JP3660450B2 - Agrochemical granular wettable powder - Google Patents

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、農園芸用殺虫剤として広く使用されている、Ｏ，Ｓ−ジメチル−Ｎ−アセチルホスホロアミドチオエート（以下「アセフェート」という。）を含有する農薬粒状水和剤に関する。さらに詳しくは、農薬粒状水和剤の薬液調製時に水和性、溶解性をはやくすることにより薬液の調製を容易にし、散布液がムラなく作物や害虫に付着して安定した殺虫効果が得られるようにした農薬粒状水和剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】
農薬水和剤は水に希釈して薬液を調製するとき、粉塵が発生することがある。この問題点を解決するために、水和剤の粒状化が数多く検討され、次のような粒状水和剤が知られている。
【０００３】
▲１▼ 特開昭５１−１６４９号公報
農薬活性成分にデンプンおよび硫酸アンモニウムなどの水溶性無機塩を含有する粒状の農薬水和剤。
【０００４】
▲２▼ 特開平３−１９３７０２号公報
植物保護剤と特定の固体湿潤剤および／またはアンモニウム塩を含有してなる、良好な懸濁物を形成する水分散性顆粒。
【０００５】
▲３▼ 特開平６−９２８０３号公報
水溶性農薬活性成分、乳糖および界面活性剤とを必須成分とする水溶性農薬顆粒剤。
【０００６】
▲４▼ 特開平６−１２８１０２号公報
農薬活性成分および珪藻土を含有し、好ましくは界面活性剤をさらに含有する新規組成物を押し出し造粒法によって創製してなる粒状水和剤。
【０００７】
またデンプンの加水分解物を用いた固形製剤については次のものなどが挙げられる。
【０００８】
▲５▼ 特開昭６０−３６４０２号公報
澱粉加水分解物と、海藻抽出物、植物性種子粘質物、植物性果実粘質物、植物性樹脂様粘質物、微生物産性粘質物、水溶性もしくは水分散性蛋白質、セルロース誘導体および水溶性合成高分子からなる群から選ばれた１種または２種以上の高分子物質の水分散液のドラムドライヤー乾燥粉末に、農薬活性成分と界面活性剤とを吸着させてなることを特徴とする、粉末状の農薬組成物。
【０００９】
▲６▼ 特開平３−４７１０３号公報
融点が７０℃以下の農薬活性成分と界面活性剤とデキストリンおよび／または乳糖と水とを必須成分とする、水性乳濁液の噴霧乾燥物を含有する農薬固形乳剤。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
従来の農薬粒状水和剤は、水中に投入しても水和性、溶解性が悪く十分に撹拌しても完全な分散液が得られなかったり、水和剤としての性質を十分に発揮できないといった問題があり、必ずしも十分満足しうるものではない。
【００１１】
したがって、農薬粒状水和剤を薬液調製時に水中に投入すると、直ちに水和、溶解する農薬粒状水和剤の開発が要望されている。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、これらの問題を解決すべく鋭意研究した。その結果、殺虫活性成分としてアセフェートを含有し、これに重合度が３０以下のデキストリン（以下、ことわりのないかぎり「低重合デキストリン」という。）および硫酸アンモニウムを配合して混合し、常法により造粒して得られた農薬粒状水和剤は前記の問題点を解決し、水和性、溶解性をよくしうることを見いだし、本発明を完成させた。
【００１３】
なお、ここでいう重合度は、平均重合度をいう。
【００１４】
本発明の農薬粒状水和剤において、粒剤の粒径は特に限定されるものではなく、また、形状は農薬製剤の分野で一般的に粒剤といわれるもののほか、錠剤、丸薬などのいかなるものでもよい。
【００１５】
また農薬粒状水和剤の調製は、通常農薬の製剤化で使用される押し出し造粒機や転動造粒機などを用いて行われる。
【００１６】
