JP3662434B2 - 使い捨て上着の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使い捨て上着の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
上着は、前後身頃、左右袖身頃のような部分ごとに生地を裁断し、これら生地を縫い合わせて製造される。上着の製造の一例としては、スタイル画から平面製図方式や立体裁断方式によって標準サイズのマスターパターンを作成し、マスターパターンを大小のサイズに拡大、縮小するパターングレーティングを行う。パターングレーティングによってできた各サイズ、各部位のパターンは、できる限りロスを少なくするように紙の上に置きマーキングを行う。生地は、約10mの長さで20〜60枚を重ね合わせ、その上にマーキングをした型紙を重ね、マーキングの線に沿って生地をカッティングする。
【0003】
これらパターングレーティング、マーキング、カッティングをコンピュータによってシステム化することで、上着製造の生産性を向上させている。パターンの型どおりにカットされた生地ピースそれぞれは、あらかじめ形をインプットしたコンピュータを内蔵するミシンによって縫い合わされる。縫製が完了したものは、プレスがけ、熱セット等の仕上げ工程を経て、検査のうえ完成品となる。上着には、保温性や吸湿性、着用中の感触に優れることが要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、カッティング工程を経た生地を縫製工程へ搬送したり、それぞれの縫製工程の間の中間製品を次の縫製工程へ搬送する必要から、生産性の向上には限界がある。近年、手術や検査を行う際に医師や看護婦、患者等が着用し、使用後に廃棄される使い捨て着衣の需要が増えてきている。着衣には、手術中の使用に耐えることができ、安価でこれまで以上に量産が可能であることが要求される。
【0005】
本発明の課題は、使用後はそのまま廃棄することができる上着を単位時間内に量産することができる使い捨て上着の製造方法の提供である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明が前提とするところは、上端部に首周り開口と、下端部に裾周り開口とを有し、前記上端部の両側に前記上下端部間へ延びる一対の袖が取り付けられ使い捨て上着の製造方法である。
【0007】
かかる前提において本発明は、
(a)上下面と、長手方向へ延びる左右側縁と、前記左右側縁間の幅方向の寸法を二等分して前記長手方向へ延びる中心線とを有する前後身頃シートを、前記長手方向前方へ連続して供給し、前記前身頃シートの上面と前記後身頃シートの下面との前記左右側縁間において前記中心線と交差する幅方向へ延びる第1固着域に接着剤を塗布する工程、
(b)前記第1固着域上において前記前後身頃シートの前記中心線を挟んで前記左右側縁それぞれの方向へ凸となる首周り切断線で前記前後身頃シートの部分を切り取る工程、
(c)前記長手方向前方に位置する袖付けと前記長手方向後方に位置する袖口とを有する一対の左右袖部材の袖付け周縁部を、前記前身頃シートの首周り切断線の両側に延びる前記第1固着域上に位置させて、前記前身頃シートの前記第1固着域に前記接着剤を介して前記左右袖部材それぞれを固着する工程、
(d)前記前後身頃シートの前記左右側縁に沿って延びる第2固着域のうちの少なくとも一方に接着剤を塗布する工程、
(e)前記前後身頃シートの中心線と第1固着域とが互いに一致するように前記前身頃シートの上面と前記後身頃シートの下面とを互いに重ね合わせ、前記第2固着域で前記接着剤を介して前記前後身頃シートそれぞれを互いに固着し、前記後身頃シートの前記第1固着域に前記接着剤を介して前記左右袖部材の袖付け周縁部それぞれを固着する工程、
(f)前記前後身頃シートを、前記左右側縁間において前記首周り切断線の内側を通り、前記第1固着域の前方近傍に沿って幅方向へ延びる第1切断線と、前記袖部材シートの袖口の後方において前記左右側縁間を幅方向へ延びる第2切断線とで切り取る工程、
を有することを特徴とする。
【0008】
本発明の実施の態様の一例として前記第1固着域に接着剤を塗布する工程(a)において、前記第1固着域が、前記長手方向前方へ向かうにつれて前記中心線と直交して延びる仮想線に次第に近づくように傾斜している。
【0009】
本発明の実施の態様の他の一例としては、前記第1固着域に接着剤を塗布する工程(a)において、前記後身頃シートを、前記後身頃シートの中心線で切断する工程を含む
