JP3662886B2 - シャフトの成形方法およびその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱間鍛造または冷間鍛造によりシャフトを成形するためのシャフトの成形方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に示すように、自動車のトランスミッションに組み込まれるカウンタシャフト1は、一般的には、軸部2と、該軸部2に設けられたテーパ状段部3a、3bと、軸部2の一端部側に設けられた大径部4と、該大径部4から延在する突出部5とを有する。このうち、大径部4の側周壁部には、前記トランスミッションを構成するインプットシャフトの歯車と噛合する歯形部6が形成されている。
【0003】
このカウンタシャフト1は、以下のようにして作製されている。すなわち、まず、第1の鍛造成形工程において、長尺円柱体であるワークW(図7A参照)を上端部側から押圧することにより、図7Bに示すように、該ワークWの長手方向に沿ってテーパ状段部3a、3bを設ける。以下、これを絞り成形という。
【0004】
次に、第2の鍛造成形工程において、据え込み成形を行うことによってワークWの上端部を圧潰し、図7Cに示すように、大径部4を設ける。
【0005】
次に、第3の鍛造成形工程において、大径部4の周縁部を押圧した状態でワークWを下端部側から押し上げる後方押し出し成形を施すことにより、図7Dに示すように、大径部4から突出した突出部5を設ける。
【0006】
最後に、機械加工や鍛造成形等によって大径部4の側周壁部に歯形部6が形成され、カウンタシャフト1(図6参照)が得られるに至る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した第1〜第3の鍛造成形工程では、それぞれの鍛造成形工程に対応した3つの鍛造成形装置、すなわち、絞り成形装置、据え込み成形装置および後方押し出し成形装置が使用される。このため、例えば、鍛造成形装置はもとより、各鍛造成形装置に備えられる金型等、カウンタシャフト1を作製するために必要な部品点数が膨大な数となってしまう。また、鍛造成形工程を複数回行う必要があるため、製造工程が煩雑になるという難点がある。
【0008】
また、それぞれの鍛造成形工程の間には、残留応力除去を目的とする熱処理や、鍛造成形を円滑に進行させるための潤滑被膜を成形品の表面に設ける潤滑被膜処理などの中間処理を施すことが必要である。このため、カウンタシャフト1を鍛造成形にて作製する際の費用が高騰し、ひいては製造コストが高騰するという問題点が指摘されている。
【0009】
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、大径部および突出部を有するシャフトを成形することを可能とし、これにより鍛造成形工程を可及的に低減することが可能であり、さらに、製造コストの低廉化を達成することが可能なシャフトの成形方法およびその装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、金型に形成されたキャビティに長尺体からなるワークを収容し、第1のパンチと前記第1のパンチ内に摺動自在に挿入された第2のパンチとによって前記ワークを押圧することで該ワークに大径部を設ける据え込み工程と、
前記大径部の周縁部を前記第1パンチで押圧するとともに、前記第2のパンチに連結されたピストンに付与される押圧力を減圧して該第2のパンチを前記第1のパンチ内に後退させることによって前記大径部から延在する突出部を設ける押し出し工程と、
を有することを特徴とする。
【0011】
この成形方法によれば、ワークに対する中間処理が施されることなく各鍛造成形工程が連続的に遂行される。このため、鍛造成形工程を可及的に低減できるので、製造工程が煩雑になることを回避することができる。しかも、中間処理が不要となるので、シャフトの製造コストを低廉化することもできる。
【0012】
なお、据え込み工程においては、ワークの軸部に段部を設けることも可能である。したがって、段部を有するシャフトを作製する場合であっても連続的に鍛造成形を施すことができる。
【0013】
このような成形方法にて作製されるシャフトの好適な例としては、自動車のトランスミッションを構成するシャフト類、特には、カウンタシャフトを挙げることができる。
【0014】
また、本発明は、固定部と、
前記固定部に設けられたダイスと、
前記ダイスに設けられたキャビティと、
前記固定部に対して接近離間自在な可動部と、
前記可動部に位置決め固定された第1のパンチと、
前記第1のパンチ内に摺動自在に挿入された第2のパンチと、
前記第2のパンチに連結されたピストンと、
を有し、
前記キャビティに収容された長尺体からなるワークを前記第1のパンチおよび前記第2のパンチで押圧することによって前記ワークに大径部を形成した後、前記第1のパンチによる押圧を続行し、かつ前記ピストンに付与される押圧力を減圧して前記第2のパンチを前記第1のパンチ内で相対的に後退動作させ、
この後退動作に伴って前記ワークの大径部の肉を塑性流動させることによって前記大径部に突出部を形成することを特徴とする。
