot water onto an extraction raw material such as coffee beans accommodated in an extractor, and for extracting the extractor from the apparatus inadvertently The present invention relates to a device for preventing erroneous operation of a vessel.
[0002]
[Prior art]
Beverage extraction apparatuses that extract coffee by spraying and supplying a predetermined amount of hot water to ground coffee beans are suitably used in coffee shops and restaurants. The basic structure of this beverage extraction device will be described as an example. A hot water tank that stores a required amount of hot water, an extractor (filter for extraction) that contains a filter and ground coffee beans, and a lower part of the extractor A storage tank, and a sprinkler pipe that communicates with the hot water tank and sprays hot water to the extractor. Then, hot water in the hot water tank is sprayed and supplied to the coffee beans accommodated in the extractor through the sprinkler pipe so that the coffee extracted and dripped from the extraction port of the extractor is stored in the liquid storage tank. It has become.
[0003]
In addition, a pair of guide rails are disposed below the sprinkler pipe in the main body of the beverage extraction device, and the extractor is detachably attached to both guide rails from the front side of the main body, and the extractor is used as a guide rail. It moves to the main body back along, and is comprised so that it may set in the extraction position right under a sprinkling pipe. And when exchanging the filter and coffee beans, the extractor is removed from the main body by pulling out the extractor along the guide rail to the front side of the main body.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the beverage extraction device, since the extractor is attached to the guide rail so as to be movable back and forth and can be freely pulled out, there is a possibility that an operator mistakenly removes the extractor from the main body during the extraction operation. . In this case, it is pointed out that hot water from the sprinkler pipe or hot water accumulated in the extractor spills on the table or floor where the apparatus is installed and gets wet.
[0005]
OBJECT OF THE INVENTION
The present invention has been proposed in view of the above-mentioned drawbacks inherent in the prior art and preferably solves this problem, and is an extractor that can prevent an extractor from being accidentally removed during an extraction operation. An object of the present invention is to provide an operation error prevention device.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  In order to solve the above-mentioned problem and achieve the intended purpose, an erroneous operation prevention device for an extractor according to the present invention comprises:
  The extractor containing the extracted raw material is detachable from the front side of the main body with respect to the guide rail disposed on the main body, and moves along the guide rail to the extracted raw material in the extractor set at the extraction position. In the beverage extraction device in which the extracted beverage is dripped by spraying hot water from a hot water nozzle disposed above the extraction position,
  Set to the extraction positionThe end of the extractor facing the front of the main body comes into contact,Prevent the extraction unit from being pulled out to the frontDownStop position and allow the withdrawalAboveBetween the release positionVertical movementPossibleStopperThe bodyFront ofArranged in,
The stopper is always faced to the blocking position, and the stopper is moved up to the release position to allow the extraction device to be pulled out to the front of the main body, and
A guide surface inclined forward from the lower end toward the upper side is formed on the front surface of the stopper, and the stopper can be moved upward to the release position by pressing the extractor against the guide surface.It is characterized by that.
In addition, in order to solve the above-mentioned problem and achieve the intended purpose, an extractor misoperation prevention device according to another invention of the present application is:
The extractor containing the extracted raw material is detachable from the front side of the main body with respect to the guide rail disposed on the main body, and moves along the guide rail to the extracted raw material in the extractor set at the extraction position. In the beverage extraction device in which the extracted beverage is dripped by spraying hot water from a hot water nozzle disposed above the extraction position,
In the main body,
A blocking position that prevents the extractor set in the extraction position from being pulled out to the front side of the main body, and blocking means that is movable between a release position that allows the extraction; and
Detecting means for detecting that the extractor is set at the extraction position;
A compression coil spring that biases the blocking means toward the release position;
A rotatable actuating plate in contact with the blocking means;
One end is connected to the operating plate, and the other end is connected to the driving means, and a wire that swings the operating plate by pulling and relaxing by the operation of the driving means is disposed. And
In the detection state of the detection means, the wire is pulled by the operation of the drive means and the operation plate swings to change the blocking means to the blocking position against the elasticity of the compression coil spring. It is characterized by that.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an apparatus for preventing erroneous operation of an extractor according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings by way of preferred embodiments.
[0008]
[First embodiment]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a main part of a beverage extraction device that employs an erroneous operation prevention device for an extractor according to a first embodiment. The beverage extraction device 10 shown in the figure has hot water inside a casing 11. Is stored in a hot water bath (not shown) and a liquid storage tank 12 in which extracted coffee is stored, and a liquid inlet 12a of the liquid storage tank 12 is opened upward. In addition, as shown in FIG. 2, a pair of side plates 13 and 13 are erected on the upper portion of the housing 11 in the width direction, and an extraction mechanism section 14 is disposed between the side plates 13 and 13. The extraction mechanism section 14 has a pair of guide rails 16 and 16 extending in the front-rear direction and arranged in parallel in the width direction on the lower surface of the body 15 formed in a box shape (see FIG. 3). An extractor 17 that accommodates ground coffee beans as an extraction raw material through a filter is detachably mounted between the guide rails 16 and 16.
