JP3664905B2 - 電源用デバイス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話機やファクシミリ装置等の通信機器に内蔵されている各機能部への電源供給手段となる電源用デバイスに関するもので、特に、外部からの信号待機時における消費電力を最小限に抑えるための電源用デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信機器に時計やメモリ機能などが付随され、その多機能化はめざましいものがある。このように、通信機器が多機能化するにつれ、通信動作を行っていないときに消費される電力(以下、待機時消費電力と呼ぶ。)も大きくなっている。よって、このような待機時消費電力を減少する方法として、利用者にとって利用価値の高い必要最小限の機能だけを動作させるとともに、それ以外の機能を停止させるような通信機器として、図7のような電源用デバイスが設けられた通信機器が使用されている。
【0003】
図7に示される電源用デバイス100は、直流電圧である入力電圧が印加される入力電圧端子Vi、直流電圧となる出力電圧がかかる出力電圧端子Vo、グランド電位に接地される端子GND、及び電源用デバイス100をON/OFFさせるためのON/OFF信号が入力される端子101を有するシリーズレギュレータである。尚、ON/OFF信号は、電源用デバイス100をONの状態にする時はLow、OFFの状態にする時はHiの信号となる。
【0004】
又、この電源用デバイス100は、端子Viにエミッタが接続されるとともに端子Voにコレクタが接続されるPNP型トランジスタTrと、端子Vo,GND間に直列に接続された抵抗R1,R2と、基準電圧Vrefを出力する基準電圧部2と、トランジスタTrのベースに信号を送出してトランジスタTrに流れるコレクタ電流を調整する制御部3と、抵抗R1,R2の接続ノードの電圧Vと基準電圧Vrefを比較した結果を制御部3に送出する比較部4と、電源用デバイス100に過電圧が印加されたときに電源用デバイス100を保護する保護部5と、制御部3のON/OFFを制御するON/OFF制御部6とを有する。
【0005】
更に、このような電源用デバイス100を有する通信機器は、図8のように、電源用デバイス100に電力を供給する主電源102と、主電源102より電力が供給されるとともに送受信動作を行うときの信号を電話線より検出し電源用デバイスにON/OFF信号を出力する信号検出電源制御部103と、送受信動作を始めとする様々な動作を行う負荷104とが設けられる。
【0006】
又、このような通信機器以外にも、特開平5−160867号公報、特開平5−160931号公報などで提案されているような通信機器がある。これらの通信機器は、それぞれ、通信動作を行っていない待機時に、外部より信号が送信されていないか否かを検出する機能以外の機能は停止させることによって、その待機時消費電力を抑制している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8に示す通信機器は、通信機器が待機状態であるときに電話線を通して信号が送られてきたとき、電話線からの信号を一旦信号検出電源制御部103で検出した後、OFFの状態にあった電源用デバイス100をONの状態にするためのON/OFF信号を信号検出電源制御部103より電源用デバイス100に与える必要がある。そのため、通信機器が待機時にあっても、信号検出電源制御部103に常に主電源102から電力供給を行う必要がある。
【0008】
又、特開平5−160867号公報における通信制御装置については、外部から送信される信号を検出する着信検出手段は、待機時に信号を着信したことを検知するとともに、通信制御部のON/OFFを行う電源制御手段に信号を与えるために、待機時にも着信検出手段に電力を供給する必要がある。
【0009】
又、特開平5−160931号公報におけるG4ファクシミリ装置については、その待機時においても、主制御部が着信通知としての呼設定メッセージを着信したことを認識する必要があるために、回路制御部が呼設定メッセージを着信するように回路制御部に電力を供給する必要がある。
【0010】
このように、図8に代表される上記の通信機器は、待機時においても、通信用の信号を検出するための制御機能を動作させる必要があるので、そのために電力がわずかであるが消費される。このような待機時消費電力はファクシミリ装置など、待機時間の長い通信機器においては、時間的に積算されるために、その消費電力の増大は無視できない。