そして、本発明の農薬粒状水和剤の水での希釈倍率、散布薬液量、希釈液の散布方法などは市販のアセフェート水和剤に準ずればよい。
【００１７】
【本発明の実施の形態】
【実施例】
本発明の農薬粒状水和剤は、殺虫活性成分としてのアセフェート、低重合デキストリンおよび硫酸アンモニウムから構成される。
【００１８】
本発明に使用される低重合デキストリンは、小麦デンプン、バレイショデンプン、トウモロコシデンプンなどの天然デンプン、アミロースやアミロペリチン分解物、エーテル化デンプン、エステル化デンプンなどの各種デンプンおよびその誘導体を常法に従って酸加水分解、アルカリ加水分解、酵素加水分解、またはこれらの組み合わせによって加水分解して得られたデキストリンのうち、重合度が３０以下の低重合デキストリンを常法により得たものである。ここでいう重合度は３，５−ジニトロサリチル酸法などの常法により測定すればよい。
【００１９】
また、この低重合デキストリンを含有してなる市販品が使用できる。
【００２０】
本発明の農薬粒状水和剤で使用するデキストリンは、水溶解性を向上させる観点から重合度３０以下の低重合デキストリンがよい。そして好ましくは重合度が１５以下、特に１０〜３のものが好ましい。
【００２１】
これらの例としては、マルトデキストリン、アクロデキストリン、エリトロデキストリンなどと称されるものが含まれ、なかでもマルトデキストリンが好ましい。そしてより具体的には、商品名「アミコールＮｏ．６Ｈ」「アミコールＮｏ．１」「アミコールＮｏ．３Ｌ」（日澱化学株式会社製の商品名）などとして市販されている種々の品位のものなどが挙げられる。
【００２２】
低重合デキストリンの使用量は、製剤重量に対して３〜２０重量％、好ましくは５〜１０重量％である。
【００２３】
本発明に使用される硫酸アンモニウムは、顆粒状、粉末状の何れの形状でも問題なく使用できるが、アセフェート原末、低重合デキストリンと混合するときによく混ざりやすい粉末状の方が好ましい。
【００２４】
硫酸アンモニウムの使用量は、製剤重量に対して５〜９０重量％、好ましくは３０〜５０重量％である。
【００２５】
界面活性剤は、必要により配合することができ、下記に示す農薬製剤に通常使用される非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン界面活性剤および両性界面活性剤などが挙げられる。これらの界面活性剤は単独または併用してもよい。
【００２６】
非イオン界面活性剤の例
アルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキレート、ポリオキシエチレンフェニルエーテルポリマー、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、など。
【００２７】
陰イオン界面活性剤の例
リグニンスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアルキルスルホサクシネート、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルサルフェート、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルサルフェート、など。
【００２８】
陽イオン界面活性剤および両性界面活性剤の例
アルキルアミン塩、第四級アンモニウム塩アルキルベタイン、アミンオキサイド、など。
【００２９】
また、必要により配合される補助剤の例としては、アセフェートの安定化剤、造粒性向上のために添加する造粒助剤、ホワイトカーボンなどの吸油性保持剤、水に希釈したときに散布液の判別用の食用青色１号などの水溶性の色素などが挙げられ、これらは併用することができる。
【００３０】
次に、本発明の農薬粒状水和剤の調製方法を説明するが、調製方法は特に限定されず、農薬固形製剤を調製する方法として従来より知られた、押し出し造粒方法、転動造粒方法などで調製できる。その例として、押し出し造粒の方法による場合には、例えば次の工程▲１▼〜▲３▼から成る方法によって調製できる。