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照して、この発明に係る使い捨て上着の製造方法の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0014】
図1は、後記する製造方法によって作られた使い捨て上着1の斜視図である。上着1は、互いに固着された前後身頃部材2,3と、前後身頃部材2,3の上端部両側の袖ぐり2e,3eに取り付けられた左右袖部材4とから構成されている。上着1には、その上端部に左右袖部材4の間に位置して上着1着用者の頭部を挿脱可能な首周り開口5と、その下端部に着用者の胴部を挿脱可能な裾周り開口6とが形成されている。上着1では、首周り開口5を除く前後身頃部材2,3の上端部と左右袖部材4の上端部とが一対の肩を形成している。
【0015】
図2は、図1の上着1の分解斜視図であり、前後身頃部材2,3の両側に左右袖部材4が位置している。前後身頃部材2,3は、互いに並行して長手方向へ延びる左右側縁2c,2d,3c,3dと、長手方向と交差して幅方向へ延びる上下端縁2a,2b,3a,3bと、左右側縁2c,2d,3c,3d間の幅方向の寸法を二等分して長手方向へ延びる中心線Y1,Y2とを有する。前後身頃部材2,3の上端部には、中心線Y1,Y2を挟んで上端縁2a,3aから下端縁2b,3bの方向へ弧を画く首周り開口5が形成されている。首周り開口5の両側と左右側縁2c,2d,3c,3dとの間には、袖ぐり2e,3eが形成されている。
【0016】
左右袖部材4は、筒状を呈し、上着1の上端部の側に位置して着用者の腕を挿脱可能な袖付け4aと、上着1の下端部の側に位置して着用者の手を挿脱可能な袖口4bとを有する。左右袖部材4は、互いに並行して長手方向へ延びる左右側縁と長手方向と交差して幅方向へ延びる上下端縁とを有する矩形のシートそれぞれを、それらシートの左右側縁間の寸法を二等分するように折曲して重ね合わせ、それらシートの左右側縁をわずかに残してそれら側縁沿って互いに固着されている。
【0017】
左右袖部材4は、それら袖部材4の袖付け4a周縁部が前後身頃部材2,3の袖ぐり2e,3e周縁部に固着されている。前身頃部材2と後身頃部材3とは、それら身頃2,3の中心線Y1,Y2を一致させて重ね合わせ、首周り開口5と左右袖部材4との間における上端部が固着されるとともに、前後身頃部材2,3の左右側縁2c,2d,3c,3dをわずかに残してそれら側縁に沿って固着されている。
【0018】
前後身頃部材2,3の左右側縁2c,2d,3c,3dと左右袖部材4の左右側縁とは、身頃2,3と袖部材4との内側へ折り曲げた状態で固着されているので(図示せず)、固着部位が身頃2,3と袖部材4との外側へ露出することがない。
【0019】
図3は、図1と異なる態様の使い捨て上着1の斜視図である。上着1の後身頃部材3は、後身頃部材3の中心線Y2において、上下端縁3a,3b間を切断して背あきを形成している。背あきには、テープファスナ8とテープファスナ8を着脱可能なターゲットテープ9が取り付けられている。後身頃部材3の外側には、紐部材7が取り付けられている。
【0020】
上着1には、前後身頃部材2,3の幅方向と左右袖部材4の袖口近傍の周り方向とに弾性部材を伸長状態で取り付けることもできる。弾性部材の収縮力で着用者の胴周りと腕周りとを締めつけるので、着用中の上着1のずれを防ぐことができる。
【0021】
前後身頃部材2,3と左右袖部材4とのうちの一方または双方には、熱可塑性繊維で形成したスパンボンド不織布やメルトブローン不織布等を使用することが好ましい。特に、保水性と剛性とを高めるため、レーヨン、ナイロン、パルプ等の単独またはそれらの混合物を使用した目付け50〜100g/mのスパンボンド、ポイントボンド、メルトブローン不織布等を使用することが好ましい。不織布には、開口を形成して透湿性を向上させたもの、不織布にエンボスをかけて凹凸を形成し、クッション性を向上させたものや伸縮性を付与したものを使用することもできる。
【0022】
図4は、使い捨て上着1の製造方法の一例を示す工程図である。図4において、(1)は工程の側面図であり、(2)は工程の平面図である。第1工程(a)〜第4工程(d)までは、説明を簡略化するために後身頃シート3の記載を省略している。上着1は、第1工程〜第6工程(a)〜(f)を有するラインにおいて、一対の前後身頃部材2,3と、筒状を呈する一対の左右袖部材4とを用いて製造される。
【0023】