【0015】
このような構成とすることにより、1台の鍛造成形装置にてワークに大径部と突出部とを設けることができる。したがって、シャフトを成形するために必要な鍛造成形装置の台数や部品点数を可及的に低減できるので、製造設備を著しく簡素化することができる。必然的に、製造コストも著しく低廉化する。
【0016】
なお、段部を有するシャフトを成形する場合、キャビティに大径部と小径部とを設ければよい。塑性流動を容易とするために、大径部と小径部との間にテーパ部を設けるようにしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るシャフトの成形方法につきそれを実施するための成形装置との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態においては、シャフトとして、自動車のトランスミッションを構成するカウンタシャフト1(図6参照)を製造する場合を例示する。
【0018】
本実施の形態に係るカウンタシャフト成形装置(以下、単に成形装置ということもある)を図1に示す。この成形装置10は、固定部12と可動部14とを有する。
【0019】
固定部12においては、ハードプレート16上に第1〜第3ダイス18、20、22がこの順序で積層されている。このうち、第1ダイス18および第3ダイス22には締付リング24、26がそれぞれ外嵌されており、これら締付リング24、26には、ボルト孔28、30が設けられている。ボルト孔28を通ったボルト32がボルト孔30に螺合されることにより、第1〜第3ダイス18、20、22が一体的に締め付け保持されている。
【0020】
なお、締付リング24、26は、支持部材34、36によって外周側方から支持されている。すなわち、締付リング24の下端部は支持部材34で挟持されており、一方、締付リング26は、支持部材34の上端部側方に連結された支持部材36で挟持されている。
【0021】
なお、支持部材34の足部34aは、図示しないボルトによってハードプレート16の外側に配置された外装部材38に連結されている。また、この外装部材38とハードプレート16は、架台39上に位置決め固定されている。
【0022】
ここで、架台39およびハードプレート16には貫通孔40、41がそれぞれ設けられており、これら貫通孔40、41には、ノックアウトピン42が挿入されている。このノックアウトピン42は図示しない制御機構に連結されており、該制御機構の作用下に鉛直方向に上下動自在である。
【0023】
第1〜第3ダイス18、20、22には、貫通孔40に連通するキャビティ44が設けられている。このキャビティ44は、図1における下方から、第1直線部46と、該第1直線部46から長手方向に対して離間する方向に所定角度傾斜した第1テーパ部48と、該第1テーパ部48から長手方向に延在する第2直線部50と、該第2直線部50から長手方向に対して離間する方向に所定角度傾斜した第2テーパ部52と、該第2テーパ部52から長手方向に延在する第3直線部54と、該第3直線部54に比して大径の第4直線部56とから構成されている。なお、第1テーパ部48、第2テーパ部52、第4直線部56は、第1ダイス18、第2ダイス20、第3ダイス22にそれぞれ設けられている。
【0024】
一方、可動部14は、スリーブパンチホルダ60と、該スリーブパンチホルダ60の底面に固着されたピストンピンガイド62と、カウンタパンチホルダ64とを有し、このうち、カウンタパンチホルダ64は、シリンダケース66に保持されている。また、スリーブパンチホルダ60に設けられた孔部68には、スリーブパンチ70(第1のパンチ)が嵌合されている。
【0025】
そして、スリーブパンチ70、ピストンピンガイド62およびカウンタパンチホルダ64には孔部72が設けられており、該孔部72には、インナーパンチ74(第2のパンチ)が挿入されている。このインナーパンチ74の図1における下端部は、前記スリーブパンチ70によって囲繞されており、上下動する際には、該スリーブパンチ70の内周壁部に摺接する。
【0026】
ここで、図1から諒解されるように、シリンダケース66には室76が設けられており、該室76内には、小径部78aと大径部78bとからなるピストン78が上下動自在に収容されている。前記インナーパンチ74の上端面は、ピストン78の小径部78aにおける下端面に連結されており、したがって、インナーパンチ74は、ピストン78が上下動することに伴って上下動する。なお、大径部78bの側周壁部には環状溝が形成されており、この環状溝には、シール部材としてのピストンリング80が嵌合されている。
【0027】
また、大径部78bの下端面には、ピストンピン82が連結されている。該ピストンピン82の下端部は、ピストンピンガイド62に設けられたガイド孔84を通ってスリーブパンチホルダ60から突出している。
【0028】
シリンダケース66は、図1の上方において、駆動機構(図示せず)に連結されている。すなわち、シリンダケース66、ひいては可動部14は、駆動機構の作用下に鉛直方向に上下動自在である。
【0029】