[0009]
The extractor 17 is provided with a flange 18a on the outer periphery of the upper end of a funnel-shaped container 18 that opens upward. The flange 18a is slidably mounted on both guide rails 16 and 16, and the extractor 17 is The guide rails 16 and 16 are configured to be movable in the front-rear direction. A handle 18b is disposed outside the container 18, and an extraction port 18c is formed at the center of the bottom of the container 18. The extractor 17 is a guide rail with the handle 18b facing the front side of the main body 15. 16 and 16 are attached. In addition, by moving the extractor 17 toward the rear of the main body 15 along the guide rails 16, 16, the extractor 17 is set at an extraction position directly below the pouring nozzle 19, which will be described later. The extraction port 18 c is configured to face above the liquid receiving port 12 a in the liquid storage tank 12.
[0010]
A pouring nozzle 19 is disposed in the center of the main body 15 of the extraction mechanism 14, and the inside of the extractor 17 set at the extraction position via a pouring pipe 20 connected to the pouring nozzle 19. The coffee extracted by spraying hot water (sprayed water) onto the coffee beans is dripped from the extraction port 18c and stored in the liquid storage tank 12 through the liquid receiving port 12a. . A spray head 19a having a plurality of small holes is detachably attached to the end of the hot water nozzle 19, and the hot water supplied to the hot water nozzle 19 through the hot water pipe 20 is the spray water. The coffee beans are sprayed and supplied to the coffee beans through the head 19a.
[0011]
As shown in FIG. 1, detection means 21 for detecting whether or not the extractor 17 is set at the extraction position is disposed at a predetermined position on the rear side of the main body 15. The detection means 21 is composed of a switch body 21a and a detection plate 21b that tilts when the flange 18a of the extractor 17 abuts. The detection plate 21b is in the state where the flange 18a is not abutted. The detection means 21 is set to be in a non-detection state at a time away from 21a (see FIG. 4). The flange 18a comes into contact with the detection plate 21b and tilts to come close to the switch body 21a (see FIG. 1). At this time, the detection means 21 enters a detection state and the extractor 17 is set at the extraction position. It comes to detect that it is. The detection means 21 is connected to a control means (not shown), and the control means is set so as to enable extraction work only in the detection state of the detection means 21. That is, when the extraction switch (not shown) is turned on in the detection state of the detection means 21, hot water is supplied to the sprinkling nozzle 19 and the extraction operation is started. However, in the non-detection state of the detection means 21, the extraction switch is turned on. Even if it puts in, hot water is not supplied to the sprinkling nozzle 19, and extraction work is not started. An operation lamp 22 connected to the control means is disposed on the front surface of the main body of the extraction mechanism section 14, and the lamp 22 is set to be turned on in the detection state of the detection means 21 and turned off in the non-detection state. .
[0012]
A stopper 23 as a blocking means that can move up and down between a lower blocking position and an upper release position is disposed at the front portion of the main body 15 in the extraction mechanism section 14, and the stopper 23 is always blocked by its own weight. Set to face the position. As shown in FIGS. 2 and 3, the stopper 23 is set to have a width larger than the maximum diameter at the flange forming position in the extractor 17, and the lower end of the stopper 23 is placed on the guide rails 16 and 16 at the blocking position. It is set to face below the level of the flange 18a. The stopper 23 is set to be positioned in front of the end of the flange 18a (the end facing the front side of the main body) in the extractor 17 set in the extraction position. That is, as shown in FIG. 1, in the state where the extractor 17 is set to the extraction position, the end of the flange 18a can come into contact with the rear surface of the stopper 23 facing the blocking position, and the extractor 17 can be kept in front of the main body as it is. When it is pulled out, the flange 18a comes into contact with the stopper 23 and the extraction (removal) of the extractor 17 from the main body 15 is prevented. Then, as shown in FIG. 4, the extractor 17 is allowed to be pulled out by moving the stopper 23 upward to a release position where the lower end is above the level of the flange 18a.
[0013]
As shown in FIG. 1, a guide surface 23a is formed on the front surface of the stopper 23. The guide surface 23a is inclined forward from the lower end toward the upper side. The stopper 23 can be moved up to the release position by pressing the 17 flanges 18a. The stopper 23 may be configured to always be held at the blocking position using appropriate elastic means (spring, rubber or the like). Further, a central recess 23b that opens downward is formed at a substantially center in the width direction at the lower end of the stopper 23, and the handle 18b of the extractor 17 set at the extraction position is located at the center of the stopper 23 facing the blocking position. By fitting into the recess 23b, the stopper lower ends on both the left and right sides of the central recess 23b face downward from the level of the flange 18a.