又、外部からの信号を着信したことを判断するとともに受信動作を行うための機能に信号を与えるための制御機能を必要とするため、上記のような通信機器における電源用デバイスに用いられるスペースが増大する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の電源用デバイスは、第1直流電圧が入力される入力端子と、第2直流電圧を出力する出力端子と、前記入力端子と前記出力端子との間に接続されるスイッチング素子と、前記第2直流電圧の電圧値に応じて前記スイッチング素子のON/OFFを制御する制御部と、を備えるとともに、前記スイッチング素子のON/OFFタイミングを前記制御部で制御することで通信機器に供給される前記第2直流電源電圧を安定化させる電源用デバイスにおいて、電源用デバイスのON/OFFの制御を行うON/OFF制御部と、通信ラインに接続されて通信用入力信号が入力されるゲートと前記ON/OFF制御部に接続されたアノードと接地されたカソードとを備えるサイリスタ素子によって構成され、前記通信用入力信号を検出するとともに、該通信用入力信号を検出したときに前記ON/OFF制御部を動作させることにより電源用デバイスをONの状態にする通信用入力信号検出部と、を有することを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の電源用デバイスは、第1直流電圧が入力される入力端子と、第2直流電圧を出力する出力端子と、前記入力端子と前記出力端子との間に接続されるスイッチング素子と、前記第2直流電圧の電圧値に応じて前記スイッチング素子のON/OFFを制御する制御部と、を備えるとともに、前記スイッチング素子のON/OFFタイミングを前記制御部で制御することで通信機器に供給される前記第2直流電源電圧を安定化させる電源用デバイスにおいて、電源用デバイスのON/OFFの制御を行うON/OFF制御部と、発光素子と該発光素子からの光を受光してON状態を維持するサイリスタ部とを備えたフォトサイリスタによって構成されるとともに、通信用入力信号を検出するとともに、該通信用入力信号を検出したときに前記ON/OFF制御部を動作させることにより電源用デバイスをONの状態にする通信用入力信号検出部と、を有し、前記発光素子が通信用ラインに接続されるとともに、前記サイリスタ部の一端が前記ON/OFF制御部に接続され、他端が接地され、前記通信用ラインに通信用入力信号が到来したとき、前記フォトサイリスタによってON/OFF制御部が動作することを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の電源用デバイスは、請求項2に記載の電源用デバイスにおいて、前記サイリスタ部が、前記発光素子からの光を受光する受光素子と、該受光素子のアノードに接続されるとともに前記ON/OFF制御部に接続されるアノードと、該受光素子のカソードに接続されるゲートと、接地されたカソードと、を備えるサイリスタ素子と、
を有することを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の電源用デバイスは、請求項1〜3のいずれかに記載の電源用デバイスにおいて、前記入力端子に一端が接続される抵抗を備えるとともに、該抵抗の他端に前記サイリスタ素子又は前記サイリスタ部が接続されることで、前記通信用入力信号検出部より前記ON/OFF制御部に電圧信号が与えられることを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の電源用デバイスは、請求項1〜4に記載のいずれかに記載の電源用デバイスにおいて、前記ON/OFF制御部、及び通信用入力信号検出部が、1つの半導体集積回路装置内に形成されることを特徴とする。このように、前記通信用入力信号検出部を含む電源用デバイスを1つの半導体集積回路装置内に形成するので、該電源用デバイスを使用する通信機器内における省スペース化を図ることができる。
【0016】
請求項6に記載の電源用デバイスは、請求項1〜5に記載のいずれかに記載の電源用デバイスにおいて、前記通信用入力信号検出部が、通信用入力信号に使用されるパルス波を検出することを特徴とする。
【0017】
請求項7に記載の電源用デバイスは、請求項6に記載の電源用デバイスにおいて、前記パルス波が電話回線の受信を知らせる呼出信号であることを特徴とする。このように、交換機から電話線を介して送信される呼出信号を検知して、電源用デバイスをONの状態にすることができるので、送信者からの送信信号を受信するときにのみ必要な機能を受信動作を行うときだけに動作させることができる。
【0018】
請求項8に記載の電源用デバイスは、請求項6に記載の電源用デバイスにおいて、前記パルス波が、電話機もしくはファクシミリ装置をオンフックにした発信ダイヤル待機状態に発信する信号であることを特徴とする。このように、交換機から電話線を介して送信されるダイヤル待機状態の信号を検知して、電源用デバイスをONの状態にすることができるので、送信動作を行うときにのみ必要な機能を送信動作を行うときだけに動作させることができる。
【0019】