【００３１】
工程▲１▼：アセフェート原末、低重合デキストリン、硫酸アンモニウム粉砕品および必要により界面活性剤等の補助剤を加えてよく混合し、粉末状原料組成物を得る。
【００３２】
工程▲２▼：この粉末状原料組成物に適当量の水を加えて行き、双腕ニーダーにてよく混練後、バスケット型押し出し造粒機にて造粒する。
【００３３】
工程▲３▼：造粒後、整粒、乾燥を行い、篩別し、本発明の農薬粒状水和剤を得る。
【００３４】
次に、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【００３５】
また、実施例中、「部」とあるのはすべて重量部を意味する。
【００３６】
実施例１
アセフェート原末５０部、低重合デキストリン（重合度約９〜１１）（日澱化学株式会社の商品名「アミコール Ｎｏ．６Ｈ」）５部、硫酸アンモニウム（宇部興産株式会社製）４５部を一緒にハンマーミル（不二パウダル株式会社製）で混合し、粉末状原料組成物を得る。この粉末状原料組成物を双腕ニーダー（不二パウダル株式会社製）に投入し、７部の水を加えてよく混練後、１ｍｍのバスケット型押し出し造粒機（日本薬業株式会社製）にて、造粒、整粒後乾燥させ、農薬粒状水和剤を得た。
【００３７】
実施例２
アセフェート原末５０部、低重合デキストリン（重合度約５〜６）（日澱化学株式会社の商品名「アミコール Ｎｏ．１」）１０部、ポリオキシエチレン（ＰＯＥ）ノニルフェニルエーテル（日本乳化剤株式会社製の界面活性剤の商品名「ニューコール ＃５６０」）０．２部、水に食用青色１号０．０１部を加え、硫酸アンモニウム３９．７９部を一緒にハンマーミルで混合し、粉末状の原料組成物を得る。この粉末状原料組成物を双腕ニーダーに投入し、７部の水を加えてよく混練後、１ｍｍのバスケット型押し出し造粒機（日本薬業株式会社製）にて、造粒、整粒後乾燥させ、農薬粒状水和剤を得た。
【００３８】
実施例３
実施例２に準じて調製するが、低重合デキストリンを重合度約３〜４（日澱化学工業株式会社製の商品名「アミコールＮｏ．３Ｌ」）に変更した以外は実施例２に準じて調製し、農薬粒状水和剤を得た。
【００３９】
実施例４
実施例１に準じて調製するが、低重合デキストリンを重合度約２７〜２８（日澱化学工業株式会社製の商品名「アミコールＮｏ．７Ｈ」）に変更した以外は実施例１に準じて調製し、農薬粒状水和剤を得た。
【００４０】
比較例１
実施例１の低重合デキストリン５部をカルボキシメチルセルロース（第一工業製薬株式会社の商品名「セロゲン６Ａ」）５部に変更した以外は実施例１に準じて調製し、農薬粒状水和剤を得た。
【００４１】
比較例２
実施例１の低重合デキストリン５部を黄色デキストリン（日澱化学株式会社の商品名「赤玉デキストリンＮｏ．１０２」）５部に変更した以外は実施例１に準じて調製し、農薬粒状水和剤を得た。
【００４２】
比較例３
実施例１の低重合デキストリン５部をポリビニルアルコール（日本合成化学株式会社の商品名「ゴーセノールＧＬ−０５Ｓ」）３部に変更し、硫酸アンモニウム４５部を４７部とした以外は実施例１に準じて調製し、農薬粒状水和剤を得た。
【００４３】
比較例４
実施例２の低重合デキストリン１０部をトウモロコシデンプン１０部に変更した以外は実施例２に準じて調製し、農薬粒状水和剤を得た。
【００４４】
比較例５
実施例２の硫酸アンモニウム３９．７９部をグルコースに変更した以外は実施例２に準じて調製し、農薬粒状水和剤を得た。
【００４５】
比較例６
実施例２の硫酸アンモニウム３９．７９部をラクトースに変更した以外は実施例２に準じて調製し、農薬粒状水和剤を得た。
【００４６】
比較例７
実施例２の硫酸アンモニウム３９．７９部をグラニュー糖粉砕品に変更した以外は実施例２に準じて調製し、農薬粒状水和剤を得た。
【００４７】
比較例８
実施例１の硫酸アンモニウム４５部を珪藻土４４．８部とＰＯＥノニルフェニルエーテル０．２部に変更した以外は実施例１に準じて調製し、農薬粒状水和剤を得た。