[0014]
[Operation of the first embodiment]
Next, the operation of the extractor misoperation preventing apparatus according to the first embodiment will be described below. When the extractor 17 is attached to the extraction mechanism 14, the flange 23a of the extractor 17 is pressed against the guide surface 23a of the stopper 23 from the front side, and the stopper 23 is moved upward from the blocking position to the release position. The flange 18a is mounted on the guide rails 16 and 16 and mounted. That is, the extractor 17 can be attached with one hand without moving the stopper 23 upward using a hand different from the hand holding the handle 18b of the extractor 17. When the extractor 17 is moved toward the rear side of the main body with the flanges 18a placed on both the guide rails 16, 16, the flange 18a comes into contact with the detection plate 21b and tilts to detect the detection means 21. Is detected, it is detected that the extractor 17 is set at the extraction position. At this time, the control means sets the beverage extraction device 10 in a state in which the extraction operation can be performed, and informs the operator that the extraction operation is possible by turning on the operation lamp 22.
[0015]
When the extractor 17 moves to the extraction position, as shown in FIG. 1, the flange 18a is separated from the stopper 23, and the stopper 23 moves down to the blocking position by its own weight. That is, even if the extractor 17 is to be pulled out to the front side of the main body in this state, the flange 18a abuts against the stopper 23 and the movement is restricted, so that removal of the extractor 17 from the main body 15 is prevented.
[0016]
Next, when the extraction switch is turned on, hot water in the hot water bath is supplied to the hot water nozzle 19 through the hot water pipe 20, and hot water is extracted from the extractor 17 through the spray head 19 a disposed in the nozzle 19. The coffee that is sprayed and supplied to the coffee beans inside is dripped and stored in the liquid storage tank 12 from the extraction port 18c. In this case, since the width dimension of the stopper 23 is longer than the maximum diameter of the extractor 17, steam leaking during coffee extraction comes out from the gap between the bottom surface of the main body 15 and the top surface of the extractor 17 to the front surface. It is possible to prevent the water droplets from coming to the front of the main body 15.
[0017]
When the extractor 17 is removed from the extraction mechanism 14 after the coffee extraction operation is completed, the flange 18a is moved with the stopper 23 pushed up to the release position with the thumb of the hand holding the handle 18b. If it is pulled out to the position facing the lower side of the stopper 23, then the extractor 17 can be removed while the stopper 23 is on the upper surface of the flange 18a. That is, since the extractor 17 cannot be removed unless the stopper 23 is pushed up, it is possible to prevent the operator from inadvertently removing the extractor 17 from the extraction mechanism unit 14 during the extraction operation. Therefore, the hot water in the hot water and the hot water accumulated in the extractor 17 are prevented from spilling and getting wet on the table or floor. Note that the operation of pushing up the stopper 23 can be easily performed with one hand, so that it does not become a troublesome operation.
[0018]
[Second embodiment]
FIGS. 5-8 shows the misoperation prevention apparatus of the extractor based on 2nd Example, Comprising: Since the basic composition of a drink extraction apparatus is the same as 1st Example mentioned above, it is only about a different part. In the description, the same members are denoted by the same reference numerals.
[0019]
In the beverage extractor 24 according to the second embodiment, two storage tanks 12 and 12 are accommodated side by side in the housing 11, and the liquid receiving ports 12a and 12a are opened upward. (See FIG. 5). The extractor 25 of the second embodiment attached to the extraction mechanism 14 disposed above the both liquid inlets 12a, 12a is from the center of the container 18 to the front side (the handle side) as shown in FIG. An extraction port 18c is formed at a shifted position, and the extractor 25 is horizontally rotated in the left-right direction while being attached between the guide rails 16 and 16, thereby allowing the extraction port 18c to receive the left and right liquid receptacles. It is comprised so that it may face above the inlets 12a and 12a (refer FIG. 7). That is, the coffee can be stored in the two liquid storage tanks 12 and 12 using one extractor 25 by switching the dropping position of the coffee from the extraction port 18c.