前後身頃部材2,3は、所定幅を有し不織布からなる一対のシートであって、それらシートは、上下面と、長手方向へ延びる左右側縁2c,2d,3c,3dと、左右側縁2c,2d,3c,3d間の幅方向の寸法を二等分して長手方向へ延びる中心線Y1,Y2とを有する。前後身頃シート2,3は、左右側縁2c,2d,3c,3d間の寸法が同一である。
【0024】
左右袖部材4は、所定幅を有し不織布からなる一対のシートそれぞれの幅方向の寸法を二等分するように折曲してそれらシートの左右側縁を互いに固着したものであり、前方に袖付け4aと後方に袖口4bとを有する。前後身頃シート2,3と左右袖部材4とは、同一の速度で供給されている。
【0025】
第1工程(a)は、前身頃シート2と図示しない後身頃シート3とを、長手方向前方へ連続して供給し、後身頃シート3を中心線Y2に沿って切断するとともに、前後身頃シート2,3の第1固着域B1に接着剤を塗布する工程である。
【0026】
第2工程(b)は、前身頃シート2と図示しない後身頃シート3との部分を、首周り切断線S1で切り取る裁断工程である。
【0027】
第3工程(c)は、前身頃シート2の第1固着域B1に左右袖部材4それぞれをシールする接合工程である。
【0028】
第4工程(d)は、前身頃シート2と図示しない後身頃シート3との第2固着域B2に接着剤を塗布する工程である。
【0029】
第5工程(e)は、前身頃シート2と後身頃シート3とを、第2固着域B2においてシールし、左右袖部材4を、後身頃シート3の第1固着域B1にシールする接合工程である。
【0030】
第6工程(f)は、前後身頃シート2,3を、第1切断線S2と第2切断線S3とで切り取る裁断工程である。
【0031】
図示はしていないが、各工程(a)〜(f)への前後身頃シート2,3の移動は、駆動装置により回動するロールによって行われる。左右袖部材4の移動は、駆動装置により回動するロール、または、駆動装置により循環する伝送帯によって行われる。
【0032】
第1工程(a)では、巻回ロール100に巻き取られている前身頃シート2が、長手方向前方へ連続して供給される。前身頃シート2には、巻回ロール100の下流側に配置された接着剤塗布装置101によって、前身頃シート2の上面を左右側縁2c,2d間において中心線Y1と交差する幅方向へ延びる第1固着域B1に接着剤が塗布される。第1固着域B1は、長手方向前方へ向かうにつれて中心線Y1と直交して延びる仮想線Y3に次第に近づくように傾斜しているが、仮想線Y3と平行して延びていてもよい。
【0033】
第2工程(b)では、裁断装置102によって、前身頃シート2の部分5が、第1固着域B1上において前身頃シート2の中心線Y1を挟んで左右側縁2c,2dそれぞれの方向へ凸となるような軌跡を画く首周り切断線S1で切り取られる。
【0034】
第3工程(c)では、一対の左右袖部材4が所定の間隔で長手方向前方へ供給される。左右袖部材4それぞれは、前身頃シート2の上面であって中心線Y1と左右側縁2c,2dとの間に載置される。このとき、左右袖部材4の袖付け4a周縁部が、前身頃シート2の首周り切断線S1の両側に延びる第1固着域B1上に位置し、第1固着域B1に塗布された接着剤を介して前身頃シート2に左右袖部材4それぞれが固着される。伝送帯を利用した場合、左右袖部材4は、バキュウム手段を有する転写装置により伝送帯から離れ、前身頃シート2の上面に載置される。
【0035】
第4工程(d)では、接着剤塗布装置103によって、前身頃シート2の上面の左右側縁2c,2dに沿って延びる第2固着域B2に接着剤が塗布される。
【0036】
第5工程(e)では、前身頃シート2と後身頃シート3とが、それらシート2,3の中心線Y1,Y2と第1固着域B1とが互いに一致するように、前身頃シート2の上面と後身頃シート3の下面とが重ね合わせられる。前身頃シート2と後身頃シート3とは、それらシート2,3の第2固着域B2に塗布された接着剤を介して互いに固着される。後身頃シート3の下面には、左右袖部材4の袖付け4a周縁部それぞれが後身頃シート3の第1固着域B1に塗布された接着剤を介して固着される。
【0037】
図4において、第5工程(e)で合流する後身頃シート3には、前身頃シート2と同様に第1工程で後身頃シート3の第1固着域B1に接着剤が塗布されるとともに、後身頃シート3がその中心線Y2で切断される。第1工程において、後身頃シート3の切断を省くことができる。第2工程では、後身頃シート3の部分5が首周り切断線S1で切り取られ、第4工程(d)では、後身頃シート3の下面の左右側縁3c,3dに沿って延びる第2固着域B2に接着剤が塗布される。接着剤は、前身頃シート2と後身頃シート3との両者に塗布されているが、前後身頃シート2,3のいずれか一方だけに塗布してもよい。これにより、接着剤を塗布する工程の一部を省くことができる。