【００４８】
比較例９
実施例１の低重合デキストリン５部をプルラン（林原株式会社の商品名「トリグルコＡ」）５部に、硫酸アンモニウム４５部を珪藻土４４．８部とＰＯＥノニルフェニルエーテル０．２部に変更した以外は実施例１に準じて調製し、農薬粒状水和剤を得た。
【００４９】
比較例１０
実施例１の低重合デキストリン５部をアラビアガム（三晶株式会社の商品名「アラビアガム ＨＰ」）５部に、硫酸アンモニウム４５部を水和剤用クレー４４．８部とＰＯＥノニルフェニルエーテル０．２部に変更した以外は実施例１に準じて調製し、農薬粒状水和剤を得た。
【００５０】
比較例１１
実施例１の硫酸アンモニウム４５部を尿素に変更した以外は実施例１に準じて調製を試みたが、造粒後、乾燥できず、農薬粒状水和剤を得ることができなかった。
【００５１】
次に、本発明の粒状水和剤の有用性を試験例により示す。
【００５２】
試験例１（農薬粒状水和剤の物理性測定）
実施例１〜４に準じて調製した製剤の各１００ｍｇを、それぞれ２０℃の３度硬水を１００ｍｌ入れた１００ｍｌ容量の有栓メスシリンダーに入れ、該製剤が水没する時間を水和時間とし、該製剤が水底に沈殿後シリンダーを静かに転倒させ、粒が完全に崩壊するまでのシリンダー転倒回数を溶解時間として測定した。
【００５３】
そして、シリンダーを静置し、３０分後、６０分後、１２０分後の農薬粒状水和剤の希釈液の状態を観察し、１２０分後に沈降物がある場合は再度シリンダーの転倒を行い、沈降物が再懸濁するか否か観察し、再懸濁するものについては再分散するまでのシリンダー転倒回数を測定し再分散性を評価した。
【００５４】
そして、比較のため比較例１〜１１で調製した製剤各１００ｍｇを、実施例１〜４と同様に操作し、測定した。
【００５５】
また対照として、対照例である市販のアセフェート水和剤も同様に測定した。ただし、剤型が粒状でないため溶解時間の測定は行わなかった。
【００５６】
得られた結果を表１に示す。
【００５７】
【表１】

【００５８】
【発明の効果】
本発明の農薬粒状水和剤は、次のような利点を有する。
▲１▼製剤の計量時あるいは水希釈時に粉塵がなく、水和剤に比べ安全性、作業性が大幅に改善される。
▲２▼従来の水和剤に比べ、水和時間が大幅に短縮される。
▲３▼従来の粒状水和剤に比べ、溶解時間が短縮される。
▲４▼薬液散布後の植物への汚染が少ない。
▲５▼一度調製した薬液の懸垂安定性が高く、薬液散布中に沈降することなく、均一に散布ができる。
▲６▼従来の農薬粒剤の製造方法をそのまま、また薬剤処理方法についても従来技術をそのまま利用できる。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an agrochemical granular wettable powder containing O, S-dimethyl-N-acetylphosphoramidothioate (hereinafter referred to as “acephate”), which is widely used as an agricultural and horticultural insecticide. More specifically, the preparation of the chemical liquid is facilitated by reducing the hydration and solubility when preparing the chemical liquid of the agricultural chemical granular wettable powder, and the sprayed liquid adheres uniformly to the crops and pests and provides a stable insecticidal effect. It relates to a pesticide granular wettable powder.