請求項9に記載の通信機器は、請求項1〜8のいずれかに記載の電源用デバイスが設けられたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に使用する電源用デバイスの内部構造を示すブロック図である。尚、図1の電源用デバイス1において、図7における電源用デバイス100内の部品と同様の目的で使用される部品については、同じ記号を付してその詳細な説明は省略する。
【0021】
図1に示す電源用デバイス1は、電話線と接続して通信機器が送受信するときに発生するパルス波の信号が入力される端子7と、端子7から入力された信号を検出するとともにON/OFF制御部6にON/OFF信号を送出するパルス波検出部8とを有する。まず、通信機器が送受信する際に発生するパルス波について、図2を用いて、説明する。尚、本実施形態における通信機器は、電話機もしくはファクシミリ装置等の電話線を介して通信を行う通信機器である。
【0022】
送信者21が通信機器をオンフックの状態にして発信動作を通信機器に行わせようとしたとき、通信機器内で形成されていた直流ループが閉成され通信機器から交換機22に発信動作を行うことを知らせる。その後、交換機22より送信者21に送信先のダイヤル数字を受ける準備ができたことを知らせるための400Hzの可聴音となる発呼信号を送出する。このように発呼信号が送出されると、送信者21がその送信先となる受信者24のダイヤル数字をダイヤルし、該ダイヤル数字が交換機22に送出される。次に、ダイヤル数字が交換機22に送出されると、交換機22はそのダイヤル数字の受信者24側の交換機となる交換機23に選択信号を送出する。
【0023】
選択信号を受けた交換機23は、受信者24に16Hzの交流信号である呼出信号を送出するとともに、受信者24を呼出中であることを示すために、交換機22を介して、前記400Hzの発呼信号を16Hzで変調した音となる信号を送出する。受信者24が応答を行ったとき、交換機23より交換機22に応答信号が送出され、送信者21と受信者24との間で通話が行われる。その後、通話が終了し受話器が置かれるなどしたとき、終話したことを知らせるために終話した側の交換機がもう一方の交換機へ終話信号を送出する。そして、終話していない側が通話路を切断し、通話路が切断されたことを知らせるための信号が切断した側の交換機がもう一方の交換機へ切断信号を送出する。最後に、終話した側の交換機が、もう一方の交換機に復旧完了信号を送信して通信が終了する。
【0024】
このように様々な信号が送信者21と受信者24との間で送受信されている。これらの信号のうち400Hzの発呼信号と16Hzの呼出信号が電源用デバイス1の端子7に入力されることによって、電源用デバイス1が動作を行う。この電源用デバイス1の動作について、図1及び図3を使用して説明する。
【0025】
通信機器が待機状態にあるとき、電源用デバイス1は、通常、動作していないものとする。このような状態の通信機器において、交換機より前記呼出信号が送出されたとき、電話線に接続された端子7に前記呼出信号が入力される(ステップ1)と、パルス波検出部8で呼出信号を検出する(ステップ4)。パルス波検出部8で呼出信号を検出すると、ON/OFF信号をHiからLowに切り換えてON/OFF制御部6に送出し、ON/OFF制御部6を動作させて制御部3をONにすることにより電源用デバイス1をONの状態にする(ステップ5)。その後、電源用デバイス1をONにすることによって、主電源(不図示)より電源用デバイス1を介して通信機器本体(不図示)に電力を供給し、通話もしくは通信を行う(ステップ6)。
【0026】
終話して、電話回線に形成される閉ループが解除され(ステップ7)、一定時間に信号が入力されないことをパルス波検出部8で確認する(ステップ8)。最後に、ON/OFF制御部6にHiのON/OFF信号が送出されるとともに、ON/OFF制御部6によって制御部3がOFFにされ、電源用デバイス1をOFFの状態にする(ステップ9)。
【0027】
又、前記通信機器より送信動作を行うときは、まず、通信機器がオンフックの状態にされる(ステップ2)。このように通信機器がオンフックの状態となったとき、交換機より前記発呼信号が端子7に入力される(ステップ3)。次に、この発呼信号をパルス波検出部8で検出する(ステップ4)。ステップ4以降の動作については、上述した動作と同様である。尚、本実施形態におけるパルス波検出部8は、前記呼出信号及び前記発呼信号等のパルス波を検知することによって、ON/OFF制御部6にON/OFF信号を送出するような論理集積回路によって構成される。
【0028】
本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図4は、本実施形態に使用する電源用デバイスの内部構造を示すブロック図である。尚、図4の電源用デバイス1’において、図7における電源用デバイス100内の部品と同様の目的で使用される部品については、同じ記号を付してその詳細な説明は省略する。
【0029】