【0038】
第6工程(f)では、裁断装置104によって、前後身頃シート2,3が、左右側縁2c,2d,3c,3d間において首周り切断線S1の内側を通り、第1固着域B1の前方近傍に沿って幅方向へ延びる第1切断線S2と、左右袖部材4の袖口4bの後方において、左右側縁2c,2d,3c,3d間を幅方向に延びる第2切断線S3とで切り取られる。
【0039】
それら工程を経た製造直後の上着1は、上着1の外面を形成する前身頃シート2の上面と後身頃シート3の下面とが上着1の内側に位置しているので、上着1を小袋やパッケージに収納するときに上着1の外面に異物が付着することを防ぐことができる。上着1を着用するときは、前身頃シート2の上面と後身頃シート3の下面とが表側になるように上着1を捲り返す。
【0040】
前後身頃シート2,3、左右袖部材4の接合には、ホットメルト接着剤等の接着剤や粘着材を使用することができる。それらの接合は、連続的に行われてもよいし、間欠的に行われてもよい。シート2,3の裁断には、カッティングダイを使用する他に、レーザ光線や超音波を利用する裁断技術を使用することができる。
【0041】
このシステムでは、第1工程(a)〜第6工程(f)までを連続、自動化することで、上着1の生産性の向上を図っている。工程(a)〜(f)には、自動化を円滑に行うため、図示はしていないが、前後身頃シート2,3を互いに重ね合わせる際に、それらシート2,3の中心線Y1,Y2それぞれが一致しない場合、前後身頃シート2,3と左右袖部材4との供給速度とが、あらかじめ設定した速度と異なる場合、中心線Y1,Y2のずれを修正したり、供給速度を設定速度に修正する制御手段を設けている。
【0042】
中心線Y1,Y2のずれを修正する制御手段は、第1工程(a)における巻回ロール100と接着剤塗布装置101との間に設けることが好ましい。
【0043】
これら制御手段を具体化するには、一例として、投光部と受光部とで形成された光学的測定装置と、ロールの回転速度を計測する回転速度測定装置と、これら測定装置に接続された制御装置と、制御装置に接続された可動装置105および駆動装置とを使用する。
【0044】
制御装置のメモリには、システムの最適な運転環境を実現するプログラムが格納されている。プログラムには、シートの側縁部のずれ寸法とずれ寸法を修正するためのずれ寸法に対する制御量との相関関係、ロールを回動させる駆動装置の回転速度とシートの供給速度との相関関係が格納されている。また、ずれ許容値と設定速度とがあらかじめ格納されている。システムの運転時には、OSの制御の下にプログラムを起動し、所定のタスクを実行する。制御装置へは、光学的測定装置と回転速度測定装置とからリアルタイムに測定結果が入力されている。
【0045】
第1工程(a)では、光学的測定装置の投光部と受光部とを、前身頃シート2の一方の側縁部と後身頃シート3の一方の側縁部とを上下から挟むように対向配置する。回転速度測定装置は、第1工程(a)と第2工程(b)とのロールの駆動装置と、裁断装置の内部に装着されたロールの駆動装置と、伝送帯の駆動装置とに取り付けられている。
【0046】
光学的測定装置の投光部からは、制御装置で生成されたパルス信号に基づき、受光部へ向けて光を照射する。投光部から照射される光の照射範囲は、所定の面積を有し、シート2,3に遮蔽されずにシート2,3の側縁部の外側を通過する光がそのまま受光部に入射する。
【0047】
制御装置では、たとえば、投光部から照射される光を電気に変換したときの電気量を100%としたときに、シート2,3の側縁部で遮蔽される光の電気量が40〜50%、受光部に入射する光の電気量が50〜60%の範囲を正常値として認識する。シート2,3の側縁部にずれが生じると、制御装置へ入力される電気量が変化する。その電気量が50〜60%を越えると、制御装置はシート2,3にずれありと判定する。制御装置がずれありと判定すると、ずれを修正するための制御信号を可動装置へ出力する。
【0048】