[0020]
The stopper 26 of the second embodiment disposed on the front portion of the main body 15 in the extraction mechanism section 14 regulates the extraction of the extractor 25 at the lower blocking position, as in the first embodiment. The extractor 25 is allowed to be pulled out at the release position, and a guide surface 26a is formed on the front surface of the extractor 25. The guide surface 26a is inclined forward from the lower end toward the upper side. Further, as shown in FIG. 8, the stopper 26 is formed with three concave portions 26b, 26c, and 26d that open downward at the lower end thereof. The width dimension of each recess 26b, 26c, 26d is set slightly larger than the width dimension of the handle 18b of the extractor 25, and the handle 18b fits into the recess 26b, 26c, 26d, so Horizontal rotation in the direction is restricted. That is, by horizontally rotating the extractor 25 to the position where the handle 18b fits in the left left recess 26c, the extraction port 18c faces the upper side of the left liquid receiving port 12a, and the handle 18b is placed in the right recess 26d. By horizontally rotating the extractor 25 to the fitting position, the extraction port 18c is set so as to face the upper side of the right liquid receiving port 12a. In addition, the central recessed part 26b located in the center functions as a relief part of the handle 18b when the extractor 25 is attached to the extraction mechanism part 14, as in the first embodiment. Further, with the handle 18b fitted in each of the recesses 26b, 26c, 26d, the lower end of the stopper 26 faces below the level of the flange 18a of the extractor 25 set at the extraction position.
[0021]
The left and right corners of both convex portions 27, 27 located between the central concave portion 26b and the left and right concave portions 26c, 26d are formed in an arc shape with a required curvature, and the handle 18b is fitted into the central concave portion 26b. When the extractor 25 is horizontally rotated while the handle 18b is in contact, the stopper 18 is pushed up by the handle 18b coming into contact with the arcuate corner so that the position can be changed. That is, the coffee extraction destination (the position of the extraction port 18c) can be switched only by horizontally rotating the extractor 25 without performing an operation of pushing up the stopper 26 with fingers.
[0022]
[Operation of the second embodiment]
Next, regarding the operation of the extractor operation error prevention device according to the second embodiment, the operation different from that of the first embodiment will be described below.
[0023]
In a state where the extractor 25 is set at the extraction position, the detection means 21 is in a detection state, the operation lamp 22 is turned on, and the beverage extraction device 24 is in a state where extraction work is possible. The stopper 26 faces a blocking position that restricts the movement of the flange 18a of the extractor 25 toward the front of the main body, and the removal of the extractor 25 from the main body 15 is blocked. When the extractor 25 is attached to the extraction mechanism 14, the handle 18b faces a position corresponding to the central recess 26b of the stopper 26, and the handle 18b is fitted in the central recess 26b at the extraction position.
[0024]
In this state, when the extractor 25 is horizontally rotated in either the left or right direction, the handle 18b fitted in the central concave portion 26b comes into contact with the arcuate corner portion of the convex portion 27, and the stopper 26 is further rotated. The raised portion 27 is pushed up to the release position, and the convex portion 27 gets on the upper surface of the flange 18a. When the handle 18b reaches the position of any of the left and right recesses 26c, 26d, the stopper 26 moves down again to the blocking position, and the handle 18b is fitted into the corresponding recesses 26c, 26d, and the extraction port 18c It faces above the corresponding liquid inlets 12a, 12a. That is, even when the extractor 25 capable of switching the coffee extraction destination is attached to the extraction mechanism unit 14, the extraction of the extractor 25 is restricted by the stopper 26 at each switching position. By removing 25 by mistake, hot water can be prevented from spilling around.
[0025]
If the upper end level of the handle 18b and the upper end level of the flange 18a are set to be the same, the extractor 25 is rotated horizontally, and the extractor 25 is in a state where the convex portion 27 of the stopper 26 is on the upper surface of the handle 18b. If 25 is pulled out to the front side of the main body, the convex portion 27 is transferred onto the flange 18a, so that the extractor 25 can be removed as it is. That is, the extractor 25 can be detached from the extraction mechanism unit 14 without pushing up the stopper 26 with a thumb or the like. However, since it is necessary not only to pull out the extractor 25 linearly but also to temporarily rotate it horizontally in either the left or right direction, it is possible to prevent the operator from accidentally removing it.
[0026]
[Third embodiment]
FIGS. 9-11 shows the misoperation prevention apparatus of the extractor based on 3rd Example, Comprising: Since the basic composition of a drink extraction apparatus is the same as 1st Example mentioned above, it is only about a different part. In the description, the same members are denoted by the same reference numerals. That is, in the third embodiment, an erroneous operation of the extractor is prevented by a lock mechanism instead of the stopper as the blocking means.
[0027]
The beverage extraction apparatus 28 according to the third embodiment includes a lock mechanism 29 for preventing the extraction device 17 set at the extraction position from being removed during the extraction operation inside the main body 15 of the extraction mechanism unit 14. Yes. As shown in FIG. 9, the lock mechanism 29 includes a substantially U-shaped bracket 30 disposed at an appropriate position of the main body 15, a support plate 31 disposed above the bracket 30, the bracket 30 and the support plate. And a lock pin 32 as a blocking means which can move up and down through 31. A hook 32 a is provided at a position facing the bracket 30 and the support plate 31 of the lock pin 32, and the lock pin 32 is compressed by a compression coil spring 33 that is elastically inserted between the hook 32 a and the bracket 30. Is always lifted to the release position. That is, at the release position of the lock pin 32, as shown in FIG. 11 (a), the lower end of the lock pin 32 does not protrude below the main body 15, and the extractor 17 is allowed to move back and forth.