[0002]
[Prior art]
Pesticide wettable powder may generate dust when diluted with water to prepare a chemical solution. In order to solve this problem, granulation of wettable powders has been studied many times, and the following granular wettable powders are known.
[0003]
(1) A granular agrochemical wettable powder containing a water-soluble inorganic salt such as starch and ammonium sulfate in an agrochemical active ingredient.
[0004]
(2) JP-A-3-193702 A water-dispersible granule containing a plant protective agent and a specific solid wetting agent and / or ammonium salt to form a good suspension.
[0005]
(3) JP-A-6-92803 A water-soluble pesticide granule containing water-soluble pesticide active ingredients, lactose and a surfactant as essential ingredients.
[0006]
(4) Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-128102 A granular wettable powder prepared by extrusion granulation method containing a novel composition containing an agrochemical active ingredient and diatomaceous earth, and preferably further containing a surfactant.
[0007]
Moreover, the following etc. are mentioned about the solid formulation using the hydrolyzate of starch.
[0008]
(5) JP-A-60-36402 Starch hydrolyzate, seaweed extract, vegetable seed mucilage, vegetable fruit mucilage, plant resin-like mucilage, microbial product mucilage, water-soluble or water Adsorbing agrochemical active ingredients and surfactants to a drum dryer dry powder of an aqueous dispersion of one or more polymer substances selected from the group consisting of dispersible proteins, cellulose derivatives and water-soluble synthetic polymers A powdery pesticide composition characterized by being made to do.
[0009]
(6) Japanese Patent Application Laid-Open No. 3-47103 (Japanese Patent Application Laid-Open No. 3-47103) Agricultural chemicals containing a spray-dried product of an aqueous emulsion containing an agrochemical active ingredient having a melting point of 70 ° C. or less, a surfactant, dextrin and / or lactose and water as essential ingredients. Solid emulsion.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
Conventional agrochemical granular wettable powders are poor in hydration and solubility even when thrown into water, and even when sufficiently stirred, a complete dispersion cannot be obtained or the properties as wettable powders cannot be fully exhibited. However, it is not always satisfactory.
[0011]
Therefore, there is a demand for the development of a pesticide granular wettable powder that immediately hydrates and dissolves when the pesticide granular wettable powder is introduced into water during preparation of the chemical solution.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have intensively studied to solve these problems. As a result, it contains acephate as an insecticidal active ingredient, and is mixed with a dextrin having a polymerization degree of 30 or less (hereinafter referred to as “low-polymerized dextrin” unless otherwise specified) and ammonium sulfate, and granulated by a conventional method. The agrochemical granular wettable powder obtained as described above solved the above-mentioned problems and found that the wettability and solubility could be improved, thereby completing the present invention.
[0013]
The degree of polymerization here refers to the average degree of polymerization.
[0014]
In the pesticidal granular wettable powder of the present invention, the particle size of the granules is not particularly limited, and the shape is not limited to those commonly referred to as granules in the field of pesticide preparations, but also any tablets, pills, etc. But you can.
[0015]
In addition, the preparation of the pesticide granular wettable powder is carried out using an extrusion granulator or a tumbling granulator that is usually used in the formulation of agricultural chemicals.
[0016]
And the dilution ratio in water of the agrochemical granular wettable powder of this invention, the amount of spraying chemical liquid, the spraying method of a diluted liquid, etc. should just follow a commercially available acephate wettable powder.
[0017]
[Embodiments of the Invention]
【Example】
The agrochemical granular wettable powder of the present invention is composed of acephate as an insecticidal active ingredient, low-polymerized dextrin and ammonium sulfate.
[0018]
The low-polymerized dextrin used in the present invention is a natural starch such as wheat starch, potato starch and corn starch, various starches such as amylose and amyloperitin degradation products, etherified starch and esterified starch and derivatives thereof according to a conventional method. Among dextrins obtained by hydrolysis by decomposition, alkaline hydrolysis, enzyme hydrolysis, or a combination thereof, a low polymerization dextrin having a polymerization degree of 30 or less is obtained by a conventional method. The polymerization degree here may be measured by a conventional method such as the 3,5-dinitrosalicylic acid method.