図4に示す電源用デバイス1’は、端子101にアノードが接続されるとともに端子GNDにカソードが接続されたサイリスタ9と、入力端子Viと端子101との間に接続された抵抗R3とを有し、該サイリスタ9のゲートは、前記呼出信号及び前記発呼信号が入力されるように電話回線に接続されている。このような電源用デバイス1’において、サイリスタ9は、所定の電圧以上の電圧(以下、ブレークオーバー電圧とする。)がゲートにかかると導通状態になる。よって、呼出信号及び発呼信号が一旦入力されると、その後どのような波形の信号がサイリスタ9のゲートに入力されても、サイリスタ9は導通状態であるので、ON/OFF制御部6にLowのON/OFF信号が入力された状態となり、ON/OFF制御部6を動作させることができる。又、端子101は、サイリスタ9が非導通の状態にあるときは抵抗R3を介して端子Viにかかる電圧がかかるため、このときON/OFF制御部6にはHiの信号が入力されるので、電源用デバイス1’はOFFの状態となっている。
【0030】
更に、このような電源用デバイス1’の端子101とサイリスタ9のアノードの間にスイッチSWを接続する。該スイッチSWは、図6のようなファクシミリ装置50本体の主制御部56によって制御され、主制御部56が送受信動作が終了したことを検知すると、電源用デバイス1’をOFFの状態にするために、スイッチSWをOFFにする。こうすることによってサイリスタ9が非導通の状態となる。又、スイッチSWは、電源用デバイス1’が停止すると再びONの状態に戻る。このように、スイッチSWは、サイリスタ13の導通状態を解除するためのスイッチで、通常は接点が接続された状態にある。
【0031】
本発明の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。図5は、本実施形態に使用する電源用デバイスの内部構造を示すブロック図である。尚、図5の電源用デバイス1''において、図4における電源用デバイス1’内の部品と同様の目的で使用される部品については、同じ記号を付してその詳細な説明は省略する。
【0032】
図5に示す電源用デバイス1''は、第2の実施形態で使用したサイリスタ9の代わりに、フォトサイリスタ10を使用する。該フォトサイリスタ10は、発光素子11、受光素子12及びサイリスタ13より構成され、発光素子11が発する光を受光素子12が受けることによって該受光素子12が導通し、更に、受光素子12が導通することによって、ゲートにブレークオーバー電圧がかかりサイリスタ13が導通する。このサイリスタ13が一旦導通すると、発光素子11が発光動作を行わなくてもサイリスタ13は導通した状態となる。このようなフォトサイリスタ10の発光素子11を電話線に接続するとともに、受光素子12のアノードを抵抗R4を介して端子101に接続し、更に、アノードが端子101に、カソードが端子GNDに接続されたサイリスタ13のゲートに、受光素子12のカソードを接続する。
【0033】
このようにフォトサイリスタ10を接続することによって、前記発呼信号又は前記呼出信号が電話線に流れたとき、そのパルス波に合わせて発光素子11が発光し、受光素子12が導通する。このように受光素子12が導通することによって、サイリスタ13が導通し、第2の実施形態と同様にON/OFF制御部6にLowのON/OFF信号が入力され、電源用デバイス1''が動作を行う。又、端子101は、サイリスタ13が非導通の状態にあるときは抵抗R3を介して端子Viにかかる電圧がかかるため、このときON/OFF制御部6にはHiの信号が入力されるので、電源用デバイス1''はOFFの状態となっている。
【0034】
更に、このような電源用デバイス1''の端子101とサイリスタ13のアノードの間にスイッチSWを、第2の実施形態と同様に接続する。該スイッチSWは、図6のようなファクシミリ装置50本体の主制御部56によって制御され、主制御部56が送受信動作が終了したことを検知すると、電源用デバイス1''をOFFの状態にするために、スイッチSWをOFFにする。こうすることによってサイリスタ13が非導通の状態となる。又、スイッチSWは、電源用デバイス1''が停止すると再びONの状態に戻る。このように、スイッチSWは、サイリスタ13の導通状態を解除するためのスイッチで、通常は接点が接続された状態にある。
【0035】
尚、第1〜第3の実施形態で使用する電源用デバイス1,1’,1''は、1チップの半導体集積回路装置で構成されるような電源用デバイスにする事によって、通信機器において該電源用デバイスに要するスペースを狭くすることができる。
【0036】
第4の実施形態として、第1〜第3の実施形態で説明した電源用デバイスのうちいずれかの電源用デバイスを使用したファクシミリ装置について、図面を参照して説明する。以下、ファクシミリ装置をFAXとする。図6は、本実施形態で使用するFAXの内部構造を示すブロック図である。尚、図6における実線は電源ラインを、点線は電話回線を、矢印は制御信号用のラインを表す。
【0037】