[0028]
An operation plate 35 is rotatably disposed on the upper surface of the support plate 31 via a hinge 34, and an upper end protruding from the support plate 31 of the lock pin 32 is in contact with the lower surface of the operation plate 35. The One end portion of a wire 36 connected to a driving means such as a solenoid (not shown) is connected to an open end portion that is spaced from the pivotal position of the operation plate 35, and the operation plate 35 is operated by pulling / relaxing the wire 36. Oscillates to change the lock pin 32 between the release position and the blocking position. That is, by pulling the wire 36, the lock pin 32 moves downward against the elasticity of the compression coil spring 33 as shown in FIG. 11 (b), and its lower end projects below the main body 15 by a predetermined length. Positioned in the blocking position. As shown in FIG. 10, the protruding position of the lock pin 32 from the main body 15 is inside the container 18 in the extractor 17 set at the extraction position and close to the inner peripheral surface close to the rear side of the main body. In the blocking position of the lock pin 32, the extractor 17 is configured to be prevented from being pulled out to the front side of the main body. Further, by loosening the wire 36, the lock pin 32 is moved up to the release position by the elasticity of the compression coil spring 33 as shown in FIG.
[0029]
When the detection means 21 is in the detection state, the drive means of the lock mechanism 29 operates to pull the wire 36 so that the lock pin 32 faces the blocking position, and when the coffee extraction operation is completed. The wire 36 is relaxed and the operation is controlled so that the lock pin 32 faces the release position. Note that the completion of the extraction operation is, for example, the time set in advance in the timer that starts counting when the sprinkling of the coffee beans is completed (the time until the dripping of coffee from the extractor 17 is completed). It is possible to adopt a configuration that is determined based on the above. In the third embodiment, the compression coil spring 33, the operation plate 35, the wire 36 and the drive means constitute an operation means.
[0030]
[Operation of the third embodiment]
Next, operation of the extractor misoperation prevention device according to the third embodiment will be described below. In a state where the extractor 17 is not set at the extraction position of the extraction mechanism 14, the lock pin 32 is held at the release position as shown in FIG. In this state, the flange 18a of the extractor 17 is attached to the pair of guide rails 16 and 16 from the front side of the main body and moved toward the rear side, so that the flange 18a comes into contact with the detection plate 21b and the detection means 21 A detection state is entered, the operation lamp 22 is turned on, and the control means makes the beverage extraction device 28 ready for extraction. Further, the driving means is actuated to pull the wire 36 and the lock pin 32 moves downward against the elasticity of the compression coil spring 33 as shown in FIG. It is positioned at a blocking position that protrudes into the container 18. That is, even if the extractor 17 is to be pulled out to the front side of the main body in this state, the inner surface of the container 18 comes into contact with the lock pin 32 and the movement is restricted.
[0031]
Next, when the extraction switch is turned on, hot water is sprayed and supplied to the coffee beans in the extractor 17 via the spray head 19a of the hot water nozzle 19, and the extracted coffee is supplied from the extraction port 18c to the liquid storage tank 12. Dropped and stored. In this case, the timer starts counting when a predetermined amount of hot water has been poured, and when the set time of the timer has elapsed, the driving means is operated to relax the wire 36. As a result, as shown in FIG. 11A, the lock pin 32 is moved up to the release position by the elasticity of the compression coil spring 33, thereby allowing the extractor 17 to be removed.
[0032]
That is, in the third embodiment, since the lock mechanism 29 prevents the extraction unit 17 from being removed from the extraction mechanism unit 14 during the extraction operation, the operator carelessly removes the extractor 17 during the extraction operation. 14 can be reliably prevented from being removed. Therefore, hot water in the hot water or hot water accumulated in the extractor 17 is prevented from spilling on the table or floor and getting wet. In addition, the structure of 3rd Example is employable also to the structure which switches the extraction destination of coffee by horizontally rotating the extractor 25 like 2nd Example mentioned above.
[0033]
[Fourth embodiment]
FIG. 12 shows an erroneous operation preventing device for an extractor according to the fourth embodiment, and the basic configuration of the beverage extraction device is the same as that of the first embodiment described above. The same members are denoted by the same reference numerals. That is, the fourth embodiment includes display means for performing extraction display in addition to the configuration of the stopper of the first embodiment.