[0019]
Moreover, the commercial item containing this low polymerization dextrin can be used.
[0020]
The dextrin used in the agrochemical granular wettable powder of the present invention is preferably a low-polymerized dextrin having a polymerization degree of 30 or less from the viewpoint of improving water solubility. And preferably, the degree of polymerization is 15 or less, particularly 10-3.
[0021]
Examples of these include those called maltodextrin, acrodextrin, erythrodextrin and the like, and maltodextrin is particularly preferable. More specifically, products of various grades marketed under the trade names “Amicol No. 6H”, “Amicol No. 1”, “Amicol No. 3L” (trade names manufactured by Nissho Chemical Co., Ltd.), etc. Is mentioned.
[0022]
The amount of low-polymerized dextrin used is 3 to 20% by weight, preferably 5 to 10% by weight, based on the formulation weight.
[0023]
The ammonium sulfate used in the present invention can be used without any problems in the form of granules or powder, but a powder form that is easy to mix well with an acetic acid bulk powder or a low polymerized dextrin is preferred.
[0024]
The usage-amount of ammonium sulfate is 5-90 weight% with respect to formulation weight, Preferably it is 30-50 weight%.
[0025]
Surfactants can be blended if necessary, and include nonionic surfactants, anionic surfactants, cationic surfactants and amphoteric surfactants that are commonly used in the following agricultural chemical formulations. It is done. These surfactants may be used alone or in combination.
[0026]
Examples of nonionic surfactants Alkyl ethers, polyoxyethylene alkyl aryl ethers, polyoxyethylene styryl phenyl ethers, polyoxyethylene alkyl esters, polyoxyethylene sorbitan alkylates, polyoxyethylene phenyl ether polymers, polyoxy Ethylene aryl phenyl ether, polyoxyethylene alkylene glycol, polyoxyethylene polyoxypropylene block polymer, etc.
[0027]
Examples of anionic surfactants Lignin sulfonate, alkylaryl sulfonate, dialkyl sulfosuccinate, polyoxyethylene alkylaryl ether sulfate, alkyl naphthalene sulfonate, polyoxyethylene styryl phenyl ether sulfate, etc. .
[0028]
Examples of cationic and amphoteric surfactants Alkylamine salts, quaternary ammonium salt alkylbetaines, amine oxides, and the like.
[0029]
Examples of adjuvants added as necessary include acephate stabilizers, granulation aids added to improve granulation, oil-absorbing retention agents such as white carbon, and spraying when diluted in water. Water-soluble pigments such as edible blue No. 1 for liquid discrimination are listed, and these can be used in combination.
[0030]
Next, a method for preparing the pesticide granular wettable powder of the present invention will be described, but the preparation method is not particularly limited, and is conventionally known as a method for preparing a pesticide solid preparation, extrusion granulation method, rolling granulation It can be prepared by a method or the like. For example, in the case of the extrusion granulation method, it can be prepared, for example, by a method comprising the following steps (1) to (3).
[0031]
Step {circle around (1)}: Acetate bulk powder, low polymerized dextrin, ammonium sulfate pulverized product and, if necessary, auxiliary agents such as surfactants are added and mixed well to obtain a powdery raw material composition.
[0032]
Step {circle around (2)}: An appropriate amount of water is added to this powdery raw material composition, kneaded well with a double-arm kneader, and granulated with a basket-type extrusion granulator.
[0033]
Step {circle around (3)}: After granulation, sizing and drying are carried out and sieved to obtain the agrochemical granular wettable powder of the present invention.
[0034]
EXAMPLES Next, although an Example demonstrates this invention concretely, this invention is not limited to these.
[0035]
In the examples, “parts” means all parts by weight.