なお、スリーブパンチホルダ60、ピストンピンガイド62およびカウンタパンチホルダ64は、支持ホルダ85によって挟持されている。また、スリーブパンチホルダ60には支持ホルダ押さえ部材86も外嵌されており、前記支持ホルダ85は、この支持ホルダ押さえ部材86とシリンダケース66とに挟持されている。また、支持ホルダ85の大径部は、シリンダケース66に外嵌されたケースカバー87に連結されている。
【0030】
シリンダケース66には、切欠溝88を介して室76に連通する小室90が設けられており、該小室90は、前記ケースカバー87に形成された通路92に連通している。この通路92の開口部には、油給排機構(図示せず)の継手部94が接続されている。該油給排機構は、ピストン78の上下動作に伴い、室76とピストン78における大径部78bの上端面との間に作動油OLを供給・排出するためのものである。
【0031】
本実施の形態に係る成形装置10は基本的には以上のように構成されるものであり、次にその作用および効果についてその成形方法との関係で説明する。
【0032】
まず、図1に示すように、駆動機構(図示せず)の駆動作用下に、可動部14を固定部12に対して離間した状態にし、第1〜第3ダイス18、20、22に形成されたキャビティ44に長尺円柱体のワークWを収容する。なお、この時点では、ワークWの下端部は第2テーパ部52で係止され、キャビティ44から突出する。
【0033】
そして、前記油給排機構から室76に作動油OLを供給し、これによりピストン78を下死点まで下降させる。この場合、作動油OLは、継手部94、通路92および小室90を通過して室76内に流入する。ピストン78が下死点に到達した際には、インナーパンチ74の下端面は、スリーブパンチ70の下端面と面一となる。
【0034】
次に、前記駆動機構を駆動させ、図2に示すように、可動部14を鉛直下方向に移動させて固定部12に接近させる。これにより、キャビティ44内に収容されたワークWがインナーパンチ74とスリーブパンチ70とにより押圧されて圧縮される。その結果、ワークWの軸部2がキャビティ44の形状に対応する形状に縮径し、最終的に、軸部2におけるキャビティ44の第1テーパ部48、第2テーパ部52に対応する箇所には、テーパ状段部3a、3bが形成される(絞り成形)。
【0035】
この状態で、可動部14をさらに鉛直下方向に移動させると、図3に示すように、ワークWの上端部が圧潰されて拡径する。すなわち、ワークWに大径部4が形成される(据え込み成形)。また、この際、ピストンピン82の下端面が第3ダイス22の上端面に当接する。
【0036】
以上の工程においては、ピストン78が常に作動油OLによって押圧され、これによりインナーパンチ74およびスリーブパンチ70の下端面同士が面一である状態が保たれる。
【0037】
次いで、前記油給排機構の作用下に室76から作動油OLを排出可能な状態、すなわち、ピストン78に付与される押圧力を減圧可能な状態とした後、図4に示すように、可動部14をさらに鉛直下方向に移動させる。
【0038】
この際、可動部14が下降動作することに追従してスリーブパンチ70がワークWをさらに押圧すると、ピストン78は、第3ダイス22の上端面に当接したピストンピン82によって押圧される。これに伴って、室76内から作動油OLが排出されることにより、該室76内の油圧が低下する。このため、該ピストン78が可動部14に追従して下降することがピストンピン82によって阻止され、結局、該ピストン78は、下降する可動部14に対して相対的に上昇動作する。これにより、インナーパンチ74は、スリーブパンチ70の内周壁部を摺接しながら該スリーブパンチ70内を後退動作する。
【0039】
このため、スリーブパンチ70から押圧されることによって塑性流動した大径部4の上端面の肉は、該大径部4から離間したインナーパンチ74との間に流入する。これにより、大径部4に比して小径の突出部5が該大径部4の上端面に突出形成される。同時に、大径部4がさらに拡径されることによって、該大径部4の寸法精度が向上する。
【0040】
このように、本実施の形態によれば、絞り成形装置、据え込み成形装置および後方押し出し成形装置を設置することなく、成形装置10のみで絞り成形、据え込み成形および後方押し出し成形の全てを遂行することができる。すなわち、鍛造成形装置の台数や部品点数を減じることができる。
【0041】
しかも、この場合、1回の鍛造成形工程が終了する毎に鍛造成形品を取り出す必要がない。したがって、製造工程が著しく簡素なものとなる。
【0042】
さらに、例えば、絞り成形と据え込み成形との間に、ワークWの表面に潤滑被膜を設ける必要もない。このため、カウンタシャフト1の製造コストを低廉化することもできる。
【0043】
以上の工程が終了した後、図5に示すように、駆動機構を駆動させて可動部14を固定部12から離間させ、図示しない制御機構(図示せず)の作用下にノックアウトピン42を鉛直上方向に移動させる。これにより、成形品としてのワークWがキャビティ44から取り出される。
【0044】
最後に、キャビティ44から取り出したワークWを搬送装置(図示せず)によって次工程に搬送し、機械加工または鍛造成形加工によって大径部4に歯形部6を形成すれば、製品としてのカウンタシャフト1が得られるに至る。