図6に示されるFAX50は、第1〜第3のいずれかの実施形態における電源用デバイスと同様の構成をした電源用デバイス52と、該電源用デバイス52を介して主電源51より電力が供給される印刷部57及び画像読取部58と、電話回線との回線接続を制御する回線制御部53と、液晶などの表示部(不図示)に時刻や相手先電話番号などの表示を行うための表示制御部54と、制御プログラムなどを格納したメモリ部55と、FAX50全体を制御する主制御部56とを有する。
【0038】
このようなFAX50が送信相手先から送信信号が送信されて受信動作を行うとき、第1〜第3の実施形態のようにして、交換機より電話回線を介して送信される呼出信号を電源用デバイス52が検知することによって、電源用デバイス52がONの状態になる。このとき、主制御部56が電源用デバイス52がONの状態になったこと検知して、回線制御部53に電話回線と接続するための信号が主制御部56より送出される。回線制御部53により、FAX50が電話回線と接続されると、呼出信号が入力されることを確認し、印刷部57と電源用デバイス52とを接続して、印刷部57に電力を供給する。
【0039】
FAX50に相手側の送信が終了し電話回線から入力される通信用信号が所定の時間の間途絶えていることを回線制御部53で検知すると、FAX50は受信動作を終了し、第1〜第3の実施形態のように電源用デバイス52を動作させ、電源用デバイス52をOFFの状態にする。よって、印刷部57と主電源51との間の電源ラインが切断される。又、このとき、回線制御部53によってFAX50と電話回線とが切断される。
【0040】
又、FAX50が送信動作を行うとき、交換機より電話回線を介して送信される発呼信号を電源用デバイス52が検知することによって、電源用デバイス52がONの状態になる。このとき、主制御部56が電源用デバイス52がONの状態になったこと検知して、回線制御部53に電話回線と接続するための信号が主制御部56より送出される。回線制御部53により、FAX50が電話回線と接続されると、発呼信号が入力されることを確認し、画像読取部58と電源用デバイス52とを接続して、画像読取部58に電力を供給する。
【0041】
FAX50からの送信動作が終了すると、電話回線を通して送信先から受信動作を終了したことを示す終了信号が入力され、この終了信号を回線制御部53で検知することによって、第1〜第3の実施形態のように電源用デバイス52を動作させ、電源用デバイス52をOFFの状態にする。よって、画像読取部58と主電源51との間の電源ラインが切断される。又、このとき、回線制御部53によってFAX50と電話回線とが切断される。
【0042】
【発明の効果】
請求項1に記載の電源用デバイスによると、電源用デバイス外に、通信機器が待機時であっても通信機器の送受信動作を検知して電源デバイス内のON/OFF制御部に信号を与えるために電力供給を要する回路を設ける必要がないので、この電源デバイスを使用した通信機器の省電力化を図ることができる。
【0043】
請求項2に記載の電源用デバイスによると、通信用入力信号検出部にフォトサイリスタを用いているので、電源用デバイスと通信用のラインが電気的に絶縁された状態となるので、電源用デバイスと通信用のラインとが相互に電気的に干渉することを防止することができる。
【0044】
請求項5に記載の電源用デバイスによると、前記通信用入力信号検出部を含む電源用デバイスを1つの半導体集積回路装置内に形成するので、該電源用デバイスを制御する回路を別に設ける必要がないため、該電源用デバイスを使用する通信機器内における省スペース化を図ることができる。
【0045】
請求項7に記載の電源用デバイスによると、交換機から電話線を介して送信される呼出信号を検知して、電源用デバイスをONの状態にすることができるので、送信者からの送信信号を受信するときにのみ必要な機能を受信動作を行うときだけに動作させることができる。又、受信動作を行う機能を、通信機器が受信するときのみに動作させることができるので、省電力化を図ることができる。
【0046】
請求項8に記載の電源用デバイスによると、交換機から電話線を介して送信されるダイヤル待機状態の信号を検知して、電源用デバイスをONの状態にすることができるので、送信動作を行うときにのみ必要な機能を送信動作を行うときだけに動作させることができる。又、送信動作を行う機能を、通信機器が送信するときのみに動作させることができるので、省電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態で使用する電源用デバイスの内部構造を示すブロック図。
【図2】電話回線における基本的な信号の流れ。
【図3】図1に示す電源用デバイスの動作を示すフローチャート。
【図4】第2の実施形態で使用する電源用デバイスの内部構造を示すブロック図。
【図5】第3の実施形態で使用する電源用デバイスの内部構造を示すブロック図。
【図6】第4の実施形態で使用するファクシミリ装置の内部構造を示すブロック図。