[0036]
Example 1
Hammer together 50 parts of acephate bulk powder, 5 parts of low polymerized dextrin (degree of polymerization about 9-11) (trade name “Amicol No. 6H” from Nissho Chemical Co., Ltd.) and 45 parts of ammonium sulfate (manufactured by Ube Industries). Mix in a mill (Fuji Paudal Co., Ltd.) to obtain a powdery raw material composition. This powdery raw material composition is put into a double arm kneader (Fuji Powdal Co., Ltd.), 7 parts of water is added and kneaded well, and then into a 1 mm basket type extrusion granulator (manufactured by Nippon Pharmaceutical Co., Ltd.). Then, granulation, sizing and drying were carried out to obtain an agrochemical granular wettable powder.
[0037]
Example 2
50 parts of acephate bulk powder, 10 parts of low polymerized dextrin (degree of polymerization of about 5-6) (trade name “Amicol No. 1” from Nissho Chemical Co., Ltd.), polyoxyethylene (POE) nonylphenyl ether (Nippon Emulsifier Co., Ltd.) 0.2 parts of a surfactant manufactured by the company, and 0.01 parts of Edible Blue No. 1 in water, and 39.79 parts of ammonium sulfate were mixed together with a hammer mill to form a powder. A raw material composition is obtained. This powdery raw material composition is put into a double-arm kneader, 7 parts of water is added and well kneaded, and after granulation and sizing with a 1 mm basket type extrusion granulator (manufactured by Nippon Pharmaceutical Co., Ltd.) It was dried to obtain an agrochemical granular wettable powder.
[0038]
Example 3
Prepared according to Example 2, but prepared according to Example 2 except that the low-polymerized dextrin was changed to a polymerization degree of about 3-4 (trade name “Amicol No. 3L” manufactured by Nissho Chemical Industry Co., Ltd.). Thus, an agrochemical granular wettable powder was obtained.
[0039]
Example 4
Prepared according to Example 1, but prepared according to Example 1 except that the low-polymerized dextrin was changed to a degree of polymerization of about 27 to 28 (trade name “Amicol No. 7H” manufactured by Nissho Chemical Industry Co., Ltd.). Thus, an agrochemical granular wettable powder was obtained.
[0040]
Comparative Example 1
Prepared according to Example 1 except that 5 parts of the low-polymerized dextrin of Example 1 was changed to 5 parts of carboxymethylcellulose (trade name “Serogen 6A” from Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.) to obtain an agrochemical granular wettable powder. It was.
[0041]
Comparative Example 2
Prepared according to Example 1 except that 5 parts of the low polymerized dextrin of Example 1 was changed to 5 parts of yellow dextrin (trade name “Akadama Dextrin No. 102” from Nissho Chemical Co., Ltd.). Got.
[0042]
Comparative Example 3
According to Example 1, except that 5 parts of the low polymerized dextrin of Example 1 was changed to 3 parts of polyvinyl alcohol (trade name “GOHSENOL GL-05S” of Nippon Synthetic Chemical Co., Ltd.) and 45 parts of ammonium sulfate was changed to 47 parts. A pesticide granular wettable powder was obtained.
[0043]
Comparative Example 4
It prepared according to Example 2 except having changed 10 parts of low polymerization dextrins of Example 2 into 10 parts of corn starch, and obtained the agrochemical granular wettable powder.
[0044]
Comparative Example 5
It prepared according to Example 2 except having changed 39.79 parts of ammonium sulfate of Example 2 to glucose, and obtained the agrochemical granular wettable powder.
[0045]
Comparative Example 6
An agrochemical granular wettable powder was obtained in the same manner as in Example 2 except that 39.79 parts of ammonium sulfate in Example 2 was changed to lactose.
[0046]
Comparative Example 7
An agrochemical granular wettable powder was obtained in the same manner as in Example 2 except that 39.79 parts of ammonium sulfate in Example 2 was changed to a granulated sugar product.