[0034]
Display lamps 38 and 39 as two display means connected to the control means are disposed on the front surface of the main body 15 in the extraction mechanism section 14 of the beverage extraction device 37 according to the fourth embodiment. One of the first display lamps 38 is set to be turned on when hot water sprinkling with respect to the coffee beans is started when the extraction switch is turned on and turned off when the hot water is finished. The other second display lamp 39 displays that the extraction operation has been completed. The extraction operation is from the start of the hot water spraying to the coffee beans until the completion of the dripping of the hot water (extracted coffee) accumulated in the extractor 17 after the end of the hot water. The completion of extraction is detected by the same timer as in the example. In the fourth embodiment, when the timer count is completed, the second display lamp 39 is turned on, and is turned off when the extractor 17 is removed from the extraction mechanism section 14 (non-detection state of the detection means 21). Is set.
[0035]
That is, in the fourth embodiment, the first display lamp 38 is turned on to indicate that the extraction work has started (extraction display), and the second display lamp 39 is turned on to complete the extraction work. This is displayed (extraction display) to inform the operator of the operating state of the beverage extraction device 37. In addition, since the dripping time of the hot water accumulated in the extractor 17 varies depending on the type of coffee beans, a somewhat larger set time is set in the timer.
[0036]
[Operation of the fourth embodiment]
Next, the operation of the extractor misoperation prevention device according to the fourth embodiment will be described below with respect to the operation different from that of the first embodiment.
[0037]
When the extractor 17 is set to the extraction position, the stopper 23 prevents the extractor 17 from being removed from the main body 15. When the extraction switch is turned on, hot water is sprayed and supplied to the coffee beans in the extractor 17 through the spray head 19a. At this time, the first display lamp 38 is turned on, and the operator can recognize that the hot water is being poured. When the predetermined amount of hot water has been poured, the first display lamp 38 is turned off and the timer starts counting, and the second display lamp 39 is turned on when the set time of the timer has elapsed. The worker can recognize that the extraction work is completed.
[0038]
  Therefore, when the second display lamp 38 is lit with the extractor 17 set at the extraction position, the coffee beans that have been extracted are still housed and need to be replaced. Can be determined. That is, it can suppress extracting again from the coffee beans extracted once. Table 1IndicationDepending on whether the lamp 38 and the second display lamp 39 are lit or extinguished, the operator can recognize whether or not the extraction work is in progress. Accordingly, the extraction prevention by the stopper 23 is erroneously canceled during the extraction work. The removal of the vessel 17 can be suppressed.
[0039]
If the second display lamp 39 is lit, if it is set not to accept the input of the extraction switch, even if the display of the second display lamp 39 is overlooked and the extraction switch is turned on, re-extraction is possible. It can be prevented from being performed. In the fourth embodiment, the operation state of the beverage extraction device 37 is displayed by the two display lamps 38 and 39. For example, one display lamp (display means) is used and blinked during the extraction operation. It can be turned on when the work is completed, or it can be flashed quickly during the pouring and from the end of the pouring to the completion of extraction (during drip), and it can be turned on when the extraction is completed to display the operation status. Is possible. In addition, three display lamps (display means) may be used to display the completion of pouring, drip, and completion by lighting or blinking the corresponding lamps.
[0040]
The extraction display control using the display means of the fourth embodiment is not limited to the configuration of the first embodiment, but can be applied to the configuration of the second or third embodiment.
[0041]
In each of the above-described embodiments, the case where the present invention is employed in a beverage extraction apparatus that extracts coffee has been described. However, other beverages such as tea and green tea other than coffee may be extracted. Further, it is possible to adopt a configuration in which the stopper of the first embodiment is automatically moved up and down according to the detection / non-detection state of the detection means by the same mechanism as that of the third embodiment. Furthermore, a drive unit that moves the stopper and the lock pin up and down may be disposed inside the main body of the extraction mechanism unit so that the stopper and the lock pin are operated directly. The blocking means may employ a hook or the like that is rotated between the blocking position and the release position by an operating means such as an air cylinder or a motor, instead of the lock pin that is moved up and down. Further, the operation means and the detection means are not limited to the configuration of the embodiment, and various other mechanisms can be adopted.
[0042]
【The invention's effect】
  As explained above, according to the erroneous operation preventing device for an extractor according to claim 1 of the present invention, it faces the blocking position.StopperSince the extractor set at the extraction position cannot be removed unless the is moved to the release position, the operator can be prevented from inadvertently removing the extractor from the main body during the extraction operation. Therefore, the hot water in the hot water and the hot water accumulated in the extractor are prevented from spilling and getting wet on the table or floor. MaTheWhen removing the extractor set at the extraction position, it is necessary to move the stopper located at the front of the main unit from the blocking position to the release position. The removal of the vessel from the main body can be suppressed.Furthermore, by forming a guide surface inclined forward from the lower end toward the upper side on the front surface of the stopper, the end portion of the extractor facing the front surface of the main body is brought into contact with the stopper from the front side and pushed in. Since the stopper can be moved up from the blocking position to the release position, the extractor can be mounted with one hand without moving the stopper up using a hand other than the hand holding the extractor handle. You can do it.Further claims2According to the erroneous operation preventing apparatus according to the present invention, even when an extractor capable of switching the dripping position of the extracted beverage is attached to the main body, it is possible to prevent the extraction device from being removed by the stopper at each switching position. By removing the extractor by mistake, hot water can be prevented from spilling around.