【図7】従来の電源用デバイスの内部構造を示すブロック図。
【図8】従来の電源用デバイスを使用した通信機器の内部構造を示すブロック図。
【符号の説明】
1 電源用デバイス
2 基準電圧部
3 制御部
4 比較部
5 保護部
6 ON/OFF制御部
7 端子
8 パルス波検出部
9 サイリスタ
10 フォトサイリスタ
11 発光素子
12 受光素子
13 サイリスタ
21 送信者
22,23 交換機
24 受信者
50 ファクシミリ装置(FAX)
51 主電源
52 電源用デバイス
53 回線制御部
54 表示制御部
55 メモリ
56 主制御部
57 印刷部
58 画像読取部
100 電源用デバイス
101 端子
102 主電源
103 信号検出電源制御部
104 負荷

Claims (9)

  1. 第1直流電圧が入力される入力端子と、第2直流電圧を出力する出力端子と、前記入力端子と前記出力端子との間に接続されるスイッチング素子と、前記第2直流電圧の電圧値に応じて前記スイッチング素子のON/OFFを制御する制御部と、を備えるとともに、前記スイッチング素子のON/OFFタイミングを前記制御部で制御することで通信機器に供給される前記第2直流電源電圧を安定化させる電源用デバイスにおいて、
    電源用デバイスのON/OFFの制御を行うON/OFF制御部と、
    通信ラインに接続されて通信用入力信号が入力されるゲートと前記ON/OFF制御部に接続されたアノードと接地されたカソードとを備えるサイリスタ素子によって構成され、前記通信用入力信号を検出するとともに、該通信用入力信号を検出したときに前記ON/OFF制御部を動作させることにより電源用デバイスをONの状態にする通信用入力信号検出部と、
    を有することを特徴とする電源用デバイス。
  2. 第1直流電圧が入力される入力端子と、第2直流電圧を出力する出力端子と、前記入力端子と前記出力端子との間に接続されるスイッチング素子と、前記第2直流電圧の電圧値に応じて前記スイッチング素子のON/OFFを制御する制御部と、を備えるとともに、前記スイッチング素子のON/OFFタイミングを前記制御部で制御することで通信機器に供給される前記第2直流電源電圧を安定化させる電源用デバイスにおいて、
    電源用デバイスのON/OFFの制御を行うON/OFF制御部と、
    発光素子と該発光素子からの光を受光してON状態を維持するサイリスタ部とを備えたフォトサイリスタによって構成されるとともに、通信用入力信号を検出するとともに、該通信用入力信号を検出したときに前記ON/OFF制御部を動作させることにより電源用デバイスをONの状態にする通信用入力信号検出部と、
    を有し、
    前記発光素子が通信用ラインに接続されるとともに、
    前記サイリスタの一端が前記ON/OFF制御部に接続され、他端が接地され、
    前記通信用ラインに通信用入力信号が到来したとき、前記フォトサイリスタによってON/OFF制御部が動作することを特徴とする電源用デバイス。
  3. 前記サイリスタ部が、
    前記発光素子からの光を受光する受光素子と、
    該受光素子のアノードに接続されるとともに前記ON/OFF制御部に接続されるアノードと、該受光素子のカソードに接続されるゲートと、接地されたカソードと、を備えるサイリスタ素子と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の電源用デバイス。
  4. 前記入力端子に一端が接続される抵抗を備えるとともに、
    該抵抗の他端に前記サイリスタ素子又は前記サイリスタ部が接続されることで、前記通信用入力信号検出部より前記ON/OFF制御部に電圧信号が与えられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電源用デバイス。
  5. 前記ON/OFF制御部、及び通信用入力信号検出部が、1つの半導体集積回路装置内に形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電源用デバイス。
  6. 前記通信用入力信号検出部が、通信用入力信号に使用されるパルス波を検出することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電源用デバイス。
  7. 前記パルス波が電話回線の受信を知らせる呼出信号であることを特徴とする請求項6に記載の電源用デバイス。
  8. 前記パルス波が、電話機もしくはファクシミリ装置をオンフックにした発信ダイヤル待機状態に発信する信号であることを特徴とする請求項6に記載の電源用デバイス。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の電源用デバイスが設けられたことを特徴とする通信機器。
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