[0047]
Comparative Example 8
It was prepared according to Example 1 except that 45 parts of ammonium sulfate in Example 1 were changed to 44.8 parts of diatomaceous earth and 0.2 part of POE nonylphenyl ether to obtain an agrochemical granular wettable powder.
[0048]
Comparative Example 9
Except for changing 5 parts of low polymerized dextrin of Example 1 to 5 parts of pullulan (trade name “Trigluco A” of Hayashibara Co., Ltd.) and 45 parts of ammonium sulfate to 44.8 parts of diatomaceous earth and 0.2 part of POE nonylphenyl ether. Prepared according to Example 1 to obtain an agrochemical granular wettable powder.
[0049]
Comparative Example 10
5 parts of low-polymerized dextrin of Example 1 was added to 5 parts of gum arabic (trade name “Arabia gum HP” manufactured by Sanki Co., Ltd.), 45 parts of ammonium sulfate was added to 44.8 parts of clay for wettable powder, and 0. It prepared according to Example 1 except having changed into 2 parts, and obtained the agrochemical granular wettable powder.
[0050]
Comparative Example 11
Although preparation was attempted in accordance with Example 1 except that 45 parts of ammonium sulfate in Example 1 was changed to urea, after granulation, it could not be dried and an agrochemical granular wettable powder could not be obtained.
[0051]
Next, the usefulness of the granular wettable powder of the present invention will be shown by test examples.
[0052]
Test Example 1 ( Physical measurement of agrochemical granular wettable powder )
100 mg of each of the preparations prepared according to Examples 1 to 4 was placed in a 100 ml capacity graduated cylinder containing 100 ml of 3 ° hard water at 20 ° C., and the time for the preparation to submerge was defined as the hydration time. After the preparation settled on the bottom of the water, the cylinder was gently turned over, and the number of times the cylinder was overturned until the grains completely disintegrated was measured as the dissolution time.
[0053]
Then, the cylinder is left standing, and after 30 minutes, 60 minutes, and 120 minutes, the state of the diluted liquid of the agrochemical granular wettable powder is observed. Whether or not the sediment was resuspended was observed, and for those that were resuspended, the number of times the cylinder fell until redispersion was measured, and the redispersibility was evaluated.
[0054]
For comparison, 100 mg of each of the preparations prepared in Comparative Examples 1 to 11 was operated and measured in the same manner as in Examples 1 to 4.
[0055]
As a control, a commercially available acephate wettable powder as a control example was also measured in the same manner. However, since the dosage form was not granular, the dissolution time was not measured.
[0056]
The obtained results are shown in Table 1.
[0057]
[Table 1]

[0058]
【The invention's effect】
The agrochemical granular wettable powder of the present invention has the following advantages.
(1) There is no dust when the preparation is weighed or diluted with water, and safety and workability are greatly improved compared to wettable powder.
(2) The hydration time is greatly shortened compared to conventional wettable powders.
(3) Dissolution time is shortened compared with conventional granular wettable powder.
(4) There is little contamination to plants after spraying chemicals.
(5) Suspension stability of a chemical solution once prepared is high, and it can be uniformly sprayed without settling during spraying of the chemical solution.
{Circle around (6)} Conventional methods for producing agricultural chemical granules can be used as they are, and conventional techniques can also be used for chemical treatment methods.

Claims (1)

殺虫活性成分として、Ｏ，Ｓ−ジメチル−Ｎ−アセチルホスホロアミドチオエート、重合度が３０以下のデキストリンおよび硫酸アンモニウムを配合してなることを特徴とする、農薬粒状水和剤。An agrochemical granular wettable powder characterized by comprising, as an insecticidal active ingredient, O, S-dimethyl-N-acetylphosphoroamidothioate, a dextrin having a polymerization degree of 30 or less, and ammonium sulfate.