[0043]
  Claim3According to the erroneous operation prevention device according toSince the extractor set at the extraction position cannot be removed unless the blocking means that faces the blocking position is moved to the release position, it prevents the operator from inadvertently removing the extractor from the body during the extraction operation. can do. Therefore, the hot water in the hot water and the hot water accumulated in the extractor are prevented from spilling and getting wet on the table or floor. Also,During the extraction operation, the removal means from the main body of the extractor can be prevented by the blocking means that operates according to the detection / non-detection state of the detection means that detects the set state of the extractor at the extraction position. It is possible to reliably prevent the extractor from being easily removed from the main body. That is, since it is not necessary for the operator to determine whether or not the extractor can be removed, it is possible to prevent the extractor from being removed during the extraction operation due to a human error and getting wet around.
[0044]
  Claim4According to the erroneous operation preventing apparatus according to the above, since the display means is configured to perform extraction display, the operator can recognize whether or not the extraction work is being performed, and the extraction device is mistakenly removed during the extraction work. Can be suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of an essential part of a beverage dispensing device employing a device for preventing erroneous operation of an extractor according to a first embodiment of the present invention, partially broken away.
FIG. 2 is a front view showing an extraction mechanism of the beverage dispensing device according to the first embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional plan view showing an extraction mechanism section according to the first embodiment.
FIG. 4 is a side view of an essential part, partially broken away, showing a state where an extractor is removed from an extraction mechanism according to the first embodiment.
FIG. 5 is a front view of an essential part showing a beverage dispensing apparatus employing an extractor misoperation preventing apparatus according to a second embodiment.
FIG. 6 is a plan view of an extractor according to a second embodiment.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a relationship between an extractor and a liquid receiving port according to a second embodiment.
FIG. 8 is a front view of a stopper according to a second embodiment.
FIG. 9 is a side view of the essential part of the beverage dispensing device employing the extractor misoperation preventing device according to the third embodiment of the present invention, partially broken away.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing a relationship between an extractor and a lock pin according to a third embodiment.
FIGS. 11A and 11B are operation explanatory views showing a lock mechanism according to a third embodiment, in which FIG. 11A shows a state in which the lock pin is held in a release position, and FIG. 11B shows a state in which the lock pin is held in a blocking position; Indicates.
FIG. 12 is a front view showing an extraction mechanism portion of a beverage dispensing device employing an extractor misoperation prevention device according to a fourth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
15 body, 16 guide rail, 17 extractor, 18b handle
19 spray nozzle, 21 detection means, 23 stopper (blocking means)
25 Extractor, 26c Left recess (recess), 26d Right recess (recess)
32 lock pin (blocking means), 33 compression coil spring (actuating means)
35 actuating plates (actuating means), 36 wires (actuating means)

Claims

抽出原料を収容した抽出器(17,25)が、本体(15)に配設されたガイドレール(16,16)に対して本体前側から着脱可能で、該ガイドレール(16,16)に沿って移動することで抽出位置にセットした抽出器内の抽出原料に対して、抽出位置の上方に配設した散湯ノズル(19)から熱湯を散布供給することで抽出飲料を滴下するようにした飲料抽出装置において、
前記抽出位置にセットされた抽出器 (17,25) における本体前面を向く端部が当接して、抽出器(17,25)の本体前側への引出しを阻止する下方の阻止位置と、該引出しを許容する上方の解除位置との間を上下動可能なストッパ(23,26)を、前記本体(15)の前部に配設し、
前記ストッパ (23,26) を常には阻止位置に臨ませ、該ストッパ (23,26) を解除位置まで上動させることで抽出器 (17,25) の本体前側への引出しが許容されるよう構成すると共に、
前記ストッパ (23,26) の前面に、下端から上側に向かうにつれて前方に傾斜する案内面 (23a,26a) を形成して、該案内面 (23a,26a) に前記抽出器 (17,25) を押付けることでストッパ (23,26) を解除位置へ上動させ得るようにした
ことを特徴とする抽出器の誤操作防止装置。The extractor (17, 25) containing the extraction raw material is detachable from the front side of the main body with respect to the guide rail (16, 16) disposed in the main body (15), along the guide rail (16, 16). The extracted beverage in the extractor set at the extraction position by being moved is sprayed by supplying hot water from the sprinkling nozzle (19) disposed above the extraction position. In beverage extraction equipment,
In the extractor (17, 25) set at the extraction position, the end facing the front surface of the main body abuts, and a lower blocking position that prevents the extraction (17, 25) from being pulled out to the front side of the main body, and the drawer the movable up and down between the upper release position for allowing the stopper (23, 26), disposed in front of said body (15),
The stopper (23, 26) always faces the blocking position, and the stopper (23, 26) is moved up to the release position so that the extractor (17, 25) can be pulled out to the front side of the main body. With composition
On the front surface of the stopper (23, 26) , a guide surface (23a, 26a) that is inclined forward from the lower end toward the upper side is formed, and the extractor (17, 25) is formed on the guide surface (23a, 26a ). An apparatus for preventing an erroneous operation of an extractor , wherein the stopper (23, 26) can be moved upward to a release position by pressing .