可動装置105には、それらシート2,3の少なくとも一方の面を上下いずれかにおいて押圧しながら回動し、シート2,3をその周面で移動させる可動ロールと、可動ロールを幅方向へ往復移動させるモータとを有する。モータは、可動ロールを幅方向へ往復移動させると同時に、可動ロールの中央部を支点として一端部を上下いずれかへ揺動させることもできる。可動装置105は、制御装置からの制御量に基づいて、可動ロールを所定寸法だけ移動させる。可動ロールが移動すると、その周面を移動するシート2,3が可動ロールの移動方向へ向かってずれる。シート2,3をずらすことによってシート2,3の位置を修正することができる。制御装置は、ずれの修正が不可能であると判断するとシステムを停止させることもできる。
【0049】
制御装置は、各ロールの回転速度が同期するように、また、各ロールの回転速度と伝送帯の移動速度とが同期するように、各駆動装置の回転速度を制御している。駆動装置の回転速度は、回転数制御方式や電力制御方式のいずれかまたはこれらを併用することができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明に係る上着の製造方法によれば、上着を自動化、かつ、連続化した工程で生産することができるので、単位時間当たりの生産性が向上する。
【0051】
本発明に係る製造方法によって作られた使い捨て上着は、縫製等の工程を経ることがなく、接着剤を用いて身頃と袖とを固着しているので、安価に製造することができる。特に、不織布からなる上着は、再使用することがない使い捨てに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】使い捨て上着の斜視図。
【図2】図1の上着の分解斜視図。
【図3】図1とは異なる態様の上着の斜視図。
【図4】上着の製造工程図。
【符号の説明】
1 使い捨て上着
2 前身頃部材(前身頃シート)
2a,2b 上下端縁
2c,2d 左右側縁
2e 袖ぐり
3 後身頃部材(後身頃シート)
3a,3b 上下端縁
3c,3d 左右側縁
3e 袖ぐり
4 左右袖部材
4a 袖付け
4b 袖口
5 首周り開口
6 裾周り開口
B1 第1固着域
B2 第2固着域
S1 首周り切断線
S2,S3 第1,2切断線
Y1,Y2 中心線
Y3 仮想線

Claims (3)

  1. 上端部に首周り開口と、下端部に裾周り開口とを有し、前記上端部の両側に前記上下端部間へ延びる一対の袖が取り付けられ使い捨て上着の製造方法であって、
    (a)上下面と、長手方向へ延びる左右側縁と、前記左右側縁間の幅方向の寸法を二等分して前記長手方向へ延びる中心線とを有する前後身頃シートを、前記長手方向前方へ連続して供給し、前記前身頃シートの上面と前記後身頃シートの下面との前記左右側縁間において前記中心線と交差する幅方向へ延びる第1固着域に接着剤を塗布する工程、
    (b)前記第1固着域上において前記前後身頃シートの前記中心線を挟んで前記左右側縁それぞれの方向へ凸となる首周り切断線で前記前後身頃シートの部分を切り取る工程、
    (c)前記長手方向前方に位置する袖付けと前記長手方向後方に位置する袖口とを有する一対の左右袖部材の袖付け周縁部を、前記前身頃シートの首周り切断線の両側に延びる前記第1固着域上に位置させて、前記前身頃シートの前記第1固着域に前記接着剤を介して前記左右袖部材それぞれを固着する工程、
    (d)前記前後身頃シートの前記左右側縁に沿って延びる第2固着域のうちの少なくとも一方に接着剤を塗布する工程、
    (e)前記前後身頃シートの中心線と第1固着域とが互いに一致するように前記前身頃シートの上面と前記後身頃シートの下面とを互いに重ね合わせ、前記第2固着域で前記接着剤を介して前記前後身頃シートそれぞれを互いに固着し、前記後身頃シートの前記第1固着域に前記接着剤を介して前記左右袖部材の袖付け周縁部それぞれを固着する工程、
    (f)前記前後身頃シートを、前記左右側縁間において前記首周り切断線の内側を通り、前記第1固着域の前方近傍に沿って幅方向へ延びる第1切断線と、前記袖部材シートの袖口の後方において前記左右側縁間を幅方向へ延びる第2切断線とで切り取る工程、
    を有することを特徴とする前記方法。
  2. 前記第1固着域に接着剤を塗布する工程(a)において、前記第1固着域が、前記長手方向前方へ向かうにつれて前記中心線と直交して延びる仮想線に次第に近づくように傾斜している請求項1記載の方法
  3. 前記第1固着域に接着剤を塗布する工程(a)において、前記後身頃シートを、前記後身頃シートの中心線で切断する工程を含む請求項1または請求項2記載の方法
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