【0045】
なお、本実施の形態においては、シャフトとしてカウンタシャフト1を例示したが、特にこれに限定されるものではなく、大径部と該大径部から延在した突出部を有するシャフトであればよい。また、自動車用トランスミッションを構成するシャフトでなくともよいことはいうまでもない。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1のパンチと第2のパンチとでワークを押圧して据え込み成形を施して大径部を設けた後、後方押し出し成形時に、第1のパンチでさらにワークを押圧する一方で第2のパンチを後退動作させることにより、該大径部に突出部を設けることができる。すなわち、1台のシャフト成形装置で大径部および突出部を有するシャフトを成形することができる。
【0047】
このため、鍛造成形工程や、シャフトを成形するために必要な鍛造成形装置の台数または部品点数を可及的に低減できるので、製造工程および設備を著しく簡素化することができる。また、熱処理や潤滑被膜処理等の中間処理も削減できるので、製造コストを著しく低廉化することもできるという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るシャフト成形装置の要部縦断面説明図である。
【図2】図1の成形装置において、インナーパンチとスリーブパンチとでワークを押圧した状態を示す要部縦断面説明図である。
【図3】図2に示すワークをインナーパンチとスリーブパンチとでさらに押圧した状態を示す一部省略縦断面説明図である。
【図4】図2に示すワークをスリーブパンチのみでさらに押圧するとともに、インナーパンチを後退動作させた状態を示す要部縦断面説明図である。
【図5】図1の成形装置において、固定部から可動部が離間した状態を示す要部縦断面説明図である。
【図6】自動車のトランスミッションに組み込まれるカウンタシャフトの全体概略正面図である。
【図7】図7Aはワークの概略正面図であり、図7Bは従来技術に係る成形方法の第1鍛造成形工程によって成形された成形品の概略正面図であり、図7Cは第2鍛造成形工程によって大径部が形成された成形品の概略正面図であり、図7Dは第3鍛造成形工程によって前記大径部に突出部が形成された成形品の概略正面図である。
【符号の説明】
1…カウンタシャフト 2…軸部
3a、3b…テーパ状段部 4…大径部
5…突出部 6…歯形部
10…成形装置 12…固定部
14…可動部 16…ハードプレート
18、20、22…ダイス 42…ノックアウトピン
44…キャビティ 46、50、54、56…直線部
48、52…テーパ部 62…ピストンピンガイド
66…シリンダケース 70…スリーブパンチ
74…インナーパンチ 76…室
78…ピストン 82…ピストンピン
84…ガイド孔 88…切欠溝
90…小室 92…通路
94…継手部 OL…作動油
W…ワーク

Claims (6)

  1. 金型に形成されたキャビティに長尺体からなるワークを収容し、第1のパンチと前記第1のパンチ内に摺動自在に挿入された第2のパンチとによって前記ワークを押圧することで該ワークに大径部を設ける据え込み工程と、
    前記大径部の周縁部を前記第1パンチで押圧するとともに、前記第2のパンチに連結されたピストンに付与される押圧力を減圧して該第2のパンチを前記第1のパンチ内に後退させることによって前記大径部から延在する突出部を設ける押し出し工程と、
    を有することを特徴とするシャフトの成形方法。
  2. 請求項1記載の成形方法において、前記据え込み工程にて前記ワークの軸部に段部を設けることを特徴とするシャフトの成形方法。
  3. 請求項1または2記載の成形方法において、自動車のトランスミッションを構成するシャフト類を作製することを特徴とするシャフトの成形方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の成形方法において、シャフト類としてカウンタシャフトを作製することを特徴とするシャフトの成形方法。
  5. 固定部と、
    前記固定部に設けられたダイスと、
    前記ダイスに設けられたキャビティと、
    前記固定部に対して接近離間自在な可動部と、
    前記可動部に位置決め固定された第1のパンチと、
    前記第1のパンチ内に摺動自在に挿入された第2のパンチと、
    前記第2のパンチに連結されたピストンと、
    を有し、
    前記キャビティに収容された長尺体からなるワークを前記第1のパンチおよび前記第2のパンチで押圧することによって前記ワークに大径部を形成した後、前記第1のパンチによる押圧を続行し、かつ前記ピストンに付与される押圧力を減圧して前記第2のパンチを前記第1のパンチ内で相対的に後退動作させ、
    前記後退動作に伴って前記ワークの大径部の肉を塑性流動させることによって前記大径部に突出部を形成することを特徴とするシャフト成形装置。
  6. 請求項5記載のシャフト成形装置において、前記キャビティに大径部と小径部とが設けられていることを特徴とするシャフト成形装置。
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