前記抽出器(25)は、抽出位置において水平回動することで抽出飲料の滴下位置が切換えられるよう構成され、前記ストッパ(26)にはその阻止位置において、滴下位置を切換えた状態における抽出器(25)の本体前側に臨む部位に設けた取手(18b)が嵌る凹部(26c,26d)が形成されている請求項１記載の抽出器の誤操作防止装置。The extractor (25) is configured so that the dripping position of the extracted beverage can be switched by horizontally rotating at the extraction position, and the stopper ( 26 ) is an extractor in a state where the dripping position is switched at the blocking position. (25) of the handle which is provided in a portion facing the body front (18b) is fitted recesses (26c, 26 d) is erroneous operation preventing device of the extractor according to claim 1, wherein are formed.

抽出原料を収容した抽出器 (17,25) が、本体 (15) に配設されたガイドレール (16,16) に対して本体前側から着脱可能で、該ガイドレール (16,16) に沿って移動することで抽出位置にセットした抽出器内の抽出原料に対して、抽出位置の上方に配設した散湯ノズル (19) から熱湯を散布供給することで抽出飲料を滴下するようにした飲料抽出装置において、
前記本体 (15) に、
前記抽出位置にセットされた抽出器 (17,25) の本体前側への引出しを阻止する阻止位置、および該引出しを許容する解除位置の間を移動可能な阻止手段 (32) と、
前記抽出器(17,25)が抽出位置にセットされたことを検知する検知手段(21)と、
前記阻止手段 (32) を前記解除位置へ向けて付勢する圧縮コイルバネ (33) と、
前記阻止手段 (32) に当接する回動可能な作動板 (35) と、
一方の端部が前記作動板 (35) に連結されると共に、他方の端部が駆動手段に連結され、該駆動手段の作動により引張り・弛緩作動することで前記作動板 (35) を揺動させるワイヤ (36) とを配設し、
前記検知手段(21)の検知状態では、前記駆動手段の作動により前記ワイヤ (36) が引張られて前記作動板 (35) が揺動することで、前記圧縮コイルバネ (33) の弾力に抗して前記阻止手段(32)を阻止位置に変化させるよう構成した
ことを特徴とする抽出器の誤操作防止装置。 The extractor (17, 25) containing the extraction raw material is detachable from the front side of the main body with respect to the guide rail (16, 16) disposed in the main body (15 ) , along the guide rail (16, 16) . The extracted beverage in the extractor set at the extraction position by being moved is sprayed by supplying hot water from the sprinkling nozzle (19) disposed above the extraction position . in the beverage extraction apparatus,
In the body (15) ,
Blocking means (32) movable between a blocking position for blocking the extraction unit (17, 25) set in the extraction position to the front side of the main body, and a release position allowing the extraction ;
Said extractor (17, 25) detects that has been set in the extracted position detection means (21),
A compression coil spring (33) for urging the blocking means (32) toward the release position ;
A rotatable actuating plate (35) in contact with the blocking means (32) ;
One end is connected to the operating plate (35) , and the other end is connected to the driving means, and the operating plate (35) is swung by pulling / relaxing by the operation of the driving means. Wire (36) to be arranged,
In the detection state of the detection means (21), the wire (36) is pulled by the operation of the drive means and the operation plate (35) swings, thereby resisting the elasticity of the compression coil spring (33). said blocking means (32) and so that configuration is changed to deter position Te
An apparatus for preventing erroneous operation of an extractor,

前記本体(15)には、散湯の開始により始めた抽出表示を、散湯が終了してから所定時間が経過するまで継続する表示手段(38,39)を備える請求項１〜３の何れかに記載の抽出器の誤操作防止装置。Wherein the main body (15), the extracted display began by the start of Chiyu, either from the end of the Chiyu of claims 1-3 which comprises display means to continue (38, 39) until a predetermined time elapses An apparatus for preventing misoperation of the extractor according to claim 1.